みんなの議会

豊浦町議会 令和4年定例会6月会議 2022年6月15日

漁業系一般廃棄物処理について

2022年6月15日、豊浦町議会の一般質問で、山田秀人議員が「漁業系一般廃棄物処理について」質問し、町長 村井洋一、水産商工観光課長 長谷部晋が答えました。

聞いた人
山田秀人 議員
答えた人
町長 村井洋一、水産商工観光課長 長谷部晋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 山田秀人

次に、二つ目の質問です。漁業系一般廃棄物の処理について質問いたします。この件については、もう昨年からいろいろと6月の北海道警察が捜査に入ったと。そのことをめぐって、いろいろな事件が沸き起こって、そして今に至っているわけですが、この廃棄物の処理というのは永遠に続くということでもあります。しかしながら、この件については、看過できない問題ということで、常に議会としてもチェックしていかなければならないというものだと思います。私が質問するのは、今回、この漁業系一般廃棄物処理問題についての責任問題は別といたしまして、今後どうするかということを踏まえて、そして今どういうふうな現状になっているのかということです。そこのところのチェックをしながら、円滑にこの処理が出来上がって処理されて、そして、住民や漁師の皆さんが常に安心して経営していける、こういう環境を行政がつくらなければならないという、こういう任務を持っているわけであります。そこで、伺います。この漁業系一般廃棄物の処理についての生態系に配慮した漁業等、それから残渣水の処理と今後の見通しについて伺います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

それでは、漁業系一般廃棄物処理についてお答えいたします。生態系に配慮した漁業と残渣水の処理と今後の見通しについてでございますけれども、ご存じのとおり、漁業は自然の生態系に依存し、その一部を様々な方法で採捕することにより成り立つ産業でございます。海洋環境や海洋生態系を健全に保つことは、漁業活動を持続的に行っていくための重要な前提条件でございまして、これを適切に推進していくことは、漁業の存続にも関わる重要な問題でもあることから、いぶり噴火湾漁業協同組合をはじめ関係機関とも連携し、対応してまいりたいと考えております。残渣水の処理と今後の見通しにつきましては、施設地下埋設タンクに貯留している残渣水及び施設敷地内に仮置きしている貯留タンクの残渣水を、順次、他自治体における民間処理施設への搬入と施設発酵槽レーンへの散布を週3回実施しておりまして、今後も雑物の発生量にもよりますが、同様な対応を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 1番 山田秀人

今の答弁にございましたが、前半はなかなかいい言葉を述べておりまして、私の好きなところでもあります。海洋環境、海洋生態系を健全に保ち、これが漁業活動を持続していく、誠にそのとおりであります。それで噴火湾の環境というのは、どういうものなのかということが、いつもここに住んでいる地域住民や、それから漁業関係者そういう方々がいつも懸念している、そういうことがよく言われています。このホタテを養殖することによって、海の底が非常に汚れているということが生態系に配慮した漁業と言えるかというところの環境調査がどうなっているのかということです。結局、ホタテの養殖に影響を来しているのではないかということもあって、ここら辺のところの考え方というのは、今、世界的にはやっている言葉ですけれども、持続可能な事業を進めていくためにはどういうふうにするかということです。ここら辺は、噴火湾、それから、豊浦沿岸を含めてどういうふうにこれを認識しているか、そして、その課題をどうするか。漁業関係者と既に膝を交えてどうやっていくかということも含めて、進め方、認識を伺います。いかがですか。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

ご存じのとおり、噴火湾全体を見ますと、それぞれ水揚げの仕方といいますか、処理の仕方も違っております。私もほかのところでは沖洗いをしたりということで、あまり雑物等を持ってこられないところもあると聞いておりますし、こと豊浦の胆振側におきましては、できるだけ海の環境を保つため汚さないようにということで、雑物等を持って処理しているという状況でございます。これらにつきましては、統一的な全道的な生態系を壊さないような施策が必要であると認識しております。事あるごとに、これらの環境についても、今の豊浦、胆振でやっている状況をお知らせし ながら、あらゆる協議会また懇談もありますけれども、会議等々でこの辺を強く訴えているところでございますし、これからも統一的な海の環境を守るために、方針を強く訴えていきたいと考えてございます。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

正直に言って、他のところでは計り知れないところがございます。しかしながら私としては、北海道漁港漁場協会等々で、豊浦のものについておわびを申し上げるとともに、環境を守りながらどのような採捕をしたらいいのかということも統一的な見解を示してほしいということをお話ししてきたところでございます。あちこちでばらばらな見解になっても、環境問題につきましても、採捕の問題につきましても、いろいろ地域によって隔たりがあるという認識を持っておりますけれども、そういった場合においても、北海道全体で海を汚しているところは、全部同じような漁業の振興を図っているところがほとんどでございますので、そういった見解から統一的な考え方を示してほしいということをお話ししてきたところでございます。

議員の質問 1番 山田秀人

何の統一的な見解を示してほしいと訴えているのか、ちょっと分かりませんけれども、私が伺っているのは、噴火湾の環境がどういうふうになっているのかということで、それぞれ環境についての研究機関やいろいろな調査機関、道の普及所とかあるわけです。国の水産試験場もそうですが、これらがどういうような調査を行っているか、今そういう団体というのは、独立法人になっているのか。それで、なかなか噴火湾の調査もお金がかかることですから、なかなか予算配分がならないのかもしれないけれども、そこら辺のところの研究機関との兼ね合い、それから湾内にいる漁業者、漁協、市町村を含めて、どのような認識をしているのかということなのですよ。それがばらばらだということなのですか。ちょっと、はっきりしていただきたい。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

私の認識でございますけれども、それらについて、研究機関といいますか、水産試験場等々で、噴火湾の水流、水温、海流の流れ、プランクトンの量といったものを計測している状況にあると認識してございます。

議員の質問 1番 山田秀人

そんな段階でしょうね。計測中なので、結果は出ていないです。だけれども、毎年毎年噴火湾の環境は変わっていって、そして、ホタテの生産量が上がったり下がったり減少したりしている。そして、稚貝が消滅したとか今年はよかったとかを繰り返しているわけですよ。だから困るわけです。そこにどういう原因があるのか原因を掘り下げていくと、とんでもないことになってしまうから、原因究明はしないということに絶対にならないはずなのです。これは、青森県の陸奥湾の経験をよく引き合いに出しますけれども、きちんとそこら辺のところは、調査機関と行政機関が連携して、噴火湾地域全体を振興させていく、これは誰でもが願うというか、求めることなのではないですか。町長、そういうふうに思いませんか。この環境問題、漁業の生態系に配慮した漁業というのは、そういうことになりませんか。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

研究機関等々が連携して、取り組むべきであるというふうに私自身は感じております。

議員の質問 1番 山田秀人

そういうような認識をしておれば、ここはやっぱり豊浦町長として、大いに周りにも噴火湾の市町村にも訴えて何とかしましょうという訴え方をしないと、なかなかジレンマが多くて解決への道はほど遠いという格好になります。ぜひ、これは大きな話ですけれども、生態系を利用したこの漁業というのは、もっともっと真剣に考えていかないと、漁業者自らが経営難に陥るということもあるわけですから、ぜひ、これは大いに口を酸っぱくして、市町村長との連携を図っていくべきだと私は思います。次に、この残渣水の話です。残渣水の処理と今後の見通し。これは、ここでうたっていますけれども、特に、残渣水の貯留量が適切に管理されているのかということなのです。つまりちゃんと処理されているのか。東雲の元水道施設の保管施設に一時保管して、またクリーンセンターのほうに、元に戻したと。そして、それがどういうふうに処理するのか、一時は静内のほうへ持っていっているのですか。議会でも今度視察しようとしていますけれども、そういうような方法で残渣水の減少を図っていると。もう一つは、雑物が多ければ残渣水が出るわけですから、そういうようなことにはなるのだろうと思うけれども、そこら辺のところの処理というのは、どういうふうにされているのか。もう解決して、来シーズンに向けてどうぞ持ってきてくださいとなっているのかどうか、そこのところを伺います。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

汚水の関係ですけれども、量的にはおよそ600トンほど残ってございます。町長の答弁にもありましたとおり、今は週3回散布してございますが、一応、今データを取ったところ、5月1か月で大体150トンほど使用してございます。今後、今ある600トンを使っていきますと、大体4か月ちょっとでなくなるという計算でございますので、次のシーズンが始まるまでには何とか汚水がなくなるという想定でございます。

議員の質問 1番 山田秀人

600トン残っているということで、大体静内に運んでいくのが、月150トンぐらいは運んでいけるということなのですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

すみません。静内のほうは、今はもう運んでございませんで、今ある600トンは施設内で全て処理できるという想定でございます。

議員の質問 1番 山田秀人

それは、どういうふうな処理方法で処理できるということですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

100メートルのレーンが二つございますけれども、そこで堆肥化しています。そこに、週3回ですけれども、それぞれ一つずつのレーンに散布しているという状況です。

議員の質問 1番 山田秀人

いわゆる発酵槽レーンに振りかけるというか、それで発酵促進をするという役目を、この残渣水が担っているということで、今から4か月たったら、その分はなくなっていくというような計算になるわけですね。発酵槽レーンの調子は、どうなのですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

絶好調とまでは言いませんが、きちんと稼動してございます。

議員の質問 1番 山田秀人

打率が2割なのか、打率が3割なのか、5割になるかで、いつも連敗ばかりしているプロ野球の球団もいるけれども、よく修理というか部品が壊れてというのが前回もあったけれども、そこら辺のきちんとした管理、発酵槽レーンを常に順調な格好で動かさないとまた停滞してしまう。これが起きるわけですよ。そこら辺のところは委託者、受託者を含めてやらないと、目標は持っているけれども、なかなかこれは順調には行かないと思うのですが、そこら辺の体制づくりとかチェックとか、例えば週1なのか、週2なのか、月1なのか、きちんと見ていかないと、また同じような状況になるということも考えられるのですよ。この間、終わったばかりですから、そこら辺は、どういうふうになっていますか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

ハザカの保守点検の部分ですけれども、年に4回実施することになってございまして、先日というか5月に1回目がございました。その結果も、豊浦町にも報告が上がってきてございまして、内容を見たところ、特にダメージなところはございませんでした。ただ、今後どうなるかちょっと分かりませんけれども、そういう今後の話になりますが、何かあったときには、受託している漁組さんのほうで修理するような格好になります。

議員の質問 1番 山田秀人

保守点検ということで、年に4回というのは、契約書にのっとった格好での回数なのでしょう。今言われているのは、二度とこういうことを起こしてはならないということがまず大切なわけです。ですから、入念な保守点検はしていく必要があるので、年4回というのは、ちょっとどうかなということなのですが、どうなのですか、自信はあるのですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

自信があるかないかと言われましたら、ちょっと微妙なところでございますが、その辺は現場サイドでも、ちゃんと確認はされておりますので、何かあれば報告があると思います。何かあったときには、すぐ業者に対応してもらうということが、必要と考えております。

議員の質問 1番 山田秀人

そういう一つの危機体制ですよ。この施設についての、危機管理体制をどうするかということなのです。それが従来型の保守点検体制では、ちょっと遺漏があったということですから、そこら辺のところを今きちんと認識してやらないと、なかなか廃棄物の処理というか、これはできないのだと思うのだけれども、そこら辺の認識度というか、やっぱり従前とは違う体制、認識度というのは、今、長谷部課長の言うように、何かあれば向こうから言ってくるから、そのときは対応しますというのは、今の時点でそういう言葉はちょっと早過ぎるのではないかと思うのですけれども、どうですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

基本的には、漁組さんのほうに大体全てをお願いしている状況にはございますけれども、逐一連絡するというか、何かあれば情報共有だったり、情報交換することはしてございますので、その中で現場のほうで何かあれば、すぐに行っていただけるものと考えてございます。

議員の質問 1番 山田秀人

今、この事業については漁業協同組合に委託しているというお話ですが、これが去年の事故までつながったわけですよ。だから、そういう中で漁業組合は受託をされたわけです。だから、認識が変わったのですか。漁業者自らが排出責任というのもあると前に長谷部課長がおっしゃったけれども、そういう漁業協同組合の方々の認識というのは、変わったのですか。そして、体制がきちんとされたのですか、どうですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

以前はちょっと分からないのですけれども、私が関わるようになってから、現場のほうにも何回か行っていますが、大体、漁組は支所長が中心になって、係長もいますけれども、現場に大体出向いています。以前には、もう現場に任せ切りだったというお話を聞いてございます。そういうところからいくと、今はもう漁組さん全体で関わっている状況でございますので、やっぱり意識は変わったのかなと思います。

議員の質問 1番 山田秀人

そういうことで、漁業協同組合もこの件については大いに注意しながら事業を進めていると私も認識せざるを得ないということです。あとは、今の固形物ですね。あれは発酵槽レーンに敷き詰められて、攪拌されて、だんだんと残渣水と一緒になくなるという計算ですが、そのなくなるという見通しについてはどうなのですか。これも4か月でなくなるということなのですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

現状は、雑物を入れているADMの保管庫と製品保管庫がございます。製品保管庫の半分はまだあるのですけれども、見通しとしましては、次のシーズンが始まる11月ぐらいまでにははけるという認識でございます。

議員の質問 1番 山田秀人

処理量と余っている量、それらをきちんと計算して大丈夫だという計算になるのですか。そこら辺のところを言わないと、大丈夫です、大丈夫ですと言われても説得力がないのですよ。どうですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

令和3年度の実績量になりますけれども、豊浦、礼文支所を合わせて6,568トンでございます。その前の年の令和2年度が6,655トン、令和元年度が7,764トンになってございます。令和元年度、令和2年度はいずれもこの量をさばけておりますので、令和3年度の分も、今ある分もさばけるものと考えてございます。

議員の質問 1番 山田秀人

それは、上がった全体の量でしょう。だから、今、現在そこに保管されている量が何トンあって、月どのぐらい発酵槽レーンで処理されて、どのぐらいのトン数があって、それで4か月になれば、この残っているやつがゼロになるとか、さっきの残渣水と同じような説明をしないと、なかなか説得力がないです。どうですか。

町の答え 水産商工観光課長 長谷部晋

現在の量はちょっと把握してございませんが、大体3か月分の1か月分が残っているのかなという思いがあるのですけれども、3 か月分の1か月分でいきますと2,276トン上がっていますので、その分が今は残っているのかなと思いますが、それは次のシーズン前までには処理し切れると認識してございます。

議員の質問 1番 山田秀人

水産課長、これはきちんと数字を押さえておいてください。そして、常にチェックしていくと。議会でもいつも誰かから質問しますから、だからそこら辺はもう水産課長は、全てここは絶対に一丁目一番地として捉えておかなければならない最重要課題です。ぜひ、雑物数がどのぐらい残っているのか、それは後で、資料で議会へ提出してください。議長、よろしくお取り計らい願います。それで、残渣や雑物の処理量、今のところは何とかなるのではないかということですが、早くこの廃棄物処理の問題についてはどんどん処理していくように、そして、メーカー側との発酵槽レーン話は、固形物を入れては駄目だとか前からいろいろあって、これを100%稼働させるためにいろいろな条件があったわけですから、そこら辺の規約とか使い方、これはきちんとされているのですか。メーカーはどういうふうに言っているのですか。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

雑物と戻し堆肥、おが粉の割合によって、メーカーでは1対1にしてください、雑物1に対して、おが粉1を戻すというのが私の認識でございます。以前は雑物2のおが粉1ということでありましたけれども、1対1にすることによってレーンに負荷がかからない、機械に負荷がかからないように、止まらないようにということで、指導を受けているというふうに聞いております。現在、そのような形で行っているということでございますので、雑物についても、それを守りながら今やっているということです。それにつきましては、先ほど言いましたけれども、組合支所長のほうで随時状況を見ながら臨機応変に増やしたり減らしたりということで、今、処理している段階と聞いております。

議員の質問 1番 山田秀人

このプラントのいろいろな使い方で、去年、ブロワーの不具合があって、どうしてもそれが処理できなくていろいろなことで、議会でも取り沙汰されたということですから、ここら辺のところも、きちんとチェックしなければならないなということにはなると思うのです。従前から言っていることだけを町長は、そのままでいいだろうということで、言っているのかもしれませんけれども、この間の不具合のところがあって、それ以降は、ハザカプラントというか、名前を出してしまうけれども、メーカーは、どういうふうなことを言っているのですか。それは聞いていないのですか。どういうふうな報告を受けているのですか。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

今のところ、現場としては、正常にレーンが動いている、また、発酵しているということで、この間も行ったときに支所長がおりましたけれども、そのように聞いてございます。

議員の質問 1番 山田秀人

直接メーカーからのお話をあまり聞かないということで、又聞きのようですけれども、ぜひこの辺は確証を得るためのきちんとした点検、チェックをすべきだということであります。

出典:豊浦町議会 令和4年定例会6月会議 2022年6月15日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる