みんなの議会

幕別町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日

今後の交通指導員の方向性について

2006年3月9日、幕別町議会の一般質問で、野原惠子議員が「今後の交通指導員の方向性について」質問し、町長 岡田和夫、教育長 高橋平明が答弁しました。

質問者
野原惠子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、教育長 高橋平明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 20番 野原恵子

通告に従いまして、3点について伺います。交通安全指導員の今後についてです。交通手段として自動車を利用する社会となった現在、一家に数台の車を持つようになり、幕別でも車の交通量が多くなっています。特に朝は児童が通学する時間帯と働く人々が通勤する時間帯が重なり、交通量が多く事故につながる危険性が高くなります。児童の交通安全を守る指導員は、交通安全の啓発・指導のみだけではなく、学校の登下校の時の一声や学校や家庭での心配ごとを聞き、日常の会話で児童と交流を深めています。また、犯罪の抑止でも大切な役割を担っています。帯広市では、指導員の配置の存続が問題となっていますが、幕別でも同様に廃止されると通学の安全確保が心配と不安の声が出されています。したがいまして、今後の交通指導員の方向性について伺います。次に、学童保育所の指導についてです。子育て世代の収入が抑えられ、共働きや一人親家庭が増えていく中で、学童保育を必要とする家庭の子どもが増えています。また、地域で子どもたちが被害にあう事件・事故の増加によって、安全で安心できる生活の場として学童保育が求められるようにもなっています。学童保育は家庭に代わる毎目の生活の場ですから、子どもたちの毎日の体や心の状態、家庭環境の把握も含めた保護者との緊密な連携、子どもたちと指導員の信頼関係がなくては目的が果たせない施設です。幕別には4カ所の学童保育所がありますが、保護者から、各学童保育所の指導内容に違いがあるのではとの疑間の声が寄せられています。したがって、次の点について伺います。学童保育所の指導内容の基準を設けること。指導員の交流・研修を行うこと。次に、子どもが健全に成長するための教育を、です。大人の性非行と呼ばれるセクハラ、痴漢、DV など、また、インターネットや雑誌などで性情報が流され、子どもや若者に関心のある性の知識が歪められています。子どもの性行動の早期化や HIV や STD の増加など、考えても科学的で人権の視点を重視した性を語ることが必要です。日本では、1992 年に初めて小学校の教科書に保健と理科で性教育が取り上げられましたが、学校教育と同時に、各家庭や地域での周囲の大人の人たちがどう対応していけるのかが課題でもあります。今、大人たちが学び、子どもたちへのよき理解者であり、援助者になるためには、地域で学ぶことも必要と考えます。したがいまして、次の点について伺います。一つは、小中学校での性教育の状況です。二つ目は、学校や PTA、地域で連携した取り組みの方向性についてです。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

野原議員のご質問にお答えいたします。はじめに、交通安全指導員の今後についてであります。ご承知のとおり、交通安全指導員につきましては、子どもたちに対して、交通ルールの指導や通行の誘導などを行うことを職務として、昭和 44 年に幕別町交通安全指導員設置条例を制定し、設置いたしたところであります。ご質問の要旨にもありましたとおり、設置目的は交通安全のためではありますけれども、近年は児童生徒が巻き込まれる犯罪が増加しているといったことから、子どもたちとのちょっとした会話や交差点に立って目配りをしているということが、犯罪の抑止力となる面もあるものという認識はいたしております。合併前の忠類村におきましては、これまで住民の皆さんがボランティアで交通安全指導に当たっていただいていたところでありますが、合併を機に、合併前の幕別町と同様に、町が交通安全指導員として委嘱して、その職務に当たっていただくこととしたところであります。これらのことから、本定例町議会に提案させていただいている平成 18 年度予算では、33 名分の報酬等を計上しているところであり、今のところ廃止する考えは持ってはおりません。しかし、宅地開発が進められている札内北栄地区など、今後、児童が増えることが予想される地区がある一方、通学児童が減ってきている地区があることも事実であります。また、歩道や信号機などの交通安全施設の整備が進んできている路線もありますことから、指導員の配置箇所などの見直しについて、今後、教育委員会あるいは学校と協議をさせていただくこととしているところであります。なお、現在、生活安全推進協議会及び退職校長会の皆さんなどが、交通安全や防犯の観点から、学校周辺や通学路などを中心にパトロールを行っていただいているところであります。また、生活安全推進協議会におきましては、PTA の方々を含めて地域住民みんなで児童の安全対策に取り組もうとしているとも伺っております。地域住民みんなで、地域の子どもたちを守るというのが理想であろうというふうにも思っております。将来的には、住民の皆さんの協力を得て交通安全指導事業などを進めることも検討していかなければならないものと思っているところであります。以上で,野原議員のご質問に対する私からの答弁とさせていただきます。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

野原議員のご質問にお答えをいたします。学童保育所は、家庭で保護者の保護が受けられない小学校3学年以下のお子さんを、放課後、帰宅可能な時間までの間、お預かりする目的で開設しております。忠類を含めまして町内5カ所の学童保育所の基準とする指導内容では、遊戯、自主学習を通じた指導が主なものであります。また、それぞれの施設の状況や通所している児童が異なっていること。また、通学区域内の小学校との連携に重きを置いて地域事情に即した運営形態をとっておりますことから、それぞれの学童保育所の保育内容にある程度の差異がありますが、これはその学童保育所の特色でもあると考えております。どの学童保育所も、学校での授業を終えて通ってくる子どもたちにとって、安全で楽しい居場所となるよう、指導員を中心に、保育に対しての工夫、努力を重ねているところでもあります。保護者からお寄せいただく要望や意見は、指導員並びに教育委員会の担当職員が連携を取って対応しておりますし、年3回の指導員会議での意見交換により、各学童保育所間で運営方法等に極端な違いが生じないように努めております。とは申しましても、保護者の様々な希望や要望は、必ずしも顕在化するものばかりではないと思われます。この4月の入所式の折にも、学童保育所を子どもたちにとって楽しい場所とするには、遠慮せずにご意見やご要望をお寄せいただきたいということ、保護者と指導員のコミュニケーションが大切なことを、保護者の皆さんに改めてお伝えしてまいります。次に、小中学校における性教育の状況についてでありますが、各学校では指導要領に基づき、性教育計画を立て、保健指導年間計画に位置付けて実施しております。小学校では学級活動や保健の時間に各学年で年間3時間程度実施されており「体の発育・発達」や「心の発達と不安」などの内容について担任の指導により学習しているほか、理科では人体に関わる学習や道徳などで性に関連する内容を結び付けながら総合的に学習しています。また、中学校では担任や養護教諭が学級活動、総合の時間、保健体育の授業の中で実施しており、指導内容としては「思春期の体の発達と変化」「性情報について考える」「性感染症」「妊娠と避妊」や「性行動」などについて指導を受け学習しています。そのほか、道徳の時間では生命を尊重することや男女の在り方、親子関係から家族への理解など社会における自分を知る学習もしているところでもあります。次に、学校、PTA、地域で連携した取り組みの方向性についてでありますが、児童生徒に対する性教育は、学校だけではなく社会全体の課題として位置付け対応しなければならないと考えております。最も身近な大人である保護者が、家庭でできる性教育も大変重要であると考えておりますが、親として子どもと話合いや指導をするには一定の知識や指導技術も必要となることから、そのための研修として、PTA の研修会を活用し性に関する講演会を開催するなど各学校でも家庭の教育力を生かせる取り組みをしているところです。しかし、児童生徒が性に関する正しい知識があっても、取り巻く大人のモラルの低下による事件事故は数多く発生している状況であります。性に関してのみならず、子どもたちを見守る環境を育てていくことは、野原議員のご指摘のとおり、とても重要な事項であると思います。そのために、幕別では毎月 19 日の「まくべつ教育の日」を中心に、自由に学校に参観していただき、子どもたちに目を向けていただくと同時に、教育環境にも関心を持っていただくよう努めているところであります。PTA との連携はもちろんでありますが、社会全体で子どもたちを見守る体制を構築するため、学校と公区や地域の組織とも連携を図り、健康で安全な生活を営む能力や態度を育んでいきたいと考えております。以上で,野原議員のご質問に対する答弁といたします。

質問 20番 野原恵子

指導員の件については理解をしております。帯広市は廃止の方向にということも出されておりますので、町村に波及したら心配だという保護者の声がありましたので質問をいたしましたが、今の町長の答弁で理解をいたしましたので、これからも指導員の体制を維持していく方向で考えていただければというふうに考えているところです。あと、学童保育所の件なのですが、教育長のお話では、学童保育所によって特色のある学童保育で一律に定めということではないというお答えだったのですけれども、この幕別町のエンゼルプランのアンケートなんかを見ましても、多様な要望があります。必ずしも学童保育所の中で進めていかなければならないという問題ばかりではないと思うのですが、多様な要望なども出されております。こういうことも含めて学童の内容も精査していかなければならないのではないかと考えているところなのですが、例えば、幕別の状況を見ますと、子どもの数は減ってきているのですが学童に入る子どもたちが増えてきているということもありまして、学童保育所そのものの要望が非常に大きくなってきているのではないかと思っております。そういう中で、やはり父母の要求も多彩でありまして、他町村の帯広市ですとか、それから十勝管内の学童保育所の中身ですとか、そういういろいろな情報を集めましてももっと内容を充実してほしいという声も出されているところであるのですね。それで、例えば、更別の学童保育所の中身を見ましても、1年間の計画というのを立てまして、行事内容も帯広の美術館に行くとか、足寄の博物館に行くとか、そういうことも内容に取り入れております。ですから、そういうことも含めて内容を深めてほしいというそういうことも出されております。それから、指導員同士の交流ということでは、その指導員の内容にも差があるのではないかということで、そこのところの是正をしていくためにも、研修ですとか、交流も必要ではないかという意見も出されたのですが、今、教育長の答弁では年3回ですか、そういうことも実施しているということだったのですが、なかなか指導員に直接意見を言えないという、そういう保護者の立場から私に声が寄せられたのではないかと思うのですね。ですから、そういうところも考慮をしながら、指導員の研修の場で是正もしていっていただければというふうに考えております。また、今、学童保育所が、非常に要望が強くなってきているということで、全道でも指導員の研修などもされているように伺っております。これは行政指導ではなくて保護者とか、それから指導員の人たちがやっているということなのですが、そういうことも行政には案内しているということを伺っております。ですので、そういうところにも積極的に参加する手立てをとりまして、指導員同士の保育内容の向上ですか、そういうことも検討していくことが必要ではないかというふうに考えます。また、性教育の件なのですが、非常に小中学校で進められているというのを改めてお伺いしてわかりました。一つは、地域での性教育の、大人の自覚というのですか、その辺が非常に余り、大人の方の性に 対する知識が、人権としての性というのが薄れているのではないかというふうに考えるのですね。5、6年前ですが、PTA の主催だったと思うのですが、専門のお医者さんを呼びまして、新聞広告などにこういう講演がありますので、地域の皆さん参加してくださいということも呼びかけられました。ですから、PTA 以外でも地域の人たちもそういうところに参加しまして、講演を聴いて知識を深めるということもあったわけなのですが、そういう手立てもこれから必要ではないかと思いますので、その点について伺いたいと思います。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

まず、学童保育所の件でありますけれども、ご存知のとおり学童保育所はそれぞれの町村によって独自で設置されるという目的があります。ですから、統一された指導基準というものはもちろんございません。ですが、町内5カ所を持っておりますので、その中で、いわゆる学童保育所の設置目的に照らして、何を目的にするかというとやはり安全で安心できる居場所です。放課後、お子さまを預かるということですから、一番の目的はそこにあります。その中で、確かにいろいろな事業計画をもってやってほしいというご意見も伺いはすることはございますけれども、まず、第一義的に学童保育所の設置目的については、今言ったように放課後帰宅するまでの間、お子さまを安全に預かるということが第一でありますので、それをまず重点的にやっております。ただ、課題、それからご要望、これらについては今野原議員がおっしゃったように、私どもの方でも受け止めております。そういった要望につきましては、前段申し上げましたけれども、入所説明会あるいは入所式、さらにはどんな場面でもお子さまを迎えに行った時点、そういった場面でもどうぞ遠慮なく話してくださいということを申し上げますとともに、窓口としては教育委員会もありますし、あるいは学校の先生、当然地域の学校から学童保育所に通うわけですから、学校の担任に伝えてもらってもいい。いわゆる窓口はたくさん広げてありますよという説明をさせていただいております。それから、指導員の研修でありますけれども、当然、今現在私どもの町で採用している指導員については教員の免許を持った方、あるいは保育士の免許を持った方を採用しております。教員については退職された方が主でありますから、確かに新しい保育ですとか、教育に関しては多尐の技術の遅れがあるかもしれません。そういった部分について、常にいろんなところから情報へ、それからおっしゃったように北海道でそういう研修があるということ、ちょっと私の方は今承知しておりませんけれども、もしそういう場面があれば、そういうところからも情報を入手いたしまして、また伝えていき、学童保育所のやはり一番の目的は安全で安心に預かるということに重きを置いて進めていきたいというふうに思っております。それから、性教育に関してですけども、地域の大人としての自覚でありますね。私もやはり一番大事なのは大人たちのモラルだというふうに思っております。どんなような活動かというと、生涯学習講座、これは百年記念ホールでやるのですけども、その中で性教育とかについての講座を設けたこともございますし、今後も生涯学習講座あるいは PTA が行う研修講座、さらにはいろんなところの講座、これを保護者・PTA だけにご案内するのではなく、地域の皆さん又は町民の皆さんにもご案内して、まずは子どもたちがどんな性教育を受けているのか、あるいは子どもたちがどんな町の環境の中にいるのか。そういったことをまず大人たちに理解していただいて、大人たちも子どものことを一緒になって見守っていただきたいということを伝えていきたいというふうに思っております。

質問 20番 野原恵子

学童保育所の件なのですが、確かに統一するものではないということでしたが、やはり五つの学童保育所の中でのある程度の統一したものというは必要ではないかなというふうには思います。それと、そういう中で先生と子どもとの信頼関係が築かれない、そういう中身の中では、なかなかいろんな悩みがありましても指導員には言えないという、そういう関係もあるというふうに聞いております。ですから、そういう中では、こういう言い方はどうなのかあれなのですが、管理を強めるという、そういうことも見受けられるのではないかということで、親の方からもいろんな悩みも出されているということですので、そういう調整も必要ではないかというふうに思っております。また、安心安全、それはもちろん大事なのですが、小学校の1年生から3年生ですから、その中ではやっぱり十分に遊ぶということも非常に大事ではないかと思うのですね。遊ぶことを積み重ねていくことによってたくましく生活していけるという、そういうものに結びついていきますので、そこの部分をもう尐し取り入れていくという、そういう手立ても大事ではないかと思うのです。ですから、他町村の学童保育所の内容を比較してみましても、遊びを中心にした学童保育所ということにも心がけていると聞いております。そういう点でもこれから改善していく必要があるのではないかと思いまして、お伺いいたします。

答弁 教育長 高橋平明(教育長は2007年3月まで)

統一した基準はないと言いましたけども、ただ、何をするかというと、一番先に申し上げましたように学童保育所の保育基準、基準というわけではないですけども、遊戯と自主学習です。これはどこの学童保育所でももちろん取り扱っております。ただ、今遊ばれるということは大事だというふうにおっしゃいました。私もそのとおりだと思っております。ただ、場所ですね、それぞれの施設の中にあって、例えば、鬼ごっこができるとか、ドッジボールができるとか、そういった施設もありますが、その施設がない施設もあります。ですから、施設によってある程度の差ができるのは、遊びの内容の中に差ができるのは、これはやむを得ないこととご理解を頂きたいと思います。もちろん学校みたいに駒数を決めて運営しているわけではないので、ただ、ある程度の時間帯は決めまして、おやつの時間帯とかも入れまして、その中で遊ぶ時間、あるいは予習・復習の時間、そういったものはそれぞれの学童保育所で決めていっております。ただ、それ以上、学校と同じように駒数を決めて、例えば、国語・算数だとか体育の時間とか、そういったことではないということですね。

出典:幕別町議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日 議事録 PDF(76ページ) 間違いを知らせる