釧路町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月9日
「放射線副読本」について
2022年3月9日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 佐々木晶利が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昭平 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、管理課長 佐々木晶利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 佐藤昭平
それでは、3件目いきます。3件目は、放射線副読本についてということです。質問項目が1点、放射線についての教育といわゆる副読本の位置づけというのは、どういうふうになっているのか、答弁を求めます。
答弁 教育長 辻川尚志
5番、佐藤議員の放射線副読本についての放射線についての教育と副読本の位置づけはとの御質問でございますが、放射線教育につきましては、学習指導要領において、放射線に関する科学的な理解や化学的に思考し、情報を正しく理解する力を教科等横断的に育成することとしております。小学校では社会科、中学校では理科と保健体育を中心として、国語や道徳などとも関連づけながら学習をしています。また副読本は、教科書の補助的に用いられる教材という位置づけでありますので、放射線副読本につきましても、各学校は補助的な資料として調べ学習などの際に使用しております。以上でございます。
質問 5番 佐藤昭平
それで、資料もいただいたのですけれども、昨年の10月の日付で小学校、それから中学校、高校生一緒ですけれども、それぞれ3年10月改定ですかね。小学生のほうには裏に、令和3年10月改定というふうに書いてあります。それでこれはいろいろな東北方面の学校の方の情報だとかいろいろ見ると、こういうのは、普通、文科省からのそういうものというのは教育委員会を通じて来て、各学校に配布するという形なんだけれども、今回の副読本については、何か直接学校のほうに郵送というか送られてきたというふうにして聞いているのですけれども、そこら辺はちょっと変則的な感じもするのですけれども、事実関係とそれからなぜそういうような形での対応となったのか、分かればお聞きしたいというふうに思います。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
直接、学校に送られているのですけれども、送られた経緯についてはちょっと把握していないのですが、教育委員会に各学校の必要部数の調査が来ていまして、それを道教委に回答しております。その後、文科省のほうから直接学校のほうに副読本のほうが届いているような状況になっております。
質問 5番 佐藤昭平
これは普通のというか、学校関係で、それぞれの学校でもって使うようなものについては、普通のルートでは──普通というか通常のルートではないということは、ちょっと原因はあるとしても、とりあえず通常であれば委員会を通してなりというようなことなんだけれども、そこら辺は何か直接学校に行ったというのはちょっと余りないパターンだというふうにして受け止めていいのかどうか、お聞きしたいと思います。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
教育委員会に届きまして、学校に配布する方法と直接学校のほうに行くケースがあるのですけれども、ちょっと今回の文科省からのやつは、こういったことは大体教育委員会のほうに来て、それから配布するような形が多いのではないかという認識でおります。
質問 5番 佐藤昭平
ですからちょっと副読本も含めて、何かそういうようなやり方をされたという点では、少し変わった配布の仕方であったんだなというふうにして理解しました。その点については、質疑はいたしません。それで、この副読本のところに2種類チラシが入っていまして、ALPS処理水について知ってほしい3つのことだとか、それから復興の後押しはまず知ることからということで、廃炉産業の関係だとか、浄化処理した水は安全に処理していますとか、そういうような独立したものが入っているのですけれども、これは副読本との関係でいうとどういうような位置づけとして考えて活用していくというか、そういう考えなのかお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
今のそのリーフレットの位置づけでございますけれども、文科省から文書が届いておりまして、配布されている放射線副読本の中の第2章、2の(1)の事故の様子とその後の炉の様子、12ページに当たりますけれども、そこの部分に関連して、補足的に今回追加されたということでの通知が来ております。
質問 5番 佐藤昭平
それで、この点はまた後で副読本の放射線についての教育の部分だとか、そういうことを含めてお聞きもしたいと思うのですけれども、ちょっと基本的なことというか、もちろんこちらの副読本に関係することなのですけれども、今、緊急事態宣言というと、新型コロナの関係でもう耳慣れしているのですけれども、原子力緊急事態宣言、こういう緊急事態宣言というのは認識というか、聞いたことはありますか。
答弁 管理課長 佐々木晶利(管理課長は2022年3月まで)
申し訳ございません。今、初めてお聞きしまして、認識不足で申し訳ございません。
質問 5番 佐藤昭平
これはコロナコロナで緊急事態宣言というふうに耳慣れ、(聴取不能)できるぐらいなのですけれども、それで実は福島原発の3つのあれがああいう事故になってから、間もなく11年になりますけれども、2011年3月11日に日本の政府が原子力緊急事態宣言を発令してから一度も解除されないで、今日に至っております。こういう中で緊急事態だというような状況の中で、まずはその原発のことですとか原子力のことについて、しっかりその危険性だとかそういうことを勉強するなら分かるのですけれども、この処理水だとかそういうようなことが安全だとか、そういうようなことを子供たちに広めるような時期ではないのではないかなというふうにして、ちょっと中身に立ち入ってしまうのですけれども、先ほどの答弁のところでの活用でいうと、原子力についてのいろいろな危険なことだとか、危険なことばかりではなくて正しいことだとか、そういうのを正に、今、この緊急事態が出されている中で、子供たちにしっかり理解をしてもらうというようなことが大事かなというふうにして思うのですけれども、そのことと今回の副読本のことについては、どういうふうに考えているかということをちょっと答弁を求めます。
答弁 教育長 辻川尚志
この放射線副読本につきましては、2012年でしたか、初版として発行されております。これは当初の目的としては、原発事故が起きた周辺の子供たちを中心に差別的な扱いを防止するため、あるいは風評被害を防止するために原子力についての知識をある程度子供たちにも知ってもらいたいということで、発行されたという経緯がございますので、そういう扱いの中での学校での取り扱いというふうに抑えているとこでございます。
質問 5番 佐藤昭平
これを活用するというか使うと想定されているのは、社会科であったり理科であったり保健体育というようなことなのですけれども、心底の気持ちとしては活用いかがなものかなというのが私の心底の話で、気持ちであります。全部がとは言いませんけれども、もらわれている中身も非常に不正確ですね。これ処理水の話というのは、やはり原発事故に絡むことで発生しているものであります。それなのに、つまり放射線を線とは言わないのですよ。放射能汚染なのですよ。汚染しているというのは。放射能によって汚染をしているという中身で、放射線であればそれは太陽光も含めて自然にあるわけなのですけれども、非常にそういう点では放射線の理解を進めると言って、結局それと一緒にALPSのことを書いていますよね。放射能汚染のことについては一言も書いていないのです。人工の放射線のところにも、原子力発電所のことを一言も書いていません。非常に何か病院での検査用の有効だとか、そういうのがあるのですけれども、そういう点では個人的にはというか、気持ちとしてはここら辺使わないでほしいというのが、教える先生方も困るんではないないかなというのが心底の気持ちですけれども、実際にどんなふうに、結論使うという形のような答弁ですけれども、そういう点ではどういうふうに考えていくのかお聞きをしたいというふうに思います。
答弁 教育長 辻川尚志
この放射線副読本の使い方云々につきましては、特に教育委員会から学校に対してこの場面で使うようにというようなことの指示は出してはございません。それから、文科省の通知の中で小学校6年間、それと中学校3年間の中で、必要に応じて資料的な扱いをするということで位置づけられていますので、それぞれこれを使う場面は使用する先生によってもまた変わってくるかというふうには思っていますけれども、これを随時使って全部隅々までこれについて学習するというような時間は、学校のカリキュラムの中にはないなというふうな判断をしていますので、子供たちにとって一つの情報提供ということで使っていければというふうに考えております。それから、今、非常にネット環境が発達しまして、いろいろな情報が子供たちもすぐ得られる状況になっております。その中で、流れてくる情報が正しいものなのか、あるいは不正確なものなのかということの判断力も子供たちにはありません。そういうことも含めまして、この内容が本当に100%正しいかどうかということは、私自身も専門家ではありませんので、文科省から送られてきている資料として、ある位置づけをしながら、これが全てではないという考えのもと、使うような形でいきたいと思いますが、子供たちにはそういう正しいか正しくないかという情報も含めて、非常にバランスをもって子供たちのほうに伝えていく必要があるというふうに考えております。そういう考えのもと、副読本を使う場面は設定してまいりたいなというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
質問 5番 佐藤昭平
教育長のほうから丁寧に答弁もいただきましたので、質問としては終わりにしたいというふうにして思いますけれども、このALPSでかように放出するというふうに出すというようなことについては、福島の漁師の方はもちろん、東北の漁協のところももう大変安泰というようなことですし、当然、放射線のこの副読本についても家に持ち帰って学校では扱わないですとか、いろいろ市町村によって考えがあります。当町も海岸線を持っている漁業が、本当に町を担っているそういうような産業でもありますので、もう最後まで残ってしまうトリチウムなどを含む処理水と言われているけれども汚染水ですので、そういう点についてはしっかり漁民の方々の立場も共通しているのかなというふうには思いますけれども、そういう点も含めて教育のところで、教育長、答弁ありましたように、慎重に丁寧に対応していくことを求めて、私の質問は終わりたいというふうに思います。