幕別町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月8日
編入合併された忠類地域の抱えている問題点について
2007年3月8日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「編入合併された忠類地域の抱えている問題点について」質問し、町長 岡田和夫、助役 西尾治、税務課長 前川満博が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫、助役 西尾治、税務課長 前川満博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 増田武夫
それでは、お許しを得まして、3点について町長の答弁を求めます。1点目、忠類地域の急激な過疎化を避ける責任ある対応をしてほしいという問題であります。合併して1年が経過いたしましたけれども、編入合併された忠類地域の抱えている問題点について、町長の見解をお伺いいたします。合併に当たって住民に説明された理由には、大きくいって次の二つがありました。一つは、幕別町との合併が財政的に最も有利であること。もう一つは、距離的に遠い合併のため、いろいろなものを残していくことができて地域の存続につながるというものです。後者について、当時の遠藤村長は 16 年度決算審査の中で、私の質間に対して「この忠類市街地が衰退しないように考えた時、近いところとの合併協議よりは逆に遠いということで、今の形が守っていけるのではないかということから、幕別との協議を考えた」旨の答弁をしています。つまり、忠類市街地の過疎化を避けるために選択されたのが、幕別町の合併であり、地域の人口減に歯止めをかけることは合併後の大きな課題であり、執行者に課せられた責任であることは明らかであります。しかし、驚いたことに合併して1年しか経っていないのに、担当助役は「支所人員も大幅に削減し、計画より前倒ししなければならない」旨の発言をしています。この発言は合併時の合意からも、忠類地域の住民に負った責任からいっても許されない発言だと言わざるを得ないと考えます。岡田町長が忠類総合支所の機能と仕事の確保に努め、地域が急激に過疎にならないために責任を負わなければならない理由には、次の点があります。第1は、合併協議の合意事頄について、忠類地域に不利な前倒し実施は許されない措置であること。第2は、既に合併時に旧忠類村の総務課に属する部門の本庁への統合等によって、必要な合理化は図られています。したがって、総合支所に責任を持った体制と機能を持たせて忠類地域の予算執行を行えば、支所の急激な人員削減の回避は可能であること。また、そのことは、効率化、合理化の観点からだけで判断すべきではありません。第3は、地方交付税の算定替えによって交付される特例措置によって、10~15 年間は忠類地域の総合支所を始めとする市街地の在り方に責任を持つ必然性があることなどであります。合併協議の中で岡田町長が述べているように、56 年の歴史を閉じて合併した旧忠類村を対等のパートナーとして考えて臨んだのであれば、また合併による財政効果 114 億円が、幕別町の財政健全化に有効に働くことを考えれば、忠類地域の急激な過疎化を食い止めるためにあらゆる努力をすることが、岡田町政に求められていると考えるものでありますが、いかがでありましょうか。納得のいく答弁を伺いたいと思います。次に、2点目であります。滞納整理機構の問題点と救済の手立てについてであります。来年度から滞納整理機構が仕事を開始いたしますけれども、本町がどのような基準でこの機構に滞納整理を委託するかは、重大な問題となります。町民の年収が年々減尐して、年収 300 万円以下の家庭が 62.9%、年金 148 万円以下が 71.2%という厳しさの中で、各種の税滞納者が生まれる背景は強まってきております。こうした状況の中で、各町村の自治体としてのありようが問われるのが滞納整理機構への対応ではないでしょうか。滞納している町民の経済状況をしっかりと把握して、市町村長に税法上課せられた滞納処分の執行停止をする義務及び職権を行使していくことが求められています。この滞納処分の執行停止は、納税者の憲法25 条に定められた生存権侵害を防ぐために設けられた規定であり、町民の立場に立った対応が求められています。滞納整理機構の開始に当たって、次の点について伺いたい。一つ、各種税等の滞納者についてはその経済状態を親身になって調査し、税法上定められた滞納処分執行停止要件の適用を的確に行うべきと思いますが、執行停止の現況と今後の方針について、伺います。2、機構を維持するため、市町村に対して移管件数のノルマ化や、他県で起きているような市町村からの事案の差戻し要求に応じないなどという事態に陥る懸念があります。そうならないようにすべきだと思いますけれども、その保証があるかどうか、伺いたいと思います。3、応能負担原則を考慮しない税負担が深刻となる中で、地方税法でも謳われている不服審査が行われる必要がありますが、機構にその仕組みはあるのか。また、納税者の権利を無視した取立てにならないよう監視するシステムがあるのかどうか、伺いたいと思います。次に、3点目であります。公営住宅の計画的な営繕と長期的計画についてであります。住宅政策は安心・安全な生活にとって重要であるため、今年度においても度々一般質問などで議論してきたところであります。町の管理する特定公共賃貸住宅などを除くいわゆる公営住宅のうち、昭和 50 年以前に建てられた建築後 32 年以上経過したものの戸数、割合は幕別地域 192 戸、30%(昭和 39 年~昭和 50 年建設のもの)であります。忠類地域 68 戸、40.2%(昭和 45 年~昭和 48 年建設)に及んでいるところです。特に忠類地域においては民間の賃貸住宅がないため、公営住宅の果たす役割は特別大きく本町にはない事情が存在しています。このような現状から、老朽化による徹底した営繕の必要性と長期的な展望を持った住宅政策が必要であると考えますが、次の点について、伺います。1、公営住宅の修繕・管理に対する要望が、我々にも数多く寄せられているところですけれども、現状認識と計画的な営繕の方針及び随時出てくる要望に対する対処の姿勢について伺います。2点目、来年度策定を予定している「公営住宅ストック総合活用計画」はどのようなものになるのか。計画の概要と基本的な考え方について伺います。3、民間の賃貸住宅が皆無である忠類地域の公営住宅への受入れは、入居希望者の事情を考慮した柔軟性を持たせるべきと思いますけれどもどのように考えるか、お聞きいたします。以上、3点について、質問いたします。答弁をお願いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員の御質問にお答えいたします。はじめに「忠類地域の急激な過疎化を避ける責任ある対応を」との御質問であります。私は、合併初年度となります平成 18 年度町政執行方針におきまして、新幕別町がスタートするに当たり、基本的な姿勢として四つのことを念頭に置き、町政を進めてまいりました。一つには、先ほど来お話ありますように「一体感の醸成」であり、二つ目には「均衡ある発展の確保」であります。さらに、三つ目には「協働のまちづくりの推進」、四つには「行政改革の推進」であります。その中の「均衡ある発展の確保」は、忠類地域の急激な過疎化の抑止に資するものであり、それぞれの地域が有する特性を生かした機能分担により、町全体としての調和のとれたまちづくりを進める必要があるものと考えております。御質問にもありますように、合併協議の合意事頄につきましては重く受け止め、忠類地域住民会議の設置を始め議会議員の在任特例の適用、忠類地域担当助役の配置など合併協議に基づきまして行政を執行させていただいております。また、機構の合理化あるいは総合支所の人員削減につきましては、管理部門の統合を図るとともに効率的な人員の配置を考えていくべきものであり、平成 19 年度中に事務組織・機構の見直しを行い、段階的に定員管理の適正化を図っていくものであります。なお、合併協議においては、財政シミュレーションを算出する上で職員数を示させていただき、そのときの目標職員数につきましては、類似団体から算出し、平成 25 年度に総体で 235 人、うち総合支所 27 人という設定で、住民説明会などにおいて説明をさせていただいております。しかし、指定管理者制度や民間委託などの進行状況によりましては、多尐の変動があるものというふうに考えております。いずれにいたしましても、説明の中では新町になってからの定員適正化計画の中で適正化を図っていくということで了解をえたものと認識をいたしているところであります。地方交付税の算定替えに伴う忠類地域の在り方については、先ほどの杉坂議員の御質問の答弁でも申し上げましたが、農業は幕別・忠類の両地域において共通した基幹産業であり、新規就農者で酪農希望の方は優先的に忠類地域を紹介するなど一層の振興発展に努めるとともに、忠類地域は幕別町の南玄関として、「道の駅・忠類」を核とした交流人口の増加を考え、パークゴルフ場に夜間照明を設置するなど観光資源の活用による振興にも努めてまいりたいと考えております。なお、御心配いただきました忠類総合支所の職員数の在り方につきましては、総合支所は住民サービスを提供する総合行政機関と位置づけ、地域住民の意向も大切にしながら、総合支所としての機能が十分に果たせる人員の確保はしなければならないものと考えているところであります。次に、「滞納整理機構の問題点と救済の手立てについて」の御質問であります。十勝市町村税滞納整理機構設置につきましては、昨年6月の第2回町議会定例会におきまして、御審議いただき可決を頂いております。この際にも御説明をさせていただいておりますが、十勝圏複合事務組合規約の一部に「地方税法第5条に規定する市町村民税、固定資産税、軽自動車税、都市計画税、及び国民健康保険税並びに国民健康保険法第 76 条に規定する国民健康保険料に係る滞納事案のうち、関係市町村の長との協議により処理することとなった事案に係る滞納処分及びこれに関連する事務並びに滞納処分の停止又は不納欠損処分をすることについての判定事務」を加えるものでありました。御質問の1点目、「執行停止の現況と今後の方針について」でありますが、地方税法第 15 条の7に滞納処分の執行停止の要件が定められておりますように、滞納処分をすることができる財産がないとき、滞納処分をすることによってその生活を著しく窮迫させるおそれがあるとき、あるいは、その所在及び滞納処分をすることができる財産が共に不明であるときには、滞納処分の執行を停止することができるとあります。これまでも、地方税法に基づき滞納処分を執行しており、その内、平成 16 年度では 77 件の執行停止を行い、平成 17 年度では 49 件の執行停止を行ったところであります。今後も、滞納者の生活の状況などを十分に調査を行いながら、必要に応じて滞納処分の執行停止を行うという、その考えは変わるものではありません。御質問の2点目、「移管件数のノルマ化や市町村からの事案の差戻し要求に応じないことについて」でありますが、滞納整理機構設立に向けての事務協議の中で、設立から3年目において、市町村からの移管件数・処理件数・職員数などの状況について整理し、4年目に機構の存廃についての協議を行うこととしております。このようなことからも滞納整理機構が事案の差戻し要求に応じないとか、移管件数のノルマ化についてはその必要性はないものと考えております。御質問の3点目、「不服審査の仕組みと、納税者の権利を無視した取立てにならないよう監視するシステムについて」でありますが、十勝圏複合事務組合は地方自治法に基づく公共団体でありますので、事務の管理監督は複合事務組合の管理者が行い、その監視・監査は複合事務組合の議会及び監査委員が行います。また、地方税法に定められております不服申立制度による不服申立てができる仕組みとなっております。次に、「公営住宅の計画的な営繕と長期的な計画について」であります。最初に、「修繕に対する現状認識と計画的な営繕の方針、要望に対する姿勢ついて」でありますが、本町で現在管理をしております公営住宅は、特定公共賃貸住宅及び町営住宅を含めて 888 戸で、道営住宅 317 戸を合わせますと 1,205 戸の管理を行っているところであります。建設時から年数が経過した住宅の中には、住宅の間取りや配置などが現在の入居者ニーズと合わないものもあるわけでありますが、入居者に対し十分説明をしながら御理解を頂き、入居していただいているところでもあります。随時出てまいります営繕につきましては、入居者からの連絡により職員が確認を行い、直営にて行う営繕や請負にて行う営繕など、入居者からの要望に随時対応に当たっているところであります。さらに、入退去営繕につきましては、毎年 50 件程度の退去がありますが、次に入居される方が快適に住んでいただくために、床及び水まわりの点検、修繕、クロスの張り替え等の営繕を行ってきているところであります。また、計画的な営繕といたしましては、屋根及び外壁の塗装、屋根の防水工事、排水設備の改善なども毎年計画的に行ってきているところであります。今後とも計画的な営繕を実施してまいりますとともに、随時出てまいります営繕につきましても速やかに実施し、入居者の方が安心して住んでいただけるよう努めてまいりたいと考えているところであります。次に、「公営住宅ストック総合活用計画の概要と基本的な考え方について」でありますが、現在、公営住宅の建て替えは公共賃貸住宅再生マスタープランに基づいて計画的に整備をしてきているところでありますが、再生マスタープランの計画期間が終了いたしますことから、平成 19 年度に新たに、公営住宅ストック総合活用計画を策定する予定であります。新たな計画は、環境問題や、財政的軽減などから、現在の公営住宅のストックを活用する計画を策定することとなっております。計画の内容といたしましては、町内の住宅事情の把握、あるいは公営住宅入居希望者の状況なども考慮し、幕別町全体の適正な公営住宅数を確保しながら、現在の公営住宅を団地別住棟別に、個別改善あるいは全面的改善、建て替え、用途廃止、又は維持保全をする団地等を明らかにしていくもので、公営住宅の整備目標や活用方針を策定する内容となっております。計画期間は平成 29 年度までの 10 年間とし、構想期間を平成 39 年度までの 20 年間とする計画であります。計画策定に当たりましては、庁舎内部の策定委員会の設置や、現在公営住宅に住んでおられる方の要望やニーズの把握を行うための入居者アンケートを実施する予定であり、公営住宅が真に住宅に困窮する低額所得者に対して、公平・的確に供給できるよう十分配慮しながら策定してまいりたいと考えているところであります。次に、「忠類地域は入居希望者の事情に配慮して柔軟性を持たせるべき」との御質問についてであります。忠類地域につきましては公営住宅を始め特定公共賃貸住宅、町営住宅合わせまして 210 戸に対し、入居希望者のニーズに配慮した様々なタイプの住宅供給がされてきております。現在、栄町団地を除く、間取り 1DK の単身者向け住宅につきましては、若い方の定住による忠類地域の活性化を推進するため、町内に勤務場所を有し、35 歳未満の若年単身者とした入居制限を設定してきたところでありますが、民間の賃貸住宅のない忠類地域の事情へ柔軟に対応するため、メゾンせせらぎ 15 戸、メゾンさいわい8戸の特定公共賃貸住宅の単身者向け住宅につきましては、35 歳以上の単身者でも入居が可能になるよう、本年2月 23 日開催の住宅委員会に提案させていただいたところであります。5月に開催予定の住宅委員会の答申を頂き、6月以降に行われます公募から入居可能となるよう進めてまいりたいと思っているところであります。今後とも忠類地域につきましては、入居者間の公平性を保ちながら柔軟に対応してまいりたいと考えているところであります。以上で、増田議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 19番 増田武夫
それでは、1点目の問題から再質問をさせていただきたいというふうに思います。御承知のように、この合併協議の中で忠類総合支所が位置づけられまして、担当助役が置かれるなどの配慮がされたわけでありますけれども、この総合支所の役割というものは単に住民サービスの提供を住民生活に不自由なく行っていくという役割だけでなくて、総合支所が忠類の核として、忠類市街の形成に重要な役割を果たしていかなければならないという、そういう役割を担わされているのではないかというふうに思います。平成 25 年に総合支所の人員を 27 人とするというこの協議は、住民説明会などにも提案されまして、地域住民に示されたわけであります。平成 25 年までに 27 人にしていくということになると、1年で平均2~3人の人員を減らしていくという、そういうことになるわけでありますけれども、こうしたことについても非常に住民は不安に思っているわけでありますけれども、しかし、約束された平成 25年に 27 人というそういう体制をしっかりとつくってもらうことが忠類市街の商店の経営者でありますとか地域住民にとって非常に重要なことであり、それが合併時の約束としてしっかりと守ってほしいと、そういうことを強く願っているわけであります。町長は場合によってはそうしたものも見直しをしなければならないという趣旨の発言もありましたけれども、しかしながら、総合支所のいろいろな機能を残し仕事を残す努力によって、この定数をしっかりと守っていく責任があるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
最初に、平成 25 年に 27 人という職員数の捉え方なのですけれども、合併協議本来の中では、前段の永井議員の行政改革のかかわりの質問にも申し上げましたように、職員の適正配置、いわゆる定員管理については今年度から作成する職員の適正管理計画の中で定めていくのが合併協議の内容でありました。住民に説明した 27 人というのは、前段答弁でも申し上げましたように、財政シミュレーションをしていく中で、今後職員はどういうふうになっていくのかといったときに、日本全国の類似団体の人口規模からすると、総体で 235 人になるだろうと。そして、そのうち忠類支所は 27 人ぐらいになるだろうという一定の目標というか、数値を定めて、それをもとに住民説明会をしたということで、必ずしもその人数が 25 年に一人も動かないとか、増えるとか減るとかというそういう固定したものでは決してなかったわけであります。私は忠類の過疎化が進まないように、これは当然責任もありますし、増田議員が言われるとおり、議会の皆さんの協力も頂き、住民の皆さんの協力を頂く中で頑張っていかなければならないと思いますけども、総合支所の職員の在り方については、やはり何と言っても、その総合支所の職場、仕事の内容、中身によって職員の人数が配置されていくのだろうと。決して減らすだけが目標でもありませんし、もちろんそうかといって、一方で行革が進む中でどんどん増やしていくということにもなりませんから、あくまでも適正な職員配置は、忠類総合支所が行ういろんな役割、仕事の中において、どういう職員配置が一番適正かを見定めながら、これからも職員配置をしていくということになるのだろうというふうに思っております。そうしたことから、実は来年度に向けて、これは本町も含めてですけれども、今職場の組織機構の見直しをやりたいというようなこともあります。そうした中で、今の忠類の体制、あるいは管理職の体制がこのままでいいのか、あるいはさらに細分化しなければならないのか、減らさなければならないのか、いろんな論議をする中で今後その職員数については配置を考えていきたいというふうに思っております。
再質問 19番 増田武夫
来年度いろいろな計画を立てて、職員数なども検討していきたいということでありますけれども、先ほども申し上げましたけれども、その際に留意していただきたいとことは、合理化・効率化だけでその職員の配置を考えていただきたくないと。やはり先ほども言いましたように、住民サービスだけが徹底していればいいというものではなくて、忠類市街の形成にとって、この総合支所が持っている役割というのは非常に大きいわけなのですよね。例えば、この間保育所にも行って調べてきたのですが、保育所の子供たちの自治体の職員、消防職員、それから学校の先生などの保育所全体に占める子供の割合は大体 28%にのぼっているわけなのですよね。そういうことを考えますと、その一つをとってみても、総合支所のその若い職員などが本庁の方に異動するということになりますと、そういうところにもどんどん影響していくと。合併して1年経ちましたけれども、例えば飲食店などは、新聞記事では2割、それだけでお客さんが2割減ったといいますけど、私が聞いたところでは2割どころの話でないようだという話もあるわけなのですよね。だから、総合支所の果たしている役割は、日常の住民サービスの問題だけでなくて、忠類のその市街地の形成そのものに大きな影響を持っているということなのですよね。それで、私、昨年も町長に申し上げたのですけれども、例えば忠類で行われる工事は、助役に専決権限を持たせて、5,000 万円までだとか、そういう限度を決めて、忠類で発注していくような仕組みをきちんととってもらうことが忠類の職員の人員を減らさない一つの手立てになるという提案もさせていただいたのですが、やはりそのような努力によって、忠類の総合支所でどういう仕事を処理していくかという町長の意思によって、忠類の総合支所の人員を減らしていかない措置もとれるわけなのですよね。先ほども言いましたように、効率化・合理化だけの観点からいったら、やはりもっと前倒しをしなければならないというような、そういうことにもなっていくと思います。そうではなくて、やはり合併した忠類の地域がそれなりにきちんとした市街地を形成して、商店の営業などもとたんの苦しみに陥らないような努力を是非そういう計画の中でもしてほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
言われている意味は十分理解をいたします。総合支所が本来の役割以外にも、町を形成する中では重要な役割を占めるのだということもわかります。ただ、一方では、職員を余り増やさないでいこう、要するに、率的な行財政運営していくためには、よりスリムな機構なり職員体制の中でいこう。そういった中で、一方では過疎化歯止めのための総合支所に職員を配置する、一方では理解しながらも、一方では難しい問題があるのかなというふうに思っております。ですから、仕事をある程度総合支所に確保する、残すということが仮にあったとしても、果たしてそれに見合う職員というのがどれだけ現状の中から確保できるか、残しておくことができるのか、減らさないでおけるのかというようなことも当然考えなければならないのだろうというふうに思いますけども、それらを含めて今 19 年度中に機構の見直しをするわけでありますけれども、私どもが考えるのには、やはりもちろん何回も言うようですけども、過疎化を歯止めするための施策はいろんな面で必要だというふうに思いますけれども、そのことが即職員を減らさないということにつながっていくと、また一方では難しい問題もあるのかなという気もするわけでありまして、現実に総合支所は当然これは本庁と違う、総合支所としての役割を担うわけですから、その中でこれだけの職員が実際いればいいのだけども、でも過疎化のためにはもう尐し残しておいた方がいいのでないかというようなことの住民の理解、地域の皆さんお理解というのも果たして得られていくことにもなるのかなという疑問もありわけでありまして、一番いいのは、それは職員が今まで通りいて、それなりの仕事をしていくということが一番大事なのだろうと思いますけども、反面、仕事が減っていくことも現実だというふうにも押さえております。そうした中で、これからの機構の見直しがかかってのいろいろな協議の中で、あるいは住民の皆さの御意見を頂く中で、対応をしてまいりたいというふうに思っておりますけれども、大変私自身も難しい問題だというふうには思っております。
再質問 19番 増田武夫
総合支所が地域で担っている役割は非常に大きいということは理解していただけるのだというふうに思いますけれども、この合併に向けてこの作業を進めていく中で、大体、それは財政シミュレーションから出てきた数字だとはいっても、平成 25 年には 27 人程度の人数を、これは一人減ったら駄目だとかそういう問題でないのですけれども、27 人程度の人員を残した総合支所だという、そういうイメージをみんなに説明して、そして合併に向かってきているわけですよね。だから、そういうことを考えれば、やはり合理化だとか効率化だけを考えて、支所の仕事をどんどんこっちに持ってきてしまうということではなくて、やはり必要なリスクを負いながらも、やはりそういう総合支所の人員をしっかり確保できていくような配慮を町長自身がすべきだと。やはり、それは合併によって、今年度は8億 1,300 万円の財政効果があったと。15 年間では 114億円の財政効果を生んでいくのだという、そういう合併なわけですから、やはり忠類地域のみんなが心配している。本当に市街の商店なんか心配しています。もう2割減った。先ほどもお話しましたけども、それ以上に商店に影響なんか受けているのだと。そういう中で、やはり担当助役から前倒しをして減らしていくのだというような発言があると、さらにそうした住民の不安に拍車をかけるようなことになるわけですよね。やはり町長にお願いしたいのは、今まで特別会計も含めて 32 億からの仕事を、忠類村役場でやってきたわけですから、やはり努力次第では仕事をきちんと残して、そしてやっていける体制は十分とれるのだと思うのですよ。それは合理化にならないとか、効率化に反するとかという、そういうものももちろん出てくるとは思いますけれども、しかし、そういうものも、考慮した上でもやはりそれだけのものをする責任があるのではないかと。そう思うわけであるのですよね。だから、そうした点で、そういう方向での努力を是非してほしいと思いますけれども、再度、これは深刻な問題です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほど来申し上げておりますように、忠類地域が過疎化しないために、お互いが協力し合いながら進めていく、このことには誰も反対する者はいないのだと思います。ただ、今私が言う総合支所にそれなりの人員を確保するとなりますと、私はそれなりの仕事があって、それなりの役割がなければ、それで人員の配置ということはやっぱり難しいのだろうと。そうすると、今の機構、今の仕事の内容の中で、ずっとこれからも、今 44 人ぐらいですか、職員いらっしゃいますけども、これがずっと続けていけるかとなるとなかなかそう難しいのでないのか。確かに効率だけで判断しては駄目だという、増田議員さん言われますけども、かといって、一つの係、一つの仕事が2人、3人でできるのに、4人も5人も職員も置いておかなければならないのかとなると、それもまたちょっと違う考え、違う意見も出てくる。そして、あるいはそのために、4人、5人が必要である仕事をまた確保しなければならないというところにも、またいろいろ難しさがあるのだろうというふうに思っております。私は前倒しがどうだとか、27 人がどうだというよりも、まず忠類総合支所の役割を果たしていく。そのために、適正な職員配置が必要であろうということがまず大事であろうと。そして、もちろん過疎化と全く関係ないとは申しませんし、総合支所が、言われているように、果たす役割というのは大きいのだろうと思いますから、そんな中でできる限りのことは私は職員の配置について意を用いていきたいと、そういうふうに思っております。
再質問 19番 増田武夫
私、遊んでいる職員を置いておけって、そういうことを言っているのではないのですよね。やっぱりそれなりの町長の努力でしっかりと仕事を総合支所に残しておくことをしっかり留意してほしいと。これはやはり市街にとっては、人口が減るということは、いきなり減っていくということは、これは深刻なことなのです。そのことをしっかりと留意してほしいと。これは遊んでいる職員でもいいから置いておけというふうにとられたら困るのですけども、決してそういうことではなくて、やはり一般会計で 26 億ぐらいのものをやってきた。それがやはり合併したことによって必要な部分はこっちに持ってこなければならないことももちろんわかっていますので、そういう結果 25 年には 27 人という、こうやってやっぱり徐々に合理化なり人員削減なりをしていかなければならない事情もわかりますし、当然そのように、合併した以上そういうふうになっていくと思いますけれども、しかしやはり先ほども言いましたように、市街を形成しております商店でありますとか、お年寄りなどの家庭にとっては、この人口が急激に減って商店がやっていけなくなったりすることによって、そうした点での影響が生活の上でも経済の上でも非常に大きく表れてくるということを是非とも深刻に受け止めていただいて、今後の計画に生かしていっていただきたいというふうに思います。専決権限をしっかり持たせて、工事の発注なども向こうでできるように、今そういう機構になっていないのであれば、そういうこともしっかりとやるような措置も是非していっていただきたいなと、そのように思います。1点目は以上で終わります。2点目でありますけれども、滞納整理機構の問題であります。来年度からのこの滞納整理機構に、本町からどれだけの今の想定になるかと思いますけれども、どれぐらいの滞納整理機構に移管するものを想定しておられるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
答弁 助役 西尾治
今想定しているのは 17 件を予定しております。
再質問 19番 増田武夫
この 17 件を想定しているということでありますけれども、こうした整理機構に移管されるものが、もちろん厳密にその人の経済状況とかそういうものを調査された上で、その機構に送るということになると多いますけれども、前段の質問でも申し上げましたが、今非常に担税能力の十分でない方が結局応能負担になっていないために、非常に、国保にしても一般の税金にしても滞納者が増えてくる状況というのはあるわけなのですよね。やはり、そういう中で3年後に見直されるという、こういうお話でありましたけれども、そういう機構をつくった以上、その機構の人員を抱えていますし、そういう人たちがしっかりと、3年後になって初めて1件幾らとか、そういう形で負担が増えていくのだと思うのですけれども、しかし、実績に非常に大きな3年後の見直しでは位置を占めると思うのですよね。そういう中で、このノルマだとかそういうものは生じないのだと、そういうお話でしたけれども、この機構を維持するためにそういうものが知らず知らずのうちの幅を利かせてくるようになっては困ると思うのですよね。そういう中で、不服審査の問題ですけれども、不服審査の不服の申立ては具体的にはどのようなことで、窓口はどこになるのか。窓口が十勝支庁1本になるのか。各町村に窓口も置かれて、常にそういう不服申立てなどに対応できるような、そういう体制になるのかどうか。その点を確認したいと思います。
答弁 助役 西尾治
先ほど、町長が答弁しましたように税の整理滞納機構自体が地方公共団体でございますので、滞納機構に不服審査の申出はできるということになります。それと、当然のことながら私の町から引き継いだ案件でございますので、地元の町村に御相談に来られる分について対応しないということは思っておりません。相談に来られれば、当然のこととして対応したいというふうに考えております。
再質問 19番 増田武夫
そういう相談に乗るということであれば、しっかりと窓口として住民に教示する必要もあると思うのですよね。だから、そういう親切な対応をしてほしいと思います。そうした 17 件の内容でありますけれども、おおむねどういった、詳しい内容というのは個人の情報になりますけれども、どうしたもの、町民税であるのか国保であるのか、そういう内容について、わかりましたら。
答弁 税務課長 前川満博(税務課長は2007年6月まで)
滞納機構に引継ぎする 17 件の内容なのですけれども、ほとんどの方、重複滞納という形になっております。17 件で個人住民税、これは 16 件の方が滞納されております。それから、法人税が1件ございます。さらに固定資産税、これにつきましては9件ございます。軽自動車税、これが6件ございます。あと、国保税でありますけども、こちらについては 15 件ということになっております。
再質問 19番 増田武夫
総額幾らになるでしょうか。
答弁 税務課長 前川満博(税務課長は2007年6月まで)
総額は全体の金額合わせまして 2,342 万 3,455 円でございます。
再質問 19番 増田武夫
これは滞納全体の何パーセントぐらいに当たりますか。
答弁 税務課長 前川満博(税務課長は2007年6月まで)
今手元に全体の滞納額というのがございませんけども、おおよそ4分の1ぐらいに当たるかというふうに思っております。
再質問 19番 増田武夫
滞納額の4分の1が整理機構に移されると、こういうことであります。その個々についてはちょっとわかりませんので、それが適当であるかどうかということはわからないわけなのですけれども、町長も答弁の中でおっしゃっておりましたように、滞納停止処分の執行停止、これについては今後とも必要に応じてしていきたいと。その考えは変わっていないということで、是非とも個々の住民の経済状況をしっかり把握して、先ほど町長も述べておられました滞納処分の執行停止の要件に、しっかりと目を向けてやっていっていただきたいなと、そのように思います。不服審査のことにつきましても是非とも十勝全体に審査にいくということもなかなか大変だと思いますので、町の窓口でしっかりとそれを受け取ることができるように体制をとっていただきたいというふうに思います。以上で、2点目の質問を終わりたいと思います。次に、3点目であります。3点目の公営住宅の計画的な営繕と長期的な計画についてでありますけれども、昨日も地域住民会議が開かれまして、そこでもいろいろな部会の議論の報告がされておりました。その中で、出てきた意見としては、床が抜けたり、カビの発生、結露、水が入ってくる、換気扇がないなど、ひどい状態であり、最低限の生活環境を整備する義務がある。公営住宅の建て替え、又は徹底的なリフォームが必要だというような意見も出されていたところです。私も忠類の部分だけでありますけれども、ここに書きました 68 戸の昭和 40 年代に建てられた住宅などの状況もお聞きしました。これは一部分でありますけれども、そういう中で、思ったよりも床だとかそういうところをしっかり直しているという印象が強かったわけでありますけれども、しかし、中には今もゆさゆさ揺れるのだというような分もありましたし、壁、あそこの土地条件も悪くて湿気がすごくあるところでありまして、そうした点では非常に住宅の維持管理には大変な面もあろうかと思いますけれども、是非ともそういう人たちの意見ももう一度、こちらの住宅もそうだと思うのですけれども、是非十分な調査を行って営繕計画も立てていただきたいなというふうに思うわけです。まわってみますと、なかなか屋根の塗装が古いもので、なかなか落ちない。お年寄りでなかなか上に上がって落とすこともできないというような状況もあったり、また、すがもりが出てまいりましたり、そういうこともあります。忠類の場合、御承知のように公営住宅の占める割合が本町よりも、非常に大きいということで、そういう点でも是非とも対処方をよろしくお願いしたいと思います。今度、建てる計画などにつきましても、十分に入っている方々の意見、アンケートなり聞き取りなどで十分にそういう意見を聞いていただいて、安心して住めるような住宅の状況をつくっていただきたいというふうに思います。それで、なかなかふだんの修理の要望についても、これは忠類だけの問題でなくて、本町の方の住民の意見も寄せられているのですが、頼んだことが十分に達成されていないと、そういうような意見もときどき聞くわけですよね。予算的ないろいろな状況もあると思いますけれども、何と言っても大家さんであります。きちんと安心して住めるような状況は、是非確保していただきたいというふうに思います。来年度にこの新しい計画をつくるということでありますので、それに期待したいというふうに思いますけれども、そういう計画的にいろいろやっていくものと、もう一つは今言ったような日常的に出てくるいろんな問題に対する対処でありますけれども、是非ともこれは十分な対処ができていくように、是非ともやっていただきたいと思いますけれども、その辺についてもう一度。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃるとおり、公営住宅に入居されている方が安心して住めるように、絶えず気を配りながら営繕に努めていきたいというふうに思いますし、それから御質問ありました、今のストックヤード計画については、今は公営住宅委員会という制度があって、この中に当然のことながら、忠類地域からも何名かの委員の方も出ていただいておりますので、そうした中でも実情を十分お聞きしながら。そして、先ほど申し上げましたように、入居者の皆さん方のアンケート調査などを実施させていただいて、これから計画づくりに当たってまいりたいというふうに思っております。
再質問 19番 増田武夫
以上、3点、お願い申し上げましたけれども、最初の問題、是非とも考えておられる以上に人口が減っていくということに対しての住民の不安といいますか、地域の経済に与える影響というものが大きい。そういう不安を住民は非常に大きく持っていると、そういうことを留意されて、是非とも。こっちに仕事が来てしまっても、向こうが減らさざるを得ないのだというような状況も出てきかねないと思うのですよね。その場合には、やはり1回持ってきた仕事でもしっかりと向こうに戻していくようなことも、僕は是非必要だと思うのです。特に去年の6月の議会でも申し上げましたけれども、忠類の工事は忠類で発注していけるような、そういう仕組みをつくっていただくことがどうしても必要だというふうに思います。その結果、忠類に業者が来ることが全然必要なくなって、商店街なんか非常に困って、飲食店なんかですね、非常に困っている状況もありますので是非そのことを最後にお願いして終わりたいと思います。