福島町議会 令和5年度定例会6月会議 2023年6月21日
クマやシカによる被害を減少するため電気柵補助の提案
2023年6月21日、福島町議会の一般質問で、藤山大議員が「クマやシカによる被害を減少するため電気柵補助の提案」について質問し、町長 鳴海清春、産業課長 福原貴之が答えました。
- 聞いた人
- 藤山大 議員
- 答えた人
- 町長 鳴海清春、産業課長 福原貴之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 藤山大
通告に従い、町長に一般質問をさせていただきます。クマやシカによる被害を減少するため電気柵補助の提案。- 10 -北海道ではクマ・シカによる人的被害、農作物被害が増加傾向にあり、出没情報がテレビや新聞で毎日のように報道されております。福島町も例外ではありません。他の町では家庭菜園でクマの被害を受けた人や、被害を予測できるエリアの人など、条件を満たす希望者に電気柵を無料で貸し出しているところもあります。購入費用も補助する制度もあります。農業者向けの購入助成事業も大事ではありますが、それと並行して一般家庭向けの電気柵購入費用の助成を考えていただきたい。想定される助成内容として、①補助対象、クマやシカの生息状況などを考慮し、補助対象となる農地の面積や被害の度合いに一定の基準を設定する。②補助範囲、電気柵の購入費用や設置関連費用等、補助率の設定。③規定・条件、電気柵の適切な設置方法や維持管理の徹底、クマやシカとの遭遇情報等の報告などの設定。④周知方法、クマやシカの対処法等の広報での周知、講師を招いての住民講習など以上の事を提案します。未設置の耕作農地や家庭菜園における電気柵について、人命・財産を守るためにクマやシカを寄せ付けない効果的な手段の一つとして考慮するべきと考えますが、町長の見解を伺います。
町の答え 町長 鳴海清春
藤山議員のご質問にお答えいたします。当町における電気柵の設置については、ヒグマ及びエゾシカによる農業被害を抑制する目的で、平成22年度から福島町鳥獣被害防止対策協議会が事業主体となり、福島町農業協同組合に加入している農家に対して貸し付ける方法で電気柵を整備しております。一方で、令和2年度に白符地区でヒグマに襲われたと思われる事故を受けて、墓地などへの電気柵を町が設置するなど、2次被害及び新たな被害防止に向け早めの対策を講じております。1点目の一般家庭向け電気柵の購入費用の助成についてですが、営利を目的としないで野菜等の栽培を行っている家庭菜園の多くの方々は、自己防衛の中で独自の対策により被害を抑制する努力を行っております。また、危険と判断される農地等には複数人での作業や、危険と思われる場所には近づかない行動が大事である旨の注意喚起を行っており、現段階では、私的な個人への設置助成の拡大は考えておりません。2点目のヒグマとの遭遇情報等の町民周知についてですが、松前警察署と松前・福島両町担当者による「ヒグマによる人的被害発生防止のための検討会」を令和4年度から開催し、ヒグマ等の被害に迅速に対応できるよう情報共有を行っており、速やかに町民への周知する体制を整備しております。なお、ヒグマに遭遇した場合や未然防止に係る対策については、町広報で毎年周知しておりますが、住民講習会については、北海道渡島総合振興局と連携を図り開催するよう調整しております。
議員の質問 7番 藤山大
担当課長に今現在の状況確認をしたいと思います。農家さんのクマ・シカの食害状況、被害額、生息範囲をお聞きします。次に、農業者の数と全ての把握は難しいとは思いますが、一般家庭の土地や菜園を行っている数をお聞きします。次に、農業者、一般家庭の方に畑や土地での注意喚起はどのようにされているのか、お伺いします。最後に、町民周知方法ですが、広報での内容をお知らせください。講師を招いての住民講習会は行われていたことがあるのか、お伺いします。4点お願いします。
町の答え 町長 鳴海清春
今、縷々質問いただきましたが、数字的なものについては議長のお諮りをいただきまして、後ほど、もし必要であれば文書質問していただいて、その中できちっと答えていきたいと思います。あと、これまでもクマの情報等については、我々としてはクマの出没情報なりそういったものを防災無線でこの前も周知させていただきましたし、また、特に白符の事故があってからかなり迅速な対応をしているつもりでありますし、これからも先ほど言いましたとおり松前警察署を含めて、福島交番も含めて色んな地域の協力をいただきながら、大切な住民の命がなくなることのないような対策は講じて行きたい。そのように思っているところであります。
議員の質問 7番 藤山大
ただいまの状況で危険度のレベルですね。今の状態で山に入るに対して、注意の仕方は「入らないでください」「熊が出る恐れがあるので入らないでください」というような指示が出ていると思います。今、僕言っているのは、電気柵を付けることによってレベルを下げて、熊を注意しながら畑や菜園をしていただけるように電気柵の設置を考えていただきたいと思います。町民の声として、畑に行くのに警察や役場の指示で熊が出る可能性があるので行かないでくださいと言われたそうです。ほかの町では電気柵の設置、助成はあるのに福島町はないのかと言われました。松前町でも助成はしているし、知内町でも検討段階に入っていると思います。電気柵の検討を町長の見解をお伺いしたいと思います。
町の答え 町長 鳴海清春
一般質問のご質問が家庭菜園に対する助成をということでありますので、回答してございますけども、我々はやはり、しっかりと公の部分と個人の部分は整理する必要があるんだと思っていますので、我々は公についてはきちっと産業振興の観点から、今、農地にいらっしゃる方については、なるべく電気牧柵を町の方で貸し付けるような状況します。それでは色んな形で町民の要望というのはあるんだと思います。家庭菜園、本当にそれを趣味としている方が行けなくなるということがあって、議員に相談したのかなと思いますけど、私はやはりそこは個人の判断の中できちっとすべきものでありますので、私的な所までですね、公で趣味の世界極端にいくとですね、趣味の世界に対して助成金をすることが町民の理解が得られるのかということを私は反対に問いたいという風に思いますし、私達が厳しい状況のなかで、そこまで助成を拡大するということは私としては考えておりませんし、何かあちこちでやられているという話もしてますけど、私もちょっと調べましたけど、確かに札幌市や西興部でやっていますけども、金額的には小さいものではありますけども、そういったところとまたちょっと違うんだろうという気がしていますし、私はあくまでも農業で生業としている方々が農業被害に遭うことに対して、きちっと対応するというのが筋ではないのかなと。例えば、自分の畑、庭の所でキュウリを例えば植えたのが被害に遭ったとか、そういうことにはならないんだと思いますし、当然そういった近所にクマが出没してれば我々も含めて近づかないというのが一般的でありますので、そういったことのなかで私は十分でないのかなと思いますし、先ほど言いましたとおり、公と私というものは、やはりきちっと整理すべきではないのかなと思っていますし、やはりそこのところまでは私は反対に、繰り返すようですけど、町民の方の反対に理解が得られないのではないのかなと思います。確かに、やられている方にとっては、少しでもお金を出してくれればその分、助かるという考えはあるんだと思いますけども、それを行政として助成するまでのことなのかなというのは、ちょっと違うのではないのかなという気がしてございます。
議員の質問 7番 藤山大
僕としては電気柵というのは、要はクマとシカに対して効果的な手法の一つですよね。人間でもそうですが、痛い思いをしたら二度と同じことをしない。そういう風に勉強するも一緒ですが、クマも一緒、シカもそうですし、一回電気柵に触れることによって、そこから賢くて勉強する人もクマもシカもいるかも分からないですが、手法の一つとして電気柵を設置することによって、先ほど町長が家庭菜園の方、確かに営利目的ではないですが、趣味等で行っている方もいます。そういう風な方に対して、注意しながら畑に行ってもらえるような環境づくりを考えていただきたい。と町長にそういう風に思っています。それと周知方法ですね。講師を招いて行った経緯というのは、ありますかね。その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
町の答え 町長 鳴海清春
先ほども言いましたとおり、確かに札幌市で2万円助成しているという、2分の1ですけどね。そういったものまで町の方でやる必要は私はないと思っていますし、ある程度そこは自己責任の中できちっと対応すべきだと思っていますので、これ以上、繰り返ししませんけども、あと講習会については今、担当課長の方から説明させますので。
町の答え 産業課長 福原貴之
講習会につきましては、近年やってございません。10年くらい前には渡島総合振興局の講師の下で学校向けということで講習会をやってございます。それで、私共も今年度については9月、秋の山に入るシーズンを前に渡島総合振興局の職員の講師によって、農家さん及び山に入る方の向けとして開催したいと考えております。
議員の質問 7番 藤山大
最後になりますが、人命それと財産を守るために、農家さんもそうですが、町民向け家庭菜園、その辺にももう少し目を向けていただいて、今後、危険と思われるような場所に関しては、役場としてというか町として関与して、安全のために守っていただけるよう町長にお願いして終わりたいと思います。
町の答え 町長 鳴海清春
基本的にクマについては、やはり最近各地で出ていますので、当然この前、朱鞠内の方で不幸な事故ありましたし、当町でも白符で尊い命の方が亡くなっておりますので、まずはやはり、確かに電気牧柵自体は効果があるものですし、だからといって町全体にそれを網を張るわけには行きませんので、そういったのも含めて、我々としてはやはり町民の方にしっかり意識をしてもらうと。クマが怖いんだという意識をしっかり広報なり色んな先ほど言いました講習会でもいいですから、そういったものをまず認知していただく。そしてその中にいち早く情報提供をする。例えば、この前みたいに三岳でクマが出ましたという防災無線をかけて注意喚起をして、なるべく注意を払いながら生活をしてもらうということが、私は第一義ではないのかなと思っていますので、これからも尊い町民の命がなくなることのないように、しっかり安全対策については、しっかり我々としてもやって行くつもりでありますので、そういったなかで必要に応じて極端にいけば農地だけでなくて墓地などについても、これからまたお盆の時季になれば皆さんお墓参り等行きますので、そういったところにはしっかりと対応できるような状況を作っていきたい。そのように思っています。