幕別町議会 平成15年第2回定例会 2003年6月18日
少子化対策について
2003年6月18日、幕別町議会の一般質問で、佐々木芳男議員が「少子化対策について」質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木芳男 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 佐々木芳男
それでは、通告に基づきまして、次の2点についてお伺いをいたします。第1点目は、少子化対策についてであります。近年急速に少子化が進み、一向に歯止めがかからないのが現状であります。厚生労働省のまとめによると、一人の女性が一生涯に産む子供の平均数は約1.32人と発表されております。前年よりも0.01ポイントも下回っているとの報道であります。このまま推移することになれば、我が国自体が存亡の危機を迎えるというふうな学者もおります。幕別町はこれまで一貫して人口増加の傾向にあり、今後のこの状況で推移するものと積算されております。この傾向は札内地区を中心とした宅地開発によるものであり、機械的増加と見ることができます。したがって、人口増加の傾向と伴に高齢化が進んでおり、高齢化率も約16%と全国平均を上回る結果となっております。これに反して本町における人口の自然動態を見ると、年間の出生数はわずか200人台を推移しており、あきらかに少子化傾向が高まっていると言えます。こうしたことから、町の将来を展望する時、宅地発展による人口の増加にも限度があり、出生率の低下がこのまま推移すれば少子化傾向に拍車がかかり、経済的にはもちろんでありますが、町全体が活力を失う結果になろうかと思われます。政府は今、少子高齢化対策2法案の成立や、子育て減税を検討していると言われます。こうした対策は遅きに失した感じもするわけでありますが、このことが今、家族増や結婚、出産を押し付け、産めよ増やせよの政策につながりかねないといった問題点が指摘されております。いずれにしても少子化問題は今大きな社会問題として取り上げられていることは確かであります。こうした中で、少子化対策等といった大きな問題は国政の問題であり、一地方自治体の問題ではないという考えもあるようでございますが、自治体だからこそできる、自治体でなければできない問題も多くあることも確かであります。本町における子育て支援センターもその一つであり、エンゼルプランも然りであります。今、少子化の大きな原因の一つに、安心して子育てのできる環境にないということが大きく取り上げられております。現在は核家族が多く、若い夫婦二人暮らしの家庭が圧倒的に多くなっております。こうした若い夫婦が出産後約6か月の母親の負担は大変なものだと言われております。こうした時期に母親がもし風邪を引き寝込むこと等があって、日常生活に支障を来し、母親がパニックに陥ることもあるやに聞いております。こんな時知人や親戚もない若い母親に何らかの手当や援助活動が必要であると思われます。以上の観点から、これらの問題を解決するために、本町の少子化対策の一貫として、ヘルパー派遣制度など、抜本的施策を考えるべきと思いますが、いかがでしょうか。町長のご所見をお伺いいたします。次に老人福祉センターの活用についてお伺いいたします。先ほど伊東議員の方からもこのことについてお話ししがございました。今、老人福祉センターは地域のお年寄りの憩いの場として先ほどもお話ししありましたように、相談ごとや健康増進、そして学習やレクレーション等、多種にわたって楽しみを共有する施設として好評を得ております。その利用頻度も年々増えていると聞きます。特に温泉は好評であり、入浴者も非常に多いと言われます。パークゴルフで汗をかき、疲労回復のために一風呂浴びて汗を流す。お年寄りの健康保持には最高であり、大いに推奨するところでありますが、お年寄りの中には一人暮らしで車の運転もできず、温泉に入りたくても行けないという方がいると聞いております。町としても福祉バスを運行し、より多くの方々に利用していただくための便宜を図っているところですが、それでもなお、利用できないお年寄りの方々がおります。これらの方々も容易に入浴できるためのきめ細かな手立てを講ずることも必要でないかと思いますがいかがでしょうか。ご所見をお伺いいたします。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
佐々木議員のご質問にお答えいたします。少子化対策の一環としてヘルパー派遣制度を取り入れてはどうかとのご質問であります。本町では、安心して子供を産み育てることができるよう、子育て支援のための環境づくりを進めるため、昨年12月に幕別町エンゼルプランを策定したところであります。ヘルパーの派遣は、障害児家庭では、今年4月から始まりました支援費制度の中でヘルパーの派遣を受けられることができるわけでありますが、健常児については、現状ではそのような制度がないわけであります。ヘルパーの派遣制度につきましては、過去において問題提起された、あるいは検討されたというようなことがなかったのだろうというふうに思っておりますし、また、エンゼルプラン策定委員会の中でもテーマとして議論されなかったというふうに伺っております。私どもとしましては町民の皆さん、あるいは若いお母さん方が、この制度に対してどのような意見を持たれているかも勉強させていただきたいと思っておりますし、先進地なんかの事例などがありましたら、これらについても調査研究をしながら対応をしてまいりたいというふうに思っておりますので、ひとつご理解をいただきたいというふうに思います。次に、老人福祉センターの活用についてでありますけれども、老人福祉センターにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、多くの方々に利用され、大変、喜ばれているということで、私どもも有り難く思っているところであります。利用者の多くはその交通手段として、地区別老人クラブに配車をいたしております4路線の福祉バス、また近距離にある方は自家用車や徒歩などで対応していただいているのが現状であろうというふうに思っております。このようなことから、車を運転できない方につきましても、同様に、福祉バスを利用されているか、あるいは自家用車に便乗させていただいているのだろうというふうに思いますけれども、現状におきましては、この福祉バスを増便する、あるいは新たな交通手段を確保するということは、非常に難しい状況にあるわけでありまして、利用される皆さん方には、何とか足の確保に工夫をいただいて、利用していただきたいものというふうに考えているところであります。以上で、佐々木議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 12番 佐々木芳男
良いことだがならなかなかそのことに踏み切ることはできないと、いろいろな事情がおありかと思います。そのとおりだと思います。特にこの少子化問題というのは、町長の施政方針の中にもこの町の少子化問題について、やはり大きく取り組まなければならないというような意味も含めて福祉問題を取り上げておられます。今までのエンゼルプランと、細かくその計画を立てておられるわけですけれども、より抜本的な思い切ったことをやはりこの少子化問題について考えてみなければ、やはりいつまでも少子化、少子化で続くわけでございます。本町においても、先ほどもお話ししましたように人口は増加しているわけですけれども、しかしやはり新しく産まれ出る子供が非常に少ないと、これはやはり将来に対して非常に心配なことであろうと思います。実はこのヘルパー制度につきましては、山梨県の高見町というところで、これを実施しているわけですが、特に産後1ケ月とか2ケ月とか、そういったときに風邪をひいたり病気にかかったりする、そういうお母さん方がいる。しかも最近は夫婦二人きりの生活でございますので、どうしても隣近所とまだ交流がないといったようなところで非常に悩んでいる若い夫婦がいる。そういったところに何とか手助けをしようというので考え出したのが、このヘルパー派遣制度だというふうに聞いております。もし、きめ細かかく考えていこうとするならば、そういった困っている若い夫婦が、この本町の中にどれくらいおられるのか。実際には保健所等もございますので、そういったものについては解決しているというふうにも考えられますけれども、そういった抜本的なやはり考え方、発想の転換をしていくことが、まちづくりをしていく上で非常に大事なのではないかなと、そんなふうに考えます。もう一度、もし、新しい何かを考えていることがあれば、お伺いしたいというふうに思います。それから、老人福祉センターですが、これは先ほど町長からもお話ししありましたようにいろんな手立てを組んでやっているのですが、たまたまご老人にお会いしまして、いや私は温泉に行きたいんだと、隣のじいちゃん、ばあちゃんは二人で温泉に行って楽しかったって言ってくるけども、私たちはなかなかそこまで行けないんだと。温泉そのものが50円なり100円なり取られてもいいと。何とかしてみんなと一緒に入りたいものだなという話を聞いたものですから、それなら何とかその方法を考えなければいけないねということもございました。したがって、ざっくばらんに言いますと、ハイヤーを使っていくのだそうですが、500円くらいは最低かかるそうです。これらについて、もし補助とまでいかなくても、いくばくかの援助をいただければうれしいというお話ししもございました。したがって、今温泉は無料でございます。それを有料にすれということは申しませんが、経費の問題でもしそういったことにかかわって考えるとするならば、50円でも100円でもカンパをしていただく。お風呂を入った方にカンパをしていただいて、それで何とかそういった方々を補うことができないのかというようなことも、いろいろと考えたものですからご質問させていただきました。以上でございます。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
1点目のヘルパー制度でありますけれども、今お話ししをいただきました先進地、山梨県にそういう町があるということでありますので、一度担当の方で十分中身を調査させていただきたいというふうに思っております。ただ、私もエンゼルプランの策定委員会のメンバーの方と、ご承知だと思いますけど、今年の広報1月号に対談という形で出させていただきました。そうした中ではこうしたヘルパー制度の派遣ということは、先ほども言いましたように話題にはでなかったのですけれども、やはり要望としては一時保育に係る要望というのはかなり強いものがあるなというふうに受け止めました。今言ったように自分がちょっと体調が悪いので病院へ行ってくる、あるいは冠婚葬祭で何時間か空ける、そういった時に預かってくれるような制度があればいいなという、こういうような要望もありました。私どもとしましてはこの一時保育につきましても子育て支援センターの在り方等も含める中で今検討をさせていただいているところであります。繰り返しになりますけれども、先進地の事例については調査させていただきたいというふうに思います。それから、老人福祉センターの問題ですけども、ハイヤー助成ということについてはちょっと考えられないのかなというふうに思いますし、もう一つ私どもの立場としますと、今の老人福祉センターを利用されている方が、どうしても札内地区の住民というのか、高齢者に限っている部分が非常に多いわけでありまして、それ以外の方はほとんどが老人福祉バスで行って利用すると。それ以外の方が自分の車で、あるいは歩いて毎日のように老人福祉センターの一定のフロアを利用すると。こういったことから考えますと、この老人福祉センターの在り方全体的なことも考えていかなければ、何か札内地区の銭湯代わりに使われて終わってしまうようなことになっても、これまたいけないのかなというふうに思うのですけれども、そうかといって幕別にも糠内にも同じ物を造れといわれても難しい問題があって、私どもも大変苦慮しているところであります。大勢の方に利用していただけるということ事態は大変有り難いことでありますけれども、やはり公平性というようなことからいきますと、何とか幕別、あるいは南幕別の人たちにも活用できるような方法がもっとないのか。そういったことも含めながら検討はこれからもさせていただきたいというふうに思っておりますし、先ほども言いましたように、あそこの施設ができてもう20年を超えたわけであります。今後の在り方等もやがては検討していかなければならない時期も迎えるのだろうというふうに思いますけれども、先ほど申し上げましたように足の確保に何とか工夫をいただく中で、ご活用いただくようにお願いをしたいなというふうに思っておりますので、ご理解いたきたいというふうに思います。