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釧路町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月9日

核のゴミ最終処分地受け入れについて

2015年6月9日、釧路町議会の一般質問で、岩渕鉄男議員が「核のゴミ最終処分地受け入れについて」質問し、町長 佐藤広高、総務部長 大滝渉が答弁しました。

質問者
岩渕鉄男 議員
答弁者
町長 佐藤広高、総務部長 大滝渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 岩渕鉄男

2番岩渕です。通告に従いまして、質問をさせていただきます。核のごみ最終処分地、地域受け入れについて伺います。1点目、町の考えは、2点目、北海道を初め管内町村長の対応はどのようになっているか、伺います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

2番岩渕議員の核のごみ最終処分地受け入れについての中で、このことにつきまして町の考えについてのお尋ねであります。国におきましては、平成27年5月22日に国主導で処分場の選定を行う新しい基本方針が閣議決定され、従来の公募方式を改め、科学的有望地の中から国が複数の候補地を選定いたし、自治体に協力を申し入れる方式に転換いたしました。北海道におきましては、平成12年10月24日に北海道における特定放射性廃棄物に関する条例が制定され、現在と将来の世代が共有する限りある環境を将来に引き継ぐ責務を有しており、こうした状況のもとでは特定放射能廃棄物の持ち込みは慎重に対処すべきものであり、受け入れがたいことを北海道は宣言してございます。町といたしましては、この北海道の条例の趣旨に賛同するものでございます。次に、北海道管内町村長の対応についてのお尋ねでありますけれども、北海道の対応につきましては、条例で、ただいま御答弁申し上げたとおり、受け入れがたいと、北海道はこう宣言をしてございます。管内の町村対応につきましては、厚岸町では平成26年9月に核廃棄物最終処分場は要らない宣言をしております。その他の町村では、そこまでの動きとはなっていない状況であります。また、北海道町村会並びに釧路開発期成会におきまして、核廃棄物の最終処分場建設に反対する要望、このことにつきましては行っていない状況であります。以上です。

質問 2番 岩渕鉄男

今町長から答弁があったとおり、5月22日、政府が今までの公募方式から、今度、指名方式、国が責任を持って地域指定するという切りかえをいたしました。その中で、もう2012年ですから、これも三、四年前なのですね。日大の高橋教授という方が、自民党の小委員会の中で地名を上げて報告しています。1カ所は、岩手県北上山地海岸地域、2点目が福島県の阿武隈高原北部海岸地域、3番目に根釧海岸地域ということで、にわかに、やはり地元ではこの問題が多くの方の関心を寄せている。その中で残念なことに、昨年12月釧路町議会では、これに反対する意見書が反対多数で否決をされた。このことが町民の中に大変、釧路町は受け入れるのを考えているのかという、疑念を抱く結果になってしまっています。御承知のように、釧路市もこれ全会一致でこの反対に対して可決いたしております。厚岸町も町長が今答弁したとおり、意見書も可決しておりますし、そのほかに核の持ち込みを反対する宣言も行っている。そういう状況にあります。そんな状況にさらに、昨年の11月でしたか、ニューモ、原子力開発整備機構、地域で説明会をずっと開いているのですが、これ今まで都道府県の県庁所在地でしかその説明会開催したことないものを、いきなりこの北海道の釧路で11月3日に説明会を開いた。こんな状況が重なっておりまして、住民の中には大変心配している方が大変多くなってきてます。まず、この説明会、昨年の11月3日の説明会、さらにはことし6月の初めですか、札幌でも説明会があったと思いますが、これに釧路町は出席参加しているのか、伺います。

答弁 総務部長 大滝渉(総務部長は2017年9月まで)

両会議セミナーといいますか、それには参加しておりません。

質問 2番 岩渕鉄男

参加しなかった理由というのは、特に何かあるのでしょうか、伺います。

答弁 総務部長 大滝渉(総務部長は2017年9月まで)

特定産業廃棄物ということで、道の所管ということになっております。道として条例で受け入れがたいということを表明している以上、町村がその会議に出て受け入れるなど、説明を聞くことは大事かもしれませんけれども、今必要はないと判断したところです。

質問 2番 岩渕鉄男

今回の質問ですね、これ答弁次第では大変大きな問題に発展する可能性があったのですけれども、ある意味町長から明確にそういう意思表示いただきましたので、これはもう町民は一安心してくれるものと私は感じております。そういう中で、この候補地選定の中でこの3地域が特定されてきた。これは日本全体の火山の分布図、活断層の分布図、地中温度の分布図、地下水の分布図、この4つの地図を重ね合わせて、残った地域がこの3つなのですよね。そういう意味では、相当、国としてはこの地域に狙いを定めてる感じすら受けるわけなのですが、しっかりした地域の声をこれからも発していただきたいと思います。今、日本全国に約1万7,000トンの核のごみが、それぞれの原発の発電所に一時保管されている状態です。この各発電所とも、埋蔵量というのはマックスにもう差し掛かってる。一日も最終処分場をつくらなければいけない、見つけなければいけない、そういうせっぱ詰まった状況に置かれてるわけですから、これから大変強いアプローチ、やっぱり起きてくる可能性あります。そういう中で、今示していただいた町の考え方というのをしっかりうたっていただきたいと思います。私は、やっぱり3・11以降、原発の安全神話というのはやはり崩れたと思ってるのですよ。よく言われる言葉なのですが、「トイレのないマンションはつくるな」という言葉がよく使われております。今現在、つくってしまったごみの処分というのは、これは本当国民が知恵を絞って考えなければいけないテーマだと思うのですが、私は、これ以上まずごみをつくらないことも大事ではないかというふうに考えております。この考え方について、町長はどういうふうにまず考えているか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

この核燃料の関係につきましては、今、議員はごみと言われましたけれども、技術の発達によってごみでなくなる、リサイクルという部分も出てくるかもしれませんけれども、現時点においては、この核の制御というのは、私は我々の力では今の現在できないと、私はそういう思いでおります。そういう意味からおいても、この核燃料の使ったものについてのこの処理というのを確立しないうちは、この核を使った発電施設というものについては、私もいかがなものかなと、最終的には我々が負う、多分我々は負うことはないと思います。我々の2代、3代後の世代が負うということになろうかと思います。

質問 2番 岩渕鉄男

ありがとうございます。私と全く考えを同じくしてる、大変うれしく思いました。地下四、五百メートルに約10万年の格納が必要だと。10万年というのは、全く想像もつかない年月ですよね。今、2015年ですか、学者に言わせると、10万年というのは氷河期を何回もくぐり抜けなければならない年数だそうですね。全く孫、子の代の話で済まない話になってくるかと思います。私の持ち時間もなくなってきましたので、最後、詰めたいと思いますが、それぞれの町村からも意見書の採決ですとか宣言文等が出ております。町長の今の思いをぜひ釧路町の条例を制定をして対応する気はないか、最後にこれを聞いて終わりたいと思います。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

この関係については、ただいま条例という形でのお話がございました。私は条例を提案する以上、議会の理解も必要であると。前回の議会において、このことについて意見書について、まだ反対をされているという状況を見たとき、果たして、今出すことが適切な時期なのかどうなのか。こういったことも勘案し、その時期を見て、皆さん方と御協議をさせていただきたいと思います。

出典:釧路町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月9日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる