みんなの議会

釧路町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月1日

停電、冬期間、感染症等にも対応した避難所マニュアルについて

2020年9月1日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「停電、冬期間、感染症等にも対応した避難所マニュアルについて」質問し、町長 小松茂、総務課長 中野勝広が答弁しました。

質問者
佐藤昭平 議員
答弁者
町長 小松茂、総務課長 中野勝広

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 佐藤昭平

それでは、3点目に入りたいと思います。3点目は防災問題になりますが、停電、冬期間、感染症等にも対応した避難所マニュアルということで、まず、1点目は、新型コロナウイルスを含む感染症対策を加えた北海道版避難所マニュアルに対する考えについて伺います。2点目は、地域防災計画のいわゆる防疫計画というものがありますが、新型コロナに対応した修正が必要ではないかということです。3点目は、複合災害時の感染症対策は。4点目は、3密回避のための避難所のスぺース拡大についての考えはについてお聞きしたいと思います。以上よろしくお願いします。

答弁 町長 小松茂

1点目の、新型コロナウイルスを含む感染症対策を加えた北海道避難所マニュアルに対する考えはとのことですが、町が作成中の避難所運営マニュアル感染症拡大時編は、北海道版避難所マニュアルを参考にしております。町では、これに加え、避難所に到着した方々が、円滑に避難所の立ち上げができるようマニュアルを分かりやすく分解した説明とともに、避難所の開設、運営に必要となる掲示物、事務用品等をセットにした「避難所運営スターターキット」を準備中であります。北海道版避難所マニュアルは、これまでの災害や各種訓練の結果を反映させたものとなっておりますことから、町におきましてもマニュアル及びスターターキットを活用した避難所開設、運営訓練を行い、これらの見直しを随時行ってまいりたいと考えております。次に、地域防災計画の「防疫計画」について新型コロナに対応した修正が必要ではないかとのご質問ですが、市町村地域防災計画は、災害対策基本法第42条で都道府県地域防災計画に抵触するものであってはならないとされておりますことから、見直しにあっては、北海道地域防災計画の見直しの内容を確認し、整合を図っているところであります。北海道地域防災計画の見直しにつきましては、例年5月頃に行われておりますが、今年度は秋口になるとの情報を得ているところでありますことから、その結果を確認した上で、修正する必要があると考えております。次に、複合災害時の感染予防対策はとのご質問でありますが、感染予防対策につきましては、単一の災害と複合災害時において基本的には大きく変わるものではないと考えておりますが、配慮すべき点といたしましては、各ご家庭における感染症予防のための備蓄品を持参できないことや、それらが災害で失われるといったこと、避難所から別の避難所へ移送が必要となった場合における感染予防対策などを想定しておく必要があると考えております。次に、3密回避のためのスペース拡大策はとのご質問でありますが、第2回定例会でもお答えしましたとおり、密を避けるという観点から、避難所においては、これまでの2倍のスペースが必要であり、大規模災害が発生した場合、避難所が不足することが予想されます。このため、現在、避難所として指定していない公共施設の利用について、検討しているほか、民間施設の利用についても、今後、相談させていただくことを考えております。こうした対応でも避難所が不足する場合については、北海道が北海道ホテル旅館生活衛生同業組合と締結している「災害発生時における宿泊施設の利用に関する協定」に基づき、ホテル・旅館の利用について、北海道に協力を要請いたします。以上であります。

質問 5番 佐藤昭平

まず、1点目のことで確認したいのですが、前の胆振東部地震の調査委員会から上がってきた提言内容、厳冬期での避難所運営訓練、それから新型コロナそのものを含めた感染症対策がどうかはあれですけれども、感染症対策ということでの3点を含めた新しいマニュアル策定となります。それで基本的には北海道のマニュアルや防災計画ですが、基本的には町としてこの防災計画や個別の避難所マニュアルに則ったものとなるのかどうか、そのような考えでよいのかどうか確認したいと思います。

答弁 総務課長 中野勝広

先ほどの町長の答弁でもございましたとおり、今策定しております「感染症拡大時編」ですけれども、こちらについては北海道のマニュアルを参考にして策定させていただいているところであります。

質問 5番 佐藤昭平

先ほどの私どものアンケートにおいても、やはり災害時に避難所に行ってもスペースがきちんと保たれるのかどうなのかということが心配されており、それでスぺースや避難所そのものを増やすことについて求められています。5月に熊本南部で豪雨がありましたが、その時に被災地の避難所には感染の危険を感じて行かなかったそうです。そういう点で感染症対策は大変身近な課題として明らかになっておりますのでしっかりと対応をしていただきたいと思うのですが、現時点でこの間にパーテーションですとか、ベッドが配置されているところですが、あれはいつの時点の計画に基づいた購入として実施されているものなのでしょうか確認します。

答弁 総務課長 中野勝広

本来であれば計画は先に立てて必要品を揃えるということがありますけれども、後追いになってしまっておりますが、先に北海道のマニュアルが出ておりますので、感染症対策に必要な備品を速やかに掲載した上で揃えさせていただいたということで御理解頂きたいと思います。

質問 5番 佐藤昭平

避難所の感染症対策についても、新型コロナの関係での交付金等についても財源が充てられているのですけれども、この間、ベッドや色々な対策として必要となった機材や経費等については100%今回の交付金を使った中身になるのでしょうか。

答弁 総務課長 中野勝広

今回の交付金の対象ということで、予算組みをさせていただいております。

質問 5番 佐藤昭平

道のマニュアルのところに感染症対策という点で8番目のところにまったく新たに加わった部分です。これが現状のコロナ禍の中で、町としてどのようなかたちで、どこまでできるのかといったらあれですけれども、まずたくさん聞きたいことはありますが具体的に言うと、例えば富原小学校で言えば体育館ですよというふうに言いますが、これまで想定していた避難所の収容人数から言えば、ここではできないとなれば教室の部分ですとか、具体的に避難所を確保するための検討段階に入っている部分はあるのでしょうか。

答弁 総務課長 中野勝広

この間、避難所として指定していない公共施設がいくつかございまして、その利用の可能性について担当部門に相談をさせていただいております。防災の担当とともに私も公共施設の確保、候補となる施設について確認をさせていただきまして、施設管理部門と話をしておりますので、たくさんの人数を入れられるわけではないのですが、分散させるということは若干可能であると考えております。その他に、民間のほうにも今後、具体的な相談していきたいと思うのですが、今のところ数件、具体にどことはまだ言えませんが、打診はさせていただいておりますので、この民間を含めて相談を進めさせていただければと考えております。

質問 5番 佐藤昭平

道の感染症対策のところは、上位計画だからそれに則ってきても、鍵は2つあって、財源とマンパワーの部分かと思うのです。それはあるのだけれども、全部町で賄うことがどうなのかという問題は前提として聞くのですが、今の避難所の部分は町の中で賄える部分で拡大できる部分、それから先ほど答弁にあったように、旅館とかホテルとか書いているのだけれども、事実的にどこかとよく言われるけれども避難についてはそれでは済まないわけです。それでいくと、旅館とかホテルの確保というのは現実問題、これから具体的に何かそういう必要なところに上げていけるようなシステムは。これ早急につくる必要があるとは言っても、ここの部分についてはどういうようなことが考えられるか。考えを含めお聞きします。

答弁 総務課長 中野勝広

先ほど町長の答弁の中にもありましたけれども、既に北海道と業界のほうか協定を結んでおりまして、その協定に基づいて釧路町のほうで避難所が不足するというような状況の時は、北海道を通じて要請を行うというものになります。ひとつ危惧するところが、釧路町内にホテルとかがないという状況がありまして、私もそれが心配で北海道の担当、振興局の担当に当町の担当から確認をさせまして、釧路町では宿泊施設はないのですが、この協定に基づき要請した場合は受け入れられるのでしょうかということを確認しまして、それについては北海道としての協定なので、自治体の状況から受け入れなれないということにはならないということで回答を得ているところでございます。

質問 5番 佐藤昭平

技術的指導とはいえ、道のほうでもこのようなかたちで、こういうふうに感染症対策に乗り込んできているので、具体的な話といいますか、そういう点では安心の問題もありますので、ぜひお知らせや、実際にそのようなかたちで動けるようにお願いしたいと思います。それで、避難所の中での感染症予防や健康管理のことについては、これはマンパワーの問題になりますが、なかなか頭が痛いと思うのですが、避難所の中での避難者の健康状態の確保、状態のチェックが大体どういうようなこととか、正しいこといっぱい書いてあるのですけれども、具体的にいうと、保健師であったり、そういうような医療系の方の確保が大事かなと思うのですけれど、ここら辺については、考えとして打つべき手はないか考えているのかどうかをお聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 中野勝広

こちらも協定が結ばれておりまして、北海道と北海道全部の市町村で協定を結んでおりまして、相互協力という協定がございます。大きな災害が発生して、マンパワーが不足する場合、相互に協力をするということが発動されまして、実際に胆振東部の震災のときでも、全道から各自治体でどういった人材が必要なんだということが集約されまして、応援に行っておりますので、もし釧路町でそういった大規模な災害が発生した場合、健康管理の部分で人材が不足しているということを発信すれば、全道各地から保健師が応援に来てくださると、そういった流れになってございます。

質問 5番 佐藤昭平

人に関わることなので、少しお聞きするのですけれども、いわゆるマンパワーというふうにして言った場合に、今のような健康管理に関わる、医療系であったり、公衆衛生であったり、そういうような専門職としてのマンパワーと同時に、その運営、避難所の運営等に関わっての体制というのをつくっていかなくてはならないというふうに思うのです。これについては、いわゆるその避難所の衛生管理というのも、避難してきた方の健康管理という問題と同時に、避難所という、その場所での、空間での衛生管理ということも関わるのですけれども、そこら辺は相当体制が必要でないかなというふうに、一避難所としても、全体見て町として関わる分についても、これは大変、大変だなと思ってもあれですけれども、そういうようなところというのは、どういうふうに考えていくのか、本当に病気が、そういうものが相手ですから大変かなと思うのですけれども、基本的に、そういうことも含めて健康管理、衛生管理のところの、ある意味でいうと、広い意味でのスタッフのマンパワーの確保の問題等というのは、どういうふうに考えていくのか、ちょっと基本的なことですけれども、聞きたいと思います。

答弁 総務課長 中野勝広

避難所運営マニュアルの中で、総務班であったり、医療班であったり、そういった班を構成して、それぞれ役割を持たせるのですけれども、マニュアルをつくるということ自体はそう難しくはないのですけれども、実際にそれが動けるのかどうかということが一番問題かなと思います。ですから、そういった、実践的な訓練の積み重ねでしか安心はつくれないかなというのは思っておりますので、今まさに御指摘いただいているような部分というのは、不安を解消するために、創意工夫の中で訓練していきたいと考えております。

質問 5番 佐藤昭平

状況に応じたものに、こういう避難所の運営等についてもきちんと改変をして、適応させていくというのは、道のほうも動いているのかなというふうにして思うし、胆振東部の検証の中で、のところがいろいろ盛り込まれた中を読み込んでみれば、やっぱり対応せざるを得ない、せざるを得ないと言ったら変な言い方ですけれども、対応していかなければならないと思うのですよ。ただ、これは相当、さっき言ったように、財源の問題やマンパワーの確保の問題等、新たな感染対策含めた避難所等、避難の在り方というのは、大変大きな問題が課題だというふうにして思うのですよ。ちょっと最後に、総括的に聞く前に、最後に1点だけ聞きたいのですけれども、いわゆる3密回避のためには、この間ずっと災害があると避難の在り方として、個別、分担避難というか、友達が親戚のところが行けるのであれば行ってくださいと、それから自宅で療養していて、自宅にいてください等、そういうような方向ありますよね。これも、いわゆるその3密の対策としては、そういう面から見ると極めて有効なのですけれども、ここはしっかりと、そういうような方についても、いわゆるその支援の物資も含めた支援の体制というのが、今までも自宅避難者という受け止め方はしていましたけれども、コロナや感染症によっての、そういう、自宅での避難等々が余儀なくされるわけなので、そこら辺はきちんと体制を持って、自宅にいても、どこにいても必要なものが届いたり、支援の手が行き渡るというようなところが求められると思うのですけれども、そこら辺を、こういう状況下の中でどういうふうに考えていくのか、これも基本点で結構なのだけれども、お聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 中野勝広

マニュアル上で申しますと、パトロールといいますか、巡回をして確認をしていくということにはなりますけれども、これも先ほどの答弁と同じように、実際、では、どなたがどこを回るのかと、そういったところも含めて、やっぱり実践しなければ、安心につながらないと考えておりますので、それらも含めて創意工夫で訓練、重ねてまいりたいと考えております。

質問 5番 佐藤昭平

いわゆるマスクであったり、消毒液であったり、いろいろな備品等については、この間いろいろ避難所のほうも一定備蓄という形でも動いているのかなと思うのですけれども、目の前の考えでできることといえば、まず、そこら辺かなとも思うのですよ。やっぱり、きちんと必要に消毒できるような形での充実を、計画よりも先に、ある意味やっているというのもあるかもしれませんけれども、ぜひ不足にならないようにお願いしたいというふうにして思います。それで、最後なのですけれども、これ、この道のマニュアルに加わった第8の感染症対策というのは、冒頭言ったように、技術的何とかは指導的な中身というふうに受け取らざるを得ないのですよ。つまり、財源とマンパワーのところがはっきりしていないのですよね。それはやっぱり国なりにきちんと求めていかなければならないと思うのですけれども、ぜひ、ここら辺は町長に、今後のこの感染症対策だけではないと思うのですけれども、とりわけ、この感染症対策のところに関わって、強く、そういう保障、裏づけとなる、そういう財源やマンパワーの確保についての要望活動をぜひ町長として強めていただきたいなと思うので、最後に、町長の答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 小松茂

様々な災害パターンが考えられますし、今御指摘のように、どうしても避難所で避難をして、そしてある程度の集約した中で避難所の生活を余儀なくされるようなパターンというのは考えられるわけでありますから、そういう意味においては、いわゆる感染症対策を一つ想定した避難所のマニュアルの今見直しをさせていただいておりますけれども、そういった中でかかる様々な経費、それから、今まで想定していた人数よりも半分になる部分、どうやって分散させるかといった問題、様々なことがあります。それは当町だけの問題ではないというふうに思っていますので、それぞれこの管内の首長会の中等、いろいろな期成会の中で、災害のあるべき姿というのをいろいろ議論されておりますから、国に対して、一番リスクの高いこの地域でありますので、しっかりと国のそのことを訴えながら、必要な財源を確保してまいりたいと考えている次第であります。御理解いただきたいと思います。

質問 5番 佐藤昭平

終わります。

出典:釧路町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月1日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる