釧路町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月5日
学校での専門教科の教員体制と対応について
2017年9月5日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「学校での専門教科の教員体制と対応について」質問し、教育長 佐々木喜代孝、管理課長 森祐一、教育部長 佐々木俊司が答弁しました。
- 質問者
- 中田磨 議員
- 答弁者
- 教育長 佐々木喜代孝、管理課長 森祐一、教育部長 佐々木俊司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中田磨
次、3点目に移りますけれども、学校での専門教科の教員体制と対応について伺います。1つ目として、学校での専門教科教員の配置の状況について伺います。2点目は、基本方針についてです。3点目として、授業の質の確保はということです。4点目に、今後の課題や対応についてそれぞれ伺います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
1番中田議員の学校での専門教科の教員体制の対応について、1問目の学校での専門教科教員の配置の状況についてでございますが、中学校教育課程において9科目の教科がございます。町内4校のうち、富原中学校のみが9科目全ての教科担任の教諭の配置となっております。ほか3校については、いずれも技術家庭の教員については北海道教育委員会から許可された免許教科外教科担任の配置となっております。次に、2問目の基本方針はについてでございますが、釧路町教育委員会において専門教科の教員体制の基本方針は定めてございませんが、北海道教育委員会が定める小学校及び中学校の県費負担教職員定数配置基準により、適正に配置されております。次に、3問目の授業の質の確保はについてでございますが、釧路教育局及び釧路町教育委員会の指導主事による学校教育指導、各校における校内研修並びに北海道教育委員会主催の研修会に参加、さらには各学校の公開研究への参加などで教員の資質向上が図れ、授業の質を高めるものと認識しております。次に、4問目の今後の課題や対応はについてでございますが、技術家庭科免許を所有する教諭が絶対数不足していることが課題であることを認識しております。免許教科外教科担任を北海道教育委員会の許可を得て配置する対応を考えておりますが、今後とも適正な配置を北海道教育委員会に要望してまいります。以上でございます。
質問 1番 中田磨
1点目の配置の状況ということなのですけれども、今中学校のということで出て、そこを先にやりますけれども、9科目あるということで、中学校の場合でまず伺っていきますが、教科の専門性という点でいくと、1人の教師の方が複数持っているということはあるのでしょうか。
答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)
時間をいただき、申しわけございません。中学校において複数免許を持っている教諭はおります。
質問 1番 中田磨
今聞いたのは、結局9科目の授業を持つわけですから、それぞれが担当して。そのときに富原中学校では全ているというのは一定の生徒数、学級数があって、定数がそれなりに多いから、それぞれ技術家庭等まで専門教員が配置できる条件があると。ただ、一方で今度少人数の学校や学級数が少ないところでは、定数が後段の道教委の考えにもかかわりますけれども、配置定員数が少ない分、当然9科目全員全部の教員が配置できないというのが課題だと思うのですよ。先ほど聞いたのは、複数の免許を持っているのであれば、そういった少人数というか、小さい学校というか、学級数が少ない学校でも専門の教員が配置できる可能性が膨らむと、ただそれが条件が整うかというのはまたちょっと別な話ですけれども、例えばちょっと話くどくなりましたけれども、そういった小さい学校でそういう複数の教科を持っている先生を優先して配置してもらうことで、できるだけ教科の専門性を高めるということは町教委としての取り組みとして可能なのか、またそういう方針というのは持てないのか、その点について伺いたいと思います。
答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)
複数教科を持っている、免許を持っている教員については、複数を教えるということはしておりません。町といたしましても、実際教員の配置については北海道教育委員会が決定するものなので、そのような形で要望としては上げることは可能ですが、結果として(発言の声あり)要望してまいります。
質問 1番 中田磨
何を要望するか、ちょっと最後わからなくなってしまったのですけれども、私が言いたいのは、今回の趣旨というのは、子供が義務教育で全ての子供が同等の教育を受ける権利があるわけですよ。教育基本法にも憲法にもそううたわれていて、当然義務教育の中でどういう教育課程をくぐって将来自分の道を選択するのかという基礎課程なのですよ。そのときに、自分の生まれた地域や学校によって教育に差が生まれると、しかも同じ町内でもそういう差があるということは、当然あるべき姿ではないということを私は指摘したい。ただ、具体的にではどうするかという問題はいろいろ課題ありますから、それは整理していきたいと思うのですけれども、少しでも解消したいという思いから今質問していますので、例えば定数が決まっているのであれば、複数教える専門教員がいれば、その人がその教科をそれぞれ持つことで、定数が少なくてもその部分というのは少なくともカバーできるのではないかという考え方を持って、小さい学級数しかないところでもそういうふうに対応できる条件というのは少しでも整うのではないかという話なのですよ。私はそういう意味で言っているのです。それを、いや持っていませんというふうに言われてしまうと、いやいや、ではせっかくのそういうスキルを生かし切れてないのではないかと思うし、一方で研修受けたから教えられますよという先生に教えられた場合の就学度というのはどうなのかというのは3点目で聞きますけれども、そういったところに来るわけですから、ぜひそこら辺を踏まえて、ちょっと再度答弁をいただきたいなと思うのですけれども。
答弁 教育部長 佐々木俊司(教育部長は2019年12月まで)
ただいま複数教科を持ちながら、それを配置することによってその学校の質、その学習の質を上げるということができるということですので、私たちもその配置につきましては、道教委のほうにそういう教員を配置するということで質を上げますので、それについては要請をしていきいたいと考えております。
質問 1番 中田磨
具体的に言うと、基本5教科はまず配置されていると思うのですよ。基本線で。どこの学校もね。ただ、音楽、家庭科、技術、美術ですか、ほかの4教科って。そこはなかなか専門の教員がいない中で配置せざるを得ないというか、ここを配置して数学の先生いませんといったら、また違う意味で大変なので、そこはいろいろ考え方があると思うのですけれども、例えば白糠なんかで、たしか今聞いた話では、別の学校の先生が同じその専門課程持っていて、そっちに音楽の授業に行くとかいうふうにして、少しでも基礎のところを上げるような質を確保しようということで取り組みもされているというふうに聞いているのですよ。例えば、釧路町でいっても、例えば3つの学校にそれぞれ別の配置をして、先生方は大変ですけれども、1日昆布森中学校に行ったら全学年見て、次の週、曜日は遠矢に行って、別保行ってとかいうふうな形の協力体制でやるというふうな考え方とかで補完するというこはできないのか、なかなか厳しい面もあると思うのですけれども、例えばそういうことを具体化していく中で、少しでも質を上げるということの対応というのは可能なのかどうか、伺います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
今白糠町の事例も出ましたけれども、うちも美術の先生については各学校を回ってそういう形で指導している状態です。先ほど言いましたとおり、技術家庭等については、免許外、いわゆる教科外担任を設定して調整しているところです。
質問 1番 中田磨
それと、ちょっとそこを深めるのは3点目でやります。1点目のところでちょっと答弁なかったのですけれども、今後のことでちょっと伺いたいのですが、小学校で今度新たに英語や道徳の新たな教科が出てくる中で、今既存の先生方というのは、そういう前提で大学での免許を取得していない方がほとんどだと思うのですよ。その場合の各校の対応というのは、ここも当然専門教科というふうに捉えるのか、これから卒業してくる小学校の免許を持っている方は、当然それも持って出てくるということも考えられるのですけれども、現状ではそこはまだ体制としては薄いと思うのです。そこら辺の状況というのはどのように捉えているのですか。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
まず、道徳と英語という新たなものがふえていますけれども、道徳については来年4月からもう教科書を渡して授業を開始していきます。これについては、十分な、先ほども答弁いたしましたけれども、研修を踏まえて、道徳の授業に対応するような形で先生方も研修した形で今進めようとしているところです。英語につきましては、現時点ALTも配置して2名体制で行っていますけれども、32年、本当に教科書になったときに、どのような評価をできるかどうか、これもこの間、先日教育委員教育長会議の管内の教育長会議がありまして、英語についても道徳ほどうまくいくだろうかという現場の声が非常にあるということで、それも踏まえて、この間釧路教育局の局長にその辺も伝えまして、道教委に対してもう少し学校に、中学校のように英語の先生ですね、こういうのを配置できるかどうかも含めて、今要望していこうということで行っております。
質問 1番 中田磨
やはり、両面私ちょっと持っていて、小学生でそこまで必要なのかという面と、やってしまうというか、実施しなければいけないという状況に今なっている中で、やる中で、中途半端なことをするとかということになると、子供たちの時間が本当に潰されるだけというか、今でも結構忙しいという中で、さらに詰め込まれるというか、授業数多くなったり科目がふえて、いろいろなこと勉強しなければいけないという中で、それが十分なものができないということであれば、またそれは大きな問題になるのですよ。体制もきちんととれない中で進めるだけ進めて、無責任ではないかなという点も私は感じています。ですから、町としては、やるまでのこともそうですし、やってからも、具体的に専門性を高めるという点も先生方に持ってもらわないと、結局子供たちがどういうふうな影響、また英語も含めてどう学んでいって、実践するかというところにかかってきますから、そこについては、しっかりと位置づけを持って体制を整えていただきたいなというふうに思っています。次のちょっと基本方針ということで伺っているのですけれども、道教委はもう学級数での定数ということ以上では動かないのか、それとも、学級数の少ない学校について、定数を一定確保して、少なくとも9科目教えているわけですから、そこに対する教員の配置というものをしっかりと位置づけるということを持ってもらわないと、現場が一番大変なのですよ。もっといったら、3点目の子供たちにどういう影響を与えるかというところがもっと出るものですから、そういった点では配置数そのものもしっかりと確保すると、どの学校でも最低限教える教科については専門教員が配置されるべきだということを、私は必要性を感じるのですけれども、そこら辺、教育委員会としての見解と、道への要請がどういう形で考えられるのか、伺いたいと思います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
授業においてのその専門性の先生については、先ほど述べたような形は要望はしてまいりたいと思います。ただ、今現時点の授業においては、道教委もその確保をきっちとできるような形はとっております。ただ、先ほどもおっしゃいました新たな教科もございますので、これを踏まえて、議員御指摘の点については今後とも北海道に要請していきたいし、また研修が先生方がちょっと負担になる点もあるので、この辺も踏まえて、専門性の先生を何とか配置できるように要望していこうという形で、今管内的には動いているところでございます。
質問 1番 中田磨
現在の状況で、中学校の話ですけれども、専門外をどの程度持っているのですか。例えば1人の先生が2つ以上というのですか、持っているとか、例えば町としては最低1つにしてくださいという話をしているのか、そこら辺はどういうふうな状況になっているのですか。
答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)
町内において、免許外の教員は全部で6名おります。その6名、別保、遠矢、昆布森2名ずつ配置しているという形になります。
質問 1番 中田磨
それで、さっきちょっと一緒に聞いているのですけれども、その先生方2人ずついるのですけれども、その先生方というのは、自分の持っている教科プラス1という状況なのですか。
答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)
各教員はほかの免許を持っておりまして、自分の免許を持っている教科のほかに技術、あるいは家庭科を教えているというふうな状況です。
質問 1番 中田磨
私が聞きたいところは、それはもうわかっているのですよ。1人の先生が例えば家庭科と技術も教えているのですかと、別に。という話なのですよ。聞いているのは。僕が聞いているのはですよ。
答弁 管理課長 森祐一(管理課長は2018年3月まで)
技術だけ、家庭科だけということで、両方教えている教諭はいません。
質問 1番 中田磨
それで、特に5教科は先ほども言ったように全部入っているということで、今3点目に入っていますからね。質の問題でいきますけれども、特に音楽、家庭科、技術というのは、専門性高いのですよね。その研修受けたから教えられますよということにしていますという制度は理解しました。しています。ただ、ここに書いてあるように、授業の質の確保はどうなのだということなのですよ。専門教員も富原には全てそろっていますから、そこでは例えば技術の先生が技術を教えていると、音楽の先生が音楽を教えている、家庭科の先生が家庭科を教えているという状況ですよね。ほかの3校では、それは別の免許を持った先生がやっているということですから、専門教員とそうでない場合のその習熟度の比較というのは、どういうふうに捉えているのですか。
答弁 教育部長 佐々木俊司(教育部長は2019年12月まで)
専門的にその科目を持っていない先生につきましても、学習指導要領に基づいて指導してございますので、遜色のない指導をしているという考えでございます。
質問 1番 中田磨
それは確保してもらわなければならない話ではあるのだけれども、では何でみんなそれぞれ専門の学校に行って教員免許取って、教えているのかということを逆に考えたら、失礼な話なのですよ。ちょっと研修したら自分の教科を教えられるのですねと言われているのと一緒なのですよ。逆に言ったらですよ。僕が言いたいのは、だから今回の問題は、だから問題ないからこのままでいいのかということを問いかけている課題ではありますから、そこは質的に考えていただきたいなと思うのですよ。私ちょっと個人的な話ですが、誰という話ではないですけれども、教員の方からちょっと話を聞いたら、音楽の免許を持っていて、ほかの授業も技術の家庭科も教えていると。自分が技術を教えているけれども、自分が評価していいのかと疑問を持ちながら教えているときもあるのだというのが、音楽を教えるために先生になっているのですよ。だけれども、人がいない、定数が足りないからそういうことを教えなければいけない、でもやらなければいけないから頑張っているけれども、それでいいのかといったときには、専門の先生にきちんと子供たちを教えてもらったほうがいいよなというふうに立ち返るわけですよ。逆に、自分の教科を全然勉強もしてない先生が、いや研修を受けているから教えていますよと。自分よりいい音楽の授業をしているかと言われたら、いやそんなことない、俺のほうがいいのだと、そういう責任感や自負も出るわけですよ。それが専門性というものなのですよね。だから、今回誰がどうという話ではなくて、学校でどういう体制をとるべきかという根本的なところに立ち返ったときには、できるだけ専門の先生が専門の授業を持つということに、どうやったら取り組んでいけるのかというところに教育委員会として、町立学校ですから、北海道立学校ではないですよ、中学校も小学校も。そういう中で、自分たちが所管する学校でどういう授業をしてもらう、そのためにはどういう教員、講師が必要なのかということをしっかりと捉えて、ではそのために、どういうことが自分たちができることないのかというふうに捉えていただきたいということで今回質問していますので、ぜひ質の確保は当然研修とかやるのですけれども、ただ逆にいうと、研修にほかの先生より時間かかるわけですよ。専門の先生ではないわけですから、その研修受けないと授業できない。ということは、当然その研修受けて授業の準備も専門の先生以上に時間かかって準備しなければいけない。それでも頑張って教えて、子供たちにいい授業しなければいけないと頑張っているわけですから、そういう点を事務的にというか、政治的に解決できる部分があるのであれば、ぜひその解決に向けてやっていただきたいなというふうに思いますので、最後に4点目の課題として、そういう問題の解決に向けて、町教育委員会として位置づけをもうちょっと明確に持って対応していただきたいということで、最後に答弁を求めたいと思います。
答弁 教育長 佐々木喜代孝(教育長は2019年3月まで)
御指摘のとおり、先ほど申し上げましたように、特に技術家庭等の免許に対しては、北海道として絶対的に不足しているのは事実でございますので、その点については先ほど申しましたように、管内もそれをわかっておりますので、管内と一緒になって道教委にも配慮していただく形はとっておりますけれども、さらに議員御指摘のように要望してまいりたいと思いますので、御理解願いたいと思います。