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釧路町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月2日

釧根地域でのと畜場の課題について

2020年9月2日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「釧根地域でのと畜場の課題について」質問し、町長 小松茂が答弁しました。

質問者
中田磨 議員
答弁者
町長 小松茂

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 中田磨

次に、3点目に移りますけれども、釧根地域での屠畜場の課題について伺います。1点目として、屠畜場建設に係る現在の状況について説明を求めます。2点目として、町の基本姿勢について伺います。3点目として、屠畜場利用者の現状と課題について伺います。4点目として、今後の課題と対策についてそれぞれ答弁を求めます。

答弁 町長 小松茂

釧根地域での屠畜場の課題についてということで、屠畜場建設に係る現在の状況での御質問でございますが、北海道畜産公社道東事業所根釧工場の廃止に伴う新進出の建設については、平成27年に釧路、根室JA組合協会、ホクレン、畜産場・公社で構成する「根釧屠畜食肉加工施設整備検討委員会」が設立をされ、標茶町の候補地での建設地に向けて、協議をされてきたところであります。建設計画を推進する上で、下流に当たる釧路根室管内の漁協などから排水等に対する懸念の声が寄せられ、建設への同意を得られることが困難であったことなどから、他候補地の検討を含めた協議が行われておりました。その後、平成30年1月開催の検討委員会では、資材石の高騰など環境変化を踏まえ、新施設建設の計画を当面の間凍結をするとして、建設に向けた協議は停止している状況にあります。次に、町の基本的な考えですが、釧根地区の酪農振興のために、屠畜場の果たす役目は非常に重要なものであると認識をしており、先月行われました地域連携リレー会議の中でも、農業団体から意見として出されていることから、これまでの間の協議の経過を踏まえ、関係団体と連携しながら建設に向けての方策を見いだしていくべきであると考えているところであります。次に、利用者の現状と課題ですが、屠畜場が地域にないことから、利用者は帯広の屠畜場への運搬を余儀なくされております。輸送費などの費用負担が大きくなっていることや、輸送中の死亡が課題となっているところであります。次、今後の課題と対策ですが、現在の標茶町の建設候補地では、下流域の関係団体から、排水等に対する懸念が示されていることが大きな課題となっております。検討委員会では、当面の間、建設計画は凍結となっておりますが、北海道により、施設整備計画や地元関係機関等の合意に向けた課題整理を行っていく予定となっております。以上であります。

質問 7番 中田磨

この件については、全員協議会等での説明等もあって、それ以降なかなか、基本的には標茶町でかなり紛糾するというか、大変な思いをされているという状況も聞いてはいたのですけれども、やはり利用者、産業をどう守るかと。もっと言ったら産業のサイクルをどう作るかというところまで影響する施設になりますから、そこら辺でしっかりと全体の共有認識を一致させることが必要だというふうに思います。結論でいくと、協議は継続というか、中止するという結論には達していませんから、それについては一つ安心しているところなのですけれども。一番大きな課題が、排水等、具体的には風評被害ということが言われているのですけれども、一番心配されるのは、こういった理由で全道の屠畜場の再建、改築等が行われなかった場合に、大変大きな問題になってくると。釧根は出すからいいよ、ほかのところは受け入れがたいよとなったときに、産業そのものが停滞するというよりは崩れてしまうと、構造が。それぐらい重大な問題ですし、風評被害の関係でいくと、こういう言い方が正しいか分からないですけれども、地域の分が別の地域に行くと、そこでの環境負荷というのは必要以上にかかってきて、大変な事態になるのではないかっていう懸念もあるのですよね。そういう意味では、地域での自己完結ということが当然求められるし、そのほうが環境負荷もかからないのではないかと想像します。そういった意味では、技術的な面で排水の心配、懸念というのは、現状というのは機能的にはどういうふうに、技術的には町としては捉えているのか、その点分かる範囲で答弁求めたいなと思います。

答弁 町長 小松茂

御指摘のように、技術的には問題はないというふうに、情報としては聞いておるところであります。

質問 7番 中田磨

町の基本姿勢として、やはり地域、町は例えば標茶や厚岸や別海町に比べたら、畜産、また酪農、また養鶏等の処理については少ない町ではあるのですけれども、関わりますし、地域一体となってやはり考えていこうと、この協議会、協議会か、協議会つくったときもそういう立場で、議会の説明や町も関わるということで出ていたわけですから、ぜひ、そういった面では、町として積極的に必要性を求めていくという立場に立つべきというふうに考えるわけですけれども、その点について改めて答弁を求めたいというふうに思います。

答弁 町長 小松茂

先ほどの答弁の中で、この協議会が、結論として凍結という、一旦決断をしました。それも、北海道が施設整備の計画に向けて、地元機関と合意に向けた課題というのが何点かあります。それを北海道が、今整理を行っていくということをお聞きしておりますので、そこがまず第一きちんと整理されること、そしてその内容が理解をされるような、そういったことになっていければいいなという期待をしているところであります。ただ、当町が指導的な立場でそれをやると、そういうわけにはならないというふうに思いますので、そういった整理がされて、そして関係市町村が一堂に会して、またテーブルにつくという機会があれば、私は積極的にそのテーブルについて協議に臨んでいきたいと思います。

質問 7番 中田磨

それで、3点目に関わりますけれども、やはり利用者にとっては本当に大変な実態になっているのです。当然、最初に答弁ありましたけれども、輸送費も本当にばかにならない。要するに、高規格道路ができたとはいえ、管外に運ばなければいけない輸送費もありますし、根室圏域でいえば本当に遠いところまで運ばなければいけない。そのことによる輸送中の動物の死亡ということになれば、廃用牛としての生産ラインに乗るべきものが、結局廃棄されなければいけないということで、それはそれで畜産、酪農家の方々の負担も含めて、経営自体を揺るがす、そういったものにもなりかねない、それぐらい深刻な場面になっていますから、そういった点では、こうした課題を解決するためにも、地元の地域で皆さんで協議して、適地として一応標茶ということで話合いしたわけですから、さらに話合いをしっかりと重ねて、釧路町もその話合いにはしっかりと参加をし、皆さんで必要性を醸成していくといいますか、話合いの中で解決する道をしっかりと関わってやっていただきたいというふうに思うわけですけれども、最後にその点について答弁を求めて終わりたいと思います。

答弁 町長 小松茂

先ほど答弁しましたが、屠畜場の必要性、それから生産者の思いというのは十分理解をしているところでありますので、御指摘のように、しっかり北海道が課題を整理をし、そして協議につけられる状況になることを願いながら、町としてもその一員として加わってまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。

出典:釧路町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月2日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる