みんなの議会

栗山町議会 令和8年6月会議 2026年6月17日

栗山町の財政収入増に関わる今後の展望について

2026年6月17日、栗山町議会の一般質問で、堀文彦議員が「栗山町の財政収入増に関わる今後の展望について」質問し、町長 佐々木学が答弁しました。

質問者
堀文彦 議員
答弁者
町長 佐々木学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 堀文彦

通告に従い、大綱1点質問いたします。大綱1、栗山町の財政収入増に関わる今後の展望について。さきの町政執行方針で示されたとおり、時代の先を見据え、10年後、20年後も発展し続けるまちづくりの必要性については、町長の方針どおりと考えております。その実現を確実なものとするため、にぎわい広がる町の推進の一端であるトップセールスによる企業誘致の推進等は、必要不可欠であると考えております。栗山町の財政構造は、地方交付税や国庫支出金への依存度が高く、自主財源比率は依然として低い状況にあります。人口減少と高齢化が進む中、税収の自然増は期待しにくく、将来の行政サービス維持には戦略的な財政収入増対策が不可欠であります。今後の持続可能な町政運営のためには、支出削減だけではなく、収入増戦略を明確に打ち出す必要があります。そこで、栗山町の財政収入をどの程度増加させる具体的ビジョンを持っているのか、以下の展望について町長の見解を伺います。(1)、自主財源比率の将来目標について。(2)、企業誘致業種の焦点化について今後の方針。(3)、農業の高付加価値化と税収への波及効果。(4)、ふるさと納税の再構築。(5)、人口政策と税収の関係。(6)、公共資産の収益化。(7)、広域連携による財源確保。以上、今年度は第7次総合計画の後期実施計画策定年のため、単年度対策ではなく8次に向けた中長期財政ビジョンと数値目標を明確にお答えください。

答弁 町長 佐々木学

栗山町の財政収入増に関わる今後の展望についてのご質問でありますが、本町の財政構造といたしまして、歳入では地方交付税や国庫支出金など、国の施策による影響を受けやすい依存財源の割合が高い状況にあり、歳出では社会構造の変化の影響などにより人件費、扶助費及び公債費で構成される義務的経費が増加傾向にあります。また、財政構造の弾力性を表す指標である経常収支比率においても、今ほど申し上げた義務的経費の増加により比率の上昇が続いている状況となっております。こうした中、また人口減少、少子高齢化が加速化する中で今後も必要な行政サービスを維持していくためには、将来視点に立った施策等の最適化や持続可能な財政基盤の確立が大きな課題であると考えております。ご質問(1)の自主財源比率の将来目標についてでありますが、この比率は国の地方財政対策として措置される地方交付税など、依存財源の増減によって大きく影響を受けるもので、自治体の努力のみでコントロールできる指標とはなっていないのが現状であります。このため、比率に関する将来目標の設定は考えておりませんが、この後に申し上げます財源確保に向けた各種取組はもとより、今後見込まれる投資的事業の財源確保や、自然災害をはじめとした臨時の財政需要に対応するための計画的な基金残高の確保など、これらに留意した財政運営を進めてまいります。ご質問(2)の企業誘致業種の焦点化に関する今後の方針についてでありますが、本町では道内各地からの便利な交通アクセス網と災害の少ない地域性、さらには低廉な分譲価格等を強みとして各種製造業を中心に誘致活動を展開し、現在27社が栗山工業団地に進出しております。企業誘致に係る業種の焦点化につきましては、特定の業種が集積されることで企業間による事業形成や技術革新の効果も期待されるなど、重要な戦略の一つであると考えております。今後におきましては、幅広い業種を対象としたこれまでの誘致活動を継続しつつ、既存企業との持続性や基幹産業の農業など、本町の強みを生かした業種の焦点化に関する調査研究を進め、地域経済の活性化と雇用創出の拡大を図ってまいりたいと考えております。ご質問(3)の農業の高付加価値化と税収への波及効果についてでありますが、本町では農畜産物の付加価値の向上も含め収益、生産性の向上、省力化や生産基盤の整備など、各種支援策を講じてきております。内容といたしましては、町単独での支援に加え、栗山町農業振興公社における農業振興事業、また国や道の補助事業も活用した中で高付加価値につながる取組の後押しをさせていただいているところであります。農業の高付加価値化につきましては、農業者の所得向上はもとより、地域経済全体の活性化や税収基盤の強化にもつながるものと認識しており、今後も関係機関、団体と連携しながら持続可能な農業の推進を図ってまいりたいと考えております。ご質問(4)のふるさと納税戦略の再構築についてでありますが、本町におけるふるさと応援寄附事業は、平成20年度の取組開始から18年が経過いたしましたが、令和7年度においては過去最高となる8,802件、4億4,241万8,000円の寄附をいただくなど、各種施策の推進はもとより自主財源確保の観点からも必要不可欠な取組の一つとなっております。寄附額の拡大に向けては、目標寄附額及び寄附件数、リピート率に関する目標設定をはじめ、返礼品提供事業者の拡大や事業者と連携した返礼品の掘り起こしや磨き上げなど、さらなる充実を図るとともに企業版ふるさと納税の効果的な運用など、ふるさと納税制度を通じた地域経済の活性化、関係人口の創出に向け、官民一体となった事業展開を推進してまいりたいと考えております。ご質問(5)の人口政策と税収の関係についてでありますが、少子高齢化が進行していく中で、税収の維持確保には生産年齢人口を確保していくことが重要であり、その具体的な施策として移住、定住促進事業や企業誘致活動を展開しております。本町では、若者移住促進事業として40歳未満、または中学生以下のお子さんが同居する世帯に対し、新築住宅助成、中古住宅取得助成、中古住宅リフォーム助成を実施し、このほか移住相談イベントやオンライン相談会への出展、町内民間企業と連携した暮らし体験事業などを実施しているところであります。また、先ほども申し上げましたが、雇用創出の拡大に向け、関係機関などとも連携し、企業誘致活動を継続的に実施してきており、今後におきましてもこれらの取組を積極的に展開してまいりたいと考えております。ご質問(6)の公共資産の収益化についてでありますが、公共資産として代表的なものに公共施設がありますが、そのうち19施設に指定管理者制度を導入し、民間活力による住民サービスの向上や利用者拡大の取組など、官民連携による行政運営を推進しております。また、町広報紙やホームページなど、町の資産を広告媒体として活用した広告掲載事業をはじめ、旧職員、教職員住宅の売却、貸付けや民間事業者との連携による旧継立中学校施設の跡地活用など、未利用財産の有効活用による歳入確保対策に努めているところであります。こうした取組に加え、公共資産のさらなる収益化に向けては、短期的な歳入の確保にとどまらず、町全体への波及効果を重視するとともに、町政課題の解決につなげていく視点を持って積極的に検討してまいりたいと考えております。ご質問(7)の広域連携による財源確保についてでありますが、本町における広域行政の取組に関しては、南空知消防組合などによる一部事務組合の共同処理や、北海道後期高齢者広域連合による医療事務の広域処理など、他自治体との連携による事業、事務の効率化を進めております。また、令和7年度からは南空知4市5町による定住自立圏が設置され、地域住民の定住化に必要な生活機能の確保に向けた各種取組を開始したところであります。定住自立圏の取組は、直接的な収益を目的とするものではありませんが、圏域内での公共サービスや事務の共同運営などを通して経費削減や利用料収入の確保といった形で実質的な財源確保につながる取組であると認識しております。今後におきましても圏域自治体と連携しながら、本町における効果の高い分野に関する取組について提案し、実施につなげてまいりたいと考えております。現在、第7次総合計画後期実施計画の策定を進めておりますが、政策等の推進に当たっては、重点政策方針に基づく施策はもとより山積する町政課題への対応など、必要な対策を進めていく必要があります。前期実施計画の策定時点においては、令和16年度までの町財政中長期試算、いわゆる財政推計をお示ししておりますが、今後後期実施計画策定過程において現推計の見直し作業を実施いたします。この見直しに当たっては、第8次総合計画期間の政策構想等も見据えた上で、今ほど申し上げた収入増対策を含め財源確保につながる新たな対策の実施など、自主財源確保による安定した財政基盤を土台に持続可能な町政運営に努めてまいりたいと考えております。

質問 5番 堀文彦

たくさんの質問を投げかけて、答えていただきありがとうございます。1点ずつちょっと確認をさせていただきます。まず、自主財源比率の将来目標というのがなかなか自治体のみのコントロール指標となっていないということで示しづらいということでしたので、例えば5年後の人口推計等出ていますね。10年後の人口推計出ていると思うのですが、そこを根拠とした町税収入の将来推計というのを、5年後、10年後というのを大体試算されておりますでしょうか。お答え願います。

答弁 町長 佐々木学

まず1点目の自主財源比率の将来目標の関係で、人口推計に応じた税収の見込みということで再質問でありますけれども、その前に1点おわびというか、堀議員のほうから第8次に向けた中長期的財政ビジョンの数値目標を明確にお答えいただきたいということで質問されていたのですけれども、今私が1答目に答えた内容については少し抽象的な表現であって、なかなかその数値目標が示されていなかったということでありますけれども、実際には前期の計画を立てる段階でも今200ほどある計画事業全てに事業評価シートというものを策定しておりまして、その中で今回の7項目にわたる成果指標はそれぞれ設けておりますので、例えば企業立地の件数であったり誘致の件数です。さらには、移住、定住の関係では人数も一つの指標として上げておりますし、また併せて社会増減です。それを減少させていくという目標も上げているところでございます。そのほかは、ふるさと応援寄附の関係については件数であったり、額のそういう成果目標も掲げているところであります。さらに、今ご質問のあった収納率の関係についてもそれぞれ設定をしているということでありますので、これについては今前期の評価をしながら後期のこの事業を精査しておりますので、また改めてその評価シートが作成された段階でお示しをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それで、今ご質問のあった人口推計に応じた町税収入の見込みということでございますけれども、今おっしゃられますとおり、この自主財源の中で一番パーセンテージ、構成比が多いのが町税でありますので、そこが一つのこれからの財政運営の鍵になってくるというふうに私も認識をしているところでございます。そこで、人口推計、財政推計も人口に応じて増減をさせるもの、項目だとか、いろいろ振り分けしながらそれぞれ推計値を求めておりますので、当然この町税については人口要件というのがかなりその数字に表れてくるということになりますので、減少率だとか、そういったものを踏まえた上でそれぞれの税目を計算し、そしてそれを積み上げてその町税の推計をしているということでございます。

質問 5番 堀文彦

では、その自主財源比率向上は、これも大事だと思っていまして、私は国内ではGDPという目標を立てているとは思うのですけれども、同じように町内GDPを上げていくということが大事な点でございますよね。この町内GDPを増額させていくための何か具体的な政策パッケージというのは今のところございますでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

関連してのご質問でありますけれども、今この町税を上げていくための方策ということでGDPというような表現もされておりましたけれども、最初の答弁でも申し上げましたとおり税収を上げるためには、移住、定住含めて企業誘致もそうですけれども、ターゲットをやはり絞っていく必要があるということで、我々は今若者定住のところにターゲットを絞って政策を進めているところでございます。今いろんな中古住宅の支援であったり、新築住宅の支援であったり、そういったところも政策として講じておりますけれども、やはりそこの要件として40歳未満の方であったり、中学生以下の子供がいるだとか、そういったような中でまずはターゲットをきちっと絞って、そういった層の方を中心に誘致をしていくということ。さらには、GDPにイコールになっていくか分かりませんけれども、やはりそこ生産性を高めていくためには冒頭申し上げました企業誘致、そこの部分についてはしっかりと進めていかなければならないということで、そこについては冒頭申し上げましたとおり戦略的な部分がございますので、また後に質問の中で出てくるかと思いますけれども、そういう町の生産性の向上も含めて、そこも今積極的に進めているところでございます。

質問 5番 堀文彦

若者定住に焦点化ということで、そうなのです。私の知り合いにも栗山に住みたいというふうに言ってくる方もちらほらいまして、一番最初に真っ先に出てくるのが働き手、場所はあるかなということをやっぱり聞かれます。やっぱり企業誘致をして雇用を生むということがすごく大事だと考えておりまして、(2)のほうに入っていくのですが、企業誘致業種の焦点化という部分について、今後の方針について伺っていきたいのですが、現在多くの自治体が人口減少、高齢化の進行によって地域経済の縮小という課題に直面しているのです。本町においても同様に人口減少、それから税収の伸び悩み、地域消費の縮小というのが今後の課題になると考えております。こうした状況の中で地域経済をやっぱり維持、発展させるためには、地域内の消費だけに依存するのではなくて、地域外から資金、企業を呼び込む外部投資の誘導、国内でいえば外貨を稼ぐということだと思うのですけれども、その視点が極めて重要だと考えております。本町は札幌圏に比較的近い立地にあって、新千歳空港もアクセス可能、さらに日本海に出るには小樽港、太平洋に出るには苫小牧港と地の利も大変得た地域だと考えています。また、道内でも有数の農村地帯であり、農作物も資源豊富。こういった地理的条件や地域資源生かしながら、先ほど町長の答弁にもありましたけれども、戦略的に外部投資というのを呼び込むことが今後の地域経済の活性化につながると考えております。その上で、これ多分前期のデータだと思うのですが、今最初の答弁の中では27社が栗山工業団地にということなのですが、私のほうで7社って押さえているのが多分前回、4年間だと思うのですけれども、飼料製造1社、食品加工業4社、バイオ発電業が1社、建築レンタル業が1社ということで、令和7年までの4年間の企業誘致実績の成果というのはどのように分析されているかお答えいただきたいなと思うのですが。

答弁 町長 佐々木学

2点目の企業誘致の関係で再質問ということでありますけれども、今堀議員ご指摘のとおり二十数社のうちの7社、この7次総合計画期間中に進出、その以前からというところもありますけれども、これについては令和元年から令和4年までの4年間での実績ということでございます。そして、令和5年度から令和7年度、昨年度までの3年間については残念ながら誘致企業は一社もなかったというようなところでございます。そのような中で我々が今進めてきた内容としては、やはり独自のルートで企業誘致を進めていくということをしたとしても、さらには栗山の立地の良さであったり、低廉な分譲価格であったり、そういう強みを生かしていろんなアプローチをしていった中ではあるのですが、なかなか今非常に厳しい社会経済情勢というところもあって、その企業誘致に結びつかなかったというところがございました。そこで、少しそこに戦略性を持たせていこう、またアプローチの仕方、そしてそういったところの見直しも含めてやっていこうということで、近年では栗山の商工会議所会頭とも一緒に道外の特に都市圏です。東京、大阪、名古屋、そういったようなところの商工会議所の関係性を生かしながら、そこで訪問をし、いろんな情報収集をしていく。さらには、こちらのほうにも支店がある北洋銀行、道銀でありますけれども、東京のほうにもありますので、そこに行っての情報収集、そういったようなところをやりながら、そちらのほうのご協力もいただきながら、企業の対象、ターゲットもある程度絞り込みながら進めているというところもございます。さらに、昨年度は都市圏の企業5,000社に対して道内への進出希望があるかどうかというようなアンケートも取った中で、これからは5,000社ほどやりまして、そのうち5社という少ない数ではありますが、そこをターゲットに誘致活動を進めていくだとか、そんなようなところをこれから戦略の見直しの中で企業誘致活動を進めていきたいと思っております。それがイコール、先ほどから申し上げております生産年齢人口の増加にもつながるでしょうし、また町の生産力、そういったようなところにもつながっていくというふうに考えております。

質問 5番 堀文彦

4社というのがその前の段階の状況だということで伺って、この後についてはまだ一社も得られなかったということで、町長、批判しているわけではないので、冷静に聞いていただきたいのですけれども、これからどうしようかという話を具体的にさせていただきたいのですが、なかなか一社も呼べなかったというところは、これやっぱり策を変えていかなければいけないのかなって私考えるのです。今後の企業誘致についていろいろと分析しながら成果を得る方向でいっていただきたいのですが、私第一に国が今進めている日本の成長戦略17項目、これとやっぱり合致させていく方向が必要だと思っているのです。例えば17項目ご存じだと思うのですが、まずトップで来るのがAI半導体です。これラピダスの関係です。次、デジタルサイバーセキュリティーということで、データセンターなんかを置くという方策があります。データセンターはもうどこでも置けますから、正直なところ。ただ、大きな土地が必要です。例えば通信、光ネットワーク、それから量子コンピューター、これラピダスの関係でこの近辺にはどんどん出ていくでしょう。防衛産業というのは、これは難しいかもしれません。港に近いところに大体ありますから。航空宇宙、これも広い土地が必要で、大樹町なんかはやられていますけれども。海洋というのは、海洋・造船は海がないので、不可能です。マテリアル、磁石です。リニアなんかの感じで使われるのですけれども、なかなかこれも北海道はリニアの活用という部分についてはほど遠いところにあります。というふうに順で追っていくと、全部はやりませんけれども、残っていくとやっぱりラピダスのところを考えていらっしゃるのか、この辺の17項目との関連性、特にフードテックなんかというところは一番大事なところだとは思うのですけれども、この17項目との関連性についてどのように取り組まれてきたかという部分教えていただけますでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

今ご提言のありました日本成長戦略に基づく業種に絞って、絞ってというよりも、そこをターゲットにして誘致を進めていく、戦略の見直しを図っていくべきというようなお話もありましたけれども、当然私どももそこに掲げられている全ての業種ではありませんけれども、今ご指摘のあったとおりラピダスの関係については栗山、我々だけではなくて道内各地の自治体が注目をしているところでございまして、なかなか中心的なその製造工場を含めた基幹の部分については、やはり千歳市近郊ということになりますけれども、ここに関連する様々な業種の関連企業と言われるものがありますので、そこをターゲットにしてきたということもございます。いろんな入手できるデータだとかルートがありますので、そういったようなところからそういう関連企業の情報を頂いたり、例えば東京に企業本社があって、熊本のほうのそういう半導体関連のほうにも進出をしている企業一覧をデータとして頂いたり、情報収集に努めながら、そういったようなところをターゲットに個別に訪問をし、いろんな我々の強みの部分であったり、栗山町の支援制度の中身であったり、そういったようなものも説明しながらこれまでターゲットを絞って進めてきたという、そういう実績というか、取組もあったということでございます。その取組の中で私が感じたのは、やはり今また国の資金も入って、その半導体関連のラピダスの関係についてはかなりの成長スピードが上がっているというふうに認識をしておりますが、我々がここを進めてきた二、三年の中は、まだ製品としての流通というか、そこに対してかなり様子を見ている企業が多くあったというような認識を持っております。実際にお話をしてみてです。これから今かなりのまた国の資金が入りましたので、将来的にうまく回っていくというか、順調に稼働をしていくというようなところがこれからはっきり見えてくれば、また新たに関連企業の動きというのが出てくるだろうというふうに思っておりますし、また私どもが東京等の商工会議所、あるいは銀行、金融機関とお話しした中でも皆さん同じような見解を持っておりましたので、これからその関連企業の道内への進出が活発化されてくるという動きも多分出てくると思いますので、また引き続きそこには力を入れていきたいなと考えております。

質問 5番 堀文彦

今ラピダスの関係のお話が出てきたのですけれども、多分周りの自治体みんなラピダスの関連を期待しているというか、その需要を考えていると思うのですけれども、そこに向いている隙を狙ってではないですけれども、違う業種を私呼べる可能性があるのではないかなと考えていまして、例えばラピダス関連の需要が栗山町まで来るかと考えたときに、これ私の私見なのですけれども、なかなか厳しいのではないかなと考えております。国道337号線があれ結構、ちょっと言葉は悪いですけれども、万里の長城的になっていて、あの内側に恩恵が、集中するのではないかと思っているのです。結局本町と337号線との直接的な大きな車が通れるようなアクセス経路が今のところないものですから、それがない限りはなかなか厳しいかなと考えております。では、どうするかということで、これあくまで私の提案なので、あれですけれども、国家戦略17項目との関連を意識した企業誘致への取組についてということで幾つか事例を挙げさせていただきたいのですが、1つ目が、中国との関係が一瞬悪化したときありましたよね。あのときに製薬、薬が入ってこなくなったのです。我が国の薬の需要が9割が中国依存ということが言われておりました。つまり今後中国との関係、この外交関係が揺れたときに薬が入ってこないという状況、この高齢化社会の中で一番よくないと思っているのです。それで、今までいろいろ情報集めて人をつてにということだったのですが、もっと強引に私は製薬業者というふうに決めたら、その製薬業者をもうターゲットを絞って当たって強引に連れてくるぐらいの勢い必要かなと思っていまして、CDMO型医薬品工場の誘致というのは、うちにとってはいいのかなと思っています。特徴としては中規模工場でいいということと、地方立地が多いです。高付加価値産業です。特に後期高齢者がどんどん増えていく中で製薬業界というのはこれから特に需要もあると思うし、みんなもラピダス向いているときに違う路線でつかみに行くというところです。必要条件としては用地、工業用水、あと災害リスクが低い場所、栗山にぴったりだと思っています。別な件では再生可能エネルギー投資、これもバイオマスケーブルが来ているので、似たような関連事業。ただ、外資事業はちょっと危険なので、ここは注意していただきたい部分ではあります。それから、先ほど言ったデータセンターです。千歳とか、ああいうところは多分データセンター造ることも考えてはいるとは思うのですけれども、いかんせん土地が高騰していると、土地代が。今マンション価格もすごく上がっていて、本町の企業誘致の利点としては、土地代そんなにかからない。それから、固定資産税も企業にとっては意外と安価で済むというあたりだと思うのですけれども、この製薬業者に、ただ大学がないので、研究施設も必要だと思っております。そこで、研究施設はちょっと距離は出ますが、北海道医療大学が北広島に移転を考えていると。つまり栗山町に近くなるという見通しがあるのです。この点も含めて1業種に絞って強引に連れてくるという方法いかがなものかなと考えているのですが、町長の考えをお聞かせいただけないでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

ご提言をいただきました薬品関係の誘致であったり、再エネ、データセンター等々を今提言として承りましたので、そこの立地というか、誘致の可能性について栗山町の地域的な特性もあろうかと思いますので、全てを排除しないで可能性のあるところであれば私たちも積極的にアプローチ、アタックをしていきたいというふうに考えております。なお、私ども今まで製造業を中心に進めてきたという地域性もあるのですけれども、食料品の企業であったり、また今言われた医薬品の企業、こういったようなところの誘致に当たっては、やはり今議員ご指摘の工業用水、水の関係がかなり重要視されてくるということは十分認識しておりまして、某企業を誘致する動きを取ったことが今から4年ほど前にあったわけでありますけれども、そのときにつきましてもやはり企業にとっては全てを工業用水、また栗山でいったらダムを使っての取水ということでやっていくとかなり維持管理コストがかかってくるということで、何とか地下水を含めた、そういった敷地内の水を活用できないかというところも今進めてきた企業のほうからも要請があって、町は地下水の探査、調査を行ったという実績がございます。その中では大体帯水層が深度、深いところの5.2メートルから14.5メートルの区間に砂礫層があるということが分かったわけでございます。揚水量としては1分当たり300リットルが出るということでございますので、それが永久的に、砂礫層ですから、ある程度そこで滞留しているのでしょうから枯渇することはないのでしょうけれども、そういったものも使えるということでありました。ただ、一方でその水質の部分でいくと鉄だとかマンガン、そういったものがかなり多く含まれているということで、それを使う場合については基準値を超えておりますので、配水にしても何にしても、やはりそれを改良する装置が必要になってくるということがありましたので、そんなようなところも説明をさせていただきながら進めてきたということもございます。そんなようなこともありますけれども、今言われた工業用水等を必要とする食料品、薬品、そういったところの誘致についてもしっかりと、その自然条件だけは変えることができませんので、そんなようなところもお伝えをしながら、さらにはその当時やはり一番の水の問題として水道料金の段階的な削減だとか、使用量に応じた設定だとか、併せて検討した経過がありますので、そんなようなところも含めて整理をした上でまた企業のほうにも当たっていきたいなというふうに思っております。あと、再エネ、データセンター、それぞれいろんな企業があろうかと思いますので、しっかりと分析をして、絞るところは絞りながら当たっていきたいと。データセンターなんかは、特に都市部の場合は騒音がかなりの住民に対する苦情というところで出ておりますので、そう考えますと郊外に栗山は工業団地持っていますから、そういったようなところの問題もクリアできるのかなというふうには思っているところもありますので、今ご提言のあったところも含めてこれからしっかりと調査研究をしてアプローチしていきたいと考えております。

質問 5番 堀文彦

今私の提言を酌んでいただき大変ありがたいと思っていますが、企業誘致に関しては最後の質問になります。町長のトップセールスということで今までずっと進められてきたのですけれども、私は個人的にこう考えて、町長一人で背負い過ぎではないかというところを考えているわけです。もっと、例えば人脈っていろんなところつながっているので、我々議員とか教育長とかも人脈ありますし、そういったところの……何ていうのですか、あまり一人で背負い込まないほうがいいのではないかと考えているのですけれども、町長、このトップセールスにこだわるというところは何か町長の考えあるのでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

トップセールスにこだわっているということではありません。いろんな情報を頂くということから、この企業誘致活動というのはやっぱり情報収集、ここが一番大事になってくるというふうに思っておりますので、決して私が全部行って動いているということではありません。そして、ましてそんなことはできるとは思っておりませんので、ご提言いただいた堀議員からもいろんなお力添えをいただきながら、さらに一緒に行動、誘致活動をしている商工会議所の会頭もおりますので、そういったようなところのつながりだとか、そういったようなところも含めて、先頭に立たなければならないという気持ちはありますけれども、いろんな幅広い人脈であったり、情報であったり、そんなことを使いながら1社でも2社でもやはり誘致をしていく、結果が全てだと思いますので、そんなような形で進めていきたいと思っておりますので、お力添えをいただければと思います。

質問 5番 堀文彦

特に製薬関係につきましては、調べたところ7割近くが富山県、富山の薬売りから始まっているのでしょうけれども、その富山県がどうなったかというと、能登の地震で結構な被害を受けているということだそうでした。そこからなかなか離れるということは難しいのでしょうけれども、私も富山の高速道路で通過したときにいろんな社名が高速道路の脇に見えてくるのを見て、こんなに薬屋さん、富山の薬売りというのは本当なのだなと思ったので、能登の地震は今収まっていますけれども、災害に強いかというと津波の影響も受ける可能性もありますし、栗山は津波の影響があるかっていったらないので、ぜひそういったところを狙い打ちして進めていっていただければと思います。続いて、(3)の農業の高付加価値化と税収への波及効果というところの話をさせていただきます。農業法人化の推進というところで法人、町民税収増についてどう見ているかということをお聞きしたいのですが、法人化というのは個人農家として経営していた農業を会社経営にする形のことですが、メリットとしては経営の安定です。事業として拡大しやすい、それから若者雇用が可能、技能実習生なんかも含みます。それから、資金調達が割としやすい。後継者が自分の親族にいなくても会社経営として引き継げるというメリットがあるのですけれども、この辺りの農業法人推進化という部分についてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

農業の高付加価値化と税収への波及効果の関係で再質問あったわけでありますが、農業の法人化に向けての考え方ということで問われたわけですけれども、今本町が独自に取り組んでいるこの高付加価値化に基づくというか、つながるような事業について幾つかご紹介をしたいと思いますが、まず6次産業化の関係では過去から、平成27年から力を入れて進めてきているところがありまして、ファームレストラン等の整備であったり、様々なそういった機械の整備であったり、そういったようなところへの支援行ってきていると実績もございます。また、これも高付加価値化につながる取組としてICT関係です。ドローンだとか、自動操舵の関係だとか、そういったものにも町独自の対策ということで支援を行ってきているところでございます。さらに、今町農協等々で組織している振興公社がありますが、そこで農業振興事業ということでそういう取組も進めてきているところでございます。さらには、国、道の補助金を活用しながら機械取得、担い手の方が取得する場合の支援ということで補助事業を活用した上で、そこも一つの高付加価値化、その比率というところが採択要件になっておりますので、そんなようなところも含めて町全体で基幹産業である農業の高付加価値化に向けた様々な支援、後押ししていく取組を進めてきているというところで冒頭の答弁に付け加えさせていただきたいと思います。その上で、今申し上げた税収等に結びつく農業の法人化の関係でありますが、私の感触的には今栗山の全体的な農業の状況を見ますと、法人化率というのは他の自治体から見ると少ないほうなのかなというふうに考えております。そこの経営の部分になりますので、町が進んで法人化を推進するとか、そういったようなところは考えておりませんけれども、個人経営であっても、法人経営であったとしても我々が今進めてきたこの高付加価値化の事業、支援についてはこれからも積極的に行っていきたいと思っておりますし、それによって収量が上がったり、その所得の向上につながったりすれば、またそれが税収への跳ね返りということも期待できるのかなというふうに思っておりますので、行政としてやるべきことは農業個人であったり、法人であることにかかわらず必要な高付加価値化、そして税収アップにつながるような、そういった取組に対する支援をきちっと行っていくのが我々行政の役割かなというふうに思っているところでございます。

質問 5番 堀文彦

今まさに次に6次産業化による町内経済循環策について聞こうと思ったのですが、お答えいただきましたので、続いてスマート農業の導入による外部投資誘導の件についてお伺いをします。スマート農業がやっぱりどんどん進められている状況で、外部投資誘導をすることによって本町のメリットとしては農業の企業化拠点としての発展可能という部分とアグリテック企業、つまり農業と技術を組み合わせて農業の効率化、省力化、高収益化を目指す企業のことなのですけれども、アグリテック企業を簡単に言うとクボタさんとか、そういったところなのですけれども、栗山町のように農業が基幹産業のような自治体では、こういったアグリテック企業の誘致によって次のような効果を期待できると思うのです。まず、人手不足の対策、高齢者の負担軽減、農業所得の向上、若者の雇用創出、農業データセンター先ほども出てきましたが、データセンター、研究施設の誘致、スマート農業の実証事業の実施、どこもみんな手探り状態でやっていると思うのですけれども、その手探り状態でやっているところの先進地という形で農業基盤の町ですから、そういった形での外部企業の誘致も可能だと考えております。この辺りの可能性についてどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

今栗山町が進めているスマート農業、これについてはスマート農業の推進計画というものがあって、計画づくりには農業者の代表の皆さんに入っていただきながら栗山町のスマート農業をこれからどうしていくか、将来展望を決めた中でそこに向かってどういうふうに事業を進めていくかという今過程の段階にあるのではないかなというふうに私も思っているところでございます。その中で、先ほど申し上げましたとおり、今栗山が進めているスマート農業の中心的な事業は、やはり先ほど申し上げましたドローンであったり、自動操舵システム搭載の機械であったり、そういったものに対する購入に対する一部支援を町が行っているということで、まずは基盤づくりをきちっとしているというところが今の段階かなというふうに思っております。この近郊で岩見沢市がスマート農業の先進地ということで見本になる場所もございますので、そういったようなところの情報収集もしながら、栗山町が目指していくべきそのスマート農業のあるべき姿というところを目指しながら進めていきたいなというふうに思っております。このスマート農業の目的は、イコール今課題となっております後継者、担い手対策はもとより省力化、そして今栗山町は基盤づくりのまたもう一方の取組として基盤整備事業を積極的に行っているところもございますので、そういったようなところで生産性を上げていく、イコール所得向上につながる取組になっていく、そこがこのスマート農業の目的で導入の目的でもありますので、今そういったようなところも含めて着実にといいましょうか、少しずつではありますけれども、理想とするところに向かって今進めていると、そんなようなところでございます。そのような中で、今クボタさんをはじめとするアグリテック企業の誘致、こういうご提案もありましたので、先ほどの企業誘致等も含めてターゲットの一つとして検討をしてまいりたいと考えております。

質問 5番 堀文彦

今特にドローンは多分需要に追いついていない状況が国内ではあると思います。どうしても海外製品とか使っている状況ではありますが、なかなか日本製よりも粗悪だということは、これも結構有名な話になっていますので、例えば隣町では廃校校舎を利用してドローンの工場があるとかという部分がありますので、その工業誘致について2校空きが出ますので、そういった部分の利用についても考えを進めていっていただけたらなと、リンクさせながら進めていただけたらなと思っております。続いて、(4)、ふるさと納税についての戦略、再構築について伺います。現在寄附額が過去最多ということで伺いましたが、その中でやっぱり課題になる部分というのもあると思うのですけれども、ふるさと納税の寄附額、ふるさと納税戦略について現在課題となっている部分ってどのような点をお考えでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

このふるさと納税戦略の関係については、以前に同僚議員ともやり取りをさせていただいたということでありますけれども、やはり一番の課題というか、これは国の制度上の問題ではありますけれども、経費の割合を50%未満にすると。国が基準がある中で、過去には本当に積極的にこの寄附獲得に向けたイベントへの参加だとか、パンフレットの作成だとか、いろんな取組をやってきていたという実績がございます。そこにやはりこのふるさと納税寄附制度の本来の趣旨に沿うようにということで国のほうでは様々な制度改正を行ってきておりまして、今地元の割合を何ぼにするとか、全体の経費の割合を5割以内にしなければ駄目だと。さらに、これから3年間の中でその割合を40%に落としていくというような中で、それであってもこの寄附額を獲得していくというようなところもやっていかなければならないということがありますので、今課題として挙げるとしたら、決められたその国の制度の中でいかに栗山の返礼品の魅力を高め、そして発信をしていくか、購買意欲を持っていただくか、そういう訴求力を今上げなければ駄目だと、そこに一つ課題があると思っております。さらには、今まで、現在参加していただいている返礼事業者さんが57者、そしてそこで取り扱っている品物が800ほどあるのですが、やはりほかの自治体を見ますとまだまだその事業者の参画も多いところもありますので、そういったしっかりとした新規の参加する事業者獲得に向けたPR、説明も行っていかなければならないというふうに考えているところでございます。いずれにしても、今申し上げました返礼品の磨き上げ、さらには事業者の参画拡大、そして情報発信、この3つは課題であり、今これから力を入れてやっていかなければならないことだと認識をしております。

質問 5番 堀文彦

今課題のほういただきました。経費を超えることがなかなかできないというのが難しいところであります。私もそれは感じておりますし、過去には何か商品券みたいなのを配って、ふるさと納税自体が止められてしまったという自治体もあったかと思うのです。返礼品については、これからほかの自治体との差別化戦略というのもこれ図っていかなければいけないと思うのです。返礼品開発という部分については、町が、自治体が、行政が主導となってやっていくということも大事だと思うのです。例えばそこに地域おこし協力隊のメンバーを充てていくというところも大事だと思いますし、過去にジビエの関係、栗山町やったことあったと思うのですけれども、私は今だったらきっとうまくいっていたと思うのです。ちょっと時代の先を行き過ぎたというか、感じを受けています。その返礼品開発の方向性、それからそれの取組です。行政として何か対策というか、考えていることありましたらお知らせください。

答弁 町長 佐々木学

この返礼品の開発等については、なかなか我々行政がそこに一緒に研究なりをして入っていくという部分は難しいかなというふうに思っているところでございます。あくまでもその商品自体は返礼事業者さんのほうが磨き上げというか、いいものをつくっていただいて、また組合せだとか過去にもやったことがありますので、事業者さん同士のセットでやるとか、そんなようなリレー形式でやるとか、様々な取組もした経過がございますので、そういったものも一つの商品の磨き上げも必要でありますし、さらにその価値を深めていくというか、魅力あるものにしていく、そういったところも一つ大事なところかなというふうに思っておりますので、いずれにしても我々はそこの研究開発に関わることはできませんけれども、しっかりと連携をさせていただくということはやっていきたいというふうに思いますし、それをどう見せていくかというところ、発信していくかというところは我々行政であったり、ポータルサイトの見直しも含めた、そういった業者さんの重要な役割ではないかなというふうに思っておりますので、それぞれ役割分担しながら何とかこの寄附件数がまだまだ伸びていくように、寄附額も含めて伸びていくように努めていきたいと考えております。

質問 5番 堀文彦

そこで1つご提案があります。返礼品を出している業者が一堂に会するという機会がなかなかないと思うので、ぜひ行政が声かけて、声上げてふるさと納税の返礼品協力業者を集めたタウンミーティングみたいなのを年に何回かやっていただけたらありがたいかなと思います。将来性がちょっと見えてくる、横のつながりをつくることができると思いますので、それ行政が声上げしてできることだと思いますので、そういった取組も進めていただければと思います。(5)番のほうに入ります。人口政策と税収の関係です。若者定住施策が町税収入に与える影響というのは非常に大きいのですけれども、特に子育て世代定住による税収効果のシミュレーションというのを何かお持ちでしょうか。伺います。

答弁 町長 佐々木学

今栗山町がターゲットにして進めている若者定住対策ということで、これの関係については先ほど申し上げましたとおり様々な施策を打っているわけであります。十分と言えるかどうかは分かりませんけれども、新築住宅の取得助成であったり、中古住宅の購入、またリフォーム、そんな取組もしているところでもございますので、そんなような中でそれがどのような波及効果、税収も含めたところにつながっているかというところの再質問かと思いますけれども、やはり所得階層に応じて様々なご家庭があるということがありますので、一概に1世帯入ってきたことによって税収にどのぐらい跳ね返っていくかだとか、そういったようなところの分析は難しさというところはあるのですけれども、観光庁さんのほうで統計的に出しているデータがありまして、1世帯誘致した場合、その町の経済波及効果として130万円程度があるというふうに伺っているところでありますので、そこから積算をしていきますと、やはりある程度税収のほうにも跳ね返ってくる部分もあるでしょうし、様々なその経済効果も生まれてくるというふうに考えているところでございます。

質問 5番 堀文彦

その住宅政策と固定資産税の増収について、今のところ町の現状といいますか、住宅政策に対して固定資産税の増収、増につながっているかどうかという点についてお伺いしたいのですけれども。

答弁 町長 佐々木学

今移住政策のうちの住宅の関係で申し上げますと、この5年間で新築住宅助成が20件、中古住宅取得助成が10件というような実績がございます。その中でそれが固定資産税の増収にどのぐらいかというところについては、ちょっと積算ができておりませんので、また調べた中でお答えをさせていただきたいというふうに思っておりますが、今申し上げたいろんな支援制度、さらにはUIJターン等を含めた、これ以外にも様々な政策がございますので、そういったようなところ、そしてちょっと暮らしの体験事業であったり、冒頭申し上げましたとおりいろんな若者定住向けイコール生産年齢人口の維持、確保に向けたターゲットを絞った取組の中で税収に直接跳ね返らなくても、これまで昨年度は移住扱いということで15組、41名の方が栗山に移住してきたという、そんな実績も捉まえているところでございますので、これらのいろんな取組をしっかりと行っていく必要があるだろうというふうに思いますし、ただ隣町のお話ししますとまたあれですけれども、地域的に違うところがありますけれども、いろんなところの支援策の検討も見直しも含めて行いながら移住、定住につながっていく効果的な施策をこれからも進めていきたいと考えております。

質問 5番 堀文彦

移住の部分についてなのですけれども、私たまたま退職教職員の互助会の栗山の支部長をやっていまして、突然オホーツクのほうから移住されてきたご夫婦さんがいらっしゃるのです。栗山と何かつながりあるのですかって言ったら、そうではないと。では、なぜこの地を選んだのかというと大きい病院があるからだということなのです。そういったところもやっぱりうちの魅力だと思うのです。子育てするってなると、やっぱり室内の子供が遊べる施設があるところにかなわなかったりだとか、新千歳空港に近い土地にかなわなかったりだとかあると思うのですけれども、交通の便は果たして3町、この近隣合わせても、1市もありますけれども、確かに札幌につながるには決して便のいいところではないのですが、栗山の魅力ってやっぱり去年建てた、今年10月にグランドオープンになる日赤病院だと思うのです。だから、そこもターゲットの一つにして終の住処は栗山へではないですけれども、生産人口欲しいところではありますけれども、ぜひ高齢者の最期の余生を過ごす土地としての魅力も十分私は栗山負けていないと思うので、進めていただきたいなと思っております。そのターゲットを若者に絞らず、ストライクゾーンを広げるではないですけれども、高齢者にも広げていくというあたりについてはどのようにお考えでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

ご指摘いただいたとおり、ターゲットとしては今重点的に若者定住というところは進めているわけでありますけれども、やはりそれ以外にこの町になければならないものです。今言われた総合病院であったり、教育機関であったり、そしてやはり憩いの住処となるためには都市環境と自然環境がしっかりある町が私は住みよい町ではないかなというふうに思っておりますので、そういったものも維持しながら、さらに必要となる今言われた総合病院なんかもその町の大切な資源でありますので、そういったようなところもしっかりPRをしながら、まちづくり全体としてこの移住、定住の促進も進めていかなければならないし、それがイコール企業誘致の推進にもつながってくる。今議員言われるとおり、総合病院があることの本当にメリットといいましょうか、強み、これは相当なものがあるというふうに思っておりますので、今いろんな小規模な自治体が病院機能から診療科へと縮小していく時代の背景の中にこの1万人の町に総合病院、それも日赤病院があるということは栗山にとって、まちづくりにとっても本当に強みだと思っておりますので、そんなところも生かしながら、こういう町で安心して暮らせるというところも一つのPRポイントかなというふうに思っておりますので、重点化はしていますけれども、私どもは広くそういった方々も誘致していく、栗山に住んでいただけるよう努めていきたいと考えております。

質問 5番 堀文彦

そういった中で、やっぱり日赤病院を建てたというのはすごく大きいことだと思うのです。それの町内の事情として、なかなか介護福祉学校の生徒が集まらないという現状もあります。岩見沢においては、看護学校が閉校したのかな、募集停止になったって。本町の戦略として、せっかく大きな病院があるのですから、思い切って介護、看護学校という展開を進めるとかという可能性もやっぱり広がってくると思うので、その辺りも私は一つの策かなと思っているのです。介護だけではなかなかいかない。もう看護までも広げてしまおうというあたり、暴論かもしれません、もしかしたら。その辺り、町長、どうでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

私どもも今北海道介護福祉学校を運営しているわけでございまして、その経営状況については議員もご理解されているかと思いますけれども、非常に社会情勢であったり、若者の介護離れが深刻化、進んでいるというような中で、さらにいろんな国の介護報酬を含めた様々な問題が絡み合って、なかなか介護人材の確保というところが各自治体でこれが大きな課題となっているというようなところで認識をしているところでございます。その中で、過去にはこの介護単価だけではなくて看護であったり、そういったリハビリテーションの関係であったり、そういったものも複合的に進めていくことはどうなのだろうかということで議論したことはありましたけれども、やはり科を増やしていくことによってかなり経常的な経費も、学校運営に関わる経費もかかってくるということで非常に需要は今の段階では介護よりも看護であったり、特にリハビリテーションなんかは人気ではないですけれども、需要があるというふうに押さえてはおりますけれども、なかなかそこまで今いけていないというところが実際のところかなと思います。現実問題として我々がやらなければならないことは、今あるこの北海道介護福祉学校をいかに存続していくか、存続していけるか、そこに注力をして包括連携協定であったり、高校との高専一貫教育プログラムの開発事業であったり、何とかこの学校維持のために頑張っていきたいというふうに思っていろんな取組も進めているところでございます。統計的なお話をいたしますと、昨年、2025年、団塊の世代が後期高齢者となる年を迎えたわけでありますけれども、全国的に見ますと22万人の介護人材が不足し、北海道でも2万人以上の介護人材が不足しているという実態がもうあります。現場の声も非常に厳しい状況だというようなお話も聞いているわけであります。しかしながら、今介護の人材確保に、なかなかそこに労働力人口が集まっていっていないという実態もあるのです。介護の有効求人倍率なんかを見ても今4倍を超えるような状況になっているということで、ニーズはあるけれども、なかなかそこに向かっていく方が確保できていない。さらに、高齢者人口が最大となるのが2040年、今から14年、10年ちょっとでありますけれども、そのときに全国で57万人、今の倍以上です。北海道でも3万人以上の介護人材が不足して、日本社会全体が内政上の危機に陥るだろうというふうに専門家の予測がされているところであります。ですから、今もう少し頑張っていく中で外国人の登用というところもありますけれども、何とか私としては需要のあるというか、必要なそういう職種であり、学校であるというふうに思っておりますので、何とか残していきたいと。ちょっと答弁とずれてしまいましたけれども、力入って申し訳ありませんけれども、ご提案のあった介護学科等の複合化については、まだちょっと今のところは深く検討していないと、そこまでいっていないということでございます。

出典:栗山町議会 令和8年6月会議 2026年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる