釧路町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月9日
不登校問題での取り組みについて
2020年3月9日、釧路町議会の一般質問で、中家治子議員が「不登校問題での取り組みについて」質問し、教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁が答弁しました。
- 質問者
- 中家治子 議員
- 答弁者
- 教育長 辻川尚志、管理課長 江端邦仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 中家治子
それでは、2つ目の不登校の問題での取り組みについてに移っていきたいと思います。1点目は、町内小中学校での不登校児の状況です。2点目は、町の支援事業と現状について。3点目は、現状から見えてくる今後の課題とその対応策についてということで、御答弁をお願いします。
答弁 教育長 辻川尚志
3番、中家議員の不登校問題での取り組みについての1番目の町内小中学校での不登校児の状況との御質問でございますが、平成30年度における30日以上の欠席児童生徒数は小学校で10人、中学校で26人、合計で36人となっております。次に、町の支援事業と現状はとの御質問でございますが、町の支援事業につきましては、指導主事室長及びスクールソーシャルワーカーによる家庭などへの訪問、相談窓口の開設、学校、教職員及びスクールカウンセラーと連携した教育相談体制を通年維持し、それぞれの学校への通学を目指している状況であります。また、個々の状況に合わせ適応指導教室や民間フリースクールなどへの通室により、教育機会の確保に努めているところでございます。次に、現状から見えてくる今後の課題とその対策はとの御質問でございますが、児童生徒の心の居場所、きずなづくりの場としての学校づくりや教育機会を確保するための環境整備などが今後の課題であると捉えております。対応策としましては、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーの効果的な活用とケース会議の実施など、各関係機関、学校と連携した取り組みを進めているところであります。また、社会教育など関連機関との連携を深め、子供の居場所を学校や社会の中で整理してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 3番 中家治子
まず、不登校児の数についてはわかったのですけれども、例えばその長期欠席の子供たちはどういう状況になっているかという把握について、小中学校の中ではどういう状況になっているでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
まず把握につきましては、毎月の欠席の状況について学校から教育委員会のほうに報告をいただいております。累計で30日以上欠席した児童生徒の報告とあわせまして、5日を超えた時点でこの点については情報共有させていただくという観点から報告をいただいております。また、スクールソーシャルワーカーが定期的に学校訪問しておりまして、その中で学校から相談を受けるということもございます。そういった流れで把握に努めております。
質問 3番 中家治子
欠席が長く続いてこの子はやっぱりちょっと不登校気味、すぐに不登校というふうに決めつけるわけにはいかないと思うのですけれども、不登校になる可能性があるかなというところで早目にこう察知をするというか、対応していくことが大事だというふうに思うのですけれども、例えば不登校になる要因というのはさまざまあると思うのですけれども、学校現場ではどのように受けとめていますか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
まず、スクールソーシャルワーカーのほうに相談があるケースがございまして、全ての長期の欠席の児童の要因については、学校からもそうなのですけれども、委員会の中でもその要因について検討といいますか、研究しているところです。その中でやはり多いところを申し上げますと、やはり友人関係の問題、あと家庭環境に関する問題、あと心身の健康保健に関する問題、これ例えば起立性調節障害等、そういった精神的な部分での課題があって休まれているお子さん、あと実際の病欠、これ原因が不明な例えば腹痛、頭痛等、そういったことで休んでいるお子さんとその辺が要因の中では多いとこちらでは考えてございます。
質問 3番 中家治子
スクールソーシャルワーカーに相談を学校のほうでされるのだと思うのですけれども、その時点でスクールソーシャルワーカーはどのような動きをするというか、どのような内容で対応していくのかちょっと教えてください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
まず、学校のほうから、もしくはそういった報告を受けてスクールソーシャルワーカーが共有を進めてまいりますが、室長も含めた形でケース会議を持ったり等、まずその前にその児童生徒の周りの環境を調査したり等、そういったことでまず状況の把握に努めます。その後に支援を開始していくという流れになります。支援の内容については、その個々のお子様に合った支援の内容を検討していくということになります。
質問 3番 中家治子
具体的な支援の中身でちょっとお聞きしたいのですけれども、要因はいろいろなところから出てくると思うのですけれども、ちょっと例えばこういうケースではこういう対応をしていますということで教えていただきたいのですけれども。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
やはりそのお子様の状態、学校の先生もあわせて状況を聞きまして家庭の経済状況等もありますけれども、まず学習意欲があるかどうかというところがまず一つの判断になるのかなと。学習意欲が家庭も含めて本人もあるとなれば適応指導教室のほうに通室をしていただく。フリースクールのほうで勉強していただく。また、そういった問題までたどり着かず、家から出るというところがまず一つの課題というようなお子様については、社会とつながるようなさまざまな手だてをその都度考えて実施しているという状況でございます。
質問 3番 中家治子
それでは、2項目めの不登校問題での2の町の支援事業の現状のほうから行きたいと思います。先ほどの答弁の中で、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーが学校訪問されているということを言われていたのですけれども、その回数等、状況に応じていろいろあるのだと思うのですけれども、どういう状況になっているか、ちょっと教えてください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
まず、スクールソーシャルワーカーでございますが、30年度でいきますと、それぞれのお子さんにかかわった件数で、申しわけありません、説明させていただきます。対応件数については25件でございます。学校の訪問につきましては、月に2回、全校を回るというような状況になっています。そのほか、学校の要望によりまして、ケース会議などで学校に訪問しているという状況でございます。あとスクールカウンセラーにつきましては、年間95日で302時間の時間がございまして、30年度につきましては125件、訪問しております。
質問 3番 中家治子
不登校児も含めてですけれども、学校でのいろいろな問題を対応するに当たって、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーというのは重要な位置づけだと思うのですけれども、例えばケース会議を持つことになったとして、そこの中では、スクールソーシャルワーカーや関係する学校現場の方もそうですけれども、スクールカウンセラーも参加するというような場合もあるのでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
その状況によって、スクールカウンセラーにお声をかけさせていただく場面も出てくるかと思いますけれども、30年度については、そのようなケースはございませんで、まず学校の教員と教育委員会、スクールソーシャルワーカー、あと福祉の職員等でケース会議が実施されております。
質問 3番 中家治子
3点目の現状から見えてくる今後の課題と対策の部分なのですけれども、答弁にも社会教育などの関係機関と連携を深め、子供の居場所を学校や社会の中で整備していきたいということの答弁があったのですけれども、積極的に居場所をつくっていくということが、とても大事かなというふうに思いますし、不登校の子供たちをどう見るかということで、8050問題はあったとしても、いつかどこかの時点で、あるきっかけで社会に復帰していくと。そのために支援をしていくという意味では、非常に大事な施策だというふうに思うのですけれども、社会や人とかかわっていく機会をつくるという意味では、居場所づくりというのはとても大事だというふうに思います。今、ケース会議等でそういうところにつないでいるというようなことがあったら教えてください。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
この社会の中で子供の居場所を整備していくというところについては、現在、法律も整備されまして、民間の事業者と協働して、学校以外の場所での学習機会の確保ということが求められておりますので、町教委としましても、そういう居場所の確保に努めてまいりたいと考えております。社会教育の事業につきましては、社会とつながる部分では、非常に有益ではないかというふうに我々も考えておりまして、そういった形で社会教育事業への参加等、そういった社会教育の資源、大学生の協力を得る等、そういった施策を今展開しているところでございます。
質問 3番 中家治子
町独自でそういう取り組みをするということの答弁だったのでしょうか。その点、確認したいと思います。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
これは教育委員会内の社会教育課と連携しまして、今取り進めているところでございます。
質問 3番 中家治子
教育委員会の方は御存じだと思うのですけれども、釧路市の教育委員会で不登校児童生徒のためのファースト・ステップ・プログラムという事業をやっていまして、釧路市の旭町にある釧路こども家庭支援センターが、ここ社会福祉法人まりも学園が委託を受けてやっている事業なのですけれども、学習ももちろんですけれども、さまざまな経験の中で子供たちの居場所をつくるという事業がされているのは御存じでしょうか。まず確認です。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
存じております。
質問 3番 中家治子
なかなか市の教育委員会の方と交流する場面があるかどうかわかりませんけれども、その事業の様子等、その事業によって、子供たちの変化等というようなことは、何かお聞きになっていますでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
細かい内容までお聞きはしておりません。
質問 3番 中家治子
私、市のほうからこういうパンフレットをいただいてきたのですけれども、このパンフレットを見る限りでは、軽スポーツをしたり、物づくりがあったり、ゲームがあったり、もちろん学習活動もあったり、さまざまな行事があったりということで、その子が何をきっかけに社会や学校とまたつながっていけるかというのは、状況を見ないと、そういういろいろな活動の中で見えてくる部分というのもあると思うのです。町独自で施策を考えているということを言われたのですけれども、具体的には例えばどこかそういう支援するような施設等、居場所をつくるというようなことは考えられているのでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
現在、ここにも答弁、教育長のほうからさせていただきましたけれども、フリースクール、民間のフリースクールを教育委員会と官民協働の事業として現在開設しております。現在は試験的に開設ということで、町の子供もお世話になっておりまして、内容を見まして、今後につなげていきたいと考えております。
質問 3番 中家治子
今後事業化していくという前提の中で、いろいろ今試行されているというふうに捉えていいのでしょうか。
答弁 管理課長 江端邦仁(管理課長は2021年3月まで)
教育委員会としては、事業化に向け課題を整理していきたいと考えております。
質問 3番 中家治子
皆さん、御承知だと思うのですけれども、不登校児が本当にふえてきているという状況の中では、町独自でさまざまな事業の展開ということも、今求められていると思いますので、教育委員会だけではなく、いろいろな部署と関連してということはあると思うのですけれども、取り組んでいっていただきたいというふうに思います。最後に、総括的に教育長のほうから見解をお願いいたします。
答弁 教育長 辻川尚志
児童生徒の不登校の問題につきましては、教育委員会としましては、理想ですけれども、不登校0を目指して取り組んでいきたいというふうに決意を持って取り組んでいるところでございます。今現在、不登校になっている児童生徒につきましては、きめ細やかに個別に対応しているところでありまして、先ほど議員もおっしゃっているように、一人一人状況が違ったり等、不登校に陥っている理由等もそれぞれ違いがありまして、全て同じ手法でいけるというふうには考えておりませんので、できるだけ個に対応した、丁寧な対応していきたいなというふうに考えております。もう一つは学校、小学校、中学校です、学校とも連携を強化しながら、未然に不登校を防いでいこうというようなことで、情報共有をしっかりしながら取り組んでいきたいなというふうに考えております。そういう意味でも、先ほど答弁の中にありましたけれども、連続5日以上休んでいる子供の状況なども把握しながら、早い段階で子供の状況を把握して対応していきたいというふうに考えておりますので、御承知おきください。
質問 3番 中家治子
ぜひ取り組みを強化していっていただきたいと思うのですが、それにしても新年度の予算でいうと、目に見えるものがないというのはとても残念ではありますが、内部の中でいろいろ今努力されているということについては理解したいと思いますし、今以上に頑張っていただければなというふうに思います。