幕別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月20日
議事録に件名の記載なし
2006年6月20日、幕別町議会の一般質問で、堀川貴庸議員が質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 堀川貴庸 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 堀川貴庸
通告のとおり次の2点につきまして質問をいたします。まず、グローバルな活気あるまちづくりについてであります。近年、大国中国の発展はめざましく、これからますますわが日本、韓国といった東アジア諸国が一致団結して世界的諸課題に当たっていくことになるものと思われます。もう既にヨーロッパ諸国は国境を自由に行き来できる体制を整えておりますが、アジア諸国においてもそのような時代がくるかもしれません。道内においても諸外国との交流の輸を広げ、そして農業を中心とした産業あるいは観光振興等に役立てている方たちも多いと聞いております。引き続き国際化の流れが進む中、産・学・官の連携を含めた国際交流や異文化交流を広げて、理解を深めることがまちの活気にもつながるものと考えますが、町の見解をお伺いするものであります。続いて、新たな幕別町障害者福祉計画についてであります。我が町では平成 13 年3月、「幕別町障害者福祉計画」が策定されております。既に5年間の実効期間を終えまして、その間、制度の変遷、支援費制度等を交えまして一定の施策が我が町でも講じられたところであります。本年4月に「障害者自立支援法」が新たに施行されたことに伴いまして、来年4月以降設置が義務付けられました「障害者福祉計画」の策定作業に当たり、前計画の一定の見直しをするとともに、町内の障害者の方々にとって自立生活が最大限支援されるものとなるように、闊達な議論を期待しているところでありますが、現段階における進捗状況及び方向性について、考え方をお伺いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
堀川議員のご質問にお答えいたします。初めに、「グローバルな活気あるまちづくり」についてであります。ご質問の中にもありましたように、近年は、世界経済はもとより、社会、文化など様々な分野において、ボーダレス化、グローバル化が進展し、国際的な依存関係が深まり、地域が国際社会と直接関わるようになってまいりました。本町においては、これまで、行政レベルでは青尐年の海外派遣研修と研修先のまちの子供たちの受入れ、あるいは国際交流員の配置、住民レベルでは、国際交流協会による様々な国際化に関する事業の展開や国際パークゴルフ協会によるパークゴルフの海外への普及、イベントの開催、経済レベルでは農産物の輸出、海外からの視察の受入れなど、それぞれの分野で国際化の進展が図られているところであります。このように、人、物、お金、情報などがグローバルに移動するのに合わせて、地域の持つ魅力を世界の人々に十分認識してもらうことや、地域の国際理解を深めることは大変重要なことでありますことから、今後も多様な推進主体との連携・協働により国際化を推進していくことが必要であろうと考えているところであります。具体的には、地域における青尐年の国際交流や、在住外国人との交流など住民に身近な施策は、国際交流関係団体や行政が中心となって行い、経済交流や技術交流など広域的な分野や専門性の高い分野は、十勝圏域や北海道が中心となって行うなど、それぞれが役割を担うとともに、相互に情報交換や協力・連携を図る体制の確立が重要であろうと考えているところであります。また、本町及び十勝圏域は、恵まれた自然環境や安全・安心な農畜産物など世界に通じる地域資源を有しており、さらには、JICA 帯広国際センター、オール十勝の組織であります十勝インターナショナル協会などの国際関係施設や組織のほか、帯広畜産大学や十勝圏振興機構いわゆるとかち財団などの研究機関も有するなど、人的資源にも恵まれている地域であります。今後も、これら地域資源を生かしていくとともに、人的資源との連携を図りながら地域の国際化の進展に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、障害者福祉計画の策定作業に当たりましての、現段階における進捗状況と方向性についてであります。平成 13 年3月に策定いたしました「幕別町障害者福祉計画」は、障害者基本法に基づき、幕別町における障害者の状況等を踏まえ、地域福祉の視点にたって障害者の生活全般に関わる施策を体系化し、基本的な方向を定めた計画であります。この計画は、平成 13 年度から平成 17 年度までの5年間を整備目標期間として、「第4期幕別町総合計画」の部門別計画として位置付けされ、「幕別町高齢者福祉ビジョン 2000」、「幕別町母子保健計画」などの関連計画と整合性を図りながら、障害者の自立と社会参加に必要な福祉サービスが提供できる仕組みづくりを目指すものとして、これまで計画の推進に努めてきたところであります。一方、「第1期市町村障害福祉計画」の策定は、ご質問の要旨にもありますように、平成 17 年 10月に成立した障害者自立支援法第 88 条において、市町村にその策定が義務付けられたもので、平成18 年度から平成 20 年度までの3か年を計画期間とし、各年度における障害福祉サービスと相談支援の種類ごとの必要な見込み量、その必要見込み量を確保するための方策並びに地域生活支援事業の実施方策等を計画に盛り込むこととされております。また、「第1期市町村障害福祉計画」においては、先に策定した「町障害者福祉計画」との調和が保たれたものでなければならないとされておりますことから、前計画の必要な見直しを行うとともに、同計画の整備目標数値等を生かしながら、第1期計画を策定してまいりたいと思っております。障害者自立支援法は、障害者の地域生活と就労を進め、自立を支援するとともに、身体障害者、知的障害者、精神障害者の個別のサービス体系を一元化し、在宅生活の誘導を図りながらサービス提供を拡大し、当事者の負担の公平性を高め、国の財政負担を明確にしたものと言われております。本計画の策定においては、地域の現状把握とサービス提供体制の見直しを行い、本町の目指すべき方向をおさえ、そこから必要なサービス量を見出すことが重要となります。このため、計画を策定するに当たりましては、障害者団体の代表者、障害者福祉に関し識見を有する方及び町民から一般公募した方々で組織する「幕別町障害者福祉計画策定委員会」を開催し、必要な見直しと調査審議を行った上で作業を進めてまいりますが、本年の3月 29 日に、忠類地区の委員3名を含む 15 名の委員によります策定委員会を開催し、平成 13 年度から平成 17 年度までの計画期間内における「幕別町障害者福祉計画」の実施状況についての点検を行い、次期計画策定に向けての審議をスタートさせたところであります。現段階におけます計画策定の進捗状況は、国からの情報が遅れていることもあって、本町をはじめ各自治体ともに策定体制の立ち上がりが遅れ気味の状況ではありますが、今後は国の策定指針を踏まえ、障害をお持ちの方に対し、現在受けられているサービスの現状や今後の利用意向、また、日常生活において不安に思っていることなどを把握するためのアンケート調査を実施するとともに、アンケート調査だけでは把握しきれない部分を計画に反映させるため、障害当事者だけではなく町民の皆さん方から幅広く意見を聞く場を設け、より実践的な計画となるよう努めてまいりたいと考えているところであります。以上で、堀川議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 16番 堀川貴庸
それでは、国際交流の関係から再質問したいと思います。一口に国際交流と言いましても、交流しようとする相手、どのような国あるいはどのような地域、まだその国の方々とどのような方法によって、どのような事柄について交流するかと、いろいろ組合せが限りなくあろうかと思います。私自身のことをお話しすると、語学とそれからビジネスのスキルアップのために、カナダの方に半年ほど滞在しました。貴重な経験を積ませていただいたという経緯もあります。そのときには、韓国や中国を初めとして、世界各国から集まりまして、そのときも広い年齢層の方々と身振り手振りのコミュニケーション、それらを通じて毎日がカルチャーショックの連続だったという記憶もあります。先ほどの答弁にもありましたように、本町においても個別で国際交流を広げられている個人や、また団体も数多くあるように答弁の中に触れられておりました。旅行にしろ仕事にしろ、海外へ渡られます日本人の数が非常に大きくなっていく中で、また、海外からの入国者も増えてきていると、それはご存じのとおりと思います。また、その影響は外国からの日本へ直接お金なんかが投資されている。それらとともに労働市場あるいは学術研究分野でも、そしてまた、観光分野、また、青尐年のスポーツ振興、そういった分野でも非常に表れています。聞くところによると、道内でも通年で農作業に従事する外国人の方が増えている。そんなふうに聞いております。地図上では国境の線引きがなされていたとしても、実生活では先ほど町長がおっしゃったボーダレス化が進んでいるものと思います。本町が決してこういう国際交流に閉鎖的ではない。前向きな答弁を頂いたように私は認識しております。たまたま先月の新聞紙上では、先ほども触れられておりました JICA の帯広国際センターの利用率が、2度目の全国1ということで非常に全国の 19 施設のうちでも最も高い利用率を誇っていると。華々しい記事だったのですけども、これはやはり産・学・官の密なる連携があって、こういった実績に結びついたものというふうにも思っています。近い将来、外国人の方が畑の中でトラクターを操縦しているかもしれませんし、ゴルフ場に行けばキャディーをしているかもしれません。そのような光景の可能性は否定できないわけですけれども、ここは本町においてはやはり1次産業を中心に、技術、労働力の共有を図って、そうすることによって地方自治体に何がしかの還元があることも考えられることを含めて、やはり様々な分野でより一層国際交流がなされることが、今後も活気あるまちづくりをする上で、検討課題としてあるべきというふうにも思います。考えますと遅かれ早かれやはりハード、ソフト両面において整備、支援が一層必要になるのかなというふうにも思えますが、町長の考え、いかがでしょうか。また、姉妹都市や友好都市の提携に関しても、併せて、現段階のお考えをお伺いしたいというふうに思います。それから、障害者福祉計画の関係についてであります。これは先ほどの答弁の中に、新たな計画を策定するために、本年3月幕別町障害者福祉計画の策定委員会、それを開催されて、今後もその策定作業を始めていくという趣旨の答弁があったと思います。その中には町内からの公募委員も含んでいるというふうに確かお聞きしました。これからのその新しい計画を策定する上での進め方、流れというものが先ほど示されましたけれども、アンケート調査を実施していくと同時に、障害者御本人や、また、これは家族の方々から直接やはりいろいろと聞き取り調査などをして、策定作業には反映させていっていただきたいというふうに思います。障害の程度や何かは個人個人でどうしても千差万別でございます。サービスの利用状況も踏まえ、たとえ尐数意見であったとしても、どこかしら拾い上げて、政策として講じることが可能であるような計画づくりを、私としては要望していきたいというふうに思います。というのも、今回、国の確か指針で数値目標が掲げられていました。その中の一つに精神障害者の退院促進について触れられていたと思います。これも医療制度改革の影響で精神障害患者の診療に当たっていた帯広の病院が閉院されたということで、やはりこれは家族や周辺の方々に大変負担に今回なったのではないかというふうにも思います。町の方にも何件か相談があったのではないかというふうに思いますけど、まずその相談の件数ですとか、その後の対応について、どういうふうに当たられたのか、お伺いをしたいと思います。また、その際、やはり特に全町的な取り組みとして必要と思われますのが、前計画でも確か載っていました障害者問題の意識の高揚、そして障害者に対する理解と認識を一層深めること。これはやはりノーマライゼーションの理念が全町的に浸透することを目的としていると思います。先ほど公募委員の方も含んでいるということでしたけれども、やはり全町的な意見の集約、何がしかパブリックコメント制度などを用いていただいて、個人や企業からどんどん意見を募って計画の策定に反映させていっていただきたいというふうに思います。そういったことをどうしても考えますと、ちょっと私の記憶も定かではないのですけども、確かテレビである障害者の方が確か言われていたフレーズで、「障害を持っていることは決して不運ではあるけれども決して不幸ではない」と。ちょっとこれは私の今までのイメージ、先入観とはちょっと違っていまして、こういうふうに障害者の方々と一緒に社会生活を営んでいく中で、やはり一方的にどちらかというと社会的弱者というふうに我々としては捉えがちなのですが、決してそうではなくて、確かにそういう場面もあろうかと思いますけれども、やはり同じ社会に生きるものとして、先ほどのノーマライゼーションの気構えがみんなが持てるように。そして障害を持った方々にすっと手を差しのべることができるような施策づくりを期待しております。障害者の自立支援法が新たに施行されたことに伴いまして、私としては真に障害者自身のやはり生活、それから人生の質、これはクオリティオブライフの QOL という言葉を使うのでしょうけれども、それらを重視する取り組みがなされるとともに、その自己決定権、特に自立生活においては自己決定権と選択権が、やはり先ほど申し上げましたように、最大限尊重されるようにされなければならないというふうに思っています。それら生活を送ることができるように、支援体制を整えていっていただきたい。また、その広がりが国の示すような障害者の雇用の場の拡大につながるものというふうにも思いますが、町民の思いを集約すること、そして福祉に明るいまちづくりを目指すことと併せて、いかが町長思われますか。お伺いをしたいと思います。また、来年度以降、新しい総合計画が確か策定予定だったというふうに思います。それらとの総合計画との連動性や整合性についても、いろいろと内部で検討されることと思いますけれども、現時点においていかがお考えでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目の国際交流の関係でありますけれども、先ほどお話ししましたように、こうした国際化がどんどん進展していく。その中では外国人の方が町内を、あるいは管内、道内いたるところにお見受けをする。あるいは、一緒にこれからは生活も仕事も一緒にしていくような状況もつながってくるのでないかというようなことも言われております。ただ、私どもとしては、行政が担う役割というのは、ある程度やっぱり限られてくるのだろうと思いますし、先ほど、農業をやる子供も出てくるのでないか。これらもまた、それぞれ農業者、あるいは農協、いろんなところがそうした外国人の方々に対しての対応というようなものをそれぞれが研究しながら対応していくのだろうと。そういったことも含めながら、私どもも町としてこれからも国際化について広く情勢を見極めながら対応していくことが必要であろうというふうに思っております。それから、外国との姉妹都市、今の段階では考えておりませんし、そこまで親密なというか、大きなつながりをもっている町も今のところはありません。せいぜいオーストラリアのキャンベラへ毎年中学生、高校生が研修に行っているというようなことでありますけれども、相手は何といっても首都ですから、なかなか幕別町とは難しいのかもしれませんけど、それはそれとしまして、決して考えないとか駄目だとかという意味ではなくて、今の段階ではちょっと相手も含めて考えられる状況ではないということでご理解を頂きたいと。それから、障害者については、確かにいろんな障害の方がいらっしゃいますし、制度もいろいろだというふうに思います。そういった人たちのいろんな意見を聞き、そしてまた、それが計画に反映され、さらに先ほどもありましたように、計画の中では数値目標というのが挙げられますので、それが今度具現化できるような計画になっていかなければならないというふうに思いますし、私どもも計画ができあがった、絵に描いた餅にならないように、具現化に努めていくことが大事であろうというふうに思っております。尐数意見も含めていろんな意見を聞きたいと思いますし、また、委員会ができたからそれにすべてお任せするということだけでなく、庁舎内の内部において、職員相互の連携も密にする中で、委員会と連絡の場を設けながら、それらにも対応していきたいというふうに思います。お話がありました精神障害者の方の相談ということでありますが、これは町としては受けてはおりません。あと、最後の新しい総合計画に向けて、それらが今回の福祉計画が総合計画の中に、またさらに大きな視点で盛り込まれるように、当然考えていかなければならない問題だろうというふうに思っております。