幕別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日
忠類地域の今後に重要と思われる問題について
2006年6月19日、幕別町議会の一般質問で、増田武夫議員が「忠類地域の今後に重要と思われる問題について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 増田武夫 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 19番 増田武夫
それでは、通告いたしました3点につきまして、一般質問を行わせていただきます。まず1点目でありますけれども、忠類総合支所に充実した発注制度をつくることについてでございます。今年の2月に合併いたしました新しい幕別町が、均衡ある発展をしていくことと関連して、忠類地域の今後に重要と思われる問題について質問したいと思います。合併するに当たっての、特に忠類地域の住民の一番の懸案であった事項は、忠類地域の急激な過疎化と経済の停滞による商工業の衰退ではないかと思います。合併後、生活しやすく自立した活気ある地域としてあり続けることは、住民の願いであるのはもちろんのこと、幕別町全体が均衡ある発展をしていくためには欠かせない要素ではないでしょうか。そこで、新しい町の行政に求められていることは、急激な経済活動の落ち込みを避けること、忠類総合支所がしっかりと機能して職員の削減がにわかに進まないように努力することではないかと思います。そのための方策として、現在町長のもとで行われております工事等の発注の中で、忠類地域に関するものについては総合支所の権限で実施できるようにすべきではないかと考えます。総合支所内に指名選考委員会を設け、担当助役の専決による独自の発注制度をつくるように求めるものであります。このような配慮を行うことは、総合支所の本来のあるべき機能を確保し、働かせると同時に、地域経済を支えることにつながると考えるのであります。このような措置を講ずることは、合併相手の旧自治体に急激なダメージを与えない配慮であると同時に、それなりの財政上の根拠があります。それは、合併に伴って、地方交付税に算定替えという配慮をしていることにあります。合併後、10 年間は普通交付税を一本算定せずに、合併前の町村が存続した場合に算定される額の合算額を下回らない地方交付税が交付されることになっています。このことは、旧忠類村の急激な行政サービスの低下や過疎化、経済の落ち込みに配慮する責任が新しい町にあることを示しています。3月の定例会で質問いたしました忠類担当助役の権限の付与と同時に、総合支所がその機能をしっかりと持つこと。課題は幾つかあるところでありますけれども、その象徴ともいえます発注制度をつくることは、忠類地域の将来に重要であると考えますけれども、町長の所信を伺いたいと思います。次に、2番目の問題であります。現在の道の駅の有効活用についてであります。今年度、新しい忠類道の駅が建設されることになっております。準備も進められていることと思います。この新しい道の駅が地域の発展に有効に機能するように努力すべきことはもちろんでありますけれども、同時に現在の道の駅、物産センターでありますけれども、道の駅がどのように活用されていくのかが問題になると思います。この二つの事業が成功して初めて2億円もの予算を投じて行われるこの道の駅の建設事業が、住民に歓迎され評価されることになると思うところであります。この現在の道の駅の再利用方法につきましては、忠類文化協会加盟サークルなどから真面目な提案があり、担当者に届けられていることと思います。こうした住民の積極的な姿勢こそが、地域活性化の原動力であり、これに応えていくことが協働のまちづくりにつながるものと確信するところであります。町長は、地域住民の要望に十分耳を傾けて、現在の道の駅の最も有効な活用方法を決定していただきたいと思います。また、有効に活用していくためには、住民の希望に添った施設の改修や維持管理のための施設が必要となります。来年度の予算にそうした必要経費を盛り込むことも含めて、前向きの答弁を求めるものであります。3点目であります。3点目は、現在の水道料金を見直して、住民の願いに応えるものにしてほしいという問題であります。生活や生産活動に欠かせない水の供給は、地方自治体の大切な仕事でありますが、それだけに住民の生活や生産活動を支え応援する姿勢が自治体にはなければならないと思うところであります。近年、年金の引下げや貧料世帯の7年連続所得減に加えて、定率減税の廃止、所得税の各種控除の見直し、今国会で成立しました医療制度の改悪などによって、お年寄りをはじめとする住民生活には困難が増大しています。また、昨年度突然始まりました牛乳の生産調整によって、酪農や畜産農家の経営に尐なからぬ新たな影響が生まれています。こうした町民各層の現状を考えますと、現行水道料金の見直しが必要であると考えます。一つは、経営環境が極端に悪化する中で、水を大量に使う酪農・畜産農家などの現行の水道料金は営農を脅かす要因にもなっていると言えるのではないでしょうか。特に、昨年度の後半に実施された牛乳の生産調整が、今後3年間は続くとされており、深刻な問題です。水道料金の超過料金トン当たりの単価の引下げを実施して、支援の姿勢を示すべきではないかと考えるがいかがでしょうか。特に忠類地域の農業者の約半数は、市街地の生活用水と同額であり、早急な見直しが必要と考えます。二つ目は、生活困窮者に対する助成の実施であります。旧忠類村では、生活保護世帯、重度心身障害者在宅世帯、母子・父子世帯、65 歳以上の独居老人世帯、世帯全員が 70 歳以上の老人世帯に、水道料をはじめ、汲み取り料、下水道料の助成事業を実施してきましたが、これらは3年で段階的に廃止されようとしています。しかし、生活環境が著しく悪化する状況の中で、こうした助成事業は廃止せずに充実を図るべきと考えますがいかがでしょうか。水道料金の滞納状況とそれにどう対処しているかを併せて答弁をお願いいたします。以上3点について質問いたしますので、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員のご質問にお答えいたします。初めに、総合支所に充実した発注制度をつくることについてであります。本町の入札制度につきましては、地方自治法施行令に基づき、競争入札参加者の資格及び指名に関する規則を定め実施をいたしております。規則では、入札参加者資格審査会及び指名競争入札参加者指名選考委員会を置くこととなっており、忠類総合支所からは委員として、入札参加者資格審査会には総合支所長と建設課長が、また、指名競争入札参加者指名選考委員会には、総合支所長と当該工事等の関係課長が出席することとなっております。また、指名選考委員会においては、原則として入札案件ごとに該当する工事種別資格者名簿に登載されている町内の企業総てを指名し、入札が実施されている状況にあります。そうしたことから、ご質問にありますように、総合支所内に指名委員会を設けることにつきましては、あえてその必要性はないものというふうに考えております。入札に付す必要のない小額工事や物品の購入等につきましては、御案内のとおり、これまで同様総合支所において、予算を持ちながら発注がなされておりますのでご理解を賜りたいと思います。次に、現在の道の駅の有効活用についてであります。ご承知のとおり、本年度、新たな物産センターの移転新築を予定しておりますことから、これに伴う現在の物産センターの在り方・活用につきまして、合併前の昨年秋から検討がなされてきたというふうに伺っております。物産センターの在り方につきましては、大きく申し上げますと三つの選択肢が考えられるところであります。一つ目は、公共用(行政)財産として活用すること。二つ目は、普通財産として活用すること。三つ目は、取り壊すことであります。私といたしましては、何らかの用途として利用するとした場合に、一つ目には、道の駅ゾーン、アルコ236をはじめ周辺一体を構成する一つの施設として、道の駅の機能強化、あるいは機能を補完する施設となるというふうに思っております。二つ目が、施設の改修あるいは維持管理に多額の経費を要さないことが望ましいものと考えているところでありますが、道の駅ゾーンにつきましては、忠類地域が今後永続的に発展していくためには、欠かせない大切な財産でありますとともに、道の駅を盛り上げようという住民の皆さん方の熱意も十分承知いたしておりますことから、先般、地域住民会議に物産センターの在り方につきまして、検討をお願いしているところであります。私といたしましては、地域住民会議におけます検討結果を踏まえ、関係団体の意向等もお伺いした上で、総合計画3か年実施計画の策定スケジュールに間に合うように、9月末までには結論を見出してまいりたいと考えているところであります。ただ、増田議員がおっしゃいました、忠類文化協会からの提案については、担当者を含め、私も承知いたしておりませんが、協会としての意向があるとするならば、地域住民会議における審議日程との関連もございますので、できるだけ早めに、お話をお聞かせいただければ有り難いものと思っております。次に酪農・畜産農家等の水道超過料金の引下げについてであります。現在、幕別町が営農用として料金設定し供給しております水道事業は、すべて簡易水道特別会計により事業運営がなされております。現在の幕別町の簡易水道事業は、使用料のほか一般会計からの繰入金で運営いたしておりますが、本来、簡易水道事業も上水道事業と同様に独立採算を原則とした企業会計の理念が踏襲されるべきものと考えるところであります。したがいまして、簡易水道事業の水道水の供給というサービスは、簡易水道区域内の特定の住民が恩恵を受けるものでありますことから、サービスの提供を受けた住民がそのサービスの度合いに応じまして、これらに要する費用を負担することが公平の原則であろうと考えております。お話にありましたように、現在の酪農・畜産農家の厳しい経営状況については理解をしているところではありますが、水道事業は受益者負担が大原則でありますこと、また、一般会計からの現在の繰入れ状況から勘案いたしまして、現時点では超過料金の引下げは難しいものというふうに思っておりますので、ご理解を頂きたいと思います。また、現在、忠類地区簡易水道区域の家事用と営農用の超過料金単価が同額となっておりますが、この料金につきましては、合併協議において、合併後、幕別町の料金に統一するという決定から、平成 18 年度以降4か年の経過措置により段階的に調整を図ることとなっております。ご質問の酪農・畜産農家の水道使用料につきましては、平成 20 年4月から料金の統一が図られ、21立方以上の従量料金は、忠類地区の場合、現行1立方 140 円から 122 円に引下げとなりますことから、この間は現状の価格で据え置きたいというふうに考えております。次に、2点目の生活保護世帯、重度心身障害者在宅世帯、高齢者世帯等に対する上下水道使用料等の助成事業についてでありますが、旧忠類村におきましては、「し尿汲取料・下水道及び水道等使用料助成事業実施要綱」によりまして、生活保護による被保護世帯の全世帯と、重度心身障害者在宅世帯、母子・父子世帯、65 歳以上の独居老人世帯、世帯員全員が 70 歳以上の老人世帯のうち、村民税非課税世帯又は均等割のみの課税世帯に対し、し尿汲取料の全額と水道使用料、下水道使用料、個別排水処理施設使用料を 20%から 50%助成するという独自の福祉施策を実施いたしておりました。しかしながら、ご承知のように、2町村の合併協議会におきましては、受益者負担の公平性と新町の財政に及ぼす影響などを審議いたしました結果、この制度は、「平成 18 年度以降3年間の経過措置により、忠類地区の対象者に助成する金額を段階的に調整した上で、平成 21 年3月 31 日をもって廃止する。」という調整方針が決定され、この方針を受けまして、「幕別町忠類地域し尿汲取料・下水道及び水道等使用料助成事業実施要綱」において必要な経過措置等を制定いたしたところであります。この制度を廃止するのではなく、制度のさらなる充実を図るべきというご意見でありますけれども、負担の在り方や財政状況等を勘案いたしますと、本町全域における助成制度の拡充は困難であろうというふうに考えておりますので、ご理解を頂きたいというふうにお願いいたします。次に、3点目の水道料金の滞納状況と対処についてでありますが、現在、忠類地区における滞納者は1件もなく 100%の収納率となっております。以上で、増田議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 19番 増田武夫
それでは、一つ目の質問から再度お伺いしてまいりたいというふうに思います。総合支所に充実した発注制度をつくる。このことには幾つかの意味があると思います。最初の質問でも申し上げましたけれども、総合支所が置かれた理由というのは、忠類地域が急激に寂れていかないようにという、そういう強い願いがあってつくられたというふうに思います。そのためには、忠類支所の総合支所としての機能がしっかりと保たれていくことが必要だというふうに思います。現在のこの町の忠類の総合支所での専決の関係でいいますと、30 万円以上の発注工事はすべて本町の権限による、町長の発注となっているわけでありますけれども、こうした点を考えますと、やはり忠類総合支所が独自の機能をこれからも持つということが急激な過疎化や総合支所の機能低下に歯止めをかけるためにはどうしても必要ではないかというふうに思います。そう申し上げます大きな根拠の一つに、国が地方交付税に与えております合併市町村の地方交付税に与えている恩典があるというふうに思います。先ほども申し上げましたけれども、一本算定、これは傍聴者の皆さん、来られておられる方の皆さんのためにも一本算定というものがどういうものかということなのですけれども、一本算定というのは合併した町村が一つの町として算定された地方交付税のことを指すわけでありますけれども、この一本算定と、それから算定替えといいまして、合併から 10 年間はそれぞれの町村が合併しないで存続したとして計算された地方交付税を配布すると。こういうのが算定替えであります。町の総務課の方で調べていただきました。平成 18 年度の一本算定と算定替えのその差額はどのぐらいになるかといいますと、4億 7,463 万4,000 円だと、このように試算されました。これは確定した額ではないわけでありますけれども、4億 7,000 万円も超えるような地方交付税が、合併したその幕別町に、合併しなかったときの計算された額として支給されているというのがこの額であります。この本来一本算定されるべきものが、4億 7,000 万円の上乗せをされて支給されている。このことは何を意味するかといいますと、やはり総合支所としての職員もきちっと確保して、機能を維持すること。これが一つでありますとともに、その地域の経済的にも地域に対するマイナスの影響を極力避けるという、そういう意味があるのだというふうに思います。先ほども申し上げました忠類総合支所に発注制度をきちっと持って、そして総合支所としての機能をしっかりと維持していくことということは、こうした住民の急激に地域が衰退していくのではないかというそういう懸念に応える大きな道ではないかと、そのように考えます。この算定替えによる余分にといいますか、一本算定よりもたくさんきている地方交付税は、10 年間ではどのくらいになるかという予想を立てますと、例えば、地方交付税は 10 年度には今の 80%の規模になるとして、合併協議の中で試算されております。そのことを考えますと、10 年度に算定替えの予算も約 80%になると仮定しますと、42 億からの算定替えによる予算が配分されると、そういうことになっているわけであります。そのことを考えますと、この現在総合支所と、そして置かれているこの忠類の地域にしっかりと発注制度に代表されるような機能を持たせて、そして3月の議会のときにも質問しましたように、忠類総合担当助役にしっかりと専決権限を持たせて、行政を行っていくことが求められているのではないかと。そのことは国の配慮からも言えるのではないかと思いますけれども、その点について答弁を願います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
最初に、先ほど、30 万以上は町にということでありましたけども、130 万までは総合支所の方で発注は出されております。それ以上が入札対象ということになっております。それと、地方交付税のことを言われましたけれども、これはまさに地方交付税が一本算定、算定替えを使う、二つの町があったことを想定して交付税を算定する。これは合併の最大のメリットであったのかなというふうに思っております。必ずしも増田議員が言われるように、合併した旧地区にその分を使うために、あるいは、そのためにその分の交付税が増えたというようなことでは決して私はないのだろうと。あくまでも合併のためのいわゆるメリットの部分だろうというふうに思っております。もちろん急激に経済活動が落ち込んだり、職員が減ったり、地域が衰退したり、そういうことは、これは合併をしてあってはならないことですから、我々も最大その辺については、お話がありましたように、均衡ある発展に意を用いてまいりたいと。そのことは決して変わるものではありません。ただ、お話にありましたように、指名選考委員会ですけれども、例えば、幕別町で水道工事を発注する。忠類地区の水道工事を発注するといったときに、指名委員会では幕別町の町内業者、上から8社ぐらいあるのでしょうか、水道業者をすべて指名して入札行為をやるわけですから、これを幕別本町でやろうが、忠類総合支所でやっても、それは決して変わるものではないわけであります。よっぽど町内業者でできない大手だとか、管外からの業者を入れるようなときには、あるいは、そういうことがあるのかもしれませんけれども、普通、忠類地区であろうと幕別地区であろうと、幕別地区の事業には忠類の業者は指名しないかといったら、もちろんそんなことはないわけでありますから、私は絶対駄目だとかということよりも、あえて二つの指名選考委員会を持たなくても、現実の一つの指名選考委員会の中で、十分忠類地区に対する配慮もできている。やれるのだということから、先ほど申し上げましたように必要性はないのでないかということを申し上げたわけでありまして、地方交付税については、ちょっと見解が違うのかもしれませんけども、私は決してそれだけで地方交付税が一本算定でないということにはつながっていかない部分があるのだろうというふうに思います。
質問 19番 増田武夫
地方交付税の算定替えがそれだけでそうなっているとは決して申し上げないところであります。そういう旧忠類村、編入合併したその町村も、その後の急激な変化を避けていくために、その予算も使われていくべきだと、このように申し上げているわけであります。町長さんの立場から言えば、どこで発注しようともそれは変わらないのだと、こうおっしゃいますけれども、先ほども申し上げましたように、忠類にそういう発注制度をつくって、忠類の総合支所の機能を維持する、急激にそうした機能を全部奪ってしまわないというところに大きな意義があると思うわけであります。これは編入合併した地域の商工業者でありますとか、尐なくとも忠類村が自治体として、特別会計も入れて 32 億からの予算を村長の権限で使ってまいりました。そういうことを考えますと、そうした予算をその地域の中で担当助役の権限で使用していかれるように配慮していくこと。使用していきますとか、担当助役の権限で一定程度までは執行していかれること。このことが非常に忠類の地域にとって大きな意義があるのだと。そのように思うわけであります。先ほども申し上げましたけれども、一本算定と算定替えの差額というものは、やはりそうした配慮のためにも使われていくべきだと、そのように考えますけれども、これは忠類地域の方も町長の答弁を聞いていますので、再度答弁をお願いしたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほどから申し上げておりますように、私は合併したからすべて本町でやればいいのだと。総合支所は機能をもっと縮小すればいいのだとか、そういうことを申し上げているわけでは決してありません。増田議員の言われるように、均衡ある発展ということを考えれば、幕別町全体の中で、忠類地区も幕別地区も糠内地区も札内地区も広い範囲の中で、幕別町としてそれぞれが均衡ある発展をすることが望ましいのであって、そのために忠類に何十億の予算を使うのかと。それはその年その年のいろんな事業や施策の中で使われていけばいいことだというふうに思っておりまして、決して頭からそういう忠類地区はもう支所機能を低下してもいいとか、予算はもう尐なくてもいい、そういうような考えは全く持っておりませんし、忠類地区の皆さんの要望に一つでも二つでも、私は逆に応えられるような町施策を講じていくことが大事であろうというふうに思っております。
質問 19番 増田武夫
これは発注制度をしっかりしてほしいというのは一つの例でありまして、やはり総合支所たる機能をしっかりと維持していくようにしていただくことが、この忠類地域の職員の数も急激に減らさない一つの方策であるというふうに考えます。忠類地域の商工業者なんかにとっては、人口が急激に減るということは死活問題にもなるわけであります。そのことを考えますと、しっかりとそうした意見も踏まえて、今後の行政に当たっていただきたいと、そのように思います。1問目はこれで終わりたいと思います。2問目でありますけれども、現在の道の駅、物産センターでありますけれども、これは町長さんの答弁にありましたけれども、もう既に新しい道の駅が工事発注に向かう段階に来ているのではないかというふうに思います。この道の駅が本当に財政状況が苦しい中で、2億円近いお金を使って建設されると。この道の駅がしっかりと機能させていかなければならないというのは非常に大きな課題だというふうに思います。この事業は、現在の物産センター、道の駅が建設されて 20 年になります。1988 年に建設されて 20 年になるわけであります。私も先日、行ってよく見てまいりましたけれども、すぐつぶれてしまうようなものでもありませんし、しっかりと機能しているというふうに思います。この道の駅が、現在の道の駅がしっかりと再利用されて、そして地域の皆さんに有効に活用していってもらえるようにしていくことは、この道の駅の建設事業全体にとって、この二つが成功して初めて評価されるものになるのではないかというふうに思います。町長さんは先ほどの答弁の中で、文化協会からの提案はないと、こうおっしゃっておられました。文化協会としての提案はない、私もそう思っておりますけれども、ここにも書きましたように、文化協会に加盟している多くのサークルから、こういうような活用の仕方をしたいというような意見が担当には届いているはずだというふうに思います。こうしたものもしっかりと参考にされて、町長さんは先ほど三つの選択があって、三つ目には取り壊すことも選択肢の一つとして挙げておられますけれども、しかし、これは取り壊すのではなくて、先ほども言いましたけれども、まだ十分に使用に耐えられる大きな施設でありますので、これをしっかりと住民の意見を聞いて、そして利用していっていただきたいというふうに思うわけであります。その際に、やはり来年度から新しい道の駅が稼動していくわけでありますけれども、来年度の予算の中で、その改修に多額の予算をかければかけただけいいという、そういう意味で言っているのではありませんけれども、利用者、いろいろな意見が出されてきた中で、一番いい利用の仕方を決定していただくわけですけれども、その決定した利用に耐えられるような改修なり、また、維持管理などの予算の配慮をしっかりとするという姿勢を示していただきたいと、このように思いますけれど、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
道の駅について、いわゆる物産センターについては、今、増田議員が言われたように、私どもとしてもあの地帯一体の中で有効活用されることを望んでいるわけであります。そして、私はやはり忠類地域にとって非常に大きな、先ほど申し上げましたように財産であろうと思いますので、私はそれら地域の皆さんの意向を最大限尊重した中で対応をしてまいりたいというふうに思っております。文化協会のお話、あるいはまた、商工会ですとか、いろいろな方のご意見があるのだろうと思いますので、何とかそれらが十分詰まった中で、最終的な方向性を見出していきたいと。それから、後段にありました予算についての配慮、これは当然活用目的が決まれば、それに向けた予算づけというようなことはしていかなければならないというふうに思いますので、まずは、どういう方法で活用するかについて、今後、詰めていきたいというふうに、また、ご意見を頂きたいというふうに思います。
質問 19番 増田武夫
予算に対する配慮が呼応するという心構えがありませんと、どういう活用していくかという、そういう踏ん切りもついていかない。この予算の中の範囲でしかできないよということでは困ると、そういう意味で予算の配慮もしっかりとしていっていただきたいと、このように申し上げているところであります。いろいろ調べてみますと、例えば、吸収合併されていった町村に対する配慮という点でいろいろ調べてみました。岐阜県の高山市という市があります。この岐阜県の高山市は、高山市に周辺の9町村が編入合併した町村であります。ここでは、地域振興特別予算というものをつくりまして、地方交付税、先ほど言いました算定替えと一本算定の差額の一部分を、地域振興特別予算として組んでいると。そして、平成 18 年度には、その予算は6億 7,000 万円、これはきちんとホームページで調べましたので間違いのない数字でありますけれども、それが編入した9町村に配分されると、こういうことになっておりまして、しかも、3月の議会のときにもちょっといろいろ議論になったのですけれども、地域振興事業補助金ということで、支所長が地域振興特別予算の5%、これを支所長の権限で執行できる予算としているようであります。特別予算の5%といいますと、3,350 万円になるのですけれども、そういう予算も組んで、そしていろいろな地域振興に使っていると、そういうことであります。そういうこともありますので、是非とも住民の要望にきちっと応えるような姿勢を、この面でも示していただきたいと、そのように思いますのでひとつよろしくお願いします。次の三つ目の問題であります。水道料金を見直して、住民の願いに応えるものにと、このようにお願いしたところでありますけれども、私、忠類出身の議員なものですから、町長さんは忠類のことだけを問題にしているとお考えのようで、例えば、料金の滞納状況というのは、忠類だけのこと 100%だと、このようにお答えでしたけれども、こうした問題も幕別町全体で滞納状況がどうなっているのかと、そういうことも答弁してほしかったわけでありますけれども、しかしながら、合併によって忠類地域の水道料金も大きく上がることにはなりました。ここに挙げました農家の営農用水などの料金というのが非常に高額になって大変だという、そういうお話をしたところでありますけれども、現在の幕別町の超過料金トン当たり 122 円、それで計算いたしましても非常に酪農家の負担などは大きな負担になっています。ご承知のように、この酪農家は、今、きれいな牛乳を出してほしい。そういう消費者のニーズもありまして、洗浄その他に非常に水をたくさん使います。牛そのものもたくさん水を飲みます。水が九十何パーセントを占める牛乳もたくさん出すという関係もあって。そこで、月に 300 トンとか 500 トンとか、こういう水の使用量、これは実際調べてみましたけれども、そういう使用数量になっているところであります。例えば、300 トンを、これは中程度の農家でも 300 トンほど使うのですけれども、この中程度の農家でも、幕別の料金でいえば月に3万 8,240 円、忠類の料金でいえば4万 2,010 円と。月にそれぐらいかかるわけです。幕別では、年間では 45 万とか 50 万、忠類でも 50 万以上の、300 トン使う農家でそのぐらいの負担になっている。そして、大きな農家だったら 1,000 トンも使うような農家もあるわけですけれども、そうしたことを考えますと、この超過料金、140 円なり 122 円というものは、やはりもう尐し大幅に軽減する必要があるのではないか。前段の質問でも申し上げましたけれども、今、牛乳の生産調整その他で非常に経営環境が厳しくなっていると。そうした点からいいますと、やっぱり町が支援してやれるのは、そういう点ではないかというふうに思うわけです。それが農業者の支援をそうした点でしてほしいと、引き下げてほしいというその理由であります。もう一つ、一般家庭でありますけれども、先ほど、町長は忠類村の滞納者はゼロだと、そのようにおっしゃっておられました。先日、担当の方から幕別町のその状況も、これは払えないで停水に至っていると。栓を閉められてしまった。この件数をちょっとお聞きしたところ、昨年度、停止したその戸数は 55 戸に及んでいるわけですね。これは1日しか閉めなかったところ、これを見ますと3カ月以上にわたって閉められているところ。それから、6戸、ずっと長期に、これは留守のお宅だとかいろいろあると思うのですけれども、しかしながら、忠類村では滞納がゼロだったと。だけど、幕別の場合は、3カ月か滞納して、そして栓を閉められてしまった人が 55 戸いるわけですよね。そのことを考えますと、私が申し上げましたように、そうしたいろいろな弱者に対する支援措置を忠類の場合は行っていました。そうなりますと、今、一般家庭でも 60%から 70%、この3年後、4年後には料金が引き上げられるわけなのですけれども、そのこともあいまって、この助成措置がなくなるということで計算しますと、例えば、忠類地域の保護世帯は 10 トンお水を使ったとしますと、840 円から 2,439 円と、2.9 倍になるのです。このまま助成もなくなってしまいますとね。それから、老人世帯などは、1,180 円から、月 10 トン使ったとして 2,439 円と2倍になると、こういう状況であります。先ほど、答弁されましたように、この滞納がゼロだと、こういう状況と、栓を止められている、これが 55 戸あるという状況を見ますと、やはりそうした料金が高く設定されていればいるほど、やはり助成措置をしっかりととること。これはやはり住みやすい町を目指している町政としては、しっかりと応えていく必要があるのでないかと、そのように思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
増田議員の水道の関係について答弁をさせていただきたいと思います。先ほど、滞納状況、幕別町の分を申し上げなかったのですけれども、幕別町の分、特に上水道関係で滞納が多いわけでありますけども、15、16、17、3年間、大体 3.7%から 3.6%、滞納戸数でいきますと 280 戸から 289 戸までの間に入っておりまして、幕別町の水道料金、非常に高いというのが前々から言われてきておりまして、かつてはずっと管内のトップを走っていた実績があるのですけども、おかげさまで今は8番か9番ぐらいまでになっているのかと思います。ただ、残念ながら、今、上水道会計も赤字決算でありまして、ここ数年続いております。やがて、今、20 年でしょうか、全戸企業団からの水を入れるようになりましたら、また料金改定なんかということを当然考えていかなければならないときがくるのだろうというふうに思っておりますけれども、できるだけ何とか改定しないようにということで、恐らく平成9年が最終の改正だったというふうに思っておりますけども。そうした中で、簡易水道の料金も設定をさせていただいているわけであります。ただ、一つお話にありました幕別の場合は営農者と一般との差がついておりますので、増田議員が言われるように、忠類の営農される方が多く使えば使うほど、今よりは減額は大きくなっていくということだけは間違いないと思います。ただ、忠類地区の一般の方には大変申し訳ないのですけども、どんどん上がっているというのが状況であります。例えば、仮に 14 トンの計算でいきますと、現在 1,970 円あるものが最終的には 3,200 円まで上がるというようなことで、この分は大変申し訳ない気もするのですけども、そういったことも実は合併協議の中で説明をさせていただきながら、何とかご理解を頂いたところであります。そういうようなことで、何とか今の超過料金の引下げをというご質問ではありましたけど、現状はなかなか難しい状況にあることも、ひとつご理解をいただければというふうに思っております。それと、もう1点の忠類で続けられてきた助成に関してでありますけども、これも余り他にはない制度だったのだろうと。忠類独自の施策だったのだろうというふうに思いますけれども、これも幕別町へ当てはめますと、相当な金額の減免といいますか、助成額になってくるわけでありまして、これらについても厳しい状況にはありますけれども、何とか幕別町と一本化する、将来に向けて廃止をするというようなことで、合併協議を整っていることであります。よろしくご理解をいただければというふうに思います。
質問 19番 増田武夫
今、町長さんのお話で、15 年から 17 年までの滞納状況もお示しになりました。昨年度はそのうちの給水停止通知まで至った戸数が 268 件というふうにお聞きしているところであります。そのうちの実際に停水まで到ったのが 55 件と、こういうふうになっているわけであります。そうした点を考えますと、職員の方々がなかなか払うのに困難な人たちに、払うための督促の努力というものも非常に大きなものがあるのでないかというふうに思います。そうした点からいって、現行の水道料金を下げることはできなくても、そうした払うのに困難な人にやっぱり助成なり何なりの措置を講ずることによって、こうした停水通知をしたり、実際停水して、この頂いた資料によりますと、その日のうちに開栓しているのもありますけれども、3カ月以上にわたって停水に至っているものもあるわけですよね。やはり水というのは、生活していく上で必要最低限に必要なものであることを考えますと、やはりこうした事態を招かないその努力というものもしていく必要があるのではないかと。そのことで、やはり生活に困窮されておられる方々に対する助成の措置をやはり新しい町の良い施策として、是非やっていただきたいということが一つであります。もう一つは、営農関係で、先ほども申し上げましたけれども、いろいろ聞いてみますと、例えば、200 頭くらい飼っているお宅では、2月、3月で 400 トン近い使用量だったと。500 頭、600 頭という営農されている人もいるわけなのですが、例えば、400 トンであれば、幕別であっても月5万円、それから、年間では 60 万円の負担料になると。忠類はもう尐し高いわけなのですが、今いろいろ聞いてみますと、そうした簡易水道を使うことによって営農に対する影響が大きいものですから、自分のところで、家で管を打って、そして自家の水道を牛に分に使っていると。飲み水だけ簡水に頼っていると。こういうところがあちこちに出てきているのですよね。これはやっぱり当然の姿勢だと思うのですよね。そういうことを考えますと、そうやって簡水を使って営農する人が減っていけば減っていくほど、町の収入は減ってしまうわけですよね。そのことを考えれば、思い切ってトン 50 円だとか、そういうところまで減らして、そしてみんなに使ってもらうことが、収入も減らさないし営農も助けると、こういうことになっていくのでないかというふうに思うのですよね。前段でも申し上げましたけれども、非常に営農に厳しい環境にますますなってきているということを考えますと、やはり是非そのことを真剣に考えていただきたいと。忠類のもう半分も、今、道の事業で4年間ぐらいかけて整備されるのですが、その人たちに聞きましても、それだけ高くなるのであれば、自分のところで何とか工面するようにしたいっていう人も結構いるわけですよね。その整備されたあかつきには簡易水道と同じ料金になるということからいって、そう言っている人もいるわけなのですよね。そうすれば、そうした営農を助ける点からいっても、そういうことは必要でないかと、そのように考えるわけですけれども、再度、答弁をお願いします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
55 件の給水停止というようなことがありまして、中には停止したままそれっきりという人も何件かいる。これは恐らく住所だけがあっていないという方が多いのだろうと思いますし、その中には必ずしも生活困窮で払えないという方だけでも実はないわけでありまして、当然、増田議員が言われるように本当に生活困窮で水道料も払えないというような方については、何回も相談業務、臨戸徴収、いろんな形をとりながら相談をさせていただいて、それなりの措置もとっているわけでありますし、もちろん言うまでもなく生活保護は保護費の中に当然水道料はそれに見合う額が含まれているわけでもありますし、そういった中では一概に言えない部分もありますけども、先ほど申し上げましたように、私どもの町に水道料は、長く高い位置にあるということもこれは実態でありますので、何とか協力を頂く中で、対応いただく中で、水道料の納入をしていただくように、これからもお願いをしていきたいというふうに思います。下げないように、あるいは助成をする、減免をする、それは確かにいいことなのでしょうけれども、それも今言うように、厳しい水道会計の中にあって、なかなか難しいのが実情であります。簡易水道についても、先ほど言いましたように、企業会計ではありませんけれども、やはりそこに恩恵を受ける方たちが、それなりの受益者負担として納めていただく。そのことが上水道との均衡というようなことにもつながっていくのだろうというふうに思います。営農という面にいきますと、これは農業振興というサイドからも考えられるような面もあるのかなというふうに思います。ただ、畑総事業で忠類地区、今度、水道管がありますけども、その分は逆に水道がつけば、逆に今の忠類の料金体系よりは安くなっていくのでないかというふうには思いますけれども、いずれにしても水道料全体の見直し時期もきておりますので、今のご意見なども十分参考にさせていただきながら対応してまいりたいというふうに思います。
質問 19番 増田武夫
高い水道料だということも自覚されてやっておられるわけなのですが、やはりそうした中で、もちろん滞納している人すべてが困窮している人かと言えば、そうでないかもしれませんけれども、しかしながら、やはり大部分が止められてまで払えないと、そういう状況にあるということもよく御留意いただきたいなというふうに思います。それから、営農用水の関係では、どんどん自分で管を打って、そして自分のところの水道で間に合わせざるを得ないような、そういう状況になっている。それは現実にあるわけですよね。そういう農家が増えれば増えるほど、町の収入が減ってしまうわけですよね。そういうこともやっぱり併せ考えますと、やはり農業を援助するという政策的な観点からしても、やはり引下げに踏み切るべきではないかと、そのように強くお願いしたいというふうに思います。以上で、質問を終わります。