幕別町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月11日
本町の調査実態と取り組みについて
2012年12月11日、幕別町議会の一般質問で、小島智恵議員が「本町の調査実態と取り組みについて」質問し、教育長 金子隆司、学校教育課長 羽磨知成が答弁しました。
- 質問者
- 小島智恵 議員
- 答弁者
- 教育長 金子隆司、学校教育課長 羽磨知成
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 小島智恵
通告に従いまして質問させていただきます。いじめ緊急調査の結果と今後の取り組みについて。今夏、文科省が実施した「いじめの緊急調査」の結果が公表された。それによると、今年度の上半期、4月から9月の認知件数が全国小・中・高・特別支援では 14 万 4,054 件であり、昨年の7万 231件の2倍を超えている。このうち道内では 3,478 件で、昨年の 3,330 件を上回っている。また、生命や身体を脅かすおそれのある重大事案は、全国の国公立校で 278 件あり、道内の公立校はゼロとされている。マスコミのいじめ報道が過熱したきっかけは、昨年 10 月に大津市で中2男子が自殺した事案である。マスコミ取材等で発覚した学校や教育委員会の対忚、とりわけ自殺後の事実隠蔽を疑わせる対忚に批判が集中し、社会問題化したことを受けて緊急調査が実際されたことは周知のとおりである。いずれにしても地教委、学校、家庭が危機意識を共有し、いじめ問題を真正面から受けとめ、子供たちの生命を守り、安全・安心の学校づくりに取り組むことが強く求められている。なお、帯広市では、いじめ防止啓発資料「あっとほおむ」を小・中全学級に配布し、市 P 連ではホームページを開設して「いじめは絶対に許さない」という地域や保護者、家庭への啓発に取り組んでいる。以下、本町の調査実態と取り組みについてお伺いする。1、いじめ緊急調査の結果について。2、従来のものと調査内容の違いについて。3、児童生徒のいじめに対する自発的な取り組み例について。4、この調査結果を踏まえ、いじめ問題等対策委員会の今後の対忚策や新たな取り組みについて。5、ネットによるいじめの実態把握について。6、いつでも誰でも気軽に相談できる体制の整備について。以上、お伺いいたします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
小島議員のご質問にお答えいたします。ご質問にもありましたように、昨年 10 月に大津市で中学校2年生の男子生徒が自殺したことを受けまして、文部科学省において「いじめの問題に関する児童生徒の実態把握並びに教育委員会及び学校の取組状況に係る緊急調査」が本年8月から9月にかけて実施され、その結果が 11 月 22 日に公表されたところであります。ご質問の1点目、「いじめ緊急調査の結果について」であります。今回の調査の主な目的は、「いじめの早期発見、早期解消につながるよう、緊急に各学校におけるいじめの認知件数を把握しよう」とするものでありました。調査結果は、ご質問にもありましたように、全国ベースでは半年間の調査でありながらも、昨年の2倍を超える 14 万 4,000 件余りとなり、中でも小学校での認知件数が約8万 8,000 件で、昨年度を5万 5,000 件も上回った状況が示されたところであります。本町における結果につきましては、小学校で3校6件、中学校では2校2件で、いじめの内容は、仲間外れや無視をされる、たたかれたり蹴られたりする、悪口を言われるなどで、これら8件のうち4件が解決済みとなっております。なお、本町の平成 23 年度の認知件数は、小学校で1校4件、中学校1校2件となっているところであります。次に、ご質問の2点目、「従来の調査との調査内容の違いについて」であります。文部科学省によるいじめにかかわる調査につきましては、これまで毎年「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の中の1項目として、調査が行われてきたところであります。この調査は、いじめのほか暴力行為、不登校、退学、自殺など生徒指導上の全般について調査が行われるものでありますが、今回の緊急調査はいじめ問題に焦点を絞った調査で、ただいま申し上げました「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」のいじめ問題にかかわる部分を前倒しで実施したものであります。同じような調査でありながら、「緊急調査」でのいじめの認知件数が「問題行動調査」よりも大きくふえましたが、このことについては、「教師や児童生徒、保護者の意識の高まりが原因であろう」とか、「いじめ問題が注目された年は、件数がふえる傾向にある」などの分析が報道されているところであります。また、今回の緊急調査では、学校と教育委員会に対して「いじめ問題への取組状況に関する調査」も行われ、その結果を踏まえて、改めていじめ問題への取り組みの徹底について通知が発出されたところであります。次に、ご質問の3点目、「児童・生徒のいじめに対する自発的な取り組み例について」であります。いじめの早期発見、未然防止には、学校、家庭、地域、行政が連携を図り、一体となって取り組むことが必要でありますが、何よりも当事者である子供たち自身が行動していくことが大切なことと考えております。本町においても、児童会、生徒会によるさまざまな取り組みが展開されているところでありますが、その一例を申し上げますと、毎週木曜日の登校時に玄関で児童会役員がのぼりを手にいじめ防止の呼びかけを行うことや、児童会によるいじめに関する意見箱の設置、いじめをなくす集会や仲間づくり集会の開催などの取り組みが行われているところであります。いじめの根絶に向けて、子供たち自身がいじめを許さないという気持ちを持つとともに、子供同士が互いに声を出し、行動に示していただくなど、いじめを容認させない風土づくりを進めていくことが重要であり、学級活動や児童会・生徒会活動等を通じて、子供たちにそうした機運を高めているところであります。次に、ご質問の4点目、「いじめ問題等対策委員会の今後の対忚策や新たな取り組みについて」であります。いじめ問題等対策委員会につきましては、いじめの未然防止と早期発見のため、広く町内の実態を把握し、いじめにかかわる諸問題を協議し、児童生徒の心身の健全な成長を図ることを目的として、校長、教頭、教諭、教育相談員、PTA 役員などで構成され、これまでいじめに関する保護者へのアンケート調査や研修会、講演会などを実施しているところであります。近年は、児童生徒を対象に「いじめ防止啓発標語」の募集や、会報である「かわら版」の作成と発行、PTA 連合会との共催による講演会の開催などに取り組んできているところであります。調査結果を踏まえた今後の取り組みについてでありますが、既に事業計画に基づき、ただいま申し上げました事業に取り組んでいるところでありまして、今後はこれら事業の成果を検証していく中で、来年度以降の事業について、新たな取り組みも考慮に入れながら、対策委員会とも協議してまいりたいと考えているところであります。次に、ご質問の5点目、「ネットによるいじめの実態把握について」であります。子供たちの携帯電話のメールやインターネットの利用の増加に伴い、インターネット上の学校非公式サイトや掲示板、ブログを利用して、特定の児童生徒に対する誹謗・中傷が行われるなど、ネット上のいじめの問題が生じているところであります。ネット上のいじめは、他のいじめと同様に決して許されるものではなく、学校、教育委員会と家庭、地域が連携して、解決に向けた取り組みを行っていく必要がありますが、この実態については、保護者や学校が十分に把握できていない状況も指摘されているところでもあります。実際に、ネット上の情報は個別で不特定な情報であり、加えて広範囲に及んでいることから、実態把握については困難を極めているところであります。北海道教育委員会において実施しておりますネットのチェック、いわゆるネットパトロールにより、不適切な書き込みや情報で、該当する児童生徒名や学校名が特定できた場合には、その情報に基づき、学校において各指導に生かしているところであります。ネット上のいじめの問題については、保護者や教師など身近な大人が、そして社会全体が、子供たちの携帯電話やインターネットの利用の実態を十分認識した上で、情報モラルについてしっかりと指導することで、いじめの未然防止、早期発見、早期対忚等が図られるものと考えているところであります。次に、ご質問の6点目、「いつでも誰でも気軽に相談できる体制の整備について」であります。いじめ問題の相談窓口につきましては、本町では、学校や教育についての悩みがある児童生徒や保護者からの相談を受けるため、2名の子どもサポーターを「まっく・ざ・まっく」に配置いたしており、平成 23 年度実績では、児童生徒へのカウンセリングや保護者等の電話相談等での対忚件数は、延べ 1,149 件でありました。さらに、北海道公立学校スクールカウンセラーを兼ねた心の教室相談員を町内の中学校に配置しておりますが、昨年度は 79 件で、延べ 709 人の児童生徒等との相談を実施したところであります。また、北海道教育委員会におきましては、北海道立教育研究所において、24 時間体制で、いじめ問題に悩む子供たちや保護者、学校関係者からの電話相談を受け付けておりますが、ここではカウンセリングに関する専門的な資格を有する専任の相談員等が 11 名配置されており、平成 23 年度の実績では、いじめに関する相談が 367 件寄せられているとのことであります。このほか、法務省の「子どもの人権 110 番」や厚労省の「児童相談所」、警察署の「尐年相談窓口」などや、各種団体等でも窓口を設置し、電話相談を受け付けているところでありますので、これら相談窓口の周知に努めてまいりたいと考えているところであります。以上で、小島議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 5番 小島智恵
再質問させていただきます。いじめ問題については、9月の一般質問でも取り上げておりましたけれども、そのときは学校評価、教員評価、そういった評価制度がいじめの隠蔽につながっているので、評価制度をやめるべきといった質問者の声があったと思うのですけれども、そもそもそういったいじめを隠蔽するような教育者は、私はやめたほうがいい、適性がない、そういった評価制度云々のことではないのではないかというふうに思っております。また、評価制度については、教育委員会と意見を同じくするところでして、資質の向上につながるものですので続けていただきたいと、そのことを最初に申し上げたいと思います。1点目につきましてですけれども、いじめの緊急調査の結果ですけれども、5校8件といった結果が出ました。また、平成 23 年度分でいきますと2校6件ということで、全国的にも2倍を超えるような件数が出てきているということで、本町としてもふえた、ふえている、増加している結果が出ました。一般論といいますか、なぜふえているのか、報道されている中では、意識の高まり、またいじめ問題が注目された年は件数がふえる傾向にあるということでしたけれども、これは一般論なのかもしれませんけれども、教育委員会としては本町としてもふえている、この実態についてどのように受けとめているのか、またどうしてふえたのか、分析、お考えについてお示しいただきたいと思います。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
緊急調査にかかわりましては、全国的に非常に倍増状態になっているということでありますが、先ほどもご答弁したとおりでありますが、報道のとおりのこともあろうかと思いますけれども、もう一つにはやっぱり子供たちの思いをより丁寧に拾おうとした前向きな姿勢があったのではないかというふうなことも考えられるというふうにも思います。ただ、全国的に見まして、非常に認知件数の差が大きいということがありますので、都道府県あるいは各市町村教委の認知の考え方が、一方では統一されていない部分があるのではないか、そんなことも絡めて、実件数がふえたということも言えるのでないかというふうに分析をいたしております。なお、幕別町における件数の増につきましては、全国あるいは全道の標準的な 1,000 人当たりのいじめ認知件数等で比較いたしましても、決して高いほうではありません。その内数の中に、平均の下に入っているということを申し添えたいと思います。以上です。
再質問 5番 小島智恵
平均の下といったご答弁がありましたけれども、小さなものもやはりどんどん挙げて、そして追い詰められるようなことがないようなことが必要だと思うのですけれども、きちんとそういった小さなものも挙げているのか、早期発見に努めているのか、これについてお伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
いじめの対忚の基本的な考え方は、早期発見であり早期対忚だというふうに思っております。そういう意味では、ふだんの先生方が子供たちの見取りをしっかりするということが大事だろうというふうに思いますし、そのことがある程度行われていると、よってその結果においても、発見されたらすぐ解消できるという体制が校内体制としてでき上がっていると。それには校長先生のリーダーシップというのが一番大事でありますが、そういう意味でのマニュアルも確立しておりますし、できるだけ早く対忚するという姿勢で臨んではいるところだというふうに理解しております。
再質問 5番 小島智恵
早く対忚しているということでしたけれども、この緊急調査、8月から9月にかけて行われ、11 月 22 日に公表されたと。そして、もう今 12 月 11 日に入るわけなのですけれども、今回見つかった8件のうち4件は解決済みですが、残る4件、まだ解決していない、未解決の状況であります。本当、早期解決を願うばかりなのですけれども、長引けば長引くほどやはり追い込まれる、そういうことがありますので、これきちっとしっかり現場で取り組まれているのでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
8件中4件は既に解決済み、あと4件がまだ未解決であると。その学校側と、もちろん教育委員会も入るわけですが、真剣になって取り組んでおります。非常に時間のかかる案件もありますが、粘り強く保護者、あるいは場合によっては関係する保護者をも含めて内容の調査、事実確認について深めて実施している例も現在の段階でもございます。できるだけ早期に解決できるように努力したいというふうに思っております。
再質問 5番 小島智恵
真剣に早期開発に向け取り組んでいただけるというお言葉をいただきました。3点目についてですけれども、児童生徒の自発的な取り組み例ですけれども、児童会の役員がのぼりを手にいじめ防止の呼びかけをしているなど、そういったことがご答弁にございました。私が小中学校のときは、いじめ防止の活動は余り行われていず、挨拶運動などがよく定番として行われていた状況ではありました。しかし、今日、そういったいじめが社会問題化し、また本当に今回の大津の事件、いじめによって自殺する、みずから命を落とす、本当にこういったことがテレビ等で大きく報道され、何度も目にして子供たち自身にとってもショッキングな出来事、また子供たちにとってもこれを何とかしなければいけないといった思いも持った子供もいるのではないかなというふうに思いました。そこで、子供たちみずから考え行動する、自発的な活動、いじめ防止に対しての活動、これ大事だと思うのですけれども、児童会の例が挙げられましたけれども、生徒会については何か取り組みはなされていますでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
現在のところ、生徒会での活動は把握しておりませんけれども、昨年、部活動も授業の一環としてと認知されたところであります。いわゆる生徒指導の観点から見ますと、小学校は尐年団活動でありますが、部活動の中では指導する先生は非常にそういうところに気を使っていただいているということもありますし、なお道教委が生徒指導上の課題のある学校とは限りませんけれども、そういうところに必要に忚じて教員の加配措置を行っております。それらの先生なども活用しながら、生徒指導の充実が図られているところでありますので、生徒会での特別な調査はしておりませんけれども、似た内容のものはあろうかというふうに思っております。
再質問 5番 小島智恵
中学校、生徒会については、部活動の中で先生方が気を使ってやっているという、そういったお話でしたけれども、このご答弁にもありましたように、いじめを容認させない風土づくりを進めていく、これが重要だというふうにおっしゃられておりました。私も本当にそういうふうに思っておりまして、いじめることは悪いことなのだと。人を傷つけるので悪いことだ、格好悪いことだからやめようと。それよりも人に優しく親切にしよう、そっちのほうが格好いいのだと、そういった風土といいますか、雰囲気、空気づくり、こういったものが蔓延することによってもいじめをしたくない、いじめをしない、そういった子供たちの気持ちになっていくだろうと思いますので、そういった空気づくりのためにそういった児童会、生徒会主導で、いじめ防止の取り組みを行っていただきたいなとは思っているのですけれども、生徒会に対して、そういった児童会のようないじめ防止の取り組みはやっていただけないのか、先生方のほうから働きかけはしないのか、これについてお伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
いじめはしないということが何よりも大切なことであります。今ご質問の生徒会への指導については、生徒会そのものが生徒のいわゆる自治組織といっていいかと思います。要らざることを干渉するということは筋違いだろうというふうに思いますが、今ご質問の趣旨からの考え方については、学校もそのように理解するだろうというふうに思いますので、私どものほうからこれをすれ、あれをすれというようなことは言えませんが、基本的には道徳授業だとか、いろんな授業も含めた中で、生徒会活動も含めて、そういったものの中でいじめ撲滅に向けての努力をされることについての方向性は、学校も教育委員会も変わるものでありませんので、特別な指示はいたしませんが、その意を酌んでいただこうというふうには思います。
再質問 5番 小島智恵
こういった子供たち主導のいじめ防止の取り組みなのですけれども、一時的なものでなくて、やはり風化をさせてはいけないと思います。私の小・中のころは、挨拶運動なんかやっていまして定番になっていますけれども、いじめ防止についても定番になるように、今後継続して取り組めるように、現場の教員の方々に指導していただきたいのですけれども、これに関してはいかがですか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
どの時代にありましても、いじめはあってはならないことであります。そうした意味で、将来ともこのことが一掃されるようなときが来るまでは、当然として継続して行っていかなければならない、そういった自覚も先生方には持っていただこうと思っております。
再質問 5番 小島智恵
4点目になりますが、いじめ問題と対策委員会についてですけれども、現在、いじめ防止標語の募集を行ったり、かわら版の配布、また PTA 連合会との共催による講演会などを行っているということですけれども、今回の緊急調査の結果、これは結局は隠れていたものが出てきたと、それだけのことなのですけれども、あからさまになったということで、このいじめ問題と対策委員会、いじめに対して取り組まれていると思うのですけれども、今回の緊急調査の結果を受けてどのように受けとめているのか、もしわかりましたらお願いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
特にいじめ問題、協議会のご意見を伺っているわけでありませんが、新聞等で周知されているところですから、その委員の構成をされている校長、教頭、それから教育相談員等を含めた中での自覚は私どもと同じような認識を持っているのではないかというふうに思います。このいじめ問題の協議会につきましては、標語の募集を行っておりますことは承知のとおりだと思いますが、その中で子供たちがすばらしい文言、文句を考えるものだなというふうに私もいつも感心しております。それらがかわら版に載って周知をされる、この一連の委員会の流れについては、非常に高く評価いたしたいというふうに思いますけれども、今回の緊急調査なども参考にしながら、今までの活動も検証しながら、新たな活動に踏み切る、新たな視点で何か PR をしていくというようなことも含めて、次年度以降に反映させていきたいというふうに思います。
再質問 5番 小島智恵
このいじめ問題と対策委員会、せっかく設けられているのですけれども、やはりもう尐し新たな取り組み、踏み込んだ活動を期待しているところなのですけれども、そういった対策委員会を通じてでもよろしいので、アンケート調査、年2回、通常やっていると思うのですけれども、もう尐し工夫したものをやってはどうかというふうに思っております。例えば、いじめられていますか、はい、いいえではなくて、もう尐し具体的な行為を聞く、小さなものから聞き出し、例えば廊下で避けられたとか、次に悪口、たたかれたとか、こういったふうにレベルを上げていく、またされただけでなく見たという、そういった立場でも書けるような観点、またその場だと書きづらいと思うのですけれども、周りの子に万が一見られる可能性もあるということで、もし見られたらちくったというふうに恐怖感が出てくるわけで、本当のことを書けないこともあると。いろいろな工夫点が考えられると思うのですけれども、そのほかにそういったその場で書くのではなくて、例えばアンケート用紙を封筒で持ち帰ってもらって、書いたものを封をしてまた学校に持ってきてもらうとか、そういった秘密厳守をする工夫、いろいろ工夫はあるのですけれども、そういったいじめ問題等の対策委員会でそういった工夫点を出していただいて、町独自のアンケート調査、それについて作成していただけないのか、これについてお伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
アンケートの調査の内容につきましては、いわゆる全国的あるいは全道的な統計上、各町村がばらばらにということになりますと、非常に集計しづらい、傾向が読めない、そういうようなことがあります。そこで、先般の道議会におきましても、アンケート内容のさらに詳しい内容にすべきであるのではないかという質問がありまして、道のいじめ問題検討委員会ですか、名称はちょっとあれですが、そこでどういう内容にするか、より踏み込んだ内容にすべく現在検討中というふうにお伺いをしております。今回、国でやりました緊急調査も、今までやっている中身を極めて削除しています。7項目から4項目に項目を減らしています。それは、大きな視点で見た場合、全国ベースで見た場合は、より簡単にしたほうがわかりやすいという配慮もあったやに聞いております。いずれにしても現在、そういう意味で道議会の質問に答えるべく、内容について検討されているというふうに認識をいたしているところであります。なお、アンケートのとり方は、通常、学校内で行われております。一般の試験、テストなどでも机を離してやるわけですけれども、同じような観点に立って、机を離してアンケートに答えていただけるような。あと、内容を書くというのは余りありませんで、質問項目に対して選択方式で、いわゆる一つ丸をつけていくということですから、どこに丸をつけたのかはよくわからないということがあるのではないかと。今、いろいろそういう意味で席を離したり、丸方式ですので相手にわかるようなことは非常に尐ないのではないか。なお、名前についても、書く欄はありますが、これは希望される方のみ書くということですので、それぞれの子供たちのプライバシーは守られている、そんな努力もさせていただいているということであります。
再質問 5番 小島智恵
道議会のほうでいろいろ検討されているようですので、今後の流れについて注視していきたいと思います。次に、PTA 連合会なのですけれども、帯広市市 P 連では、冒頭に申し上げましたように、いじめは絶対に許さないという地域や家庭への啓発を行っているのですけれども、本町の PTA 連合会では、いじめ防止に対する取り組みは何か行われているでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
PTA 連合会のいじめにかかわるというものは、今年度の予定には入っておりません。今年度は、携帯電話の所持率などの調査が別途行われたところであります。PTA 連合会もアンケート調査を毎年実施しておりますが、内容はいじめであるとか、不登校であるとか、携帯電話の所持率だとか、そういった意味で幅広く回転をさせていっているのが現状であります。今回は、今年度はいじめに関しての調査はしておりません。
再質問 5番 小島智恵
いじめは、子供への教育、これももちろん大事なのですけれども、大人、親、地域、そういったところへの啓発、これもまた大事なことだというふうに思っております。いじめはいじめる側が悪いという認識、いじめる側がいるからいじめが発生する、そういった共通認識を大人たちが本来みんな持っていなければいけないのですけれども、でも実際は相手が悪いからいじめてもいいのではないか、仕方ないのではないかとか、そういった結局いじめる側をかばう、悪いほうを容認する、そういった大人もいると思うのですけれども、そういう大人を見て子供も同じように育ち、模倣し、大人のやっていることというのは子供に影響してくるかと思います。学校現場での指導、もちろん大事なのですけれども、大人、家庭、地域、そういったところへの啓発、認識、高めることに対して取り組んでいることはありますでしょうか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
いじめにかかわらず、地域や学校、そして教育委員会も含めての連携というのが非常に大事なことだというようなことが叫ばれております。地域との接点においては、学校の評議員制度というものがありまして、そこで学校の評価の中でもいじめや不登校などの問題が取り上げられ、そこで地域との共通認識を持ちながら検証し、そしてそうならないような方向での話し合いというのが組織的にも、仕組み的にもでき上がっております。特別、広報で流すときもありますけれども、そういった地域の参観日だとか、いろんな意味でいろんな場面でそういうことを取り扱う機会があります。そうした中で、大人と子供との関係も含めて、指導を徹底していくような雰囲気づくりにも私ども努めてまいりたいというふうに思います。
再質問 5番 小島智恵
子ども 110 番の家で、いじめの目撃者からの情報を受け入れる体制を整えているといったようなことをお聞きはしているのですけれども、どこまでこれは整えられているのか、お伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
子ども 110 番につきましては、先般のどなたかの質問にもお答えしたかと思いますが、今までのいわゆる駆け込み避難所という考え方と、それから犯罪が起こらないような抑止力につなげるという観点で設置をしてまいりました。時間もたちましたので、再度見直しの中では、いわゆる新しい 110 番の使命というものを加えることを今検討しております。例えば、いじめに遭っている子を見た場合には情報提供していただく、不審者を発見した場合には情報提供していただくなどの責務を尐し加えて新たなスタートにしていきたい。そのことは地域と、そして学校との連携にもつながり、委員会との連携にもつながっていくものと。現在、マップにつきましては、整理中であります。その整理をしていく段階に、今までご協力をいただきました 300 事業所、個人も含めてでありますけれども、そういう人たちの再確認をするという作業の中で、今申し上げましたようなことも含めた新たなスタートを切っていきたいというふうに考えているところであります。
再質問 5番 小島智恵
5点目に質問を移りますが、ネットによるいじめの実態把握についてですけれども、ネットパトロールを道教委のほうがやっていると、そういうことをご答弁いただきました。実態としては、いじめにつながるような書き込み、どのぐらいあるのか、また支障ない範囲でよろしいので、どういった内容があるのか、これについてお伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
道教委が実施をいたしておりますネットパトロールの平成 23 年度分の本町該当分を申し上げますと、小学校では2件、中学校では 17 件でありました。内容につきましては、いずれも個人名、学校名、生年月日も含めまして、個人の情報がわかるネットの掲載でありました。以上です。
再質問 5番 小島智恵
悪質なものは当然削除が必要ですし、書き込みした子供への指導も必要だと思うのですけれども、これは教育委員会の権限で削除できるのか、お伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
削除にかかわりましては、それぞれの人権問題等もありまして、今、不法行為にかかわるようなもの、これはすぐ削除できないのだろうかという話も聞いておりますけれども、一番手っ取り早いのは、警察を通してそのプロバイダーと連携をとって削除する、これが不法行為の場合であります。今の個人情報の公開に係るようなもの、これについては、その当該本人と学校とで協議をしながら、話をしながら、場合によっては保護者も入りますけれども、その了解の後に本人に消していただくという仕組みになってございます。
再質問 5番 小島智恵
個人名だとか学校名が出ましたら、だんだん子供たちのことも特定できる場合もあると思うのですけれども、特定できない部分もあるかもしれないのですけれども、もし特定できた場合、どういった指導が適切に行われているのか、ふだんのネットでないいじめと同じような手法をとって対忚されているのか、お伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
どういった指導がされているかについては、いじめと同様であります。本人を呼び出して事情を聞いて、そしてよくないよということをしっかり自覚をさせて、二度とそのような書き込みはしないようにという教育的な指導を行った上で、本人が納得した上でまた削除をしていただいているということであります。
再質問 5番 小島智恵
最近、携帯を持っている子供が時代の流れとともに多くなっているというふうに思うのですけれども、携帯の所有率がわかりましたら、お答えいただきたいと思います。
答弁 学校教育課長 羽磨知成(学校教育課長は2012年12月まで)
本年度、先ほど申し上げましたが、町の PTA 連合会の調査部のほうで携帯電話の所有についての調査を行ったところでございます。その調査結果によりますと、小学校の6年生では、問いかけとしては自分専用の携帯電話を持っているかという問いかけに対しまして、小学校6年生では 15%、中学校3年生では 41%の人が自分専用の携帯電話を所有しているというような調査結果が報告されているところでございます。
再質問 5番 小島智恵
中学3年生になると 40%台、半数近くにも所有率が上ってくると。今、携帯から簡単にネットにつないで、匿名で陰湿な書き込みをするという、そういったことも考えられるのですけれども、その一方で深く傷つく子もいる、本当に危険性の高いものだというふうに思うのですけれども、携帯の取扱指導についてどのように行われているのか、お伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
携帯の取り扱いにつきましては、平成 21 年だったかと思いますが、学校には持ち込まない、不要なものであると。持ち込まない。部活動でもってどうしてもというような場合については、学校に着き次第、先生に預けるというようなルールをつくっておりますし、保護者等々についても、フィルタリングを必ず行うこと等々を定めております。もっと詳しく申し上げますと、どこに行ったのでしょうか、詳しくは後ほどお答えしたいと。申しわけありません。
再質問 5番 小島智恵
6点目に移ります。いつでも誰でも気軽に相談できる体制の整備についてですけれども、そもそも教育委員会の方針のないところに取り組みはないというふうに考えているのですけれども、教育委員会がいじめに対しての方針、理念はきちんと明確に示しているのか、またその方針は各学校、現場へとしっかり浸透されているのか、これについてお伺いいたします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
いじめの定義は、ご承知のとおり、一昨年、変更になりました。長期的、継続的に身体に影響を与えるものという、いわゆるケースとしてはなかなかそこに至るようなものがない、ただ、それではこれ不十分ではないかというようなことから、当該児童生徒が一定の人間関係のある者から心理的・物理的な攻撃を受けたことにより精神的な苦痛を感じている、本人が感じたものはいじめであるというふうに、幅広く解釈されるようになりました。これは、社会的な問題でもありますけれども、そういう中ではほぼ浸透してきたのではないかと。当然、その以前には、変更になった旨の指導等も含めて行っているところでありますけれども、大体徹底してきたのではないかというふうに思っておるところであります。
再質問 5番 小島智恵
今回の大津市のいじめ事件では、これは昨年 10 月に起きていて、1年近くたってから随分と大きくなって取り上げられるようになったと。教員の隠蔽体質が出てきたということでして、教育委員会としても、大津市ですけれども、自殺といじめの因果関係はわからないだとか、黒塗りの用紙が保護者に渡ったり、また教員もいじめを放置、隠蔽していた、そういった実態があからさまになってきております。そこで、こういった教育委員会も教員も隠蔽体質を持っていたという大津市の例ですけれども、こんな学校には安心して子供を通わせることはできない、かえって子供を危険な目に遭わす、そういったことで子供からも保護者からも期待を裏切られた、今後、学校は信頼され安心して通わせる学校づくり、これを目指していただきたいなと思っております。前回の一般質問では、教員の多忙化、これによって子供と向き合う時間が尐ないといった話がございました。今回、ご答弁にありましたように、本町ではスクールカウンセラーや子どもサポーター、そして初めて聞いたのですけれども、相談員が 11 名も配置されている、先生方の仕事を補完する形で、かなりこの手厚く配置されているわけなのですけれども、多忙化と言いつつもやはり原点に立ち返ると、担任の先生が本来対忚しなければいけない、そういった問題だと思うのですけれども、担任の先生に気軽に相談できる体制、これはきちんととられているのか、お伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
隠蔽体質があってはなりません。そういうことでの指導は徹底しておると私は思っております。ちょっと 11 名というような答弁ありましたが、これは北海道の体制として相談窓口がございますけれども、その専任の相談員が 11 名配置されているということで申し上げました。私どもの町はスクールカウンセラー1名、教育相談員が1人、これは兼務になっておりますが、あと子どもサポーター2名、そんなような体制をとっております。学校の先生が忙しいがためにゆとりができないのではないかというのは、これは現場の状況としては全くありませんとは言い切れません。非常に時間的に忙しい毎日を送っている先生方であります。そうした中でも、できるだけ気配り、目配りをするような先生も大勢、大半がそういうことでありますし、一人の目からではなくて、複数の先生が子供、生徒、児童全体を見ているというようなことと、学年団やあるいは職員会議等での情報の共有なども図りながら、不十分ではありますけれども、十分な時間がないという意味での不十分でありますが、そういう意味では、尐ない時間の中で一生懸命そういった見取りを行っていただいているというふうに私は理解をいたしております。
再質問 5番 小島智恵
この子どもサポーターの相談件数を見てみたのですけれども、平成 22 年 650 件、平成 23 年 1,149 件と大幅にふえておりまして、不登校は平成 23 年、小・中 18 人ということで、この子どもサポーター、まっく・ざ・まっく、これは本当に学校に行きたくない、行けない子の居場所になっている、本当に子供にとって重要な役割を果たしていると思うのですけれども、こういった居場所づくりの確保ということで、今後もしっかりこれは維持していただきたいのですけれども、教育委員会はどういうふうにお考えになっていますか。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
おかげさまで、退職教員の中でそういった指導にふさわしい方がいらっしゃいます。極めて安い金額でありますけれども、半分以上がボランティアで活動させていただいております。何といいましても、各町村の取り組みは不適忚教室だとか、あるいはフリー教室などで、お金はかけているようでありますけれども、私どもの町については、こういった方々を有効に活用することによって、不登校の方々がそこに居場所として集まっていただける、非常に恵まれた環境だというふうにも思いますし、できるならば小学生も中学生もおりますから、授業の一環もいたします。ありがたい話でありますが、そういう意味での人数確保については、人数確保というよりも、今まで行ってきた実績等含めて、できるだけ継続するようにお願いしてまいりたいというふうに思っております。
再質問 5番 小島智恵
今、教員の多忙化となりますと、中にはサインを見逃したり、自分のクラスの子でないからいいやみたいな、そういう感じが起きてくる可能性もあるのですけれども、本来であればクラスだとか学年の枞を超えて子供の様子がどんどん教員の間で飛び交うような形でなければいけないと思うのですけれども、そういったことも含めて、教員の文化を変える必要はあると思うのですけれども、そういった啓発もしくは校内研修等行われているのか、お伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
先ほど、研修場所等については申し上げました。そこで研修を受けた方は、全員が受けるわけでありませんので、いわゆる校内研修の場、職場研修といいますか、そういう場で情報を周知するというようなことが日常的に学校では行われております。いじめだけで特化してやっているというようなことは尐ないとは思いますけれども、いろんな研修がありますので、それらの研修をトータルベースでもって校内研修という場で完了しているというところであります。
再質問 5番 小島智恵
先日の新聞報道では、いじめの未然防止や早期発見ができたり、問題を隠さず適切に対忚した教員や学校を評価する基準に加えるように、文科省から道教育委員会に通知したといった報道がございました。これまでいじめ問題を解決した、しっかり取り組んだ、そういった教員に対してはきちんとプラスの評価をしてきたのか、これについてお伺いします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
私どもにはそういったきちっとした通知はまだ入っておりませんが、新聞報道によりますと、今おっしゃるとおりのことが書かれておりました。ただ、私どもとしては、正式に通知が来たら、淡々と実行するだけでありますけれども、まだ通知が来ておりませんので所見を申し上げますと、職員評価にかかわっていじめを発見した者がそれなりに評価されるなんていうようなことは、どうもなじまないなと。それは、例えば部活などの指導者がおります。一生懸命やっております。こうしたものについては、全道で優勝しようが何しようが、これはその評価の対象にはなりません。という問題もあります。もともと職員の評価は、学校の教育目標に沿って、自分の具体的な具現化を最初に計画し、それがどうであったのかということを評価を受けるものであります。いじめの発見、あるいはいじめ問題に対して非常に誠意努力をしたというようなことでの職員評価につながっていくのは、いかがなものかなというふうに思いますが、一方、学校評価につきましては、これは当然地域とのつながりの中で学校評価を行い、そしてそれを公表するという流れになっておりますので、いじめの実態などについて触れるについては、私もそれを否定するものではありません。
再質問 5番 小島智恵
このいじめ問題ですけれども、大きな事件が起きますと意識が高まってくる傾向にあるのかもしれませんが、風化させることなく、今後も意識を高めたまま手を緩めることなく、継続していじめ防止に向けて取り組みを強化していただきたいと思います。見逃したり放置、隠蔽なんかをしていると、大津市のように最後まで追い詰められてみずからとうとい命を絶つことになりかねませんので、子供たちの命を預かっているのだと、そういうことを使命感を持って取り組んでいただきたいなと思っております。いじめが起きたとしても、またこれも教育の一環だと私は思っておりまして、いじめる側が悪いと。善悪をきちっと教える、悪いことをしたら相手に謝罪させる、そういった単純なことですけれども、けじめのある指導をすれば、将来いじめをしない、善悪の判断ができるようになりますので、いじめが起きたとしても教育するチャンスなのだと思って取り組んでいただきたいと。教育の観点からも、逃げないで取り組んでいただきたい、このように最後に申し上げまして、今後の教育委員会のさらなるご努力にご期待いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。