釧路町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
国立社人研による「人口推計」をふまえた釧路町の将来像および施策展開について
2024年3月5日、釧路町議会の一般質問で、木村隆明議員が「国立社人研による「人口推計」をふまえた釧路町の将来像および施策展開について」質問し、町長 小松茂、住民課長 松野修治、総合政策課長 大河原教行が答弁しました。
- 質問者
- 木村隆明 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、住民課長 松野修治、総合政策課長 大河原教行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 木村隆明
おはようございます。3番、木村です。質問通告に従いまして3件、12項目ございます。順次質問させていただきます。まず、1つ目です。国立社人研による「人口推計」を踏まえた釧路町の将来像及び施策展開について。①同推計をどのように受け止め、考察するか。②町長は報道機関のインタビューにて「町ビジョンの見直し」を言及しているが、どのような観点・内容で、人口減少を図る所存か。③釧路町の「自立」選択から、今年で丸20年になりますが、今後とも町が持続可能であるためには、何を重視し、施策に反映すべきか。以上、3点です。
答弁 町長 小松茂
3番、木村議員の一般質問にお答えをさせていただきます。まず、国立社人研における「人口推計」を踏まえた釧路町の将来像及び施策展開についてということで、まず最初の質問で、同推計をどのように受け止め、考察するのかという質問でありますが、国立社会保障・人口問題研究所により公表された最新の推計値では、ちょうど2030年の人口は1万6,518人とされており、前回平成30年の広聴推計値の1万6,402人と比較して、100人程度の減少が鈍化している状況にあります。しかしながら、釧路町人口ビジョンにおける将来展望人口、そして第6次釧路町総合計画策定時に推計した値のいずれの推計値ともに約1,000人近く乖離している状況にあります。このことは、人口減少は鈍化傾向にあるものの、想定を上回る形でさらに人口減少が進んでいることが示されたものと考察するものであります。2問目の町長が報道機関のインタビューにて町ビジョンの見直しを言及しているが、そのような観点、内容、人口減少対策を図る所存かという御質問ですが、釧路町人口ビジョンは平成27年の策定から、今年で9年目となることから令和7年度から改訂に向け最新の人口推計を踏まえた形で見直しを行ってまいりたいと考えております。併せて、令和6年度は人口減少対策である釧路町総合戦略の見直しの年でもありますことから、現在の総合戦略における4つの基本目標をベースにデジタルを取り入れた形での人口減少対策について、その方向性や施策を見出してまいりたいと考えております。この総合戦略による、人口減少対策を講じることによる新たな将来展望人口を盛り込んだ人口ビジョンを策定してまいりたいと考えております。質問3問目ですが、釧路町の自立選択から今年で丸20年となるが、今後とも町が持続可能であるためには何を重視し施策に反映すべきかとの御質問ですが、過去において分村や合併、そして自立の選択と100年を超える歴史を積み重ね、今日の釧路町があります。先人のたゆまぬ努力によってつくり上げてこられたこの釧路町を、次代に引き継ぐために全ての分野における人材の育成、全ての産業の源である一次産業の振興、子育て世代への支援策と教育環境の強化、高齢化社会に対応する福祉施策の充実、そして町の宝である自然環境の維持と賢明なる利用、大規模災害への備えを図り持続可能で将来に、未来に引き継いでいくことができるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。以上であります。
質問 3番 木村隆明
町長、ありがとうございます。町長の答弁ということでまず聞かせていただきました。では、再質問に入っていきたいのですけれども、まず1点目の推計をどう受け止め考察するかについてなのですが、ちなみにこの5年間の釧路町の人口減少率、どのようになっているのでしょうか。また、それは管内的にはどうなのでしょうか。
答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)
詳しく率までは出してないのですけれども、令和元年度から相殺で説明させていただきますと、転入と転出と死亡による減になるのですが、その差し引きで答弁させていただきますと、元年度につきましては転出者が多くてマイナスの212名、令和2年度につきましてはマイナスの162名、令和3年度につきましてはマイナス241名、令和4年度につきましてはマイナス283名、令和5年度につきましてはまだ月途中ですけれども、集計10月末現在で答弁させていただきますと、マイナスの82名、いずれも減少傾向にあるという形で捉えてございます。
質問 3番 木村隆明
これは管内的には釧路町の減少率、率のほうで数字だけだったのですけれども、雰囲気的に見ていてどうなのでしょうか。例えば、過疎債とか借りないで一定率がいっていれば、がっつりいっていれば過疎債適用になるとかならないとかってありますよね。財政的な観点でいうと。そういうふうに見ていくと、釧路町はほかの町村よりはまだ緩いのか、それとも同じなのか、そういうような観点ではどうでしょうか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
ちょっとただいま細かい数字は持っていないのですけれども、釧路管内での5年間の人口減少率でいきますと、釧路町は鶴居村に次いで減少率が低いというような形のデータはございます。
質問 3番 木村隆明
鶴居村と釧路町はある程度減少率が低いということで分かりました。それでは、これ歯止めかけるような方法って、方策って何か考えられるものはないのでしょうか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
現在、総合戦略、第2期の総合戦略において、人口減少対策というのを総合計画ともリンクしながら進めているところでございます。その中で4つの基本目標といたしまして、釧路町で安心して産み育てることができる環境をつくる。釧路町に新たな人の流れをつくる。釧路町に安定した雇用を創出する。ずっと住みたい、住み続けたい釧路町をつくると。この4つの基本目標を基に政策を進めておりまして、それが歯止めというか、人口減少を鈍化させる対策で、町の持っている対策として位置づけているものでございます。
質問 3番 木村隆明
分かりました。具体的な話は入っていませんけれども、柱となる幹の部分として受け止めたいと思います。それでは、いろいろな例えば指標とか、調べるそういうシンクタンク的なものとかが調査とかってされてますよね。各種調査で、釧路町についての評価、例えば全道的、全国、管内も全部含めまして、数値指標とかで例えば釧路町がどのような位置づけですよという特徴的なことって分かるところってあるのでしょうか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
国のビッグデータ上でリーサスという分析ソフトのようなものがあるのですけれども、そこでいろいろ比較することは可能かと思います。現時点ではちょっとその比較データは持ち合わせてはいないのですけれども、釧路町の評価という面では様々なアンケート調査等を行われておりまして、過去においてはリクルート社のアンケート調査において、釧路町では商業集積、大規模な商業がある町として全道でも高い位置にランキングされているというような経過もありますので、その辺りが評価の道内、管内を比較した評価の一つになってこようかと考えてございます。
質問 3番 木村隆明
かなり高いと言いましたけれども、具体的に例えば釧路町が1位になっているようなものとかって何かないのですか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
例えばトリップアドバイザーの旅行サイト、口コミサイトのトリップアドバイザーで全国の展望台の中では細岡展望台が1位というような結果もございます。そういった部分も一つ指標になろうかと思います。
質問 3番 木村隆明
細岡の大観望、私も大変好きな景色なのですけれども、それはさて置いて、展望台が1位で人口が増えますか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
展望台を機に様々な人の呼び込み、そこからあるいは定住という部分がつながる可能性というのもありますので、一概に展望台イコール人口というところにはつながらないかもしれないのですけれども、波及的効果というのはゼロではないかと思います。
質問 3番 木村隆明
確かに波及効果、今それこそ交流人口の増加等で、いわゆるあらゆるものを超えるということで、釧路超民ということを町長も熱心にされていますけれども、そう考えると例えばそれを通じて釧路町を知ってもらって、ふるさと納税を増やすというような観点で持っていくと、税収面では確かにすばらしいことがなってくるのではないかなと思うのですけれども、実は今のベース、1月29日付釧路新聞、社人研の記事が22日の釧路新聞にどんとこんなように出ています。これを踏まえたことで、やっぱり地元紙らしく釧路新聞もなかなかいい特集を今回されたなと、私の古巣なのですけれども、ちょっと評価しているところなのですけれどもね。町長もインタビュー、答えています。一発目考えています。これをベースに今回ずっとやってきたのですね。ここで、町長も自らの口で語られているのです。担当の課長レベルでは、これを踏まえていない。ちょっとずれてるのです。そこのところちょっと町長から今までの流れの中で、ひとつちょっとまとめた形でほしいのですけれども、お願いできますか。
答弁 町長 小松茂
取材を受けた中で、釧路町の今の取組や評価というものを、私のほうからも述べさせていただきましたが、今言うトリップアドバイザーの2020年版での細岡展望台での評価、それから買物満足度で、これリクルートの調査ですけれども、全道179町村では第6位で、144町村だけでいきますとこれ第1位という評価をいただいていました。そういったことを含めながら、いわゆるうちの、釧路町の町の魅力と評価があると。そういったものが町の呼び込みの一つの材料にはなるというふうに思っていますし、来る人方が釧路町に住んで不便なのか利便性があるのかといえば、便利だよとそういったものをしっかり打ち出せるような材料が当町にはあるという趣旨で、取材には答えているということであります。
質問 3番 木村隆明
町長、ありがとうございます。今、町長おっしゃったことを担当課レベルでもやり取りの中で出ていればよかったな、ちょっと残念だなと思ってあえてこういう質問をさせてもらったのです。その例の144の町村の中で商業を核としてのこのセチリ太界隈、ここが1位になっているというのは、今までの20年代の釧路町近隣、釧路町圏と見たときに、ここは注目すべきとこなのです。それをきちんと指摘しておいて、今後の人口減の中のまちづくりの中で、ぜひ生かしてほしいなと思うのです。それを、今後の中で重視してほしいと思います。それでは、②に移らせていただきます。今のところでちょっと、ここで本当は触れようと思っていたのですけれども、実際にはこれを別に今回質問を考えさせてもらったのですね。実際にこの記事の中で、見出し、このように最先端技術の企業誘致、大見出し出ています。和牛の町目指す、一次産業底上げ・課題、この小見出し2つ出ているのですよね。そしたら、一義的に釧路町として活路をこの3点で考えているのかどうか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
町長が取材を受けまして、町の未来ということで取材を受けて、今後未来につながる施策について取材でお答えしていると思います。その中で、今議員おっしゃった最先端技術の企業誘致というのも、可能であればしていきたいというところをお答えいただいていると思いますし、現在進めている食肉加工センターの企業誘致につきましては、そういった和牛の町という夢のある未来像というのも描ける部分かなということで取材のほうお話しされたものだと捉えてございます。
質問 3番 木村隆明
これが駄目だと言ったわけではないです。今、和牛の話ね、昔の補助のところ出てきていて、新しい産業を生かせる。そういうことは企業誘致の観点でも必要なことで、税収、固定資産税等々につながってくるので、ただ起債とか次世代に負担を残すことですから、絶対に逃げられることなく、釧路町と運命協同体としてやっていただけるように、共存共栄でいけるように進めてほしいと思うのですよね、その辺は。実際に、これ先ほどの答弁の中で、デジタルでいわゆる今はやはりDXですか、そういう絡みの最初の答弁でした。でも、肝腎な例えばこれまでは力を入れたり、いろいろなところで町長、例えば産品をふるさと納税の返礼品にもできるのではないかというようなことを折々のところで触れているのを私も耳にしております。そう考えたときに、やっぱり最初の答弁、ちょっと何かが足りない。その3点ということで、これを指摘させてもらいました。ちなみに、一次産業の底上げの課題、どのような形で一次産業のてこ入れをしていきたいのか。その辺はどういうふうに考えているのですか。
答弁 町長 小松茂
今、一次産業が大変大きな影響を受けているといいますか、様々な面で就業人口も減っている状況にある現状を考えますと、ここをどうやって増やしていくかということ、一つは先ほど申しましたけれども食肉加工センター、いわゆる和牛やこの管内で肥育している牛の加工の施設ができることによって、近隣にこれに付随をするそれぞれの生産者というのが増えてくる。そういった期待というのがあります。これが一つ一次産業の就業人口を増やせる可能性があるのではないかというのが一つあります。それから、漁業でいきますといわゆる今ブルーカーボンが非常に注目を浴びていますけれども、これのいわゆる吸収源対策は海藻であります。海藻は漁業者が皆さん携わっておりますので、ここに携わる方々が新たな取組をすることによって、さらに就業人口を増やすことができないだろうか。収入を増やすことによって今、就業人口が定着をしていく可能性があるということも含めて、そういったお話をさせていただいておりまして、いずれにしても今林業も含めて一次産業全般がもう少しやっぱり底上げをできる、そういった取組をするためにも、今様々な取組をやっていこうとそんな思いでその取材に答えているところであります。
質問 3番 木村隆明
答弁ありがとうございます。私も昔いろいろな一次産業の方と接した経験から、釧路町って実は和牛って突飛なものではないのですよね。もともと達古武細岡で放流牛の川渡しで、黒毛和牛渡す風物詩があったのですよね。農家が少なくなったということで、もうかれこれ40年くらいになりますか、やっていないですよね。それこそ私、子供の頃、小学生ぐらいの頃、釧路町の広報誌の表紙にその時期になると牛、川渡っているところが出てたのですよね。だから、別に和牛といっても突飛なことではないのですよ。むしろ産業の再生につながると思うので、今町長新しい畜産業振興と考えたときに、有意義なのですからぜひそういう観点、てこ入れしてほしいと思うのですよ。次に移ります。3、自立選択からのところですけれども、要するに菅原町長の時代に、平成の大合併というのがあって、広域あって、結局住民投票を踏まえた形でかなり町長当時、菅原さんは高いハードルをかけた中で、町民は自立を選択した。それを受けて20年です。何を重視して何をやっていけばいいのかというところで、ちょっとここでも町長の今までの一連のところでしゃべっているので、企業誘致、実際に人口ビジョンにも企業誘致と各出ているのですよ。私自身、ずっとこの立場になる前から町民を長くやってきていて、何か釧路町に欠けているな、足りないなというところの一つに、起こすほうの起業ですね、その促進、それをもう一つの柱にしないのかということをここで提案したいのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 総合政策課長 大河原教行
先ほど来、議員のほうで人口ビジョンの今後というところで、御質問の中で様々な御提案で、こういったことを柱にしたほうがいいのではないかというような御提案の御意見というふうに受け止めてございます。その中で、先ほど私のほうでも今の人口減少対策である総合戦略の4つの柱、お答えさせていただきました。その中で、釧路町に新たな産業をつくるというような柱もございます。その中で、外からの企業を呼び込む部分含めて、今おっしゃった町内で起業を起こす部分についても、一つの検討課題になろうかというふうに捉えてございます。
質問 3番 木村隆明
今の段階では町としては検討課題ということですね。
答弁 総合政策課長 大河原教行
今時点では起こすほうの起業について、明確な支援等についてはないものと記憶してございます。その中で、今御提言いただきましたので新たな産業を起こす、釧路町に新たな仕事の場をつくるというような部分では、その起業というのも検討すべき課題かなというふうに捉えたところでございます。
質問 3番 木村隆明
私がなぜ起業にこだわるのかというところなのですけれども、それこそ今岸田政権も含めて、異次元の子育て支援、異次元、この言葉がやたらと言われて、何でもありのようにとにかく水戸黄門の印籠のように子育て子育て教育といえば、お金が降ってきます。町も、国の基準に従って予算をつけます。でも、実際にこの釧路町の今までの社会減を見ていくと、高校を卒業した18歳の進路を選ぶ段階で、この町残念ながら離れてしまうのですよね。住みたいけれども住めない。進学もあれば就職もある。実際に私、1973年生まれですか、昭和48年ですから。それこそ第二次ベビーブームで全国的に一番子供の多い世代なのです。それを踏まえますと、当時私富原の出身だったのですけれども、卒業生同期150人いました。これ昭和61年なのですけれども、ちょうど国鉄の分割民営化があったときです。そのときに卒業に合わせて同級生クラス40人近くいて、五、六人一遍に相模原に行きます。東京に行きます。千葉に行きます。要は国鉄の広域異動で東日本会社に採用なる人、そういう事情もありました。あと、例えば近隣の釧路町も含めて管内に行きました。札幌に行きました。就職、そうなったときに、いざ同級生何人くらいいるのかなと思って去年調べてみたのです。そしたら釧路町に結婚して姓も変わっている人もいます。実家とかをたどっていくと、大体そのうちの2割弱なのですね。実際に釧路町にいる人、幼馴染。それぐらい、例えば何ぼ子育て子育て教育とやってきても、いいだけ投資してて肝腎なときにこの町にいないのです。税金を納めて、恩返ししてくれるときに。それを考えたときに、やはり地元で起業することで、親が起業していて後を継ぐという観点でここに定着してくれる。そういう観点も誘致と合わせて必要なので、ぜひやってほしいな。まさに町の宝なのですよね。総合計画に。和牛もいいけれど起業もねという観点でやってほしいのです。結局、人づくりから始まるまちづくりということを考えて、それが常にループをしていかないと30年後、本当にがっつり減ってしまいます。さらにその先も何かちらっと出てるようですけれども、1万人割ってしまいます。それをいかに抑えるか。先ほどの答弁でも、手をこまねていなくて何かやれば抑えられると町長も新聞のインタビューに答えてます。ですから、そこのところをもっと検討にとどめないで真剣に取り組んでほしいと思います。
質問 3番 木村隆明
それでは、質問、次に移させていただきます。