豊浦町議会 令和4年定例会3月会議 2022年3月9日
漁業系一般廃棄物処理について
2022年3月9日、豊浦町議会の一般質問で、山田秀人議員が「漁業系一般廃棄物処理について」質問し、町長 村井洋一、産業観光課長 藤原弘樹が答えました。
- 聞いた人
- 山田秀人 議員
- 答えた人
- 町長 村井洋一、産業観光課長 藤原弘樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 山田秀人
次に、二つ目であります。漁業系一般廃棄物処理についてであります。ご承知のように、皆まで言わなくていいことでありますが、残渣水、この問題については、従前のとおりでありますが、この残渣水イコール、マスコミではもう汚水と言っていますが、この処理と今後の見通しについて伺います。ご答弁を願います。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
2点目でございます。漁業系一般廃棄物処理についてお答えをいたします。残渣水の処理と今後の見通しでございますが、12月議会においても答弁させていただきましたが、令和3年7月30日づけで、北海道に提出した改善計画書を基に処理していくこととしてございます。現在は、施設内発酵槽への散布を基本とし、施設内に予備貯留タンクを設置し、保管している状況でございます。今後の見通しにつきましては、改善計画書の内容が基本となりますが、排水基準に基づく河川放流につきましても、北海道や関係機関と協議し、進めているところでございます。以上でございます。
議員の質問 1番 山田秀人
いわゆる汚水、残渣水は、以前から常時発生しておったわけです。いわゆるホタテ養殖の生産に伴う付着物として、陸揚げされて、それの処理については、従前から、この豊浦のホタテ養殖事業が始まってからも連綿としてこの問題と付き合ってきたというわけであります。そして、行政についても、議会でもよくこの処理に苦慮して、皆さん、それぞれの事業を展開してきたと。そういう施設も残っているということであります。やはりこの処理は、今回のツケが表面化してきたということであります。放置してきたことが、この違法処理につながったということでもあります。そこで、町長にお聞きしたいのですが、報道で、STVテレビでインタビューがあって、そのテレビで町長が発言しておりました。このフレーズが私は随分と気になったのですよ。処理能力に見合った水揚げの仕方を指導・徹底しなければならなかったと、このように町長は述べています。(「そうだ」と言う人あり)覚えているか、覚えていないかは別として、きちんと画面にも残っていて、ユーチューブにもそのように残っています。そして、申し訳なかったということで言葉は続いて、それでぶつりと切れているのです。ここで私が気になったのは、結局、ホタテ貝の水揚げを制限するかのような発言にも取られるわけですよ。ホタテの水揚げを少なくすれば雑物が少なくなると。それでもって残渣水が少なくなる。そういうふうに受け止められるのではなかろうかと。本当にそのように考えていたのか、ここでこの発言について伺いたいです。どうですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
先ほどの午前中の組合との委託契約のこともございますけれども、適正に処理しなければならないということでございます。そういったことで、処理能力に合わせて水揚げ等々ということでございますけれども、これはオーバーフローするとか、そういうことも心配しながら、やはり契約書にのっとってお互いに気をつけて、ホタテの水揚げをしていかなければならないということで、発言をしたというふうに記憶をしてございますけれども、恐らくそういった考え方で発言をしたのでないのかなというふうに思ってございます。お互いに連携しながら取り組んでいくということが、非常に大事であるというふうな考えの下に発言をしたのではないのかなということだと思います。
議員の質問 1番 山田秀人
これは、この言葉をそのまま受け止めるのであれば、もう本当にはっきりと言いまして、漁民の気持ちを逆なでするものです。ですから、これはお互いに連携しながら、これを対処していくという、そういうお気持ちで発言したと今おっしゃっているのですから、そこはそうなのかなと言うしか私はありません。やはり突然、ああいうマスコミにインタビューされると、さすがの町長でも舞い上がってしまうのかなと、そういうふうに思いますけれども、このような言葉は、やはり気をつけなければならないなということであります。さらに、この残渣水の問題です。結局、ハザカプラントは3,000トンあると言っているのですが、この3,000トンというキャパシティー、処理能力というのは一体何なのかということなのです。付着物処理で、6,000トンや1万トンを受け入れるわけですし、浜で水を切ってどのぐらいの量が減るものか、これはどういうふうになっているのか、誰も分からないのですよ。それで、半年で3,000トンを処理する。そういうことであれば、5,000トンを受け入れて、処理しきれない量を一時、どこかに置いておかなければならない。そういうことになるわけです。そうなった場合に、ちゃんと保管場所があって、きちんと残渣水が外部に漏れないようになっているのかどうか。ここら辺のところというのは、このハザカプラントの仕様というのは、どのようになっているのですか。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
議員がおっしゃる3,000トンの処理能力という部分につきましては、議員もご存知かもしれませんが、豊泉に以前ありました処理施設と合わせて、ハザカプラントと合わせたときに、当時のごみ量に換算して、確か4,500トンを年間処理するというような計画で、ハザカプラントは3,000トン処理ということで計画書を出しているので、その計画上は3,000トンの処理というふうになってございますけれども、要は、実際にハザカプラントが持っているスキルといいますか、その部分においては、本当、変な話、365日フル稼働すれば7,000トンから8,000トンの処理は可能でございます。1日の処理能力がそれだけあるので、ただ後は処理日数が何日要るかということによって、3,000トン以上の処理能力はあります。また、一時保管施設についてもADMをもって処理する、ADMで一時保管してハザカプラントのほうで処理するという形の計画になってございますので、計画上は3,000トンの処理というふうになっていますけれども、これが逆に言いますと、今まで最大に出た1万トンとなれば、処理能力のキャパシティーはオーバーしてしまいますけれども、現状でいう7,000トンという部分であれば、現状持っているハザカプラントの能力からすれば、稼動日数によっては処理が可能です。あと言えることは、出てくる雑物の形状によって、非常に水分が多い 年、また水分がない年、今年の特徴で言えば、イガイがすごく多いので、イガイというのは、要は生きているうちは、貝の中に水分を含んでございますので、それが死んでいくことによって、中から水分が出てくるような、染み出してくるような形で、やはりそういった部分でごみから出てくる水の量というのも変わってきます。俗に言う、皆さんが言われていたザラボヤとか、そういったものであれば、ある程度、浜の段階で水切りすることによって水が切れるとか、そういった部分もありますけれども、その辺は、やはり毎年ごみの形状も変わってきているということで、なかなか計画上の部分にそぐわない部分といいますか、前に言ったように、改善計画書でも書いていますけれども、基本的にはレーンのほうに水のほうも散布して処理するというようなシステムになってございますので、現状、3,000トン以上の処理能力はあるということでご理解を願えればと思います。以上です。
議員の質問 1番 山田秀人
処理能力は、365日毎日稼働すれば、それなりの処理能力ができると。それは堆肥をつくるための処理能力であって、汚水が出てしまったのだから、それの処理が間に合わなくて、結局はああいうような状況になったわけでしょう。ですから、それを含めたときのキャパシティーというのは、処理能力というのは、やはり限界があるということなのですよ。ですから、少なくともこの基幹産業の周辺処理施設が原料を入れたことに対して能力を超えた。やはりここが問題なのですよね。職員に責任が出てきて、こういうふうな状況になってしまったと。これは町長、ここは大いに考えなければならないことですよ。これだけ長い期間、もうホタテが生産されて水揚げされている豊浦町がずっと続いていけば、このことはずっと起きていくわけですよ。そういうことですから、町長、この処理能力を超える、ここにきちんと焦点を当てて改善しなければならないという、そういうことになりませんか。町長、お答えください。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
そういうことですので、レーンでの発酵促進として、まず残渣水をかけるというのを基本として、それ以上の残渣水については、しっかりとした整備をしながら整えていくと。先ほど言いましたように、河川放流のことも含めて、そういったことで、きちんと処理をしていくということで、今は計画をしているということでございます。
議員の質問 1番 山田秀人
ですから、残渣水が多く出た。それで、発酵というのは、レーンに残渣水をかけて、どんどんどんどん発酵して、水分を蒸発させるということでしょう。そうすると汚水がどんどん少なくなっていき、肥料化されていくということでしょう。そういうふうになると、それを今までやっていなかったということでしょう。だから、実際は、マニュアルどおりにちゃんとそこがやられたのかどうか。それから、キャパシティーが、容量が多くて、結局はこの残渣水を不法投棄せざるを得なくなったという、こういう背景があるのではないですかということです。これはどちらかなのです。マニュアルどおり、きちんとかけて、そして、常に残渣水がなくなるか、少し残るぐらいの状態にして稼働していれば、別に何も問題はなかったのか。それとも、これはもう原料を多く入れ過ぎて、そこに貯留して、汚水がたまってしまい処理しきれなくなったのかという、この二つに一つではないですか。そこら辺は違いますか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
処理能力の部分もあろうかと思います。また、残渣水や付着物が多くなってきて、その年その年で付着物が違う 、それによって水の発生も違ってくるということが原因でないかなというふうに思ってございます。また、これらについて、先ほども渡辺議員のほうにも答弁させていただきましたけれども、その辺について、まだ私は、それは捜査中であるということでございますので、発言は控えさせていただきますけれども、いろいろな要因があったというふうに受け止めてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
あまり深く答弁をなさいますと、札幌の検察庁が飛んでくると。こういうことですから、検事には十分気をつけて発言なさったほうがいいですよ。それで結局、ハザカプラントの施設内のタンクの容量というのは、実際はどのぐらいの容量なのですか。それと、答弁で予備の貯留タンクもやって、そこにも置いておくのだという、そんなお話でしたけれども、この容量は何千トン、何万トンが入るかは分かりませんけれども、両方、どのぐらいの容量があるのですか。施設内の容量と今回予備にタンクを造った容量です。伺います。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
プラント自体での容量タンクは150トンであったというふうに記憶していまして、あと一時保管の部分にもタンクがあるのですが、それの容量は記憶が曖昧ですが、ADMといいますか、一時保管のほうのタンク容量はそんなになくて、トータル合わせると、全て合わせて330トンの貯留量が可能ということでございます。それに加えて予備の余剰タンクですけれども、3トンのタンクを約30基用意して、いや、また追加したので3トンのタンクを50基用意しているという状況でございます。以上です。
議員の質問 1番 山田秀人
何だかごちゃごちゃ言っていて、さっぱり私も分からないですよ。もう1回きちんと言ってください。現存しているハザカプラントにある施設のタンクの容量と、あとは今の予備を含めた、今回入らなかった部分の予備、この部分のタンクの容量は何基あるかは知りませんが、幾らですかということです。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
申し訳ございません。施設内でのタンクの貯留容量は330トン、加えて余剰で今用意しているものが、3トンのタンクを50基ですので、150トンになってございます。
議員の質問 1番 山田秀人
これで足りるのですね。ちょうど今、ホタテの水揚げが佳境に達しているわけですから、そういう予想でいいのですね。確認しますよ。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
現在、3トンタンク50基に貯留しているということでございまして、これから状況に合わせて増やしていかなければならないというふうに考えてございます。
議員の質問 1番 山田秀人
この予備タンクはどこに置いているのですか、ハザカプラントの周辺に置いているということですか。お答えください。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
プラントのちょうど道路の裏側になろうかというふうに思います。
議員の質問 1番 山田秀人
ハザカプラントの道路の裏側ですね。きちんと答えないと、どこの道路の裏側か分かりませんよ。村井金物店の裏側なのかいということなりますよ。いいですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
ハザカプラントの南東に当たると思います。ちょうどハザカプラントのレーンがありますが、あれの一番最後に出てくるところの川下といいますか、あそこら辺になります。
議員の質問 1番 山田秀人
また不法投棄にならないように、ぜひこれはきちんと管理して処理してください。それで、町長の答弁にありましたが、排水基準に基づく河川放流を試験的に実施しておったと、前回の行政報告にもあったと思います。これは、試験的に放流したというのは、この汚水の量はどのぐらいだったのですか。どのぐらいの規模でやっていたのですか。期間と規模をおっしゃってください。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
試験的に放流はしていないというふうに思っています。残渣水の放流をするための試験をしたと。成分分析をしながら、河川放流ができる可能な基準値以内になったという、試験を繰り返してそのようになったということでございます。
議員の質問 1番 山田秀人
分かりました。当然、河川放流をするためには、基準値以下でないとこれは放流できません。そのために、今の汚水、残渣水がどのぐらいの成分なのか、重金属やら流してはいけないもの、これらがどういうふうに含まれるかということを分析したということですね。結果はどうだったのですか。
町の答え 産業観光課長 藤原弘樹
町長が言った排水基準の部分で言いますと、放流する水量によって基準値の項目が変わってくるというふうに伺っておりまして、仮に1日当たり50立米未満の放流であれば、28項目の排水放流基準というものがございまして、一応、その28項目の部分はクリアしたというふうになってございます。仮にこれが50立米以上の放流ということになれば、28項目に加えて、15項目の基準がございますけれども、基本的に50立米未満の排水という形で今は検討してございまして、その28項目の基準については、クリアできているような状況にあるということでございます。以上です。
議員の質問 1番 山田秀人
これは、実際の費用のことも考えなければならないし、結構なものだと思いますよ。これ以上、私が突き詰めていったらもう時間がないですから、次回の質問にしますけれども、そこら辺はぜひ安易に考えるということがないようにやらなければならないと思います。ということは、やはりこの噴火湾の海域の環境というものを考えなければならないし、それから、風評被害です。いくら基準以下に薄めたとしても、河川に放流したとなると、残渣水を流れている川、そして、豊浦の海岸というふうになると、風評被害がいろいろな格好で出て来ざるを得ない。こういうことも考えなければならない。よしんば、そういうふうにして河川放流したとしても、この周辺の水質検査、それから、貫気別川帯域の水質検査を徹底してやらなければならない。そうしないと、地域住民の人や豊浦に訪れる人、そういう人たちへの影響というのが多大になるものだろう、こういうふうに考えられます。それから、沿岸漁民への周知、これも大事です。ぜひこの部分も、コンプライアンス、法令遵守の上、徹底的にやらなければならないということですよ。それから、もうひとつはこのホタテの残渣水を含めた担当セクション、これは申し訳ないですけれども、産業観光課という課に町の政策事業を全てここに集中させた。これも一つの問題がある。これは他の同僚議員からの指摘が去年からあるわけですよ。きちんと責任を持った人がそのセクションにとどまって、ある程度の専門的な見地で見るような、そういうことをしなければ、今の体制ではなかなか難しいのではないかなと。優秀な副町長が来ても、そこまでできるかというのは、非常に不安であると言わざるを得ません。ぜひこの点は守ってやっていただきたいということであります。それで、そういうようなことが私は考えられるのですが、今まで私が述べたことは、町長はどういう感想を持ちますか。やはりそのとおりだとお思いですか、どうですか。
町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)
今言われました河川放流等々の問題ですけれども、当然のことながら、定期的に水質については検証していかなければ駄目だというふうに思っていますし、そのためには、組合との連携もありますし、町民のご理解をいただかなければならないというふうにも思ってございます。また、組織のお話ですけれども、当然のことながら、大変な部署であるというふうにも思っているのは、当然のことでございます。専門的な知識も必要になってきますし、またそのほかの仕事も抱えているということで、大変重い部署でございます。そういったことを考えながら、少しでも軽くなると言ったらあれですけれども、そんなことも含めながら、横断的に私も考えていかなければならないというふうに思ってございます。特にこのプラントについては、私も当然、重く受け止めておりますので、私も定期的にちゃんと状況を把握しながら、また相談しながらやっていかなければ駄目だというふうに思ってございます。
議員の質問 1番 山田秀人
今、町長がお述べになりましたけれども、産業観光課というセクションは、これは巨大過ぎますよ。本当に今まで苦労なさった課長さんは、本当に大変だと思います。ご同情申し上げます。ぜひ町長、そこのところは機構改革なり、職員の意見をきちんと聞いて、やりやすいような職場環境、これをつくっていただきたい。こういうふうに要望しておきます。