幕別町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月13日
難聴福祉の充实について
2012年6月13日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「難聴福祉の充实について」質問し、町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子、福祉課長 田村修一、民生部長 菅好弘が答弁しました。
- 質問者
- 野原惠子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、保健課長 境谷美智子、福祉課長 田村修一、民生部長 菅好弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 野原恵子
通告に従いまして、次の点について質問いたします。1、難聴福祉の充实についてです。加齢とともに聴覚が衰える老人性難聴の患者は、全国で約 1,000 万人、70 歳以上の半数と推定されています。両耳の聴力レベルが 70 デシベル以上の聴覚損失者は、聴覚障害者と認定され、補聴器や生活支援機器を給付されますが、それに満たない軽度中度の聴力障害者は自費購入となります。日本の補聴器の普及率は欧米に比べて約半分程度と低く、一番の要因はデジタル補聴器なら両耳に装用すると 40 万円以上と価格が高いことです。難聴者のほとんどが加齢性難聴者で年金暮らしであり、装用したくても購入できない聴力障害者が増えています。また、早期発見、早期対応すればコミュニケーションがとれ孤立化を防ぎ、認知症予防にもなり、医療費の削減につながります。今、人の集まる場所や役場の窓口など雑音が多いところでも、補聴器を通して新鮮な音を聞くことができる磁器ループシステムの活用が進められています。高齢者だけでなく難聴者も窓口でお互いに大きな声を出さなくて済み、プライバシーも守れ、気軽に職員と対応ができ、要件をスムーズに済ますことができます。また、災害が起きたときなど避難場所に設置することにより、情報が正確に伝わり不安を払拭することができ、身の安全を守ることもできます。したがいまして、次の点について伺います。1、集団検診(スマイル検診)に聴力検査を加えること。2、補聴器購入費用の助成を。3、保健福祉センター・町民課などの役場窓口に磁器ループの設置を。次、2番目です。国保の窓口一部負担金減免制度の改善についてです。1958 年に社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的として、国保法が实施されました。国民健康保険は、それまでの相互扶助の制度から、憲法に基づき国民の医療を受ける権利を保障する制度に変わりました。皆保険实施から 54 年が経過した現在、資格証明書の増加、医療費の窓口負担の重さから深刻な受診抑制が広がり、死亡に至る事件も起きています。町では、医療費の窓口一部負担金の減免制度を实施していますが、「特別な事由に該当しない恒常的な低所得を理由とする申請は対象外」としています。平成 22 年度決算では、所得 100 万円以下の町民が 49.6%と暮らしの困難さが明らかになっています。保険税を払っても医療費の自己負担が払えず、医療を受けられない町民の現状もあります。安心して医療を受けられるように、次の点について伺います。1、減免制度が实施されて1年経過していますが、实績はどのようになっておりますでしょうか。2、国民健康保険法第 44 条の「特別な事由に該当しない恒常的な低所得を理由」とする申請を対象とすること。3、制度の周知を多様に行うこと。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
野原議員のご質問にお答えいたします。初めに、「難聴福祉の充实について」であります。老人性難聴は、加齢により内耳の感覚細胞が老化することや、内耳から脳へ音を伝える神経の老化によることが原因となって、一般的に「耳が遠くなる」と言われているもので、高い音が聞こえにくくなるのが特徴であります。厚生労働省の調査によりますと、65 歳以上の人のうち 21.6%の人が「聞こえづらい」と自覚しており、70 歳以上では 25.2%、4人に1人が難聴を自覚していると報告されております。また、老人性難聴の発症頻度は、65 歳以上で 30%、75 歳以上で 60%、85 歳以上では 80%を超えると言われており、高齢化の進展により、今後さらに増加するものと予想されているところであります。ご質問の1点目、「集団検診に聴力検査を加えることについて」であります。スマイル検診は生活習慣病の予防、早期発見を主眼として、特定健康診査、各種がん検診、結核検診、エキノコックス・肝炎検診をそれぞれの法律に基づいて实施をいたしており、国の指針においても聴力検査は定められていないことから、本町においては検査項目には取り入れてはおりません。また、聴力検査を正確に实施するためには、防音の設備が必要でありますが、スマイル検診は集団検診の方法により検診車と町の施設で实施しておりますことから、現状においては検査項目に加えることは困難であると考えております。また、病院まで出向くことが必要ではありますが、人間ドックをご利用いただきますと、聴覚検査を受けられますことから、希望される方には人間ドックの受診をご案内させていただいております。高齢者の難聴は、加齢に伴う身体機能の低下によるものであり、その検査は専門的でありますことから、聞こえづらさを感じた場合にはちゅうちょせずに専門医の診断を受けられるよう勧奨させていただいております。ご質問の2点目、「補聴器購入費用の助成について」であります。前段申し上げましたとおり、老人性難聴につきましては、加齢による生理的変化と考えられており、決め手となる治療法はなく、難聴が進行した場合、補聴器の装用が有効的であるとされております。現在、難聴の程度が一定以上である方につきましては、聴覚障害者として身体障害者に認定され、障害者自立支援法に基づいて、コミュニケーションの手段である補聴器を補装具給付として、町民税課税世帯の方にあっては、購入基準費用の1割の自己負担で、非課税世帯の方にあっては、購入基準費用を限度額として自己負担なしで購入することができることとされております。ご質問にもありますように、両耳の聴力レベルが 70 デシベル以上の方や、一方の耳の聴力レベルが90 デシベル以上で、他方の耳の聴力レベルが 50 デシベル以上の方などが聴覚障害者と認定され、障害の程度に応じて給付の基準額が、3万 4,200 円から 13 万 7,000 円と定められているところであります。また、聴覚障害者のうち約 70%の方が老人性難聴であるとも言われており、本町においても、聴覚障害者 139 名のうち高齢者は 108 名で、77.7%を占めております。平成 23 年度の補聴器購入に係る給付は合計 15 件で、そのうち高齢者は 12 件と全体の 80%を占めており、1件当たりの給付額は約5万 3,000 円という实績となっております。町といたしましては、障害者自立支援法に基づく補装具給付以外の助成については現在のところ考えておりませんが、老人性難聴の方の中には、聴覚障害者に該当される方も潜在的におられるものと思われますので、1点目のご質問でお答えいたしましたとおり、専門医への受診の勧奨と身体障害者手帳の交付申請事務を連携させて、多くの方へ支援できるよう努めてまいりたいと考えているところであります。ご質問の3点目、「保健福祉センター・町民課などの役場窓口に磁気ループの設置について」であります。磁気ループとは、音声を電気に変え、さらに磁気を発生させて補聴器に直接音声を送信する装置であり、磁気を音声信号に変える「テレフォンコイル」がついていて「T」スイッチのある補聴器か専用の受信機によって音声を聞くことができるものであります。補聴器は、音を全体的に大きくする機材でありますので、ざわざわとした場所では雑音も大きくしてしまい、音声を正確に聞き取ることが難しくなる場合があると言われており、磁気ループシステムを利用することにより雑音の尐ないクリアな音声を聞くことができ、会話をする場合、大きな声を出す必要もなく、役場窓口などにおきましては、プライバシーを守るということにもつながっているものと認識しております。日本国内においては、10 年ほど前から公共施設や映画館、ホテルの会議場などに設置されてきておりますが、課題もお聞きしており、設置している公共施設などの先進事例について調査・研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。なお、現在、役場などの窓口においては、「耳マーク」を掲示し、聴覚に障害をお持ちの方が来町した際には、筆談などで対話しているところであり、今後ともプライバシー保護への配慮なども含めた細やかな対応に努めてまいりたいと考えております。次に、「国保の窓口一部負担金減免制度の改善について」であります。本制度につきましては、幕別町国民健康保険条例施行規則第 18 条により、過去1年以内に特別な事由により、収入が著しく減尐し、資産などの活用を図ったにもかかわらず、一時的に保険医療機関や保険薬局に支払うことが困難なとき、一部負担金を減額、免除及び徴収を猶予する基準を新たに定め、昨年の4月1日より施行いたしたものであります。ご質問の1点目、「減免制度が实施されて1年経過後の实績について」であります。3件のご相談がありましたが、1件は生活全般が困窮している状況でありましたことから、相談の結果、ご理解を得て生活保護を申請され、残り2件は減免制度に基づき申請がなされ、1か月間の免除1件と2か月間の減額1件を決定しております。ご質問の2点目、「国民健康保険法第 44 条の「特別な事由に該当しない恒常的な低所得を理由」とする申請を対象とすることについて」であります。1点目の答弁で申し上げましたが、一部負担金の減免制度の施行に当たり、本町では、厚生労働省の保険局長通知による基準に、本町独自の拡大措置を追加し要綱を制定しております。主な追加点は、世帯主と被保険者の預貯金の合計額が生活保護基準の3か月以下で、申請月の月額の实収入が生活保護基準以下の世帯の場合は「免除」と規定いたしました。また、生活保護基準の 1.2倍以下の世帯の場合は「一部負担金の2分の1を減額」とし、国の基準より拡大をいたしました。さらに、免除・減額以外で町長が必要と認めた場合で、猶予する期間内に一部負担金を確实に納付できる見込みのあるときは「6か月以内で徴収を猶予」として規定をいたしたところであります。対象とする医療費につきましても、本町では外来も含めているほか、期間につきましても1か月単位で3か月までを基本とし、町独自の措置として再申請でさらに延長可能としているところであります。したがいまして、本町としてはこれ以上の拡大措置についての考えは持ちあわせてはおりませんが、低所得等により生活に困窮している方につきましては、担当課に相談をしていただき、場合によっては、生活保護など公的支援につなげる等の対応を図ってまいりたいと考えております。ご質問の3点目、「制度の周知を多様に行うことについて」であります。本制度の周知につきましては、制度の施行された昨年の4月1日から町のホームページに掲載したほか、4月1日発行の広報紙に掲載するとともに、昨年9月に一斉更新した「国民健康被保険者証」の交付時に、制度を記載したパンフレットを同封いたしております。本年度につきましても、6月8日に発送いたしました平成 24 年度の国民健康保険の納税通知書に窓口一部負担金減免制度のパンフレットを同封し周知を図ったところであります。今後とも、制度の周知に関しまして、多様に行うよう努めてまいりたいと考えております。以上で、野原議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 16番 野原恵子
それでは、再質問をさせていただきます。1点目の集団検診に聴力検査を加えること、この点についてですが、今、その集団検診には聴力検査を加える考えはないというお答えでした。今、スマイル検診の中では成人病検査もいろいろがん検診ですとか、いろいろ入っておりますよね。こういう中で、なぜ聴力検査を加えたほうがいいのかといいますと、今、答弁にありましたけれども、なぜ難聴が進んでいくのか、そういう中では言われておりますのが、高齢、加齢によるだけではなくて、それとともに今検診されておりますように、動脈硬化で血管が細くなって硬くなるですとか、血液が十分に流れなくなると音のひずみが出てくるということで、これも加齢によってなのですけれども、きちっと成人病検査をしていくことによって聴力の衰えを抑えていく、加速させない、そういう役割もあると思いますので、こういうスマイル検診の中に聴力検査をしていくということは、本当に事前に聴力の衰えをつかむということで大事なことではないかと思うのですね。それで、確かに防音装置やなんかは必要だとは思うのですけれども、今、がん検診、それから人間ドックですとか、脳ドックですとか、そういうところは予約をいたしまして、病院に行って検査していますよね。そういう方法も考えられるのではないかと思います。それとあと、人間ドックでの聴力検査もということなのですが、人間ドックになりますと、非常に金額が高くなりまして、年齢でも区切られておりますけれども、40 歳から 69 歳までの方は1回で2万 8,000 円から一番高額なところでは5万 2,000 円から 3,000 円、70 歳以上では2万 6,500 円から5万 800 円と高額なのです。ですから、スマイル検査の中に聴力検査も入りますと、低額で検診も受けられるのではないかと考えます。そういう方法で、ぜひ聴力検査もスマイル検査の中に加えていくべきではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 保健課長 境谷美智子(保健課長は2014年3月まで)
ただいまご指摘がありましたとおり、聴力の障害というのは加齢のみではなくその成人病対策との連動が必要だということは、私どもも十分理解しております。それで、ただ、検査で見つけていくということを重点にではなく、各機会を設けて高齢者の方たちと接するような施策の中で、聞こえのチェック、チェックというか検査ではないですよ。遊びとか、それからやりとりの中で気になった方たちに、個別のご相談を受けているというのが現状です。この後、地域包括支援センターなんかでも個々のチェックシート等々を使って、今、個人の体調を確認していく中に、聞こえの問題についている質問項目も入れています。ただ、検査という形でやることが、その集団検診の中でやっていくというところは、今、自分たちの中では一番適切なことだというふうには思っていないので、今後どんな方法でやっていくのが最もいいかというところは、考えていきたいと思っています。以上です。
再質問 16番 野原恵子
やはり難聴は早く自覚するということが大事だと思うのですよね。何か聞こえづらいなというふうになってから、やはり難聴だと気づくまでに7年ぐらい、六、七年ぐらいかかるというのです。ですから、早目に対応していくということが大事だと思いますので、スマイル検診、そういう中で今考えられないということでありましたら、町で今対応していただいております、そういう方法でやはり早目にチェックして対応していくということが大事だと思いますので、今後もその方向を進めていくと同時に、もしスマイル検診の中に入れることができるのであれば、そういう対応も必要だと思いますので、検討をお願いしたいと思います。やはりそういう難聴を早く発見するということは、その地域とのコミュニケーションですとか、家族のコミュニケーションですとか、高齢者が孤立化するという、そういうことも避けることができますし、認知予防にもつながっていくということも言われています。ですから、早く発見するということは本当に大事だと思いますので、また交通事故にもつながる可能性もありますので、そういう対応もしっかりしていただきたいと思います。あと、補聴器の購入なのですけれども、これは 70 デジベル以上の人たちは聴覚障害ということで、今お答えいただきましたけれども、助成がありますけれども、ちょうど中間にあります 40 から 70 ぐらいの中間の人で個人差はあると思うのですけれども、そのレベルの難聴者の方でも聞こえる人と聞こえない人と個人差はあるというのですね。そういう人の中で、補聴器が必要だという人も中にはいらっしゃいます。そういう中で補聴器をつけたいけれどもということなのですが、補聴器は幅がありまして、箱形というのは3万円から4万円ぐらいで買えると言われているのですけれども、デジタル式というのは片一方だけで 20 万円、30 万円という、非常に高額です。やはり高額だから聞こえがいいというわけではないと思うのです。個人によってどの補聴器が本人に合うかというのはあると思うのですけれども、高額であることは確かなのですよね。それで、今、年金、難聴者は高齢者の方が多いというのですけれども、年金の中ではなかなか買いたくても買えない。それと、やはり補聴器は四、五年しかもたないと言われておりますは。そういう中で、尐しでも聞こえをよくして地域との交流とかそういうことを進めていく上では、補聴器の助成も健康に暮らしていくという点では大事ではないかと考えております。实際に助成をしている自治体もありますし、北見市などでは補聴器を買って、本人、対象になる人に助成して給付する、そういうこともされておりますので、これは高齢化社会に向けて地域のコミュニケーションですとか、本人の健康を考えると、きちっと助成していく対象になる制度ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃられているのは障害者の認定までいかない方の対象の助成ということですけれども、これは私は詳しいことはわかりませんけれども、そういった方はだんだん進んでいって、その障害になっていくということになっているのですよね。そうすると、その間、もちろん何年かかるかわかりませんけれども、その間、大変自己負担することが厳しいと。この辺の問題は、今ほかの町村の例もありますけれども、そうすると、ある程度やっていくと、障害者に切りかわってそちらのほうの補装具の給付を受ける。その辺がちょっと我々も調査させていただきますけれども、今いう 40から 70 デシベルぐらいの人は、聞こえづらいから町が独自で助成する。そして、70 行くとそれは障害者の手帳のほうへいってくださいと。わかりました。ちょっと調べさせていただきたいと思います。
再質問 16番 野原恵子
やはりこの補聴器というのは、一生もつものではないのですよね。よく私も聞こえが悪いという人、ピーピーと音を出しながらもつけている人もいるのですけれども、やはりつけたくてもつけられない、補聴器が高くてなかなか大変。そういう中で難聴者の今資料でもありましたけれども、70%の方が老人性難聴であるということなのですけれども、この補聴器をつけることによって、前段申しましたように、さまざまな有効なことがあります。ですから、早目につけることによって、健康で暮らせるということなのです。なぜ、そういうことが今されているかといったら、やはり高齢化になっていって、必要性があるということで实施している自治体が今増えてきております。だから、そういうことで、やはり高齢者の健康をきちっと保持していくという意味で、幕別町でも实施していくことが必要ではないかという質問です。ですから、そういうこともぜひ検討されていただきたいというふうに思います。今、实施されておりますのが、東京都ですとか千葉県とかそういうところでして、北海道でも北見市でそういうことを实施していくという、そういうことですので、ぜひ施策の中に入れていただければということで質問をしております。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
もう一つ私どもの聞いた中では、今言われました 40 デシベル以上を、今の 70 デシベルでなくて 40 デシベル以上を障害者の認定をするようにというような動きといいますか、そういう運動といいますかね、要請も出ているというようなことが一つあります。それともう一つは、一昨年でしたか、札幌で耳が聞こえない、聞こえないと言って、いろんな問題があって、社会的な問題になったというようなケースもあって、だから一方では、そういう救わなければならないために基準を下げようという意向と、厳しいチェックというようなことも言われている現状もあるようですけれども、そういったことも踏まえながら、今お話ありましたことについては検討させていただきます。
再質問 16番 野原恵子
ぜひ、不正をして助成をというのは問題外ですから、それはきちっと周りで見ていればわかるという状況も、大きな都市やなんか行きますとね、それはなかなか発見されないのでしょうけれども、やはりある程度地域との交流のあるところでは、きちっとそういう人たちは発見される可能性は大きいわけですから、不正ということは横に置いておいて、必要な人たちに対処をしていくということを私は質問をしております。次に、保健福祉センターですとか、町民にかかわるところに磁器ループ、こういうものの設置も必要ではないかと思います。町民の中では、なかなか役場の窓口に行っても職員の声が聞き取れないということがあって、ついつい大きい声になるのですけれども、そうなりますと、自分が相談したいことが周りの人たちに聞かれてしまうのではないかという、何かすごく不安とともに不快な思いがあったので、やはりそういう窓口に磁器ループなどがあると、安心して対応ができるということで、ぜひそういうことも検討していただきたいと思います。これは日本では 20 年以上前から設置されておりまして、ヨーロッパではこういう窓口やなんかにそういう磁器ループの設置ありますよというシールなんか張りまして、そして町民と対応できるようにということもされているということでした。この点では、まだまだ日本は後進の部分に当たるということで、対応が必要だと思います。また、磁器ループも携帯用の磁器ループもあると聞いております。それにかかわるようなきちっと声を聞き取れるような機材があるのであれば、そういうことも活用しながら、早急に対応していくことが必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 福祉課長 田村修一(福祉課長は2012年9月まで)
磁器ループの関係でございますけれども、ご質問にありましたとおり磁器ループ、答弁の中でもお話しさせていただきましたけれども、特定の補聴器でないと聞こえないという状況があって、現在のところ、設置している市町村、先ほどありましたけれども、東京都ですとかそういうような話をお聞きいたしますと、なかなか利用者が尐ないと。補聴器でもその磁器ループを利用できる補聴器とそうでない補聴器があるというようなことで、なかなか利用率が上がらないというようなお話を伺っております。それで、私どものほうで、今、介護支援係の保健師のほうで老人宅を訪問する際に、助聴機という機械を持ってお年寄りの耳の遠い方、そういう方のお宅に行くときに助聴器という機械を持っていっていただいております。これはマイクロホンとちょっとコードがついた長いイヤホン、これがセットになっているもので、マイクロホンの前で小さい声で話しても、大きく聞こえるという装置で、非常に訪問したお宅では評判がよいということを伺っております。それで、今年度、窓口に1台ずつでも置いてみようかということで、既に発注しているところでございます。まだ、物は、その品物届いていないので、わかりませんけれども、そういうことで、まずはそういう機器を使用して難聴というか、耳の遠い方、そういう方への対応を試しに行ってみようかというふうに考えているところでございます。
再質問 16番 野原恵子
ぜひ、窓口にそういう機器を置きまして、高齢者の手助けになれば、難聴者の手助けになることを望みます。また、磁器ループなのですけれども、磁器ループから音が発信して、それを受信する受信機というのもありまして、なかなか聞きづらいという今お答えもありましたけれども、受信機を設置して聞きやすくするという、そういうものも今開発されているということでしたので、そういうことも視野に入れて磁器ループの設置も必要ではないかと思います。また、災害やなんかあったときにも、やはりそういう避難場所、集まる場所、そういうところにもありますと、難聴者の方も安心して情報やなんかも聞くことができると思いますので、そういうこともこれから検討していかなければならないと思いますので、そういうところも含めて、今後の対応をもう一度お願いしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
補聴器も非常に進歩して、どんどんどんどん新しいものが出てきて、それだけいいことなのだろうというふうに思います。そういったこと、今お話ありましたようなこと、答弁で申し上げましたようなこと含めながら、窓口での対応等に努めてまいりたいというふうに思います。
再質問 16番 野原恵子
難聴者は大人だけでなくって、子供さんの中にも難聴の方がいらっしゃいますので、こういう対応もこれから考えていくことが必要ではないかと思います。次に、国保の窓口一部負担金減免制度ですが、まず1番目に質問しております減免制度が实施されて1年経過されております。こういう中で、今3件相談に乗っているということでしたけれども、これは1人は生活保護に、あと2人は減免の対象になっているということでしたけれども、このほかに減免には至らないけれども、相談に来られた方というのは、町民の中でいらっしゃると思うのですが、その方は何件ぐらいいるのか、お聞きしたいと思います。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
相談に来られた方は3件であります。3件であります。
再質問 16番 野原恵子
その対象にならないけれども、相談に来られた方はいらっしゃらないということですか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
私どものほうではそういう相談は3件受けておりますので、それ以上の方はいらっしゃらないという把握をしております。
再質問 16番 野原恵子
私の知っている中では2件相談に受けたけれども、対象にならなくて受けられなかったというのを聞いているのです。ですから、そうであれば、やはり窓口と連携がきちっととれてなかったということではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
野原さんのほうにお二人の方がご相談に行ったというお話ですけれども、私のほうの窓口のほうとしては、1年間の間に3件の相談を受けたと、この答弁したとおりでございますので、もしそういうことであれば、相談というまではいかないでの制度の内容を確認したとか、そのようなことなのかなというふうにも思うのですけれども、私のほうとしては、先ほど申しましたように、3件というふうに把握しております。
再質問 16番 野原恵子
私は、この減免制度を利用したいということで窓口に相談したのですけれども、すれすれのところで対象になりませんと帰ってきている人2件、实際に名前もわかっております。ですから、そこは窓口と部長さんとか課長さんのところにきちっと連絡が行ってなかったと思うのです。そうであれば、町民の現状をしっかりつかんでいないということにつながりますので、きちっとそこは職員に、こういう制度どうだったのか、相談が来たときには課全体として押さえておくということが必要ではないかと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
いや、そのようなお話でしたら、私どものほうで確認をさせていただきたいというふうに思います。
再質問 16番 野原恵子
そういうことをしっかり職員と連携をとってやっていっていただきたいというふうに思います。また、2番目なのですけれども、特別な事由に該当しない恒常的なという人たちは、対象にしないということなのですけれども、今、未収金問題に関する検討会、事務局は厚生労働省なのですけれども、ここでの報告では、低所得者を減免の対象とするという市町村は、今、全国で 155 自治体あるということなのです。ですから、幕別町でも实際に足を踏み出すというふうになれば、できないことではないと思います。それで、生活保護の基準というふうになりますと、年齢によってその金額はさまざまですけれども、年収、生活保護の場合は、60 歳から 69 歳の方でしたら、大体1カ年 78 万円前後だと思います。これに冬期加算やなんか含まれますと、かなりなるのですけれども、こういうすれすれのところ、国民年金でしたら、年間 78 万円、満額でですよね。こういうところで暮らしている人たちは、やはり国保税も払ってさまざまな税も払いまして、本当に生活大変なのです。そういう人たちもやはり対象にしていかなければ国保税を払って窓口負担が払えない、それで医療にかかることができない、こういう事例もあると思うのですが、こういうところの人たちにしっかり対応していくことが大事だと思うのです。幕別町の所得 100 万円以下の町民が 49.6%ですから、そういうことを考えますと、本当に恒常的に低所得の人たちも対象にしていく。このことが私は大事だというふうに思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
こういう時世が厳しい経済情勢の中にあって、今言われたように、非常に所得の尐ない方がだんだん増えていくのが实情ですから、お話ありましたように、年金だけの生活ということは医療費負担なんかでは大変重く感じられる、重いものがあるのだろうと、そのことは我々も十分理解をしているつもりでおります。ただ、こうした一部窓口の減免といって国のつくる制度であります。何かそういった本当に住民の实態を把握していただける制度であれば、あるいは本来の国の現制度の創設する時点でそういったことを我々の声が届いて、そういう制度であったほしいなというふうに私どもは思うわけです。絶えず制度ができてしまってスタートしてしまって、この分が足りない分はそれは全部町村がということになっていくのは、私どもとしてはちょっとつらい部分があるわけでありまして、何とか我々もちょうど来月は十勝圏の活性化期成会の道要請、中央要請ですけれども、そんな中にも国保ですとか、介護保険の抜本的な改革、国の負担をより明確にというようなことで、我々も運動はしてまいりますけれども、何とかやはり根幹となる国の制度創設あるいは制度改正の中で、そういった意見がぜひ反映されるように、私どもも頑張っていきたいと思います。今の段階で私どもの立場ですぐご意見いただいたことに対応できるかどうかというのは、これはちょっと私も難しい問題はある。尐なくても、今1年、2年目を迎えたわけですけれども、もう尐し状況等も見ながら、あるいは他町の事例なども見ながら、あるいは实態を見ながらというようなことで対応はしていかなければならないのかなという思いではおります。
再質問 16番 野原恵子
確かに、全額町の負担というふうになると、財政的に大変だという一面はあると思います。しかし、この費用の半額は、今、国で財政調整基金で負担するということも言われておりますけれども、本当に町民の暮らしということでは、本当に大変な思いで所得の低い人たちは暮らしているというのも現实だと思うのです。何とか国保税は払っていても、医療費は払えない。そういうようなことで、医療にかかれないというのも現实で、そのはざまにというか、せめぎ合いの中で本当に大変だという思いもあるのですけれども、私たち町民が大変なときに、きちっと手立てをとると、そこを大事にしていかなければならないと思うのです。先ほど答弁の中で、その幕別町としては町独自の措置として、再申請でさらに延長も可能になっていると、ここは私本当に評価できる部分ではあると思うのですけれども、こういうことができるのであれば、やはり本当に低所得の人たちにもしっかりと手を差し伸べていくということも必要ではないかと思います。それで、今医師会の中でも、实際にそういう患者さんと接しているお医者さんたち、そういう中で本当に医療を受けられない人たち、そういう人たちに何が大事かということでは、この 44 条も大事で、その中で低所得者、恒常的な低所得者への減免も必要ではないかということも、お医者さんの中から出てきている、こういう現状が实際にあるのです。それで、私も本当になるほどなと思ったのですけれども、医療も歯科もそういうことで、歯というのは本当に深刻にならないとなかなかお医者さんにかかれないという一面もありまして、親が虫歯になると、それも子供もなかなか手だてを受けれないということで、本当にひどくなってから歯医者さんに行って治療費が余計かさむ。それで、医療を受けられない。そういう悪循環になっているということで、例えば歯の場合には消化器の第一歩だ、歯を大事にすれば健康でいられることが、ひとつ今ずっと言われてきているのですけれども、その中で治療していないことによりまして、誤嚥性の肺炎になるですとか、歯槽膿漏になるですとか、それから細菌性の心内膜症、こういうことになって体がむしばまれていく、こういうことを最初に早いうちにかかれば医療費もかからないで済むのです。ですから、こういうことも踏まえまして、今、町長は国にも意見を上げていくとおっしゃったのですけれども、そういう本当に深刻な状況だということを力説していただきたい。そして、国もこういうところにしっかりとお金を予算をつけるということもあわせておっしゃると思うのですけれども、強調していただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
最初に、国も2分の1もつというお話ありましたけれども、これ町が独自で拡大していくと、それは国はもたないですから、全額町が負担するというふうになっていくわけです。そうすると、町が負担していくということは、結果的には一般会計からの繰り入れをやっていく。あるいは国保の税を上げるとなると、またそれは住民にはね返っていく。そういったことから、やはり抜本的な改革は、やはり国の制度改革、国の持ち分をさらに増やしていっていただくことが、我々としては何よりも望むことでありますので、今話ありましたように何とかそういった思いを伝わるように、これからも要請活動を続けたいというふうに思います。
再質問 16番 野原恵子
本当に国保の問題は命にかかわることですから、大事な施策だと私は思っております。国がどんどん国保にかかわる予算を減らしてきている、ここが一番の大もと、国保税の高額になっていくのはそこが一番大もとだと思いますので、私たちもいろんな場で声も挙げていきたいと思いますし、町長もいろんな場で声を大きくしていっていただきたいと思います。最後ですが、制度の周知なのですけれども、今、町のホームページ、それから広報誌、それから国民健康保険の交付のときにパンフレットを同封しているということでしたけれども、この 44 条の中には失業に対する収入の減というのもありました。こういうことでは、ハローワークにも幕別町ではこの 44 条適用になりますというパンフレットを置いておくという手だても必要ではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。
答弁 民生部長 菅好弘(民生部長は2013年3月まで)
制度の周知につきましては、あらゆる機会を通して住民の方にご理解をいただけるように周知をしてまいりたいと思いますので、そういったことも一つの方法として、今後、検討していきたいというふうに思います。
再質問 16番 野原恵子
はい、終わります。