みんなの議会

幕別町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月13日

大きく2点について

2012年12月13日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「大きく2点について」質問し、町長 岡田和夫、商工観光課長 森広幸が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、商工観光課長 森広幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 中橋友子

通告に従いまして、大きく2点についてお尋ねをいたします。1点目は、新年度予算編成についてであります。2013 年度の予算編成期を迎えています。バブル崩壊後の日本経済は、停滞したまま 20 年を過ぎ、年間給与 200 万円以下の非正規労働者は1,000 万人を超えました。給与所得者の 35%に至っています。帯広財務事務所の十勝経済情報の統計によりますと、7月から9月の報告では、管内経済は弱い動きの中、持ち直しの動きが続いているとされていますが、その実感は薄く、公共事業は農業基盤整備が増加しているものの、9月末までの総額は 478 億円、個人消費は前年比よりも 1.5%落ち込んでいます。町民所得は 100 万円以下がことし3月時点で 49.5%と半数に上り、厳しい現状が続いています。加えて、ことし8月、国は、消費税を 2014 年4月から5%から8%に引き上げ、また 2015 年 10月からはさらに2%上げて 10%と倍増することを決めています。また、来年1月、来月からになりますが、復興財源として所得税を 25 年間税額の 2.1%引き上げることも決められています。暮らしを守る国の抜本的な政策転換が今ほど求められているときはありません。しかし、町としても町民の暮らしを守り、経済の振興を図っていく上で対策が必要であります。新年度予算にこれらの対策がどのように盛り込まれていくか、次の点をお伺いいたします。1、新年度予算編成に対する基本姿勢。2、農畜産物を生かした付加価値型の加工支援。3、食料資源、木材、地場産品などが地元で消費され、活用される地産地消・域内循環型の経済推進で雇用の拡大。4、自然エネルギーの開発・普及。5、住宅リフォーム奨励事業の継続と拡充。6、年度末で廃止となる金融円滑法にかわる融資の支援策。7、低所得者対策として、各種公共料金、国民健康保険税、介護保険料などの軽減・減免対策。8、子育て支援の妊産婦健診・ヒブワクチン助成の継続。次、2点目。幕別町自治基本条例の制定についてであります。2000 年に地域分権一括法が施行されて以来、国から地方への権限移譲が進み、行政や議会の役割は一層重要なものになっています。幕別町では、法施行後にいち早く「幕別町まちづくり住民参加条例」を定め、政策づくりの過程から町民に知らせ、町民が参加できるまちづくりを定めてきました。しかし、一体感が実感できるまちづくりにしていくためには、さらに踏み込んだ姿勢、努力が必要であると考えます。近年、町民、行政、議会の役割や権利、義務を明確にした自治体運営の基本原則を定める「住民基本条例」の制定が各地で進んでいます。自治体の憲法と言われているこの条例を幕別町でも検討する時期に来ているのではないかと考え、お伺いいたします。以上であります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。初めに、「新年度予算編成について」であります。ご質問の1点目、「新年度予算編成に対する基本的姿勢について」であります。新年度予算編成につきましては、さきの行政報告の際にも申し上げておりますが、我が国の経済は、東日本大震災からの復興需要などにより穏やかに回復しつつあるものの、ヨーロッパの経済不安に加え、世界的な景気の低迷、円高、電力供給の制約の影響等により、依然としてさまざまな課題に直面いたしております。政府においては、これらの課題を克服するため、平成 24 年7月に「日本再生戦略」を策定し、その後、8月には「平成 25 年度予算概算要求組替え基準」を閣議決定し、政策分野や施策ごとのめり張りの重点配分を可能とするため、省庁の枠を超えて予算を大胆に組み替えることなどを基本方針としたところであります。こうした中でまとめられた国の概算要求では、復興経費を含めた総額が 102 兆円を超える過去最大規模のものとなっており、歳入との乖離は極めて大きなものになると推測いたしているところであります。加えて、衆議院議員選挙の執行により、平成 25 年度の国の予算編成作業についても、新たな政権の枠組みが定まらないと本格化しない状況となりましたことから、不透明な状況にあるものと考えております。また、地方財政対策については、総務省による地方財政収支の仮試算において、地方税については前年度比 1.5%増となっているものの、地方交付税が出口ベースで 1.5%の減となっていること、加えていまだ好転の兆しが見られない道内の景気情勢や昨今の地方交付税の削減圧力など、一般財源の確保に関する状況の悪化を危惧しているところであります。こうした背景のもと、町の新年度予算編成作業についてでありますが、基本的には現行の政策、制度に基づき各課からの予算要求を取りまとめている段階であり、先ほど申し上げましたとおり、国の予算や地方財政計画などが確定した後に本格化できるものと見込んでおります。そうしたことから、私といたしましては、国の動向を逐一注視し、北海道などと連携しながら的確な情報を把握するとともに、あらゆる場面を通して住民ニーズの把握に努め、財政運営の原点であります「最尐の経費で最大の効果を上げる」という基本理念のもと、限られた財源の中で、創意工夫により効率的で実効性のある施策を推進していけるよう、バランスのとれた予算づくりに努めてまいりたいと考えております。ご質問の2点目、「農畜産物を生かした付加価値型の加工支援について」であります。本町の農畜産物を生かした付加価値を高めた加工品等を開発、販売することは、農業の振興を図るだけではなく、新たな雇用の創出と幅広い農畜産物の利用促進が図れるものと期待をいたしているところであります。新年度予算に所要の経費を計上する段階には至っておりませんが、北海道立十勝圏地域食品加工技術センター、帯広畜産大学などの研究機関との連携をさらに強化するほか、ふるさと味覚工房のレシピ開発あるいは先日設立されました「異業種交流若者の集い」に参集する本町の次代を担う若い方々の柔軟な発想により、将来的には、生産者だけではなく、生産者と企業が連携した新たな商品や新たな事業の展開を期待するとともに、町としても積極的な支援に努めてまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「地産地消・域内循環型の経済推進で雇用の拡大について」であります。本町のあらゆる資源が地元で消費されますことは、経済の活性化が図られ、それらの資源が人と人との結びつきによって有機的に循環することにつながり、農畜産物や地元企業の振興、新たな企業の立地などに発展し、雇用が拡大するとともに、ひいては、まちづくりの推進に大きな活力を生み出すものと認識いたしているところであります。本町におきましては、ここ数年間の農業関連産業等の進出などにより、新たな雇用が生まれてきておりますが、今後とも国や道の制度のほか、中小企業融資に関する条例や企業誘致開発促進条例などを活用し、雇用の場の拡大に努めてまいりたいと考えております。なお、木材の活用につきましては、林地残材の搬出や加工経費に対する販売利益を推計いたしますと、その事業化は極めて困難な状況にあるものと考えておりますが、いずれにいたしましても、前段申し上げましたとおり、産業間や関係機関との連携も含め、あらゆる手段を講じて、町民の皆さんの働く場の拡大と本町経済の発展に努力をしてまいりたいと考えているところであります。ご質問の4点目、「自然エネルギーの開発・普及について」であります。本町におきましては、平成 18 年に策定した「幕別町地域新エネルギービジョン」に基づきまして、平成 18 年度から個人住宅に係る太陽光発電システムの補助事業を開始し、平成 23 年度末で 93 基が設置されたところでありますが、平成 24 年度におきましても現在 71 基についての補助決定を行っており、今年度中には 164 基の太陽光発電が稼動することとなっております。町全体といたしましては、これら補助分 164 基とそれ以外の設置分 68 基を合わせますと、232 基に達しております。また、平成 20 年度よりペレットストーブの普及にも取り組んでおり、現在までに7基分に補助し、木質ペレット等の自然エネルギーの活用を図っております。さらには、メガソーラー発電施設の建設誘致に向けても取り組んでいるところであり、現在4施設が建設工事に着手しているほか、2施設の建設が予定されているとろであります。平成 25 年度におきましても、太陽光発電システム補助とペレットストーブ購入補助を引き続き実施するとともに、バイオマス等、他の自然エネルギーの活用につきましても、さらに調査・研究をしてまいりたいと考えております。ご質問の5点目、「新築リフォーム奨励事業の継続と拡充について」であります。住宅新築リフォーム奨励事業にかかわる来年度以降の事業のあり方につきまして、これまでに利用者の皆さんからのアンケート結果の分析や、建築士会、技能士会、登録施工業者、商工会との意見交換を終え、内部で検討を行っているところであります。現時点では、これまでいただいたご意見を踏まえ、リフォーム工事の下限額を引き下げまして、さらに3年間、事業を継続する方向で検討いたしているところであります。ご質問の6点目、「金融円滑法にかわる融資の支援策について」であります。さきに藤原議員のご質問にも答弁させていただきましたように、現在、運転資金の融資限度額が1,250 万円、設備資金の融資限度額が 3,000 万円となっており、このうち運転資金の融資限度額につきましては、中小企業信用保険法に基づく緊急保証制度の適用業種が 82 業種から 48 業種に大幅に縮小されたのを補完するため、昨年度から 500 万円から 1,250 万円に、2.5 倍の引き上げを行ったところであります。また、償還期間につきましても、償還負担の軽減を図るため、融資限度額を引き上げた昨年度から、5年間を7年間に延長したところであります。近隣1市3町における利息補給の状況は、本町が 1.2%に相当する額を超える額についての利息の補給を行っているのに対し、帯広市は利息補給がなく、芽室町、音更町ともに2%を超える部分について利息補給を行っており、本町の実質利率は、他の市町村に比べても借入者の負担に配慮した制度となっているものと考えております。このようなことから、現時点では金融円滑化法にかわる融資の支援策は考えておりませんが、今後とも商工会や町内金融機関との情報交換を行い、事業者の実態に合った利用しやすい融資制度となるよう努めてまいりたいと考えております。ご質問の7点目、「低所得者対策としての各種公共料金、国民健康保険税、介護保険料の軽減・減免対策について」であります。初めに、上下水道料金についてでありますが、上下水道事業は地方公営企業法に基づく事業で、受益者負担を原則として運営すべきものであり、独立採算の原則と負担の公平性の観点から、料金の減免につきましては難しいものと考えているところであります。なお、水道料金につきましては平成 20 年の料金改定時に、下水道料金につきましては平成 22 年の料金改定時に、激変緩和措置として、町民税非課税世帯で高齢の単身世帯や母子世帯等の低所得世帯に対しまして、3年間、福祉施策として料金の一部を助成して負担軽減を図ったところであります。次に、公営住宅家賃につきましては、公営住宅管理条例第 17 条において、収入が著しく低額であるときなどに必要と認める者に対して、家賃の減免又は徴収の猶予をすることができるものと定めており、これを受け、公営住宅管理規則に具体的な収入の区分と減額する額を定めておりますが、平成 23年度は、年度当初に入居世帯数の 18.1%に相当する 132 世帯に減免を適用しており、新年度におきましても、条例及び規則の規定に基づいて減免制度を運用していく考えであります。次に、国民健康保険税につきましては、国民健康保険税条例第 29 条第2項において「災害等により生活が著しく困難となった者若しくはこれに準ずると認められる者又は特別な事情がある者に対し、減免することができる。」と定めており、従前から個別に相談を受けて対応いたしてきたところでありますが、新年度におきましても、相談体制の充実に努め、適切に対応してまいりたいと考えているところであります。なお、平成 22 年4月からは倒産や解雇などでやむを得ず離職した非自発的失業者に対して軽減措置を、同年9月からは一部負担金に関して徴収猶予、減免等の措置を行い、本町独自に制度を拡大して実施いたしております。最後に、介護保険料につきましては、平成 24 年度からの第5期介護保険料の設定におきまして、非課税世帯である第3段階を所得に応じて2段階に分割し、基準保険料率を引き下げるとともに、所得の高い方からは、応分の負担を求めるよう所得段階をこれまでの「8段階9区分」から「9段階 11区分」に改め、現行制度の中で最低限、低所得者に配慮したものと考えているところであります。また、国民健康保険税と同様に、総合介護条例第 12 条第1項において、災害により著しい損害を受けた場合などに保険料を減免できるという定めを持っており、個別に相談を受けて対応してまいりたいと考えているところであります。なお、本年2月に閣議決定されました「社会保障・税一体改革大綱」において、「公費投入により市町村国保の低所得者保険料軽減の拡充と介護保険の 65 歳以上の加入者の保険料の低所得者軽減を強化する」とされており、引き続き、国の動向などに対しても注視してまいりたいと考えているところであります。ただいま申し上げましたとおり、各種料金等に関する減免につきましては、それぞれの制度において異なっており、町では、これまでも減免制度を周知してきたところではありますが、引き続き、広報誌やホームページのほか、さまざまな機会を捉えて周知し、減免制度が適切かつ効果的に活用されるよう努めてまいりたいと考えております。ご質問の8点目、「子育て支援の妊産婦健診・ヒブワクチン助成の継続について」であります。妊産婦の健診助成につきましては、国が実施いたしております 14 回分の健診費用を公費負担といたします「妊婦健康診査支援基金」事業と町独自に保険適用外診療の自己負担分のうち2万円を限度に助成する「妊婦健診助成金」事業により行ってまいりました。国の基金事業は本年度で終了するわけでありますが、厚生労働省の平成 25 年度予算概算要求では、「予算編成過程で期限延長や子ども・子育て関連法での扱い、年尐扶養控除の廃止に伴う地方増収分の活用等を検討する」としており、公費負担の方法は変わっても継続していくものと考えております。また、ヒブワクチンの助成につきましては、これまで「子宮頸がん等ワクチン緊急促進基金」事業として、国の補助を受けてヒブ、小児肺炎球菌、子宮頸がんのワクチンの予防接種を実施してまいりました。国の基金事業は本年度で終了いたしますが、厚生労働省では、「これら3予防接種については定期接種化を図るべく、予防接種法改正案を国会に提出するよう検討を進めている」としており、公費負担の方法は変わっても継続していくものと考えております。このように国の動向は現時点では不透明な部分もありますが、選挙後に本格化される国の予算編成作業を注視しながらも、本町といたしましては、妊婦健診助成とヒブワクチン助成につきましては、平成 25 年度においても引き続き実施してまいりたいと考えております。次に、「幕別町自治基本条例の制定について」であります。昭和 41 年 10 月 1 日に、同年8月に竣工した町民会館で「幕別町開基 70 年記念式」をとり行い、小倉和子さんの作詞、万城目正さん作曲による「幕別町歌」の選定とともに、町民の道しるべとも言える「幕別町民憲章」が制定されました。町民憲章は、町の理念やまちづくりの方向性を明らかにしたもので、町民、企業、行政の全ての行動の原点、規範であるとともに、世代を超えて幕別町に生きる人々の共通認識として感じられ、次世代に受け継がれていく、まさに町の屋台骨をなすものであり、「元気で働き、きまりを守り、自然を愛し、子どものしあわせな町」を目指して、町民の皆さんが、それぞれの立場で取り組んできた結果、幕別町がここまで発展し得たものと認識をいたしております。ご質問いただきました自治基本条例についてでありますが、道内においては、平成 13 年4月に施行された「ニセコ町まちづくり基本条例」を皮切りに、現在は、北海道と道内の 48 市町村で条例が制定されており、複数の自治体で条例制定を検討中であるとお聞きいたしております。この動きの背景には、中橋議員のご質問にもありましたように、平成 12 年4月の地方分権一括法が施行され、地方分権の推進により、国と地方の関係は従来の主従関係から対等関係へと変遷し、自治体独自の個性を発揮することが必要になり、自治体みずからの責任で、みずから決定しなければならない環境となったことなどから、自治体運営の根拠となるルールの必要性が生じてきたものと考えております。既に制定されている条例の事例においては、行政運営の基本理念や「情報共有」「参画」「協働」などのまちづくりの基本原則を初め、住民の権利と役割、行政や議会の役割と責務など住民自治を充実させていくための「住民自治の基本」を定めており、「自治体の憲法」とも言われております。この条例に定める「協働」の精神の具体的な展開として、自治基本条例制定の動きとは別に「協働のまちづくり」が全国各地の自治体で進められております。長引く不況下で財政状況も厳しく、一方で住民ニーズが多種多様化していく中、行政のみでは「公共」を担っていくことが困難となり、住民との役割分担によるまちづくりを推進していく方策として、「協働のまちづくり」がますます重要性を増してきているものと認識をいたしております。本町におきましても、第5期幕別町総合計画において、「町民参加・町民との協働」を基本姿勢の一つに掲げ、「ともに考えともに創る活力あるまちづくり」を基本目標に、「住民参加のまちづくりの推進」に取り組んでまいりました。住民の方々の行政への参画の手段といたしましては、平成 12 年に道内で初めて「まちづくり町民参加条例」を制定し、審議会等の附属機関の委員に公募により町民の方々の参加を得て、町の意思形成過程に反映いただいてきたところであり、現在も行政改革推進委員会を初め 15 の附属機関で 47 人の方々が参画されております。また、まちづくりに住民の意見を反映させる方策として本町においても既に行っております「パブリックコメント」については、これまで各担当課において個々に取り組んでまいりましたが、新年度からは、実施対象を明確にし、手続規定を整備して、統一した考えのもとで進めていくため、現在、実施要綱の制定について検討いたしているところであります。加えて、行政改革大綱第3次推進計画においては、平成 27 年度までの計画期間内に住民活動窓口の一本化の実現を掲げており、今後におきましても、住民参加のまちづくりの確立に向け、情報の共有、参加機会の保障を進めるとともに、懸案であります施策評価、事務事業評価の実施に向け取り組んでまいりますが、そうした中で、まちづくり基本条例の制定の必要性や住民の方々の意識、機運などを見定めながら対応してまいりたいと考えております。以上で、中橋議員のご質問への答弁とさせていただきます。

再質問 15番 中橋友子

それでは、再質問をさせていただきます。まず、新年度予算編成の基本姿勢にかかわりまして、行政報告の中でも述べていただきましたし、今のお答えにもありましたが、まだまだ国のほうがきちっと定まっていない。しかし、感触でもありますが、小泉内閣時代のような三位一体改革の交付税の大幅な削減とかそういった点では、まだまだあのときと比べると安定した財源が見込めるのではないかというような思いもしております。ただ、借金がどんどんふえていっている状況でありますから、町長おっしゃられるような不安を伴っているというのは事実であるというふうに押さえて、そのもとで予算が確定されていくということを私たち自身も踏まえていきたいというふうに思っています。予算の1年間執行することに当たって、大きくは自治体の根幹であります住民福祉の向上が第一でありますし、それから二つ目はその時々の情勢の変化、今は経済の低迷というようなことがあります。そして、三つ目には幕別独自の課題として、これは課題と言っていいかどうかは語弊があるかと思いますが、ずっと幕別のいわゆる借金が多いという問題がありました。平成 25 年度に入っていくわけですが、具体的に一つ伺っておきたいのは、この 25 年度予算の中で、財政健全化に向けての取り組みとして実質公債費比率を下げていくということがあります。これまで 23 年度は 19.9%まで下げて、るるいろんな場所でご説明いただいている中では、2013 年度を超えて 18%を切るという見込みであるということが各種で述べられておりますが、現段階としての町長の押さえはどのようになっておりますか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今までお示ししてきました数値を間違いなく実行できるものというふうに私は思っております。ただ、いつも申し上げますけれども、交付税の動向によってその率も当然変動してまいりますので、先ほども申し上げましたように、今一番我々にきついのは、国家公務員が震災対応で給与を下げました。そのことによって地方との、ラスパイレスが再び地方が 100 を超えるというようなことで、財務省を中心に地方公務員の給与を下げろと。その分、交付税で見ている分は当然交付税を落とすという、いわゆる交付税削減の圧力が非常に強くなってきております。そうすると、交付税全体が下がってきますと、せっかく下げてきた公債費比率も思うような結果が出てこないこともあり得るのかなというふうに思いますけれども、できる限り削減するように新年度予算の中でも努力してまいりたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

はい、わかりました。国家公務員の引き下げについては、私たちも大変危惧しておりました。必ず連動するという今までの流れがありましたので、確かに復興のための努力は国民挙げてしなければならないというのはそのとおりだと思いますが、そこそこの地域経済があって成り立つという点から見ると、地方公務員の賃金引き下げというのは、そういう点ではまちづくりにとってはマイナスの要因に働いていくと。もちろん働いている方たちの意欲や、それから生活という問題もありますから、この点はぜひきちっと確保できるよう町長働きかけていっていただきたいと思います。次に、具体的なことに入らせていただきます。まず、1点目の農畜産物を生かした付加価値をつけたこういう事業に支援をしてほしいということであります。お答えいただきましたように、関連事業者や大学も含めて連携をとりながら今までやってこられたことだとは思うのですが、さらに新しい組織もできたということで支援をされていきたいという方向であります。これが成功されることを本当に期待したいと思います。資料を見てみますと、幕別町はデータファイルを見ますと、食品の製品出荷額はことしの資料、昨年のだと思うのですが、総額で約 65 億円なのですね。例えば農業の総生産というふうに見ますと、1年間に 200 億円ぐらい、前後はしますけれども、ございますね。それが、そのものはもちろんおいしくていいものですから、出荷されていくということも望まれるのですが、価値を上げて出荷していくということになると、その分、町の雇用や経済に、あるいは財政の収益につながってくるというふうに思いまして、こういう出荷額、これ 23 年 64 億円だったのですが、前年度は 87 億円と、どういう関係があったかなと思うのですけれども、結構浮き沈みもありまして、そういうところにもぜひ目配せをさせていただいて、全体として価値がうちの町にお金が残るよということに心がけていただきたい。その辺はどのように押さえておられますか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

おっしゃるとおりで、企業誘致の昨日、一昨日のご質問にも答えましたように、私どもも企業誘致で、まずはやっぱり農業に関連する企業の誘致ということが一番先に頭に浮かぶわけですし、それが実現できればありがたいなという思いであります。あとは、やはり今幕別で生産される、あるいは収穫されたものがいかに付加価値を高めていくかと。つい最近、食加研もそうですけれども、畜大の、あるいは札幌なんかでも、この間も道の職員が来て、例えば幕別のレタスなんていうのは、ただ沖縄に出しているのはわかるけれども、もっと何かできないかと。中身はどうなのだと。いろんなことを研究するのにレタス一つ研究所へ送ってくれというようなこともありました。そういった意味でいろんなことを調査・研究しながら、そしてそれがいわゆる付加価値をつけて地元あるいはよそへ出ていくということが望まれるのかなというふうに思いますので、引き続きいろんな場面で努力してまいりたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

やはり誇れるものがたくさん生産されているという町でありますから、それが本当に生きる形に研究が進まれ、町として大いに支援をしていただきたい、このように思います。これは3番目の質問にもかかわってくるのですが、以前にもこの場所で申し上げたことあるのですが、結構今うちの町で、地産地消・域内循環の経済のところにもつながるのですが、フリーマーケットですとか、直販場ですとか、いろんな機会に幕別町でつくられたものが町民の皆さんが直接消費をする機会が尐しずつふえてきているようには思うのですけれども、まだまだ消費、買い物の一番の場所といいますと、いたし方なく札内地域などは特に大型店ということになるのですが、そういったところで地元のものを手に入れようと思うと、なかなか簡単にいっていない状況はまだそんなに変わっていません。ご近所コーナーだとかいろんな生産者の名前を入れて幕別町の方ですよというのが時々登場しているというところは以前よりは変わってはきていますけれども、毎日毎日大量に消費されるものがなかなか住民の手に渡っていない現状というのも、いまだ続いているように思います。こういうところも、ぜひ目配せをしていただきたいと思いますし、また木材にかかわって町長言われましたように、林地材についてはなかなか難しいのだということも言われました。地産地消というふうになりますと、加工とそれから直接販売すること、それから木材も含めてということだったのですが、この林地材にかかわって大変だということは、実は私どもも林活議連で学ぶ機会をいただきまして、ことしは新得のほうに行かせていただきました。そのときにも、家畜の敷わらといいますか、チップを加工して提供している業者の方も林地材は高くて使えないと。結局、道内あちこちから集めて間に合わせているというようなお話も聞きまして、本当に残念な思いがしました。そういう方たちにとっても、やっぱり手の出ない、費用がかかるというようなことで、これは大いに研究が要るところだなというふうには思ったのですが、まだまだ集成材であるとか、それからペレットもそうですし、また、うちの町として可能かどうかというのは、これも研究要ると思いますが、木材では学校の机だとか椅子だとか、そういうものもどんどん地元のものを活用させるような提供を、これは木のもっともっと幕別よりも木材が豊富なところで行われているわけですが、そういったことなどもどんどん研究されながら、域内で循環することのメリットというものもぜひ浮き上がらせていただきたい、このように思います。どうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

お話ありました林地材を例えばペレット化して暖房に使うというようなことで、一時町村会なんかでもいろいろ話が出たのですけれども、なかなか先ほど言いましたように、採算性からいくと難しいと。一つには、国の支援なんかが得られないのかということも出ました。そのことによって、せめて山から持ってくる分についての補助制なんかがあると、また大分違うのではないかなということもありましたので、もちろん私たち望むのは、循環型ということでありますので、そういった町村会などの動きなども通じながら、できる限りそういった方向に進められるように、また努力してまいりたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

重ねて木材では、これまで人工林は針葉樹が多かったと聞いておりますし、幕別町のデータでもそうなっています。これも針葉樹の加工の限界といいますか、広葉樹ならでは、例えばシイタケの原木にするとか、いろんな点で活用ができるということもありまして、今そのときにも学んできたことなのですが、福島あたりはそのシイタケの原木の物すごく大きな産地であった。しかし、今回のこのようなことで北海道に業者がぐっと入ってこられているということも伺いました。こういうことを考えると、日本全国で手をつないで生きるということも含めて、針葉樹だけ、針葉樹に重きを置いてきた人工林を広葉樹にも向けていくことも大事ではないかというふうに思います。研究をお願いしたいと思います。お答えいただければ、お願いします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

広葉樹ということでありますけれども、まず育つかどうかということも、これ確認をしなければなりませんので、試験、研究機関あるいは森林組合とも相談させていただきながら、検討してまいりたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

育たないものはつくれませんので、どうぞ研究を重ねてください。次に、自然エネルギーです。太陽光の設置が町が助成した以外も含めて 232 基になったということは、随分努力されてきたことだなというふうに思います。今、自然エネルギーに向けての取り組みの中で、天候の問題はあったにしても、この十勝の特有性を生かせば、太陽というのは本当に安定した資源になっていくということであります。これは今個別のおうちで設置していく太陽光と、それからメガソーラーのような大きな型と両方進んでいるのですけれども、個人の家で設置していく、これは古い家とかなんとか、なかなか難しい面はあるのですけれども、これの促進が将来的には随分自然エネルギーを生かす道につながり、安定した電力の供給になっていくという事例があちこちで生まれ出しています。幕別町ももちろん目標を持ってやっていかれるとは思うですが、例えばこれ幕別の場合はなかなか電力の使用量等いろいろ調べてみたのですけれども、到達しなかったのですが、幕別町の町、ここの公共施設だけでは 528 万 4,000 キロワットほど使っているのですね、ここの町だけでも。公共施設です。ですから、こういったところも今、さかえ保育所から始まりまして、いろいろ研究されていますが、うちの町が新しい公共施設のときには絶対こういったことは外さないでやっていただきたいということとあわせまして、帯広の試算のデータを見たのですけれども、帯広の電力消費量というのは全体で 77 万メガワットだかというふうにあるのだそうですけれども、帯広はその半分の設置を目指しているのですね、太陽光の、住宅に設置する。それで、大体今の帯広の消費量の2割は補完されるというデータも出されておりました。ですから、すごい力なのだなというふうに改めて思いまして、幕別町もどんどんこうやって力を入れて 200 基を超えましたので、これがもっともっと1割に上っていくと、それは支援が必要だと思うのですけれども、そういった点ではどのように捉えておられますか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

私もこのことによって幕別町内の全体のどのぐらいの電気量分が確保できるのか、よく1メガワットで 250 から 300 世帯というようなことは言われています。そうすると、今メガソーラーが大体 1.5 から2ぐらいの電気量で今設置されていますので、それでいくと四つ、最終的には6カ所できるわけですから、1,800 世帯ぐらいまでならば地元のメガソーラーで対応できるのかなと。それに加えて、今個人でやっているおっしゃる分が、恐らく私どもの考えからすると、まだまだ来年以降も伸びていくのではないかと。特に、住宅建設は来年あたりもまだまだふえるのではないかということでありますと、その太陽光の発電もふえていく。それらに当然町が助成をして応援していくということは、これは必要であろうというふうに思っておりますけれども、全体的な数値がまだ見えていないのが現実だと思いますし、北電はなかなか全部のあれを教えてくれないという現実もあるものですけれども、それらもできる限り研究していきたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

大型のメガソーラーがどんどん来まして、それも電気をつくるという点では本当に助かってくるのですけれども、ただ、国際興業でしたか、いろいろ行きますと、多分そこは商売としてつくられて売り上げがあるのでしょうが、その収益は会社に行き、税金も本社所在地に行くのだろうなというふうに思うと、個別の家に立てていただく大事さも改めて思うところでありまして、そういったことも含めて支援の策を講じていただきたい、このように思います。次に、住宅リフォーム助成制度でありますが、先日も芳滝議員のご質問の中で継続されるということを聞いておりました。下限額を引き下げてということでありますから、今までよりは住民側にとってはハードルが下がることを期待したいと、期待できるなというふうに思います。これも先日の一般質問の中で総額で 15 億 7,000 万円でしたか、これは商品券としては何枚出されて、幾らお金使われたのでしょうか。

答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)

22 年から 24 年までの商品券の発行枚数、12 月6日現在でございますけれども、1,080 万円でございます。使われたかどうかというのは前年度分は4カ月で使わなければならないことになっていますので、使われていると思いますし、ことしにつきましても春先等のものにつきましては、もう既に消費されているものと考えております。

再質問 15番 中橋友子

金額にしてどのぐらいになるかということもお聞きしたかったのですけれども、結局、これはうちの町の経済活性化というところに力点を置いて、町も商品券によって商店街と事業者が潤うし、事業を誘発していくという起爆剤になっていくという役割でなかったかというふうに思います。それで、この住宅リフォーム制度もどんどん全国で進み出す中で、その経済効果というのもだんだん見えてきたということが報道されております。幕別町の場合のこの参画している事業所、新築とそれからリフォーム両方でありましたから、それぞれ新築はもう建築業者ということにはなるのでしょうけれども、リフォームということになりますと、個別の事業所もそれぞれ入ってこられているのではないかと思います。大まかにその内訳を教えていただけますか。

答弁 商工観光課長 森広幸(商工観光課長は2014年3月まで)

新築につきましては、10 事業所が入っております。リフォームにつきましては、24 事業所で外壁塗装業ですとか、一般の給排水工事、それとかあと内装工事等が入っております。あと、外構も一部含まされております。

再質問 15番 中橋友子

これ多分ハードルが下がると、もっともっと広がっていくのではないかなというふうに思います。結局、町の活性化のために地元の業者の仕事を多くしていきたいと。そして、その支給するお金を地元の方に還元するための商品券にしたと。そして、それの恩恵は町民が受けるという、こういう流れの中でつくられる事業は、なかなかすばらしいと思うのです。それで、今回はそのハードルがさらに下がるということでありますから、もっともっと経済効果が生まれるのではないかというふうに思います。一つには、経済効果として大体考えられるのは、事業そのものを誘発する。ですから、ちょっと考え直そうかなどうかなと悩んでいたけれども、こういった特典があるからやりますよという誘発ですよね、それになっていくことが一つあった。それをもっともっと引き出すためにもっとハードルを下げてくださいというお願いというか、質問をこれまでしてきたわけですけれども、それが一つですよね。それからもう一つは、やっぱり仕事が地元の方に落ちたわけですから、直結とはいかなくても、雇用、労働につながっていくと、雇用につながったかと。それから、やはり先ほどから言っている付加価値、いろんな仕事をすることによって、もちろん仕入れもふえていくでしょうし、それから、それは町内だけとは限りませんけれども、そういった形で連動して他の業種にも影響を与えていくということ、そして最終的には町の経済効果につながる。これは私はすごいことだなというふうに思いまして、実はこういうことを分析されている大学の先生なんかもいらしてみましたら、今のところ大体 15 億円なら 15 億円の 10 倍の経済効果になるというようなデータも既につくられてきているのですね。そういうことも踏まえまして、新しい仕組みがより効果を生むようなところに設定していただいて、進めていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今お話いろいろいただきましたので、検討中でもありますから、そうしたご意見が生かされるように最大限努力してまいりたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

わかりました。金融支援策につきましては、藤原議員がお尋ねされておりまして、その点で理解をしたいと思います。次、低所得者対策でありますが、いろいろ項目を挙げてお答えをいただきました。幕別町として全く放置はしていないよと、こういった手だてをとってきたよというようなことについては、私どもも理解をするところです。特に、介護保険の所得階層別をふやしたとか、それは4月でありますけれども、ただ、そうであっても、やはり困難な状況というのが解決されていないというのが今の現状なのですね。今、貧困率というのが日本全体で 1,200 万人になってきたということなのですが、生活保護の受給は 200 万ちょっとです。ですから、捕捉率というそうなのですが、20%を切っています。つまり生活保護基準以下で暮らされている方たちが幕別町内にも、こういうデータから見ると必ず存在しているというふうに思うのです。私たちは、やっぱりそこがいろんな困難を招いて、そして払いたくても払えない現状がつくられているというふうに思うのです。そこで、以前から申し上げてきました。事業を行っていくためには、もちろん確たる財源がなかったらできません。町の姿勢もなかったらできません。国保だって介護保険だって全部そうです。そのお金をどうするかという段階で、軽減を求めてきたときに、必ず言われてきたのは、他の加入者に負担を負わせることになるということを町はお答えになってきました。事実そうなのですが、私たちはもう一歩踏み込んで、不納欠損の問題を取り上げてきました。この不納欠損も必ずしも、もちろん進んでやっていることではなくて、努力した結果やむを得ずやっていることだと思うのですが、国保であれば毎年 1,000 万円を超えています。こういったことも結局も加入者の負担になっているということは間違いないということになれば、もっとその生保以下で暮らしている人たちなどの実態に沿った手だてをとっていくことによって、不納欠損のところの 1,000 万円のお金の動かし方、生かし方ですよね。入ってこないのですから。それが別な手だてで同じ会計収支であっても、もっと町民に生かすというのですか、町民をすくい上げる生きた 1,000 万円になり得るのではないかというふうに思うのですけれども、どうですか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

不納欠損はこれは結果でありますから、最終的には今おっしゃられたことにはなるのでしょうけれども、当初から不納欠損を予測して課税しているわけではもちろんありませんから、それは結果としてそういう事態になる。これは残念なことだというふうに思います。ただ、私ども今までお話を何回かやりとりしている中では、いわゆる低所得者の人たちを減免すると。一律これ減免するということは、法の趣旨の減免とはちょっと違う。もう私はそうなってくると、減免というよりは根本の制度自体をやっぱり改正していかなければならない。ここで言っている減免は、何か突発的な災害だとか何かがあったときに減免をしますよと。そうではなくて、今の時代でこれだけ所得が低くなって皆さんがご苦労されている。そうなると、やっぱり制度自体の中で当然均等割を下げるとか何かというところから始まっていくことが本来なのかなというふうに思います。ですから、決して私も困窮者に高いことを無理やりお願いするというよりは、できればこの制度改正の中で何とか進めていっていただき、そしてなおかつ、それで今の困窮世帯の方がこういう事情でどうしてもだめだという、そのときに減免制度というのが生かされてくるのかなというふうに思っておりますので、絶対だめだなんて最初から申し上げるあれはありませんけれども、これからも個々に対応していきたいというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

制度の仕組みの根幹が問題だということは同じ認識です。いろんな手だてをとっても、突発的なものに対しての対応はできても、恒常的な所得の低い人に対する対応がそこがないのでいつも議論になるということをぜひご理解いただきたいと思います。最後に、自治基本条例についてお伺いいたします。これは私もずっと幕別町の憲章、それからまちづくり条例できたときからひもといて学ばせていただきました。それで、住民と町の憲法でありますから、住民の皆さんと一体となってつくり上げていくその過程の大事さなども学んできているところなのですけれども、私はここにも、答弁の中にも書いていただきましたけれども、例えばパブコメ一つやってもほとんど参加がないというようなこともございますよね、実際に。こういう中で、いろんな協働のまちづくりだよと言っても、なかなか住民との一体感はつくれないというものがあります。もう一つは、議会も絶対今みんな総力を挙げて、議会自身も住民の負託に応えようという努力を、これまでも個々で積み上げてきて、全体でやろうというふうにしてきました。そういう中で、議会基本条例についても、やっぱり自分たちも町に求めるだけではなくて、自分たち自身も考えていこうというところに来ております。そこで、やはり町の憲法、順番があるわけではないのですが、国の憲法があり、町の基本的な憲法があって、そして分野ごとに行くというような仕組みの中で、それぞれつくられてきているのが、今、全道でも 48 までいったという流れではないかと思います。そういう流れを見たときに、もう一つ町も踏み込んでいただきたいということと、住民の成就を待つような、文面で言うわけではないのですが、リーダーシップというのはやっぱり町がとっていただくことが大事ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

今、全道で 48 の市町村がそういったことで取り組んでいる。ただ、問題は、やはり条例をつくる、そのこと自体ももちろん大事なことですけれども、その条例をつくる段階までの経緯といいますか、そのこと、例えば私は一つは前回、3年前ですか、子どもの権利条例、あれなんかは本当に学校と地域一緒になって積み上げてきて、ああいうものができたと。それをまた、今現実に実行している。私は、つくる以上はそういうようなことが必要ではないかと。それから、決して否定するものはもちろんありませんし、議会と一緒になって考えていくということはこれからも検討していくことはもちろんでありますけれども、やはりつくる以上はやっぱり有効なもの、住民の皆さんに理解していただけるようなものでなければ、なかなかただつくったというだけでは問題なのかなというふうには思っていますので、なおまたご相談をさせていただければというふうに思います。

再質問 15番 中橋友子

そういった働きかけというのは、やっぱり住民も期待を持って応えてくれるのではないかというふうに思うのです。子どもの権利条例を定められるときにも、その定める経緯の中でいろんな町民の皆さんのほかにないものをうちの町がつくっていくのだねということで、期待の声が聞かれました。やっぱり輝いていますよね、そういうときは。ですから、今回も例えば庁舎問題とかいろいろなことがあってここまで来ていますけれども、私は住民の方たちが幕別町に対する期待というのは決して小さくない、大きいものをそれぞれが持っている、しかし時々の問題のぶつかりで見えなくなることもあるという流れの中で、町と住民、議会も一緒になってそういうものを練り上げる、その機会が今来ているのではないかなというふうに思いまして、町長も考えていただくということでありますので、期待をしたいと思います。以上であります。

出典:幕別町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月13日 議事録 PDF(116ページ) 間違いを知らせる