幕別町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月9日
町財政の見通しの在り方と任意協議会について
2003年9月9日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が「町財政の見通しの在り方と任意協議会について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 中橋友子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 中橋友子
通告に従いまして、2点について一般質問を行います。まず1点目は、町財政の見通しの在り方と任意協議会についてであります。自治体の在り方を問う、我が町幕別と忠類、更別との任意協議会に基づく住民説明会が8月に開かれました。自治体の合併、若しくは分離、自立は一度決定されますと少なくとも半世紀以上、その体制が続いていくというのがこれまでの歴史です。したがいまして、協議の在り方、そして住民への説明は少なくともこの半世紀を視野において、町の将来計画と財政計画を示す必要があります。しかし、今回行われた説明会の資料を見ますと、合併推進のための特別措置がある 15 年間の一般会計の財政分析を基に説明が行われています。ここには建設事業費は省かれておりますし、地方債も未定とする一方で、合併特例債はしっかりと組み込まれておりまして、問題が多く含んでいると考えます。これでは住民の正しい判断が保障されず、合併誘導とも受け取れます。町長は、これまでこの問題につきまして繰り返し、強制合併は許さずに住民の判断で決めると表明されてきました。そのためには、まず住民に対して判断に必要な公平で公正な情報をより多く提供することが大切ではないでしょうか。今後の協議会においては、現在地方財政の将来の不透明さは確かにありますが、住民自治を守るためにはその目的である住民サービスの向上を柱に据えて、十分な時間をかけ、総合的、長期的な見通しと計画を持ち、その基に財政分析を行うことが必要です。そしてそれを住民すべてに公表、また周知徹底の努力を行った上で住民投票などの判断を仰ぐ、そういう方向に進むべきではないでしょうか。所見を伺います。次、2点目は、成人病検診と予防接種の改善であります。健康を保持し、日常生活が安心して送れるようにするためには、予防医療の果たす役割が大変大きく欠かせません。早期発見、早期治療により、命が守られる例が数多くある一方で、今でも発見が遅れ、手遅れの事態、特に若年層に少なくありません。現在、町で取り組んでいる成人病検診は集団検診が中心となっていますが、より検診の機会を多くし、町民の健康を保持するために、婦人科検診で現在実施しているのと同様に医療機関での実施と費用の支援を行うことが効果的と考えます。また、乳幼児の予防接種についても同じく集団検診が中心で、三種混合など、体調不良等で機会を逸することも多いと聞き、日常的に管内の医療機関で受けられるよう、費用と制度の改善も含め求めたいと思います。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
中橋議員のご質問にお答えいたします。最初に、町財政の見通しと任意合併協議会についてであります。ご質問の趣旨は、先月の 27 日と 29 日に開催をいたしました住民説明会に関してのものと思われますが、先の住民説明会におきましては、8月 21 日に設置された「幕別町・更別村・忠類村任意合併協議会」の設置に至ります経過や任意協議会における協議内容、あるいはスケジュール等につきまして、町民の皆様にご報告をさせていただくとともに、任意協議会で協議を進めるに当たってのご意見・ご要望をはじめ、広く合併に関してのお考えをお聞きしたところであります。任意協議会を設置するに当たって、住民の判断材料の提供が不足しているのではとのことでありますが、任意協議会とは、そもそも合併を前提とするものではなくて、合併した場合、しない場合のまちの姿を検討し、その情報を住民に提供することが目的であります。しかしながら、検討するといいましても当然のことながら限界があるわけでありまして、ご質問のありましたように、半世紀を視野においた将来計画や財政推計につきましては、極めて不可能に近く、仮に 50 年後の推計を示したとしても、私どもとしては現実性が薄く信頼性に乏しい。とても行政といたしましては、責任を持って提供できる情報にはなりえないのではないかというふうに考えております。任意協議会における協議事項等につきましては、先の町議会臨時会の補正予算審議の中でもお答えいたしましたように、合併に関する基本的な協議項目や住民に身近なサービス・負担の方向性、さらには財政シミュレーション、新しい町、新町の将来像などにつきまして、可能な限り明らかにし、これをダイジェスト版として取りまとめ全戸配布した上で、再度、住民説明会を開催する予定でおります。したがいまして、このダイジェスト版をもちまして、合併に向け、今後の具体的な協議を行う場である法定協議会設置の是非についての判断材料になるものというふうに考えているところであります。なお、住民投票の件につきましては、現在のところ考えておりませんので、ご理解を賜りたいと思います。次に、成人病検診の改善についてでありますが、「成人病」は、従来、がん、心臓病、脳血管疾患を総称した呼び方でありましたが、現在ではこれら疾病のほかに、糖尿病、骨粗しょう症など、主として生活習慣に起因する病気については「生活習慣病」という表現に改まってきているところであります。「生活習慣病」は、全国的にも罹患する方が多く、今後もその増加が懸念され、本町においても町民の健康保持という観点から、検診への取り組みが非常に重要なものとなっております。現在、集団検診におきましては、平日はもとより、土・日曜日の検診や早朝検診の実施など、普段の生活や勤務に支障のないように受診できる体制に配慮しているところであります。また、人間ドック・基本健康診査・子宮がん・乳がん検診などにおいては、医療機関での個別受診への助成も行っており、特に人間ドックについては、今年度より医療機関を拡大し、より受診しやすいように配慮したところであります。このように、受診者の利便性と健康の保持のため、集団検診とともに個別検診の導入を図ってきてはおりますが、例えば、胃がん検診だけを個別で実施することにつきましては、十勝管内においてもその体制をとっている自治体は現在のところ未だない状況にあります。これは、一つには受入先となる医療機関との調整が難しいこと 。二つ目には、検診費用が集団検診に比べ非常に高いこと 。三つ目には、集団検診の方が多人数を対象とできる利点があること。こういったところに要因があるものというふうに思われます。このようなことから、本町においては、さらに個別による医療機関での検診を拡大実施することは、非常に難しい状況にあるものというふうに思っております。次に予防接種の改善についてでありますが、現在、定期予防接種のうち、三種混合、ポリオ、BCGの予防接種につきましては、集団接種方式を取り入れて実施しているところでありまして、例えば、三種混合の接種におきましては、所定月、月2回の接種日を設定して年6回やっているわけですけれども、7歳6か月まで受けることが可能な予防接種となっております。体調不良などにより接種機会を逸した場合でも、予防接種の効果の観点からは連続して接種しなければならないというものではなく、次回の接種方法については、保健師がその相談や指導に当たっているところでもあります。また、接種方法別の受診率を比較した場合、個別接種方式に比べて集団接種方式の方が非常に高く、その受診率も 80%を超えている状況にありまして、このことは乳幼児の健康を守るという観点からも、非常に効果のあるものというふうに思っております。本町の予防接種の体制につきましては、全てを一括して医療機関へ委託するという方法ではなく、それぞれの予防接種の特質に合わせ、より効果の高い方法を取るように配慮いたしているところであります。また、持病や疾病などにより個別接種が望ましいと判断される子供については、医療機関へ委託するなどの対応をいたしている状況にあります。このようなことから、今後も予防接種の効果や国の動向などを十分に踏まえながら、当面は現状の方法を継続することで対応してまいりたいというふうに考えております。以上で、中橋議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 2番 中橋友子
再質問を行わせていただきます。まず、1点目の財政の見通しと、それから任意協議会の問題についてでありますが、私はこの任意協議会におきまして、入り口として開かれた住民説明会、なぜ南部とだったのかというようなことが中心だったろうと思いますが、その趣旨そのものを否定してお尋ねをしているわけではありません。そこで、そのとき出された資料が、これは、なぜかということになれば結局根拠を示していくということになりますが、根拠を示していく資料としてみた場合に、非常に不十分だというふうに自分としては認識をいたしました。その点で今回の質問に至ったということをお含みいただきたいと思います。まず、非常に地方財政が不透明で、私は任意協議会そのものの立ち上げも、今の時期にやって大丈夫なのかというような思いもありまして、ずっと望んでまいりました。しかし、この情勢の中で進んでいくということでありましたから、取り組まれてきたということでありますけれども、この中で一番まず問題に思ったのは、各町村の歴史ですとか、そういうのはそこに書いてあるとおりだと思うのですが、一番住民が心配もし、町が一番エネルギーも注いでいる財政問題について当初から資料として載せてきているのです。それで、まず驚いたことには、この合併した場合、合併しない場合のシミュレーションまでしっかりと出されているのです。町長は前段のなぜ至ったかという説明だとおっしゃいますけれども、シミュレーションの 16 年分まで出しているのです。そこに対しての説明というのが私は不十分だというふうに思うのです。そのシミュレーションの出し方が、当然ここにありますように、一目瞭然、町民がわかるようにグラフを使って出しているのですけれども、まず三町が合併しなかった場合のシミュレーションというのをグラフに出されまして、これは今から合併特例債が、特例債そのものは 10 年間ですが、経過措置のある 15 年、平成 32 年まででブツッと切られているのです。それから、同じく独立した場合もそうです。私が思うには、少なくともうちの町が、今後、財政的にどんなふうになっていくのかといったときに、この合併の問題でいえば、特例、特例というのは特別なことで、ここだけを含めて資料を出して、「さあ、入り口はこうですよ、住民のみなさんどうですか」ということにはなっていかないと思うのです。そんな半世紀を見据えてやることは不可能なのだと。逆にそれは正しくなることになるというふうにおっしゃいますけれども、現実にこういう問題に取り組んでいる自治体の中には、しっかりとこういった特例債がある特別な期間だけを視野に入れて住民に説明するというのではなくて、20 年、30 年の町づくりの在り方も含めながら検討もし、そしていろいろな方向も出して、この道を選んだらこうなるということも含めて、長期で出して判断を仰ぐというやり方が、私は全部がやっているということではありませんけれども、そういう入り口での論議のスタートしている、こういうところの方がずっと誠実だと思うのです。しかも、なぜそういうふうに言うのかといいますと、合併しない場合のシミュレーションというのは基金もなくなるし、財政的には破綻なのだというような 16 年間だけのグラフを三つの町、ドンドンと出して、その裏に、合併したらバラ色なのだよというふうに描けるような逆向きの資料を裏側に出して、そして比較して、このまま論議してください、ここが入り口ですよというような資料に現実になっています。こうなると、本当に住民が正しい判断を仰いでいくときに、正しい資料になっていくのかということになりますよね。問題なのは、合併したときには、この合併の特例債がある期間だけが問題じゃなくて、その後のどういう財政措置が来るかということも、何も 50 年見通さなくてもすぐ後のことで、その特例債がなくなった後の財政措置がどうなるかなんていうのはもうここまできたらわかるわけですから。少なくともそういうところを含めて、しっかりと提示をして、住民に判断を仰いでいくという姿勢がまずは問われるのではないでしょうか。どうですか。入り口の論議としてはそういうことなので、まずその点でご答弁をいただきます。それと検診についてです。いろいろ集団検診を行いながら、医療機関での限られた拡大というのも行ってきていることは承知をしております。後段でおっしゃられました三種混合、予防接種のことでありますが、確かに一定の期間、そして7歳6か月までの間の優遇措置というふうにも言われていますが、これは3回接種して月に1回というような形の接種ですね。そこには根拠があって、専門的な効果というのも図られた上で設定されてきていると思うのです。ところが、これを3回集中して3か月の間でやっていかなかったら効果がまた元に戻るという、なくなってしまうということもありまして、多くの方はこの期間を逃すと、その足りない分を医療機関で補っている実態があります。かかりつけの小児科でやれば、当然集団では無料で行われても、1回に 4,000円近くお金がかかっているという報告も聞いております。そういうところを、ただ7歳6か月まで受ければいいのだからいいのだということではなくて、きちっと予防接種の内容、効果、それらも掌握された上で可能な限り、きちっと受けられる機会をつくっていくというのが大切な姿勢ではないでしょうか。成人病検診につきましても、いろいろなこと、成人病だけじゃなくて、今、町長がおっしゃられたように糖尿や骨粗しょう症も拡大されてやっているということも押さえております。ただ、本当に早期発見の入り口というのはここの成人病検査にあるわけですから、どこの医療機関でも気軽に受けられる状況というのは、何も集団検診と対比して良い悪いというのではなくて、そういうふうに拡大をしていった方がより効果的ではないでしょうか。いかがですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
合併問題にかかわる財政シミュレーションでありますけれども、これは先ほども言いましたように、今、財政のシミュレーションを皆さんに公表できる範囲内、今言った、合併すれば 10年間はもとあった町村の交付税を確保しますよ。あるいはそこから5年間で減額していきますよ。そういったところは一定の見通しの中で財政シミュレーションができるわけですけれども、ただ、それ以降については、それじゃ 16 年目からは何ぼ下がっていって、どのような額になっていくかというあたりのシミュレーションを算出するのが難しいのであろうというふうに私どもは思っているわけでありますし、それが果たして根拠があるものになるのか、通常でいけば大体そこで 15 年間で元に戻るわけですから、もとに戻ったような数字が出してくるのかなという気もしますけれども、これらについても果たして本当にどの程度下がっていくのかという根拠は、現実的に難しいものがあるのだろうというふうに思っております。これは決してバラ色だけのシミュレーションをしているわけじゃないし、合併を推進するための誘導のシミュレーションをしているわけでは私どもはないと。あくまでも、現実で可能な限りのシミュレーションをしているのだというふうに思っておりますので、これは受ける側がいろいろな感覚で受けるというのは、これは人によっては違うのかもしれませんけれども、私どもとしてはできる限りのことをさらに今後も、より現実に近いようなシミュレーションができれば、それはそれで、また出していかなければならないとは思います。今回出したのは、あくまでも合併 10 年、そしてそれから5年後というような範囲の中でシミュレーションを出して、資料として提出したというのが実態だろうというふうに思っております。予防接種については先ほども言いましたけれども、効果については1回やって、休んでそれで全く効果がなくなるわけではないというふうに押さえているようでありますので、ですからその7歳6か月までの間にそれなりの接種を受けていただければ十分であろうというようなことで、これも人によってはいろいろと違うでしょうし、病気によって受けられなかったり、あるいは都合が悪くてその日に受けられなかったりといろいろ事情があるのだと思いますけれども、その辺は保健師あたりと相談をしていただければある程度の指導もあるのだろうというふうにも思っていますけれども、必ずしも3回続けて受けなければならない、1回やって1回休んだら、また次のときから3回続けなきゃならないのか、その辺の詳しいことは私にはわかりませんけれども、そういったことについての手法なんかは、ある程度保健師の方で押さえているのだろうというふうに思いますけれども。それから成人病は先ほどもちょっと言いましたけれども、確かに自分の都合のいい時に病院で受ければいいというのは確かにそうなのかもしれませんけれども、なかなかそれを受けてくれる病院ですとか、それと先ほど言いましたように、集団検診と個人の病院で受ける場合にも相当の単価の開きがあります。そういったことで、例えば集団検診で胃がんを受けた場合は 4,000 円が、個人が病院へ行って受けると 1 万 5,700 円だと、こういう大きな差が現実にあるものですし、そして集団でやる方がより効率的というのは、先ほどの比較ではないかもしれませんけれども、現実的にやはり集団の方がそういった面で効率が上がるというようなことでこういう手法をとっているわけでありますけれども、なかなかこれを個別にとなると難しい問題もたくさん出てくるのかなというふうに思っております。
再質問 2番 中橋友子
合併にかかわるシミュレーションの在り方をどう受け止めるか、受け止める側の違いというようなこともおっしゃられましたけれども、私は少なくとも町民に合併の問題をお知らせしていくときに、今回は本当のさわりといいますか入り口だと思うのです。これから、ダイジェスト版のしおりを出されるとおっしゃっておられますので、相当分析された細かなものが町民の方に渡されていくというふうに思うのです。それで、そういうことは理解しながらも、そういうふうに出されたときには、本当に合併した場合に私たちの暮らしが、我が町がどうなっていくのか、ここがたどり着くようになるのが資料を出していく役割ですね。そうなってきますと、今、本当に私が問題だと思うのは、町長は 16 年間だけはっきりしているからそれを書いたのだと、その後は本当にどうなるかわからないということなのですけれども、少なくともこの 16 年、私はここにもってきていますけれども、この 16 年で合併しなかったらこんなに下がるのだという資料がガンガンと出て、した場合はこうですよという昇りあがりの資料を見て、ここだけで判断したら絶対合併した方が良くなると思われませんか。そうですよ。そして、問題は、こういう財政執行をした影響というのは必ずこの後からついてきますよね。例えば、この合併した場合のシミュレーションにただし書が5個ありまして、一つには平成 17 年度合併の特例債である基金造成のための特例債、16 億 5,000 万円を入れました。これ、合併特例債 16 億5,000 万円入れて、この棒グラフは作られたのだと思うのですけれども、合併特例債というのは、町長もずっと答えられていましたけれども、事業費の 95%だけ見ると、そのうちの交付税措置は 70%と言っておれましたよね。そうすると、残りの最初から我が町の負担としてはその 95%ですから、5%あるわけですし、しかも、95%のうちの 70%までしか見てもらえないと。それを掛けて足していくと、3割は我が町の負担になってくるのじゃないですか。そういうことは、もう入れてしまえば出ていくということも必ずつながってくる。だから、私は、町民にとってきちっと判断を仰ごうと思えば、こういうことになるけれども、その結果うちの負担としてはこういうことにもなるのだよということまで見せていかないと。ここでブツッと特例債があるところでブツブツ切って出していけば、これだけの判断で、そこまでは町民の方は見えてきません。それで町民が良し悪しの判断をすれというのを望む方が無理に、難しくなります。そう思うのです。だから、私はむしろそれだったら出さなかった方がいいと思う。こういうのは出さないで、本当に町長が言われるように全部練り上げて練り上げて出そうとしているのなら、こんな中途半端なものは出さないで、きちっと練り上げたものを根拠に基づいて、住民にわかるように周知徹底をする。ここが大事ではないでしょうか。だって、完全に入り口のところで、町長、目的のところの2番目に、「合併は前提としたものではありません。住民の皆さんの情報提供が目的です」というふうになるのであれば、住民の方が本当に合併によってどうなるかというのを描けるような情報を提供すべきだと私は思います。ここで地方債のことも、それから建設費のことも入っていないということも申し上げましたけれども、そういう点でも、もっともっときちっと最大限、可能なものを含んで書いていくことが大事ではないでしょうか。しかも、私はもう一つ思ったのは、ちょっと特例債のことでもう一言申し上げますけれども、1ページ目の一番頭の方に、合併による特例債ってありますよというふうに書いて5項目出しているのですけれども、そのうちの1項目、今、特例債のことは申し上げました。こういうふうに合併すると有利な手法といいますか、財政措置がありますよということで示されていたと思うのですけれども、これとて全部、合併のために必要なお金ですから、入ってきた分だけ使っていくものですよね。住民の暮らしの向上とか、そういうことに直結していくというふうにはならない。これをやっぱり最初にもってきて、こういうものもあるから、そして特例債を最初に書いて、合併しなかった場合の下に下がっていくグラフを出して、やった場合には上に上がっていくって、こういう資料は、私は大変住民にとっては判断を誤る中身だというふうに思います。いかがですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
ちょっと誤解があるようなのですけれども、今言われた合併特例債、それは合併していろいろな事業に使うために借り入れるための合併債ではないのです。これは、合併債を合併した町に貸付して、それは基金として積みなさいという合併債ですから。それが 16 年度以降平準化していくときに、その間に積んだ基金を財源として当てなさいということですから、それを借金して全部使ってしまってなくなるということではなくて、借金した分そのまま基金として残る分がそこで言っている合併特例債ですから、それがちょっとまだ勘違いされているのじゃないかと思います。それは交付税で見られるのは7割かもしれませんけれども、その金は残るということは、現実基金として積み立てていくということですから。借りた分は。ですから、借金ではあるかもしれませんけれども、金は基金として残っているということですから。それからもう一つ言われたように、16 年まで出したときに、合併したらバラ色で、合併しなかったら下がっていく。それはそのまま事実ですから。その事実を表にして出して、合併しなかったら間違いなく下がっていくわけですし、合併するから優遇措置で何とか交付税もこういうふうに確保できるというのが事実ですから、それを町民の皆さんにお示しするということで、決して作為的にやっていることではありません。それともう一つは、そこで出しているシミュレーションは、あくまでも1町2村が持ち寄ってそれぞれの町が積み上げてきたものですから、それを今度のダイジェスト版の中では、合併した場合、あるいはそれもどうなるかというようなことを、1町2村の協議の中でダイジェスト版の中で、また新たな資料として示していくということでありまして、決して誘導しているとか、作為的に表を作っているということではないということは、ご理解をいただきたいというふうに思います。