幕別町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日
あらゆる手だてをとることについて
2013年3月13日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「あらゆる手だてをとることについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 増田武夫
通告に従いまして、質問いたします。まず最初に、町民と情報を共有して運動を発展させ、政府にTPP交渉参加を断念させるまで、あらゆる手だてをとることについてであります。3月1日、十勝町村会、そして岡田町長などが中心となって、管内の行政、農業、経済界、消費者団体など、8団体で「TPP問題を考える十勝管内関係団体連絡会」が設立されました。3月10日には、TPP反対運動の画期となるような4,300人規模の反対集会が悪天候の中、開かれました。昨年12月に誕生した安倍総理は、米オバマ大統領と会談し、TPPについての共同声明を発表しました。直後の記者会見で阿部首相は、「会談で聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」として、「なるべく早い段階で決断したい」と、TPP交渉参加に踏み出す考えを明確にしました。しかし、声明では「全ての物品が交渉の対象となる」とし、「『TPPのアウトライン』において示された包括的で高い水準の協定を達成していくことになることを確認する」としています。この「アウトライン」とは、TPP参加国が2011年11月に合意した「関税並びに物品サービスの貿易及び投資に対するその他の障壁を撤廃する」、すなわち関税と非関税障壁の撤廃が原則であることを明記したものであります。「アウトラインの達成を確認する」と合意しながら、「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」などというのは、我々国民を欺くものと言わざるを得ません。これまでも議論してまいりましたように、TPPはたとえ関税撤廃に一部の例外を設けることができたとしても参加していけるようなものではなく、農業はもとより医療、食の安全、金融を初め、広範な分野で地域経済と国民生活に深刻な打撃を与え、この国の形を変えてしまうものであることを私たちは共通認識としてまいりました。しかしながら、世論調査などによりますと、道内ではようやく半数まで上がってきたとはいえ、全国的には必ずしもTPP参加に反対する声が多数になったとは言えない状況にあることも現実であります。まだまだTPPの本質が、国民の中に情報提供されていないためと言えるのではないでしょうか。安倍政権が15日にも交渉参加を表明しようとしている状況にある中で、全十勝を結集した連絡会議が結成されたのを契機に、私たちは町民全体と情報を共有して世論を喚起、安倍政権がTPPに参加することを断念するまで運動を強めなければなりません。町長は、その先頭に立って、あらゆる手だてを尽くしてほしいと思いますが、改めてその所信、決意をお伺いいたします。次に、水道料金の引き下げについてであります。申すまでもなく、水は生存していく上で、最も重要なライフラインであります。水道法では、その目的に「清浄にして豊富低廉な水の供給を図り、もって公衆衛生の向上と生活環境の改善とに寄与することを目的とする」とあり、地方公営企業法第3条では、「常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならない」とあります。本町の水道料金は、平成20年7月に平均14.51%の引き上げを行い、現在一番使用世帯の多い月に10トン前後の使用では、十勝で最も高い料金となっています。料金引き上げのときに設けられた低所得者に対する旧料金に据え置く措置も3年間で終了しました。長引くデフレ不況のもとで町民の収入は年々厳しさを増しており、現在では所得100万円以下の世帯は、約半数となっています。一方、水道事業会計は、料金引き上げ時の将来予測よりも大幅な改善が見られ、累積欠損金が大幅に改善されているほか、現金預金も4年間で2.4倍の9億1,490万円となっています。さらに、十勝中部広域水道企業団は、この間、従量料金等の引き下げを行いましたが、引き続き料金の引き下げを計画していると聞いているところであります。以上のことから、次の点について伺います。①過去5年間の滞納件数、滞納額、給水停止勧告件数、給水停止件数。②人道的見地からも、給水停止措置はすべきではないと考えるが、どうか。③水道企業団の料金引き下げの計画は、具体化されたのかどうか。④水道料金の負担に耐えられない状況の町民がたくさんおられます。引き下げて、安心して生活できるようにすることが自治体の使命と思いますが、いかがでしょうか。以上であります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。初めに、「TPP交渉参加を断念させるまで、あらゆる手だてを」についてであります。ご質問にありますように、先日、十勝町村会が中心となって『TPPから「地域」「経済」「生活」を守る十勝大会』が開催され、参加各団体から「交渉参加反対」の強い意思表明があったところであります。十勝大会に先立つ2月27日には、北海道ほか道内18団体で構成する「北海道農業・農村確立連絡会議」が林農林水産大臣などに対し、1点目に「国際貿易交渉に当たっては、『多様な農業の共存』を基本理念として、日本提案の実現を目指すというこれまでの基本理念を堅持し、食の安全・安定供給、食料自給率の向上、国内農業・農村の振興などを損なわないようにすること」、2点目に「TPP協定を含め包括的経済連携においては、米や小麦、でん粉、砂糖、牛肉、乳製品等の重要品目を関税撤廃の対象から除外すること」、3点目に「TPP協定について、国民に対する十分な情報提供を行うとともに、地方の農業者、商工業者、消費者など国民各層の意見をしっかり聞いた上で、国民的議論を行うこと」、4点目に「道民合意がないまま、TPP協定の参加を決して行わないこと」を緊急要請いたしました。また、3月4日には、JA北海道中央会が中心となって構成する「TPP問題を考える道民会議」が緊急記者会見を開き、構成団体の道経済連合会長や北海道医師会会長などの10代表が交渉参加反対、情報の開示を訴えたところであります。茂木経済産業大臣は、1月12日のテレビ出演の中で「政府として統一的なTPPの試算をつくっていく」と発言したところでありますが、いまだにその試算が公表されず、国民的議論が行われないまま安倍首相がいつ交渉参加を表明するのかがマスコミ等の関心事になっておりますことは、まことに遺憾であり、憂慮しているところであります。安倍首相は、日米首脳会談後の記者会見で、「政府の専決事項として、交渉参加の判断を一任してもらう」と発言しており、その後、自民党役員会で一任を取りつけ、情報分析と対忚策を検討する「TPP対策委員会」を設置し、TPPに関する6項目の公約について、意見の取りまとめをした上で、最終的に判断する見込みとの報道もありますが、いずれにいたしましても、農業だけではなく、雇用を含めた全ての産業や国民生活に重大な影響を及ぼし、この国の形を変えるほどの問題であり、今後の方向性が決められる重要な時期であることは十分認識をいたしておりますので、町民の皆さんの代表として、引き続きオール十勝、全道の反対運動に、より積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、「水道料金の引き下げについて」であります。水道法や地方公営企業法に基づき、自治体が運営している水道事業は、住民生活に密接に関連し、その生活や健康を守るためには欠かすことのできないものであり、将来にわたり高い安全性と安心・安定した供給サービスを行うとともに、公共の福祉の増進に寄与するためには、経営環境の変化に適切に対忚していかなければならないものと認識をいたしているところであります。ご質問にありますように、累積欠損金につきましては、平成21年度には10億1,153万円でピークとなり、その後、減尐が続き、平成23年度には8億4,347万円となったところであります。改善できた要因といたしましては、料金の引き上げの効果、平成23年度からの十勝中部広域水道企業団からの受水費の引き下げなどがありますが、高料金対策補助金の充当が大きな要因となっており、今後の高料金対策補助金の動向に注意を払う必要があるものと考えております。また、今後は、「ライフライン機能強化事業」として耐震性貯水槽の整備、老朽管対策として管路耐震化推進事業、あるいは水道事業の使命である無水地帯解消事業にも取り組んでいく必要があるものと考えているところであります。ご質問の1点目、「過去5年間の滞納件数等について」であります。初めに、平成19年度の件数から申し上げます。滞納件数は停止予告時点で351件、滞納額は994万円、給水停止勧告件数は停止通知時点で192件、給水停止件数は69件であります。平成20年度は、滞納件数454件、滞納額1,074万円、給水停止勧告件数285件、給水停止件数は42件であります。平成21年度は、滞納件数518件、滞納額1,113万円、給水停止勧告件数264件、給水停止件数25件であります。平成22年度は、滞納件数652件、滞納額1,172万円、給水停止勧告件数311件、給水停止件数は32件であります。平成23年度は、滞納件数758件、滞納額969万円、給水停止勧告件数345件、給水停止件数10件であります。ご質問の2点目、「給水停止措置について」であります。給水停止処分に至るまでの、催告、停止予告、停止通知等の中で、病気、失業、その他特別な事情により納入が困難な場合には相談させていただくよう記載し、加えて電話や臨戸徴収の際にもご相談をさせていただいており、分納や誓約書を提出された方には給水停止は行っていない状況にあります。町といたしましては、このようにさまざまな場面でご相談をいただければと考えておりますが、何の連絡もないまま繰り返し滞納をされるなど支払いの意思が見受けられない方には、負担の公平性の観点から給水停止処分もやむを得ないものと考えているところであります。ご質問の3点目、「水道企業団の料金引き下げ計画について」であります。十勝中部広域水道企業団の受水費の見直しについてでありますが、水道企業団では、5年を1期として受水料金を定めており、現在は第4期料金として平成26年度まで適用されることになっており、次の平成27年度から31年度までの第5期料金の算定につきましては、今の時点で動きがない状況にありますが、供給料金を下げる方向で検討をするということはお聞きいたしているところであります。ご質問の4点目、「水道料金の引き下げについて」であります。水道事業は、将来にわたり高い安全性と安心・安定した水道水を供給することが、最優先されるものと考えております。前段申し上げましたように、今後においてはライフライン機能強化事業や無水地帯の解消などへの取り組みが必要な状況下にあります。水道事業の経営においては、国の高料金対策補助金の今後の動向が大きな要素ではありますが、平成16年度に帯広市より譲渡されました4,000立方メートル拡大分に係る負担金が平成25年度に終了すること、水道企業団からの供給料金が平成27年度から改正されることなどから、徐々に改善されるものと見込んでおり、料金の引き下げにつきましては、これらの投資的事業とのバランスを図りながら、将来的な財政の収支均衡と健全化を見きわめつつ、今後、検討してまいりたいと考えております。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 17番 増田武夫
それでは、再質問させていただきます。まず最初、TPP問題であります。この問題12月にも取り上げさせていただきましたけれども、そのときも申し上げましたけれども、この今の時期が、それこそ待ったなしの状況の中で、やはりあらゆる機会の中に、この問題の状況というものを町民と情報を共有して、そして取り組んでいくという、そういう意味からもあえて今回も取り上げさせていただいたわけであります。今、15日にも安倍首相は参加表明をするのではないか、そのような報道もされております。そうした状況の中にあって、今、12月の総選挙で当選した与党自民党の295人の当選者のうち205人は選挙のときに、特に北海道から当選した人たちもそうでありますけれども、絶対反対、阻止だと、そういう選挙公約をして当選していっているわけであります。また、自民党自身にも六つの選挙公約があって、それを満たさない限り反対だという、そういう選挙公約でありました。しかしながら、そうして首相がこうした十勝や北海道の反対、全国の町村の意見書なども相当の数が上がっていっているわけでありますけれども、そうした中でも15日に聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になったとして、参加表明をしようとしているわけであります。そうした状況を受けて、与党の中の議員は、早速条件闘争に移っていこうということで、どういうことを相手にのませるかをいろいろ検討しているようであります。しかしながら、その条件闘争で、いろいろなものが勝ち取っていけるのかどうかという問題がありまして、そうした点では、非常に大きな疑問があるわけであります。例えば、民主党の政権下で、昨年の3月に、政府はそれまで関係国との協議の結果という文書をつくっているわけでありますけれども、その中では交渉参加国が新規交渉参加国に求める共通の条件として確認しているのは、「包括的で質の高い協定への約束」、もう一つは「合意済みの部分をそのまま受け入れ、議論を蒸し返さないこと」もう一つは、「交渉の進展をおくらせないこと」の3点が、当時の民主党の政権の関係各国との交渉で、こういうことが求められているということが文書で明らかになっているわけですよね、政府がそうしているわけです。それから、関税撤廃の扱いについては、例外なき関税撤廃を実現し、種々のセンシティビティー、重要品目への対忚として、7年から10年の段階的撤廃により対忚することが基本的な原則として、全ての交渉参加国で合意されているのだと。だから、その重要品目は、即廃止させられるものもあるし、重要なものは7年から10年の段階的措置でやっていくのだと。アメリカのオバマさんとのTPPに関する声明においても、やはりそのアウトラインはちゃんと守ってやっていくことを確認しているわけで、そうした状況を考えると、今、自民党の中でも農業のその重要品目は、全部撤廃するように条件闘争していくのだという、そういう姿勢でいこうとしているわけですけれども、しかしそうした状況を見ますと、決してそういうことにはならない。やはり11カ国で合意しているように、全ての関税と非関税障壁の撤廃が原則である、これはもう変わらない状況だと。そうして後からカナダもメキシコも参加したわけですけれども、そのカナダ、メキシコもそういうような約束をさせられて、いろんな議論を蒸し返さないだとか、それから期限をおくらせてはならないだとか。アメリカは、今年中に合意にこぎ着けたいと、契約を完結したいということで急いでいるのもそこにあるわけでありますけれども、そうした状況をやはり町民の中にもしっかりと知らせながら、そうしたものに参加していくことがいかにこの幕別町の状態を変えてしまうのかと。農業はもちろんでありますけれども、町民生活そのものに重大な影響を与えていくのだということをもっともっと知らせていく必要がある。やっぱり世論調査をやっても、北海道でさえ5割程度の反対の意見だということを考えますと、まだまだその本質が知らされていないのではないか。そうした点で、町長もこの中で、これからも反対運動の先頭に立っていきたいということを申されていますけれども、やはり町民に情報を提供して、いろいろな学習会や講演会なども今後も開きながら、しっかりと対忚していくことを再度お願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今、るるお話ありましたように、私どももTPP参加交渉には断固反対という姿勢は、今なお崩しているわけではありませんし、これからもたとえ総理が参加表明をされたとしても、私どもは反対ということは崩さないのだろうと、条件闘争に移っていくなんていうことにはならないのだろうというふうに思っております。ただ、この後の具体的な闘争といいますか、具体的な運動、あるいは今もお話ありましたように、例えば住民周知にかかわる問題ですとか、あるいは北海道、あるいは十勝、あるいはいろんな諸団体が国やあるいは政府にどのような姿勢でこれからの反対運動に臨んでいくのか、これは正直言って今の段階ではまだ見えてきておりません。ですから、私どもも、申し上げましたように反対の姿勢は変えることなく、そしていろんな闘争が、これからいろいろ言われると思いますので、そうした戦術を十分見きわめながら、皆さんと一緒に戦っていくという姿勢をこれからも貫いていきたいというふうに思います。
再質問 17番 増田武夫
恐らくあさって表明ということになっていくのかもしれませんけれども、しかしそれはゴールではありませんので、その後アメリカの議会の承認も必要でありますし、各国の同意も必要とされる、そういうハードルがあります。最終的には、そうしたものが国会で批准される必要があるわけでありますので、これから運動はさらに強めていかなければならないし、3月1日にできたその関係団体との連絡会、ここを中心に、やはり運動を強めていただきたい。やはり、これは前にも申し上げましたけれども、尐々運動を展開したけれども最終的には結ばれてしまったでは、この町の崩壊につながるということになるわけでありますので、そうした点で、さらにさまざまな、その時々の状況に忚じた取り組みをお願いしたいと思います。以上で、TPPの問題は終わりたいと思います。次に、水道料金の問題であります。まず最初に、1番目の滞納状況について、いろいろ調べていただきました。これを見ますと、平成19年から調べていただいたわけでありますけれども、やはり滞納件数というものは、徐々にふえているわけであります。値上げ前の19年は351件、20年度は454件、21年度は518件、22年度は652件、23年度は758件と、やはり22年度までは、低所得者に対する据置措置が福祉施策でとられていた関係もあるわけですけれども、それがなくなった23年度では758件と、大幅に19年度の倍以上になっているわけであります。これは、質問でも申し上げましたけれども、町民の経済状況、年金を初めとする引き下げも続いておりますし、そうした町民の経済状況も厳しい中での引き上げだったということが大きく影響しているのではないかというふうに思います。そうした中ではありますけれども、2番目の問題にも関係しますけれども、給水停止措置は、69件、42件、25件、32件、10件と、次第に尐なくなってきていると、このように思われるわけですけれども、そうした丁寧な対忚をして、給水停止はなくしていくべきだという、そういう主張をずっとしてきているわけでありますけれども、そうした点での、その考え方は、どのようになってきているのか、もう一度お聞かせください。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
今の滞納件数、ただ収納率なんかから比べますと、ちょっと19年から大体九十七、八%台ですから、そう大きな変化はありませんし、この給水停止をした件数も今ちょっと低くなってきておりますけれども、ただこれは給水停止をしても、そのまま何ら連絡もなく、いまだに停止したままになっているというのも毎年2件、3件、4件とあります。そういう方は、ほとんど生活に影響ないというよりは、いらっしゃらない、不在の方が多いのかなと。前年23年度でも10件給水停止しても、2件はいまだに連絡がない、閉めっ放しということでありますから、そういった意味からすると8件が実質の給水停止になっていると。しかし、この人たちも、もちろんその停止の通知が行った段階で、町へ連絡が来て納めていただいている。納める手法はいろいろありますけれども、分割なりなんなりで納めていただいている。どちらかというと、本当に低所得者で水道料も納められないような方を決して給水停止というような処分では行っていない、これは現実であります。もちろん生活保護世帯に給水停止をしたというような事例もありませんし、低所得者だけではなく、逆を言うと、どちらかというと支払う能力がありながら町の呼びかけにも対忚に忚じてこない方が、こういうようなことでやむなく給水停止をするというようなことをしているわけで、決して意地悪というのですか、いじめたりとか、そういうような意味ではなくて、何とか公平性ということからいきましたら、当然払える能力がある方に水道料を払っていただくのは、これ当然ですから、その辺はご理解をいただければというふうに思いますし、こういう措置をすぐやめてしまうということには、やっぱりならないのかなというふうに私は思っております。
再質問 17番 増田武夫
昨年、23年度は10件ということで、今お話のあったような状況は承知したわけでありますけれども、過去にはやはり子育て中の人が停止されてしまって、そして近所の人が水を持ち寄って、そして水洗トイレの汚物などを流したというようなお話も聞いたことがありますので、10件ということを見れば、そうしたことはだんだんなくなってきたのだというふうに思います。だから、今の対忚をしておられるように本当に困った人が給水停止をされてしまうというようなことがないように、ぜひ今後とも努力していってほしいというふうに思います。さて、幕別町の水道料金は、最初の質問でも申し上げましたように、8トンから20トン、そういうような状況の中では、やはり残念ながら十勝で一番高くなってしまったと。池田町が高かったわけですけれども、昨年度から引き下げられたというようなこともあります。そうした点で、やはり8トン、10トン、15トンというその辺というのは、一番使用件数が多いトン数でありまして、ただ一つ幕別町の料金体系のいいところは、1トン、2トンとか3トンとか、ほんのごくわずかしか使わない人に対しては、また低料金で使えるような仕組みになっている点は非常に評価できる点だというふうには思いますけれども、残念ながら10トンでは、音更や芽室などよりも結構高い状況になっていると。そういう状況にあるわけであります。水道企業団の引き下げ計画というものが、まだ具体的にはなっていないということでありますけれども、私たちも企業団に視察に行ったときにもお伺いしたわけですけれども、引き下げの方向は考えているのだということで、平成27年から31年までのところで引き下げが具体的になるのだというふうに思います。そうした中で、水道会計の推移を見てみますと、非常に思った以上に好転しているのだというふうに思うのです。調べてみますと、この14.51%に引き上げたときに、今後どうなっていきますよという、そういう数字を出されているわけですけれども、その計画のときには、引き上げた結果、平成30年から以降は純利益が出ますという計画でありましたけれども、しかしながら平成22年から純利益を計上するようになっているわけです。平成22年には4,815万6,000円の純利益を出したと。それから、平成23年には1億1,989万8,000円、1億2,000万円からの純利益を計上しているわけですよね。しかも、その水道流動資産の中の預金は、平成19年には3億8,500万円余りだったわけですけれども、それが平成23年度には9億1,400万円と2.4倍までこの預金をふやしているわけですよね。 その好転した原因については、高料金対策だとかということももちろんあるのだと思うのですが、それ以上の好転だというふうに思うのです。預金をふやしながら累積欠損も相当減ったと、こういう関係になっているわけで、そうした引き上げのときには、この14.51%の引き上げで年間6,600万円余りの収益増になるのだと、こういうお話でありました。そういうことをいろいろ勘案いたしますと、やはりこうした水道事業会計の思った以上の好転を考えますと、やはりそれは町民からの料金体系の見直しを急いでしていける、また、していくべきではないか、そういう状況ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
最初にお話ししますけれども、私は水道料金は、今、言われたように管内一高いというようなこともあって、何とかできる限り早い時期に引き下げをしたいという、その思いは間違いなく持っております。ただ、今までは累積欠損金だとか、単年度が赤字だというような計画もあったものですから、料金改定もさせていただきました。 先ほどの答弁でも言いましたように、ここ数年黒字になってきている一つの原因が、高料金対策の国の補助金でありました。これが平成23年度では、交付税措置されたものに、プラス町が2分の1出しますから、1億5,800万円も結局一般会計から水道会計への高料金対策の補助金で行っている。これが何年か前、19年ですと、わずか2,700万円、もっと前はゼロのときもあった。しかも、この高料金対策は、国の制度で給水原価とか、その制度によって、突然ゼロになる可能性もないわけではない。そういったことがあって、この黒字になっている部分の大半が、このいわゆる高料金対策の補助金に係っている部分があるものですから、特に担当課なんかにおいては、やはり不安だと。決算では黒字になったけれども、それでは来年間違いなく決算になるかといったら、今、言った高料金対策というようなものが出てくると、不安だというものは、これは当然あるわけであります。 そういったことで、今いろいろ検討しているわけですけれども、その中で先ほども申し上げましたように帯広市から分けていただいた分の負担金も減る、あるいは受水費も下がっている。そして、もう一つ言われていた原価償却費の積み立ては、これは8億、9億、10億になっても、これは料金に充てるのではなくて、やろうとするこれからの事業に減価償却を充てていくわけですから、間接的には料金にも影響してくるのかもしれませんけれども、直接は影響ということにはならないのだろうと思いますけれども、そういったいろんなものをプラス面を考慮しながら、何とか尐しでも、1年でも早く料金の引き下げができるように努力はしていきたいというふうに思っております。それと、もう一つここで出てきたのが、実は消費税であります。来年から消費税が導入される。今うちの水道料は消費税は内税であります。したがって、消費税が上がれば、本来でいけば黙っていても水道料金を消費税のアップ分を上げなければならないということになるわけでありますけれども、この消費税の扱いをどうするかも今、検討をしていかなければならないというふうに思っております。さらに、もう一つ言われた10トン、20トンでいくと、うちは管内で高い。ところが、10トン以下になりますと、管内で10番目の順位に下がります。そして平均、老人世帯ですとか、ひとり暮らしでいきますと、大体この10トン以下ぐらいなのですけれども、一般家庭の平均でいくとやっぱり16から18トンぐらいということになりますから、今おっしゃられるように一番高い部分の料金になっているのだと、そのことも十分承知をしているわけでありますので、そういった全体的な流れの中で、あるいは将来的なことも含めながら、料金の改定に向けては、十分内部で検討させていただきたいというふうに思っております。
再質問 17番 増田武夫
この答弁の中にも、これからも徐々に改善されていくという見込みだと。やっぱりいろいろな好状況、帯広の負担金もなくなる、それから27年度には、さらに引き下げられるのではないかと、こういうような状況がある中で、一方では滞納件数もふえて、そして町民の経済状況も非常に困難な状況にあると。そういうことをいろいろ勘案すれば、答弁の中には急いで検討するようなことは書いていないので、これからいろんなバランスを考えて、じっくり考えていくような答弁でありますけれども、町民の状況から考えれば、やはり急いでこれは改定していく。将来に暗い問題、今、消費税の問題もありましたけれども、消費税は来年上げさせないようにこれからしていかなければならないと思うのですが、そういう問題はあるにしても、やはり今、高料金で1億5,000万円とかというお話しされましたけれども、そういう高料金以上の経済効果が、これは明らかに出る。会計の改善は、高料金対策だけの問題ではないというふうに思うのです。だから、そのことを考えれば、やはり預金を9億何ぼ積んでおくということではなくて、3億円の時代も立派にやっていたわけですから、だからそれはそんな流暢なことを言っていないで、やはり急いで町民にそういうものを還元していく、そのことが行政の役割ではないかとも思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
急いで1年でも早いほうがいいと、これは当然だと思いますけれども、ただ先ほど言いましたように、それぞれの条件がありますから、おっしゃられるように、たとえ9億円、10億円の預金があったって、この預金は先ほど言いましたように減価償却費を積み立てたものですから、次の事業に充当していくということですから、これを一般会計の基金のように5億円をぽんと3条予算に入れて、料金をその分減らすなんていうことは、これは法定上は、企業会計にはできないわけですから、逆を言うと、昨日も話が出た緊急の浄化槽をやるときに、一つに何千万円もかかるといったときに、これらの取り崩しをして、取り崩しをしてというより、それらの財源に今積んでいる10億円近いお金を充てていくということでありますので、これを来年すぐ水道会計の予算に繰り入れる、予算に入れて使っていくというようなものではないわけですので、この辺はあくまでも資本的収入と資本的支出があって、その足りない分を減価償却費で補填しますというのが予算ですから、そこに充てるお金ですので、これが今言う3条予算の収益的なものにはちょっとならない部分もあるものですから、そういった増田議員が言われるような全体的な水道会計、これからの長期的な財政運営を含めた中で検討をさせていただきたいというふうに思っております。
再質問 17番 増田武夫
14.51%引き上げたときに将来的にはこうなっていくのだと、そういうものと比較しても、物すごい好転しているのは事実なわけですよね。だから、そういうものも含めて、それは預金をいろんなものに充当していかなければならないということも、これはあるのかもしれませんけれども、そういうものも含めてきちんと計画を立てて、そして引き下げていけないかどうかというものをしっかりと検討して、そして我々にも示していただきたいなというふうに思うのです。一番最初にも言いましたけれども、やはり住民というのは本当に大変な状況であって、年間に700何件の人が滞納せざるを得ないような状況というものが、やはり現実にはあるわけですから、しかもそれが引き上げを行ってからその件数もふえているという現実的な。滞納の料金そのものは、そんなに大幅にふえているわけではないのですけれども、滞納せざるを得ない人がそれだけふえているということも、やはり現実の問題として考慮する必要があるのではないか、そのことからしても、ぜひとも料金の引き下げができないかどうか、早急に検討していただきたいと思いますけれども、最後にその点について。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
前段申し上げましたように私ども町民の皆さんのこと、あるいは不名誉な管内一番だということのないように、解消できるように努力をしてまいりたいというふうに思います。