みんなの議会

幕別町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日

町内各地域の活性化と協働のまちづくりについて

2006年12月13日、幕別町議会の一般質問で、杉坂達男議員が「町内各地域の活性化と協働のまちづくりについて」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。

質問者
杉坂達男 議員
答弁者
町長 岡田和夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 27番 杉坂達男

私は、町内各地域の活性化と協働のまちづくりについて、町長にお伺いをしたいと思います。その前に、今定例議会におきまして、三度町政を担い、予想される困難に背を向けず、果敢に勇気を持って取り組んでいかれる決意を表明されました岡田町長に対しまして、私は一町民として深い敬意と全幅の信頼を申し上げるところであります。どうか、無事三選を果たされ、我々町民の先頭に立っていただくことを、心からご祈念申し上げるところであります。さて、現在本町は第5期の総合計画の策定に着手しまして、旧忠類村との合併に伴う新町建設計画の推進等に向けて、夢や希望の持てるまちづくりに全力を挙げて取り組んでいるさなかであります。過年度に取り進めました第4期における総合計画の成果につきましても、政策の評価等を含めて、今、検証中でもあります。私はこの段階におきまして、それらのことがともすれば総論的な部分が中心になりやすい議論、協議、そういうことに対して、一住民として最も身近な方法をもって計画の立案策定に当たることこそが、今、盛んに叫ばれております住民と行政の協働のまちづくりに結びつく、そういうものであると考えているところであります。私はその上で、本町全体の振興や発展には、それぞれ町内各地域に住む住民の皆さんの日ごろの思いや地域要望、さらには政策要求等が様々な場面でそれを通じて積極的に話し合われ、そのことを取りまとめられることこそが必要不可欠と思っております。本町は大別して本町地区、そして札内地区、糠内、駒畠の南幕地区、そして忠類地区と4地域に地域割がされると思いますが、それぞれの地域には、それこそ長い古い歴史と様々な伝統や文化、そして住民同士の強い連帯感と地域性があります。そして、そこには何かを強調したいという住民感情が可能性とともに潜在していることを、私は確認をしております。私はこのような町内各地の持つ地域性を高めることこそ、すなわちそれぞれ各地域の活性化が託される将来設計になるものだと思っております。また、そのことが将来の本町の発展に大きなベースになることであると確信をいたしております。現在、本町は旧忠類村との合併等で、やがて人口が3万人にも達しようとする十勝の中核自治体であります。しかしながら、厳しい財政運営には一層の行財政改革が求められます。本町をこれ以上の姿に変えないために、今、十勝管内でも様々なことが取りざたされておりますけれども、本町はこれ以上の姿から変わらないような、そのことこそ、今、我々が最大の願いとしているところでもあります。それぞれが、まさしく協働のまちづくりにまい進できるその姿が、現在、確立されつつあるところでもあります。そして、それがどのように具体的な形で取り組まれていくか。行政効果に結びつくかということが、町内地域の活性化計画であり、また、本町の将来を構想するときに、新しい計画の策定を進める過程で、そのことがサブ計画ともなるべき必要があるのではないかなと、私は考えております。以上のことを通じて、これからの町内各地域の活性化について、町長のお考えをお伺いしたいところであります。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

杉坂議員のご質問にお答えいたします。町内各地域の活性化と協働のまちづくりについてであります。私は、本年第1回の町議会定例会におきまして、新幕別町がスタートするに当たり次の四つのことを念頭におき、町政の推進に努力してまいりたいと述べさせていただきました。一つには、「一体感の醸成」であり、二つには、「均衡ある発展の確保」であり、そして、「協働のまちづくりの推進」、さらには「行政改革の推進」であります。この四つの理念の具現化には、杉坂議員のご質問の要旨にもありますとおり、住民の皆さんの英知と力を反映させ、地域が行政へ深く関わっていくことが重要なポイントであることは、杉坂議員と意を同じくするものであります。このために、新たな総合計画の策定過程におきまして、地域の活性化を図ることが必要とのご提言であります。新たな総合計画となります第5期幕別町総合計画につきましては、ご承知のように平成20年度を初年度とし、平成29年度までを計画期間として、本年度から策定に着手いたしたところであります。策定に当たりましては、合併に当たり策定いたしました「新町まちづくり計画」をベースにしながら、広く町民の皆さんの意向を把握することを基本といたしております。既に、町民アンケート、団体意向調査の実施、子ども議会の開催、まちづくり愛デアボックスの設置などを行ったところであります。また、ボランティアとして公募いたしました町民20名の方々による「まちづくり町民会議」を設置し、先般、第1回の会議を開催いたしたところでもあります。さらに、合併を機に設置されました「忠類地域住民会議」からもご提言を頂くことといたしております。本町各地区の活性化につきましては、町民アンケートの地域別の集計・分析を行いますとともに、ただ今申し上げました、まちづくり住民会議や忠類地域住民会議で、それぞれの地域の課題が議論される中で、その地域の特性を生かしたまちづくりの方向性が見いだされ、それらが、各行政分野ごとに総合計画に反映されていくものというふうに考えているところであります。いずれに致しましても、総合計画の策定はまだ始まったばかりのところであります。新町としての一体感の醸成を図るべく、町民福祉の全体的な底上げを基本としながら、各地域の特徴を生かしたまちづくりの指針となるよう、これからも意を用いてまいりたいというふうに考えているところであります。以上で、杉坂議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 27番 杉坂達男

ただいま、町長からは、総合計画の策定に着手した時点でのそれぞれの具体的な計画のとりまとめをどうするかと、これらについての手法をお伺いいたしました。私は先ほどの発言、意見で申し上げましたように、私もそういう経験は随分ありますが、どうしても総論的な部分が議論されやすい。具体論が足りない。そういう計画のつくり方が、我々がかつて経験した中で、あったように反省をしているところであります。私はそのこと自体について、例えば、それらの計画は、3年間でローリングをしていくのだというふうな、そういう計画の内容にもなるわけでありますけれども、しかしながら、策定の時点ではやはり、その地域に住む皆さんそれぞれの本当の声、思い、あるいはその地域の地域性、そこから生まれる可能性、こういったものがどんどん反映されなければならないと思うのです。そうするというと、本当にみんなが自分たちでつくった計画であり、これを達成することが、どうしてもここに頑張らなければいけないと、こういうふうに思いがなっていくはずであります。今、日本の繁栄は、それこそ全国の小さな村や町が一生懸命まち興し、むら興しを重ねて、これだけの発展を見ているのではないかなと思います。私たちの地域でも、当時の竹下内閣が全国の市町村に1億円ずつふるさと創生基金として、配ったという言い方はどうかと思いますけれども、配られました。私のところは、ご案内のように、その1億円を使いまして、どういうふうに使ったらいいか。住民の皆さんに、その当時の理事者は聞きました。アンケートであります。一番多かったのが、温泉でありました。それでは、この1億円の部分的にどれだけ使えばいいか思案をしましたら、6,000万ほどはかかるということでありました。ボーリングをしました。幸いに温泉が出ました。それはもう当時の地域、忠類村民は諸手を挙げて喜びました。宝物でも出たのだというふうな、そういう思いが今になって考えてみれば、それから10年余り、もう15年近くにもなりますけれども、一つのやはり地域の活性化というか、あるいは地域の力というか、そういうものにきちんとつながっている。そういう相乗効果がきちっと表れている。その住民のそこに生きる思いというものが表れてきていると。こういうふうに考えております。ですから、本当に今ここで何をこの地域は、そういうものを本当につぶさに住民に問うて、そしてそれをトータルしていく。そういう工夫には、先ほど、町長がお話しされた以外にも、私はたくさんあると思います。それは役場の皆さんなんかがいろいろと考えられる中で、当然生まれてくることもきっとあろうかと思います。そういうものをもう少し、もう少しきめ細かくされたらいかがか。私は先ほど、強調しました。十勝管内でいろいろ取りざたされている中でも、これ以上の姿にならない形。言うまでもなく、行政改革の中でも、私どもの旧忠類村と合併して、これだけの体力をつくり上げ、さらにはその体力を増強していくと。それ以上のことを私どもは考えたこともありません。今現在が、将来に向かっての試金石であるとすれば、これ以上のものは何も求めるところでありません。私は地域にあって、地域の人たちに思いがどんなふうに盛んに高められてくるかが、これからの本町の発展にイコールされることであると、そういうことを固く信じております。私どもの旧忠類村では、ある一部分の地域に高齢者しか住まなくなりました。若い人たちはどんどん出て行ってということでありますけども。そこにあえて、時の理事者は、単身住宅を建てました。若い人が2戸4棟ですから8人の方がそこに住むことになりました。そうすると、そこの地域は、当時は高齢者ばかりであったのですが、若い人がそこに仲間に入ることによって、その地域全体はまた、いろんな部分で活性化が始まると。このことも我々は体験をしたところでもあります。本町は、札内という大きな市街地区、そして、本町地区、忠類地区、そして南幕の糠内、駒畠。それぞれそういうところには、長い歴史があり、また、そこに学校があったり、神社があったり、お寺があったりして、いろんな営みがありました。このことはやっぱり中心に、そこに住む人々は思いを等しくするのではないでしょうか。そういうことを考えながら、これからの計画の策定に当たられること、このことをもう一度改めて考えてみていただきたい思いでもあります。私は、11月3日に行われましたこども議会、第2回だということでありますが、なるほどなということを感じました。ここでもあるこども議員から、本町地区の発展について心配される声がありました。やはり、子供の世界でも、子供の目からみてもやっぱりそういう思いをされているわけですよね。やはり、我々もまた、我々の先輩たちもそういう思いをしているのではないかなと思います。したがって、網羅的な計画はつくりやすいと思います。総論的なことを中心にしながら、網羅的な計画はつくれる。けれども、そこの中身について、どうなのかということをよく掘り下げて考えてみる必要があるのではないかと、そういうふうに思います。先の高齢者の中に、単身の方々が、ということを申し上げましたが、私の忠類の地域では、秋祭りにナウマン神輿を奉納するのですが、このお祭りの日が変わります。ということは、日曜日でないと担ぐ人がいない。若い人がいない。そういう現象がありますものですから、天の神々には誠に申し訳ないけれども、毎年おまつりの日が変わると、こういう現象も致し方ないことになります。ですから、様々なところに、地域が、行政から、必要以上は駄目ですけども、必要な部分においてかかわっていく。そして、地域もまた行政にいろんな部分でかかわりを多くしていく。そういうことこそが、本来の協働の行政の進め方の在り方ではないかなと、私はずっとそういうふうに思っております。したがって、今後、それらを鋭意進められていく中で、今、私が提言といいますか、そういう形でいろんな忠類地域のことも紹介しながら申し上げました。どうか、そのことを受けて、ひとつ、今後の作業、策定に当たり、意を配していただきたいと、そのように思います。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

いろいろご提言を頂きました。私どもの総合計画の策定に当たりましては、今、第4期の総合計画、平成13年度からスタートしています。これは文字通り、住民の皆さんの英知を結集した手づくりの総合計画である。実は、その前の10年の総合計画は、会社、東京のコンサル会社に委託してつくった総合計画であったというようなこと、経緯もありました。その反省のもとに、あくまでも手づくりで住民参加でということで、第4期の総合計画がつくられた。ここでは、10年の基本構想と、全般5年と広範5年の5年ごろの基本計画、そしてお話ありましたように、3年ごとの実施計画をローリングしていく。そういう状況でありまして、その基本計画の中では、それぞれの地区から出された問題を現状と課題、そして今後の施策の方向といったまとめ方で基本計画ができている。これが現在の総合計画であります。これらを踏まえて、今、第5期の総合計画の中では、どういった手法をもって計画を立てていくか。根っこは先ほど来申し上げておりますように、住民の皆さの参加であり、ご提言だろうと。たまたま今北海道も新しい総合計画の策定に入っております。北海道も総合計画の中では、全道、例えば、十勝圏ですとか、オホーツク圏とかという6圏域に分けたそれぞれの計画というようなものも持っている。サブ計画とまではいかないのでしょうけども、総合計画の中で、そういった計画も取り入れている。したがいまして、私どもといたしましては、今まではそれぞれの地域から挙がってきたものを、推し並べて現状と課題、そしてこれからの施策というふうなことでまとめたものがあったわけですけども、これが今一歩踏み込んで、杉坂議員が提案されるように、例えば、忠類地区には観光資源を生かした地域づくりをどうしていくかというような具体的なものが総合計画でどうこう生かして反映していくか、 あるいは、文書化されていくか。それらについては、まさにこれからの協議の中で検討させていただき、そしてできるだけ住民の皆さんの意見を聞く機会を設けながら、対応してまいりたいというふうに思っておりますので、ただいまのご提言も、今後の計画審議会、あるいはいろんな場面で協議をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくご理解いただきたいと思います。

質問 27番 杉坂達男

ありがとうございました。私が心配するまでもなく、そういったことで理事者の皆さんはじめ、真剣に考えておられることはもう私も十分承知をしております。ただ、住民の皆さんが、今、叶わないことでも、遠大な夢でも、その計画の中に入れられる。こういうその計画の在り方も私はいかがと思うので。余計なことなのですけども、昔、忠類の議会の大先輩で、円山のてっぺんからスキー場までロープーウェイを張りたいと、こういう大先輩議員がおりました。私らは若いときで、「いや、そんなことは」というような思いがありましたが、しかし、この時代、お金さえあれば何の心配もなくそんなこともできます。ですから、子供たちにも、あるいは我々の大先輩にもいろんな意見を出してもらって、遠大な夢、叶わない夢であってもどんどん意見を徴していく。そういうひとつ考え方に立っていただきたい。地域、この本町の4地域、それぞれがお互いに支え合ってというか、気遣い合ってというか、そういうその思いで、本町の発展に、それこそ地域挙げて取り組むと。こういう姿勢は私も十分熱いほど感じております。昨日も一般質問の中で、忠類の振興のために、ナウマン温泉なんかについてもご心配を頂きました。本当に有り難いことであると思っております。ともすれば、大変な将来の経営についても大変なのですけども、いろんなアドバイスをいただいたり、あるいは理事者をはじめ、議会の皆さんからもご心配を頂いたりしながら、それぞれの地域が高められていくのだなということを実感しております。以上で、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:幕別町議会 平成18年第4回定例会 2006年12月13日 議事録 PDF(69ページ) 間違いを知らせる