みんなの議会

幕別町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日

燃油・資材高騰対策について

2008年9月10日、幕別町議会の一般質問で、前川雅志議員が「燃油・資材高騰対策について」質問し、町長 岡田和夫、建設部長 高橋政雄が答弁しました。

質問者
前川雅志 議員
答弁者
町長 岡田和夫、建設部長 高橋政雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 前川雅志

通告のとおり、燃油・資材高騰対策について伺います。燃油・飼料・肥料などの高騰により、農業経営が圧迫されているという記事が連日報道されています。また、水産業においても、燃油高騰により漁に出られない。一般消費者にとっても、食料品をはじめとする全ての価格の高騰は生活に影響しています。さまざまな要因から物価が上昇し、これがいつまで続くのか分からない不安。しかし、平均所得は減少傾向にあります。国には、国際協調の強化により、国民の生活を守るための対策を講じることと、税制を含め緊急的で思い切った対策を期待します。また、今定例会にも多くの要望、意見書が挙げられていますが、これらの民意を町として、町村会として、これまで以上に国に対する訴えが必要であると思います。そこで、我が町の行政としてどのような対策が打てるのか。個人を支援していくことは難しいが、少なくとも町発注の職に就いている者の所得を確保できるような施策は打てるのではないか。また、町の基幹産業である農業に対しても緊急的な支援が必要ではないか。さらに、省エネルギー・新エネルギーの関心を高めると同時に、その取組みに対する支援の充実と新設が必要ではないでしょうか。最後に、お年寄りや障害者の皆さんが安心して暮らせるよう、今、どのような支援が必要なのか考えなくてはならないと思います。以上のことから、順次お伺いいたします。農業に対する支援について、まずお伺いをしたいと思います。町長の行政報告で、農作物の作況を詳しく説明いただきました。その後の長雨により、豆類の様子がおかしいようではありますが、全体的には平年並の収量が期待されているのかと思います。しかし、所得は平均並となるのでしょうか。農業経営が厳しい厳しいと言葉ではよく耳にしますが、最近の燃油や飼料・肥料の高騰で、どのぐらい農業者の経営が悪化しているのか。現状をどのように認識されているのか。また、この危機的状況をどのように支援していくのか考えを伺います。飼料・肥料の高騰は、耕畜連携による持続可能な仕組みづくりが急がれます。畜産から生まれる堆肥を活用し、畑作では緑肥効果の高い作物による肥料生産と麦柄の有効活用など、これまで以上に努力している農業者が増えてきています。国の概算要求では、減肥減農薬に取組むものや、自給飼料拡大への支援策を打ち出しました。国費を活用することはもちろんではありますが、町としての考えを伺います。次に、商工業に対する支援について伺います。燃油などの高騰が理由で減収となる事業者に対する支援の考えを伺います。道の経営安定資金(たんぽぽ資金)などの融資を受けた方に、利子や信用保証料の一部を補給することができないか、考えを伺います。次に、委託業務について、お伺いします。スクールバスや芝刈りなど燃油を必要とする業務は、予想以上の燃油高騰が企業の経営を圧迫しています。現在の契約では、人件費を含めた全ての経費が5%を超えた場合となっています。経営する企業の安定が、そこに勤めるものの生活の安心につながります。5年間の契約の途中ではありますが、この非常時を乗り越えるために、次年度ではなく当該年度に反映することができないか、お伺いします。次に、公共工事の契約について、お伺いします。鉄鋼価格は昨年12月から今年7月までに4割から6割上昇しています。財団法人建築物価調査会の調べによると、今年1月から6月までに、HK鋼は1.6倍、普通丸鋼は1.4倍、異径棒鋼で1.6倍となっています。このほか、釘は7月段階で43.6%高、セメント14%高、純アスファルト33.9%高、軽油45.3%高、ガソリン30.2%高となっています。積算してから入札までの間に、大きく資材の単価が上昇し、上昇前の単価で入札を行い契約する。契約後、施工までにさらに上昇する。契約違反の違約金を払い、工事を途中でやめてしまうという建築業者もいると聞きます。また、工事契約そのものが不調になるケースも続発しているとも聞きます。本町の工事では、まだこのような話は聞きませんが、このようなことが起こらないよう、資材単価を現実に即した価格での入札と、着工までのタイムラグから生まれる価格差を補正することが必要であると思いますが、いかがでしょうか。帯広市、音更町などでは、単品スライド方式を採用しました。しかし、国土交通省で進める単品スライド方式では、工事が限定されます。そこで、本町の身の丈に合う単品スライド方式の導入ができないか、お伺いしたいと思います。次に、省エネルギー・新エネルギーに対する支援について、お伺いします。燃料高騰は、幸か不幸か、省エネルギー・新エネルギーに対する関心を高める追い風になっています。燃油対策と環境対策を併せ持つソーラーパネルの補助の拡充と、ペレットストーブ・環境対応車の購入補助の新設を求めますが、いかがでしょうか。最後に、高齢者・障がい者に対する支援について伺います。昨年より福祉灯油を始めましたが、ほかに燃油高騰に対する支援を考えていることがあるのか、お伺いをしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

前川雅志議員のご質問にお答えいたします。燃油・資材高騰対策についてであります。ご質問にもありましたように、昨今の原油価格の高騰やとうもろこしを原料とするバイオ燃料化の動きもあって、ガソリンや灯油、家畜飼料、さらには食料品に至るまで多くの品物の価格が上昇している状況にあります。このような中、全国農業協働組合連合会が、主要な肥料の販売価格を本年7月から大幅に値上げをしたというふうにお聞きいたしております。農家の方々にとっては非常に大きな負担となるものと憂慮いたしているところであります。また、去る8月に、総務省統計局から発表のあった消費者物価指数の全国の平成20年7月分におきましては、テレビやパソコンなどの教養娯楽用耐久財は前年に比べ下降したものの、食パン、即席めん、食用油を始め、灯油やガソリンなどの石油製品が大幅に上昇となったところであります。このようなことから、十勝町村会といたしましても、去る8月に北海道に対し、一つには、燃油・肥料等の農業生産資材の価格高騰対策の推進。二つ目に、家庭用灯油や産業用油種等の安定供給と価格安定対策の推進。三つ目には、低所得者の安定した生活の確保など9項目にわたります原油価格高騰に関する要望書を提出したところであります。併せて、全国町村会においても、すでに燃油等農林漁業生産資材高騰対策に関する緊急要望を国に対して提出いたしているところでもあります。ご質問の1点目、農業に対する支援についてでありますが、昨今の農業経営を取り巻く環境は、前段申し上げましたとおり、原油価格の高騰や穀物需給の逼迫などに起因する飼料価格や肥料などの生産資材価格の高騰により、生産コストが大幅に上昇し、さらには野菜や牛の市場価格の低迷など、かつてない深刻な状況にあるものと認識しております。こうした状況のもとで、先般まとめられました国の総合経済対策や2009年度農林水産予算の概算要求の中で、ある程度の対策は講じられるものと考えておりますが、詳細は不透明であり、予算額においても十分なものとはいえず、今後の国の動向を注視しているところでもあります。町といたしましても、町村会等を通じて、さらに国への要請活動を行うとともに、農協等関係機関と協議をさせていただきながら、町としてできることを見極めてまいりたいというふうに考えております。次に、耕畜連携による持続可能な農業の仕組みつくりについてでありますが、耕種農家と畜産農家の連携は、効率的かつ安定的な農業経営を確立するために大変有意義な取組みであると考えております。耕畜連携は従来から堆肥と麦わらの交換などを通じて行われてはおりますが、耕種農家が求める堆肥と畜産農家が供給できる堆肥の品質に差があることなど課題も多く、取組みがなかなか進まない要因ともなっております。また、他の取組みといたしまして、畜産農家の委託による耕種農家の飼料作物の受託栽培などが考えられるわけでありますが、委託金額の面や他の作物との交雑関係の懸念など、課題もあるところであります。いずれにいたしましても、農協等関係機関と連携を図りながら、調査・研究を進めてまいりたいというふうに考えております。ご質問の2点目、商工業に対する支援についてであります。最初に、燃油などの高騰が理由で減収となる事業者に対する支援についてでありますが、事業者に対して直接、所得保障や減収補てんといった形での財政支出は困難でありますことから、町の中小企業融資や北海道がこのたび創設する原油・原材料高騰対策特別資金などの融資を活用して経営の改善・向上に努めていただきたいというふうに考えております。次に、北海道から融資を受けた資金の利子や信用保証料の一部補給についてでありますが、北海道が現在実施いたしております中小企業向けの融資制度は、経営安定化資金、事業活性化資金、新たんぽぽ資金などがあり、これらの資金につきましては、場合によっては信用保証協会の保証が必要となるものの、いずれも比較的低利の設定となっております。利子や保証料の補給につきましては、融資制度と一体をなすものであり、融資制度を設けた自治体がその内容を定めるべきものと考えておりますことから、本町が、北海道から融資を受けた方に対して利子や保証料の補給を行うことは、現時点においては考えてはおりません。いずれにいたしましても、北海道と市町村がそれぞれの役割分担の中で、売上げ減少や原油高騰の影響で厳しい経営を強いられている企業の皆さんの支援に努めてまらなければならないものと考えております。ご質問の3点目、委託業務についてであります。平成20年度からの長期委託契約に基づく業務は、施設の管理等業務が37件、公園等の管理業務が16件、スクールバス等の運行業務が11件、ごみの収集業務が7件及び町道の管理業務が2件で、合計73件となっております。燃油の高騰に伴い、特にスクールバスなどの車両の運行業務に係る36件の業務受託業者の方々におかれましては、燃費の向上に向けた運転の工夫や燃費の良い車両への更新、あるいは価格の変動に留意しながらの給油など、いろいろな方策により自助努力をされていることと推察しており、大変ご苦労されているものと思っております。昨年入札等を実施した委託業務に係る契約内容についてでありますが、設計金額に対しまして、契約書の中で町は、契約期間中、毎年3月に当初設計の積算方式により、直近の関係単価を置き換えて算定し、設計金額が適当であるかを確認する。という内容を規定し、さらに、委託料に関しましては、設計金額の確認により算定した額が、当初の設計金額に対して5%を超える変動がある場合は、協議の上、次年度に係る委託料を改定することができる。という内容の契約になっております。このような状況を踏まえ、本年8月からは燃油の単価も若干ではありますが下がっております。今後の価格がどのように変動していくのか不透明なこと、あるいは労務単価が逆に昨年より下がっている状況にあることなども考え合わせますと、平成20年度分に係る委託料につきましては、当該年度中に見直しすることは難しいものと考えております。なお、平成21年度分の委託料につきましては、委託契約に基づき検討をさせていただきたいと思っております。ご質問の4点目、公共工事の契約についてであります。国土交通省では、最近の鋼材や油脂類など資材価格の高騰が建設業の採算悪化を招いていることから、工事請負契約条項に基づく請負代金の見直しを円滑に行うことができる単品スライド条項を6月13日付けで発動し、詳細な運用マニュアルが7月16日に発表となったところであります。運用基準では、適用対象を大きな影響が見込まれる鋼材類と燃料油の二つの資材とし、価格上昇に伴う増額分のうち、対象工事費の1%を超える額を発注者が受注者からの請負金額の変更請求に基づき負担することとなったものであり、8月20日現在、単品スライド条項の適用を行っているのは国・道のほか道内35市のうち15市が適用を行っているところであります。本町にあった単品スライド方式の導入をとのご質問でありますが、国交省で示された二つの資材を適用とした場合での、本年度分の該当工事は現在の価格では見込まれないものと考えております。その理由といたしましては、本町での工事規模の場合では価格変動の影響の大きい資材を使用する工事が少なく、また、工期も短く、設計発注から受注納品までの価格変動の影響が少ないことによるものと考えております。現在のところ単品スライド方式の導入は考えておりません。しかしながら、今後、このような状況が続いて、さらなる大幅な価格上昇などにより大きな影響が見込まれるような場合は、導入も考えていかなければならないものというふうに思っているところであります。ご質問の5点目、省エネルギー・新エネルギーに対する支援についてであります。本年7月に開催されました北海道洞爺湖サミットにおきまして、地球環境問題が主要議題として取上げられたことや、ご質問の要旨にありますように、燃油価格の高騰とそれに伴う電気料金の引き上げなどをきっかけとして、多くの方が省エネルギーや太陽光発電などの新たなエネルギーに強い関心を持っていただいているものと考えているところであります。省エネルギーの実践や新エネルギーの導入は、燃料費の節約とともに環境対策につながるもので、町といたしましては、その促進に努めていかなければならないものと認識いたしているところであります。これまで、町では、町民への啓蒙活動を行うとともに、新エネルギー導入促進補助金として太陽光発電設備の導入に対しまして、町単独で補助をいたしてきたところであります。ペレットストーブ購入補助につきましては、北海道が実施しておりました補助事業を活用できないか検討した経緯がありますが、各市町村5台以上まとまらないと補助の対象にならないということ、あるいはストーブの価格が高価であったことなどにより普及が進まず、道の補助事業が平成19年度をもって廃止となってしまったという経緯があります。しかしながら、北海道では今定例議会において、省エネルギーと地域産業振興の観点から補助事業を再開する旨の補正予算を提案しているというふうに伺っており、国におきましても、太陽光発電など省エネ・新エネ設備の普及促進のための補助金や税制優遇策を検討しているところであるとお聞きいたしております。いずれも補助対象となる設備の種類や補助金額など要件は未定でありますが、国や道の支援策の活用を含め、ペレットストーブ等対象設備の拡大など新エネルギー導入促進補助の拡充について検討してまいりたいと考えております。なお、環境対応車に対しましては、国が優遇税制を設けており、既に相当台数普及している現状にありますので、町が単独で購入補助する考えはありませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。ご質問の6点目、高齢者・障がい者に対する支援についてであります。福祉灯油については昨年度、急激な灯油価格の高騰に対処すべく高齢者世帯や障がい者の方、母子世帯等を対象に単年度の特例措置として実施をいたしたところでありますが、本年度につきましてもさらに価格が高騰していることから、助成事業の継続実施を考えているところであります。なお、北海道が、今定例道議会に、市町村が行なう福祉灯油事業への助成拡大について、補正予算案を提出しているというふうにお聞きをしております。この事業を活用するなど、助成対象・助成金額等について、今後、検討してまいりたいと考えております。また、他の支援策についての具体的な施策は、現在のところ特にはありませんが、今後、関係機関・団体等のご意見をお聞きし、町としてできることがあれば取組みたいと考えているところであります。以上で、前川雅志議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 6番 前川雅志

はじめに、農業に対する支援について、再質問をさせていただきたいと思います。ただいまの町長のご答弁から、生活や経営者の厳しさというものは、意を同じくしているのかなというふうに思っております。国は国として、道は道として、これら原油に係る対策について打っていくと思いますが、これまで以上に町としても国や道に訴えていただき、今後の対策に期待をしているところであります。それぞれ、農業経営者の考えの違いなどから、経営には個別にはそれぞれ差ができているのかなというふうに思っております。そこで、やる気のある農業者が、このたびの肥料などの高騰によって、来年の営農計画を書けないなど、そういったことでとどめをさされてしまうということは避けなければならないのかなというふうに思っているところでありまして、先ほど町長も農協と連係とりながらというお話がありましたので、十分に協議を重ねていってほしいと思いますし、経営が厳しくなっている農業者は、これまでも厳しく経営をされてきたかと思います。そういったところも、借金というか、金融にかかわるところで、短期の負債があったり、多くの負債を抱えて非常に厳しい経営をされてきている。そして、今回の肥料の高騰により、ますます厳しいという状況になっているということから、あの町として借換のお手伝いですとか、融資の延長だとかそういったところは厳しいのかもしれないと思うのですが、道庁でいうM資金の活用など、さまざまな方法をとりながら、町として農協など、それとそれぞれの経営者などと協力して、これまで以上に取組んでいただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。それと、国は減肥減農薬に取組むものに対して支援をしていくということが、これから決まっていくのかなというふうに思っておりますが、本町においても、農地・水・環境などの事業が今年から始まっております。この事業につきましては、もともと減肥減農薬ということで、事業メニューがあってステップアップ事業だったかと思うのですが、そういったところは本町の地域の方々は取組んでいかないというお話でありましたが、こういったその厳しい状況になってきている中、新年度に向かって、それぞれの地域が考えることかもしれませんが、町としてどのような考えをお持ちなのかをお伺いしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

農業者に対する支援については、一部ではありますけども、本年度当初から取組みをさせていただきました。さらに今、今回、このような状況の中で、私どもとしても何か町として支援できる部分がないかというようなことで、今も協議をいろいろさせていただいております。新聞なんか見ますと、ほかの町村では、いわゆる今お話ちょっとありましたし、この後、前川敏春議員さんのご質問にもありますけれども、肥料にかかわってのいわゆる土地の分析、土壌分析に係る費用の負担なんかがあちこちの町村でやられています。それも実は本町も現実にはすでにやっているというふうにお聞きをいたしております。そういったことから、私どもは3農協、あるいは農業団体、さらにはゆとり未来協議会、そういったところでいろいろなところとの協議をした中で、これらも含めてどういう町としての支援策があるかを現在も協議を重ねているところでありますし、また、ご質問いただきました資金の関係につきましても、本町の場合は早くから独自のゆとり未来貸付資金を持っておりました。これはまだ、今年の貸付に対する余裕もありますし、これらは他の制度資金よりもさらに優位な制度だというようなこともありますから、利子補給が必要なものがあれば、これはそれも当然これからの施策の中で考えていくことになるのかもしれませんけども、まずはそういった現実的な問題からすると、まず農業者の皆さんが何を一番求め、何を一番望んでいるかというようなことを、十分私どもも協議をさせていただく中で、さらに対応を考えてまいりたいというふうに思っております。

再質問 6番 前川雅志

大体お話はよくわかりました。中央会の会長を輩出している町として、一人も離農者が出ることないよう、来年もみんなが元気よく営農できるように、町の担当の方も真剣になって、農業者と話をしていっていただきたいと思います。それと、耕畜連係の取組みということで、調査研究を進めていくというお話をいただきました。そういった中で、本町で生産されているというか、堆肥なのですが、畑作に分けても本町だけでは足りないようでありまして、よその地域から運んでくるというのが現実なようです。そういったことで、調査研究の中に、そういった堆肥などの輸送量などそういったところで何かできないかというところを入れて、検討をしていただきたいと思います。次に、商工業に対する支援というところでお伺いをしたいのですが、質問するときに、私の方も一部勘違いをしながら質問をしたところがありまして、そういったところで、今回の答弁で理解をしたところなのでありますが、町で行っている中小企業融資運用資金というところで、これが経営に対する資金ということでは、限度額500万ということになっているようでありますが、このランニングにかかわる経費を500万以上貸すことがいいのかどうかということは、それぞれの経営見合いだと思っていますが、ここでもやはり、500万限度額ではなくて、もう少し増資してほしいという事業者もいらっしゃるかと思います。そういったことも含めまして、ここの限度額を広げていくような考え方が、今回あるかどうかということをお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

職業の融資意識について、私は過日、金融機関の方ともご相談をさせていただきました。こういう時代ですから、大変だからお金が、融資をやらせてほしいという希望者もある。しかし、かといってあまりにも貸付を増やすことによって、かえって後々の経営に影響を及ぼす問題が残るのでないかと。金融機関の皆さんでいくと、例えば、500万あったものが、今、償還が進めて100万、200万と減ってきている。残りが300万、400万になった。そのときは、もう一度500万の借換をして、またそこから償還を始めていくと、そう大きな負担にならないのでないか。今借りている500万、さらにまた違う資金を借りていくとなると、なかなか将来に大変でないかと、そういうような話も聞かされまして、なるほどなというふうにも思っております。もちろん、どうしても足りないような場合があるのかもしれませんけども、それらについては、当然、商工会なんかもあるわけですから、十分今度のケースを見極めながら、対応していきたいと思いますし、500万の限度額もどうしても増やさなければならないというようなことがあれば、別にそのことで絶対だめだなんていう考えを私ども持っておりませんので、柔軟な対応していきたいと思いますけれども、あまり先ほど言いましたように、貸付を増やすこと自体がいいことかどうかということについても、やっぱり検討はしていかなければならない問題であろうかというふうにも思っております。

再質問 6番 前川雅志

金利も上がってくる中で、町の財政を取り仕切りながら利子の補給と保障料の補給をしてきたメニューだと思うのですが、そういったこともそれぞれの事業者でよくお話をされた中で、検討されていかれることを期待したいと思います。3番目の委託業務について、ご質問をさせてもらいたいと思います。契約については、契約の方法とか内容については承知の上で、質問をさせていただきました。どの業者も契約する、去年の暮れに契約する段階で、今の軽油ですとかガソリンが今の値段になることは誰も想像しない中で、契約をしてきたと思っております。町長の答弁の中でも、上がるか下がるか不透明だというお話もありました。現状においては、昨日、単価が少し上がったようで、それはこれまで安く売りすぎていた分、値段を上げざるを得なかったという、販売元の苦しさも非常にあるのかなというふうに思っています。そういった中で、この値段もどこで落ち着くかわからないといった中で、今年の業務をされている業者というのは、やっぱりこれまで町に世話になってきて仕事をさせてもらってきたと。そういった責任感から、多少赤字になっても頑張るのだという意欲を持ってやっている方もいると思うのですが、それがもうだんだん厳しくなれば、もしかしたら業務も投げ出してしまうこともあるかもしれないというふうに思っております。そういったことがないように、今は本当に非常時だという認識の中で、今までは考えられなかったことかもしれませんが、今、上がってきているこの料金、単価、燃油の単価を、今年の予算の中で見直すことができないかという質問をさせていただきました。あまりいい答弁ではなかったのですが、やはり事業者の思いをもう一度おくみおきいただきながら、お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

正直言ってこれは難しいのですよね。例えば、軽油は恐らく去年の11月ぐらいの単価で積算をして、入札に付しているわけです。しかし、入札は、いつかも言いましたけど、競争の原理が働きますから、これを70%、80%で落札をしているわけです。当時、例えば、120円ぐらいで軽油だった。ところが、4月、5月は例の道路の特定財源で百何円で下がって現実には入れている。それが今度は上がってきて、そして今8月ぐらいからまた今度下がってきている。これが今、先ほど言いましたように、来年3月に向けてどういうふうになっていくのかがなかなかわからない。それでは、一番高いときとその設計金額とで比べて、5%以上も10%も上がっているのだから何とかしてくれといわれると、なかなか私ども、そうわかりました。それでは、契約を変更しますというようなことにはならないわけでありますし。もちろん、さっき言いましたけど、労務単価、建設業なんかもそうなのですけども、三省協定あたりは300円から500円、下がっている。しかし、業者の方に言わせたら何も下げていないよと。まともに賃金払っていますよといわれたら、それはそうなのでしょうけども。積算する方は何かを根拠にして、積算しなければ、入札に付す設計金額が出ないものですから、この辺が非常に難しいのが実情でありまして、そのことは当然入札を付す前に、今までの例も挙げて、総体で5%の変動があったときには、契約変更は考えますけども、そうでない間は皆さんの努力でやっていただけますかという中での入札が執行されて、今日にきているという状況からいいますと、今、年度途中でそれをすぐ、燃料代が1回1回変動する中で、契約を再度見直すということには、私はちょっと難しい。町としては難しいのかな。ただ、先ほど言いましたように、毎年度3月に1年間を見ながら、来年度に向けての見直しは当然させていただきますから、その時点で業者の方のお話も承る場合も出てくるかと思いますから。それらに向けては、十分検討はさせていただきたいと思いますけども、今、契約している20年度の分を、この年度途中で変えるということは、私はちょっと難しいなというふうに思っております。

再質問 6番 前川雅志

ただいまの委託業務につきましては、来年の春見直すときに、次の年度で大幅に見直されることを期待したいと思います。4番目の公共事業の工事について、お伺いをしたいと思うのですが、質問は2点させていただいたつもりでした。単品スライドについての考え方と、もう一つは入札のそのずれ、タイムラグというか、積算と入札のずれによって、価格差が発生しているようなところはどのように補正していくのですかという質問をさせてもらったつもりでありました。町の見解と事業者との見解というのがものすごく大きな隔たりがあるのかなというふうに思っております。多分、入札単価が適正なのかという問いを町にすると、間違いなく適正だという答えが返ってくると思います。そういった中で、ただ、多く寄せられる事業者の声としては、やはり直近ではない単価での入札ということで、日々値上がりを続けてきた、特に鉄だとかそういったところの業務については、やっぱりその単価に差が生じてきているのでないかというお話がありました。これはなかなかやりとりしても、この隔たりを解消することができないのかもしれないのですが、そういったところで、やはりどこが本当に価格なのかというのが、私にとってもわからないところであります。そういったことで、入札単価とのその時間によるずれで、資材の単価が変わってくるといったところの補正をしてほしいということで質問をさせてもらったのですが、こういったところの考えはいかがでしょうか。それと、単品スライドの考え方でありますが、資材などの高騰に対してどのように補正するかということだと、この条項を理解しているところでありますが、鉄鋼だとか塗料だとか電線だとか、動きの激しいものがあって、単価が5割も6割も上昇しているというところであります。それで、国で言う単品スライド条項でいけば、なかなか該当する工事がないということでありますが、条項を少し変えながら、町の事業の規模に合うような単品スライドのやり方をやっぱり独自で考えていけないものだろうかという思いで質問させてもらっていますので、そのままのやり方ではなくて、新たな方法で何かそういった激変緩和ができるような施策がとれないか、再質問させてもらいます。

答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)

鋼材類の高騰によります設計と実際に納品をするタイムラグの点でございますけども、答弁の中でも申し上げましたけれども、現在、今年度に限っての工事の中で言いますと、鋼材類あるいは燃料が大きく左右する工事が、現在のところは無いよということでございます。設計そのものに使います単価といいますのは、ご存知のとおり物価版、あるいは道で出した単価に基づいて、4月1日付のもので出しております。中には水道工事などのように、見積もりによって、そのときそのときに応じた価格を積算に盛り込んでやっているというものがございまして、現在、町の発注している工事の中では、2カ月、3カ月程度の工事が大半でございまして、長期になります、今年度でいいますと、札内中の大規模工事、改修、あれは2カ年になりますけども、工事あたりでも鋼材類を使用している品目が、量的に少なく、今のところ積算しますと0.6%ぐらいの価格差は出ているのかなということでございますので、大きく長期になるもの、あるいは価格が大きく影響するというものにつきましては、その都度、道工事と同じく、単価改正がなされてくるということがございますので。ただ、今年については、道単そのもの自体も現在のところは変更にはなっていないという状況でございますので、今度ともその辺、状況を見ながら、やれるものはやっていきたいというふうに考えております。それと、単品スライドの関係でございますけども、現在、国交省で言われているのは、先ほど答弁にもありますように、鋼材類と燃油に限ってということでございますけども、この後、過日、先週ですか、発表になっている中では、アスファルト類についても項目に入れようということが、今、情報流れておりまして、それが出てきた段階では、幕別町でも舗装工事結構ありますので、該当になるかなと思うのですけども、先ほど言いましたように、工期がどうしても1カ月、2カ月、長くて2カ月程度のものでございますので、価格差が実際に納品する価格に影響するものというのは、かなりほとんど今の現在のところではないのかなというふうに感じております。

再質問 6番 前川雅志

具体的に質問させていただきたいのですが、音更も単品スライドを決めたようでありまして、対象となる物件は、校舎の耐震補強が事業だったと思います。確か、幕別町でも今年大型の耐震補強事業をされているかと思いますが、そういったところは対象となってこないのでしょうか。

答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)

先ほど答弁させていただきました札内中の大規模改修なのかなと思いますけども、先ほど言いましたように、0.6%ほどの価格差しか出ていないと。耐震と大規模改修、鋼材類はほとんど、一部あるのですけど、その部分の積算でございます。

答弁 建設部長 高橋政雄(建設部長は2012年3月まで)

音更の場合の事例が、今、ご質問でありましたけども、官側でそういう品目を対象にするよということでございますけど、現在のところは、国交省で定めています単品スライドの条項までにはいっていないというふうに伺っております。

再質問 6番 前川雅志

この公共工事の計画については多くの事業者から相談をいただきまして、どうにかならないかと思いながら質問をさせていただきました。事業者の方にも、担当のところ行って直接やりとりをしていただきたいと思うのですが、なかなかそういったことにもならないようなので、代わりに質問させてもらいました。これからそういった相談があると思いますので、それぞれの担当者は、対応をよろしくお願いしたいと思います。5番目の省エネルギー、新エネルギーについては、非常に前向きな答弁、環境対応車の方は僕も仕方ないかなと思っていますので、ペレットストーブについては、前向きなご答弁をいただいたと思っております。そういった中で、道は木質ペレット、燃油機器導入への支援ということで、聞く話によると、15万円が限度で2分の1ずつ市町村というような事業メニューになってくるようでありますので、そういった意味で、希望者があればたくさんの価格も、ストーブ自体の価格も下がってきているようですので、たくさんの対応ができればいいなと思っております。6番目の高齢者、障害者に対する支援ということで、一つだけ福祉灯油ということで聞いたのですが、これは昨年は国と道の支援をいただかないで、町単費でやった事業だったかどうかということを確認させてもらいたいのと、去年、その券を発行してやってこれましたけど、最終的な利用率がどうだったかということと、今年も前年同様の福祉灯油のあり方で進めるのか。そういったところを聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

昨年の福祉灯油は、もともと福祉灯油は社会福祉協議会が単独でやっていたわけですけども、その分はその分で、昨年も社会福祉協議会が実施しました。町はそれ以外のいわゆる単価差の分、2,600円を福祉灯油として実施したと。北海道の振興補助金40万円と、国は、これはいつもの言葉なのですけども、特別交付税で措置をしたよという言い方をされているのですけど、これらを受けて実施したというのは、昨年の実績でありました。今年については、これから今、中身については協議をさせていただきたいというふうに思っております。

再質問 6番 前川雅志

たくさん質問させていただきましたが、商売をされている方。そして、高齢者や障害者の皆さんが、安心して生活できるようなまちづくりを期待して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:幕別町議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる