幕別町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日
幕別町における青年育成についての課題と今後の具体的な取組みについて
2008年9月10日、幕別町議会の一般質問で、芳滝仁議員が「幕別町における青年育成についての課題と今後の具体的な取組みについて」質問し、教育長 金子隆司が答弁しました。
- 質問者
- 芳滝仁 議員
- 答弁者
- 教育長 金子隆司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 芳滝仁
通告に基づきまして、質問をさせていただきます。幕別町における青年の育成についての取組みについて、質問いたします。去る8月24日、中国で開催されました第29回オリンピック北京大会が閉幕をいたしました。今回のオリンピックには、幕別町から、福島千里さんと山本幸平さんの二人の青年が出場し、世界のトップ選手の中で活躍する二人の姿に町民は夢と感動を与えられました。幕別町の歴史に輝かしい1ページを加えられた二人に敬意を表し、また、今後のさらなる活躍をご期待申し上げるところであります。まちづくりは人づくりが最も大切であります。この二人の活躍を期に、幕別町における青年の育成について、取組みを強化すべきだと考えております。第3次幕別町生涯学習中期計画には、農協青年部、商工青年部への一層の援助と、未組織の青年層の地域活動への組織的な取組みや挑戦を促すため、地域活動を明確にし、青年のニーズを捉えた学習機会の充実を図るとともに、若さを発散し、成就感を得ることのできる環境を整えることが大切であると明記されています。全国のいろんな自治体の青年への取組みについては、青年の地域活動を奨励し、グループづくりからネットワーク化していく方法や、青年育成のための各種講座を開催している町、あるいは青年機構という形で広く青年が集い、地域貢献と個々の資質の向上を目的に、さまざまな活動をしている自治体もあります。幕別町における青年育成についての課題と今後の具体的な取組みについてお伺いいたします。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
芳滝議員のご質問にお答えをいたします。幕別町における青年の育成についての取り組みについてであります。現在、幕別町内において活動中の青年団体は、農協青年部3団体、商工青年部1団体、その他1団体となっておりまして、その活動に対し、農林課及び商工観光課など、各担当課を通じて助言指導等を実施しているところであります。教育委員会が所管いたします社会教育関係団体といたしましては、幕別町青年団体連絡協議会という組織がありましたが、平成15年度をもって残念ながら活動を休止いたしております。幕別町青年団体連絡協議会が活動休止に至った主な原因としては、いわゆる、担い手としての青年層人口の減少によるところが大きく、離農による農家数の減少や少子化による対象人口の減少、進学や就職による町内滞留人口の減少などが挙げられますが、そのほかにも、生活様式の多様化やテレビゲームの普及による一人遊びの経験など、少年時代における趣味の多様化や個人主義の浸透による組織的活動の敬遠などが、要因の一つとして考えられます。管内状況を見ましても、社会教育関係団体としての青年団体が存在する市町村は半数以下にとどまり、上部組織としての連絡協議会を持つのは、2町のみとなっております。国におきましても社会の情勢を反映し、青年学級はその役割を終えたとして、青年教育の根幹でありました青年学級振興法を廃止するとともに、平成18年には、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正を行い、文化・スポーツの事務について、首長部局が担当できるようにするなど、地域振興関連行政とあわせて行うことを可能としたところであります。芳滝議員のご質問にありますように、まちづくりは人づくりという考え方は、社会情勢がめまぐるしく変化している今日においても、変わることのない理念であり、まちづくりの良きパートナーとして、青年の持てる力を幕別町の振興と発展につなげていくことが求められております。そのためには、いかに多くの青年層を取り込んでいくかが課題であり、地域や行政が連携して、青少年に興味のある学習活動やボランティア活動など、地域活動へ積極的に参加する機会をつくっていくことが必要であると考えております。具体的な取組みとしては、各種審議会等に青年層の積極的な参加を求めることや、新たなお祭りなどのイベントを企画、立案していただくことなどが考えられますが、以前のように、青年団体を組織したうえで指導援助をしていくという青年教育のあり方は、大きな転換期を迎えているものと考えております。第5期幕別町総合計画の成立を受け、現在、第4次幕別町生涯学習中期計画の策定作業を進めておりますので、既存の各青年団体及び中期計画策定審議会委員の皆さま、ならびに町長部局とも十分協議し、新たな青年教育のあり方について、進むべき方向を検討してまいりたいと考えております。以上で、芳滝議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 13番 芳滝仁
再質問をさせていただきます。ご答弁の最後に、第4次幕別町障害学習長期計画の作業を始めていらっしゃると。その中で、町長部局とともに、十分協議し、新たな青年の教育のあり方について、進むべき方向を検討してまいりたいと。青年の育成につきまして、教育委員会だけではなくて、町長部局とともに考えながら、力を合わせて取組んでいくという新たな方向が示されたということで、その方向性については評価をさせていただきたいと思うことであります。幕別町におきましては、いわゆる就学の青少年、18歳までであります。あと、高齢者につきましても取組み等につきましては、形ある目に見えたものがあろうかと思うのでありますけれども、なかなか青年層に対する取組みにつきまして、行政変わらぬ一つの取組みというものが、なかなか見えていないという現状があろうかと思います。ちょうど私どもの年代、そういう青年を子どもに持つ年齢でありまして、やはり幕別町民であるという意識だとか誇りだとか、そして、自分たちも幕別町のために、地域のために取組んでいくのだというふうな、そういう意識を持てる、そういう方向性を持てる、働きながらそういう意識になれる青年を育てていくことが、幕別町の将来にとってもっとも大切なことであるのでなかろうか。そういう思いをオリンピックの二人の青年の姿を見て、本当にしみじみと実感したところであります。再質問でありますけれども、青年という、長期計画の方では青年教育ということになっておりますけども、第5期総合計画では、青少年の育成という形で一くくりにされてあります。大体、教育委員会の部局の方向で、その青年という言葉が出てくるわけでありますけれども、いろいろ町内の状況や先進の自治体の事例を調べておりましたら、例えば、幕別町の商工青年部でも40歳まででありますか。年齢が青年部であります。農協の青年部は、お伺いいたしますと35歳ぐらいなのでないかと、こう伺いをしておりますし、大体青年機構だとか、広くは30歳ぐらいまでの一つの組織の形。あるいは、18歳から22歳までというふうなくくりで、青年ということで踏まえていらっしゃる自治体もあって、そういうところに補助事業等で支援をしていらっしゃるというところもあります。これから議論になると思うのでありますが、平均寿命が長くなっておりますので、その青年ということに対するとらまえ方が、どのぐらいの年齢を青年として捉えていったらいいのだろうかというふうなことにつきまして、今お考えされていらっしゃいます方向性につきまして、一つお伺いをしたいと思うことであります。一つは、ご答弁の中で、子どもたちの生活様式、青年の生活様式が大変変わってきたと。市民の多様化や個人主義の浸透による組織活動の敬遠など、要因の一つであることを答弁されていらっしゃいます。なるほど見ておりましたらそうだなというふうな思いがするのでありますけれども、いろんな本州の古い歴史のある自治体等の考えてみましたときに、その地域活動と申しますか、その地域に出した文化活動と申しますか、そういうのが希薄であると申しますか、やはりそういう地域活動の中で、その青年がその地域の、それこそ活動の主体となっていくというふうなことが、継続をされていて、青年のそういう活動が今成り立っておるところが多いように見受けられるわけでありますけれども、やはりより地域のコミュニティの希薄、そういうことがまた大きな原因で、そういうところに青年の育成について、足元置いて、そこに視点を置いて進めていく必要があるのでなかろうかと思うことでありますが、この2点につきまして、再質問させていただきます。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
青年とは、一体いくつまでなのだろうかということがご質問にありましたけれども、いわゆる今廃止になりました青年学級振興法の概念での年齢は、15歳から24歳となっておりますけれども、現代社会において、この法は廃止されましたので、何歳から何歳までという言い方、区切りをつけるのは非常に難しい話でもありますし、さほど意味を持つことではないのではないかと。少なくともその活動団体の中で、このくらいからこのくらいまでが、その青年活動としてふさわしいだろうというようなことから、会員総意のもとで決められているというふうに理解しておりますので、年齢について、何歳から何歳というふうなことに、あまりこだわる必要はないのではないかという思いをしております。それから、地域活動、コミュニティ活動の基盤となるべく青年活動。まさにおっしゃるとおりだと思います。そのことが、先ほど申し上げましたような事情の中から、なかなか浮上してこないというのが現状であります。これを何とか、地域を基盤とした、いわゆる協働のまちづくりのような概念の中に組み込まれていくことが望ましい姿ではないかなというふうに思っております。
再質問 13番 芳滝仁
青年の年齢につきましてはそうだと思うのでありますけれども、いろんな、例えば具体的な施策を取組んでいくときに、講座を開いていく場合であるだとか、また、ボランティア活動等をしていくというふうな、そういう方向性を見出したときに、ある程度の一つの年齢の、活動によって、年齢の一つの区切りというものが必要でなかろうかと。そうでないと、あまり年齢差がありましたら、何か世代が違うということで、なかなか集まりにくいというふうなこともあろうかと思うのでありますが、そういうことは、今後のその取組みの中で、十分協議をして、具体的なものができていく中で、また問題になってくるのでなかろうかなと思うことでございますので、ご協議いただきたいと思います。その地域活動ということで、まさにそうなのでありますけども、このご答弁いただきましたところで、青年団体を組織した上で、援助していくという青年教育のあり方は、大きな転換期を迎えていると、こう答弁されていらっしゃいます。先ほど申しましたように、農協の青年部だ商工会の青年部だと。あと、PTAの活動も盛んに行われていらっしゃいますし、また、個人的な活動では、朝野球だとかという形で、青年が集って活動をしているところもあります。こうしてみましたときに、別々にいろんな場所でやはり結構幕別町も青年がいて、そして、自分たちの仲間づくりであるだとか、あるいはPTAなんかは、その学校を中心としたところで活動をしている姿があるわけであります。こういうすがすがしい取組みと申しますか、そういう活動していらっしゃる方々を、組織づくりとしていくということではなくても、懇談会を開いてみたり、意見の交換会を開いてみたり、そういうふうな形で、何か一つの催し物でもしていくというふうな形に広げていけないかどうか。そういうふうないわゆる連絡協議会的な、そういう新しい地域活動を目的とした、そういうボランティア活動もいいと思うのでありますが、そういう目的とした連絡協議会的な立ち上げの仕方というふうなことが、結構全国でされているところであります。組織づくりをしていくということでなくて、そういう地域づくりを目的とした一つの協議団体というふうなことがあるわけでありまして、そういう方向性もあるのではなかろうかなと、こう思うわけでありますが、その辺につきましては、先ほどのご答弁のお考えとどうであるのか、一つお伺いをさせていただきたいと。
答弁 教育長 金子隆司(教育長は2013年3月まで)
成人の年齢等につきましては、募集する内容によって変わってくるのであろうと思います。青年という言葉よりも、最近は成人という言葉で募集をいたしております。例えば、スポーツにかかわるようなこと。あるいは学習ですね。生涯学習に係るようなこと。内容によってずいぶん差が出てくるのだろうというふうに思います。したがって、その内容によって、それぞれが選択できるということで、基本的にはそれがいいのではないかなというふうに思っておりますので、なお第4次の生涯学習計画の中で詰めてまいりたいと。何歳から何歳というようなことではなくて。そんなふうに思います。それから、転換期を迎えたよということでありまして、まさに昔の青年団。青年活動という観点と、現在の商工青年部、あるいは農協青年部等含めた青年部の活動の原点というのは、若干ずれてきたかなと。良い方にずれてきたのかなというような、私は思いがあります。それは、いわゆる社会貢献活動というものを一つの柱にしているということでありまして、従前の青年団活動とは、いくばくかその意味合いが違う。あるべく社会貢献活動事業に、今、積極的に行われているということであります。したがって、そういうものを助長するような環境づくりという、支援も含めてでありますけども、環境づくりについては意を用いていかなければならないのではないかというふうに思っているところであります。なお、PTA等を例に挙げまして、ご案内がありましたけれども、例えば、PTAにつきましては、いわゆる通常連Pといわれる組織体。協同協議会等がございますが、そこに協同の連Pの組織の中で、何か貢献活動に順ずるようなものが行われているかといいますと、そういう状況にはなっておりませんで、もっぱら学習をすると。情報の交換をするという場になっているやに思います。しかしながら、せっかくの母体であります。こういうものも地域づくりに参加できる。例えば、子ども会の行事に参加できるとか、そういうようなヒントをもとに、地域活動にも参加できるようなご提言をしていきたいというふうに思っております。
再質問 13番 芳滝仁
そういう方向で、内容を深く検討をしていただきたいと思います。最後でありますけれども、先進事例の、いいなと思った事例で、青年育成事業補助金。また、青少年の社会参加推進事業補助金。こういうことをされていらっしゃる町でありますね。自治体があります。これは幕別町で言いましたら企画の方だと思うのでありますが、そちらの方に、こういう地域貢献をしたいのだという形で、企画書を若者が提出をしていく。その活動につきまして、半分なり3分の1なり補助をしていく。これは協同のまちづくりの今行われている形であります。そういうその協同のまちづくりの形を、青年の育成にリンクさせて、しておる自治体があります。これは私は、なかなかいいことだなと思って読んでおったのでありますけれども、ぜひ、そういう先ほど共同のまちづくりというご答弁があったものでありますから、そういうところと一つ協議をしていただいて、非常に機能性のある形で青年の育成に取組んでいただければと思うことです。