釧路町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月3日
1件目は財政課題について
2025年3月3日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「1件目は財政課題について」質問し、町長 小松茂、教育長 辻川尚志が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昭平 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、教育長 辻川尚志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 佐藤昭平
私は、日本共産党議員団を代表して、令和7年度町政執行方針並びに教育行政執行方針に対し、代表質問を行います。昨年1月元日に発生した能登半島地震から1年2か月余り、亡くなった方々は関連死を含め500人を超えています。被害に遭われた皆様に改めてお見舞いを申し上げます。能登地方では、地震津波の後も、豪雨、大雪など気象災害が相次いでいますが、一刻も早い復旧復興に向けた対策が必要とされています。行政の役割は住民の生命財産を守ること、住民の福祉の増進を図ることですが、近年は、事前復興など、より積極的な災害対策の考え方が普及してきています。また、執行方針でロシアによるウクライナ侵攻の影響として、釧路町においても、インフレ物価高騰など暮らしの不安定化を上げておりますが、平和を維持することの大切さも、浮き彫りにしているというふうに言えると思います。昨年、秋、石破新内閣が発足し、政権初の通年予算となる令和7年度政府予算が国会の審議に付されているところであります。史上最高の税収等も活用しての施策が期待されましたが、その主な内容は防衛費用8.7兆円等を大幅に拡大する一方、社会保障分野では、現行制度下での自然増分のうち1,300億円を削減すること、そのために高額医療費制度の対象基準の引上げなど、まさに命を危うくするような制度改悪を実施しようとしています。国の政治が、国民に背を向けたままでは、暮らしは成り立ちません。こうした中で、釧路町が住民に身近な地方自治体として、福祉優先のまちづくりを進め、町民の暮らしを守っていく役割がますます重要となっており、期待も寄せられています。そこで、町政執行方針、教育行政執行方針、令和7年度予算に係り通告に基づき、順序質問を行っていきます。1件目は財政課題についてであります。令和7年度一般会計予算は前年度比でマイナス14.1%ですが、総額で128億円を超える大型予算であり、その規模が適切なのかの検討も必要です。また、執行方針では、歳出について事業の選択と集中を行うとありますが、町民の命と暮らしを守る、そういう基本姿勢を堅持し、同時に中長期を見通した財政の確立が引き続き重要であります。そこで、1点目として、令和7年度も財政規模が大きくなっている中で、予算の特徴性は何なのか。また、2点目として、財政調整基金が減少傾向にありますが、今後の見込みについてお尋ねをいたします。最後、3点目は、令和6年度の単年度収支見込みと、令和7年度の財政への影響についてお尋ねをいたします。2件目は、産業・観光の振興と雇用対策についてであります。釧路町の地勢や自然を生かした産業の活性化や観光の推進は、持続可能ななりわいのためにも大変重要です。基幹産業をはじめとした域内での経済循環の促進が大切であり、農福連携などを含めた多様な人材、労働力を確保する支援策が求められています。そこで、5点お聞きをいたします。1点目は、地域木材の利用のため、町が発注する事業で町内産材の活用の考えは。2点目は、食肉加工センターを軸とした産業クラスターの創設打ち出されておりますけれども、その考え方についてお聞きをいたします。3点目は、この間、促進する海洋環境の変化とホタテ養殖事業の今後の見通し、課題についてお聞きをいたします。4点目として、厚岸・霧多布・昆布森国定公園の保全状況及び町長も公約とする、いわゆるワイズユースの方向性についてお聞きをいたします。5点目に、障がい者の雇用推進及び就労支援事業への雇用支援策、このことについてお尋ねをいたします。3件目は、町民生活優先の行政課題についてであります。行政執行方針では、ロシアによるウクライナ侵攻の影響としてインフレやエネルギー問題など影響大としていますが、釧路町において、それではどのような状況が派生しているのか、対策が、同時に施策が求められています。そこで1点目、地方創生2.0の当町の施策への影響は。2点目、ロシアのウクライナへの軍事侵攻などが、町民の暮らしへ及ぼしている影響の具体についてお聞きをいたします。3点目は、公営住宅のエコロジカル推進を含め、整備計画の考えについてお聞きをいたします。4件目は、防災はじめ安全安心の町づくりについてであります。町民が安全で安心に暮らせる施策推進が大切です。津波避難対策の前進は図られてきているといえますが、引き続きハード、ソフト両面からの具現化が求められます。命の危機が切迫する災害時の対策として、非常時電源の確保は重要です。また環境保全、資源循環の施策はSDGsのまちづくりを進める点からも大切であります。そこで具体的にお聞きをいたします。1点目は、地区防災計画の補強など課題について考えをお聞きをいたします。2点目は、津波避難ビル、福祉避難所の指定、拡充の考えについてお聞きをいたします。3点目は、避難所環境の改善策、どのように進めるのか。4点目として、在宅酸素療法者等への非常用電源装置の給付内容についてお聞きをいたします。5点目は、町内会管理防犯灯の町管理へ移管するなど、そのことを通しての町内外支援の考えをお尋ねをいたします。6点目は、生活道路確保ための釧路町舗装長寿命化修繕計画での位置づけについて答弁を求めます。最後7点目に、ごみの減量化・資源化への施策についてお尋ねをいたします。次に、5件目は、ケアを大切にする行政についてであります。新型コロナウイルスによるパンデミックを通して、いわゆるかけがえのない労働、エッセンシャルワークの分野が注目され、ケアを重視する行政の在り方が問われるようになっています。予防、早期発見、治療の総合的な確保が大切であり、介護においても、サービス確保と事業の継続支援が必要であります。そこで、1点目として、国民健康保険加入者の世帯構成及び保険給付の状況がどうなっているのか。2点目は、国民健康保険統一保険料化に向けた新年度のところでの施策と被保険者への影響は、どのようなものが想定されるのか、お尋ねをいたします。3点目は、町実施の様々な検(健)診の効果と受診率向上策についてお尋ねをいたします。4点目は、帯状疱疹ワクチンの定期接種化による費用負担等の今後の内容についてお尋ねをいたします。5点目は、介護の予防を含め、介護サービス確保の施策展開について見解を求めます。6点目は、介護事業所継続への今後の支援策について答弁を求めます。6件目は、人権擁護・ジェンダー平等、子育て支援についてであります。人権擁護において、多様性を認めることが原点であり、当然行政としても責任が問われる課題であります。残念ながら、我が国のジェンダーギャップ指数は、世界の中でも後進国と言われていますが、釧路町が自治体として、どのように推進していくか、注目されている分野でもあります。子育て支援の課題も、子ども権利条約のその趣旨も含む、町こども基本条例を定めている町として、子ども・子育て世代に優しい町として具現化が急がれるところであります。そこでお尋ねいたします。1点目は、男女共同参画推進方針に基づくフォーラムの内容と今後の取組についてお聞きをいたします。2点目は、LGBTQ+への町民理解の促進と町施策についてお聞きをいたします。3点目は、釧路町こども計画策定に当たり、重点施策の方向性についてお尋ねをいたします。4点目は学童保育の全対象者の受入れなど、今後の課題推進についてお尋ねをいたします。5点目は、いわゆる合計特殊出生率の向上を目指す町としての政策課題の答弁を求めます。7件目は、学びを保障する教育行政、教育分野についてであります。教育執行方針に、子どもを主語にした新しい学びの実現とあります。新しい学びとは何か。働き方改革の推進を軸とした環境整備等を受けとめているところでありますが、釧路町の児童生徒が、義務教育の本旨である学びを保障する施策の推進で、釧路町が大好きになることが期待されます。そこで質問いたします。1点目は、情報モラル教育の現状と新年度の課題についてです。2点目は、教職員配置数の状況及び時間外労働削減に向けた取組について、お聞きをいたします。3点目は、地域クラブ準備委員会の事業内容と見通しについて。4点目は、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの機能強化の課題について。5点目は、22世紀釧路町プロジェクトチームの予算上の位置づけについてお聞きをいたします。6点目は、特別支援学級の状況に応じた教員及び支援員の体制についてお聞きをいたします。7点目は、読書活動の推進に向けた課題について答弁を求めます。8点目としては、体育施設のトイレの洋式化進捗状況と、計画についてお尋ねをいたします。9点目は、学校給食費無償化の恒久化に向けた課題について、答弁を求めるところであります。10点目は、いわゆる小規模校における教育実践の状況についてお聞きをいたします。最後8件目でありますが、平和を希求するまちづくりについてということで質問をさせていただきます。今年はアジア太平洋戦争の終結から80年に当たります。この戦争で釧路町においても、100名を超える戦没者をはじめ、様々な犠牲を強いられた歴史を持っています。執行方針でも触れられているように、今日においても、戦争は住民の暮らしに大きな影響を及ぼすことが明らかであります。平和は安全で安心できる暮らしの土台をなすものであり、とりわけ核兵器の廃絶は喫緊の課題というふうに言えます。そこで2点お聞きをいたします。1点目、原子水爆禁止世界大会への町民代表枠拡大の考えについて。2点目は、「核兵器廃絶・平和の町宣言」を、当町で決議をしてから40年を迎えていますが、今年40年を迎えますが、祈念企画等実施の考えについて答弁を求めます。以上、8件、41点について答弁を求め、代表質問といたします。
答弁 町長 小松茂
それでは、日本共産党、佐藤議員の代表質問にお答えをさせていただきます。最初に財政問題、課題についてということで、令和7年度も財政規模が大きくなっている中、予算の特徴についての御質問ですが、令和7年度における釧路町予算は、一般会計、特別会計及び企業会計を含めた総額は、187億8,866万3,000円となっており、令和6年度予算に次ぐ規模の予算編成となりました。中でも一般会計においては、近年の人件費及び物価高騰の影響を受けながらも、昨年度に引き続き、地域社会全体で子どもを健やかに育むまちづくり、安全で安心して暮らせるまちづくり、ゼロカーボンシティの実現、そして、産業振興と関係人口の拡大強化という4つの重点政策を掲げ、各種ハード事業及びソフト事業の拡充を図りながら、町の将来像である、未来につなぐ豊かな自然と生きがいあふれるまちの実現に向けた予算配分としたところであります。2点目の財政調整基金が減少傾向にあるが、今後の見込みについての御質問ですが、財政調整基金の残高につきましては、令和5年度末時点で11億696万円となっており、令和6年度末で約9億円、また令和7年度予算(案)では、財政調整基金の繰入れを4億円計上していることから、年度末残高は約5億円となる見込みとなっており、令和5年度をピークに減少傾向となっております。今後におきましては、第6次釧路町総合計画での目標値であります、令和8年度末時点での残高10億円を確保するよう努めてまいりたいと考えております。次、3点目の令和6年度の単年度収支見込みと、令和7年度の財政の影響についての御質問ですが、単年度収支では、当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いて算出されるものであり、決算額に基づく収支によって計算されることから、現時点におきましては、その算出ができず、また令和7年度の財政への影響につきましても、判断いたしかねるところであります。次に、産業・観光の振興と雇用対策についてということで、まず、①の地域木材の利用のための町が発注する事業で町内産材の活用をする考えについての御質問ですが、地域木材の活用に関しましては、森林環境譲与税を財源として森林公園内のベンチや木製階段、庁舎内の椅子やテーブルなどを、地域木材を使用して更新してまいりました。さらに、令和6年度より町内中学校において、生徒が使用する机の天板や椅子を、地域木材を使用して製作し、順次更新を進めております。今後も、原木の供給量の兼ね合いで全てを釧路町産木材で賄うことは難しい部分もありますが、釧路管内や北海道内で生産された木材を優先的に取り入れながら、各種事業に取り組んでまいりたいと考えております。次に、②の食肉加工センターを軸とした産業クラスター構成の考えについての質問ありますが、食肉加工センターの建設のほか、関連会社として牛の皮や脂を加工するレンダリング施設の建設が予定されており、これにより、牛の生産、牛や加工品の移送、製品の販売といった形で、食肉センターを起軸とし、広く釧根地域で、農業振興、産業振興が進むことが期待をされます。次、③の海洋環境の変化とホタテ養殖事業の見通しと課題についての御質問ですが、温暖化等の影響により、主要水産物である昆布やサケなどが減少傾向にあることから、昆布森漁業協同組合による新たな取組として、ホタテ部会を設立し、ホタテの養殖に取り組むものであります。養殖の事業展開につきましては、昨年の8月より着手しており、約1年間の育成期間を経て、本年11月から翌年3月にかけて本格的に出荷する見通しとなりますが、新たな取組である、今後は育成環境に適した養殖技術の確立や種苗の確保が課題となり、これらの課題に対して、釧路地区水産技術普及指導所の指導などを受けながら、養殖技術の向上に努めるとともに、稚貝生産に向けた調査などが進めてまいります。次、厚岸・霧多布・昆布森国定公園の保全状況及びワイズユースの方向性についての御質問ですが、4の厚岸・霧多布・昆布森国定公園は自然に恵まれ魅力ある景勝地となっております。保全状況につきましては、自然公園法に基づき保護・保全がなされているものと認識しております。ワイズユースにつきましては、湿地から得られる恵みを生態系の自然価値に配慮し、持続的に利用することとされており、厚岸・霧多布・昆布森国定公園には別寒辺牛湿原と霧多布湿原、2つの湿地がありますので、国定公園構成自治体として、関係自治体と連携しながら持続的な利用について協議してまいります。次に、障がい者の雇用推進及び就労支援事業への支援策についてですが、障がい者の雇用推進及び就労支援事業への支援策としましては、障がい者就労支援強化事業を通じて、将来的な就労を目指す障がい者を対象に、必要な訓練や地元企業への就労実習体験を提供し、障がい者の職業的自立を支援してまいります。また、町が発注する労務などについて、就労支援事業所から優先調達を推進しているほか、就労支援サービスを新たに利用する障がい者の入社式を事業所と連携して行うことで、働くことへの意識の醸成を図っております。今後も関係機関と連携し、障がい者の就労機会を増やすための取組を、継続していきたいと考えております。次に、町民生活優先の行政課題についてということで①の地方創生2.0による当町の施策への影響についての御質問ですが、現在、国で議論されている地方創生2.0の基本的な考え方の中では、若者・女性にも選ばれる地方、日常生活に不可欠なサービスの維持、災害から地方を守るための防災、危機管理が基本構想の中に入っており、これらは現在、町が進めている施策を大きく影響するものと捉えております。次、②のロシアのウクライナへの軍事侵攻などが、町民の暮らしに及ぼしている影響についての御質問ですが、ロシアの軍事侵攻を発端とする物価上昇により、原油や穀物などの物価高騰に歯止めがかからない状況であるほか、円安の進行により、燃料代や電気代、食料品などの値上げが相次ぎ、町民の暮らしにも大きな影響を及ぼしていると認識をしております。次、③の公営住宅のエコ推進含め整備計画の考えについてですが、公明党、大谷哲也議員の代表質問にお答えさせていただいたとおり、順次LED化を進めることにより、消費電力の低減を図り、住環境の改善と併せ、脱炭素化を推進してまいります。また、新たな公営住宅の整備につきましては、今後の人口動向や応募状況の推移を見ながら、慎重に判断してまいりたいと考えております。次に、防災はじめ安全安心の町づくり、①の地区防災計画の補強などの課題についての質問ですが、地区防災計画の制度は、平成25年の災害対策基本法の改正に伴い、一定の地区の居住者等が行う、いわゆる共助による自発的な防災・減災活動の観点から創設された制度であり、平成26年3月には、内閣府から地区防災計画ガイドラインも示されているところであります。町では、地区防災計画を策定している地区はございませんが、一部の地区では、自主防災組織や町内会において、防災マップの作成、資機材の整備、災害発生時の連絡・役割体制の整備のほか、計画的に防災訓練や研修などを実施していることを確認しております。町といたしましては、災害の種類や地域の特性によって異なるリスクが地域の中でしっかり共有され、日頃からの備えや計画的な訓練の実施に結びつくことが重要であると考えており、そのためには、地域住民が一体となって防災・減災に取り組み、災害時の必要な行動について互いに確認、共有できる体制の整備や計画の策定が課題であると捉えております。次に、②の津波避難ビル、福祉避難所の拡充計画についての御質問ですが、令和7年2月末現在、町内には津波避難ビルと避難タワーを合わせて36か所の緊急避難場所がありますが、現在建設を進めている避難タワーの完成によって、令和7年度には緊急避難場所がさらに2か所増える予定であります。また、町内における福祉避難所は10か所ありますが、現時点において、拡充する計画はございません。いずれにいたしましても、緊急避難場所及び福祉避難所の指定に当たっては、必要な基準を満たした公共施設や民間施設を指定、または協定を締結するなど、拡充してまいりたいと考えております。次に、③の避難所環境の改善策についてですが、避難所環境の改善につきましては、国が示す避難生活における良好な生活環境の確保に向けた取組指針や、過去の災害における教訓を基に、可能なものから改善を図っているところであります。災害備蓄につきましては、携帯トイレやベッド、パーティションなどを計画的に増やしているほか、民間企業との協定の締結においては、避難所における必要な資機材の調達や温かい食事の提供、さらには、避難生活における入浴機会の確保を目的とした協定など、避難所における課題解決に向けた取組を進めているところであります。避難所において、想定される様々な課題については、町だけで解決できない課題も存在することから、引き続き関係機関と連携や民間企業との協力なども得ながら、解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次、④の在宅酸素療法者などへの非常用電源装置の給付内容についての質問ですが、令和7年度より、障がい者日常生活用具給付等事業において、自宅で人工呼吸器や在宅酸素濃縮器を使用している方を対象に、ガソリンまたはガスボンベで作動するインバータ発電機や蓄電池等の非常用電源装置の給付を開始する予定であります。災害等による停電時に、生命の維持に危険が生じる方に、非常用電源装置を給付することにより、利用者の安全と安心の確保を目的としております。次、⑤町内会管理防犯灯を町管理へ移管するなどの町内会支援の考えについてのお尋ねですが、公明党、大谷哲也議員からの代表質問にお答えさせていただいたとおりでありますので、御理解をいただきたいと思います。次、⑥生活道路確保の釧路町舗装長寿命化修繕計画での位置づけはとの御質問ですが、本計画は町道の舗装損傷状況、路線の重要性、交通量等を考慮し、優先順位を定めていることから、生活道路につきましては、修繕の評価が低くなっております。また、一部の生活道路につきましては、抜本的な改修が必要と考えておりますが、現在、未改修路線の整備を優先的に進めていることから、当面は維持管理での対応となりますことを、御理解を願いたいと思います。次、⑦のごみの減量化・資源化への施策についてのお尋ねですが、ごみの減量化につきましては、1人当たりのごみの減量化を進めるため、3Rの推進に向け、住民への普及啓発に取り組んでまいります。また、食品ロス削減対策でもある、フードドライブを、釧路町消費者協会が主体となり、積極的に取り組んでおりますが、イオン北海道株式会社との包括連携に基づき、本年2月より、イオン釧路店でも開始し、取組を拡大したところであります。資源化につきましては、ペットボトルなど適正排出の周知を継続し、リサイクル率を高め、循環型社会の形成に向けた取組を推進してまいります。次、ケアを大切にする行政ということで、①の国民健康保険加入者の世帯構成及び保険給付状況についてのお尋ねですが、世帯構成につきましては、保険基盤安定負担金申請における、軽減者数などを確定する令和6年10月末時点で申し上げさせていただきますと、国保加入世帯数で2,754世帯のうち、一般世帯が1,077世帯、7割軽減世帯が902世帯、5割軽減世帯が439世帯、2割軽減世帯が336世帯となっております。保険給付状況につきましては、医療費の動向が反映されやすい令和元年から令和5年度における療養給付費で申し上げますと、平均12億6,564万4,000円となっており、令和4年度をピークに微減傾向にあると認識をしております。次、②国保化に、統一保険料化に向けた新年度の施策と被保険者への影響についてのお尋ねですが、現時点において、北海道は、令和12年度から統一保険料とすることを示しており、町としましては、令和7年度から新税率とし、以降、毎年、税率改正を実施することで、統一保険料へ移行までの間、被保険者への負担が最小限となるよう努めたいと考えております。被保険者への影響につきましては、令和7年度に向けた改正において、税率で0.86ポイント、均等割額で7,600円、平等割額で1,100円増と認識しております。次、③町実施検(健)診の効果と受診率向上策についての質問ですが、町が実施をする各種検(健)診は、疾病の予防及び重症化予防、早期発見及び早期治療とともに、町民の健康増進に資することを目的として実施しており、受診後の保険指導や精密検査の受診勧奨等などにより、目的の達成に寄与しているものと捉えております。さらなる目的達成のためには、より多くの町民に受診していただくことが重要であることから、検診未受診者への受診勧奨及び受診動機が高まる効果的な受診率向上対策を検討するためのアンケート調査を実施してまいりたいと考えております。次、④帯状疱疹ワクチンの定期接種化による費用負担などの内容についてのお尋ねですが、この内容質問も、公明党、大谷哲也議員からの代表質問にお答えさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。次、⑤介護予防を含め介護サービス確保の施策展開についてのお尋ねですが、町では、地域で自主的に運営されている介護予防サロン活動団体への運営助成を継続するとともに、生活支援体制整備事業などを通じて、新たなサロン団体の立ち上げを支援することで、通いの場の拡充を目指してまいります。また、介護サービス事業所へは、介護人材確保・育成と介護現場における生産性向上の取組を支援することで、安定した介護サービスの確保に取り組んでまいります。⑥の介護事業所継続への今後の支援策についてですが、町では、介護人材確保育成支援事業において、各種資格取得に伴う研修費用の助成や介護職員に対する奨学金の返済支援などを実施しております。今後は、釧路町高齢者保健福祉計画等策定委員会での意見を踏まえ、介護職員等処遇改善加算の要件となる研修を新たに助成対象項目に追加するとともに、介護職の魅力をこれまで以上に発信したいと考えており、引き続き、介護現場からの意見を聴取の上、人材確保を含めた支援策の協議を進めてまいります。次に、人権擁護・ジェンダー平等、子育て支援についてということで、①の男女共同参画基本方針に基づくフォーラムの内容と、今後の取組についてのお尋ねですが、フォーラムの内容としましては、「性別にとらわれずに、一人ひとりが尊重され、個性や能力を発揮し、自分らしく暮らせる男女共同参画社会」への理解を深めることを目的とした講演を予定しております。今後は、釧路町男女共同参画推進方針に基づき、町全体での意識啓発や理解促進、パートナーシップ制度の導入検討などによる多様性を尊重するまちづくりに取り組んでまいります。次、②のLGBTQ+への町民理解の促進と町施策についてのお尋ねですが、1問目でお答えしたとおり、性別などに関わらず多様性を尊重することができる環境をつくるために、意識啓発や理解促進を進めるほか、パートナーシップ制度の導入検討などによる環境整備を施策として推進してまいります。次、③の釧路町こども計画策定に当たり、重点施策の方向性についてのお尋ねですが、釧路町こども計画の策定に当たり、重点施策となる、こども・若者への支援やこどもの貧困対策、少子化対策の方向性は、国のこども大綱及び北海道こども計画を勘案しつつ、釧路町こども基本条例の理念を踏まえ、実情に応じた計画策定を進めてまいりたいと考えております。次、④学童保育の全対象者の受入れなど、今後の課題についてのお尋ねですが、学童保育の待機児童問題では、これまでも、あいぱーるを活用した独自の見守り事業を実施するなどの暫定的な措置を講じてきたところでありますが、現在待機となっている児童や、これまで利用を控えていた児童の受入れを含め、抜本的な問題解消が課題と捉えていることから、第3期釧路町子ども・子育て支援事業計画の計画期間中において、課題の解消に向け取り組んでまいります。次に、⑤の合計特殊出生率の向上を目指す政策課題についてのお尋ねですが、町においても、合計特殊出生率が減少傾向を示す状況となっていることから、町で子どもを産み育てたいと思える環境の構築が課題と考えております。このことから、地域社会全体で子どもと子育て家庭を温かく見守り、支え、成長へとつながることができる地域社会の実現を理念とする釧路町こども基本条例を令和6年4月に施行し、本年3月策定の第3期釧路町子ども・子育て支援事業計画においては、子育て世帯への経済的支援の推進や多様な子育てサービスの充実、子育てに不安を抱える保護者への相談体制の充実や妊産婦からの健康づくりの推進など、様々な支援策を継続的に実施していくものとしております。これら関連施策の着実な推進が、子どもを授かりたいと願う保護者の期待に寄り添うものとなり、合計特殊出生率の向上につながるよう、条例の理念に基づき実施しております。次に、平和を希求するまちづくりということで、原水禁世界大会への町民代表枠拡大の考えについてのお尋ねですが、現在のところ、原水爆禁止世界大会への町民代表枠を拡大する考えは、持ち合わせておりませんが、原水爆禁止世界大会は、唯一の戦争被爆国として、戦争や核兵器がもたらす悲惨な世界を後世につなぐとともに、世界中から平和を願う人々が集う大変意味深いものであると捉えております。町といたしましては、一度に派遣する人数よりも、こうした取組が長く続くこと、そして、その場に町民の派遣を続けることこそが、最重要であると考えており、令和6年度からは旅費の上限額を見直し、応募しやすい環境としているところであります。次、②の「核兵器廃絶・平和の町宣言」決議から40年を迎えるが、祈念企画等実施の考えについてのお尋ねですが、当町は昭和60年に核兵器廃絶・平和の町宣言を決議し、以来40年にわたり平和の実現に向けた様々な取組を行ってまいりました。令和6年度には、これまでの取組が評価され、悪天候により中止となってしまいましたが、広島市で開催される平和市長会議インターンシップに、北海道の自治体から唯一、職員が招待されたところであります。この節目の年を迎えるに当たり、関係団体との連携をより一層深めるとともに、これまでの取組を振り返るなど、平和の重要性を広く町民の皆様に訴えてまいります。私からは以上であります。
答弁 教育長 辻川尚志
日本共産党、佐藤議員の代表質問にお答えいたします。学びを保障する教育行政についての1つ目の御質問の情報モラル教育の現状と新年度の課題はについてでございますが、情報モラル教育は、よりよいコミュニケーション能力を育む教育の一つとして取り組んでいます。国語においては、適切な言葉遣い、技術・家庭科では個人情報の保護について、特別の教科、道徳ではルールやマナーを守ることについてなど、教育活動全体で情報との関わり方について指導しています。SNSの利用については、低年齢化や学校だけでは把握しきれないような外部との接触機会の多様化、複雑化が問題となっており、家庭との連携が一層必要となってきていますので、今後もそうした危機感を持って、啓発や情報共有をしていく必要があります。次に、2つ目の教職員配置数の状況及び時間外労働削減に向けた課題はについてでありますが、令和7年度当初に予定している教職員定数につきましては、校長、教頭、教員に養護教諭、栄養教諭、事務職員、加え、小学校5校で89名、中学校4校で66名となっております。時間外労働削減に向けた課題につきましては、令和6年度から3か年を取組期間とした釧路町立学校における働き方改革アクション・プラン(第3期)の着実な推進と捉えております。次に、3つ目の地域クラブ準備委員会の事業内容と見通しはについてでありますが、地域クラブ準備委員会では、釧路町地域部活動検討委員会の答申を踏まえ、令和8年度からの中学校部活動の地域展開に向けた課題整理に努めます。事業内容といたしましては、指導者保護のための募集方法、指導者への報酬、参加する生徒の保護者への経済的支援、地域モデルクラブの実証など、準備や検討を進めてまいります。次に、4つ目のスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの機能強化の課題はについてでありますが、スクールカウンセラーにつきましては、令和6年度から体制を拡充し、不登校やいじめなど児童生徒が抱える問題の早期発見・早期解決に向け、カウンセリングの体制を整えることができております。今後は、子どもの困り感を科学的に解明して、指導や支援に心理面からの知見を加えるとともに、保護者に対する相談支援の拡充と捉えております。また、スクールソーシャルワーカーにおいては、医療機関などの関係機関とのさらなる連携と、不登校に至る要因を的確に把握し、一人一人の状態に応じた支援プログラムの開発が重要と考えております。次に、5つ目の、22世紀釧路町教育プロジェクトチームの予算上の位置づけはについてでありますが、22世紀釧路町教育プロジェクトチームは、町内小中学校の教員と教育委員会指導主事室長の5名で構成し、子どもが主体的に学ぶ授業づくりを行っている道内外の先進校の取組を視察し、町内の全教員を対象として報告会を開くことを予定しております。2か年プロジェクトの1年次となる令和7年度におきましては、先進校視察や研究活動に必要な旅費を計上しております。次に、6つ目の、特別支援学級の状況に応じた教員及び支援員の体制はについてでありますが、令和7年度に配置予定している特別支援学級の教員及び特別支援教育支援員は、小学校5校の23学級に対し教員24名、特別支援教育支援員13名、中学校4校の11学級に対し教員16名、特別支援教育支援員3名となっております。次に、7つ目の、読書活動の推進に向けた課題はについてでありますが、読書活動の推進は、子どもから大人まで幅広い世代の学びや教養の向上に資する重要な取組と考えております。読書活動といたしましては、7か月児育児相談の場で絵本をプレゼントするブックスタートや別保地区、昆布森地区の小中学校に本を貸し出す学校移動図書、公民館まつりでの図書イベントなどを展開しておりますが、より広く町民に周知し、読書に親しみを持つとともに、生涯にわたる読書習慣を身につけてもらうきっかけとすることが課題と認識しております。これらの課題を踏まえ、学校や地域と連携しながら、読書の機会を広げ、より多くの方が読書に親しめる環境づくりに努めてまいります。次に、8つ目の体育館施設トイレの洋式化進捗状況と計画はについてでありますが、体育施設トイレ洋式化の進捗状況につきましては、4施設のうち1施設が洋式化、2施設が一部洋式化、洋式化未実施の1施設については、令和6年度に一部簡易洋式トイレを設置したところです。今後の計画については、トイレ環境の改善を図るため、計画的に洋式化を進めてまいりたいと考えております。次に、9つ目の学校給食費無償化の恒久化に向けた課題はについてでありますが、学校給食費の保護者負担軽減の実施につきましては、物価高騰に伴う経済的な支援を行うことを目的に、これまで物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、経済的な支援を行ってきたところであります。今後の課題としましては、学校給食費の保護者負担軽減の在り方や恒久的な支援につきましては、経済状況や国の動向を注視しながら、恒久的に実施するための安定的な財源の確保が必要であると捉えております。次に、10番目の小規模校における教育実践の状況はについてでありますが、小規模校は、担任が複数の学年を担当し、複式授業を実施する場合があり、子ども同士の学び合いや活動範囲が限定されてしまう傾向にあります。そのため、子どもが協働して課題解決していく学び方や、自ら探究的な学習を進めていけるような授業づくりについて、同じ規模の学校の教員が連携して研究しています。また、オンラインを活用した他校との交流や、小規模校がお互いの学校を訪問して、体育の学習をするなど、工夫しながら学びの充実を図っています。以上でございます。
答弁 町長 小松茂
先ほど答弁した内容で、訂正をさせていただきたい内容がございます。ケアを大切にする行政の答弁の中で、国民健康保険加入者の世帯構成及び保険給付状況についてのお尋ねの中で、世帯構成についての答弁をさせていただきましたが、その中で、国民加入世帯数で、最初の答弁は「2,754世帯」と、私は答弁させていただいたのですが、これは誤りでございまして「2,574世帯」に訂正をお願いしたいと思います。それから、次の一般世帯が「1,077世帯」というふうに申し上げましたけれども、これは誤りでございまして、「897世帯」に訂正をお願いしたいと思います。訂正させていただきたいと思います。おわびを申し上げさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。