みんなの議会

釧路町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月6日

国民健康保険の状況と町民の医療費等負担軽減対策について

2023年3月6日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「国民健康保険の状況と町民の医療費等負担軽減対策について」質問し、町長 小松茂、住民課長 松野修治が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 小松茂、住民課長 松野修治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 中田磨

7番、中田です。一般質問3件通告しておりますので、それぞれ答弁を求めます。1件目は、国民健康保険の状況と町民の医療費等負担軽減対策について伺います。1つ目として、国民健康保険会計の現状と今後の見通しについて。2点目として、国民健康保険税の推移。3点目として、コロナによる医療への影響。4点目として、保険税や一部負担の減免について。最後に5点目として、今後の課題、それぞれ答弁を求めます。

答弁 町長 小松茂

7番、中田議員の一般質問にお答えさせていただきます。国民健康保険の状況と町民の医療費等負担軽減対策についてということで、国民健康保険会計の状況と今後の見通しについての質問でございますが、国民健康保険特別会計につきましては、平成25年度以降、法定外繰入金のない健全運営となっております。被保険者数は減少傾向で、医療給付費は増加傾向にありますが、国・道からの交付金や基金の運用により、引き続き健全運営に努めてまいります。次に、国民健康保険税の推移でありますが、国民健康保険税の推移は現年課税分におきます1人当たりの調定額で申し上げさせていただきますと、令和元年度は9万916円、令和2年度は8万7,944円、令和3年度は9万3,928円となっており、その年の社会情勢にもよりますけれども、増減を繰り返す傾向にあると捉えております。次に、コロナ禍による医療への影響についての質問ですが、令和元年度と令和2年度の受診率の比較で申し上げますと、令和2年度におきましては入院が1.4ポイント増加、外来受診で28.2ポイントの減少をしましたことから、新型コロナウイルス感染症対策として医療機関での受診体制の制限もあり、受診控えといった影響があったものと捉えております。次に、保険税や一部負担の減免についての御質問ですが、国民健康保険税の減免につきましては、令和2年度分は9件で4万4,260円、令和3年度分は6件で25万4,850円の実績で、令和4年度分は12月末現在で、8件で83万1,300円となっております。また、新型コロナウイルス感染症に係る減免につきましては、令和元年度分は25件で113万7,300円、令和2年度分は30件で619万3,600円、令和3年度分で、17件で307万4,700円の実績で、令和4年度分は12月末現在で、6件で88万7,400円となっております。なお、一部負担金の減免は、実績はありません。今後の課題ですが、医療等の負担軽減対策につきましては、国民健康保険税や一部負担金の減免と捉えておりますことから、今後も引き続き、釧路町国民健康保険税減免取扱要項などに基づき、適切に対応し、あわせて分割納付に関する相談などにつきましても、関係課と連携を図りながら対応してまいりたいと思います。以上であります。

質問 7番 中田磨

1点、確認なのですが、4点目の保険税の減免についての令和2年度の数字について、改めて答弁を求めていいですか。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

令和2年度分につきましては、9件で44万260円になります。

質問 7番 中田磨

分かりました。それでは、1点目から順次伺っていきますけれども、1つは会計の考え方として、健全運営という言い方というか、法定外繰入れというものの制度については、法定外ですから制度的にはないといいますか、そういうことは基本、考えていないというふうに思います。けれども、ただ、地方自治体の取組の中で、法定外繰入金を入れることによる会計のそれによる安定化、また国保税の負担軽減を住民負担軽減に使いながら保険管理を進めていくということでは、一定の効果がある制度として運用しているというふうに考えているわけですけれども、その法定外繰入れをする、しないということが健全運営になっているかどうかという基準という答弁になることが適切なのかということを考えるところ、私はちょっと意見として率直にそういうふうな答弁を受け止められないものですから、その点について、再度見解を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

一般会計から、保険税の軽減分や事務費など国民健康保険の特別会計に繰り入れること、これにつきましては、御存じのとおり、法定内繰入金という形で運営してございます。一方、歳出に対する歳入の財源不足、これらを補うことを目的としたものを法定外繰入れという形で捉えておりますことから、議員おっしゃるとおり、それが健全な運営になるのかという形の問いに対しては、答えになっているかどうか疑問なのですけれども、町における国保会計の中で、特に歳出を補う分の繰入れがなくて運営できているということにつきましては、健全運営ができているものと判断しているところでございます。

質問 7番 中田磨

健全運営というか、国民健康保険特別会計の中で、赤字の決算等を行った場合の対処がどういう対処になるかということと、そういう赤字会計にならなかったということで、歳入歳出のバランスが取れているということの健全運営ということの捉え方が、法定外繰入金がないから健全運営だということではないと思うのです。だから、例えば医療費が急激に増えて足りなくなった場合は、法定外繰入れで収めなければならない、支払わなければならない会計上の財政確保をして、そのことによって安定経営にさせると、赤字を残さないという手法が1つはあるという点で言えば、結果的にイコールにはならないというふうな示し方をさせていただきたいと思います。もう1つ、政治的な判断によって保険税等を軽減する、その分について医療給付費が不足するということになれば、当然それに対する財源をどうするのか。それを町が責任を持って政治的判断で行うという中で、それで健全経営を、安定運営を行うということはあり得るわけですから、法定外繰入れを入れないイコール健全運営だというふうにしてしまうことが、私はちょっと定義として考え方が違うし、町長の政治判断がそういうところに至る場合もあるわけですから、その政治判断をしようとしたときに、議会の要請もあっていろいろな議論の中でやったときに、それは健全経営ではないからやらないのだみたいなことをこうした場で定義させることはちょっと恐ろしいというか、そういうことではないのではないかなということで、この問題について再度質問しているわけです。こういった考え方を持っていてもいいのかどうか、その点だけ答弁を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

議員おっしゃいますとおり、場合によってはまだ、道内でも法定外繰入れをしている市町村もございます。ただ、北海道が保険者として進めていますのは、まずはそういった法定外の繰入れをなくすことから始めようということで、我々のほうにも情報が入ってきております。今、議員おっしゃるとおり、全てそれが健全経営の指標かとなれば、必ずしもそうではありませんけれども、指標の1つとして捉えているということで御理解いただければと思います。

質問 7番 中田磨

歴史的に見れば、当町の国保会計というのはかなり不健全な経営を行っていた時期もありますから、私はそういったものも含めて、会計のやり方の中で健全か不健全かということの指標にちょっとこだわって質問してしまいましたけれども、次に移りたいというふうに思います。会計の中で、やはり一番見えてこないというのが、当然、課税されるべき算定が出て一定の収入、また様々な交付金、補助金等も含めて歳入確保したけれども、医療費が伸びてしまって療養費が増えれば、当然、そこで収支のバランスが崩れて支出が増えてしまうということもあります。そうした中で、今、療養給付費が増加傾向にあるという状況の中で、今後、療養給付費がさらに伸びていくというような傾向が見られるのか。そういった場合に、財源の対応としては交付金、基金の運用というふうになりますが、基金も今、どの程度あって、その基金の活用がどの程度弾力性を持った状況になっているのか。そこら辺というのが見えてこなければ、その後、さらに保険税の改定等の議論もまたさらに進んでしまうということもありますので、その辺の客観的な状況というのはどうなっているのでしょうか。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

今、議員おっしゃられました療養給付費、これにつきましては増加傾向にありまして、今後も増加するという形で見込んでございます。ただ、療養給付費につきましては普通交付金と言いまして、これは10分の10、国・道から補填されるものとなっておりますので、ここが増えたとしても同額分入ってくるという形になりますので、その辺については運営には影響はないかなと考えてございます。また、基金については、今年度になるのですが、基金の内規みたいなものをつくりまして、北海道──保険者──のほうと相談しながら基金の内規をつくらせていただきまして、めどとしては、年間かかる療養給付費の10%程度を持つことが望ましいのではないかということで、目標値としては療養給付費の10%程度を基金で持ちたいと考えてございます。

質問 7番 中田磨

それでは、令和4年度実績で10%というのはどのぐらいの金額になるのか、答弁を求めます。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

すみません、令和4年度で見込みになるものですから、ちょっと令和3年度で答弁させていただきたいと思います。令和3年度につきましては、保険給付費全体で14億3,300万円となってございます。それに対する基金としては、令和3年度末で行くと11億4,468万1,000円の基金残高となってございます。

質問 7番 中田磨

ちょっと数字が入ってこなかったものだから、14億で11億の基金と、ちょっと捉えてしまっただから、10%ではないなと、もし、僕の聞き間違いだったらいいのですけれども、ちょっと再確認してください。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

大変申し訳ございません。令和3年度の保険給付費につきましては14億3,300万円となっております。それに対します基金としましては1億4,468万1,000円という形になってございます。

質問 7番 中田磨

もしかして、10と言った後に、詰まって1億何ぼと言ったのか、ごめんなさい、聞き取り方が下手だったのか。それで、基金については療養給付費が伸びたときの活用用に積み立てるという目的基金ということになると思いますので、それは理解したのですけれども、例えばこれが増えていったときに基金が余りにも増えるということになれば、還元する先というのがなかなか難しいと思うのです。例えば、保険税を変えてもまた、その次の年に給付費が伸びて、また保険税に戻さなければいけないなど、基金を積むためにはというようなことになってくると、単年度の運用していく中で長期的な推移をつくっていくということがなかなか難しいのではないかなというふうに思うのです。例えば、そういったときに、5%、15%、上限、下限の中で枠をつくっていくなど、10%上限に5%程度の、それを割り込むようであればちょっと考えなければいけないなど、余りにも増え過ぎたときには、長期的に5年や3年、5年の計画値の中で基金の取崩しを行った中での事業展開を考えるなど、そういったことも一定の指針を持たないと、単純に10%ということだけで走ってしまうと、基金の運用自体を縛ってしまう可能性もあります。そこら辺というのは、一定の使い方、基金の考え方というのが取りまとまっているのか。その点について答弁を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

議員おっしゃいますとおり、基金の運用につきましては、先ほど申し上げましたように補填のほか、国庫負担金の返還など、あとは収入減による決済の補填等を考えて、また、国の国保の納付金等による税率改正があった場合については激変緩和策というような形で活用していきたいなという形で考えております。どうしても決算の残高にもよってくると思いますので、そこら辺につきましては、積立額につきましても臨機応変に対応していきたいなと考えてございます。

質問 7番 中田磨

基金については、慎重な対応といいますか、貯めることが目的の基金ではありませんので、そこはしっかりと使い方、貯め方、住民の負担にあまり波がないようなところも含めてやっていく必要がありますし、積立てを目的に、毎年これだけ積み上げるのだみたいな目的を持ってしまって、使い道もないのにためるみたいなこともないように、ぜひ慎重にやっていただきたいと思います。決算、予算等で議会には示される内容だと思いますので、そこについては今後もしっかり推移を見ていきたいと考えています。次、2点目ですけれども、国民健康保険税の推移ということで、主にこれは所得割の部分での変更が多い。そこで、所得による変化が大きかったというところが大きく増えたり減ったり、またさらに増えたりという状況の答弁がありましたけれども、主な要因というのはそこになっているのか、確認をしたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

議員おっしゃいますとおり、担当課長としても、どうしても景気の影響は受けているのだろうなということで、その辺の所得の増減が影響しているのではないかと捉えているところでございます。

質問 7番 中田磨

それから、広域連合に対する納付金、そのうちの内訳で保険料の部分ということで、支払いを確保するというのが1つの保険税を集めているというか、お金の流れ的な目的といいますか、本来は加入して、保険税を納めて医療にかかれる権利をもらうというのが町民と町との関係ですけれども、町からすると、そこからさらに広域連合に納付するための財源ということで算定されていると思います。こうした課税に波がある中での1人当たりの広域連合の納付金のバランスというのですか、こちらが集めた分でいいのか。それとも、一定の納付額が提示されて、それを納めるような形で、その時々の収支によって納付金の関係で来るということがないのか、その点について確認をしたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

納付金の額につきましては、北海道全体における釧路町がどういうふうな状況になっているのかという形で、北海道の広域連合のほうから示される数字になってございます。

質問 7番 中田磨

それとあと、医療費の確保という点で言えば、国の医療費というか、社会保障費の中での医療費分ということの財源の確保というのが見通しが立たなければ、結果的には地方公共団体であったり、国保加入者への負担がさらに大きくなっていくということが構図としてあると思うのですけれども、そういった点では国の動向、社会保障費医療費分の見通しというのはこの間、どういうふうになっているのか、答弁を求めます。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

その点につきましては、先ほどの答弁と重複するかもしれないのですが、療養給付費につきましては、道からの普通交付金という形で補填される形になります。御存じのとおり、そこにつきましては当然、当町の保険給付費が上がれば、その分、道から入ってくる給付費も同額増えていくという形になりますので、その辺につきましては、今後についても、その補填分がなくなるというような話もされておりませんので、今後も補助がされていくだろうという形では見込んでおります。

質問 7番 中田磨

一方で、支出という点で言えばそういう見方ができるのですけれども、加入者負担という点で行くと、自己負担の変化というところでの負担の増というのが出てきているというふうに捉えている部分があるのですが、そちらの視点からはどうなっているか、答弁を求めます。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

負担ということであると、調定額で御答弁するしか、ちょっと答えようがないのかなと思っているのですが、町長答弁のとおり、若干の増減はありますけれども、増減を繰り返すというような形になってございますので、御理解いただければと思います。

質問 7番 中田磨

今、言っているのは、課税のほうではなくて医療給付、要するに病院にかかったときに国民というか加入者に自己負担があります。それは、調定額ではないです。そこで、例えば1割負担が2割負担になり、3割負担になりということで、当然、そこで住民負担というか被保険者、住民の負担、要するに支払う分が増えるということは当然、療養給付費が同じであれば、その分というのは療養給付が減るわけです。そういった意味で、財源の負担割合がどうなっているかという構図の中で、住民負担というのはどうなっているのだろうかという質問なのです。だから、調定額の問題ではなくて、医療費相対の中で、医療費の自己負担が私は増えてきているのではないか。そういう変化が起こっている中での制度になっているのではないかということで、その辺というのはどういうふうに捉えているのか、答弁を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

大変申し訳ございません。個人負担の自己負担割ということで答弁させていただきますと、通常につきましては、かかった分の3割負担という形になってございます。ここの負担割合につきましては、64歳までは変わらないという状況なので、そこについての増減はございません。ただ、療養給付費が上がる背景としまして、医療分析等を見ますと、やはり新生物、いわゆるがんです。がんの治療についてが、やはり増加している傾向にございます。そうなると、これにつきましては当然、1回の診療費につきましても、場合によっては1,000万円を超えるというような療養費になっていますので、そこら辺については圧迫をしてきているだろう。あと、65歳以上になりますと、75歳までは2割負担という形になります。個人的に負担割合は下がるのですが、その1割分は町村が療養給付費として負担をしなければならないという形になってございまして、背景としましては、65歳以上の方が約48%おられます。これが、年々増えていきますので、当然、1割分の負担については療養給付費として今後も増えていくのだろうという形で見込んでございます。

質問 7番 中田磨

あまり長くというか、ほかにも質問ありますからいいというわけではないのですが、もっと町民がどうなっているかという視点の答弁がほしいのです。会計がどうなっていて、調定額がどうなっていて、療養費はこうなっていますというのは会計上の問題であって、やっぱり住民が病院にかかったときに保険税を払って、医療費を払って、さらに言えばベッド、入院したら食事代を払って、いろいろな経費がかかって、病院代がままならないという方が増えてきているということが実際ですし、国保に加入されている世帯というのは、おおむね働いてない方や自営業者の方が多いわけです。そういう中で、所得が全体としては他の厚生、医療よりは当然少ない所得の方も多く占めているわけです。そうした方々は、どういう環境で病院にかかっているのかということを明らかにしたい。今の、例えば負担がどうなっているのですか、自己負担の割合がどうなっているのですかということをしっかり受け止めていただかないと、計算上、こういうふうに事務作業していますから問題ないのですということは特に聞いていないです。ですので、そういった点で、国の社会保障費が減らされたり自己負担が増えていく中で、町の会計は何ともないかもしれないけれども、住民の家の中での家計費の中で、医療費に充てられる状況というのが本当に減ってきているのではないか。そういう中で、町としてこういう保険医療をやる中で、会計の中で、どういった事務事業をしながら町民の負担軽減に取り組むのかという視点がなければ何も変わらないのです。そういった点で、ぜひしっかりとそういったことを受け止められる答弁を今後も求めていきたいと思います。次に移りますけれども、コロナによる医療の影響ということで、入院が増加、外来が減少しているということで、病院もコロナの感染による診療抑制であったり、私も定期受診しているのですけれども、外来受診ができなくて電話で、薬を短く出しますからちょっと電話でやってくださいということなどで、きちんとした医療が受けられない状況というのがコロナ感染拡大によって生まれているのです。もう一方で、病院に連絡をしても、不定期受診の場合は病院のほうから来ないでくださいなど、今、診療できませんということで、医療自体が受けられないという、そういった国保に加入されている方もいるのではないか。そういったことが本当に心配になってきて、そのことが結果、重篤化してしまう。そのことによって、さらに会計上で言えば医療費がさらに余計にかかったり、死に至る。さらに、後遺症などを含めた影響が、今後出るのではないかということも考えられます。市内の医療機関でも聞くのが、特に、診療系のところが、結構、新規の受診が受け付けられないということで、薬も出ないなど、いろいろな課題が生まれるぐらい、今、医療体制自体が本当に厳しい、科目によっていろいろ違うかもしれませんけれども、そういった状況になっているのです。単純に、外来受診が減って会計上こうなりましたということではなくて、そのことによって病院にかかれていない方、本来かかるべき人がかかっていない。このことに対する対策や聞き取りや、そういった影響を軽減させるための対策というものが併せて取られてきたのかどうか。その点について、医療への影響ということで答弁を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

担当課としましては、医療機関を持っているわけではないので、全国的に医療を受診できないという状況の中で、そういった方を行政としてどうやって救えるかとなると、答えは出せません。少なくとも、我々、医療機関を持っていませんので、そこで受診できなかった方を救うという手立ては持ってございませんので、そこら辺をちょっと理解していただきたいとございます。ただ、私たちの主張としては、受診率で物を見ていくしかなくて、今、令和元年度と比較して上がってきているので、これまでよりは受診する機会が増えているという形で見込んでおりますし、令和3年度におきましては、令和元年度、コロナ前におきましても、外来分につきましては受診率が上がっていますので、病院の通いやすさというのは元に戻ってきているのかという形で考えてございますので、御理解をいただければと思います。

質問 7番 中田磨

町が患者さんを受け入れろということを求めているわけではないのですが、やはり実態、またこれまでも医療機関との連携、情報提供については、ずっとやってきたと思うのです。医療機関として、もう限界が来ているなど、やっぱりそういう中で、どういう対策が取れたのか。行政としての支援体制、釧路市やほかの管内の町村も含めてだと思うのですけれども、みんな、いろいろな意味で困っていると思うのです。そういった中で、コロナの受入れ体制をつくる、保健所との機能の関係。一方で、そのことによる医療控えというか、受診抑制につながっているというのが現実の問題としてあるわけです。ですから、やっぱり提供する側としても、会計を持つ側としても、やっぱり町に病院があったからできる、できないではなくて、行政全般、地域としてどういうことが体制上必要なのか。もっと検証して、場合によっては国に対する支援、またベッド数の確保、医師の確保、医療従事者の所得の確保、いろいろなことができることもあると思いますし、そういったことはきっちり情報収集しながら、診療抑制が行われないような支援をできるとしたら何があるのだろうかということは考えていただきたいと思います。やはり、そういう意味では、医療従事者の確保というのもコロナ前からかなり課題にはなっているというふうに思うのです。看護師さんの確保であり、地域で言えば医師そのものの確保が大きな課題になっていますから、そういった全体に、コロナがこういった状況になったとしても、地域の方にどういう医療が提供できるのかということを、町が直接できなくても支援できることはないのか、地域医療をどう守っていくのかということは、そういった連携協議する場所は確かありましたよね。なかったでしょうか。例えば、そういうところでの話合いの議題にするなど、やはりそういったことを、それでは釧路町の役割としてはこれをやりますみたいなことをやはり広域的な部分でやっていく必要もあると思うのですが、そういった取組はされていないのか、その点について、答弁を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

住民課担当としましては、どうしても国保と言いましても資格の分野になってしまいます。ですので、保険事業につきましては、今後、関係課とそういった機会があるようなところでは発言を願うこととしたいと考えております。また、資格面で行くと、先ほど医療機関への通いやすさということでは、資格証明書については保険証と変わらない形で受診をしていただいておりますし、町独自の施策としては、短期証についても、例年、令和4年の4月までは全件配付させていただいて、資格の面で不都合がないような取組はさせていただいておりますので、御理解をいただければと思います。

質問 7番 中田磨

縦割りの、よく分かりやすい答弁だったのでいいのですけれども、やはり国保会計を持っているのであれば持っているなりに、そこに加入している──私も国保加入者ですけれども──加入者に対して、会計としての責任は一方で持ってもらわないと、担当ではないからというふうに言われてしまうと、ちょっとそれはそれで国保は関係なかったのですねということで済ませておける問題ではないので、そこは受け止めておいていただきたいなと思います。次、4点目なのですけれども、1回目の答弁はいただいているのですが、ちょっと1点、これまでも議論している中身ですが、均等割の見直しというか、当然、均等割がある制度だというのは私も理解しています。そうした中で、当然、家族構成によって今、1人当たり2万幾らでしたか、2万4,000か何ぼか、ごめんなさい、うろ覚えですみません。そのぐらいだったと思うのですけれども、当然、今、子供たちも含めて個々に加入されている世帯もあります。そうした中で、所得がない未成年の部分についても、課税、均等割で課税されるということになるのですけれども、多くの自治体というか、全国的にもそこは見直して、子供については保険税を払わなくても世帯として加入していれば医療が受けられるということで、大きく今、転換して踏み出している部分もあります。当然、今、釧路町ではそこができてないから質問しているわけですけれども、そういった意味で、保険税の一部負担の軽減ということで伺いますが、特に収入のない子供たちへの課税については見直していくという考えを持てないのか、答弁を求めたいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

未就学児という形で捉えさせていただきますと、北海道に合わせて、未就学児による均等割につきましては、程度によりますけれども2分の1という形の対応はさせていただいているところでございます。

質問 7番 中田磨

現行制度の説明を求めたわけではなくて、では小学校に上がったら収入あるのですか。そうではないですよね。だから、当然、収入がある場合、バイトをしたり中学校を卒業して働き始める、そういった町民もいますから、一概に高校生までとは言えませんけれども、やはり学生、小学校、中学校の義務教育に通う子供たちで、高校も当然多くの町民が通うわけですけれども、そういう中で、やはり収入がない家庭の中で、学費もかかる、いろいろな経費もかかる中で、国保に加入されている方のそういった部分というものの見直しはこれまでも求めてきている部分でもあります。ですから、ぜひ、所得のない、特に未成年の部分についての減免というのをさらに拡大する。未就学児は、2分の1と言いますけれども、残りの2分の1は補助できないのか。中学校になっても、高校生相当まで医療費は無料化するということで、今後、新年度からは実施したいという考えを示す中で、医療費だけではなくて、保険税そのものについても一定の軽減策をしっかりとできれば、その分についてはなくしていくという方向の課題を解決するという考えを今回示せないのかということで、再度質問したいと思います。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

今、北海道としまして、全体の保険者として取組を行ってございます。そこで何を目指しているかというと、やはり全道の自治体において、共通の事業を、サービスをしていくという形を求めています。ですので、独自のものにつきましては、今後、町については検討はしていないという形になってございます。また、令和12年度の統一保険料に向けた動きが見えてきていますので、そこにつきましては、北海道との連携協議会の中でどういった取組を共通のものとして取り組んでいくのかというところについては視野に入れて進めていきたいとは思いますけれども、独自におけるものについては、町については考えていないということで御答弁させていただきたいと思います。

質問 7番 中田磨

そうしたら、その統一保険料になる時期を見据えて、均等割分のそういった未就学を含めて未成年の子供たちの保険料については、税については、減免してほしいということを町としては言うのですか。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

全道の保険者としてそれが認められるかどうかというのは別として、意見としては言えると思います。ただ、一番悩んでいるのは、全道どこへ行っても同じサービスを受けられるから統一保険料だという形になっていますので、釧路町が独自でやってしまった場合に、ではほかの町村も足並みをそろえなさいという形になってしまいますので、その辺については、十分、連携協議会の中で話は進めたいと思います。

質問 7番 中田磨

北海道は北海道で1つの自治体だし、広域連合ということは構成している団体がありますから、そういった仕組みは分かっています。ただ、釧路町というのも1つの行政区、自治体として、しっかりと独自の施策を取り組むこともできるし、そういう中で構成団体としてしっかり意見を言うということができると思います。私は、今、こうした子供たちの保険、払うのは親というか世帯主になりますから、そこへの負担を求める制度になりますけれども、やはり子供を子育てしながらというところに対する支援策として、一定、こういった制度のところでも改善を求めていくということが必要な課題だと思っていますので、1つは町として制度や全体がそうなっているから右に習えなのですという答弁ではなくて、そういう方向を目指すべきものなのかどうかということをしっかりと考えて提示すべきだと思います。それが行動としてできる場所があるのであれば、先ほど言った北海道や広域連合に対して構成団体としてしっかりと意見を上げていくべきだというふうに私は考えるのですけれども、そういった制度的なというか関わり方の仕組みとしても、そういう取組もしていく必要があるということは、これはあくまでも今の答弁に対する質問です。根本的には、町としてしっかりとそういう独自施策をやるということも1つ、提案しているわけですから、そこに対するものも含めて考えていただきたいと思いますが、その点について、ちょっと2件重なりますが答弁を求めます。

答弁 住民課長 松野修治(住民課長は2025年3月まで)

繰返しになって大変申し訳ないのですけれども、今、国保の運営というのは北海道と各自治体が連携をして進めております。また、各自治体についても横の連携が必要になってきております。北海道的には、どの市町村も統一保険料に向けた動きを今、しておりまして、改めてどこがという話はしませんけれども、独自で持っている施策を取りやめていく自治体も散見してございます。そういった取組をしないと、統一保険料に行き着けないという国・道の動きがありますので、町につきましては、まずは統一保険料に向けた動きを優先したいと考えてございますので御理解いただければと思います。

質問 7番 中田磨

道の見解を今、質問でただしているわけではないのです。さっきも言ったように、同一保険料を目指すときに同一サービスがセットでなくてはいけないということも併せて言ったと思うのですけれども、札幌と、例えば近くで言ったら羅臼や標津、釧路町、同一サービス、同じような医療が適切に受けられるかと言ったら全く私はそうは思わない部分があるのです。だから、ずっと広域連合の中でもいろいろもめてというか意見が違ったり、スタートラインでも本当にそれができるのかということで、保険料については少し案分していこうということで制度がスタートしたと思うのです。これが、今の時点で私は解決しているとは思ってないのです。そうなのに、無理しやり保険料を同じにしようとしたときに、また次はそちらのサービス提供の面で、地方とそういった医療機関の集中しているところでの差が生まれていくということがそこで出てくるわけです。そういう中で、それだけを理由に今の議論が止まるような答弁になってしまうというのは、私はちょっと、かなり質問している立場から言っても、話が前に進まないな、一緒に考えていけるというところになってないなというふうにちょっと思うということだけは発言して、次の質問に移りたいというふうに思います。

出典:釧路町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月6日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる