幕別町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月11日
幕別町生涯学習計画について
2014年3月11日、幕別町議会の一般質問で、芳滝仁議員が「幕別町生涯学習計画について」質問し、教育長 飯田晴義、生涯学習課長 澤部紀博、図書館長 長谷繁が答弁しました。
- 質問者
- 芳滝仁 議員
- 答弁者
- 教育長 飯田晴義、生涯学習課長 澤部紀博、図書館長 長谷繁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 芳滝仁
通告に従いまして、幕別町生涯学習計画について質問をさせていだきます。教育委員会は平成 21 年3月、「町民ニーズの変化や課題に対応した学習環境の整備と向上を目的」に平成 25 年度までの5年間を計画期間とする第4次幕別町生涯学習中期計画を策定いたしました。この計画は、学校教育と社会教育を統括した総合教育計画であり、我が町の教育の進むべき方向を明確にし、生涯学習社会の実現のための指針であるとあります。計画期間が5年であり、今年度で計画が終了いたします。現在、次期計画策定に向けて取り組まれているとお聞きしております。そこで、幾つかのご質問をさせていただきたいと思います。1、計画全体の目標に対する達成状況と、それをどう評価しているのか。2、個別計画(方策)の中で、次の点についてお伺いをいたします。(1)道徳教育において、「家庭・地域の道徳的教育力の積極活用」とありますが、具体的にはどのような取り組みが行われたのでしょうか。(2)高等学校教育において、「学校の教育力を地域への開放」とありますが、具体的にどのような取り組みが行われましたか。(3)少年教育において、「地域子ども会活動への援助」とありますが、地域子ども会の設置状況と活動内容、援助の内容についてお伺いいたします。(4)青年教育において、「青年のニーズに応えた学習機会の充実」とありますが、具体的にどのような取り組みが行われたでしょうか。(5)郷土文化において、地域文化財の保護・保存とありますが、過去にも「ふるさと館」と「蝦夷文化考古館」の整備について議論を交わさせていただいたことがありますが、その後の検討結果はお伺いしたいと思います。(6)図書館において、「北の本箱事業の継続と充実」とありますが、これまで寄せられた本の総数と保管状況、展示活用されている状況、本の所有権はどこにあるのかについてお伺いをいたします。3、総体的な教育を取り巻く環境として現計画では、「家庭や地域の教育力の低下」「個人が明確な目標を持つことができない」「意欲的に取り組みことが難しい」また、「個人主義の広がり」「地域や家庭のあり方」「学ぶ意欲の低下」など課題を指摘しています。この5年間で、どう社会・家庭等が変化し、新たな課題をどう捉え、新しい計画に反映させようとしているのか、お伺いをいたします。以上です。
答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)
芳滝議員のご質問にお答えいたします。「幕別町生涯学習計画について」であります。幕別町生涯学習計画は、「総合的な教育計画として、幕別町の教育として進むべき方向を明確にし、生涯学習社会の実現」のための指針となるものであります。現計画は平成 21 年3月に策定し、平成 25 年度をもって5年間の計画期間を終えますことから、現在、平成 26 年度からの5年間を期間とする「第5次幕別町生涯学習中期計画」の策定作業を進めているところであります。計画の策定に当たりましては、幕別町社会教育委員 15 名に策定審議会委員を委嘱し、計画(案)の策定について諮問をさせていただきました。審議会におきましては、町民アンケートや第4次計画の評価をもとに計画(案)を策定し、関係機関からの意見を求めた上で、最終的な計画(案)がまとめられ、近々答申がなされるものとお聞きいたしているところであります。ご質問の1点目、「計画全体の目標に対する達成状況と評価について」であります。第4次の計画は、基本構想と基本計画の2部構成になっており、基本計画においては、それぞれのライフステージに応じて、「方策」を定めております。目標に対する達成状況につきましては、先ほど申し上げました審議会の中で、第4次計画の評価がなされており、110 項目の方策に対して、未実施となった項目はありませんが、青年教育における「各種青年活動への支援」と「高校生の地域活動への援助」、成人教育における「男女共同参画社会に関する情報提供」、高齢者教育における「世代間交流事業の促進」につきましては、取り組みが十分とは言えない評価もありましたことから、現在策定中の計画において継続して取り組んでまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「個別計画の取り組みについて」であります。初めに、「家庭・地域の道徳的教育力の積極活用について」でありますが、道徳的価値観は、学校だけではなく、家庭・地域を含めた日常生活のさまざまな体験を通して養われるものであります。地域のご協力をいただく中で実施している事業といたしましては、一つ目には農協青年部による小学校での食育授業があります。食を通じて地域を理解するとともに、食文化を知り、自然の恵みや勤労の大切さなどを理解することにより、食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけることができたものと考えております。二つ目には、昭和 63 年から開校している「ふるさと館のジュニアスクール」であります。小学校5、6年生を対象に、町の自然や文化に触れる、歴史を学ぶ、あるいは宿泊研修を行うなどの活動をしておりますが、事業実施に当たっては、ふるさと館の事業委員の方にご協力をいただいており、事業を実施していく中で、集団活動としての規律指導もあわせて行っていただいているところであります。三つ目には、小学校高学年を対象に行っている「学び隊」であります。学び隊は、夏休みや冬休みに子供たちの居場所づくりとして、自主学習の支援や工場見学などを行っているものでありますが、実施に当たっては、元教員の方々のご協力をいただき、時間厳守や朝の挨拶、団体行動での協調性、けじめなどについても指導をいただいているところであります。次に、「高等学校の教育力の地域への開放について」でありますが、幕別高校におきましては、一般町民を対象にした古典や英文を読む「学校開放講座」の開催や、中学生の体験授業が行われております。江陵高校におきましては、生徒が講師となって、町内の小学校で書道体験授業を行ったり、学校開放をしてバドミントン部の部員が小学生の指導をしたり、さらには教員による中学生向けの介護に関する出前講座を行ったりしております。次に、「地域子ども会活動への援助について」でありますが、子ども会は、保護者や育成者による子供たちの健全育成を目的とする年齢の異なる子供たちの集合体とされております。本町では、「幕別町子ども会育成連絡協議会」が組織されており、幕別、札内、忠類の3支部において、それぞれ3歳から小学校6年生までを対象にさまざまな事業が行われております。具体的には、協議会本部の事業といたしましては、国際パークゴルフ大会への参加や百年記念ホールでの「子ども会まつり」の開催、十勝東部4町の交流会への参加などが実施されております。支部の事業といたしましては、幕別支部がリーダー研修会や地域の主要ポイントを徒歩で回り地域の理解を深める「大冒険 in まくべつ」の開催、札内支部では宿泊研修や「フットベースボール&ドッジボール大会」、リーダー研修の開催、忠類支部では、埼玉県上尾市との小学生交流や宿泊研修、クリスマスフェスタなどの事業が行われているところであります。これら子ども会への援助は、活動費に対する助成をしているほか、他の自治体の子ども会活動に関する情報提供や活動に関する相談や関係機関への事務手続等、必要に応じて行っているところであります。次に、「青年のニーズに応えた学習機会への充実について」でありますが、青年団活動につきましては、かつては幕別町青年団体連絡協議会や忠類村青年会が組織され、地域のイベントなどの中心的な役割を担っていただいておりましたが、会員数の減少により、これらの組織は消滅し、その後は町を網羅する活動組織はなくなっております。しかしながら、まちづくりや経済の活性化には将来を担う若い人材の存在が不可欠でありますことから、平成 24 年 11 月に商工会青年部や農協青年部に働きかけを行い、その結果、「異業種交流若者の集い」が設立されたところであります。今後におきましては、この集いと連携しながら学習機会の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、「地域文化財の保護・保存について」でありますが、幕別町ふるさと館は昭和 45 年 11 月に、当時ボーリング場として建設され、その後、町が取得し、昭和 54 年にふるさと館としてオープンしておりますが、既に築後 43 年が経過しております。一方、蝦夷文化考古館は、昭和 34 年 12 月に建設され、築後 54 年が経過しているところであります。これらの施設は、郷土の歴史や文化を理解する上で貴重な資料が保存されており、保存・伝承されることにより、将来の文化発展の基礎となるものであります。また、観光資源としての要素もありますことから、早い時期の整備が必要であると考えているところであります。これまでの検討結果につきましては、一昨年6月に開催された幕別町文化財審議委員会において、ふるさと館と蝦夷文化考古館に保存されている図書類や遺跡出土品の保存活用について議論をいただき、これらの施設の老朽化が進んでいる現状に鑑み、建てかえ等の早急の対応が必要とのことでありました。教育委員会といたしましては、文化財審議委員会の意見を踏まえ、この二つの施設を蝦夷文化考古館のある千住地区に複合施設として建設することができないかを、今現在、検討しているところであり、今後、関係者のご意見を伺いながら施設の基本構想の策定に着手してまいりたいと考えております。次に、「北の本箱事業の継続と充実について」でありますが、「北の本箱」は、平成9年に発行された週刊朝日別冊「現代日本における人生相談」に評論家や作家が本の置き場に悩んでいることが掲載され、町長名で幕別町がお引き受けをしますと手紙を出したことから始まったものであります。平成9年からこれまでに作家の森村誠一さん、資生堂名誉会長の福原義春さん、劇作家の平田オリザさん、同時通訳の草分け・國弘正雄さんを初め、18 名の方から3万 600 冊をお寄せいただき、その全てを幕別町図書館蔵書として登録、保管しております。それぞれの分野で著名な方々の蔵書でありますことから、お送りいただいた本の中には、図書館ではなかなかそろえ切れないものも多く、蔵書構成に厚みと広がりを持つことができたところであります。全体の約 30%に当たる 8,500 冊につきましては、現在、本館と札内分館において開架図書として閲覧や貸し出しに供しており、残る2万 2,100 冊は閉架書庫において保管しておりますが、閲覧や貸し出しに常時お応えしておりますほか、開架分と随時入れかえることで、より多くの利用を図るよう努めているところであります。なお、本の所有権につきましては、幕別町にあります。ご質問の3点目、「新たな課題を新計画に反映させることについて」であります。初めに、計画策定に当たって行った町民アンケートの結果についてご説明をさせていただきます。アンケートは「9歳から 17 歳」と「18 歳以上」の2階層に分け、5年前との比較をするため前回とほぼ同様の内容で行っております。調査結果といたしましては、9歳から 17 歳までは、テレビやビデオを見る時間が減った反面、インターネットに触れる時間がふえ、自由時間の過ごし方としては、友達と遊ぶ時間が減り、家の中での生活時間がふえております。生涯学習に関する意見といたしましては、仕事や職業に関することを学びたいと思っている生徒が多く、学校や家庭で困っていることとしては、「勉強が難しい」「学校設備を改善してほしい」「友達と仲よくできない」といった回答が寄せられております。また、やってみたいボランティア活動としては、ごみ拾いなど清掃に関する活動が半数を占め、ほかには高齢者との交流や介護活動、募金活動などをしたいとの回答があったところであります。18 歳以上につきましては、自由時間に読書やスポーツをするのではなく、のんびり休養したいと考えている人がふえており、自由時間に生涯学習に取り組むとした場合の「妨げ」になっていることとしては、「時間がとれない」「経費がかかる」といったことのほか、回答者の4割近くの方が「活動に踏み切るきっかけがない」との回答があったところであります。生涯学習に関する意見といたしましては、ガーデニングや野菜、漬物のつくり方などの日常生活に役立つ講座や健康、スポーツ、子育てに関する講座などを希望されている方が多く、ふだん困っていることとしては、「子供の教育費や通学費の負担」「家族の介護や近所づき合いがない」ことなどの回答が寄せられております。また、やってみたいボランティア活動としては、ごみ拾いなどの清掃に関することや子育て支援に関することが多く、ほかにはパソコン講座や通訳などをやってみたいと思っている方もおりました。いずれにいたしましても、このたび行ったアンケートは、町民の生涯学習に関するニーズであり、今後の講座の開設に反映させていくことはもちろんですが、生涯学習に取り組むきっかけがない、情報提供が不足しているといった点についても、今後取り組んでまいりたいと考えているところであります。ご質問のありました課題についてでありますが、「家庭や地域の教育力の低下」や「個人が意欲的に取り組むことの難しさ」「個人主義の広がり」など、5年前と比べて、これらの課題が変化したかどうかにつきましては、その課題が解決したという状況にはなく、むしろ学校におけるいじめや不登校の問題、青少年による凶悪な犯罪の続発、家庭における児童虐待などのさまざまな問題がこれまでの課題に加えて大きな問題になってきている状況にあります。これらの課題は、それぞれが別の課題として存在するのではなく、世の中が便利な社会になり、人とのつながりがなくても自分で生きていけるといった時代背景はあるものの、平成 20 年の中央教育審議会答申において、「家庭や地域の教育力の低下」については、学校、家庭、地域が連携するための仕組みづくりが必要であると指摘されておりますように、人と人との「つながり」が、これらの課題解決に当たって最も重要なことではないかと思うところであります。幕別町教育委員会では、平成 17 年から毎月 19 日を「まくべつ教育の日」とし、家庭、地域、学校の三者で教育に対する町民意識を高め、教育の充実と発展を目指しているところでありますが、今後におきましては、先ほど答弁させていただきました農協青年部による食育事業やふるさと館のジュニアスクール、夏休み・冬休み学び隊の開催のほか、高等学校における学校職員による町民向けの講座開催、生徒による小学生を対象にした書道体験授業やバドミントンの指導などの地域の教育力の活用を継続してまいります。また、「コミュニティづくり」につながる事業として、町全体でスポーツを行った住民の参加率を競う「チャレンジデー」の開催や若い世代を含め、幅広い世代が参加できるようなパークゴルフの家族大会を開催するなどのほか、生涯学習講座や異業種交流などを通じて、人と人との「つながり」に発展するような事業を展開してまいりたいと考えております。以上で、芳滝議員のご質問への答弁とさせていただきます。
質問 11番 芳滝仁
生涯学習計画、これは答弁にありましたように総合的な教育計画として、幕別町の教育として進むべき方向性を明確にし、生涯学習社会の実現のための指針となるものでありますということで、その中身は学校教育、そして社会教育という形で立てられてあります。その大枠としましては、基本構想と基本計画、その基本計画の中に年齢に応じた形での取り組み、方策というというのが示されてあったところであります。ちょうど5年終了するところで、新たな計画をされていらっしゃるというこの機会に、これまでの5年間の総括、検証と今後に向けた生涯学習の計画につきまして、ご利用させていただければと思い、今、質問をさせていただいたところであります。2番目の個別の分につきましては、計画にありますところの方策でありまして、多分難しかったのだろうなと思うところを書かせていただいて、今後のいわゆる計画の組み立てにどういうふうな形がいいのかということも含めて議論をさせていただきたいと思いまして、110 あったのでありますけれども、そのところで読ませていただきまして質問させていただいたところであります。初めの第1問のところのいわゆる総括であります。どのような目標に対する達成状況と、それをどう評価しているのか、一応総括的なことの質問をさせていただいたことでありました。ご答弁は、私は、もう少し長くご答弁があるのかなと思って期待をしておったのでありますが、概要をかいつまんで答弁をされたのであろうなと思うのでありますが、一応 110 項目の方策に対しまして未実施となった項目はなかったということで、それぞれ何かの形で取り組んでいらっしゃるのだろうということだと思います。あと、難しかったところ、課題として残っておるところにつきましては、青年教育における活動への支援だとか高校生の地域活動だとか男女共同参画社会に対する情報の提供だとか、ご答弁いただいた世代間の交流促進というふうなことが課題として残っているということでありました。大まかに現計画、次の計画もそうだと思うのでありますが、基本構想と基本計画というふうな形で組み立てられていかれると思うのでありますが、中身につきまして、少しだけ概要をお聞きしておきたいと思います。まず、基本構想のところでありますけれども、やっぱり最初で、教育の基本と申しますのは、生命と人権の尊重ということだと、これが先ほど前川議員の質問にもありましたが、地域づくりは人づくりだと。人をつくっていくのだというところの基本には、生命と人権の尊重ということが一番求められて、一番大切なところだろうというところで、最初のほうに示されてあるのだろうと、こう思うところでありました。「家庭や学校で、善悪を判断する力や自らを律する心、個性を認め合い、他人を思いやる心を育てる教育を進めるとともに、家庭・学校・地域社会が一体となった取り組みが必要です」ということで、私は個性を認め合い、他人を思いやる心を育てる教育、いわゆる生命と人権の尊重ということが、教育の根底になければならないということを踏まえさせていただいているところでありますが、そのところで幕別町におきましては、「幕別町子どもの権利に関する条例」というのが平成 22 年7月1日から施行されています。私は、これは幕別町としましても、非常に立派なものであって、中身は余り子供が読みましてもわかりにくい大人の言葉で、まだまだ改良していかなければならないとは思うのでありますけれども、いわゆる保護者がどうすべきだとか、地域住民がどうあるべきだとかというふうな施設のことや町としてどう取り組むのだろうかというふうなことが、子供の生命、そして人権を尊重していくというところで、非常に地域を巻き込んだ、社会を巻き込んだ形でこれが利用されていけば、私は大切な一つの方向になるのではないかというふうに思っておったところでありまして、学校におきましても、多少このことにつきましては利用されていらっしゃると聞いておりましたけれども、その辺のいわゆる基本的なところの取り組みについて感想がありましたら、お答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)
おっしゃられております生命と人権の尊重、これは非常に大切なことでありまして、これがイコール道徳的価値観なのかなというふうに私も認識をいたしておりまして、これはもう教科を学ぶよりも、人として、まず一番初めに身につけなければならないものだというふうな認識を持っております。このことは、学校教育だけでは無理な話でありまして、まず家庭教育でしっかりしつけをしていただく。学校の道徳時間を含めた各教科の中でそういった価値観を見つけていただく。さらには、生涯学習でということ。それと、地域も一緒になってそういった協力をしていくということが大事でありまして、今言ったことは、完璧とは言えないまでも、おおむねそれぞれの分野において、それぞれの地域においてやられているのかなという感想を持っているところであります。
質問 11番 芳滝仁
学校の中でもわかりやすい言葉で利用をしていただいて、また特に PTA ですよね。保護者の方にはこういう条例があって、こういう取り組みができるのだと、していくのだというふうな形で教育委員会としても啓蒙を、今後、次の計画ではそういうふうなことも念頭に入れながら進めていただければなと思うことであります。基本計画の中では、学校教育と社会教育、これ学校教育につきましては、随分と力を入れられていらっしゃる。子供サポーターの設置だとか、学校教育推進委員の設置だとかの形で、本当にきめ細やかな形で進めていらっしゃることが評価をさせていただくところであります。また、社会教育のほうでは、百年記念館における講座が物すごくふえた。これは、それこそ指定管理になった効果なのか、取り組みを強化されたのか、大変町民に喜ばれる評価をされているのでありますが、その辺のところでいわゆる学校教育、社会教育のところで5年間、主に力を入れられた、思いを持ってされた、そういうことがありましたら、感想でいいですからお話しいただければなと思うことであります。
答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)
非常に難しい質問ばかりで答弁に窮するわけでありますけれども、今、芳滝議員おっしゃっていただいたように、大分この5年間というのは、かなり学校教育の面では力を入れさせていただいたなという思いを持っております。今、例に挙げていただきました特別支援教育支援の拡充、最もこれは対象者がふえているということもありますけれども、それにどれだけきめ細かく応えていけるかという、そういう観点のもとで数的には本当に管内でトップクラスの支援員を配置させていただいておりますし、あるいは不登校対策なんかについても、まっくで3人のサポーターの先生方によって、これも本当にきめ細かな対応をさせていただいているなというふうに思っております。それと、今、百年記念ホールのお話も出ましたけれども、これも指定管理2年目ということになりますけれども、前回の指定管理の際には、かなりやっぱり開催できる講座がどういう講座があるのか、どういう町民のニーズに応えた講座が開講できるのかといった観点も見させていただいた上で、指定管理も決めさせていただいているという経過があります。そういう意味で、学校教育に力を入れつつも、全体の教育のバランスというものも考えてきたのではなかろうかというような思いをしているところであります。
質問 11番 芳滝仁
次の計画を立てられる中で、私は自分の思いでありますけれども、学校教育については、引き続き本当に高く評価をしたいと思うのでありますが、社会教育につきまして、やはりもう少し具体的な形で事業を計画されながら、事業がないとうまくいかないものでありますから、事業をされながら、ひとつ力を入れていただきたいなというふうな思いがあることであります。参考にしていただければなと思います。2の個別のところに入らせていただきますが、難しかっただろうなというふうなところを挙げさせていただいておりました。特に道徳教育、今、ご答弁ありましたように、学校だけでは無理でありまして、地域、保護者、全てかかって確認をしていかなければならないところでありますが、学校における道徳教育は、人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を具体的に私生活の中に生かし、個性豊かな文化の創造と民主的な国家及び社会の発展に努め、進んで国際社会に貢献できる主体性のある日本人を育成するために、その基盤としての道徳性を養うことを目標としていると、これが道徳教育に関する幕別町の計画の中の指針として述べられてあります文章であります。人間の尊重の精神と生命に対する畏敬の念を具体的に生活の中に生かし、個性豊かな文化の創造と民主的な国家及び社会の発展に努めと、非常に道徳教育につきまして明確な方向を出されているわけであります。そのところを踏まえながら、いわゆる地域力のところで、ご答弁にありましたさまざまな形で取り組んでいらっしゃることでありますが、学習指導要領を見ましたときに、例えば小学校低学年ではしつけなどの基本的な生活習慣、中学年では日常の社会規範を守る態度、高学年では道徳を守り、公共に尽くそうとする態度、中学校においては、人間としての生き方の自覚などに留意して重点化を図るなど、総合的教育的な指導が行われるような改善を図ると。年齢に応じて、道徳教育の一つの形ということが指導要領の中に示されてあるところであります。当てはまるところもあるわけでありますが、今後の計画の中で、こういう基本的な形のところをとられながら進めていただく授業というものを、広く地域との協力を得ながら進めていく必要があろうかと思うのでありますが、ここに書かれておるほかに、何かこれからしていかないとならないだろうというふうなものがありましたら、お答えいただきたいなと思います。
答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)
道徳教育につきましては、道徳の時間そのものは、もう年間 35 時間程度しかないと極めて少ないわけでありまして、これは道徳の時間だけで道徳的な価値観が身につくわけではありません。これは、先ほど申し上げましたように家庭でもありますし、学校のその他の教科の中でも常に道徳的価値観を身につけさせることを意識しながら指導をやっていくことが大切だというふうに思います。それで、国のほうで、新しい「こころのノート」というのを今これ発刊しましたので、これらも主に活用しながら、道徳的価値観の醸成というものに努めてまいりたいというふうに思います。
質問 11番 芳滝仁
基本的な考え方を踏まえながら、年齢に合った形でいろんな副読本ということも要領に出されておりますので、利用されながら進めていただきたいなと思うことであります。高等学校の教育力の地域への開放ということで、これは結構取り組まれていらっしゃるのだろうと評価をさせていただいております。総務文教委員会で、幕別高校、江陵高校をお伺いいたしまして、その辺のことにつきましてもお話を聞かせていただいた機会がございました。結構、江陵高校のほうでは、いろんな形でボランティアを含め活動をしていらっしゃることが、そのことがいわゆる高校、または高校生自体の大変評価につながっているということがあろうかと思います。そういう意味で、地域で協力をされるということが非常に大切なことなのだろうと思うことであります。幕別高校も頑張っていらっしゃるのですけれども、幕別高校もやはりことしは大分人数がふえまして、定員近くになっているのでありますが、ぜひそういうことも力を入れていただくような形で、いわゆる次の計画の中でひとつ話題としていただければなと思うことでありますが、今後につきまして少しお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)
今お話ありましたように、二つの高校においては、それぞれ独自に地域貢献といいますか、地域に積極的に入っていって貢献活動をしているところであります。これは、本当に頭の下がるぐらい本当に一生懸命やっているなという印象を持っておりまして、今後はそういう意欲というのは、どんどんあるのだと思います。ですから、どういう場でそういう貢献活動というものを発揮できるのかというところの情報提供をして、さらに一生懸命やっていただくような情報提供をしたいなというふうに思っております。
質問 11番 芳滝仁
やっぱりボランティアという世代間交流を含めて力を入れていただくような方向で頑張っていただければ、非常に高校もそうだし、子供たちの評価も上がるのだろうと思うことであります。少年教育で、地域子ども会への活動の援助についてお伺いをいたしました。ご答弁にありましたように、連絡協議会でありますか、幕別町子ども会育成連絡協議会ですね、組織されておって、それを通して私もフットベースボールだ、ドッジボール大会だとかと札内でよく若いお母さん方が子供さんを連れてまいりまして、その行っていらっしゃる姿を拝見させていただいております。ひとつ少年のことについて、生涯学習の範疇に入るのか入らないのかと思うのでありますが、公区の中での子ども会というのが、私どもの公区の中にもありまして、これはコミュニティの世界なのですけれども、非常にだんだんとそういう公区における子ども会の活動がなくなってきているのですね。その辺は、生涯学習と申しますのは、教育委員会が主でありますけれども、町長部局もかかわる広い話だと思うのですね。それは全部にかかわってくるのだと思うのでありますが、その辺のことに対する方策。教育委員会でやるのか、町長部局でやるのか、それは後で申し上げますけれども、ネットワーク化をしていただいて進めていかなければならない世界があると思うのでありますが、私どもの公区でも盆踊りもやっておりますし、子ども会、ちょうど札内神社がありましたから子供のみこしもずっとやっておりましたが、みこしもなくなりました。あと、子供盆踊りをやっているのですけれども、ずっと教えていました子供太鼓もなくなりました。そういうことがありまして、やっぱりコミュニティの中で公区における私的な子ども会活動というのを育成していく必要があるのだろうと。それが本当に地域の力になっていくのだろうと思うのでありますが、その辺の公区における活動が、どのような状況にあるのかにつきまして、踏まえていらっしゃる方がいらっしゃったら、お願いしたいと思します。
答弁 生涯学習課長 澤部紀博(生涯学習課長は2014年6月まで)
公区の中にはお話のように子ども会があります。公区の中の全てに子ども会があるという状況にはなく、これは子供さんが少なければ子ども会活動が行われていないというところが多いわけですけれども、以前に確認したところでは、公区の中に 65 ほどの子ども会があるということを確認いたしております。どうしてもやっぱり郡部になりますと子供が少ないということで、市街地はあるのですが、郡部になってくると子ども会がないという状況が見られます。それからあと、一つの公区では人数が少ないので、二つ、三つの公区で合わせて子ども会を運営しているというふうな状況もございます。活動している内容といたしましては、先ほどありました盆踊りだとかもありますけれども、ごみ拾いだとか資源回収だとか、あとは昔からよくあるのはラジオ体操、このようなことをやっておりまして、特殊といいますか、余り数は少ないのですけれども、老人会との交流をやっていたり、子供農園をやっていたり、あとは子供相撲なんていうのもやっているところがございます。以上でございます。
質問 11番 芳滝仁
結構たくさん子ども会があって、一生懸命活動していらっしゃる。個人的でありますが、私のところでお泊まり会をしたりというふうなこともありました。朝の夏休みの体操、これも指導してずっと続けておったことがありました。こういうふうなことも、それぞれで公区で頑張っている子ども会の活動につきまして、掘り起こして何かそれを援助していくというふうなそういうことが今後必要になってくるのではないかと、それがやっぱり地域というものを、地域力をつくり上げていく大きなものになっていくのではないかと。桂町3公区が新しく公区になりまして若い世代がいました。新年会に行きましたら、物すごく子供たちが集まって、餅つき大会をして集まっていたことがありました。やはり地域が、大人が、親たちが一緒に物事をコミュニティの中で何かをしていくということで子供が集まってくると。そのところで子ども会が育っていくというふうなことが基本的な形なのだろうと思うのでありますが、そのところにやはり地域の人方の子ども会に向けての思いだとか、そういうことについて町として何かの形で情報提供もしたり、補助をしていったりというそういうことが大事だと思うのでありますが、どうでしょう。
答弁 教育長 飯田晴義(教育長は2014年12月まで)
おっしゃるとおり私たちが子供のころというのは、外で泥だらけになりながらパッチをしたりビー玉をしたり、あるいはソフトボールをしたりということで、その中でコミュニケーション能力も養い、あるいはけんかをしながら人の痛みを知りといったことで、非常にそのことで道徳心であったり体力が増進につながっていったわけでありますけれども、最近を見ますと非常にこれ寂しいことに、学校から帰って家の中でテレビゲームをやっていたりということで、余り外で遊ぶ機会がなかなかない。それがために人の痛みもわからない、コミュニケーション、どうやって接したらいいかわからないというようなそういうような状況にもなっているところでありまして、今おっしゃられたことは、非常にやっぱり子供たちがしっかり子供たち横の連絡をとりながら遊んでいくというか、何か一つのことに打ち込んでいくということは、非常に大切だというふうに思っておりますので、その辺はなかなか切り札というものはないかとは思いますけども、子ども会の役員さんを初め、いろんな方のご意見を聞きながら、子供たちがしっかり元気に遊べるというか、連携をしながら一つのことに取り組んでいけるという、そんな形になれるように努めてまいりたいとは思っております。
質問 11番 芳滝仁
今、子ども会活動で注目していますのは、防災体験なのですね。1泊で、電気が来ない、水が来ないだとかという形で泊まり込んで防災の体験をすると。そのときに何が必要なのかと、ラジオってこんな役に立ったのかというふうなことだとか、常に何を備えておかないとならないのかというふうな形のものが非常に震災以降、子ども会の活動の中に取り込まれて、全国的に今ふえてきておる状況があることであります。そういうことも一つの切り口と申しますか、一つの大きな材料になるのではないのかと思いますので、その辺のことも特に PTA の方々とも協議していただきながら何かの形で子供たちが集まってコミュニティをつくれるような形に育っていただきたい形で、ぜひお願いしたいと思うことであります。青年教育につきましては、画期的な異業種の交流がありまして、以前も質問の中で、どんどん町として協力をしていただきたいということが申し上げたことであります。これは、もう本当に大事にきちんとなることでありますが、商工会の方も農業青年部も大変忙しい方々ばかりでありまして、大変難しいのだろうと思いますけれども、そこにはやはり町からのいわゆるサポートというのが必要になってくるのだろうと思います。そういうことで取り組まれるということでありますから、その方向で頑張っていただきたいなと思うのでありますが、答弁の最後に家族のパークゴルフだとかとありましたけれども、いろんな若者の例えば朝野球の会だとか卓球だとかバレーだとか、さまざまな形で若い方々が活動していらっしゃるそういうスポーツの団体と申しますか、サークルと申しますか、結構あります。そういうところを何とか交流できるような方策がないのか。私のところにも野球チームが一つあるのでありますが、そのところで、これは幕別町出身の若い方々ばかりなのですけれども、やはりその中で何回か結婚式に招かれて、そして幕別で暮らしていらっしゃるというふうなことがあります。いわゆるいろんな若い方々が町の中で、それがあるために集まっているのですね。それがなかったら集まることができないのですね。そういう会のいわゆる連絡協議会のような形で、例えばパークゴルフ大会をやってみるだとかというふうな形で、若い方々の集いというものを持っていく方向性というのが私は今の時代、そういうことも考えていかないとならないのだろうというふうに思うことであります。郷土文化におけることにつきまして、ふるさと館と蝦夷文化考古館を千住のところに施設を新しくして複合施設という形で一応計画があると。いろんな方々のご意見で、その場所がいいのだろうということで、一応その方向になっておるのだろうと思うのでありますが、大分昔になりますけれども、百年記念館のところに持ってきたらどうかというふうな話がありました。今、それはふるさと館と蝦夷文化考古館とまた違うのでありますが、万城目正のこれはもう今、本当に力を入れていらっしゃる方々が大勢いらしゃいまして、今、百年記念館に展示されていますけれども、そういうようなことも含めて、やっぱり人が集まるところ、わかりやすいところに駐車場も必要でありますから場所的に考えていく必要がないのかどうか。千住のところが悪いとは言わないのでありますけれども、ある程度複合施設ということで考えているのだというところまで進まれたものですから、今後その辺も慎重に議論をしていっていただきたいと思いますし、方向性としては、できるだけ早く進めていっていただきたいなと思うことであります。図書館のことにつきましては、北の本箱の事業につきましては、大変幕別町独特の、これはもう本当に町長さんがおっしゃっていただいて、そしてたくさんの本が届けられたという高く評価をさせていただくところであります。余りそのことを町民の方もご存じないのかと、その辺の情報提供につきましては、まだまだ私はきちっとここにありました森村誠一さんとか資生堂の会長さんだとかというふうな非常にすばらしい方々が寄贈されているということにつきましても、どんどんやっぱり宣伝をしていただいて、どんな本があるのかということも含めてやるにつきまして、この間、報道がありましたカメレオンコード活用新システム、これは見てびっくりしまして、なかなか一つの図書館でできる事業としては、恵庭の図書館なんかは視察に行かせていただきましたが、すばらしい、これはもう日本でも恐らく、各学校に司書を置いているわけですから、そのぐらいの力を入れていらっしゃるのでありますが、図書館としては、非常に画期的な取り組みだなと評価をするのでありますが、余り内容が具体的に難しくてよくわからないのと、北の本箱のほうの事業なんかが、これをきちっと活用できるような形になるのかどうか、ひとつその辺をお伺いしたいと思います。
答弁 図書館長 長谷繁(図書館長は2014年3月まで)
北の本箱なのですが、よその図書館の方と会うと、必ずうらやましがられます。どうしてそれだけのコレクションが持てたのか、それは先ほどの答弁でお答えしたとおりです。それともう一つ、よそからうらやましがられることはもう一つあります。人と予算が、この時代に減ってこなかった、減っていないということです。社会教育、そして図書館も幕別町の中では、決しておろそかにされてこなかったということを、よそからもそういった目で見られていると思います。先ほどのカメレオンコードを含めまして、4月からの新システムなのです。そこで、現在は北の本箱、幕別から札内分館と置いているのですが、置き方が寄贈者別、それと十進分類別、コード順に分かれています。今度の新システム、特にカメレオンコードの効果なのですが、十進分類にとらわれない本棚編集、本の並べ方というのができるようになります。それで、私ども働いている者の管理が混乱しないということです。自在性が出てくるということです。そこで、北の本箱も含めて、もともと図書館が持っている本、これから新たに入れる本、そういったものを含めて、本と本のつながりを大事にして、利用される皆さんの興味とか好みに呼応していくようなそういう本棚につくり変えていこうという計画を持っています。北の本箱に本をお寄せいただいた方皆さんそうなのですが、やはり大事にされてきた本をいただいているわけです。きっと皆さん、ご自身が寄贈された本の行く末というのはとても気にされていると思います。今まで、私ども大事にしてきました。それをさらに生かすということで考えていきたいと思っております。
質問 11番 芳滝仁
時間がなくなってきましたので、最後の今後に向けてでありますが、生涯学習推進体制の整備、今はまだ策定委員会ですけれども、生涯学習推進委員会の設置というようなことがされているところがあります。恐らく横断的にそういう委員会の設置がされているところがあります。そういうことも情報として申し上げておきたいなと思います。あと、いわゆる文化講座、数をお伺いしたかったのですけれども、時間がないですので置きますけれども、そういういわゆるネットワーク化と情報の提供、これがやっぱり足らないのだろうと。その辺のところの、いろんなところでダブっているところもあろうかと思うのです。それで、きちっとそういう講座につきまして、活動につきまして、ネットワーク化をして情報をきちっと提供していくと。あと、それにつきまして、いわゆる学習施設のネットワーク化をしていくと、そういうことも私は今後必要なのだろうと。だから、そういう推進委員会だとか情報の提供、ネットワークづくり、施設のネットワークづくり、地域のネットワークづくり、最後に人と人のつながりで締めていらっしゃいますので、そのとおりそういう形で具体的な方法をもってやっていただければなと思うことであります。子供が松本におりましたときに行きましたら、向こうからおはやしが聞こえてくる、向こうから太鼓が聞こえてくる、向こうから合唱が聞こえてくる。歩きましたら、いろんな形で地域の方々がいろんな文化に取り組んでいらっしゃるのが、もう歩くところで肌身に感じたのですね、非常にいいなと。私は、そういういわゆる幕別町の文化が香る幕別町に向けて、次の計画を取り組んでいただきたいなということを申し上げまして、終わらせていただきます。