せたな町議会 平成26年第1回定例会 2014年3月12日
空き家対策について
2014年3月12日、せたな町議会の一般質問で、澤田光子議員が「空き家対策について」質問し、町長 高橋貞光が答えました。
- 聞いた人
- 澤田光子 議員
- 答えた人
- 町長 高橋貞光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 澤田光子
ただいま議長のお許しがありましたので、1点について質問させていただきます。空き家対策について。近年、全国的に空き家が増加しており、防災、防犯上の観点から問題にもなっています。総務省住宅・土地統計調査によれば空き家の数は2008年に全国で約760万戸となり、この20年で約2倍、空き家率で見れば住宅全体の約13%にもなっています。いまや8軒に1軒が空き家という現状が浮き彫りになっていると言われております。空き家が増え続ける背景には高齢化や過疎化があり、一人暮らしが困難になり子どもの元に移転したり、居住者が亡くなる場合が多く、また、中には病院に入院したまま家が放置されるケースもあるかと思います。放置された空き家は猫やねずみ、犬の住みかになったりします。また、密集している空き家から火事が起こるとひとたまりもありません。我がまち、せたな町においても決して、他のまちの事ではありません。そこで町長にお聞きします。せたな町として、空き家の実態調査をした事が有るのかどうか。また、調査する考えはあるのかどうなのか。また、これからの空き家対策についてどのように考えているのかお聞きしたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは澤田議員の質問にお答えします。近年、廃屋を含め、空き家の問題につきましては、全国的にも社会問題として取り上げられております。ご質問にありましたとおり、総務省が実施している住宅・土地統計調査によりますと、平成20年10月時点で、全国の空き家の総数は757万戸、空き家率は13.1%となっており、20年前に比べると、倍増している結果となっております。この空き家には、例えば別荘のような、たまに寝泊まりするような住宅や、賃貸または売却のために空き家になっている住宅、また、転勤や入院などの理由で長期にわたって不在になっている住宅、また、建て替えのために取り壊すことになっている住宅などが含まれておりますが、しかしこれらを差し引いても相当数あるものと考えております。これらの空き家などを放置しておきますと、防犯上の問題や火災の危険性に加えて、冬は雪の重みに耐えきれず倒壊する恐れもあり、更には地域の景観を損ねたり、周辺の生活環境を阻害する原因にもなるわけであります。このようなことから全国的に問題視されている空き家対策でありますが、全国町村会からも国に対しては、早急に対策を講じるよう要望をしているところでございます。ご質問の、空き家に関する実態調査の実施の有無につきましては、これまでこの種の調査は行ったことはありませんが、本町におきましても空き家、廃屋は今後増加が予想されることから、町内会等のご協力をいただきながら、実態調査を実施することで考えております。また、今後の空き家対策につきましては、実態調査の結果を踏まえた上で検討してまいりますので、ご理解願います。
議員の再質問 8番 澤田光子
2回目の質問をさせていただきます。町長も今おっしゃったとおり、国として本当に問題視されているのがこの空き家対策でありますが、実際、本町においても、もう何年になりますでしょうか。4、5年経ったと思いますが、空き家から火が出て火事になり、そこは火の気のないところだったのですが、その年に2件の火事がありました。また、昨年においては、おばあちゃんがなくなり、そして、そこにおばあちゃんが使ったものを、夏になったらそれぞれの兄弟が持っていくということで、放置しておいて、鍵もちゃんと掛けてあったのですが、そこの家財道具がそっくりなくなったという実態もあります。そういうことを考えると、本当に何があってもおかしくない状態、そしてまた、せたな町においては人口が減少している中で、先ほど聞きましたら、もう9,000を人口は切ったということであります。そのことによって、ひとり暮らしのおばあちゃん、おじいちゃんが居たところが当然空き家になる。子供たちが帰ってくるのかというと、なかなか帰ってこない。私も実は、私ごとではありますが、娘が二人おりますが、その娘たちに言われることは、お父さんお母さんが亡くなったら、お金を私たちに残すことはないけども、家を壊すお金だけは残してくださいと言われております。やはり帰ってくる子供たちがいない中では、空き家になるという実態は、どんどん増えていくのかなと感じます。また、これにおいて空き家対策の、空き家再生等推進事業というのか、そういうものが国として行なっている現状もあります。これは実態としてあることなので、ちょっと申し述べさせていただきますが、地方公共団体や民間事業者などが、空き家を宿泊施設や地域のコミュニティーベースに作り替えて再利用する場合や、防犯上危険な廃屋を撤去する場合などに、国や地方公共団体が費用を補助する空き家再生等推進事業が活用されているということです。同事業は、地域住宅交付金の基金事業に位置づけられており、国庫負担割合は2分の1で、地方公共団体が補助する場合には、民間事業も補助の対象となり、さらに空き家住宅の習得費や所有者を特定するための研修も補助の対象となるということです。また、1戸1棟から補助の対象となる。また、活用事業タイプ場合は、空き家住宅だけではなく、廃校舎や店舗など空き建築物も対象になるということであります。それぞれの地域の事情に合わせて、空き家を再利用することにより、地域の活性化や地域コミュニティーの維持、再生、治安、防災対策等の効果が期待できる。また、これは私たちせたな町においても、先進事例を参考にしつつ、空き家再生等推進事業を積極的に活用して、各地域のせたな町の特性を生かした地域活性化につなげる空き家対策をするべきかと、私は思いますが、その点についてまた、町長に答弁をお願いしたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
それでは2回目の質問にお答えをいたします。空き家の問題、全国的に大変大きな問題となってきてまいりました。基本的なことから申し上げますと、これは個人の財産でございます。従いまして、所有者が責任を持って処理をする、処分をする。あるいは再利用するということが基本だろうと思っておりますが、それでもそうにはならない住宅もあると思っております。最終的には、調査をしてみなければはっきりとは言えません、しかし、まちとしては調査をした段階で、その空き家の状況にもよりますし、その将来使うために空き家になっているのかどうかということもすべて調査をしてみなければわかりませんが、そうしたことでこれからも放置される可能性が強い状況でありますと、順序としてこれは、当然条例を作らなければならないわけでありますが、所有者に対して指導をすると。あるいは勧告をすると。さらにもう少し強くなりますと、命令をするという状況が当然出てくるものと思います。それでも従わない場合、強力に解体等を促すことになるわけですが、これは場合によっては公表すると。あるいは罰則を課すと、さらには代執行をするということなども当然視野に入れなければならないと思います。こうした状況の中で、議員おっしゃいましたように、国の再生推進事業等をご紹介されましたが、そうしたことで再利用できるというものも当然あるかと思いますが、しかしそれも調査してみなければわかりませんが、必ずしも全部が全部こういった利用が可能ということでは決してないだろうと思っております。従いまして、先ほども申し上げましたように十分調査をさせていただいて、今後の対応を検討するということになるのではないかと思います。今の時点で答えられるのは、その程度ではないかと思っておりますので、ご理解願いたいと思います。
議員の再々質問 8番 澤田光子
3回目の質問をさせていただきます。実は、空き家等対策の推進に関する特別措置法案というものが今回の国で出されるという情報を得ました。その理由として、適切な管理が行われていない空き家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることに鑑み、地域住民の生命、身体または財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り、あわせて空き家等の活用を促進するため、空き家等に関する施策に関し、国により基本指針の策定、市町村による空き家等対策計画の作成、その他の空き家等に関する施策を推進するために必要な事項を定めることにより、空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に推進する必要がある。これがこの法律案を提出する理由である。ということで、今回提出される見込みとなっておりますが、今町長が言われたように、早めの調査をしなければわからないという実態があるということ。また、私はこの法案が出る前に実際に思っていたことは、やはり、せたな町としてその条例を早めに作っていかなければ、この空き家対策というのは、なかなか手の付けれない部分がありますので、その条例の中に今言われたように、勧告とかそういう中のしっかりした、せたな町としての条例を早めに作っていただきたい。そして、それに基づいたやり方をしていただきたいと思っております。そういうことで、今町長が言われた中で、もう一度、再度この条例それから調査をいつの時点からするのかという具体的な答弁をお願いしたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
最後の質問、3回目の質問にお答えをいたします。議員おっしゃるとおりこの空き家の問題、様々な問題、課題を抱えているのは事実でございまして、その解決が急がれるという思は私も一緒でございます。まず空き家等の施策を推進する新たな法律が提案されるということでございますが、そうしたことも含めて条例を早めに作ってほしいということもございました。私たちも当然できるだけ早くこの条例を作って、有効な対策をしたいと考えております。やはりなんと言いましても条例を作るためには、しっかり調査をしてその根拠を明らかにしなければならないということがございます。その調査はいつかということでございましたが、これは新年度の26年度に、早速取りかかりたいと。その結果を見ながら条例制定を進めることになろうかと思います。国もいろいろ新たな施策を出すということが今後期待されますので、そういった状況を見ながら有効な対策を打ってまいりたいと考えているところでございまして、ご理解を願いたいと思います。
町の答え 町長 高橋貞光(町長は2025年10月まで)
先ほどの一般質問の中で、本多議員からの質問の答弁で、私、檜山管内33ヵ所で研修が可能という話をいたしましたが、これは檜山管内ではなくて、せたな町内で33ヵ所ということで、檜山管内もそういった体制をとっておりますので、相当の数受け入れ可能ということでございますので、訂正させていただきます。