みんなの議会

釧路町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日

令和6年度釧路町予算のポイントについて

2024年3月4日、釧路町議会の一般質問で、川田雄一議員が「令和6年度釧路町予算のポイントについて」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志が答弁しました。

質問者
川田雄一 議員
答弁者
町長 小松茂、教育長 辻川尚志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 川田雄一

令和6年第1回定例会に当たり、町政執行方針、教育行政執行方針に対し、会派町政クラブを代表して、町長、教育長に質問をいたします。質問に入ります前に、新年早々の1月1日に能登半島地方で、最大震度を観測した地震が発生し、各地で大震災に見舞われました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、罹災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。石川県の住宅災害は7万2,844戸、3万7,500戸が今も断水という厳しい状況が続いており、自衛隊、各自治体から派遣職員よりインフラ復旧、医療・介護等の支援に加え、災害ボランティア活動受入れも始まっています。被災された皆様は、今後の住まいをはじめ、暮らしや子育て、医療、介護、生活再編の見直しに大きな不安を感じている状況であり、一日も早い復旧・復興をお祈りをいたします。それでは、順次質問をさせていただきます。初めに、町政執行の基本についてです。執行方針の主題に「挑戦と変革」という文言が使用されていますが、「未来につなぐ豊かな自然と生きがいあふれるまち」の具現化に向けて、令和6年度に、町長が全力で邁進すべき「挑戦」と「変革」をそれぞれどのように捉えているのか伺います。次は、まちづくりに臨む基本姿勢です。1点目は、令和6年度予算についてです。令和6年度予算案においては、一般会計の予算規模が過去最高となる149億円、特別会計、企業会計、合わせて208億4,000万円規模になりますが、令和6年度釧路町予算のポイントについて伺います。2点目は、財政運営についてです。執行方針の中に、健全な財政運営を将来に向けて可能とするため、財政調整基金の適正管理に努めながら、財政運営に努めるとありますが、健全な財政運営のためには、財政調整基金は不可欠であります。以前、町長は、積立目標額を10億円と答弁していますが、大規模自然災害等の不測の事態を考慮しなければならない中、財政調整基金の目標額を再考すべきときが来たと考えますが、町長の見解を伺います。次に、地域社会全体で子どもたちを健やかに育むまちづくりについてです。1点目は、学校給食費の公費負担についてです。昨年に引き続き、物価高騰による家計への影響を鑑み、町内小中学校の給食費の公費負担を行い、保護者の負担軽減を行うと述べています。そもそも学校給食の食材費は、学校給食法において保護者で負担と定められており、国の責任において無償化を実施すべきと考えます。恒久的な無償化については、国の動向を見て判断すべきと考えるが、町長の見解を伺います。2点目は、病児保育事業についてです。病児保育とは、単に子供が病気のときに、保護者に代わって子供の世話をすることを意味しているわけではありません。本来、子供は健康なときはもとより、病気のときであっても、あるいは病気のときにはより一層、身体的に、精神的にも、そして、社会経済、教育、論理、○○○○○、子供にとって最も重要な発達のニーズを満たせるべくケアされなければならないのです。つまり健康であっても、病気のときであっても、子供のトータルケアが保障されることが、子供の権利条約においても適されているところです。病児保育というのは、病気にかかっている子供に、これらの全てのニーズを満たしてあげるために、専門家集団、保育士、看護師、栄養士、医師等などによって、保育と看護を行い、子供の健康と幸福を守るために、あらゆる世話をすることと言いますが、病児保育事業を広域連携の下、新たに実施するとありますが、預かり事業所数の見込みと、町内での事業実施について伺います。次に、安全安心して暮らせるまちづくりについてです。1点目は、津波避難タワー整備事業についてです。今年度から、セチリ太地区において、津波避難タワーの建設を着手するわけでありますが、先月、沿岸地域において、夜間避難訓練が実施されましたが、新聞報道の記載の中に住民の声が記載されておりました。避難階段を上がったはいいが、野外に長く滞在するのは辛い、避難施設があればいいのにと、コメント記載がありましたが、津波避難タワー整備事業の今後の考えについてお伺いをいたします。2点目は、昆布森複合施設整備事業についてです。令和4年度に、新規事業として昆布森複合施設基本計画を策定し、老朽化が顕著で、津波被害が想定される立地条件のある役場支所等公共施設を高台への移転を目的とした複合施設建設に向けて準備を進めるとしている。依然として建設場所も決まっていない状況で、以前、令和8年度には完成予定と述べていますが、昆布森複合施設整備事業の進捗状況について伺います。3点目は、空家等対策計画についてです。空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律が、昨年12月13日より施行され、特定空家に加えて、管理不全空家も、市区町村からの指導、勧告の対象となったことからの計画見直しと思いますが、見直し内容についてお伺いします。4点目は、デマントバスについてです。町では、平成30年5月に、釧路町地域公共交通網形成計画を策定し、将来にわたり、持続可能な公共交通を目指すため、釧路町デマントバスをはじめとする新たな公共交通の運行や公共交通利用を促進とするため事業を展開しています。しかしながら、予約制の影響か、なかなか乗車率が伸びない状況であると思われます。予約制を廃止し、新たにデマントバス専属の職員を採用し、予約しないで、その日に利用できる体制づくりが必要と考えますが、今後の考えについて伺います。5点目は、地域包括ケアシステムについてです。高齢者が住み慣れた地域で安心して生活するためには、介護保険事業の適正な運営や医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスの一体的な提供のさらなる充実が必要となっていますが、地域包括ケアシステムの深化とはどういう意味なのか伺います。6点目は、外出支援事業についてです。令和5年度の代表質問の答弁において、高齢者外出支援事業の見直しを行いと述べております。そもそも高齢者外出支援事業は、高齢者が積極的に外出することによって、本人においては、身体面や精神面でよい影響がもたらされ、その結果、社会的にも介護費、医療費などのコスト削減、地域活性化や消費拡大などの効果を与えることが期待されます。そのため、釧路町高齢者及び重度障がい者外出支援事業は、今後とも継続すべきと考えますが、町長の見解を伺います。7点目は、派遣事業についてです。町は原水爆世界大会への派遣事業を実施していますが、廃止して、町内施設で別事業を実施する考えはないか伺います。次に、ゼロカーボンシティの実現についてです。1点目は、家庭系ごみなど適正処理事業についてです。収集作業員の働き方改善等のため、回収開始時間を繰り下げるほか、燃やせないごみの収集を見直しを図るなど、収集体制の効率化を目指しますとありますが、内容と周知方法について伺います。2点目は、地球温暖化への取組についてです。広く再生可能エネルギーを進めるため、民間住宅用太陽光発電システム導入に加え、蓄電池導入や高効率機器への転換も加えた補助制度の拡充をすると述べていますが、詳細内容について伺います。次に、産業振興と関係人口の拡大強化についてです。1点目は、第一次産業の発展についてです。我が町には、貴重な漁業資源を豊富に有する紺碧の海と清らかな空気や水、実りをもたらす大地があります。この雄大な自然からは仕事や景観、誇りや癒し、地場産品などの様々な形で毎日の生活に恵みを与えてくれています。これらの自然から授かる大切な宝を次の世代に残していかなければなりません。町長は、第一次産業後継者対策をどう捉えているのか伺います。2点目は、商工業の振興についてです。第3期釧路町商工業振興計画に基づき、町商工会や町事業所との連携をし、町の貴重な資源を生かし、時代の変化に対応した選ばれ続ける商工業のまちの実現に向けた取組の具体策について伺います。3点目は、地元企業の環境整備についてです。町内の経済を支える地元企業の役割は大きいと考えます。地域経済の活性化のため、行政、地域、町民の役割を明確にし、地域全体で発展していくという姿を共有することが重要だと考えます。事業を継続できるよう環境整備を進めるとありますが、具体策と今後の展開について伺います。4点目は、一次産業の担い手育成についてです。第一次産業の担い手育成のためには、新たな技術や生産物、物流の確保など、安定のためには、多様化する消費者ニーズに対応した取組を進めていく必要があります。そのためには、従事者自らが視察研修を行い、釧路町の第一次産業の未来のための事業が必要と考えますが、農林水産業従事者を支援するための研修費の考えについて伺います。5点目は、林業の振興についてです。多様な機能を果たしている森林を将来にわたり適切に維持管理していくことが重要ですが、町内においては、手入れの行き届かない森林が見受けられることから、計画的に間伐や再造林を実施する体制づくりが必要となっています。地域木材の利用や木育の推進等を産業団体や林業・木材関係者事業者と連携し取り組むとありますが、具体的な内容について伺います。6点目は、温暖化による産業被害です。地球温暖化により世界全体の平均気温が上昇し、生態系の変化や異常気象、感染症の蔓延、農作物・水産物への打撃など、大きく影響を及ぼす危険があります。このような中、釧路町として対処策は考えているのか伺います。7点目は、観光振興についてです。令和6年度に、阿寒インターチェンジから釧路西インターチェンジがいよいよ高規格道路で結ばれ、道東道として開通します。町の観光に関する情報の発信力を強化し、自然や食といった地域資源を活かした観光振興を推進すべきと考えますが、具体策について伺います。8点目は、別保公園の施設整備計画についてです。別保公園の通年利用の件につきましては、ここ3年間にわたり代表質問で取り上げられている事例です。昨年度の答弁では、子供たちがそり遊びできるちく山の整備など、新たな施設整備計画の策定に取り組むとありましたが、施設整備計画の進捗状況について伺います。最後に、教育行政執行方針についてです。1点目は、部活動の地域移行についてです。当町においても少子化が進行していく中で、学校部活動を従前と同様の体制で運営することが難しくなってきており、子供たちが多様なスポーツ、文化芸術活動に親しむ環境づくりは急務であると考え、釧路町においても、地域部活動検討会が組織され、協議が進んでいると認識しておりますが、部活動の地域移行に向けた具体的な協議内容と、その進捗について伺います。2点目は、ICTを活用した教育についてです。全児童生徒に学習用タブレット端末機が導入されてから、新たな授業づくりや指導方法の工夫がなされてきたものと思いますが、ICTを活用した教育の推進の中で、「協働的な学び」と「個別最適な学び」の一体的な充実を目指すとありますが、具体的な授業実践の事例について伺います。3点目は、スポーツ振興についてです。令和3年度に開催されましたオリンピック・パラリンピック東京大会では、スポーツの楽しさや喜びなど、スポーツの持つ価値が国内外に発信され、この機運はスポーツ実施率の向上にもつながったものではないかと考えますが、2024年にはパリにおいてオリンピック・パラリンピックが開催されますが、当町のスポーツ振興の機運をより高めるための事業計画はあるのか伺います。4点目は、学校施設における熱中症対策についてであります。学校施設における熱中症対策として、エアコン等の整備については既に示されたところでありますが、北海道教育委員会は、夏休みと冬休みを合わせた総休業日数を50日以内から56日以内に延長する方針を示しましたが、当町における小中学校の夏と冬の休業日数について、今後の考えを伺います。5点目は、教員の働き方改革についてです。少子化が急速に進む中で、子供たち一人一人の能力を最大限発揮できるように進めるために、教育の質を向上させる必要があると思います。そのためには、教育の質や成果を左右する教員のウェルビーイングを向上させ、校務のDX化による業務効率化や教員が似合う業務の適正化など働き方改革のさらなる加速化が必要と考えますが、今後の具体策と方向性について伺います。6点目は、子供の読書活動についてです。国の第5次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」基本方針では、急激に変化する時代において、読解力や創造力、思考力、表現力等を養う読書活動の推進は不確実であるとしています。子供たちが主体的に読書活動を行えるように、子供たちの意見を聞く場を設け、学校だけではなく、町内図書室のさらなる活用や管内図書室との連携なども視野に入れ、地域全体で子供の読書活動を推進することが望ましいと思います。定着させるためには、年代別の細やかなサポートが必要と考えますが、現状について伺います。以上、会派町政クラブの代表質問とさせていただきます。町民生活の向上に向けて積極的な答弁を期待するものであります。

質問 15番 川田雄一

先ほど私が代表質問している中で、地域社会全体で子どもを健やかに育むまちづくりの中に、病児保育の部分で○○○○○という言葉を使わせていただきましたが、その文章については削除していただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

答弁 町長 小松茂

会派町政クラブ、川田議員の代表質問にお答えをさせていただきます。まず町政執行の基本について、質問要旨の1、執行方針の主題に「挑戦と変革」という文言が使用されている。「未来につなぐ豊かな自然と生きがいあふれるまち」の具現化に向けて、令和6年度に町長が全力で邁進すべき挑戦と変革をそれぞれどのように捉えているかとの質問でございますが、私の町政を担う2期目の公約のスローガンとして、子どもたちの未来に向けて、あくなき挑戦、あくなき変革を掲げており、昨年度の町政執行方針から、この「挑戦と変革」を掲げさせていただいております。町政を担う者として、また民間出身の町長として、目下の差し迫った課題を先送りすることなく、正面から立ち向かう「挑戦」と行政主導、前例主義からの脱却し、民間活力との連携による「変革」を進めてまいります。次に、まちづくりに臨む基本姿勢の質問要旨1、令和6年度釧路町予算のポイントについての御質問ですが、令和6年度における釧路町予算は、一般会計、特別会計及び企業会計を含めた総額が208億4,372万2,000円となっており、令和5年度当初予算額を47億円以上上回る予算編成となりました。特に一般会計においては、地域社会全体で子どもを健やかに育むまちづくり、安全で安心して暮らせるまちづくり、ゼロカーボンシティの実現、そして、産業振興と関係人口の拡大強化という4つのまちづくりの視点を掲げ、津波避難タワー整備事業など、今、町が取り組むべき事業に対し、重点的に予算配分を行うとともに、国や北海道からの補助金などを最大限に活用した結果、149億800万という過去最大規模の予算案となったところであります。質問要旨2、健全な財政運営のためには財政調整基金は不可欠であるが、以前、町長は積立目標額を10億と答弁をしている。大規模自然災害などの不測の事態を考慮しなければならない中、財政調整基金の目標額を再考すべきときが来たと考えるが、見解はとの答弁でございますが、財政調整基金の積立額につきましては、標準財政規模の20%を目安としており、第6次釧路町総合計画においても、10億円を目標残高として、これを維持することに努めることとしております。直近の決算であります令和4年度末時点での残高は9億3,336万4,000円となっております。令和5年度末では、さらに増額するものと見込んでおりますが、まずは令和6年度の財政収支見通しによる目標額の達成とともに、これを維持し続けることが重要であるものと捉えておりますことから、現段階での目標額の変更は考えておりませんが、大規模自然災害による需用額とその財源につきましては検証してまいりたいと考えております。次に、地域社会全体で子どもを健やかに育むまちづくり、質問要旨1、物価高騰対策として、学校給食費の公費負担をするということだが、恒久的な無償化については、国の動向を見て判断すべきと考えるが、見解との御質問ですが、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した燃料や食物などの物価高騰は長期化の様相を呈していることから、保護者の経済的な負担軽減を目的に、令和6年度の学校給食費の公費負担を実施してまいります。今後の公費負担の在り方については、社会情勢、経済状況の変化や国の動向を見ながら判断してまいりたいと考えております。質問要旨2、病児保育事業を広域連携の下に新たに実施するとあるが、預かり事業所数の見込みと町内での事業実施についての質問ですが、病児保育事業としての預かり事業所数は、現時点において、釧路市内にある民間事業所1か所であり、町内における事業実施の見込みはございません。病児保育事業については、子育て家庭から事業実施を望む声も多く寄せられており、広域連携による事業実施を図るものであります。次に、安全で安心して暮らせるまちづくり、質問要旨1、津波避難タワー整備事業の今後の考えについての御質問ですが、北見団地及び新開地区に建設を進めている津波避難タワーは、合計4基の整備を予定しております。中園公園及び春日公園に建設する津波避難タワーは、令和6年1月に着手したところであり、令和7年1月に工事完成、年度内に供用開始を予定しております。いずみ公園及びみどり公園に建設予定の津波避難タワーは、令和6年5月に着手、令和7年3月に着工完成、翌年度早々に供用開始を予定しております。質問要旨2、昆布森複合施設整備事業の進捗状況についての御質問ですが、昆布森複合施設につきましては、令和3年度に基本構想、4年度に基本計画、5年度には建設候補地における地質調査及び測量調査を実施をし、令和6年2月末に基本設計を終えたところであります。今後においては、地権者との用地交渉や関係機関との協議を進めるとともに、実施設計に取り組んでまいりたいと考えております。質問要旨3、釧路町空家等対策計画の見直し内容についての御質問ですが、現在の釧路町空家等対策計画は、令和3年度に策定し、計画期間を令和7年度までの5年間と定めておりましたが、昨年12月に、空家等対策の推進に関する特別措置法の一部改正が施行されたほか、北海道においては、空家対策等に関する取組方針が改正されていることから、当町においても、計画期間を1年前倒しをし、内容を見直すことといたしました。計画内容につきましては、改めて空家の外観調査のほか、所有者へのアンケートなど、現状分析を行った上で、本定例会において御審議を頂きます釧路町空家等対策協議会において、法律に定める基本的な方針のほか、特定空家等に対する措置、相談対応に関する事項などを協議をし、新たな5か年計画の作成を考えております。次、質問要旨4、デマンドバスの今後の考え方についての御質問ですが、現在運行している3系統につきましては、今後も地域との意見交換を継続をし、利便性の高い運行を目指したいと考えております。また今後は、遠矢地域における分かりやすく利便性の高い地域公共交通となるように、先月実施いたしました遠矢線における実証実験運行や、地域からの意見を聞き取り、利用のしやすいデマンドバスの運行について、研究を継続したいと考えております。質問要旨5、地域包括ケアシステムの深化とはとの御質問ですが、町では、介護が必要となっても、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けられるよう医療、介護、介護予防、住まい、生活支援が包括的に確保される地域を構築する仕組みである地域包括ケアシステムを推進してまいります。中核的な機関となる地域包括支援センターの機能強化など、各種介護施策を効果的に推進していくことで、地域共生社会の実現が図られるものと考えております。質問要旨6、釧路町高齢者及び重度障がい者外出支援事業は、今後とも継続すべきものと考えるが、町長の見解についての御質問ですが、釧路町高齢者及び重度障がい者外出支援事業は、積極的な社会参加の促進と保健福祉の増進を図り、生きがいのある生活を支援することを基本的な考えとして実施している事業であります。令和6年度におきましても、引き続き対象者へ事業周知を図りながら継続して実施してまいりたいと考えております。質問要旨7、原水爆禁止世界大会への派遣事業を実施しているが、廃止して町内での別事業を実施する考えについての御質問ですが、昭和60年に、核兵器廃絶・平和の町宣言が町議会において議決されて以来、世界平和の願いを込め、コロナ禍で中止もございましたが、広島、長崎で行われている原水爆禁止世界大会への町民派遣を継続しております。この派遣事業は、多くの方に参加いただけないという課題はございますが、被爆地である広島、長崎に世界中から平和を願う方々が集う貴重な機会であり、宣言の町にふさわしい事業であると考えております。このほかにも、日本非核宣言自治体協議会の平和事業への講師派遣を活用し、町内小学校で平和教育事業を行っているほか、令和4年度からは東京都立第5福竜丸展示館の協力を得て、ビデオ上映も加えたパネル展を開催しております。今後におきましても、平和首長会議や日本非核宣言自治体協議会などの協力も得ながら、宣言の町にふさわしい創意工夫による事業推進に努めてまいります。次、ゼロカーボンシティの実現、質問要旨1、家庭系ごみなど適正処理事業の内容と周知方法についての御質問ですが、家庭系ごみなど適正処理事業の内容につきましては、現在、不燃ごみの収集を月2回としておりましたが、令和6年4月から月1回に見直しを行うほか、可燃・不燃ごみともに、収集時間を現在の午前8時30分から午前9時開始に繰り下げを行うものとなります。これにより、収集作業員の労働環境の改善のほか、ごみ収集車の効率的な運行につながり、年間12回分の燃料削減効果に結びつきます。周知方法につきましては、広報誌1月号から変更となる旨を毎月掲載しているほか、広報誌3月号に折り込みとなりましたごみカレンダーにおいても内容を掲載し、住民周知に取り組んでおります。質問要旨2、民間住宅用太陽光発電システム導入に加え、蓄電池導入や高効率機器への転換も加えた補助制度拡充の詳細の内容についての御質問ですが、北海道の補助制度でもある住まいのゼロカーボン化推進事業を活用し、再生可能エネルギーの普及促進施策として、従来の太陽光発電システム導入補助に加え、定置用蓄電池に対し、上限10万円とする補助金を拡大するほか、新たに省エネルギーの取組推進施策として、既存住宅の省エネルギー改修につながる高断熱浴槽、高効率給湯器などへの転換に対し、上限40万円とする補助金制度を創設をし、住民の脱炭素化への取組に向けた支援拡充を推進してまいります。次に、産業振興と関係人口の拡大強化、質問要旨1、一次産業後継者対策をどう捉えているのかとの御質問ですが、町の一次産業においても、人口減少や少子高齢化の影響を受け、就業従事者数も減少傾向にあり、後継者対策につきましては、従事者、産業団体、行政共通の課題であると捉えております。町といたしまして、引き続き町内での農業及び漁業の生産体制の維持、担い手や後継者の確保に向けた支援を行い、一次産業活性化に向け、産業団体や関係機関と連携した取組を進めてまいります。質問要旨2、選ばれ続ける商工業のまちの実現に向けた取組の具体策についての御質問ですが、さきの日本共産党の代表質問にお答えしておりますので、御理解をお願いしたいと思います。質問要旨3、地元企業が町内で事業を継続できるよう環境整備を進めるとあるが、具体策と今後の展開についての御質問ですが、町が昨年行いました地元企業を対象としたアンケート調査において、回答のあった約8割の企業から、釧路町で事業を継続していきたいとの回答を頂いており、このことは、町にとって非常に心強いものであります。この結果を踏まえ、町内金融機関と町商工会と連携しながら、町の融資制度の活用促進や適時見直しなどにより、資金の確保と経営基盤の強化を図るとともに、人材の確保、育成や事業継承に係る取組について研究を進めながら、地元企業のニーズに的確に捉え、安心して町内で事業を継続できる環境整備に取り組んでまいります。質問要旨4、農林水産業従事者を支援するための研修費の考えについての御質問ですが、農業では農業担い手育成支援事業を実施し、町内の農業者や農業団体が自主的に実施する視察研修に要する費用の一部を助成しており、水産業では、漁業担い手育成支援事業により、新たに漁業に就業しようとするものなどに対し、北海道立漁業研修所が実施をする総合研修費用のほか、小型船舶操縦士などの資格取得費用の一部を助成しております。町といたしましては、引き続き支援を行い、一次産業の活性化や担い手確保などに取り組んでまいりたいと考えております。質問要旨5、地域木材の利用や木育の推進などを産業団体や森林・木材関係事業者と連携し取り組むとあるが、具体的な内容についての御質問ですが、町内の林業及び木材産業関係者で構成する釧路町林業振興懇談会において、地域材を利用した事業など、森林環境譲与税を活用した事業の意見を頂いており、近年では、森林公園や役場庁舎内の整備に地域材を活用することによって普及啓発を図っております。木育につきましては、管内市町村や事業者と連携した木育・森づくりフェアの開催や民間団体の実施する木育活動への支援など、木と触れ合う機会を提供しており、今後につきましても、様々な手法で木育の取組を実施してまいりたいと考えております。質問要旨6、温暖化による産業被害への対処策についての御質問ですが、農業につきましては、温暖化により増加傾向にある病害虫被害対策として、農産物ブランド化推進事業により、病害虫の防除に要する薬剤や防虫ネットなどの資材に要する資料の一部を助成しております。また地域に適した野菜づくり事業では、農業団体が毎年実施をしているダイコンなどの野菜品種比較試験に要する経費の一部を補助することで、年々変化する気候の中でも、生産量を確保できる野菜品種の選定を行っております。水産業におきましては、海水温の上昇などによるシャケ資源への影響が懸念されており、国では回帰率向上を図るための種苗育成技術の開発などに取り組んでいるほか、北海道では、秋サケ資源の減少要因を分析をし、資源の早期回復に向けた対策を検討するための秋サケ資源対策検討会議により検討を開始しております。町といたしましては、国や北海道のほか、産業団体などと連携した取組を進めてまいりたいと考えております。質問要旨7、地域資源を活用した観光振興の具体案についての質問ですが、町は、国立公園と国定公園という2つの自然公園を有しており、その大自然からももたされる良質な農水産物の特産品やカヌー、川くだりといった多くの観光資源を有しております。令和6年度においては、道東道の開通を一つの契機と捉え、道央圏を中心としたPR活動に取り組むとともに、釧路管内自治体や観光協会などの関係団体、関係機関との連携を強化し、あらゆる機会を通じて誘客促進を図ってまいります。質問要旨8、別保公園の施設整備計画の進捗状況についての御質問ですが、別保公園の施設整備計画につきましては、年間を通じて利用でき、楽しめる魅力ある公園づくりに向けて、遊具や施設の規模などについて基本構想をまとめ策定に取り組んでまいりました。その中で、公園機能のほか、防災減災に向けた施設の利活用について、計画内容の見直しを進めている段階でありますので、まとまり次第お示しさせていただきたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 教育長 辻川尚志

会派町政クラブ、川田議員の代表質問にお答えさせていただきます。教育行政執行方針についての御質問の中の1つ目、部活動の地域移行に向けた具体的な協議内容と、その進捗はについてでありますが、釧路町地域部活動検討委員会を設置し、町立中学校の部活動において、持続可能な運営主体の在り方や地域社会との役割分担、指導者確保等のために必要な事項を諮問しております。道から部活動の在り方支援アドバイザーを派遣していただき、釧路町の実情に合ったスポーツ、文化芸術活動の最適化を図り、体験格差の解消を目指した活動の在り方を検討している段階であります。次に、2つ目のICTを活用した教育の推進の中で、「協働的な学び」と「個別最適な学び」の一体的な充実を目指すとあるが、具体的な事業実践の事例はについてでありますが、協働的な学びと個別最適な学びを実現させるために、ICT等を活用した教育を推進しております。具体的な事業実践としましては、協働的な学びにおいて、子供たちが多様な意見を共有したり、合意形成を図ったりする活動や他校や他地域の人との交流学習などの際にICTを活用しています。また、個別最適な学びにおいて、指導の個別化を図るために、学習状況の把握や分析をしたり、学習の個別化を図るために、子供たち一人一人の興味、関心に応じた学習活動を行ったりする際などにICTを活用しています。次に、3つ目の2024年はパリにおいてオリンピック・パラリンピックが開催されるが、当町のスポーツ振興の機運をより高めるための事業計画はについてでありますが、2024年にパリで開催されるオリンピック・パラリンピックは、スポーツ振興の機運を高める大きなチャンスと捉えておりますことから、スポーツ教室などの積極的な開催に努めてまいります。また、当町にゆかりのある選手が出場する場合には、釧路町スポーツでまちを元気に推進委員会と連携した応援事業等に迅速に対応できるよう準備を進めてまいります。次に、4つ目の学校施設における熱中症対策として、エアコン等の整備が示されたが、小中学校の夏と冬の休業日数について、今後の考えはについてでありますが、学校の夏期休業日及び冬期休業日の期間は、学校管理規則において校長が定めることとなっており、釧路町校長会において、令和6年度の夏期休業日を30日に延長し、冬期休業日を20日とすることで決定されております。今後は、夏期休業日及び冬期休業日の総日数の拡大について、近隣市町村の状況を注視し、学校管理規則の見直しを検討してまいります。次に、5つ目の教員の働き方改革を推進するとあるが、具体策と今後の方向性はについてでありますが、令和3年度から3か年を取組期間とした釧路町立学校における働き方改革アクションプラン第2期に基づき、専門スタッフ等の配置促進、ICTの活用や校務支援システムによる校務効率化などを進めております。現在、令和6年度を期首とする第3期プランの策定を進めており、さらなる業務負担の軽減を図るため、実効性のある取組を一層進めてまいります。次に、6つ目の子どもの読書活動を定着させるためには、年代別の細やかなサポートが必要と考えるが、現状はについてでありますが、子供が読書を好きになり、自主的に読書をするようになるためには、乳幼児期から発達段階に応じた年代別の細やかなサポートが必要と考えております。現状の主な取組としては、幼児期から本に触れ、本に親しむ機会を提供するため、絵本広場やブックスタート事業、読み聞かせなどを行っております。小中学生期では、学校ブックフェスティバルの支援や学校移動図書などに取り組んでおります。以上でございます。

出典:釧路町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月4日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる