みんなの議会

釧路町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日

今までの日本社会のあり方

2013年3月7日、釧路町議会の一般質問で、佐藤昭平議員が「今までの日本社会のあり方」について質問し、町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴が答弁しました。

質問者
佐藤昭平 議員
答弁者
町長 佐藤広高、教育長 伊藤利晴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤昭平

私は、日本共産党議員団を代表して、平成25年度町政執行方針並びに教育行政執行方針に対し、代表質問を行います。東日本大震災福島第一原発事故から丸2年を迎えます。地震、津波は避けられない天災ですが、原発の危険性は当初から指摘されていたものです。大震災の死者1万5,880人、行方不明者2,694人、避難生活による関連死2,303人であり、合わせて犠牲者は2万名を超えています。避難者は、いまだに約31万5,000人を数える状況です。大震災と原発事故を契機として、今までの日本社会のあり方について考え、変えるべきところは変えて、子供たちに未来をつなげていかなければなりません。岩手県陸前高田市の一本松は、希望のシンボルと言われます。一本松はレプリカになりますが、クローン技術で4本の子供松が誕生しました。人気漫画アンパンマンの作者、やなせたかしさんはこのことに感動し、子供松に「のびる」「たえる」「いのち」「つなぐ」とそれぞれ名づけました。命をリレーしていくことに私もそのランナーの1人として共感し、誰もが排除されず包摂される社会への転換が今、必要なのだと思います。昨年末の総選挙の結果、第2次安倍内閣がスタートしました。内閣支持率が上昇するなど、国民から期待が寄せられているように見えますが、その政策は国民にとって厳しいものが含まれています。安倍首相は金融緩和、公共事業、成長戦略をデフレ不況対策の3本の矢としていますが、矛盾、荷担があらわれてきています。国会質疑の中で首相は、日銀が貨幣供給量をふやせば物価が上がって、投資がふえ、賃金も上がっていくのかとの質問に、時間がたてばと繰り返すのみでした。幾ら日本銀行券を増刷発行しても、内需が冷え込んだままでは設備投資に回らず、賃金も上がらず、契機は好転しないというのが、この間、実証されているのです。不況克服どころか、安倍首相の金融緩和宣言で円安が急激に進み、小麦粉やガソリン、灯油など、生活必需品の価格が高騰し、国民の生活を直撃する事態が進行しています。平成25年度政府予算案の歳入は、税収が微増の43兆円に対して、国債発行は年金特例債を含めて45兆4,000億円と税収を上回る異常な事態となっています。今や国と地方の長期債も1,000兆円に迫っており、歳入に占める国債依存度51%は過去3番目の高さとなりました。13兆3,000億円もの財源不足を各種の財源対策で埋めるというやり方が繰り返されています。国は、財政危機を深める中、交付税を減らし、地方へ臨時財政対策債などを押しつけています。臨時財政対策債は、一つの財源ではありますが、将来の返済が必要なものであり、基本的に交付税が増額されなければ自治体財政を厳しくさせるものと考えます。国に対して本来の交付税をしっかり措置するよう求めていくべきです。地方財政は、政府の歳出予算で防災、減災対象の元気事業費が計上されましたが、東日本大震災や災害に対する取り組みを進める措置として一定評価するものです。しかし、社会保障関係費では微増となっているものの、年金削減などで自然増を押さえ込み、社会保障と税の一体改革を引き継いだ上、社会保障費の削減を加速させています。歳出で、最大の問題は生活保護費の削減です。生活扶助基準引き下げによって、3年間で671億円もの削減が行われます。子育て世代の受給世帯に最も打撃を与える内容です。さらに、生活保護を基準とした税料金の軽減制度にも影響を及ぼすことになります。国は、地方公務員の給与について平成25年度に限り、7月から7.8%カットを前提に交付税算定を行おうとしています。影響額は8,500円程度となりますが、国が地方自治体に対して交付税を盾に干渉することは問題です。地方行革として人件費削減の誘導策は、小泉改革以来継続されていますが、このことは安倍内閣でも強められており、自公政権の特徴をあわらしているのではないでしょうか。そういった中で、当町の運営についても一定の制限がかかっていることも懸念されます。行政にかかわっても触れますが、TPPについては、道内の幅広い分野の団体がオール北海道の立場で反対しています。高橋知事もTPP参加交渉に反対の態度を表明しており、賛同するものです。防災対策については、個々の自治体では対応が困難な部分もあり、北海道の補完的な役割が必要ですが、十分とは言えない状況です。福島原発事故以来、再稼働反対の世論が高まっていますが、高橋知事は泊原発推進の立場です。道民の安全と産業を守る立場から北海道として脱原発に転換が求められます。こうした中で当町でも重要な局面を迎えており、課題解決に向けての具現化が必要となっています。そこで、町政執行方針、教育行政執行方針、また平成25年度予算にかかわって、通告に基づいて質問を順次行います。1件目として、財政課題についてお尋ねします。行政方針では、緊急プランの達成に触れ、新生釧路町を目指すとありますが、町民生活をしっかり確立させるという方向になっているのでしょうか。財政安定が目的化していませんか、町政の目的を町民の暮らし第一とすることが重要と考えます。その立場から最初の質問です。一般会計における予算は5年ぶりの増額となっていますが、町民生活を支える内容となっているのかお尋ねします。2点目、再生緊急プランを終結させるもとで、当町の将来展望をどのように考えていますか、プランで実施された住民の福祉制度の削減など、傷みから回復できるのかお聞きします。3点目については、質問を取り消します。4点目です、健全な財政確立を目指す点で、今年度も地方債の起債が償還を待ったことについて町はどのように認識されていますか、中でも臨時財政対策債が突出していることについての認識をお尋ねします。5点目、社会保障と税制の一体改革は、生活保護の抑制を初め制度改悪と消費税増税がセットで遂行されます。こういうもと、町の税収確保や事業転換への影響についてお答えください。6点目、社会保障費は今年度についても自然増すら確保されていないもとで、国、道の変化について伺います。7点目です、政府は地方公務員の賃金引き下げと地方交付税減額をあわせて示してきています。これは、地方への介入であり、自治体の裁量権を奪うものと思うところですが、町の考え及び新年度予算への対応をお聞きします。2件目は、安全・安心のまちづくりとして、防災、減災の取り組みについてです。東日本大震災等で自治体や町民の災害に対する意識は変化してきています。こういうもとで、自治体に求められる姿勢は自治体としてやるべきことをしっかりと町民に示していくことです。新しい地域防災計画が具体化される中で、そこらについて以下、質問していきます。1点目、避難施設や避難経路について、どのように充実させていくのか考えをお聞きします。2点目、災害弱者として高齢者、障がい者、子供、旅行者、外国人などが対象となると考えますが、その対応や周知をどのように進めるのか伺います。3点目は、避難後の対応について、避難場所での受け入れ体制の行政責任の考え、また弱者対策の強化と福祉避難所などの考えをお尋ねします。4点目、防災公園構想が出されていますが、その内容はどういうものでしょうかお答えください。5点目です、学校での防災教育も大切です。その現状と今後、カリキュラムの整備など、推進の考えについて町長としての考えをお聞きします。6点目、今後、地区別の防災計画作成を進めていくことになりますが、そのタイムテーブルについて伺います。3件目であります、福祉の町への転換について、以下、質問いたします。1点目、国民健康保険について、加入者の7割以上が所得ゼロを含め100万円以下の実態です。応能負担の原則から、加入者の所得実態に即して減税する考えはありませんか、お尋ねします。2点目は、無保険の状態に追い込むことになっている資格証明書の発行をやめるべきと考えますが、今後の対応を伺います。3点目です、国民健康保険の広域化は後期高齢者医療制度で明らかなように、国の責任を後退させるものですが、町としての考えをお聞きします。4点目、保険予防事業について、訪問活動を強化する方向は賛成です。行政方針で新たな計画策定が述べられていますが、特定検診、指導等、具体的な推進策をお聞きします。5点目、障がい者総合福祉法がこの4月から施行されます。障がい者の町内の実態について特に、就労困難となっている方への対策、この間のジョブコーチの取り組み状況も含め考えを伺います。6点目は、引きこもり、ニート問題等に対する就労サポート支援等の実態と対策についてお尋ねいたします。7点目は、高齢者対策を太く打ち出していくことを求める中での質問です。特別養護老人ホーム待機者の介護や生活の実態と町としての対策をお聞きします。8点目であります、後期高齢者医療の医療費の推移と検診等、保健予防事業推進の取り組みについてお尋ねします。9点目は、国の生活保護基準の引き下げによる当町への影響を心配する町民の声が上がっています。どういう制度がどのぐらい町民に影響が出るのかお聞きします。就学援助については、教育関係でお聞きします。10点目、釧路町SOSネットの活動は、高齢者の人権を守る上で大切な取り組みだと思いますが、この間の成果と今後の課題についてお聞きします。11点目です、地域包括ケアシステムは、身近な地域でケア体制の組織を進める等の一方、自助、互助が強調させ、自己責任私情化を土台とするなど、さまざまな問題点を同時に含んでいます。今後の高齢化の進む社会に向けた重要な課題が盛り込まれていますが、町の考えについてお聞きします。4件目、住民生活とまちづくりの課題について質問いたします。1点目、日常生活を支える公共交通機関の確保、デマンドバス等での足の確保についてです。高齢化が進んでも、その地域に住み続けられるために必要な施策であり、今後の考えをお聞きします。2点目は老朽化した町道の整備が急がれます。その中で、例えば新年度中央地区の道路の新設に6,192万円が措置されています。一方、町道の維持管理としては、全体として9,377万円であり、一定確保されているとは思いますが、町民要求に応えるならば、生活道路を優先するべきと思いますが、町の考えを伺います。3点目は、クリーンエネルギーを町として広げていく課題です。クリーンエネルギー拡大の圧倒的部分は、個人住宅での発電装置普及によるものです。町として、クリーンエネルギーの活用を広げる考え、また目標等についてお聞きします。4点目は、町内会設置の防犯灯へのLED助成についてでありますが、増額によって普及する目標と達成の見通しについて伺います。5件目は、子育て支援対策についてです。行政方針には、定住促進につながる子育て支援を推進との基本方針がありますが、この分野は当町においても、民営へと動いている状況がありますが、公的支援をどう進めるのか、何を具現するのかお尋ねします。1点目は、子供、子育て新システムによる当町への影響と町の考えについて御答弁をお願いします。2点目、学童保育について、受け入れ拡大の必要性について、町長の考えを伺います。その上で、狭隘という声もあり、施設についての対策を伺います。3点目は、妊婦健診の個人費用負担の軽減について伺います。制度改正があり、財源措置が見直されることが明らかとなっています。そういう裏づけも活用して、妊婦の安心を高める上で健診への支援拡大についての考えをお尋ねします。4点目です、行政方針にある別保、東陽地区子育て環境整備事業についての町の考え、方向性についてお答えをお願いいたします。6件目として、学校教育の課題解決についてお尋ねします。全ての子供たちの未来をつくっていく立場から、教育行政を進めていく必要があります。新教育長のもとでの教育行政執行方針でもありますので、基本的な事項を含めてお尋ねします。1点目は、障がいなどを理由として排除されることのない教育として打ち出されているインクルーシブ教育についてです。教育執行方針と関連して考えをお聞きします。2点目は、少人数学級の推進についてです。少人数学級の効果については、教育委員会としても認めるという答弁がされているところですが、今後の推進についてのお考えをお聞かせください。3点目は、いじめの問題についてお聞きします。いじめについての基本的な認識と防止のための具体策についてお聞きします。4点目は、武道必修化後の状況と今後の指導者養成策についてお聞きします。中学校で武道が必修となり約1年ですが、当初の目標、効果は上がっているのでしょうか、安全性確保の点から指導者養成の状況について伺います。5点目、4年ぶりに全国的に全公立小中学校で実施される「全国学力テスト」についての見解をお尋ねします。6点目は、学校耐震化についてであります。耐震化率の全国平均は、平成25年度で約94%の見込みです。当町の学校耐震化の今後の推進計画をお聞きします。7点目は、生活保護基準の引き下げによる当町の就学援助制度への影響が懸念されます。教育長の考えをお聞かせください。8点目は、学校教育と部活動の位置づけについて、基本的考えをお聞きします。9点目は、教職員の勤務実態と健康問題についてです。北海道教育委員会の調査でも、教職員の長時間残業、業務持ち帰りなど深刻な状況が報告されています。子供たちの学び合い、育ち合いの場である学校で大きな役割を持つ教職員は健康で生き生きと働いてほしいものです。教職員の勤務実態、また残業業務持ち帰り等の解消を進める考えをお尋ねします。10点目は、図書館の役割についての質問です。町民憲章にもある文化の香るまちづくりを進める上で、読書は身近にできる実践です。学校教育は公民館等での図書館の充実策についてお聞かせください。根拠に基づいた充実を図るためには、やはり専門性が必要です。図書司書は、その道の専門職であり、ぜひ配置を検討してみてはどうでしょうか、答弁を求めます。11点目は学校給食センターでの地産地消の拡大と安全対策についてお聞かせください。7件目として、産業振興、雇用対策についてお聞きします。産業振興は、町の活力の根源をなし、地域発展のバロメーターです。町の産業活性化と就労の場の確保は急務の課題と考え、以下の点について順次、質問します。1点目ですが、国は農林部分も含め生産、加工、販売を一体として取り組む6次産業化への予算を新年度わずかですがふやしてもいます。今後の町としての今後の具体化、国支援策の活用などについて伺います。2点目、農林漁業等1次産業での雇用確保拡大の考えと支援策について、また一定期間長期の展望についてお聞きをいたします。3点目、農水産物や木材、町内資源の行政としての今後の活用の考えをお聞きします。4点目、TPP参加は地域経済の発展と相するものと考えます。TPPの町への1次産業への影響や町民生活との関係について伺います。5点目は、地産地消はまちづくりの柱としても重要です。このたび、センターを開設するに当たり、当町としての地産地消についての基本的な考えをお聞きします。また、その基本的考えは地産地消センターにどのように具現化されるのでしょうか、お答えをお願いします。6点目は、老朽化した農業水利施設及び漁港施設の長寿命化、耐震化などで緊急を要する施設の対策について伺います。7点目、中小企業の資金繰りなどの支援の根拠法である金融円滑化法がこの3月末で打ち切られようとしています。中小企業は国民にとって命綱とも言える仕組みですが、金融円滑化法による融資利用状況並びに打ち切りに対する町としての考えをお聞きします。8点目ですが、水産複合施設が開設1周年を迎えます。この1年間の取り組み内容と今後の課題について伺います。9点目は、新卒者の就職率の状況についてお聞きします。10点目は、地場産業の活性化という視点から、地元での雇用創出を重視するなど、町内の雇用拡大に向けた取り組みについて伺います。11点目として、役場町内での雇用確保についても、臨時職員ではなく、通年の正職員で確保することが必要と考えますが、町の基本的考えをお聞きします。8点目は平和にかかる課題です。国は、社会保障費の削減を打ち出す一方、軍事費は米軍への思いやり予算を含め24年度比で400億円増加させます。沖縄基地問題では、知事や全市町村首長が新基地反対の意思表明をしています。日本の総理大臣はアメリカの考えで動くのではなく、沖縄県民の意志を尊重せよの声は民主主義の国として当然のことです。米兵による犯罪は沖縄から全国に広がっています。主権国として憲法9条に沿った国づくりを進めることが今、ますます大切になっています。核兵器廃絶へ向けて原水爆禁止世界大会などの取り組みが世界的な広がりとなっています。北朝鮮の核実験は断じて許されません。同時に、その他の核兵器保有国も核廃絶へ決断をすべきときです。領土をめぐる問題が発生していますが、北方領土も含めて外交を積み重ね、問題解決を図るべきです。以上のことを踏まえて、3点について質問いたします。一つ目は、米海兵隊による矢臼別演習場での訓練が今後も計画されていますが、米兵による犯罪が多発している中、町民の安全確保について町長の考えを伺います。2点目は、非核平和宣言の町として、新年度の事業推進の考えをお尋ねします。3点目、歯舞、色丹は北海道の一部であり、平和的で速やかな返還が急がれます。北方領土返還に向けての町長の考えをお聞きします。以上、今後のまちづくりの諸課題について、町長、教育長の答弁を求め、1回目の質問とします。

質問 7番 佐藤昭平

失礼いたしました。ただいま代表質問を行いましたけれども、質問中について質問通告と相違がございました。おわびをいたします。質問順番については、代表質問通告書で通告した順番とさせていただきます。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

日本共産党佐藤議員の代表質問についてお答えを申し上げたいと思います。まず、財政課題についてのお尋ねの中で、一般会計における予算は5年ぶりの増額となったが、町民生活を支える予算となっているかという御質問に対しまして御答弁を申し上げます。平成25年度予算は、前年度に比較いたしまして5.4%、3億8,300万円の増額となったところでありますが、今やるべきことをやる、このことを念頭に事業を積み重ねた結果として、前年度上回ったものでありまして、平成25年度予算は町民生活を支えるために最大限の努力をさせていただいたところでございます。次に、再生緊急プランを終結させるもとで将来の展望は、そしてプランによる住民の傷みは回復できるのかという御質問であります。再生緊急プラン終結後の財政運営は、依然として油断のできない状況が続くものと、こう予測してございます。私は、今後も将来に向けて今、なすべきことを選択しながら安定した行財政運営を目指してまいります。平成25年度の予算編成に当たりましては、再生緊急プランに限らず、これまでに見直しを実施した事業の全てを再検証し、新たな発想による施策を展開するとともに、再生緊急プラン達成の成果を町民に実感していただけるよう、水道料金の一元化、生活基盤整備を中心とする安全、安心の提供、定住促進に資する子育て環境の充実、産業の振興等を図ってまいります。次に、今年度、地方債の起債が償還が上回ったが、これに対する町の認識。そして中でも、臨時財政対策債が突出している、このことについての認識についてのお尋ねであります。特別なことがない限り、償還以上に借り入れをしない、このことを基本に財政運営をしてまいりましたが、平成23、24年度に別保中学校屋体改築工事、平成24、25年度に昆布森中学校耐震改修工事などの大型事業による起債が増加し、平成25年度末には平成24年度よりも3,000万円ほどふえる見込みとなってございます。この後もつくし保育所と療育センターの複合施設や富原小・中学校の耐震改修なども予定されておりますことから、こうしたことから一時的に増加するものと、推計をいたしております。また、臨時財政対策債につきましては、御指摘がございましたとおり、増加傾向にございます。地方債の発行額の半分を占めており、地方債の増加の大きな要因となってございます。本来、この臨時財政対策債と同等額は普通交付税の中で措置されるものでありますが、地方が肩がわりして起債を発行しなければ一般財源に大きな不足を生じますことから、やむを得ないものと、こう判断をいたしているところであります。次に、社会保障と税制の一体改革の当町に与える影響についてのお尋ねであります。社会保障と税の一体改革は、社会保障4分野に沿った範囲の地方単独事業について、地方消費税交付金と地方交付税により地方に配分いたし、消費税収を主な財源として安定財源を確保するとしておりますが、社会保障4分野に沿った社会保障給付の範囲が広がった論議となってございまして、現段階では当町にどういった影響が出るのか、こうしたことから判断ができないところでございます。次に、社会保障関係の国、道の変化についてのお尋ねであります。現行制度では特に変化はございませんが、改革にかかわっての変化は、これも現段階では判断ができかねるところであります。次に、政府は地方公務員の賃金引き下げと地方交付税減額を合わせて示しているが、このことに対する町の考えについてのお尋ねであります。町では、平成21年度より再生緊急プランにより給与の独自削減を実施いたし、平成24年度をもって終結する考えであり、現時点では政府が求める給与引き下げの考え、このことについては持ち合わせてございません。また、地方交付税は地方の固有の財源でございます。それを地方公務員の給与削減のために用いることは、地方分権の流れに反し、地方自治の根幹にかかわると、こういった問題であると思ってございます。次に、2件目で安全・安心な町へ、そして防災・減災の取り組みについてのお尋ねの中で、今後の地域防災計画のもとで避難施設や避難経路充実の考えについてのお尋ねでございます。釧路町地域防災計画の見直しにおいて、地域住民等の避難対策について策定いたしました、津波避難計画に基づき、必要な避難施設等の指定や避難路の整備など、地域住民等の安全確保に努めてまいりたいと考えてございます。次に、災害弱者と言われる高齢者、障がい者、子供、そして旅行者や外国者への対応、そして周知についてのお尋ねでございます。高齢者、障がい者等、災害時要援護者に対する対応でございますけれども、現在、平成22年度に作成しました要援護者台帳に基づき、町内会、民生委員、消防との連携を図りながら、地域で災害時要援護者を支える体制づくりに取り組んできているところであります。今後は、全町内会での個別支援計画作成を目指していることから、地域の皆さんとの情報交換をしながら、地域の理解が得られるよう防災知識の普及に努める、このこととともに、さまざまな機会を捉えて防災対策についての周知に努めてまいりたいと考えてございます。また、旅行者等に対しての避難対策としては、防災行政無線、広報車、サイレン、警鐘等により迅速かつ確実な周知を図るとともに、サインなどにより避難路、避難所への誘導を図ろうといたしているところであります。次に、避難後の対応について、避難場所での受け入れ体制の要請責任の考え、また弱者対策の強化等、福祉避難所などの考えについてのお尋ねでございます。避難場所における受け入れにつきましては、避難場所における備蓄食料資機材の整備はもとより、女性や高齢者等の視点を生かしたスムーズな避難所内での運営ができるよう支援することが重要であると考えてございます。また、昨年3月、町内介護事業者の御理解をいただき、町内介護福祉施設6カ所を福祉避難所として利用できるよう災害時の利用協定を結び、要援護者に対する支援をしていただくこととなってございます。次に、防災公園構想の内容についてのお尋ねでございます。津波の一時避難場所として釧路外環状線道路沿いの国有未開地、これが約1万5,000平米ほどございます。これを取得いたし、そして取得後は当該場所を一定の盛り土を行い、整地すると、こうした考えを持ってございます。学校でも防災教育のカリキュラム整備などの推進策は防災教育につきましては、その重要性と推進について、釧路町地域防災計画に位置づけをさせていただいているところであり、具体的な推進について関係部局と協議をしてまいりたいと考えてございます。次に、地区別防災計画作成のタイムスケジュールについてのお尋ねでございます。御質問には、津波避難計画の地域計画のことと考えてございまして、これに特化して御答弁をさせていただきたいと思います。この計画は、町内6地区の連合町内会等におきまして災害図上訓練などを含めたワークショップを踏まえ、検討した具体的な避難計画について、町としても支援を行い、既に素案が完成してございます。今後、各連合町内会等において所定の手続きをさせていただき、成案化するものと聞いてございます。次に3問目でございますが、福祉の町の転換についてのお尋ねで、まず国民健康保険税について、加入者の所得実態に即して減税する考えについてのお尋ねであります。当町の国民健康保険事業につきましては、単年度収支の均衡を図りながら、安定的な運営を図っていく、この緒についたばかりでございますので、今、この現在において減税を行えるという、こういった状況にないと、このように私は思ってございます。次に、無保険状態に追い込むことになっている資格証明書の発行をやめるべきと考えるが、そのことについての今後の対応についてのお尋ねでございます。資格証明書の発行につきましては、国保加入者の負担の公平と納税相談の機会を確保するため、法令等に基づいて行っているものでございます。今後も適切に対応をしてまいりたいと考えてございます。国保のこういった動きに対する町の考えについてのお尋ねでございます。国民健康保険の財政安定化や保険料、税負担の格差是正など、市町村国保の課題解決に向けましては、都道府県単位での運営、これが望ましい方向だと思ってございます。次に、保険予防事業を推進させる今後の考え方についてのお尋ねでございます。平成23年度に実施いたしました釧路町健康栄養調査の結果及び釧路町健康づくり活動指針の最終評価を踏まえ、平成25年度中に今後、10年間の新たな健康づくり計画を策定し、保健予防活動を推進いたします。また、平成25年度はコミュニティ施設等においての健康相談や健康教育、生活習慣病予防のための訪問指導の実施など、保健師等がより一層、地域に出向いた保健予防活動を推進する考えでございます。次に、障がい者の町内の実態について、特に就労困難な方の状況、そしてさらにはジョブコーチによる支援の規模や考えについてのお尋ねであります。平成24年3月末現在の手帳交付者総数は1,172名となってございます。就労を希望しても、就労できない方の状況といたしましては、釧路町障がい者計画、釧路町障がい福祉計画の策定時に平成22年11月から平成23年3月までの期間で実施いたしましたアンケート調査におきまして、将来、就労希望があるかとの問いに対しまして、就労に向け支援してほしいとの回答、これが手帳交付者は17名ございました。また、ジョブコーチによる支援の規模や考えについてのお尋ねでございますが、ジョブコーチの支援の規模につきましては、平成24年度から障がい者就労支援事業として一般就労入門講習である就労ガイダンスを実施いたし、13名の方の参加があったところであります。さらに、障がい者就労支援事業の職場実習には8名の方が参加をしていただき、このうち3名の方が一般就労につながってございます。ジョブコーチによる就労支援は随時実施してございまして、電話相談、それから訪問相談、面接動向による相談体制を組んでございます。今後も相談者の一般就労に向けた体制を維持したいと考えてございます。次に、引きこもり就労サポート対策の実態と対策についてのお尋ねでございます。引きこもりに関する相談につきましては、平成24年度において前年度からの継続案件も含め、町や相談支援事業所に9件の相談が寄せられてございました。そのうち、釧路保健所及び町の保健師、障がい担当職員による定期訪問を行っている者が4件、養育手帳の新規取得に向け判定依頼をしている者が2件、就労支援事業や居宅介護サービスにつながった者が3件ございます。引きこもりは、その特性から家族からの相談や生活保護担当、ケースワーカーなど、関係機関からの相談が支援につながるケースが大半を占めておりますことから、当町におきましては障がい者手帳所持者及び自立支援医療の精神通院の利用者255名に対しまして、個別訪問を実施し、その実態把握に努めているところであります。次に、特別養護老人ホーム待機者の実態とその対策についてのお伺いであります。特別養護老人ホームの待機者の実態につきましては、平成23年度に実施いたしました調査でお答えをさせていただきますが、この時点では入所申し込み者総数が148名、その時点での生活場所の内訳といたしましては、老人保健施設に40名、在宅生活者が70名、入院等、その他施設に38名と、このようになってございます。要介護度別では、要介護1から3の方が77名、要介護4から5の方が71名、こういった状況にございました。また、町内の特別養護老人ホームを例にとって申し上げさせていただきますと、今、現在の待機者数が他施設との重複者を含めると201名となってございます。そのうち、町民の待機者が約半数の92名でございます。町民の方の要介護度別では、要介護1から3の方が約6割の55名、要介護4から5の方が37名と、こういった状況にあります。なお、待機者につきましては、直ちに解消を図ることが困難なため、当面は包括支援センターでの相談体制を通じまして、個々の状況に応じた介護サービスの提供とともに、家族の介護負担の軽減により、住みなれた地域での生活支援に努めてまいりたいと考えてございます。次に、後期高齢者医療の医療費の推移、それと保健予防事業の取り組みについてのお尋ねであります。北海道後期高齢者医療広域連合の療養給付費総額の推移につきましては、21年度が6,288億円で、伸び率が6.06%、22年度が6,616億円で、伸び率が5.21%、23年度が6,924億円で、伸び率が4.65%で、24年度見込みでございますが7,124億円で、伸び率が2.89%となってございます。1人当たりの療養給付費では、21年度が97万6,000円で、伸び率が2.56%、22年度が99万2,000円で伸び率が1.62%、23年度が100万8,000円で伸び率が1.63%、24年度見込みでありますけれども、100万7,000円で伸び率がマイナス0.04%となってございます。次に、保健予防事業につきましては、年2回の医療費通知を初め、市町村受託事業による健康診査の実施、インフルエンザ予防接種やがん検診など、市町村実施の健康増進事業に対する補助が取り組まれてございます。次に、国の生活保護基準の引き下げによる、このことによる町の影響についてのお尋ねでございます。3月4日現在におきまして、釧路管内町村の福祉事務所である釧路総合振興局からは、生活保護基準の引き下げに関する情報は入ってきてございません。しかしながら、御質問の件が今国会で審議されるなど、こういったマスコミ報道がありますことから、今後も適切なる情報収集に努めさせていただきたいと存じます。次に、地域包括ケアシステム整備について、新年度の考えについてのお尋ねであります。地域包括ケアシステムは、高齢者が尊厳を保ちながら住みなれた地域で自立した生活が送ることができるよう、平成24年4月、施行の介護保険法の改正の中で、各関係機関が有機的に連携するように規定された、いわゆる努力規定でございます。当然のことながら、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスが日常生活の場で切れ目なく提供できる地域の体制づくりが必要であることは認識してございますが、現在、当町におきましては、既に地域包括支援センターが中心となり、個別件数ごとに他職種共同による地域ケア会議を開催することで、個別事案の解決に努めております。当面は、現状の体制を維持してまいりたいと、こう考えておりますが、今後さらに関係者によるネットワークの構築を図る中で、次のステップにつなげられるよう、個別の事案を通しまして把握した課題を地域課題としても捉えながら、地域包括システムが確立されるように努めてまいりたいと考えてございます。次に、釧路町SOSネットワークの成果と、その課題についてのお尋ねでございます。SOSネットワークにつきましては、釧路町地域包括支援ネットワークの一つとして、認知症、高齢者等を支える地域づくりの機能を有しており、日ごろの見守りとあわせ、認知症に対する理解を深めるための啓発活動、また実際に所在不明事例の捜索活動への協力も行っているところであります。特に、啓発活動におきましては、認知症サポーターの要請において、現在まで1,000名を超える方々に受講をいただき、認知症に対します正しい理解とともに、地域で支えていく体制が整いつつあります。一方で、所在不明時の対応におきましては、特に冬場は一刻も早く発見につなげることが大変重要な課題であると認識をしておりますことから、所在不明になる可能性が高い高齢者の事前登録の推進や毎年、実施してございます捜索模擬訓練を継続してまいります。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

次、4問目の中で住民生活とまちづくりの課題についてのお尋ね、まず、その中で日常生活を支える公共交通機関の確保について、周辺地域での困難地域におけるデマンドバス、タクシーなどの確保についてのお尋ねでございます。住民の日常生活にとって必要不可欠な公共機関である地方バス路線の安定的な維持、確保に向けて当町においても補助金等により支援を行っている状況にございます。しかしながら、全く路線が確保されていない地区への対応や高齢者等の交通弱者対策もございますことから、今後の研究課題と、このようにさせていただきたいと存じます。次に、町道の老朽化等の整備が急がれるが、生活道路優先の考えについてのお尋ねであります。道路整備につきましては、釧路町総合計画における実施計画などとの整合を図りながら整備を進めてございます。生活道路につきましても、未舗装道路の解消、これに努めてさせていただいているところであります。また、町道の老朽化に伴う整備といたしまして、現況を確認し舗装の亀裂やわだち等の改修を行い、平成23年度より町道舗装補修事業において実施をしてございます。今後も適正な道路の維持管理にこうした努力をさせていただきたいと思います。次に、クリーンエネルギーの活用を広げる町の考え、そして今後の目標についてのお尋ねであります。クリーンエネルギーは、太陽光発電や風力発電、水力発電、バイオマスなど、環境に優しいエネルギーとして注目をされてございます。こうした自然エネルギーの供給、このことは時代のニーズに応えるものと考えてございます。町といたしましては、新たな地産地消センターにおきまして、太陽光発電のパネルを設置し、その活用を進めてございます。現在のところ、町内におきましては太陽光発電に関する取り組みが先行している状況でございます。当面は、こうした町内で利用可能な自然エネルギーの活用を進めてまいりたいと考えてございます。次に、LED助成の増額による普及目標、そしてその目標達成見通しについてのお尋ねであります。町内会管理の防犯灯のLED化にかかる補助額引き上げにつきましては、普及目標を掲げて取り組むものではございませんが、本年度におきましてLED更新補助額といたしまして30棟分を予算措置させていただいているところであります。本年度というか、25年度におきましてです。なお、町内会管理の防犯灯のLED化におきましては、町内会の負担の問題や町と町内会との管理割合のバランスの問題など、これらを整備する必要がございます。それら課題の整備を踏まえてから、年次目標を定めて取り組んでいくこととなりますので、このことからしばらく時間をいただきたいと存じます。次、5件目であります。子育て新システムによる当町への影響、そして町の考えについてのお尋ねでございます。国の子供、子育て関連三法に基づく新たな子供、子育て支援制度が平成27年度に本格施行される予定となってございます。新制度の基本指針や具体的な施策等は今後示される予定でありますことから、現状では当町への影響、これがまだ明確ではございませんが、国の動向を踏まえて必要な対応等について調査、検討を進めてまいりたいと思ってございます。また、国の基本指針に即して策定する市町村子供子育て支援事業計画につきまして、地域の子供、子育てに関するニーズを的確に把握するため、実態調査を実施するとともに、子供、子育て審議会を設置いたし、子供、子育て当事者を含め多くの方々の御意見をいただきながら、当該計画を策定する必要があるものと考えてございます。次に、学童保育の受け入れ拡大についてのお尋ねでございます。現在、当町におきましては、小学1年生から小学3年生までを対象としたむつみ児童館学童保育クラブ、これは定員35名でございます。それから、遠矢児童館学童保育クラブ、これも定員35名であります。それから子鳩学童保育クラブ、定員15名の、この3カ所におきまして学童保育を実施いたしているところであります。平成27年度に本格施行される新制度では、学童保育の対象年齢が小学6年生までに拡大される予定となっておりますが、当面は現行の受け入れ条件を維持し、今後、実施する実態調査の結果などを踏まえさせていただき、新たな学童保育の整備や既存施設の改修及び職員の増などについても検討してまいります。次に、妊婦審査の個人費用負担の軽減についてのお尋ねでございます。当町の妊婦健康診査は、国が平成22年度までの時限を定め、制度化した妊婦健康診査臨時特例交付金事業を利用し、最大14回の妊婦健康診査助成事業を実施してございます。国が制度を終了した以降におきましても、妊婦の母胎と胎児の健康管理を単独費にて継続可能な制度設計をしておりますことから、平成25年度より単独費となりましたが、現段階の事業内容を変更せず、継続実施いたします。次に、別保、東陽地域子育て環境整備事業の今後の考え方についてのお尋ねでございます。子供、子育て関連三法におきましては、子供、子育て家庭にとって身近な地域における保育の利用を確保する、こういった観点から多様な保育機能を地域に確保することが必要とされております。こうした観点から、出生から学童保育までさまざまな子育て支援サービスを切れ目なく提供する拠点施設といたしまして、東陽地区に法人立による保育所、学童保育、子育て支援センター機能を備えた多機能型施設の整備を図り、地域の多様な保育とニーズへ対応するとともに、子供、子育て環境をより一層充実させることによって、子育て世帯などの定住促進につながるものと考えております。次につきましては、順番どおりさせていただきますので、教育長より御答弁をさせていただきます。

答弁 教育長 伊藤利晴(教育長は2016年9月まで)

日本共産党佐藤昭平議員の学校教育の課題解決についての御質問の1件目で、インクルーシブ、誰も排除されることのない教育を進める町としての考えはということであります。インクルーシブ教育は、障がいのある子もない子も身近な地域で学んでいこうという考え方であります。インクルーシブ教育の基本的な理念を大切にするための条件整備として、地域の小中学校で多様な障がいを持つお子さんの教育に対応するためには、専門性を有する教職員の配置という人的整備や現在の特別支援学校のような施設等の物的な環境整備が必要であります。町といたしましては、インクルーシブ教育の理念は理解するところでありますけれども、特別支援学校の果たす役割もありますので、できる限りノーマライゼーションの理念に基づく教育を推進していく考えであります。次に、少人数学級を推進する計画はということであります。文部科学省において、現在、小学校1年生と2年生、そして中学校1年生に導入している35人学級について、中学校3年生まで順次、拡大する計画が示されておりましたが、本年1月にその計画が見送られることとされたところであります。少人数学級の実現については、以前より北海道町村教育委員会連合会を通じて、文部科学省に対して要望しており、今後も引き続き要望していきたいと考えているところであります。なお、町独自で少人数学級を推進する計画の考えは現在、持ってございません。次に、いじめ防止のための具体策はということでありますが、いじめ対策の具体的な対応は子供の状況を見逃さないために教師が子供と向かい合う時間を多くし、小さなサインを見逃さない教師の目の育成することが大事であります。しかしながら、担任の先生1人では気づけないこともあることから、本町においては全児童生徒対象に級友検査を年2回実施しております。この調査では、集団内での居心地度を測定できるもので、教師との関係、周囲の子供たちとの関係が客観的に調査できるものであります。この検査後に教育相談を実施し、教師のとの信頼関係の充実や悩みなどの解決に成果を挙げております。また、中学校全校においてスクールカウンセラーを配置し、子供たちが相談しやすい環境を整備しております。さらに、いじめ調査についても年2回実施し、いじめと認知されたものについては早期解決できるよう管理職含め、学校全体で解決に向け取り組んでいるところであります。また、いじめをなくすためには子供たちの内面にいじめは絶対に許さないという気持ちを育てることが重要であります。そのためにも、道徳教育を充実させ、さらに各学校で実施しているいじめ根絶1学校1運動の充実と、平成25年度には新たにいじめ・非行防止強調月間を取り組んで意識の向上を図ってまいります。次に、武道必修後の状況と今後の指導者養成策についてであります。平成24年度の本町中学校4校における実施状況は、柔道が3校、剣道が1校となっております。柔道の授業においては、事故防止のために有段者との複数の指導体制をとることが義務づけられておりましたが、柔道の授業中におけるけが等の報告はございませんでした。昨年、指導者講習会として釧路教育局主催による柔道の講習会が開催されておりますが、今後も体育の先生方に安全で効果的な柔道授業の進め方について研修を深めてもらうために、関係機関と連携し、このような研修会が開催できるよう努力してまいります。次に、4年ぶり実施の全国学力テストについての見解であります。全国学力学習状況調査については、平成25年度悉皆調査として4年ぶりに実施されることになりましたが、釧路管内の学校については今までも抽出調査及び希望利用方式として全小中学校が参加してきたところであります。平成25年度は全国の小学校6年生、中学校3年生の全てが参加することで、より正確な分析結果が今までより早い時期に得られるため、その分析結果を有効に授業改善に生かせるものと思っております。次に、耐震化率の全国平均は平成25年度で94%の見込みである、当町の学校耐震化の推進計画はということであります。教育委員会においては、学校の耐震化が最重点課題であるとして平成25年度においても昆布森中学校の校舎、体育館の補強工事の継続、富原小学校及び富原中学校の体育館の耐震診断、富原小学校の耐震補強の実施設計を手がけることとしております。平成24年度当初の当町における学校の耐震化率は68.8%でしたが、別保中学校体育館の改築、それから昆布森中学校の耐震補強終了後では78.1%となります。今後は、富原小学校校舎体育館の耐震補強、そして富原中学校校舎体育館、別保小学校校舎と順次、耐震化を進めていきたいと考えております。次に、生活保護基準の引き下げによる就学援助制度への影響はということであります。報道によりますと、生活保護の基準が引き下になるということが伝えられているところでありますが、一方ではその引き下げが就学援助制度には影響させないという報道もされているところであります。現状では、国からの正式な情報が来ていないところでありまして、詳細についてはわからない状況であります。次に、学校の中で部活動の位置づけはということでありますが、中学校における部活動については教育課程内の活動であるものの、学校教育活動の一環として中学校教育において大きな意義や役割を果たしていることから、新学習指導要領にも位置づけされているものであります。このことは、学校教育活動の一環として部活動の意義や役割を理解し、限られた時間であっても指導の充実に努めることが求められる一方で、教育課程内の活動であるため生徒全員に参加を義務づけたり、教職員の勤務時間内の指導を強いたりするものではないと理解しているところであります。次に、残業、業務持ち帰りなど、教職員の勤務実態は、また解消策はということであります。教職員の時間外勤務は生徒の実習、学校行事、職員会議、非常災害、児童生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合などの、いわゆる超勤4項目に限られているところであります。当町においては、次の授業の準備や部活動など、教職員が勤務時間終了後も業務を行っている実態は承知しておりますが、具体的な解消策は見いだせないでいるところであります。抜本的な解決にはなりませんが、各学校においては定時退勤日を設けたり、管理職による声かけなどで定時退庁に心がけているところであります。また、業務の持ち帰りについては、個人情報の流出のおそれがあることから持ち帰りはしないよう、管理職を通じて指導しているところであります。なお、部活動の指導では教職員以外で専門的な指導者の活用が図られることで教職員の勤務時間が縮減されるものですが、現実的にはそういった方が見つけられない状況にあり、苦慮しているところでもあります。次に、学校教育や公民館等での図書の充実策は、図書司書の専任配置の考えはということであります。文部科学省で示す学校図書館、図書表示に対する当町の小中学校の充足率は平成24年度当初において56.6%と低い状況にあります。このため、平成25年度においては、通常の学校配当以外に特別枠にて図書購入のために小中学校合わせて100万円の予算措置をさせていただき、学校図書館の蔵書の充実に努めたいと考えております。また、司書教諭については、学校図書館法により、平成15年度以降は12学級規模以上の学校には配置しなければならないことになっておりまして、当町においても該当する3校に配置していますが、現状においては専任配置の必要性は感じていないところであります。次に、公民館図書の充実策でありますが、町民1人当たり2冊の蔵書目標を持っていることから、計画的な蔵書に努めてまいりたいと考えております。さらに、寄贈図書を有効活用するブックシェアリングについても取り組んでまいります。また、公民館図書室に図書司書の選任配置の必要はありませんが、臨時職員の再任に当たっては有資格者について考慮してまいりたいというふうに考えています。次に、学校給食センターでの地産地消の拡大と安全対策についてであります。地産地消の拡大につきましては、農林水産物を食材としてふるさと給食や通常の給食で地場産品を使用し、給食便りを通して児童生徒、保護者に周知しているところであります。地場産品の食材だけの献立については制限がありますが、可能な限り活用してまいります。平成25年度は、新たに釧路町の地場産品のサケや海藻ポークと釧路管内のシカ肉をメーンにした独自のふるさと給食を提供し、地産地消の拡大を図ってまいります。安全対策につきましては、食材の購入時に生産地や成分等を確認し、安全、安心な食材の購入に努めており、学校給食衛生管理マニュアル、大量調理施設衛生管理マニュアルに基づき、管理や調理に携わる者の安全意識を高めるとともに、年2回の保健所による定期監視、職員、調理員を対象とした新学期前と各学期の衛生管理研修を行っておりますし、毎日の始業時、終業時にも確認点検を実施し、安全対策を図っているところであります。私からは以上であります。

答弁 町長 佐藤広高(町長は2018年9月まで)

次に、産業振興、雇用課題についてのお尋ねで、まず農林部門も含めた6次産業化の具体的な考え方、そして国、支援策の活用についてのお尋ねでございます。町内生産者が経営の多角化や収益性の向上を図るため、農林水産物の生産に加え付加価値を高める加工や新たな販売、サービスの提供、これらを一体的に行うすなわち6次産業化に向けた取り組みは必要であると認識をいたしてございます。農林部門では、具体的な6次産業化の取り組みは行われておりませんが、各産業団体などが6次産業化に向け取り組むときは国並びに道の支援策を研究させていただき、町として応援してまいりたいと考えてございます。次に、1次産業の雇用確保、拡大の考えと支援策について、また長期的な展望についてのお尋ねでございます。町内における1次産業の雇用確保につきましては、森林整備、担い手対策推進事業により、森林作業員の就労条件の向上を図るため、森林作業員に就労日数に応じ奨励金を交付する事業を実施し、雇用確保、拡大へ努力してございます。今後とも、こうした事業を継続してまいりたいと考えております。また、町内における農業法人設立の積極的な勧誘により、就農者の雇用確保、拡大へつなげることを検討してまいりたいと考えております。漁業におきましては、昆布漁やサケ漁の閑散期である冬期間において例年、昆布森漁業協同組合が委託している雑海藻駆除事業の受託業者に漁業者がそれぞれ就労している状況にございます。今年度、町がこの事業を支援することにより、継続的にこうした雇用が確保されるものと考えております。次に、町内資源の農水産物や木材の行政としての活用、これの考え方についてであります。農水産物の活用としては、新たな地産地消センターにおきまして地場産品として提供するとともに、レストラン部門での食材として活用してまいります。また、木材の活用方法として地域材の積極的な利用を図ることを目的とし、将来の建築物などへの地域材利用を促進する釧路町地域材利用推進方針を平成25年2月に策定いたしたところであります。今後は、地域材の利用に向けて情報の提供を積極的に行ってまいりたいと考えてございます。次に、TPPの1次産業への影響は、また町民生活との関係についてのお尋ねであります。さきの日米首脳会談の中で、TPPについては交渉参加に際し一方的に全ての関税を撤廃することをあらかじめ約束することを求められるものでないことを確認するとの共同声明が出されておりますが、最終的な結果は交渉の中で決まってくるとのことであり、当町はもとより、全国的にも一次産業への影響が懸念されているところであります。1次産業は、単に生産するだけではなく、運輸業や卸小売業及び観光業などと結びついてございまして、当町におきましても重要な基幹産業でございます。このため、1次産業の衰退は地域の衰退につながるほか、TPPは医療関係など幅広い分野での包括的な協定でございますことから、さまざまな分野におきまして雇用や地域経済などで町民生活への影響も及ぼすことも考えられます。次に、当町の地産地消についての理念、基本的な考えは、地産地消センターの位置づけはということでのお尋ねであります。地産地消の基本的な考えは、まず地元で生産したものを地元で消費することだと、こう思ってございますし、理念といたしましては地産地消がもたらす三つの効果、これがあると思っております。まず一つ目は、地元産の食品を選ぶ行為は環境負荷の低減につながる。食品輸送に伴う二酸化炭素の排出を減らすことができる。二つ目は、健康への配慮につながる。地元産かつ旬の食品は新鮮であり、栄養価も損なわれていない、また、輸送経路が短いことから偽装など起こりにくい、こうしたことで安全性も確保、担保しやすくなる。三つ目は、この行為は社会貢献につながります。地元農家などを支援できますし、輸入元で発生しているさまざまな弊害も防げることができると思います。このような行為に意味がございまして、私は地産地消の理念と思うところでございます。地産地消センターの位置づけといたしましては、地産地消と食と観光の拠点として産業振興に努めてまいりたいと考えております。水産複合施設の成果と課題についてであります。水産複合施設では、主に活じめや活魚による付加価値を高め、札幌、築地市場等に発送してございます。平成24年4月から12月における取り扱い実績では、平成25年の目標値でございます181トン、1億2,400万円に対しまして、112トン、1億100万円となってございます。これは、9カ月の期間でございますが、販売金額で約81%の達成値となってございます。昆布森漁業協同組合によりますと、水産複合施設だけで約1,700万円程度の利益が発生しており、漁業者及び漁業協同組合の経営安定化に寄与していることが成果であるという報告がございますし、私もそのように認識をしてございます。なお、課題といたしましては、昆布森産の安全、安心でおいしい水産物を漁業者みずからが積極的にPR活動に取り組んでおりますが、さらなる昆布森産ブランドを確立させるため、消費者に好評な土曜市の拡大や加工品の開発、こうしたことが必要であると思ってございます。次に、今後の農業水利及び漁港施設の長寿命化、耐震化の考えについてのお尋ねでございます。まず、農業水利についてでございますが、当町の農業用水は国営事業により整備された営農用水を利用しており、能力的に十分な水利は確保していることから、今後の経営規模拡大などによる水需要の増加にも対応、可能であると思ってございます。なお、平成12年度の供用開始から鉄、マンガン及び塩素との化学反応により、本管に沈降、蓄積された物質が流速、流量の変化に伴いはがれ出すことにより赤水が発生いたし、水道利用者に支障を与えていると、こういった状況が見受けられます。したがいまして、施設の耐震化の必要性につきましては認識をしておりますが、赤水の発生原因でございます物質を取り除き、正常な水道水を供給することを最優先に検討してまいりたいと考えております。漁港施設につきましては、施設の機能を保全するため平成22年度に水産物供給基盤機能保全事業による簡易調査を実施いたし、昆布森漁港の東護岸におきましてコンクリートの劣化、破損が確認されてございます。この改修を行うため、平成23年度に保全工事が着手し、平成25年度に完成を予定してございます。今後も日常管理の中で、施設の状況を確認し、必要な保全工事や漁港施設の長寿命化については管理者でございます北海道に対しまして要請してまいりたいと考えております。また、耐震化に関しまして、平成25年度に北海道において策定予定でございます圏域総合水産基盤整備事業計画におきまして、地元漁業者等から要望が強い昆布森漁港の屋根つき岸壁を整備することで、既存の岸壁よりも強固となることから、事業実施に向け北海道に要望をしてまいりたいと考えております。次に、金融円滑法による融資利用状況と打ち切りに対する考えについてのお尋ねであります。金融円滑法による融資利用状況につきましては、町及び商工会においても町内企業の利用状況はこのことについては特に把握してございません。なお、金融円滑法につきましては、平成25年3月末で期限切れとなりますが、国においては金融機関に対し円滑な資金供給を求める方針、これは変わらず中小企業長と連携して企業の資金繰り支援の強化を図るとのことであり、大きな混乱はないものと考えてございます。また、北海道では中小企業を対象とした相談窓口を設けてございまして、当町においても商工会において町内企業からの相談には情報提供及び指導などを行うこととしており、町といたしましても商工会や金融機関との連携を強化してまいりたいと考えております。次に、新卒の就職率の状況についてのお尋ねであります。平成25年3月の釧路管内における新規高校卒業者の1月末現在での就職内定率は75.1%でございます。なお、昨年の同時期の就職率は57.2%であり、前年度対比17.9%の上昇となってございます。次に、町内での雇用拡大に向けた取り組みについてのお尋ねであります。当町は、釧路地域通年雇用促進支援協議会へ厚生団体として参画いたし、通年雇用促進支援事業を行ってございます。この協議会を通して実施いたしている事業といたしましては、事業所を対象とした通年雇用促進セミナー、求人開拓事業及び情報提供事業を初め、季節労働者を対象とした就職支援セミナー、各種技能講習及び資格取得支援事業などがございます。当町といたしましては、事業所向けの通年雇用セミナーの開催ほか、商工会とともに求人開拓事業を促進するため企業訪問を行うなど、雇用拡大に向けた取り組みを進めることで考えてございます。次に、町内での……

出典:釧路町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる