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真狩村議会 令和5年第4回定例会 2023年12月14日

本村における開発政策について

2023年12月14日、真狩村議会の一般質問で、陰能裕一議員が「本村における開発政策について」質問し、村長 岩原清一が答弁しました。

質問者
陰能裕一 議員
答弁者
村長 岩原清一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 陰能裕一

通告に従い、標記のとおり一般質問を行いたいと思います。本村における開発政策についてと題させていただきました。平成31年3月の定例会でも同様の質問をいたしておりますが、いわゆる土地開発ブームにつきましては、古くは列島改造論の時代から、平成のバブル期を経て、今般、ニセコエリアについても同様の状態があると認識してございます。前回はコロナ禍前でございましたが、コロナ禍を終えた現在は、コロナ禍前にも増していろいろな動きがあるやに聞いてございます。本村におきまても、いろいろな意味でそのような影響があろうかと思っております。前回は、開発計画について情報収集に努め、その状況を把握した中、ライフラインの一定の規格化や、水や温泉、あるいは森林他、農地も含めますが、そういった資源保護と開発の共生を図るためにも何らかの枠組みが必要でないかという観点から質問させていただきましたが、今回は、それから4年経過した中で周囲や状況の変化、また執行者も代わられた中で、こういった開発行為については基本的に村長はどのような考えをお持ちかと。ちょっととりとめのない話になるかもしれませんが、考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 村長 岩原清一

陰能議員の御質問にお答えいたします。アフターコロナという新しい時代を迎え、インバウンドを含めた人流が以前よりも活発化していると感じております。そのような中で、米クレジット会社大手が「2024年注目すべき世界の旅行先10選」に「ニセコ」が日本で唯一選定されたという報道もございました。真狩村を含む周辺エリアは、さらに注目を浴びることとなるというふうに思っております。さて、議員御指摘のとおり、近年、ニセコエリアを中心としたリゾート地域において、外国資本により大型開発・投資が行われ、さらに本村においても投資目的と思われる土地の売買が増加傾向にあり、乱開発が心配される状況となっております。現状の法律では、大規模な土地の権利移転には国土利用計画による届出が必要であり、農地には農地法や農振法による売買等の制限が課せられております。また、一定規模以上の特定の開発行為には北海道知事の許可が必要となっているところでございます。本村における開発規制としては、北海道景観条例で、高さ10m又は面積1,000㎡以上の建築物や工作物を新設する場合などには事前に届出の義務が必要であり、また、本年3月に改正した「真狩村地下水保全条例」では、新たに設置しようとする井戸に対して影響調査の実施を義務付けるなど、無秩序な採取を制限し地下水の保全を図っているところでございます。景観や地下水を守ると同時に、村の活性化・地域経済の発展を視野に入れ、議会の皆様を含めた関係機関と関わりを図りながら魅力的なまちづくりも進めていかなければならないというふうに考えておりますので、皆さんの御理解をお願いいたします。

議員の質問 7番 陰能裕一

ただいまの答弁では、今の周辺の現状及び各種制限許可のことについて、あとは無秩序な開発はやはり好ましくないという観点の中から、特に水に対する制定された条例についてお話を伺いました。前回の質問の中で、ライフラインの一定の規格化ということも提言させていただきました。これにつきましては、光団地並びに今社でやっている宅地造成につきまして提言を取り入れていただいた中で、後々村の方で管理しやすいように一定の規格化をした中で開発をしていただいているということで、大変これはありがたいというか、先を見たときに大変有意義なものでないかというふうに考えております。4年前はコロナ禍でもあり、同様な話がいろいろとございました。ただ、振り返りますと、いずれも、4年経った今、順調に進んでいるかといえば、そうでもないようなところがございます。また、農地の多い本村におきまして、次元の違う開発行為を行うということになりましたら、やはり村有地や村有林を活用するということが不可欠でないかと、やらざるを得ないのではないかという考えでございます。そこでやはり、昨今の従業員の関係の建物の話があったり消えたりしたというところに代表されますように、やはり村の姿勢として、近隣町村とか、あるいは周囲の情報収集をより努めた中で、やはり乱開発を防ぐ、あるいは村にとって今後とも有益なものをやるとするのであれば、そういうふうに進めていかなければならないと私は考えますので、やはり姿勢としましては玉石混淆といいますか、いろんなお話がたぶんあるのではないかと思いますが、その中でしたたかに、ずるくというか、したたかに物事を進めて、見極めて、一回逆風が吹いたら終わってしまうようなことではなくて、先を見据えた開発行為を推し進めていくと。今の村民の皆様の生活と共生できるような観点で、したたかな姿勢が必要なのでないかというふうに私は思うのでありますが、その点について、改めて村長の考えをお伺いいたします。お願いします。

答弁 村長 岩原清一

ただいまの議員の質問でございますが、非常に私も同じ気持ちでございます。たぶん真狩村のこの雄大な自然豊かな自然を守るという役目は、行政にとって必要な部分だというふうに思いますし、守らなければいけない行政の最重要課題かなというふうに思います。一方で、やはり村の経済、村の活性化、にぎわいというような部分というのは、やはり外部の資本が入るということは条件になってくるのかなと、今この周辺を見ますと思っております。そういった中で、相反するような部分のことを両天秤をかけながら進めないといけないというようなことになりますと、今言われましたように、情報収集、それから乱開発の心配、そういった意味でしたたかに見極めていかないといけないというふうに私も思っているところでございます。そういった中で、非常に難しいのですが、今の段階では確かにそういううわさでは真狩の価値が上がっているという話はお聞きするのですが、そういった中で具体的に何か来ているというような状況でもございません。ですから、今規制をかけるような段階でもない中で、具体的にお話が来たときに、先ほど言いました土地の利用、それから景観の規制を当てはめて、またその事業の内容についてしたたかにできればいいのですけれども、そういった意味で慎重に進めないといけないというふうに思っておりますので、その時期が来ましたら、また議会の皆さんと相談して、そういうものに対してのいろいろな御意見を聞きながら、また村民の御意見も聞きながら進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 7番 陰能裕一

今の答弁におきましては、思いは同じであると。やっぱり相反することを天秤をかけながら、先を見ながら、村の将来のためにしたたかにやっていくというお言葉をいただきました。やはり具体的なものがないとなかなかこれはいけないのだと、いわば受け身と。一問目の答弁で各種制限許可等々のお話もありましたけれども、やはりどちらかといえば事後的なもの、こういったものは甲乙、一般的な原則にあてはまったら、あとから話を聞いたのが上がってくるというような側面もございます。何せ都会ではありませんので、やはりそういうところは受け身になるのかなというふうに思ってございます。繰り返しの話になってしまいますが、今後とも、あとは近隣町村の対応の仕方、実際にかけている規制とか考え方だとか、そういうことも参考になるのでないかと思います。引き続き担当の部局におきましては、そういったことの把握に努めながら、キーワードは「したたかに」ということでございます。あとは天秤にかけながら、本当に必要なものであれば迷いなく突き進んでいっていただければなというふうに思いますので、そこの部分について、改めて意気込みといいますか、お考えをお伺いいたします。

答弁 村長 岩原清一

ただいま大変ありがたい御意見をいただいたかというふうに思っております。真狩村の場合、やはり農地がかなり多くて、面積があまりないというようなことでございますが、ただニセコの界隈とちょっと違うところが、水があるということでございます。それで私どもの羊蹄山側のほうには水が豊富なんだろうなと私も思っておりますが、そういうようなものを目的に来る方も、今後もしかしたらいらっしゃるかもしれない。そういった部分について、非常に心配しているところでございます。そういった中で、ニセコ・倶知安、それから周辺の町村と、同じ羊蹄山を抱えるものとしてどういうふうにするのかということを情報収集しながら、それから規制を作る意味で、この間3月に地下水条例を改正をさせていただいたところでございます。そういった意味で、やはり慎重になるところは慎重になって、大胆になるところは大胆に進めていくというのが必要なんだろうと思いますが、私も非常に悩むところだと思います。ですから皆様方とよくよく協議をしながら、いろんな意見を聞いて進めてまいりたいというスタンスでいきたいと思いますので、もし今後そういうお話がありましたら、即座に皆さんに御相談をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。(陰能議員「終わります。」)

出典:真狩村議会 令和5年第4回定例会 2023年12月14日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる