みんなの議会

幕別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月10日

大きくは2点について

2010年3月10日、幕別町議会の一般質問で、斉藤喜志雄議員が「大きくは2点について」質問し、教育長 金子隆司が答弁しました。

質問者
斉藤喜志雄 議員
答弁者
教育長 金子隆司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 斉藤喜志雄

通告に基づきまして、大きくは2点について質問をいたします。まず最初に、全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストの实施についてお尋ねをいたします。3年前の2007年、43年ぶりに再開された全国学力テストは、政権交代で2010年度から規模を縮小して实施されることとなったのはご案内のとおりであります。すなわち3年間にわたり全数調査でしたことにより、学校現場での点検と改善の改革に生かすという初期の目的を達したとして変更がされたものであります。その大きな変更点は、調査対象と結果集計の2点であります。まず、調査対象については、全国の国立、私立の別なく小学6年生と中学3年生の全員を対象とする悉皆調査であったものが、抽出实施に変更されたということであります。具体的には、この2学年の中から全国の31.6%にあたるクラス学級を選んで、そのクラスの全員が受ける方式に変更されたのであります。当然学校規模によっては、あるクラスは対象になるけれども、あるクラスは対象外となることも考えられるところであります。文科省は、このようにバラつきが出ることに配慮したとして、混乱を避けるという観点から学校の設置者が希望すれば、このテストに参加できる、希望参加方式を設けたとしております。しかし、現場からすると一律参加でない分、参加の意思が問われる踏み絵のような感が残ることも否めないのではないかと私は思っているところでもあります。もう一つの変更点は、結果の集計であります。従来、採点は全員分の答案を回収して国が一括して行ってきましたが、これからは対象の31.6%のクラス分だけを回収して行うことになります。従って、その集計は国並びに都道府県にとどまり、市町村、学校別の成績は集計されなくなることは意味するものでもあります。ちなみに、道教委は学力向上対策として、非抽出校を含む道内小中学校の採点集計費として、9,617万、約1億。昨日の新聞でご案内のとおり、見だしとしては学力向上対策として1億5,000万を組んだと。なるほど素晴らしいことだなと思って見ましたら、その内容は、その1億、約1億を占めるのはなんだかと言ったら学力向上対策ではありません。その資料となるかもしれませんけれども、採点集計費の掛かる経費であります。一方こうした国の動向を受けて、管内教育長部会は、2月8日の会議で最終的には各委員会の判断になるとしつつも、非抽出校についても全校参加する。あまり意味は分かりませんが、その意思統一を図り、事实上参加を決定したところでもあります。以下、何点か10年度の全国学力テストに関わって、お尋ねをいたします。その1点目は、悉皆調査という实施方法の変更に伴って、当然過去3年間の全国学力テストの实施や内容等について総括をされているものと思われます。どのように総括をされているかお伺いをするものであります。そしてその2点目は、町内いずれの小中学校が抽出となっているのかお伺いをいたします。最後に3点目は、前段申し上げたとおり、非抽出校については、希望参加されることと思いますが、思いますがですこれは、正式には聞いておりませんのでそういうふうに記述をさせていただきますが、参加されることと思いますが、何を願い、何を期待して、すなわち目的や意図について希望参加されるのかを知りたい、お聞かせをいただきたいというふうに思っております。次に、大きな2点目でありますが、全国体力・運動能力・運動習慣等調査、通称全国体力テスト結果の分析と対応についてお尋ねをいたします。文科省は、全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することにより、国や教育委員会そして学校が子どもの体力向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立するとして学校が各児童生徒の体力や運動・生活・習慣等を把握し、学校における体育や健康に関する指導などの改善に役立てることを目的として、一昨年から小学校5年生と中学2年生を対象に全国体力テストを实施していることはご案内のとおりであります。いわゆる、07年度から行われているところの全国学力テストの体力版とも言うべき性格をもつものであります。両テストとも、その背景には全員を参加させ、能力を競わせ、数値向上を図るという教育手法を垣間見るところであり、批判のあるところでもあります。このほど文科省から平成21年度全国体力テストの結果が公表されました。それを受けて、道教委はもとより、2月10日には帯広市教委が体格はいいけれど、体力依然低め、日常の運動二極化顕著という報道見出しで、ご存知のとおり市内小・中学校の生徒の状況が公表されたところであります。以下、本町児童生徒の結果分析とその対応や支援策等についてお尋ねをしたいと思います。その1点目は、ここ2年間の全国体力テストに参加して得た結果から、本町の児童生徒の体力をどのように分析をしていらっしゃるかお尋ねをいたします。合わせて、本町児童生徒の特性や特徴的な傾向についてもお伺いができればと思います。その2点目は、結果分析や本町児童生徒の实態を踏まえ、町教委として児童生徒の体力の維持向上、ならびに確かな生活習慣を身に付けさせるためどのような支援策や方策と教育現場への指導を考えているかお尋ねをいたします。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

斉藤議員のご質問にお答えいたします。はじめに、「全国学力・学習状況調査の实施について」であります。全国学力・学習状況調査は、急速に変化する社会に即応しつつ、国民が一定水準の教育を等しく受けることができるよう、教育の機会均等や水準を確保し、義務教育の質を保証するための取り組みとして、平成19年度から实施されているものであります。ご質問の1点目、「過去3ヵ年間の全国学力テストの総括について」であります。これまでに实施された3回の調査結果から、北海道においては、全国の平均正答率との差は縮まっているものの、依然として全国平均よりも低い状況であり、基礎・基本の確实な習得や学習習慣の定着に課題があるものと認識いたしております。一方で、この調査によって、教育委員会や学校が、児童生徒一人ひとりについて義務教育としての果たすべき教育水準が確保されているかどうかなどを把握し、そのあとの教育指導を進めるとともに、毎年实施し、全国と比較する中で、これまでの取組みの検証・改善を図ることができるほか、子どもや保護者にとっても、学習内容の理解度を計ることができるものと考えており、この調査結果を踏まえながら、学力向上の取組みを進めていくことが大切であると考えております。ご質問の2点目「町内の小学校及び中学校の抽出校について」であります。昨年12月28日付けで文部科学副大臣から通知のありました「平成22年度全国学力・学習状況調査に関する实施要領」では、抽出率や抽出方法については規定されておりませんが、本町におきましては、小学校2校と中学校1校が、抽出調査の対象候補校に選択されたところであります。文部科学省においては、調査の实施日まで対象校名を公表しないこととしておりますことから、具体的な学校名につきましては、公表を差し控えさせていただきたいと思います。ご質問の3点目「希望参加する非抽出校の参加の目的について」であります。文部科学省から通知されました「实施要領」におきましては、抽出調査の対象校以外の学校については、学校の設置管理者の希望により抽出調査と同一の問題の提供を受け、調査を利用することができることとされており、北海道教育委員会においては、当該希望調査の实施に係る採点・集計等の事業費について、新年度予算に提案する旨の連絡を受けたところであります。幕別町教育委員会では、これまで、幕別町校長会の協力をいただき、「全国学力・学習状況調査の結果と改善の取り組みについて」を作成し、教科ごとの「調査結果」と「学力の傾向と課題」、そして、「指導のポイント」を取りまとめ、各学校の職員会議や校内研修の場において課題の共通理解を図りながら、指導方法の工夫など具体的な改善策等について、取組みを進めてまいりました。また、各学校においては、参観日の懇談会や「学校だより」などを活用し、改善の取組みについて保護者への周知を行うとともに、家庭における学習習慣の定着を図るための取組みを進め、児童生徒の学習意欲の向上に努めてまいりました。本調査への参加目的は、児童生徒の「学力の測定」だけではなく、全国や都道府県等の状況を参考にしながら、自校の教育の实態と成果を把握し、実観的なデータに基づいて改善に取り組むことこそが真の目的であると考えております。児童生徒一人ひとりの学力や学習状況をつぶさに把握し、さらなる向上につなげていくことができるよう、これまで同様、すべての学校が参加していくことが望ましいものととらえておりますが、次年度以降につきましては、文部科学省及び道教委の動向を見守りつつ、管内市町村教委とも連携を図りながら、進めてまいりたいと考えております。次に、「全国体力・運動能力・運動習慣等調査結果の分析と対応について」であります。児童生徒の体力・運動能力が、長期的に低下傾向にある中、学校生活や家庭生活を通して、あらゆる活動の基礎となる体力をしっかりと身につけていくことが求められており、児童生徒の体力・運動能力の状況を把握し、その調査結果を生活習慣などとの関連から多面的に分析し、地域や学校における取組みに生かしていくことが必要であると考えております。ご質問の1点目「本町の児童生徒の体力の分析と特徴的な傾向や特性について」であります。はじめに、体格の分析についてであります。小学5年生の男子では、体重の平均値で全国を上回っておりますが、身長・座高は全国・全道平均を下回っており、女子は、いずれにおいても全国・全道平均を上回り、男女ともに肥満傾向では、全国出現率を上回っております。中学2年生の男子では、身長で全国・全道平均を上回り、肥満傾向では、全国・全道出現率を下回っております。女子は、身長で全国・全道平均を上回り、やせ傾向が全国・全道出現率を大きく上回っております。次に、体力の分析についてであります。小学5年生は、全体的に見ると、男女とも全道平均を上回り、全国平均をやや下回っておりますが、総合評価では、体力・運動能力の高い児童の割合が、特に男子で上回っております。特徴としては、8種目中、「握力」、「上体起こし」、「長座体前屈」、「ソフトボール投げ」などで全国平均を上回ってはいるものの、「反復横とび」、「20メートルシャトルラン」、「50メートル走」など、いわゆる脚力や持久力を伴う種目において、全国平均に比べ低い位置にとどまっております。中学2年生は、全体的に見ると、男女ともほぼすべての種目で全国平均を下回っておりますが、全道平均とほぼ同様となっております。特徴としては、男女とも、「反復横とび」、「持久走」、「50メートル走」などで全道平均を上回っておりますが、「握力」、「立ち幅跳び」、「ハンドボール投げ」では、全道平均を下回っており、筋力・柔軟性などに改善の必要性があるものと思われます。なお、合わせて实施されました、運動習慣等にかかる質問紙調査についてでありますが、「運動部活動の加入率」、「朝食の摂取率」、「8時間以上の睡眠時間をとっている割合」については、小学5年生及び中学2年生の男女とも、おおむね全国平均以上となっております。ご質問の2点目「児童生徒の体力の維持向上と確かな生活習慣を身につけさせるための支援策や教育現場への指導について」であります。学力と体力は、いずれも、子どもたちが将来、自立して社会生活を営んでいくための基礎となるものであり、そうした力を身に付けていくことは、今後の人生を送る上でも非常に大切なことであります。質問紙調査での回答状況から、運動やスポーツに対する興味・関心などには大きな差がないものの、スポーツを積極的に行う者とそうでない者との二極化の傾向があること、また、女子にあっては、テレビの視聴時間が長い傾向にあることなど、生活習慣や運動習慣に課題があることが明らかになったところであり、今後は、これらの改善に向けた取組みに努めていかなければならないものと考えております。以上のことから、体育の授業において、身体を動かすことの喜びを体感させ、積極的に運動ができるような工夫改善を行うことはもちろんのこと、発育発達や個人差を踏まえた指導に配慮するとともに、運動が得意ではない児童生徒に対して、運動を習慣化させる取組みを図っていくよう指導してまいります。また、町PTA連合会や子ども会との十分な連携を図りながら、運動習慣の確立や生活習慣の改善の必要性について家庭や地域に広く周知を行い、学校、家庭、地域が一体となった取り組みを推進してまいりたいと考えております。以上で、斉藤議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 3番 斉藤喜志雄

それでは、大きく二つの質問をさせていただきましたが、それぞれについて再質問をさせていただきたいというふうに思います。今、教育長さんからの答弁を聞いて、非常に本学力テストの有用性、効率性、あるいはそれに基づく施策等々に有効に機能するものであるというふうな総括をお受けをしました。必ずしも私と一致しないところがありますので、そういう観点から質問をさせていただきます。その一つは、教育長しっかり耳を澄ましたら、子どもたちや学校の先生方からの悲鳴が聞こえてきませんか。どういうことかと言うとですね、どうしても私はあまり、そもそものところに踏み込みたくないなと思っていたけれども、今回のこの答弁で、非常に有用で、有効的で、有効なものであり、費用対効果から考えても非常に有益だという視点がずっと貫かれているな。教育長の立場として仕方ないという部分も分からない訳ではありませんが、そこで、私は今申し上げましたように、子どもたちの悲鳴が聞こえてくるのです。どんな悲鳴かと言ったら、世の中に親ほどうるさきものはなし、学力、学力と夜も寝られず。これは大阪のある中学生が読んだあれだけど。そこで、このテストをとおしながら教育長は、まずどんな学力観をお持ちかについて、お尋ねをしたいと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

私にとっては、非常に難しいご質問かというふうに思いますが、過去にもお答えしましたように、笑顔も学力であると、そんなような学力観、テストができればいいということではなくて、人間として生きる力を持った者、そういうことがトータルで学力として見るべきではないかというようなことを考えております。

質問 3番 斉藤喜志雄

今お答えいただいたのは、实は3日の日ご説明をいただきました教育行政執行方針の中で、きちんと述べられているのです。そういう意味では、教育長お分かりなのだなというふうに思っているところでありますが、こんなふうに言っていました。すべては子どもたちのために合言葉に、学習指導要領の理念である生きる力を支える確かな学力、豊かな心、すこやかな体。こんなふうに述べている。私は、このときに聞いたときに、いいこと言っているなと思って实は聞かせていただいたのであります。それであえて学力観を問わせていただきました。ひるがえってこの学力テストに見てみましょう。たった2教科です、2教科ですね、国語と算数、国語と英語、たった2教科を計って学力としてしまっている。そして、その結果が、結果が独り歩き始まっている。先ほど言いました、学力、学力と夜も寝られずといったのはそういう趣旨であります。子どもたちから悲鳴が聞こえてくる、いかがでしょうか、そういう意味であります。私は、尐なくともうちの教育委員会は、教育長さんは分かっていらっしゃったと思って、あの教育行政方針を聞き、今のお話を聞いて、個に応じてきめ細やかな指導に努めるというところを持ってして、理解をしたいとこんなふうに思っているところでありますが。もう一つ笑うに笑えないというところで、沖縄県のある教育長と同じ立場にある人がこんなことを言ったのです。2回、3回と学力テストが続いていくに従って、極めて沖縄というところはご存知のとおりランキング低いですよね。ランキングからすれば低い。その低いランクのところで、テストに芸能という教科があればトップですなんだかなあ、とか言って冗談とも本音ともつかん言葉を吐かれた。これ何を意味するかというと、その場は笑い話で終わってしまったけれども、しかしここのところに持つ非常に深いものがあると私は思った。教育長も行政執行方針の中で述べられているとおり、もっと多角的に子どもたちの個性や生きる力、生きる力を見てほしいものだと、そんな願いや思いがこの中に私は込められていたのではないかなと。もう一度言います。テストに芸能という教科があれば、うちはもっとランクが高くなるのだけれどな、思わずこぼした。ご案内のとおり、教育基本法の1条の中では、教育の目的というのが語られております。人格の完成。2条の中では、その目的を達成するために、目的を達成するための目標が掲げられております。そこの中で、先ほど教育長が行政執行方針で言われたように、豊かな心だとか、体力だとか、後ほどやる体力だとか、それから学力だとか、確かな学力だとか、いわゆる知育、徳育、体育そういうものを総合したものをもってして人格の完成に資する、それが学力だ、そういう押さえに立たなければ私はいけないのではないか。そういう視点から言うと、非常に、非常に私はこの3年間の学力テストでひずみが社会の中に出てきているし、悲鳴が聞こえてくる、そう思っている。自分のことばかり言ったら、自分の思いばかり言っていたらあれですから、もう尐し聞かさせていただきます。そこでより具体的に、全国学力テストで子どもたちの学力の変化というのは見て取れるのでしょうか。見て取れるのですか。先ほどの答弁を聞くと、一見、見て取れるように私には受け取れたのですけれども、いかがでしょうかお聞かせください。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

全国的な学力の変化について、捉えられるかということでありますけれども、基本的な学力テストはすぐ公表されるものでありますので、同じ内容のテストが实施できない、よって経年の比較ができないという状況であります。ただ、トータル、マクロ的に見れば、おおよその傾向が出るということについては、これは否定できるものではないかなというふうには思います。

質問 3番 斉藤喜志雄

これまた教育長お分かりになっていらっしゃるのですね。比較できないよ、なぜならテスト終わったら一斉に発表してしまう。したがって、翌年それはもう使えない、追跡調査としては使えません、そうですね。要するに毎年難易度が違う、毎年難易度が違うものを、ここに新聞いっぱい持ってきているのですけれども、新聞の中での見出しだけ見ましょうか。学力テストまた下位ショック、平均正答率他管内を上回る、学低地域格差なお、全国下位に落胆。そうやって正答率をランク付けしてしまうことによって、ランク付けして発表することによって、そして翌年出てきたら全国また下位、本来比べてはいけない、比べられないもの、これは文部省も認めている。だから都道府県だとか、別は言っても市町村別については駄目だよといっている。しかし实際には、今ここで新聞の見出しだけで申し上げたとおり、でもそういう形、多かったですね。私はどうしても、そして本来の出だしのときにも、質問のときに申し上げましたとおり、文科省は初期のあれは達成したと言っている。達成したと、なのにどうしてまた今度参加するのかな、どうしても理解のできないところですし、どうしてそうやってあおりをあれするのかなという気もしないでもない。取分け先ほどもちょっと申し上げましたけれども、北海道教育委員会は、新聞の見出しでなんと上げたかいったら、北海道教育委員会、学力向上対策に150億、見られた方いらっしゃる、150億、先ほどもちょっと言いました。ところが約1億9,600うん十万、9,600うん十万はあれしたのですよ、そこの中に含まれている話だった。集計と採点費用なのです。そういう意味では、いわゆる費用対効果という観点から言っても、それから国レベルで言えば約180億ですよ、そうですね。私の計算間違っていたら教えてください。約180億の投資をして行って3年間でやっているのです。今年度除いても180億。そして、比べられない、そしてなおかつあちこちから悲鳴が聞こえる。本音が聞こえてくる、そういうところに施策を打つということがいかがなものかということも含めて3年間の实施にあたっての総括については、私は必ずしも教育長とは一致しないよという話をした。しかし部分、部分では非常に教育長のおしゃっている思いが良く分かりましたので、基本的にはそんなにずれていないのだなというふうに理解をさせておいていただきたいというふうに思います。そこで、あんまり言ったら時間がなくなりますので、教育現場のこの学力テストの結果をどのように受け止めたり、活用しているという、あるいは改善を図っているかというところで、具体的な話をもう尐しお聞かせいただきたい。教育現場の中で、具体的にこの3年間の結果を受けて、町内の子どもたち、町内の学校、町内の保護者、そういったところで具体的にどんなことが改善策として取組まれているかについて、尐しお聞かせいただければよろしいかと思いますが。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

この改善策が、どのように学校現場で实践されているのかということについては、いろいろあろうかと思います。まず校長のリーダーシップのもとで、改善計画をつくり、国や道の制度を活用しながら、これ例えて言いますと、教員の過配でありますとか、いろんな退職教員の活用授業でありますとか、そういうものを十分活用した上で、基本的には先生方にそれなりの改善に向けた時間が取れるような配慮をしてもらうことが大事だろうというふうに思いますし、学校現場においては、放課後に補習学習をしているところなども見受けられます。また家庭におきましてのことですけれども、これは学校だより等々、先ほども答弁しておりますけれども、そういった指導の、あるいは啓蒙に十分意を用いていただいていると。まだまだ十分でないところはあるかと思いますけれども、いわゆる習慣に関わる保護者への啓蒙、それから学校と町教委との連携の中での人的配置、こういうもとで改善が進められているものというふうに理解をしております。

質問 3番 斉藤喜志雄

先ほど、教育長の答弁の中に、教育の機会均等と、水準保持のため、児童生徒の学力学習状況を把握、分析することを通して、教育の結果を検証し、改善していくことが大事なのだというふうに書いていただいているわけですね。それで具体的にはということで、今お話をお聞きをしたところであります。私は、180億もとおして、180億も投じてやったこの費用対効果を無駄にしないためには、なんと言ったって子どもたちが知りたいよ、分かりたいよ、できるようになりたいよという、子どもたちが本来持っている知的な好奇心に応えるための日常授業の充实をいかに図るかが、实は非常に大事になってくるのです。大事になってくる。先ほども言いましたように、2科目、高校入試で言えば5科目ですよ。例えば、知的な分野だけであえて言わせていただければ、中学生であれば5教科、小学校でも4教科、たった2教科の中で、授業改善を行っていくというのは、私はあまりにも乱暴だと、そういう意味ではこのテストのテスト設計そのものは何を知りたいのかという、テスト設計そのものが私は間違っていると、そう思っているのです。それから全国210万人の子どもたちを一斉に悉皆調査でやらないといけないという根拠は全くない。全くないと思っています。だから、しかし、せっかく出た答えですから、やったわけですから無駄にしないためには、何をしなければならないか、今言ったように、授業实践をどうするかというところにしっかり持っていかなければならない。そうすると教育現場の中でどこの学校もが差がなく、継続的な計画や、实践や、点検や改善、いわゆるPDSCAがきちんと確立されていて、そして仮に2教科といえども、先ほど言った、分かりたい、できるようになりたい、やりたいという、そういう子どもたちの知的好奇心をゆさぶる授業をどうやって構築していくかということを真剣に町教委なり、各学校なりが、そのあれしていくことが必要になってくると思っているのです。また長くなりそうですから、あれしますが、そこで抽出校はいくつかと先ほどお聞きしました。答えられないのですね。答えられないのですね。言ったら駄目だと言われているのですね。そういうことなのですよ、私もその文章持っているのです。文章を持っていて質問するのは、意地悪いのではというふうにお思いかもしれないけれど、そうではないのです私は。みんなが渡れば怖くないといってやったのだから、やるのだから言ってみたってたいしたことないではないですか。元々文科省が、希望抽出の部分は、親たちが誤解している、たった2教科のことでもこれだけ世の中にこうやって喧伝されたら、喧伝されたらどういうことが起こってきたかと言ったら、そのことそのものが学力だと思ってしまっているから、うちの学校の何々のクラスのところは、誰々クラスの先生のところはやらなかったのだとさ、あの先生ちょっと危ないからやらなかったのですね。危ないというのは、言っている意味あれですか。政治闘争にばかり熱心で、心配だからあそこはやらせなかったのですねと言って現場混乱が起こったら困るから、希望するところは設置者の責任で経費を払うことでやりなさいとこう言った。違いますか。私の言っていること間違いでしょうか。答えづらいですね、いいです。しかし事实はそうですよ、事实はそのとおりなのです。だから私はあえて聞いた、だいたいその程度のものなのだということを一つ、通知、通達もその程度のものだというふうに、いや、そんなこと考えなくていいですね、と私はその程度に理解をしているところでもあります。私が偏っているのです。次に、抽出校が答えられないということについては、私は謙虚にその部分は、お前が曲がっているということで、素直に受け入れておきます。次に、どうしても札幌市は、札幌市は今回この調査には参加しないと聞いているのですが、いかがでしょうか。事实ですが、事实でないかお答えいただきたい。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

新聞報道等によりますと参加しないというふうに認識をいたしております。

質問 3番 斉藤喜志雄

私も新聞報道等だからあえて確認をしたのですが、管内18町村の話はしたけれど、札幌市とはしていないということですね。そのように理解をさせていただきますが、なぜ札幌市は参加しなかったのでしょう。もし教育長の範ちゅうで理解できることがありましたらお聞かせいただきたいと思います。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

札幌市さんの場合は、同じような形態、都市の中でありますから抽出校だけで十分全体が見えるということが一つあろうかと思います。もう一つには、札幌市独自のいわゆる学習状況調査なども行っているということから必要がないというふうに判断されたものというふうに思いますが、これは私の考えるところであります。

質問 3番 斉藤喜志雄

初めて一致しました。私もそう理解しております。そこで、十勝でも、十勝でも独自の調査というのはありませんか。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

昭和23年だったでしょうか、十勝教育研究所ができまして、今回で59回目になりましょうか、十勝の学力、子どもたちの学力ということで、冊子が出ております。これはほとんどの管内町村が参加をしているものでありますけれども、そういう意味での歴史は十勝は古いものと、現实にそういう調査ものはあるというふうに理解をしております。

質問 3番 斉藤喜志雄

これですね。これ前年度のものであります。表見式標準学力検査CR値による十勝の子どもの学力、去年の6月に発行されております。ここのところで、十勝の子どもの学力を小学校3年生、小学校5年生、中学2年生。教科数につきましては、4教科、小学校は算数、国語、社会、理科。中学校は、数学と社会と英語と理科、もう一つ高校入試の科目にもあります国語の5教科で、实にきめ細やかに授業の、先ほど言った子どもたちの知的好奇心を満足させるために、必要なデータ等々を实にきめ細やかに、きめ細やかに、そして改善の方向性、そこも含めて非常に労作が毎年出るのですよ。所詮2教科、それも先ほど論議のとおり、比べることに無理のある、そんなところに意気をしなくとも、そして何千という費用対効果という、結果から言えばこういうものを私は利用してできれば十勝、十勝18カ町村が十勝教育圏部局が応分の負担をしてやっているのです。応分の経費を掛けて、もう何十年とやっている。そして全て何がそのデータに詰まっているかと言ったら实践が詰まっている、必ず先ほど言ったサイクルというのが、点検をするためのサイクルというのが確立されてないとだめですよといううんぬんということを言ったのはプランです。計画があって、それに基づいてやってみてドウ、そして点検をしてチェックをして、そしてまずい改善点が見えてきたら、あるいは課題が見えてきたら、そこを是正してまたやってみるアクション、そういうものをやってくださいということが实はしっかり明確に何箇所かにこうやって、私もこういうふうに引いてあれしてありますが、示されている。尐なくとも、尐なくとも管内、全国学力テストのような目の粗い、そういう性格のものでないこんな歴史と伝統、それもですねこれは標準学力検査ですから、極めて標準化された、その自分たちで勝手につくったものではありません。全国共通のきちんとしたそういう貴重な資料であります。私は、こういうものを活用してやっていっているから、うんと言い方を変えれば、幕別町はこういうものをずっと長いこと大事にされています。現場へ行って私いろいろ聞きました。ここの配られたものを資料にしないということは、うちでは全くありません。とりわけ研修部の人たちが、学校現場の研修部の諸君たちにも答えが必ず参考にさせていただいています。非常に貴重な資料で、私はそういう積み上げがそれなりのあえて言いませんけれども、それなりの幕別の教育をつくっている。全国に誇れるとまでは言いません。それなりの教育をつくってくださっているのだと、私はもっともっと誇りを持ってこの物を活用してほしいなと、そのための施策を打ってほしい。打ってほしい、そんなふうに考えているところであります。したがって私は、札幌市は全国的な傾向を見るのだったら、抽出で分かると言ったのは、本当にうなずけるところです。後は、もっともっと私たちの方がずっと良いデータを持っていてやっているから、それに基づいて新年度の教育をつくっていきますよと、極めて建設的で健全な費用対効果も含めて非常に優位な、おそらくこれ札幌市が参加すると言ったら道教委の1億5,000万のうちの1億は掛かったでしょう。そうなりますよね、人数多いから。まあ、いいでしょう。というふうに思っているのであります。そこで何を期待しているかと本当は聞きたかったのですが、これは教育長がお述べになっていることを類推してなるほどなというところで理解をさせていただいたということであります、というふうに理解してください。ただ、どちらにしても非常にこの学力テストの持つ、非常に安易な方法、最後にちょっと言わせてください。競争原理に基づく、ある、元々このテストが導入されたときというのは、学力の低下が心配されて導入されたものでありました。本当から言えば、何回も言うようですけれども、学力の低下が、上がった、下がったがこんなことをして、こんなふうに上がったよ、あんなふうに上がったよというふうに比較できればいいのだけれど、しかしそれは实質上できない。もっと言うと、このテスト設計をするときにこういう発想であったのです、これは教育長よくご存じだと思いますが、現場が競い合うことで上がるはずだという声に押されたのです。いいんだ、しょわせろ、そうすれば必ず学力上がる、そういう論だった。その論の根拠となるところは何だったかと言ったら、競争原理に基づく成果主義ですよ。よほどこの学力テストが、3年前に实施されるときに、足掛け4年ですね、4年前实施されるときに、どんな世の中に状況が吹き荒れていたかというのをご想像いただければ分かると、競争原理に基づくところの成果主義がしっかり貫かれて、教育現場にまでそこに足を踏み込んできた。そういうときだった。しかしこれは实に、さ末な、さ末な制度設計であったがために、先ほどから論議をしているように、たくさんの制度破綻を起こしてきている。誤解を招いている。子どもたちの悲鳴が聞こえるようになってきているというところをぜひご理解をいただいて、次年度も道教委が予算を付けると言ったら、いやうちはこんな立派な資料がありますからと言って、断っていただいて、これをうんと活用することの方がより北海道の財政にも協力することになりますし、幕別町の子どもたちにも益することだなと、私が思っているということをぜひご理解ください。北海道新聞の記者が、なぜ秋田が学力テストにそんなに学力が高いのかというので、はいったときに、見出しでこんな見出しであれしている。一夜漬けではなかった、秋田の教育。ここのところでは、単費で实は子どもたちの学力向上を図るために、教員を雇っているのです。そして習熟度別学習をやっているのです。文部省からの金でないの、自分たちのところで、そういう、私のところは学力低学力圏だと43年前にやったときに、低学力圏に位置づけられたのをあれして、それがある意味では変なそのあれになっていた。そこのところを乗り切るためにというので、行政が、これ行政主導ですよ、行政主導で教育施策というものは、私はそういうものだと思っているのです。だから何も教育長が希望したことを責めているのではないのです。私もこう思ったのです、思っているのです。学力調査は、行政にとって基礎的な意義をもつことは、これは私も論は持たないと思っているのです。なぜなら学習の成果指標を持たずして、教育施策を展開することは不可能だからです。そういう意味では、教育長が求めたいと言った思いは全く否定するものではありません。上手に活用して、幕別町の教育にいい施策を、いい施策を实践してほしいなと私はそう思っている。何を期待してと言われたことは、ここに書かれたことですから、それに肉付けする施策をぜひやっていただきたい。その資料を持たずして施策を語るなかれ。私もそう思っています。そういう意味では、使いようによっては学力テストも一定の施策を打つための基礎資料になるということだけが、私は全く否定しません。いや、ところで体力づくり、もうないですね時間。ほとんどない、ごめんなさい。なんで、一つだけ、1だけ質問させてください。なぜ体力づくりで、この幕別町でも、北海道でも、帯広でもそうですけれども、この子どもたちの体力が下がったのだろうということを教育委員会として、どのように捉えていらっしゃるか、もう尐しちょっとお聞かせいただければと、教育長の思いで結構です。

答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)

幕別町ばかりでなくて、全国的に1980年、85年ぐらいをピークとして、下がってきたということであります。いろんな要素があろうかと思いますが、いわゆる遊びの時間を取る時間がなくなったということではないかなと、端的に言いますとそうだろうと。その背景に何があるのか、ゲームがあったり、それから勉強に追われたり、いろいろあるのだろうと思いますが、確かにそういう社会的な環境が運動すると体力をつくるという分野においては、かなり時間的に制約されてきているのではないかとそういうふうに理解をしております。

質問 3番 斉藤喜志雄

遊びがなくなったというね、これは非常に大きいので私どもはよく体育に関わってこんな言い方をするのですが、いわゆる幼尐期の村遊びが無くなった。昔は、異年齢が、異年齢集団が集まって野山を駆け巡って、ちゃんばらごっこをやったり、秋になったら、いや夏になって暖かくなったら、ふんどし一丁で十勝川で泳いだりとかという、そういう村遊びがあったのだけれども、そういうものが無くなって、自然的に体力が。それからもう一つは、实は、これ教育長気がついてほしいと思うのですが、教育課程ずっと過去のから眺めてください。学習指導要領でも結構です。眺めたら、体育の時間というのがどんどん尐なくなってきている、学校が果たす役割も考えるべきだと言うけれども、实は、今度も英語が小学校に割り込んでくるでしょ、過疎過密になってきて、实はあれなんですよ、体育の時間というのは、体育の時間というのはうんと減っていっているのですよ。これはやはり大きいのだと思うのです私は。一つは村遊びがなくなっていっている。それから歩かなくなったですね。ちょっと雤降っても、私も孫そうしているからあまり大きなこと言えないけれども、すぐ車で送っていくよね。实はね、昭和40年代の小学生データを見るとですね、昭和40年代の学生がだいたい2万6,000歩くらい1日に歩いている。それがですね現状今どうなっているかというとね、だいたい1万3,000歩、子どもたちの歩くのが半分なのです丁度。半分なのです。だからそこに、だからこれもデータの使いようによって、そこに教育委員会として、学校として、例えば、学校の中で、今、業間体育やっている学校ないでしょうほとんど、過疎過密になってしまって、そうですよね。だからそういうやっぱり、業間体育をどうやって生み出していくとかね。みんな全校一斉にそのあれするかとか、強制でやらせたら、いわゆる喜びというのは無くなるから、日本一周1年掛かってしようやと言って、走ったキロ数を地図に書き込ませるとか、いろんな方法があるとしたら、私、東京まで行ったよとかとあの子は言っている。そういう喜びを持たせる、そういう業間体育なんていうのも实は非常に大事なのであります。ちょっとやろうとしたら、知恵を使えばできるのだという、その学校にヒントを上げていただきたいなと、当然、施設設備だとか、器具だとか、昔の遊びにあれする通ずるものがあったらそういうものについて、その施策としてそういうものを整備してってあげるだとか、いろんな方法があると。しかし同時に、体育の時間もあまりにも尐なすぎる、本当はこれは生きる力の最も根源たるものは、体力ですよ。三要素の中で一番大事なのは体力だと、その体力がこのような状況に陥っているということをしっかり受け止めていただいて、これも教育行政方針の社会体育のところで最後のところに書いておりましたけれども、あんなふうに言ってきますよといういいこと一杯書いてあったので、ぜひあれの具現化に向けて、具現化に向けてお取組みをいただきたいものだなということで質問を終わらせていただきます。

出典:幕別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月10日 議事録 PDF(68ページ) 間違いを知らせる