みんなの議会

幕別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日

対策と考え方について

2005年6月16日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「対策と考え方について」質問し、町長 岡田和夫、民生部長 新屋敷清志が答弁しました。

質問者
中橋友子 議員
答弁者
町長 岡田和夫、民生部長 新屋敷清志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 中橋友子

通告に従いまして、3点について質問をさせていただきます。まず、はじめに大型店の対策についてであります。規制緩和の流れの中で、1998年に大規模小売店舗法が廃止されて7年が経過いたしました。新たに制定されました、中心市街地活性化法や大店立地法、都市計画法のいわゆる「まちづくり3法」は商業調整には歯止めがなく、全国の小売業の売り場面積に占める大規模店の割合は、5割を超えています。帯広市のように8割を超えるところも珍しくはありません。幕別町では、平成16年で総売り場面積2万3,086平米に対して、1万1,163平米、実に49.4%が大型店の売り場面積となっています。商店街に与える影響は大変大きいものがあります。そこにさらに全国で超大型の事業を展開しているイオンの進出が浮上していると聞きます。予定地は優良農地を含み、商店街の振興はもとより、農業振興にも逆行する懸念があり、十勝全体の経済と「まちづくり」そのものにも多大な影響を与えます。第4期幕別町総合計画では魅力ある商店街の形成や、優良農地の維持がうたわれており、対策と考え方についてお伺いいたします。また、全国中小企業4団体は、「まちづくり3法」の抜本的見直しを行い、地域の声が反映され、一定の規制や届出などの義務化などが行われるよう、国に対して要望を行っていますが、それらについても伺います。①出店の計画の内容について。②優良農地の維持について。③商店街の振興と再生について。④出店が実施された場合の新たな公共投資について。⑤無秩序な大型店の出店抑制のため、「まちづくり3法」の見直しを求めていくことについて。次、2番目、介護保険新予防給付の問題点についてであります。現在国会で審議されております介護保険改定法案の中で、保険給付の効率化のため、予防重視型システムへの転換を行い、新予防給付事業を創設し、要支援と要介護1の認定者に対し、筋力トレーニング、転倒骨折予防、低栄養改善事業、口腔ケア、閉じこもり予防などの事業を実施する一方、訪間介護やデイサービスは、これまで利用できた制度を制限することが盛り込まれています。訪問介護やデイサービスは、在宅介護者の中で利用が最も高いサービス制度であり、サービスを受けている人たちの84%がこの利用によって現状を維持、改善させてきていることが厚生省の調査でも明らかになってきています。新制度では、この利用者のうち8割が対象からはずされると聞きます。筋力トレーニングの効果は否定されるものではありませんが、訪問サービスやデイサービスに変わり得るものではなく、逆にモデル実施の結果、「身体の痛み」や「心の健康を害する」などの報告も出されています。幕別町でも全体の介護認定者のうち約6割が要支援と要介護1であり、そのうち8割もが対象からはずされてしまっては保険の役割は果たさず、在宅での生活が困難になることが心配されています。これらの利用者の現状についてお伺いいたします。また改定案では新たに地域包括支援センターの設置が定められています。内容は市町村を責任主体とする統一的な介護予防マネージメントや総合相談、包括的継続的マネージメントを担うものとされています。これまでの在宅会議支援センターも、その目的で配置されてきたと思われてきましたが、新予防給付プランに特化したケアプランを作成するためなどに、また、同様の支援センターの設置が市町村に義務づけられるように聞いています。これでは、新たな自治体の不安が増えていきます。計画の提出がすでに各市町村に求められていると聞いておりますが、この計画に向かっての取組み等についてもお伺いしたします。以上のように、利用制限と新たな行政利用者の負担につながる改定は行わないよう求めるべきと考えます。そこで、①認定者数と訪問介護、デイサービスの利用状況等について伺います。②包括支援センターの計画についてもお伺いいたします。③利用制限や負担増につながる改定は行わないよう求めていくことについての対応も伺います。最後に、墓地の管理と整備計画についてお伺いいたします。町営墓地の管理につきましては、通路の整備、整地など改善を求める声が早くから上がっておりました。町は昨年、千住墓地の水道施設の整備等を行い利用がされてきておりますが、特にこの墓地は事業所が墓地のまわりにあり、環境が落ち着かない環境という住民からの声もあり、改善が求める声が大きくあります。これらの管理計画についてお伺いするとともに、現在、大変手狭になっており、将来の整備計画についてもお尋ねいたします。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

中橋議員のご質問にお答えいたします。最初に、大型店対策とまちづくりについてであります。ご質問の1点目の計画の内容と2点目の優良農地の維持についてでありますが、ご質問のありました開発計画につきましては、先般、依田地区の地権者の方々から役場の担当窓口への計画の提示があったという段階でありました。今後、計画の実現に向けては、農振の除外手続きや農地転用など法的に解決すべき課題も多く、さらには商工会などとの協議も必要となってくるというふうに思っております。いずれにいたしましても、今後、計画が具体化されてきた場合に、議会にもご説明させていただきたいというふうに思っております。次に、商店街の振興と再生についてでありますが、本町におきましては、これまでも魅力あるまちづくりをめざして商工会と連携を取りながら商店街の振興に努めてきたところであります。本町地区では、幕別駅周辺の整備としてパークプラザを核に、歩道及び街路灯の整備や花壇の設置をしており、札内地区については、JR 根室本線により市街地が分断されていることから、歩道橋の整備を進め、商店街の活性に努めてきたところであります。また、空洞化対策として、空き店舗等の情報の提供や市街地における定住人口の増加を図るための住宅政策、さらには経営の近代化や安定化を支援するため、近代化資金や設備資金の融資制度の充実を行ってきたところであります。商店街の振興については、大規模小売店の立地にかかわらず、これからも、魅力ある商店街の形成を図っていく必要があり、個々の商店が行う魅力ある店づくりと併せて商店街が行う各種事業等の支援や融資制度の拡充を行い、商工会あるいは商工団体と共に商店街の振興に努めてまいりたいと考えております。次に、出店が実施された場合の新たな公共投資についてでありますが、先ほども申し上げましたとおり、計画の提示があったばかりでありますので、計画が具体化されてきた場合に、議会にもお示しさせていただきたいというふうに思っております。次に、「まちづくり3法」の見直しを国に求めることについてでありますが、平成 10 年に大店法に代わるものとして、お話がありました「まちづくり3法」と言われております「改正都市計画法」、「大店立地法」、「中心市街地活性化法」が公布され、その運用権限は地方自治体に委譲されたところであります。大規模小売店の新規立地に際しては、改正都市計画法の用途地域などに即して立地の可否が判断され、可能であれば大店立地法により周辺地域における生活環境への影響等をチェックし、条件を満たしていない場合には、出店者に対応を求めることとなっております。また、また、中心市街地活性化法では、空洞化の進行している中心市街地の活性化を図る地域振興の役割をもっているものであります。本町では、平成 13 年に「第4期幕別町総合計画」を策定し、また、平成 15 年には総合計画の都市整備にかかわる部門の計画として「幕別町都市計画マスタープラン」を策定して、まちづくりを進めてきているところであり、これまでも大型集客施設の立地の可否については、住民の方々の意見や、地域の生活環境の影響等を踏まえ判断をいたしているところであります。お話がありましたように、「まちづくり3法」については、全国中小企業団体中央会など4団体が、大型集客施設の立地に関する広域調整の仕組みの創設や都市と農村を通じて公共的見地に立ったゾーニングが可能となる計画的な土地利用制度の確立など、現行制度の見直しを求めておりますが、ご承知のとおり、国において、大店立地法の「まちづくり指針」が法施行後5年を目途に見直しされることになっておりますことから、現在、経済産業省が所管する部会において「まちづくり3法」のこれまでの成果や問題点など、今後の方向性について審議がなされているところであります。部会の中では、大型店の立地規制について「都市計画法などの用途指定によるゾーニング手法」である対応や「複数の自治体にまたがる広域調整の必要性」を指摘する意見などが出ているというふうに伺っております。いずれにいたしましても、地域ごとの大型店の適正な立地と中心市街地の活性化という意図された機能が十分発揮されるよう、制度全般において慎重なる審議が行われるものと思っておりますので、私どもはその推移を見守ってまいりたいと考えております。次に、介護保険新予防給付創設の問題点についてのご質問でありますが、今回の国の介護保険制度の見直しは、制度の基本理念である高齢者の「自立支援」、「尊厳の保持」を基本としつつ、制度の持続可能性の確保と明るく活力ある超高齢社会の構築をめざして行うものという認識をいたしております。1点目の、認定者数と訪問介護、デイサービスの利用状況についてでありますが、平成 17 年3月末の認定者数は 842 人で、その内、要支援が 156 人、要介護1が 335 人、要介護2が 100 人、要介護3が 85 人、要介護4が 82 人、要介護5が 84 人となっております。利用状況は、訪問介護が201件、デイサービスが194件となっております。次に、2点目の、地域包括支援センターの計画についてでありますが、本支援センターは、今回の介護保険改正法案の中で設置が義務づけられるもので、地域における総合相談・支援、介護予防マネージメント、包括的・継続的マネージメントを担う中核機関としての機能が求められております。公正・中立な立場や保健師や主任ケアマネージャー等の専門の職員体制が必要なことから、町が運営主体となることを基本として、現在、検討をいたしているところであります。3点目の、利用制限や負担増についてでありますが、今回の制度改革の一つには、これまで要支援者や要介護1の方の一部を新たに「要支援者」と位置付け、筋力向上や栄養改善などの新しいサービスを提供するほか、既存のサービスである訪問介護やデイサービスなども生活機能の維持・向上の観点からその内容や提供方法、提供期間等を見直して給付するものとされております。この見直しの背景に、例えば、要支援者や要介護1の方に提供してきた家事の代行型の訪問介護が、結果として生活機能を低下させているというような分析もあり、必ずしも利用者の状態の改善に結びついていない状況があるものと認識をいたしております。介護保険は制度発足後6年目に入りましたが、現在国会で審議中であり、その中で十分な論議がなされるものと考えており、その推移を見守ってまいりたいと考えております。次に、「墓地の管理計画と整備計画について」のご質問であります。1点目の墓地の環境の改善、特に千住墓地の改善に関する管理計画についてでありますが、千住墓地につきましては、これまで、平成12年度に東側の整地を行い、平成13年度には、事業所側との境界への植栽を行ってきたところであります。さらに、お話がありましたように、平成16年度には、水道施設の整備と雑木の抜根を実施するなど、随時、環境整備を行ってきたところであります。今後も、千住墓地を含めた各墓地におきまして、利用者の皆さんに対し、不快に感じさせないよう、また、ご不便をおかけしないよう管理に努めてまいります。2点目の「将来の整備計画」についてであります。現在、札内墓地の使用可能な区画がなくなっているほか、各墓地の残り区画数も年々少なくなっている実態があります。整備の必要性については、私どもも十分認識をしているところであります。既存墓地の拡張あるいは新規造成、いずれの場合におきましても、墓地の整備を行う際には、近隣住民の皆様のご理解、ご協力をいただかなければなりません。あるいは財源的な問題も含めて、現在も検討を進めている最中であります。なかなか結論が出ないわけでありますけども、ある程度の方向性が出た時点で、議会にもご相談をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。以上で、中橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。

再質問 2番 中橋友子

それでは、再質問を行わせていただきます。はじめに、1点目の「大型店対策とまちづくり」についてであります。依田地域の地権者からの計画の掲示があったということでありますが、このイオンの進出につきましては、昨年帯広市の住宅街ではありますが、計画が浮上いたしまして、その後、約1年強、昨年の4月でしたから、経過いたしまして、そこの返答が、性格に結論が出たというふうにはなってはおりませんが、その状況を踏まえた上で、幕別町側に、新しい橋の横に計画というようなことで急浮上してきたというふうに聞いております。それで、私が申し上げたいことは、この大型店の進出とこれまで進めてきました我が町の商店街の活性化といいますか、さまざまな事業、町長が今おっしゃられたように取り組んでこられたのですが、そういうものとの関連性。逆にいえば、大型店出店がそういったさまざまな手立てをとりながらも、いまだ景気が低迷ということもありますが、これまで大型店出店、これは地元の大型店ではありましたが、出店によって個店の受けた影響は大変大きかったと思うのです。そこでたくさんの手立てをとってこられてここまできたのですが、さらにここにこの超大型店が出店ということになると、これはまたその影響は計り知れないというふうに思うのですよね。それで、実際に計画になってしまってから、そのいろんな町の考え方を示しても、なかなかこれは法のもとにやられてくることでありますから難しい面もあるのではないかと思いまして、それで、今回の質問ということになったわけなのです。今、昨年4月に帯広市で計画されたイオンの出店面積は2万平米弱、新聞報道では1万2,000とも言われていますが、2万ということになりますと、幕別町の全体の売り場面積、これは私先ほど言いましたけれども2万3,000ぐらいですから、ほぼ、今私どものある町の小売業の売り場面積、これに匹敵する計画があるやに聞くのですね。ここのイオンの出店は、2パターンに分かれておりまして、現在、苫小牧でとられているような4万、5万平米にいたるような大規模な店舗の展開と、それから、1万ないし2万という形の展開ということで、今回、帯広市、十勝圏ということで考えていらしたのでしょうけれども、2万平米弱の出店を予定するというようなことが浮上しているというふうに聞きました。ここのまず、依田地区の開発の提示があったということでありますが、全体の開発の提示されてきた該当の面積ですね。これは幾らくらい提示されてきているのか。そして、私はそこでこの②につながってきますが、優良農地というのが完全に入ってきているというふうに地権者からも伺いました。その点では、これまで幕別町は商店街に対してたくさんの手立てをとってきたのと同じように、優良農地保全のためにもいろんな手立てをとってこられた。そういうところが一転して大規模な商業地になるというふうになれば、これまでの流れを絶ってしまう。優良農地が減少していくことにもなりますし、たくさん投じられてきた公共投資も生きてこないというふうに思うのですね。そんなことから、こういった考え方をもって、その計画に対しては町として対応する必要があるのではないでしょうか。それから、出店が実施された場合の新たな公共投資というのは、まだまだこれからないのだということでありますが、既存の、これまではどちらかというと国道沿線ですとか既存の商業地域といいますか、土地の使用目的を変えての開発というのもありましたけれども、今回の場合は全く今までのようなまわりに多少お店があったところに来られるというのとは違って、本当に農地と、あとは雑種地なのか準工業地域なのか、都市マスプランの中で示されてはいるのですけれども、そういうところになると、できればそういうものが実施されれば当然公共の投資も伴ってきますよね。町として責任を持たなければならない部分というのは、水道ですとか道路ですとか出てくるわけですから。そういうものが必要になってくる。つまり、出店しなければ必要はないのだけれども、出店すればそういうことが生まれてくるというふうに考えるのですよね。そうなった場合に、どのぐらいの投資が想定されるのかなと。これは今、提出されている全体の面積にかかわってくると思うのですが、どうでしょうか。それから、まちづくり3法について、町長がおっしゃられた中身、私も同じ認識でおります。それで、本来であれば大店法が変わるときに歯止めがかかるのだというような、そして地方分権に伴った地方の町の考えが活かされるまちづくりに変わっていくのだというようなことで整備されて、三つが並べられたというふうに、そういう宣伝もありましたし認識もしました。ところが、結果として日本全国大型店の進出が相次いだわけですから、どうしてこういうふうになったのかというと、結局、そういう決まりはあっても、都市計画法上の開発規制などが及ばない地域、ここがほとんどだということなのですね。結局、法はあってもその網の目とは言いませんが、その法に触らないまま進出ができる仕組みが、やはりここまで大型店が広がってきた、そういうことになるのだと思うのです。見守りたいということで、町長はずっと先ほどからいろんな質問を聞いていまして、町のことはいろいろご返事されますけど、それ以外のことは見守るということが多いのですけれども、私はやっぱり、今、国会で審議されていることも、地方からの意見によって見直しの必要性というのもずいぶん大きいということを聞いています。例えば、これは、北海道はまだなのですが、県単位で、福島県なんかは実際に県で条例をつくって規制できるようにしたいのだと、そこまでのことができるような仕組みにしてほしいですとか、それから、仙台市でも大型店の規制について、実際に出店を止めた経過もあって、そういうまちづくり条例にしていくのだとか、そういうのが相次いでいるのですね。帯広などでの動きはそういうことにはなっていませんし、十勝圏の中でそれをするというのはなかなか難しいかなというふうには思うのですが、実際、これだけ大型店の占有率が多い中での既存商店街の深刻な状況があるわけですから、そういう考えに基づいて、必要な関係機関に対処されるということは大切なことではないでしょうか。次、介護保険にかかわって伺います。利用人数や要介護の認定状況については、理解をいたしました。そこで、今回の制度の改定による、制度の改定はほかにもありまして、これは先般の議会でもお尋ねしたところなのですが、特に今回、新予防給付体制のことについてお尋ねしたのは、実際に今まで幕別町が要介護認定あるいは介護認定を受けて利用していたデイサービスや、あるいは訪問介護ですね、この利用が難しくなるということを懸念してお尋ねをしたわけですね。ここに、1回目の質問でも言いましたように、全体の介護保険利用者の半分以上は今まで使ってこられたわけですよね。町長はこういう家事援助などが、逆にその自立を妨げる傾向もあるのだというようなことをおっしゃられて、それが発展的になる、そういうことも含めての新しい制度というふうに理解されているように、私は理解したのですけれども、実はこの結果、今まで訪問介護、あるいはデイサービスを利用してきた方たちのその結果はどうだったのかということは、すでに厚生省では調査をされた、その報告が出されているのですよね。今年の4月、今、国会審議が盛んになってから特に提出を求められて出してきているのですけれども、厚生労働省の介護給付費実態調査結果というのが文書で出されていました。これは各自治体に調査を行って出してきた結果ということが多いのですが、いずれにしても、これまで自宅で閉じこもりがちの人たちが、デイサービスを利用することによって、外に出て行って元気を取り戻したとか、あるいはなかなか買い物に、もちろん買い物なんかできないのですが、買い物もできずに、気兼ねしながら家族あるいは親類の応援でやっていた人たちが、訪問介護を受けることによって、自活した生活ができるようになったとかという報告が8割を超えているのですよね。ですから、この制度そのものの見直しの根拠というのが本当は崩れているのですけれども、ご承知のとおり町も財政難のことはたくさんおっしゃっておられますが、介護保険の財政のことがずっと言われてきて、給付を抑えなかったらお金が大変だというような、そういうこともあって、こういうのが利用を制限するという仕組みに切り替えてきたというのが実態であります。ですから、こういう形になってきている。問題なのは、ではその筋力トレーニングですとか、栄養指導とかで、8割も良くなっていたよ、今まで利用していた人たちが満足していたよという人が、その新しい制度に切り替えられて、満足できる状況になるのかどうか。それが適切な介護支援なのかどうかというところが非常に大事なところだと思うのですね。筋力トレーニングというのが、実際どういうシステム、カリキュラムでやられていくのか、これはまだまだ固まったものではないのですけれども、この筋力トレーニングが見えないということで、実はこれも厚生省で法を提案する過程において、モデル的に全国の14自治体で調査をした。そうしますと、その中で北海道では美唄がこの対象になって調査をしているのですけれども、その調査の結果が4月に北海道新聞に載りまして、今年の4月19日だったのですけれども、それを読みましたら、筋トレを受けなさいと言われて対象になったお年寄り約50人のうち、最後まで参加できた方は9人しかいなかったという報道なのです。というのは、結局筋トレの中身そのものも、お年寄りで介護認定受けている方ですから、若い方がインストラクターをつけてやるような筋トレなんていうのは不可能ですよね。当然、介護を受ける状況の何らかの支援が必要な人に対するトレーニングというふうになると、その人の気持ちも一緒に変えていくような中身でなかったら、満足を得られるものではないのですが、いずれも行動が大変というようなことから、本当にやりたくないというような、そういうことまで含めまして、進んで参加できる中身というものではないのですね。これは本人の気持ちだけではなくて、実質的にその筋トレが有効というふうに言えないということにもつながりまして、他の市町村で実施したのも同じような事例があるということもありまして、いきなり今までデイサービスや訪問ヘルパーを受けていた人たちに、筋トレだから、これが予防介護だからということで切り替えるということには、スタート段階から無理があるということでありまして、これは保険の実施者として、うちの町の多くの方たちが利用する制度でありますから、町としてもしっかりと調査をしながら対処しなければいけないと思うのです。そこで、町はこの厚生省の予防、まず、これまでデイサービスやあるいは訪問介護ですね。これを利用している人たちの効果等についての調査などはなされてきた経過はあるのでしょうか。そういうものがやはり活かされて、次の新しい段階にいくというのであれば理解するところもあるのですが、その辺はどうでしょうか。それと、包括支援センターは、今、町が運営主体となってやっていくというお考えだということでありました。これまで介護支援センター、予防支援センターございますね。これとのかかわりというのはどんなふうに持たれていくのでしょうか。厚生省の資料によりますと、その介護支援センター全国で今8,000カ所あるところを、包括支援センターの設置によって、これを5,000カ所に縮小していくという試案も出ているというふうに聞いておりますが、その辺の兼ね合いではどんなふうになっていくでしょうか。それと、墓地の計画であります。これ、私、ずいぶん前にも質問をさせていただいたのですね。まず、手狭な問題で、何とかしなければいけないということについては、町長、今おっしゃられたようなことをずいぶん以前にもおっしゃっておられました。それで、やっぱり整備計画というのを長期にもちながら、対処していく必要があるのではないでしょうか。町民の方が町に墓地を求められたときに、もう土地がなくてだめだよということには、一方では住宅政策を進めてきたわけですから、そんなことにはならないと思うのですよね。それと同時に、その墓地に対する考え方もずいぶん変わってきている面もありますから、何て言うのですか、合同の合葬なども含めて、いろんな手法も研究されていく必要があるのだと思うのですよね。それはどうでしょうか。それと、ずっと整備をやられてきたということなのですけれども、やっぱり桂町ですとか明野ですとか、比較的きちんと整備されているところとそうではないところというふうに受け止めます。それで、千住墓地については、整備されてきているということなのですが、実際には通路はありますけれども、それは土がむき出たままの形に、ちょっと砂利が入る程度かな、でこぼこしていまして、草もたくさん生えているという状況です。平地でありますから、囲いをつくってきちんと墓地を整えるという考えでやっていらっしゃるのはわかるのですが、なかなかそれがきちんと、囲いも木ですから、抜けているとこもあってきちんとならないというようなことで、ずいぶんこれは定期的にというか計画的にきちんと整備をしなかったらなかなかできないことではないかなというふうに思うのですよね。墓地を持たれている人たちにとっては、自分の大切な人たちの、そこにずっと埋葬するときなどにもいろんな思いで向かわれているわけですが、ちょっと整備がひどくて乱雑で悲しい思いをするという声を聞くものですから、計画的にもっともっと対処する必要があるのではないでしょうか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

最初に大型店の関係でありますけども、私、先ほど景観が示されたというのは、イオンの進出というのは、これはマスコミなんかがいっていますけど、私どもは一切そういう話は聞いてもいませんし、したこともないです。言っているのは、地権者の皆さんが開発委員会をつくって、そこで整備をしてイオンなり大型店舗を誘致したいということの計画が町に示されたということでありますので、ですから、今言われているように、イオン自らがそこの土地を買って、造成して、自分たちがそこに進出するということでなくて、地権者の皆さんが整備して、どうぞきて下さいというようなことの方式になるのでなかろうかということで、私どもはイオンなのかその変わりなのかわかりませんけども、一切接触がない。それで、今言ったのは、その地権者たちがこういうことで計画をしたいのでどうだという相談が、今、示されたという段階なものですから、これから一つひとつ、例えば、都市計画法ではどうなのか、農振法ではどうなのか、いろんなことを詰めていかなければならない。それからの話になるのでないか。それから、もう一つ、帯広市の話がありましたけども、これも私は最初、帯広市でもイオンが出るのでないかという話が出て、幕別町でもイオンが出るのでないか。どうなのかというと、何かどっちも出るみたいな話なのですね。例えば、幕別に大きな核の施設があって、店舗があって、サブ店舗を例えば帯広に置くとか。ですから、私はさっき言ったように、ぜんぜん接触していませんから中身はわからないのですけれども、そういうような話も聞かれているということですから、先ほど申し上げましたように、それが具体的になってくれば、当然、議会にも説明をさせていただきますし、前段、商工会とも当然協議をしなければならない問題だろうというふうに思います。ただ、お話にありましたように、大店舗法が変わって、今、規制するのは町がその地域を何らかのそのゾーンを町が都市計画や何らかの規制はできますけども、それ以外、売り場面積がどうであるとか、営業時間が何時間だとかと、こういうのは一切なくなりましたので、これは当然規制するようなことにはならないし、言葉は悪いかもしれませんが、商工会が反対しても、そういった規制がクリアされるとこれは進出してくるという可能性は出てくるわけです。ですから、私どもとしては、最初から、イオンであろうがどこであろうが大型店が出てくることを全く反対するということではなくて、示された計画に基づいて、だめなものはだめだ。もちろん住民の皆さんや商工会などの意見を聞いた中で、これから対応していかなければならない。議会の意見も当然聞いていかなければならないというようなもので、ご質問のありました、どの程度の、例えば公共投資が必要か、おそらくは下水道と水道ということになるのだと思いますけども。これは水道は近くまでいっていますし、下水道もリバーサイドがありますからいっていますけども、ただ、大型店が来るか、来ないからでなくて、やがて、これはあそこら辺が開発されれば、下水道も水道も整備はしていかなければならない問題だというふうに思っていますけども。ただ、時期的な問題は確かにすぐやるかどうかという問題はあると思いますけども、将来的なあの辺一体をマスタープランの中では商業地区域というような押えもしていますから、社会資本の投下ということについては、いつかはやっていかなければならない問題だと思いますけど、今、言われたように、どのぐらいの事業費がかかって云々ということについては、今の段階ではお示しできるような段階ではないということでお許しをいただきたいというふうに思います。それからまた面積についてもそうでありまして、どのぐらいなのか。あそこで農地と農地を過ぎて橋までの間には雑種地というのですか、これがかなりの面積ありますから、はたして計画的にはどういうような土地利用するのかわかりませんので、農地がどのぐらいはつぶれるというような計画を持つのか。これらについても今の段階ではわかり兼ねているのが現状であります。それからまちづくり3法の改正でありますけども、今、盛んに通産省関係なんかで協議されているのは、今言ったように大型店の規制は、そのゾーンを要する市町村なりが権限で規制すると。ところが、幕別町がだめだと、そうしたら隣の帯広市がやったらどうなのだ。これでは、せっかく幕別町が規制してだめだといって隣でできたら、結果的には大型店が進出することでは同じでないかと。そういったことがあるから、もっと広域的な中で、そういう規制というようなことも考えていかなければならないのでないかというようなこと。あるいは、引き続き、そのゾーニングの方式をもって、それぞれの町村にもっと権限を与えていく。そういったことを含めて、今、論議がされているというようなことですから、私どもはその推移を見守っていきたいというふうに答弁をさせていただいたところであります。それから、介護保険、詳細は民生部長から話しますけど、私の方からお話でいる分を答弁させていただきますけども、根っこには財政的な問題があるというようなことも確かに言われております。そしてまた、要介護だとか要支援の1については、いわゆる予防に力を入れていきたいということが盛んに今回の改正の中では言われているわけです。ですから、家事の代行をやることが、実際、介護の自立に向けては悪い方になっていくのだという見方もされている。手伝いするから自立しないで、自分が自ら買い物を行ったり家事をやることが、自立に向けてはいいのだという、そういう解釈もされているようですけども、この辺は正直言って私どもではなかなか判断がつかない部分なのですけども、おそらくそういったことから、まずは介護の世話にならないような予防に力をいう部分が、今回の改正の中の根っこには一つあるのだろうというふうには思っております。ただ、今、言いましたように、筋肉トレーニングやることによってどれだけの効果があって、どれだけ介護の世話にならない人が増えるのかというようなことまで、私どもは、ちょっと推測はつきませんけれども、根っこにはそういうことがあるということだけは、私どもも押えているわけでありまして、このうちなんかも効果の調査というのはどの程度やったのか私もちょっとわかりませんけれども、この後の包括支援センターのかかわりについては、担当の方から説明をさせていただきたいというふうに思っております。それから、墓地の関係ですけども、これは大分前といいますか、私町長になったときからですから、もう5~6年前からこの墓地の計画についてはいろいろご意見をいただいております。実は1回、もう札内地区は、これ以上墓地は無理だろうと。それで、全部今後は明野の墓地にということで、1回整理をしたのですけれども、なかなか札内地区の住民の皆さんが、地域で近くにというようなことが言われました。ただ、たまたま千住墓地の区画が相当余っていたものですから、そこと途別の墓地に何人かの方が入っていると。それまでは、千住墓地も、ご存知だと思いますけど、20平米ぐらいの非常に大きな区画の中で何件、特に地元の人たちがその墓地を利用していたわけですから。そこへ入っていって、今度小さな区切りをしたものですから、なかなか通路の整備ですから、周辺の整備が十分でないというのが現状なものですから、少しずつは先ほど言いましたように整備はさせていただいているというようなことで、これからも努めて努力をしてまいりたいというふうに思います。ただ、今後の計画については、今の既存の墓地、千住墓地、札内墓地はもう断念をしてこれ以上は増やさないということの判断をしたわけですから、千住墓地なり途別あるいは糠内ぐらいの墓地としては、今、既存の墓地としては幾らか区画が残っているわけですけども、これらを拡充するか、すべてを終えたときには幕別へ持ってくるか、全く新規なところに新たな墓地の造成を考えるかと。まさに、今、これの最後の計画を決断しなければならない時期にきているのだろうというふうに思っています。私も、何とか早急に方向性を決められるように対応したいというふうに思っています。千住墓地もあと20ぐらいの区画が残っているやに聞いております。これも当初は、段々、墓地の需要は減っていくのでないかというようなことも一時言われたのですけども、現実にはなかなかそうでもないというようなこともありまして、我々も二転三転した部分もあるのですけども、早急にこのぐらいからの墓地の整備計画をたてていきたいというふうに思っております。

答弁 民生部長 新屋敷清志(民生部長は2009年9月まで)

介護保険制度の改革関係なのですけれども、詳細につきましては、私の方から説明させていただきたいと思います。現在、国会等で話し合われている最中なのですけれども、現在示されている状況について、簡単にご説明したいと思いますけれども、まず、今回、自立支援をより徹底していきたいということで、高齢者に対する保険給付を新たに設けるということで言われております。この方々については今、先ほども話し合われているように、今回、要支援者と要介護1の方が主に対象になってくるのですけども、これらの方に新たに調査項目、現在79項目の調査項目があるのですけども、それに加えまして、高齢者の生活機能を評価する項目を加えまして、新たに要支援者ということの分け方と、あと、1、2、3、4、5という分け方を少し変えるというようなことが、私たちの方にきておりまして、その中から改正するわけなのですけれども、その給付の内容としましては、生活機能の維持向上をする観点から、これらの内容だとか提供方法、提供期間等を見直しするということになっております。内容としましては、訪問介護におきましては、今までと違いまして、単に生活機能を低下させるような家事代行型の訪問介護、今やっているのですけども、そのことについては原則行わないものとしまして、例外的に行う場合でも、必要性について厳格に見直した上で、期間だとか提供方法を限定していきたいということに言われております。新たなサービスとしまして、先ほど、筋力アップとか言われていますけども、モデル事業をやっておりまして、その中からモデル事業を踏まえて導入したいということなのですけれども、まず、筋力の向上、その方法はいろいろあると思うのですけれども、筋力の向上、それから栄養の改善をしていきたいと、それから口腔機能の向上などを新たにメニュー化をしていきたいということになっておりまして、これについては、今のある通所介護などの中にも取り入れていきたいというようなことも言われております。今まで、これらの新しい給付につきましては、先ほどから言われております地域支援事業と申しまして、包括的支援事業としまして、町の方が事業主体となりまして、センターをつくりまして、その仕事を、今の新しい予防給付と、それから古いのも合わせながら、市町村が保健師を中止になりまして、ケアマネージャーあるいはその方々と一緒になってつくっていくということを言われております。その地域支援事業の内容としましては、まず、介護予防事業というのがあります。これは介護予防のスクリーニングの実施ということで、要支援だとか要介護になる恐れの高い高齢者を対象としまして、介護予防サービスを提供していく。それから、今言いました包括的支援事業としましては、介護予防のマネージメント事業を町村が実施主体となっていくと。それから、総合相談だとか支援事業も包括支援事業として行う。さらには、地域ケア支援事業ということで、現在もケアマネージャーなんかと一緒に会議を行いまして、ネットワークづくりをしているところでございますけれども、そのような事業も今度、新たに市町村が運営主体となって行っていきたいということになっています。これにつきましては、財源なのですけれども、地域支援事業の利用者に対して、市町村の方からその利用した部分の利用料を請求するだとか、介護予防事業に当たっても、1号保険料、2号保険料、公費からいただくというような、そういう包括的支援事業ということになっております。それと、先ほどちょっと申し上げてなかったのですけども、制度改革におきましては、要支援者とか要介護1の方が、訪問介護だとかデイサービスをすべて利用できなくなるものではなくて、その人の状態に応じまして、改善すべき方法だとかサービスのあり方を見直すということで、保健師も併せて、軽度の見直しなんかもつくっていくということになっております。なお、今、要支援者の見直しということになりましたので、結果として、今までみたいにすべて大きく介護サービスがそのまま受けられるということはなくなるということも考えられるところであります。それと、先ほど、サービスの利用の効果ということでありますけれども、今までの利用された方々にアンケート調査をした結果もあるのですけども・・・。

答弁 民生部長 新屋敷清志(民生部長は2009年9月まで)

サービスの利用の効果ということで、先ほど言われたのですけれども、過去に実施しましたサービス利用者アンケートでは、今、デイサービスだとかホームヘルパーさんを使っている利用者の方の8割の方々が、外に出られるようになっただとか、生活に張りができたというようなことを報告あることも事実でありますので、ご報告させていただきます。

再質問 2番 中橋友子

まず、1点目の大型点出店イオンのことですが、町長が言われましたように、私もイオンの出店の仕方として、自分たちが土地を買うとかというのではなくて、そこに計画があって、合意できたところに、借地というような形で進められるというようなことは聞いております。ただ、この時期にこういう形で浮上している中でという話でありますから、きちんとした計画の提出だとかを求めるのは難しいと思うのですが、心配されるのは、一つには既存の商店街に対する影響が大きいこと。同時に、大型店の性格として、進出して、短期で、要するに採算を見通して、難しいとなるとすぐ撤退とするというような、いわゆる町に出てきたのだけれども、そのあとはゴーストタウンになってしまったというような、そういうような大型店ならではのやり方がずっと横行しているものですから、そういうことも念頭に入れながら、やはり町としては出された計画に対して、さまざまなまちづくりの、町の土地運用のあり方やかかわる法にきちんと対処されていくのだと思うのですけれども、その一つに、やっぱりその市街地の活性化とそういった大型店の性質なんかも踏まえながら、関係機関との情報も交換して、帯広にもそういう話があるわけですから、交換されまして、適切な対処というのを求めたいと思います。それと、介護保険、いろいろご説明いただいたのですけれども、保険制度のスタートは、介護を家庭で押しつけない。社会で支え合うということだったのですよね。それが、訪問介護が受けられない、あるいはデイサービスが得られということになると、また逆戻りの心配というのは当然生まれてきます。部長が言われたように、調査結果で8割ということが、有効だったということがわかるのであれば、やはりその保険制度の目的が達せられるような仕組みになっていくことを、保険者として、町としてきちんと押えて、働きかけを行っていく。このことが大事ではないでしょうか。どうですか。

答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)

1番目の関係でありますけども、当然のことながら、既存商店街のかかわり、これは商工会を中心にしながら、私どもも話し合いの場を持たせていただきながら、また、意見を十分聞かせていただきたいというふうに思います。ただ、イオンが出店するということは、もちろん決まったわけでもないし、帯広市もまだ、例えば競馬場の後がどうだとか、いろんな話が流れているものですから、そういったことがある程度明らかになってきた時点で、またいろいろご相談もさせていただきたいというふうに思いますし、また、適切な対応に努めてまいりたいというふうに思います。それから、介護保険についても、決して1町村あるいは町村会が全く動いていないということでは、当然ありません。町村会の中でも要望事項として国に求めるいろんな要望事項の中に、健全な介護保険制度の運営というようなことも出ておりますので、引き続き一員として対応してまいりたいというふうに思います。

出典:幕別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる