みんなの議会

豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月19日

本町の農業の安定的な経営のための施策について

2024年9月19日、豊浦町議会の一般質問で、勝木嘉則議員が「本町の農業の安定的な経営のための施策について」質問し、町長 村井洋一、農林課長 井上政信が答えました。

聞いた人
勝木嘉則 議員
答えた人
町長 村井洋一、農林課長 井上政信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 勝木嘉則

次に、2番目として、農業のことについてお聞きしたいと思います。当町の農業の安定的な経営のために、当町としてどのような施策を考えているかということです。一つ目は、地域おこし協力隊の皆さんが独立してイチゴを中心としての経営を行っているようですが、独立後の経営課題等について何か困っていることがないか、実態について伺いたいです。二つ目は、豊浦であればイチゴということで、道路を通ると春先に4月から6月、7月にかけてイチゴを中心に販売しているわけですけれども、近郊のまちではそのほかにさくらんぼとかプルーンとか桃とか、いろいろな果実が売られています。もちろん、それによって道の駅、生産者も潤っていると私は思っているのですけれども、豊浦町として、これは漁業者の問題なので自分からやりたいと言わないと始まらないのでしょうけれども、それも踏まえて何か問題等がないか、お伺いしたいと思います。

町の答え 町長 村井洋一(町長は2024年9月まで)

2番目、本町の農業の安定的な経営のための施策についてお答えいたします。1点目の地域おこし協力隊独立後の経営課題や実態についてでございますけれども 、各農家には様々な課題がございまして一様ではありませんが、農業技術の向上、収益の確保、農地整備や設備投資等の資金確保、労働力配分や不足などの課題があると認識してございます。こうした諸課題に対処するために、本町としては、イチゴだけではなく、収益のもう一つの柱となる農産物の栽培について、3年間という長期研修の中で可能な限り技術習得を支援しております。また、新規就農後の資金面支援として、町独自で新規就農後3年以内の方が対象ですが、最大250万円(対象経費最大500万円の2分の1)の補助である初期投資助成制度や、農地及び農業用施設賃貸借助成、固定資産税助成、住宅賃貸借助成などの支援を実施しておりまして、これらを国、道の行う農業経営発展支援事業、農業次世代人材投資事業(経営開始資金)と併せて活用いただけるよう実施しており、負担の軽減を図っているところでございます。また、農業技術の向上につきましては、関係機関と連携し、農地の巡回や研修会を実施することで技術指導や助言を行っております。今後も、とうや湖農業協同組合や胆振農業改良普及センターなどと連携し、新規就農者を多角的に支援してまいりたいと考えております。2点目の多様な果物の栽培に本町で取り組む考えについてですが、基本的に農作物については、個々の農業者が自由な経営判断に基づいて選択することが尊重されるべきものと考えております。果樹を含む新たな農産物の栽培については、とうや湖農業協同組合や胆振農業改良普及センターなど関係機関と連携し、気候、風土や地理的条件など本町に適した作物の情報を収集し、農家の皆様への周知に努めてまいります。

議員の質問 4番 勝木嘉則

今の答弁を聞いていますと、すごいなと思いました。私も商売をやっていますけれども、商業のほうはお金がないですが、農業の方はお金があって頑張ってくれよという施策が盛り込まれているのかなと思っています。恐らく、これからの日本では農業がすごく大事になっていくと思います。この気候変動とともに農業が重要になっていくと思いますので、これは本当に力を入れてほしいです。そして、この中に、もう一つの柱となる農産物の栽培についてと書いているのですけれども、もう一つの柱となる農産物の栽培ということで、具体的に何かあればお知らせ願います。

町の答え 農林課長 井上政信

新規就農者の研修終了後の経営を成り立たせるためには、今、イチゴを中心に検証しておりますけれども、イチゴだけで生計を立てていくのが非常に難しくて 、そのほかの作物も一緒にやらないと経営が成り立たないところがございます。今、研修生が習っているその親方たちも、イチゴだけではなくて、ほかの作物にも手を出して生計が成り立っているところですので、まずは、その親方たちを見習って、親方のつくっているものがその他作物の候補にはなるのですけれども、それは多種多様で、これと特定されているものではないです。例えば、インゲン、ブロッコリー、ユリ、アサツキなど様々です。イチゴというのは、8月に定植して、初夏に収穫していって、時期は初夏から夏にかけてかかるのでしょうけれども、それを外した時期に作物を選定していかなければなりません。イチゴの時期と重なってしまっては本末転倒でイチゴがおろそかになるので、普及センターも豊浦町に入ってきていただいて、積極的に新規就農者の面倒を見てくれていまして、こういった作物がありますよということで、今言った作物を推奨しているところでございます。いろいろな課題はあるのですけれども、それぞれ経営体が別々なので悩み事は別々なのかなと思っております。

議員の質問 4番 勝木嘉則

大変だと思いますけれども、これからも一生懸命力を貸してあげてほしいと思います。私は前置きの中でも話しましたけれども、雪について、少しであっても大変なのに、今は2メートル近く降るような状態になってきました。それによって、ハウス破損という問題ですね。前に聞いたことがあるかもしれませんけれども、協力隊の皆さんのほかにも、豊浦町全般に、どか雪でハウスが壊れてしまったということに対して力を貸してあげることができるのか、最後にお聞かせ願いたいと思います。

町の答え 農林課長 井上政信

同じような観点でのご質問は過去にもあったのですが、豊浦町が過去に行った施策の中に、自然災害に備えてハウス共済に入りましょうということを町も推奨して、掛金に対する補助も行ってきたということで、実際に被災された方がハウス共済の対象となり補塡がなされたようですけれども、実際にお話を聞きますと、資材費などについて算定の基礎となって支給はされたようですが、労賃とか、実際にハウスが壊れると近所の農家に出面賃を支払ってということで、相当なお金がかかっているので、それだけでは全然補えないというお話がありました。非常に言いづらいのですけれども、全員がハウスを壊したわけではなくて、工夫によって難を逃れた方もいらっしゃって、技術的に壊さないという方策もあるようです。例えば、中につっかえ棒をするとか、ハウスにロープをはわせて崩れないようにするということもありました。先日、台風が接近する前に私は部下に指示をしまして、災害に対するハウスの備えというか、技術的な支援をホームページに公開して、今年こそ誰も潰れない形で対応できればということで、普及センターなどとも連携して、まず、技術的な支援をして、そういうハウスを出さないための支援を進めてまいりたいと考えてございます。

議員の質問 4番 勝木嘉則

すごくいいお話を聞かせていただきました。そういう話をたくさん聞かせていただければ、町長も何も悩むことがないと思います。これで少し安心しました。

出典:豊浦町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月19日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる