幕別町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月12日
進捗状況等について
2012年9月12日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「進捗状況等について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、民生部長 菅好弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 増田武夫
それでは、通告に従いまして、質問をいたします。昨年、3月 11 日の東日本大震災を経験して、幕別町地域防災計画の早急な見直しが迫られています。昨年6月定例議会で町長は、国や道から対策指針等が示されると思われるので、まずは現計画の課題点などの洗い出しに着手し、対策指針とも整合性を図りながら現計画の見直しに取り組みたいとしておりました。昨年8月には、災害対策基本法が改正・公布され、道においても東日本大震災の教訓や国の防災基本計画の修正を踏まえて、地震・津波対策を中心とした防災対策全般を拡充する北海道地域防災計画の修正を行ったところであります。この間、北海道防災会議地震専門委員会は、十勝・釧路沖の千島海溝を震源とする地震の規模をマグニチュード 9.1 と予想し、津波の高さは地区によっては従来想定の2倍前後になるとしておりまして、広尾町でのそれは 29.4 メートルになると想定されております。本町においても、忠類晩成地区に3戸の農業者と町営晩成牧場があり、津波対策を急がなければなりません。東日本大震災における巨大地震は、日本列島を不安定な状態にし、南海トラフを震源とする地震はいつあってもおかしくないとされており、関東地方を震源とする大地震の確率も修正されているところであります。千島海溝における 500 年周期の巨大地震は、1600 年代前半以来起きておらず、近々発生する可能性がより大きくなったことが心配されています。こうした状況を考えますと、本町の住民の生命、身体と財産を災害から守る真剣な取り組みが求められているところであります。以上のことから、幕別町地域防災計画の見直しの方針、進捗状況等について伺いたいと思います。一つは、現計画の課題点の洗い出しを実施したのかどうか。主な課題はどのようなものになっているか。2番目として、地震規模、災害内容など地震被害想定はどう変更していくのか。3番目、津波の規模や被害想定と対策はどうか。4番目、津波ハザードマップの作成と、洪水、地震ハザードマップの見直しをすべきではないか。5番目、自主防災組織の強化はどう進んだか。6番目、幕別町のホームページに、防災関連情報を掲載すると同時に各家庭に周知し、防災意識の共有と向上に資するべきと思うがどうか。7番目、計画には「減災」の考え方をしっかりと取り入れ、災害時の被害を最小とする計画となるようにすべきではないか。8番目、いつまでに見直しを完了するのか。以上であります。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。「幕別町地域防災計画見直しと津波対策について」であります。岡本議員のご質問の際にもお答えさせていただきましたが、町民の皆さんの安全と安心を確保し、災害から生命・財産を守っていくことは優先して取り組んで行かなければならない重要な課題であると認識いたしております。ご質問の1点目、「現計画の課題点について」であります。地震や風水害等の災害から町民の生命を守ることを最優先とし、防災対策を進め、被害を最小限度とする、いわゆる「減災」を視点に、現在、幕別町地域防災計画の見直しについて作業を進めているところであります。見直しに係る主な課題につきましては、大きくは、防災対策組織体制の見直し、冬期間の災害発生など悪条件下での災害を想定した対策の見直し、夜間並びに休日における大規模災害時の災害対策本部の設置場所の検討、情報伝達機器の導入や備蓄資器材などの見直し、住民組織体制拡充に向けた取り組みの強化等を課題として洗い出しを行っているところであります。ご質問の2点目、「地震被害想定の変更について」であります。地震の規模、想定内容につきましては、北海道が、ことし6月に北海道防災計画の一部を見直しておりますが、これによりますと、見直しの視点は、「既往の研究成果、特に海溝型地震と内陸活断層に関する最新の研究成果から」となっており、「地震動による被害についての詳細な想定は今後行う」としております。今回の北海道の見直しで、新たに追加された項目といたしましては、十勝沖の海溝型地震や 500 年間隔地震、十勝平野断層帯などの内陸型地震でのデータに関する部分であります。被害想定につきましては、町独自で被害想定をすることは困難であり、北海道地域防災計画におきましては、今後発生するであろう場所と規模等の内容は想定してはおりますが、現在のところ、具体的な人的被害や建物被害の想定は行われておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。ご質問の3点目、「津波の規模や被害想定と対策について」であります。本年6月に北海道が想定を見直した津波浸水予想図により、忠類の晩成地区の一部が浸水すると示されたところであります。町内の晩成地区に到達する津波は、大樹町晩成海岸において 19.6 メートルの津波がきた場合に、低地部分であります下当縁川流域で8メートル程度、また上流の沢地部分でおよそ1メートルの浸水が想定されます。被害といたしましては、海岸に近い位置にあります町営の晩成牧場周辺では最大 10 メートル以上の浸水となり、一部草地などにおいては塩害が想定されます。また、浸水予想図では同地区に在住の3軒の住宅付近まで到達すると予想されておりますが、幸い居住されている3軒の住宅そのものは、予想図においては浸水区域には入っておりません。しかしながら、津波が想定を超えることも考えられますことから、なお、万全の対策が必要と考えております。対策といたしましては、まずは人命の尊重が何より大事なことと考えており、地震発生により大津波警報が発令されたときは、直ちに情報の伝達を行い、住民の皆さんにはすぐに高台に避難していただくよう、先般、説明をさせていただきご理解をいただいたところであります。ご質問の4点目、「津波ハザードマップの作成と、洪水、地震ハザードマップの見直しについて」であります。津波ハザードマップにつきましては、今般、北海道が作成いたしました津波浸水予想図を活用いたしたいと考えております。また、洪水ハザードマップにつきましては、現在、河川管理者である国土交通省及び北海道建設管理部が策定したハザードマップを活用しており、現時点での見直しは考えておりません。また、地震ハザードマップにつきましては、平成 22 年に発刊いたしました「幕別町防災のしおり」に揺れやすさマップ及び建物被害想定マップを掲載しており、最大震度については「震度7」で想定済みでありますことから、現時点での見直しは考えておりません。ご質問の5点目、「自主防災組織の強化について」であります。自主防災組織の設立状況につきましては、現在 22 公区で組織され、世帯数に対する組織率では40.6%となっております。防災組織の必要性や設立の推進につきましては、公区長会議等においてお話をさせていただいているほか、未設置公区には自主防災マニュアルのひな形を配布するとともに、協働のまちづくり支援事業等の活用についても説明をさせていただき、自主防災組織の設立を推進しているところであります。現在、設立準備を進めている公区もあると聞いておりますので、町としても積極的に支援させていただき、組織率の一層の向上に努めてまいりたいと考えております。また、設立済みの自主防災組織の活動といたしましては、本年度新たに避難訓練を行った公区が3公区あったほか、札内の鉄南地区のあかしや南1公区、あかしや南2公区、みずほ町公区、文京町公区の4公区では、合同の避難訓練及び避難所体験訓練、避難所運営訓練が実施され、地域防災組織の自主的活動は活発となってきており、組織間の連携強化も進んでいるものと考えております。また、札内公区長会主催によります「自主防災づくり研修会」が8月 10 日に開催され、地域住民による自主防災組織の必要性や避難訓練の実施報告などがあり、活発な論議が行われ、地域においても積極的な取り組みが行われております。町といたしましても、自主防災組織の組織率向上に向け、今後とも必要な支援を行ってまいりたいと考えております。ご質問の6点目、「ホームページへの防災関連情報の掲載など、防災意識の共有と向上について」であります。本町のホームページにおきましては、「緊急情報」のコーナーを設け、緊急時の災害情報を初め、一時避難場所や夜間・休日医療機関、AED 配備施設等の情報をお知らせするとともに、幕別消防署のページへリンクするよう、わかりやすい情報の提供に努めております。本年度、町のホームページシステムを更新し、平成 25 年2月から運用を開始する予定としており、現在、その準備作業を進めているところであります。新たなホームページには、防災の専用ページにおいて、防災への日ごろの備えや心構えなどのほか、本町の災害関連資料を掲載するとともに、災害発生時にはホームページメニューの切りかえを行い、防災に関する情報をトップページに据えて、随時、災害情報を提供できるよう取り組み、防災意識の共有と向上に努めてまいりたいと考えております。さらに、新たなホームページではスマートフォンにも対応し、携帯電話の画面上でも町のホームページが見やすくすることができるよう対応を図ることとしており、多くの町民に的確な情報が伝達できるものと思っております。ご質問の7点目、「災害時の被害を最小とする計画となるようにすべき」についてであります。災害の中でも水害につきましては、堤防のかさ上げや排水機の整備などである程度は被害を防ぐことは可能と考えるところではありますが、地震や津波による被害を完全に防ぐことは非常に難しいことであると考えますことから、被害を最小限にとどめる、いわゆる「減災」は大変重要なことと考えております。北海道の地域防災計画においても、災害時の被害を最小化する「減災」を基本とし、たとえ被災しても人命が失われないことを最重点項目として考えているところでもあります。本地域防災計画では、防災は「自助」「共助」「公助」の理念を広く住民に周知するとともに、地域と協働により一層の防災対策の推進を図ってまいりたいと考えております。ご質問の8点目、「見直しの完了時期について」であります。岡本議員への答弁の中でお答えいたしましたように、見直し作業の完了時期につきましては、本町における課題点の洗い出しを終え、国及び道の計画との整合性を図るべく見直しを行いますことから、平成 25 年度になるものと考えております。以上で、増田議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 17番 増田武夫
それでは、再質問をさせていただきます。どこの町村でも、今、防災計画の見直しが行われているわけでありますけれども、ここでやっぱり防災計画そのものをどのような視点で見直していくかという、やはり共通の認識を持つべきではないかという思いで、ここに 30 の学会の人たちが共同声明をまとめまして政府に提出しているものがあります。地震学会でありますとか、地盤工学会でありますとか、こうした災害に関する 30 の災害学会のその声明でありますので、今の日本の英知の結集された提言だということで、ちょっとご紹介したいと思うのですが、政府に対する提言、要望でありますので、我々が参考にできると思われる3点についてでありますけれども、今後、相当されるハザードについて、常に柔軟性を持たせ、想定を上回る規模のハザードも起こり得るという前提に立ち、国土計画・都市計画・防災減災計画を検討すること。産学官の英知を結集し、国民が検討の経過や結果を広く共有するための基盤を整備し、継続的に維持・更新していくこと。もう一つは、数十年から百数十年に一度の頻度で起こる大災害には、構造の強化・施設の整備による防災政策で対処すること。数百年から 1000 年に一度の頻度で起きる巨大災害には、人命の犠牲を最小にするべく、避難設備の整備と避難教育の充実を組み合わせた総合的な減災政策で対処すること。もう一つは、災害の多い我が国の歴史と東日本大震災の教訓をもとに、古来の災害履歴を踏まえたリスク分析を行うことによって、より安全な場所への居住や産業の立地誘導を図ること。地域の歴史・風土・自然環境を踏まえたハザードマップと地域減災計画を立案し、継続的な教育や準備により、日常防災を実現すること。このようなことが含まれているわけであります。そうした今、現時点でのその認識を共有した上で、いろいろな点について再度質問したいというふうに思うわけですけれども、現計画の課題点についてということで、五つほど挙げられておりました。こうした課題点を今検討している最中であるというふうに思いますけれども、そうした課題点も踏まえて、さらに留意すべき点を幾つか申し述べたいというふうに思うわけですけれども、例えば地震の被害想定、これはなかなか道も具体的な数字として出してきていないので現時点では難しいのだと、こういうお話であります。やはり私たちの町の地域防災計画を作成していく上で、非常に重要なことが先ほどの提言にもありましたけれども、産学官、そうしたいろいろな人たちの協力を得ながら、やっぱりつくっていくことが非常に重要ではないかというふうに思うのですよね。したがって、我が町の防災計画にも専門家の計画への参画を仰いで、そして後で道のほうからこういう災害想定だというようなものが示されるとは思うのですけれども、やはり地域の実情に合った災害の想定をやはり独自にも追求すべきだというふうに思うわけです。そこで、これから地域防災計画を立てていくわけですけれども、どういうような体制でなされるのか。そうした専門家も含めた計画、被害想定も含めた計画にしていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
今、増田議員からいろいろと専門家等が提言をしたことを教えていただきました。こういったところもありますけれども、今、道のほうでいろいろと示されている資料ですね、これによりますと、津波被害、これについては 1000 年、5000 年、1000 年というスパンでの地層調査だとか、そういったものを行いながら、その中から導き出した今回の提言であります。ですから、これまでの津波の想定の2倍になる、広尾町でしたら 29 メーター60 ぐらいですか、これぐらいの被害想定が出るような 1000 年に一度ぐらいの津波を想定している。すなわちマグニチュードでいくと 9.1 というようなことが言われております。このような資料が道のほうから出ておりますので、専門家についての調査という、ご提言をいただくというような形のものについては、これを超えるものというのはなかなかあるのかどうかというところも心配されるところです。また、私たちの町に対しての防災の部分でしたら、例えばハザードマップだとか、そういったものについては国土交通省とか、北海道などからのデータをもとにしてつくっているというようなことになっていくと、これらをベースにして、我が町として何ができるのかというような想定になってくるのかなというふうに思うわけです。ですから、今、ご質問がありました専門家の参加ということについては、大変必要なことなのだろうというふうに思うのですけれども、一方ではそのようなデータと同様のものが示されるのではないかというような可能性も考えているところであります。見直しの体制なのですけれども、まずデータ的なものとか、国・道から示されるそういうハザードマップ的なもの、津波ハザード的なものについては、そういった国の資料などを使いながら、また町の防災会議の町民から出ている委員、そういった人たちの声を聞きながら、まず、うちの町としての考え方の整理に向けて取り組んでいきたいなというふうに思います。当然、想定される震度、こういったものについても、津波ではマグニチュード 9.1 ということですから、これをやっぱりベースにしなければならないだろうと。また、震度につきましては、震度7というのが示されてきております。東日本大震災のときにも震度7というのが出ておりますので、これは、今、示されている震度の中では最大級の震度ということになります。これを想定した中での計画の見直しというものに取り組んでいくということになりますので、まずひとつご理解をいただければなというふうに思います。
再質問 17番 増田武夫
マグニチュード 9.1 ということで、今まで、例えば忠類の防災計画では、十勝沖の千島海溝沿いの地震はマグニチュード 8.1 の想定なのですよね。この 9.1 と 8.1 は1の違いですけれども、これはエネルギーとしては莫大な違いがありますので、当然、ここの地域の揺れですとか、そういうもの、津波の想定も2倍になったように相当の開きがあるわけですよね。だから、そのことも考えて、これからの対策をとらなければならない。やっぱりそうした点を考えると、やはり地域、この地域の狭い範囲の計画であっても、いろいろな専門家の意見も聞きながらやることが必要ではないかということも考えるわけで、その点もぜひ検討していただきたいなというふうに思うわけです。そうした中で、津波も晩成地域、その海の中のその地形だとか、いろいろありまして、広尾が 29.何ぼであっても、それが押しなべてそういうふうにはならないというのはわかるのですけれども、それにいたしましても、町長の答弁にあった津波の高さは、それに比べると割と低い値になっているのですが、そうしたハザードマップもきちんと示して、住民にぜひ周知をしていただきたいというふうに思います。心配していたのは、そうした3軒だけでなくて、当縁川をさかのぼって、どの辺まで迫ってくるのかというような心配もしておりました。広尾の 29 メートルに比べると、10 メートルとか、8メートルとかという低い値ですので、それほどにはならないと思いますけれども、その辺についても早急にハザードマップをつくりまして、みんなに披露して、周知してほしいというふうに思うのですけれども、答弁の中では、洪水だとか、揺れやすさの、そうしたものについては見直さないというようなことでありました。しかし、新聞報道などでもご承知と思いますけれども、道では農業ダムの決壊が心配されて、貯水量 100 万トンを超えるダムがどうも 15 カ所あるということで、それがうんと以前につくられたものといろいろあって、耐震性もいろいろあるとは思うのですけれども、そうした心配もしているのです。そう古くはないですけれども、本町にも幕別ダムがあって、これも心配がされるのと、この十勝川水系で言えば、糠平のダムがあります。こうしたものもやはり直下型の地震でありますとか、いろいろなことで決壊しないという保証はだれもできないわけで、そうしたものに対応する、もしものときにはどうなるのかというようなことは、これは洪水のハザードマップでありますけれども、こうしたものもやはり準備すべきではないか。考えておいて、もしものときにはこうした対処をするということを、やはり住民と共有しながらいかなければならないと思いますけれども、そうしたハザードマップの見直し。震度7を想定しているのだと、こう言いますけれども、しかし、揺れやすさを見ましても、震度7の揺れのところが、さらにマグニチュード 9.1 の地震の中では広範囲になっていく。今のマップよりももっと違った形になるということも予想されるわけで、そうした点では見直さないということにはならないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
農業ダムの関係につきましては、きょうのたしか新聞だったのかなと思いますけれども、十勝管内でいきますと、札内川ダムあたりなのかなというふうに思って見ておりました。確かに、今、増田議員が言われるように、私どもも幕別ダムがありますし、それから糠平、それから十勝にはたくさんダムがこうあります。それが決壊した場合にどうなるのだと。そういった想定のもとで、実は開発のほうにお聞きしたというのでしょうか、どういうような想定をされているのかというようなことを聞いたことがあります。その段階では、いろいろな形のものに耐え得る構造にはなってはいるのだというような話で、ニュアンス的には国自体が今そういったダム自体の見直しも含めて検討が行われているのではないかなというふうに思います。ですから、これから国のほうから示される部分、今回、道のほうから示された部分も 500 年と言われる、過去の 500 年周期での津波だとか、そういったものを含めて出てきていると。こういうデータが出てきているということは、そういったところについても、今後、示されてくるものだというふうに思いますので、当然、そういったところについても計画の見直しの中には視点を置きながら、見直しは行っていきたいというふうに思います。
再質問 17番 増田武夫
いろいろなことが想定されます。今度の東日本大震災で東北の 150 万トンをためたものが地震の 20 分後に決壊して、そして多くの犠牲者を出したという、そういうこともあります。そうしたことを考えますと、やはりあらゆる可能性に対応して、そしていざというときの災害に備えると。これが減災の考え方だと思いますので、ぜひそうしたハザードマップの見直しについても、真剣に検討してもらいたいというふうに思います。さて、自主防災組織でありますけれども、23 年3月の時点から七つの自主防災組織が新たに誕生したわけでありますけれども、ご承知のように、この防災・減災のいざ起きたという、災害が起きたという中で、自主防災組織の果たす役割が非常に大きいというのは、議論の余地がないわけでありますけれども、そうしたところで、先ほどの方の議論にもありましたので、多くは述べないのですけれども、しかし、この自主防災組織が地域防災計画の中で占める役割が相当大きいわけですよね。そうした中では、以前の質問で私は言っているのですけれども、この防災会議の中に自主防災組織の代表が入る形になっていないのですよね。そうしたことを考えますと、やはり大きな災害が起きたときに、まず一番機能しなければならないのが自主防災組織で、周り近所の人たちと助け合って、そして減災のために、そして命を救うためにも努力してもらうわけなのですけれども、やはりこうした重要な部分を担う組織が、やはり防災会議の中に入っていないというのは、大きな落ち度ではないかなというふうに思うのです。だから、やはりそれぞれの地域に自主防災組織をつくって、そして日常的に防災訓練などを通じて、意識を高め、そして防災に備えていくわけですけれども、やはりそうした人たちにも防災会議に加わっていただいて、そしてより充実した防災計画なりになっていくことが必要だというふうに思います。先ほど、女性の参画ということもありましたけれども、ぜひ自主防災組織の代表を防災会議の中に入れてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
今のご提案のように、今後、防災会議自体の見直しを行いますので、防災会議の組織状況ですね、その中にそういった方が入っていただけるような体制、これはぜひとも考えていきたいというふうに思います。また、今、私どものほうで見直しをかけている中に、自主防災組織の部分が入っておりまして、できれば、これ公区の公区長さんともご相談しなければならないのですけれども、各公区の中に防災委員というような形の方を位置づけをしていただいて、年に1回でもそういう方たちの会議を持てるような、そのようなこともあったら、横の連携をつくったり、自主防災組織ができていないところは自主防災組織の設立に向けて研修を積んでいただくとか、そのようなことができるのではないかということも、今、見直しの中では考えとして一つ持っております。どちらにしましても、地域で守る共助の部分がどうしても先に出てきますので、そういったところの体制については、これからも一生懸命積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
再質問 17番 増田武夫
ぜひ、そのように実態にふさわしい計画にしていっていただきたいというふうに思います。そうした自主防災組織を通じたり、いろいろな形で住民の防災意識を高め、共有して、そしてこれからの災害に向かっていかなければならないわけですけれども、そうしたこの防災意識のその高揚という意味でも、ここでホームページなんかも積極的な活用をすべきだと。次のホームページのその中には、そうしたものを入れたいということでありますので、ぜひそうしてほしいと思いますけれども、近隣のちょっとホームページなんかを見てみますと、帯広にしても、音更にしても、池田にしても、やはり直接ホームページの最初の画面にそうしたものにすぐ入って行かれる形になっているのですよね。やはり常に住民がそういうところに入って行けるようにしたいということは言われておりますので、ぜひそうしてほしいと思うですけれども、さらに、やはりそうした帯広ですとか、池田などでは防災マップにもすぐたどり着けるというような形にもなっておりますので、ぜひそうしたホームページの充実のために努力していただきたいというふうに思います。幕別町も、先ほど答弁にありましたけれども、生活情報というところから、避難所はここだよという、AED はどこに備えてあるよというようなことにもたどり着けますけれども、やっぱりこれではちょっと寂しいといいますか、今の防災の状況にはふさわしくないと思いますので、ぜひそれは充実していっていただきたいと思います。次に、地震に強い減災と言いますか、減災という考え方をしっかりと入れていくべきだということで、先ほどの 30 の学会のその提言にもありましたけれども、50 年に一度とか、百何十年に一度というような大きな地震などは、やはりその町を地震だとか災害に強いまちづくりにいかにしていくか、ふだんしているかで、やはりその災害の大きさが決まってくるのではないかというふうに思うのです。そうした点では、我が町の防災計画を見ますと、地震編が前回の見直しで入れられたわけですけれども、地震編の中に、2ページにわたって、地震に強いまちづくり推進計画というのがあるのですけれども、やはりこれではまだまだ不十分ではないかというふうに思うのです。全体の計画から見て、そうした面が2ページしかないということには、非常にもっと真剣に取り組むべきだというふうに思うのです。それに基づいて、幕別町耐震改修促進計画、21 年の3月につくられたものがありまして、これには相当具体的にされております。これもやはり例えば民間住宅なんかも、平成 27 年までにはどれぐらいまでするのだよというようなことも書かれておりますけれども、しかし、なかなかそういうものが達成される方向にあるかといえば、やはりそうも言えないのではないかというふうに思うのです。だから、こうしたものについてもしっかりと防災計画の中にしっかり組み込んで、そしていかに災害に強い町にしていくかという、そういう筋道をしっかりと示してほしいと思いますけれども、どうでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
今のお話のように、町でいろいろな計画を持っております。そういったものが防災計画ときちんとリンクして、そして一つの機能を果たしていくように、全体的な計画とも整合性を合わせるように見直しをかけていきたいと考えております。
再質問 17番 増田武夫
それと同時に、数百年だとか、1,000 年に1回というような超巨大地震、これについてはやはりいかに避難を早くするかだとか、やはりそういう命をどうやって守るかというような、そういう視点が非常に重要になってくるというふうに思うのです。やはりそのためには日常からの、子供たちも含めた住民の意識向上のための取り組み、いろいろな訓練だとか、いろいろなものも含めて、やはり日常的にやっておくことがどうしても必要だと。東日本大震災のときのその教訓でも、やはり日常的にそういう訓練をしていた保育園では一人も死者を出さないで全員が避難しただとか、そういう経験が幾つも生まれているわけですよね。この問題については、前の議員、岡本議員も質問されておりますけれども、やはりそうした日ごろからの訓練をしっかりと行うようにお願いしたいと思います。これは岡本議員にも答えておられますので、その程度にしたいというふうに思います。さて、こうした我が町の地域防災計画。これをなるべく早い、スピーディーな計画の作成が求められているわけでありますけれども、前回の平成 19 年の見直し、これでは忠類と合併した後の見直しでもありまして、そうした部分もあるのですが、この一番大きな特徴としては地震編を別に分けて、そして新設したということがあるわけなのですけれども、やはりそうした必要なことはやはり補充してやっていくべきだというふうに思うのですが、津波の計画の扱いをどうしていくか。これは津波編としてやるかどうかということは別にして、それはもちろん加えられると思いますけれども、いろいろなところの防災計画を調べてみますと、例えば山梨県の韮崎市というところの計画では、住民編というものを設けて、そしてここでは住民レベルで行う対策の内容をも記して、そして家庭と地域の項目別に、家庭では災害前に家庭内で行う取り組みとして、家具の転倒防止対策でありますとか、家庭内の連絡簿の作成など、そういうものもきちっとその計画の中に盛り込んで、地域では自治会などを単位とする自主防災組織と地域減災リーダーを設けて日ごろから訓練をするというようなことで、そういう、ひとつ、前回、地震編を設けたように、どういう名称にするかは別にして、住民編というようなものもその計画の中に入れて、そしてこの計画がやっぱり住民と一緒にこの地域の防災・減災に活用していくのだという、そういうものにしているわけです。やはり今のように地域のコミュニティーがまず最初に機能しなければならないと。また、住民がきちんとそのことを日常的に自覚して、そして地域の防災・減災に住民挙げて取り組んでいくのだというような防災・減災計画にしていくためには、そうした配慮も必要ではないかと、そのように考えるわけですけれども、いかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
今、見直しをしている中では、現計画の課題の洗い出しは当然といたしまして、先進自治体の防災計画、そういったものも参考にしたいということで、項目的なことだとか、そういったものの洗い出しも、今、順次進めているところです。先進地の計画の中で、うちの町にも取り入れたほうがいいと思われる部分、これは積極的に取り入れていきたいというふうに思いますので、できるだけ今の時代に合った形の計画になるように努力してまいりたいと考えております。
再質問 17番 増田武夫
そうしたこの防災計画が本当に日常的に役立つ計画、なかなかこの防災計画のこの厚い、何百ページになりますかね、ああいうものを脇に置いて、日常的に意識していくということは、なかなか大変ですけれども、やはり防災計画自身がそういう身近な問題も含めて、この町民全体でつくり上げていくのだよという、そういう姿勢の中で、やはりそれを、去年、おととしですか、防災のしおりを配布いたしましたけれども、そうしたものに簡略化して、見やすいようにして、そして防災計画を具体化すると、そういうことのためにもぜひしてほしいと思うのですが、やはりそうした中で、やはり地震だとか、災害に強いまちづくりの中では、こうした、それを実現するための促進計画なんというのは別にあるわけですけれども、この地域をどうやって地震なりなんなりに強い町にしていくのだという、そういうものはなるべく防災計画の中に具体化して、そしてみんなで共有して、町自身も、例えば民間の住宅をいかに耐震化していくかだとか、そういうことについても明確な目標を持って、そして計画はつくったはいいけれども、そのままこの枠に置いておかれることのないように、ぜひ有効な計画にしていっていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
当然つくったものがどこかに置いておかれるというものでなく、やはり職員も自分たちの手の届くところに常に置きながら、防災に向けて住民もみんなで取り組めるような内容のものにしていかなければならないと、そういう思いではおります。ですから、そういったような方向に向けて、これから取り組んでまいりたいというふうに思います。
再質問 17番 増田武夫
我が町のその防災計画というものが、国や道の、確かにそういうものが出て、それが地域に当てはめられることも確かに必要だと思うのですが、それを土台に、やはり地域の特性をきちんとそれに盛り込んでいくという、それはやはり地元でなければできないと思うのですよね。そういう点では、先ほども言いましたけれども、そういう防災計画をつくる、その人員というものが、やはり専門家なんかも含んだ、そうした中で、本当に地域の防災に役立つ計画になるように、やはり頑張っていっていきたいなと、そのように思います。以上で、終わります。