釧路町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月8日
遠矢地域の交通課題について
2022年6月8日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「遠矢地域の交通課題について」質問し、町長 小松茂、総合政策課長 江端邦仁が答弁しました。
- 質問者
- 中田磨 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、総合政策課長 江端邦仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 中田磨
7番、中田です。3件の一般質問を通告していますので、順次、質問を行います。1件目は、遠矢地域の交通課題について。1つ目として、デマンドバスの実証実験の結果について伺います。2件目に、地域での活用要望や必要性について伺います。3点目として、交通機能の確保の考えと課題について、それぞれ答弁を求めます。
答弁 町長 小松茂
7番、中田議員の一般質問にお答えさせていただきます。遠矢地域の交通課題についてということで、デマンドバスの実証実験の結果についての御質問でございますが、遠矢地区におけるデマンドバス実証実験については、本年2月14日から28日までの15日間、細岡地区を始発として東遠野地区を経由し、終点の釧路町公民館前までの路線で1日1.5往復の時刻表を設定をいたしました。利用実績といたしましては、平日の朝6時台の便において、通学を目的とする生徒1名の利用が合計9回ございました。この結果につきましては、本年3月24日に実施をした釧路町地域公共交通活性化協議会及び4月17日に開催されました遠矢地区連合町内会役員会の場において、報告させていただきました。次に、地域での活用要望や必要性についての御質問ですが、地域のデマンドバスの活用要望につきましては、自家用車を運転できなくなってから買い物や通院に利用したいといった、将来に向けた声と。それから高校生の通学用に活用したいといった声が寄せられております。デマンドバスの必要性につきましては、高校生などの通学用としてのニーズがあるものの、一般の方の利用は、現段階では見込めないものと判断をしております。次に、交通機能の確保の考えと課題についてですが、遠矢地域での公共交通の空白地帯、解消が必要と判断しております。現在、策定中であります釧路町地域公共交通の計画の中に位置づけて、交通機能も確保してまいりたいと考えております。遠矢地区における課題としましては、高校生の通学用の交通機関の確保が必要であることと、坂道なども多く、住宅地からバス停まで徒歩によるアクセスに支障を来していることなどが上げられますが、今回の計画策定の中で、改めて課題を整理させていただきたいと考えております。以上です。
質問 7番 中田磨
まず、実証実験が行われたということで、結果については、利用者数自体はね、そんなに多くなかったということがまず1点、何というかな、結果としては現れているというふうに捉えていいのか、その点、まず確認したいと思います。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
実証実験の結果としましては、まず一般の方の利用がなかったということで、この点が一番大きかったのかなと。あと、高校生の利用がやはり設定していたとおり、利用の実態があったということになります。以上でございます。
質問 7番 中田磨
今学生についてはね、1つは、行きで乗るということと、帰りのアクセスも含めたねことがちょっと含まれてはいなかったのですけれども、行きだけの利用で帰りは特に、何というかね、利用とか要望とか、行く以上は帰ってくるのは当然必要となってくると思うのですけれども、そういったところというのはどういう結果が生まれているのか、答弁を求めます。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
高校生の利用については、朝の通学のみの利用でございました。帰りの部分も確認させていただきましたけれども、帰りの時間が高校生ということで不規則になるということと、帰りの部分については御家庭で対応できるということもありまして、上りの便だけということになりましたので、御了解願います。
質問 7番 中田磨
それで、実証実験そのものについては、前回質疑したときには、同じ、何というかな、将来やるというか、やる路線の確定した検証にということでね、路線を考えたいということで言われていたのですけれども、そういう点ではね、今回やってみて、路線そのものの経路というのが正確なのかな、経路だったり、バス停だったりというところで課題とか、改善点とか、こうしたらもっと利用が高まるのではないかとかというようなことが見られているのかどうか、ちょっとその辺についてはどういうふうになっていますか。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
この運行に当たりましては、各地区の御家庭に聞き取りなどもさせていただきました。当初、高校生がそれぞれの地区にいらっしゃいましたので、もう少し高校生の需要があるのかなというふうには予想はしていたのですが、結果として、やはりこの地区は1つのバスで行くとなると、非常に距離が長い、時間がかかるということもありまして、コンマ、そこまで早起きするのであれば、保護者が通勤で釧路に行くので、それに乗っていくので、うちはいいわというような声があったりですとか、なかなかこちらが想定していたような利用にならなかったということがございます。デマンドバスの1路線での運行については、多少無理があるのかなという判断でございます。
質問 7番 中田磨
昆布森とやはりちょっと違うのは、昆布森は、まっすぐ行く道路が一本で行くので、順番に来るんだなという見方ができると思うのですけれども、やっぱり遠矢のほうは達古武方面、東遠野ぐるりと回っていくと、やはりちょっと遠回りな、本当車で行けば5分、10分で着くのに、バスに乗ると30分、40分揺られないと同じところに着かないというところでは、今後の工夫だったりが必要だし、お子さんがいるところは若い家庭だと思いますので、当然、車出せるよとか、ただ、やっぱり朝送って、あと、昆布森だと漁出ているから朝駄目なのだけれども、会社勤めだったらというちょっと事情が違うのかなということがね、言って出たということでいえば、ちょっとこういう結果も見えるのかなと思ったのですが、今後ね、例えば、親御さんが送られないけれども、高校に行くとなったときの選択肢として、こういうバスがあるから選択肢が広がる。この後、高齢者の方を含めた一般の方の利用ということにも話なると思うのですけれども、こういったバスが走っているから車の免許放そうとか、やはりそういうニーズがね、どこにあるのかで、これ今はないからこうしているんだ、だから将来という話なのか、これがあるからこそ、どういう地域で生活、自分が将来していけるのかというのとを、やはりきちんと展望を見据えられるようなね、実証実験の結果であったり、町の施策の考え方であったり、言ってもやってくれないのでしょうという話ではなくて、言ってくれれば、それどうにかしたいのだというところでの話合いとか情報共有とかというのが、今後、私はまだまだ必要な取組だなというふうに感じるところなのですけれども、その点について、今回の実証実験を含めて様々な人といろいろ話をした結果、担当としてどう捉えているのか、その点について答弁を求めたいと思います。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
まず、町長の答弁にもありましたけれども、遠矢地区の公共交通の空白地帯については解消する必要があるというふうには考えております。将来的の利用も見込めるだろうと踏んでおります。直近の課題としては、やはり高校生の通学の足の確保にあるというふうに判断しておりまして、そこのところについては、早急に取り組んでまいりたいというふうには考えてございます。手法については、今回のデマンドバスの手法に限らず、様々検討してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解お願いいたします。
質問 7番 中田磨
それで、釧路町で昆布森とか別保地域でやっているということがね、1つは、自分達の地域もやってもらえるのだという希望というか、安心感というか、もっと言ったら、別保は、別保ではない、昆布森とか向こう早いよねという人もいて、遠矢は後なのだねみたいな人たちもいたのですけれども、何か町長の考えがあるのか分からないですけれども、後発なだけにね、よくしていくという検討は、当然、していく必要性があるというふうに私、思うのです。時間もまだまだあるので、そういった点では、1つは、やはり釧路町が何ができるのだと、これしかできないのだという提案ではなくて、地域や利用する人たちがどういう立場の人で、どういう利活用をして、どういうものだったら乗ってくれるのだろうかということをしっかりとイメージをつくって、具体的に町民の要望をかなえるね、足の確保というものを提示しなければ、どんなにいいもの、町はこれしかできないよ、だからあと勝手に使ってではなくて、一緒に使ってほしいのだというようなことをしっかりと要望を活用、受け入れて提案するという仕事をね、もう毎度重ねていくということが、今後、さらに重要になってくると思うのですけれども、基本的にはそういう考え方を持っているのかどうか、答弁を求めます。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
まさに今、議員がおっしゃったような、毎年、しっかりと地域の実情に合った公共交通の在り方、これについては研究をしてまいりたいと考えております。
質問 7番 中田磨
名前とか出す気はないのですけれども、弱い88歳になる方とついこの間もお話して、まだ車乗っているのだよねという。ただ、話していたのが、やっぱり病院行ったら病院だけとか、買い物行ったら買い物だけで済まないのだと、本当に町場に行ったら、一遍に全部、何というかな、物を片づけて帰ってこないとやはり大変なのだと。もし、タクシーで行ったら、もう1万5,000円から1万8,000円ぐらいかかるというのですね。家から出ていって、その場所へ行って、病院が終わったら買い物に行くのにタクシーに乗って、もう1つちょっと寄って、では、タクシーで帰ってくるといったら、もう全部で交通費が1万8,000円ぐらいかかると、車はだから放せないのだと。放したときにどうするかなと。要するに、それぐらいな方々が、そういう人たちが、いや、まだ将来に、まだ今すぐ使わない、将来では使うかもと言っている人たちが、そういう状況なのですよ。車ない方はね、前もちょっと言いましたけれども、人を頼まないといけないのだと、タクシーに乗ったら大変なのだと。もっと言ったら、河畔の買い物行くとか、郵便局行くとか、それだけでもタクシー呼ぶのか、頼まないといけないという人もいるという中でね、地域の公共交通のどういう位置づけにするのかということをやはりしっかりと考えていただきたいなというふうに思っています。そういう意味でのね、町民の要望というか、具体的に何が必要かというのが大事だというふうに思うのですけれども、1つが、釧路町の地域公共交通計画がこれから位置づけていくということになるのですけれども、実際、これは何年頃の位置づけになるという考え方の計画に盛り込むというふうに考えているのか、今、もう3点目ですけれども、伺います。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
令和5年度から令和10年度までの5年間の計画を予定しております。
質問 7番 中田磨
第2次ということで来年度策定ということですから、やはりここにね、しっかりと平成ではない、令和5年に必要なのか、10年のときにどうあるべきなのかということがね、大きく議論されて盛り込まれていくということが私は重要だと思っています。ちょっと確認なのですけれども、釧路町地域公共交通活性化協議会でね、下地づくりというか、議論されていると思うのですけれども、この協議会というのは、行政的にはどういう位置づけになっているのかちょっと確認したいのですけれども。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
公共交通活性化協議会でございますが、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律第6条に規定する協議会ということで、法定協議会になってございます。この協議会を経て公共交通のダイヤ改正ですとか、様々なことがここで決定されていくということになりますので御理解願います。
質問 7番 中田磨
そしたら諮問機関とかではない。俗にいう、諮問、所属機関、諮問機関ではなくて法定の機関ということでかなり高い位置づけになっているということで受け止めて、その上で質疑をしていきたいというふうに思うのですけれども、一足飛びにね、私の持論がそうなるというふうに思わないのですけれども、遠矢の、何というかな、今の事情を考えたときに昆布森とか別保と事情が一つ違うのが、町場に出るためのバスが欲しいのだ、その足の確保が必要なのだというだけが遠矢の地域での交通の足の確保ということではないのですよ。わかりますよね。例えば、歯医者さんが町内にありますよ、診療所もありますよ、行って買い物をできる場所もありますよ、ということでいえば、遠矢の中を移動するということでの困難をまず一つどう抱えているのかというのもつかまないと、一般論では、一般論といったらあれなのですけれども、イオンとか生協とかフクハラとか、そういったスーパーに行きたいとか、大きな病院に行きたいというだけが公共交通の目的にはなっていない人たちもたくさんいるのです。ですから、そういう意味では、遠矢の中を回る足の確保というのも私は必要だと思って考えているのですけれども、例えば、そういったことなどが、こうした協議会や町のそういった公共交通の在り方の中で情報として入っているのか、課題としてどう捉えているのか、その点についてはどのように捉えているのか、答弁を求めます。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
今議員がおっしゃったとおり、地域のほうからは様々な声を頂いております。遠矢地区連合町内会からは、まず公共交通の拠点を公民館がいい、望ましいというお声も頂いております。病院も近いということも郵便局も近いということもありまして、やはり遠矢の中の中心拠点が公民館の周辺なのかなというふうに捉えております。(聴取不能)の今後の計画としましては、そこに集めて、そこから公共交通、路線バスのほうに接続するという考え方も一つあるなというふうには感じております。このことについては、法定協議会の中でも意見交換、事務者とは意見交換しておりますので、今後、詳細を詰めていきたいなというふうには考えてございます。
質問 7番 中田磨
企画、結構、僕の意見ともちょっと一致する点が多いですよね。それ、では、具体化するときに結構課題というか、いろいろ相手先の考え方とかちょっといろいろあるのですけれども、例えば、実際、遠矢の地域の路線バスが赤字なのか黒字なのか、やはりそういった利用状況がどうなのかというのをひとつ検証もしてもらいながら、例えば、遠矢駅や公民館で、ツルハとかの交差点の辺り、床丹とか河畔の出口の交差点ぐらいでね、止まって、そこ、さっき言った公民館でもいいのですけれども、公民館を中心とした巡回バスで、バスとかJRのところに接続していくような、人を集めるようなことを役割分担、切り替えていく。前回もあったのですけれども、細かいことでいえば、緑などは、結構、坂あって、バス停まで遠いのだけれども、バス路線の範囲に入っていてバス停が置けないとか、例えば、そういうことがあるのだったら、細かいことは町の巡回バスで、東遠野や達古武については必要に応じて、例えば、タクシーでの、デマンドタクシーとか、乗り合いタクシーみたいなもの、うちの、うちのといったらあれだけれども、デマンドバスをね、台数あれば、それをうまく活用してもいいと思うのですけれども、そういう予約制の定期便ではない不定期分のやつでやって地域につなげていく、路線バスにつなげていく、JRにつなげていく。子供たちによっては標茶高校に通う子もいますから、例えば、JRに行きたいという子供たちも当然いますから、例えば、そういう公共交通網が遠矢の中でできるのだろうか。できるとしたら、路線バスがこういう役割を持ってください、デマンドバスはこういう役割を持ちます、巡回バスはこういう役割を持ちますということで、役割分担することで整理されるとか、例えば、それで、さっき言ったちょっと路線が赤字かどうかという問題でいえば、赤字なのだったら路線の距離削ればね、当然、企業のほうの赤字も減るし、町としてもその負担のほうが、補助金のほうが赤字対策のもうかなり、5,000万、6,000万ぐらい今、来ていますから、例えば、そういうような改善にもつながるとか、先に路線バスにここ切っていいですよとかという話をすると、何かすごいもめそうな話なのだけれども、こういった協議会の中で、どういう役割分担をするのかという義務を積み重ねることで、2年後、3年度、さらに地域の方が車がなくてもやっていけるんだということが発展的に話ができるというようなことがね、こうした場面で投げかけていけるのであればね、それがやはり町がまずつくる想像図というか、将来像というものがありながら、どうやったら近づけるのだろうか。もっと言ったら、向こうから意見出してもらって、ああ、これならいいねというのを出してもらうということを積極的に議論してもらえたら、遠矢の人たちもね、ああ、私たちのこと関心持ってくれているんだ。では、意見言おうとなるのではないかということで、ちょっと私はそういうふうに思っているのですけれども。例えば、そういった検討や議論というのが可能なのかどうか、そういう土台も含めてあるのかどうか。この中にはできるできないという答弁別に欲しいわけではないので、議論の過程としてね、やっていけるのか確認をしたいと思います。
答弁 総合政策課長 江端邦仁(総合政策課長は2023年3月まで)
まず、この法定協議会の役割としましては、まさに今、議員がおっしゃった内容になってきます。例えば、路線バスが走っているところにデマンドバスを走らすとかというのは、これはちょっと営業がかぶるという部分もありまして、これは認められないということになります。そういった利害の調整といいますか、それがこの協議会の本質ではないかというふうには私、常々、思っておりまして、今まさにそこに取り組んでいるところでございます。ただ、承認いただかなければなりませんので、あくまで決めるのはこの法定協議会ということになりますので、その点については御理解お願いいたします。
質問 7番 中田磨
まず、まとめていきたいと思うのですけれども、地域公共交通計画については、今の計画は遠矢の課題が提起されているだけで、具体的な解決方法というのがまだまだ書かれていないので、今後に期待をしたいというふうに思うのですけれども、やはりその公的事業ではあるのですけれど、やっぱり民間事業所がお関わるような内容になってきますので、先ほど言ったのですけれども、やっぱり関わる事業所の採算性の問題と併せて、一方で公的支援の役割を明確に打ち出していかないと、これは出来上がっていかない、要するに成功しないというふうに思いますので、その点についてはしっかりと議論して、具体化をしていただきたいなというふうに思いますし、現時点での意見が将来性の意見というのも出てきているのですけれど、それがいつから始まるのか、本当に今起こっているのか、まだ我慢しているのか、そういったことも含めて地域で暮らすということに対する希望はしっかり持てる、ここで暮らしていけるのだと思えるような内容になるようにするのがこの計画の一番の目標だと思いますので、その点を深く受け止めて今後もやっていただきたいということで、町長がどういう考えを持ってこうした計画を策定しようと考えているのかを最後に聞いて、この質問は終わりたいと思います。
答弁 町長 小松茂
このデマンドバスの試験運行などの状況を見て、今回新たに住民の地域の意識を把握したということが一つあります。それから、やっぱりその今後、将来に向けた声というのがあり、その交通空白地帯の足の確保の必要性、ここは全く揺るがないところだというふうに思っています。そういう意味では、どこに暮らしていても、その将来不安を感じさせないような、そういったこの交通体系というのは我々行政として責任を持って提供しなければならない。それに当たっては地域の皆さん方と行政とのミスマッチにならないような、せっかくデマンドバスを運行しても利用されないようなことになっては困りますので、そこをしっかり声を聞きながら、我々も密接に内容をしっかりと組み立てながら、よりいい(聴取不能)というものを持っていきたいというふうに思っている次第であります。