みんなの議会

栗山町議会 令和6年6月会議 2024年6月18日

(1)運転免許証自主返納支援事業の拡充を/(2)命の源である食料を安心、安全に

2024年6月18日、栗山町議会の一般質問で、重山雅世議員が「運転免許証自主返納支援事業の拡充を」「命の源である食料を安心、安全に」について質問し、町長 佐々木学、教育長 吉田政和が答弁しました。

質問者
重山雅世 議員
答弁者
町長 佐々木学、教育長 吉田政和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 3番 重山雅世

私は、通告に従い2点伺います。まず、1点目は運転免許証自主返納支援事業の拡充をです。運転免許証自主返納支援事業は、高齢運転者による交通事故減少のため、運転免許証の自主返納を促すとともに、免許返納後の交通手段の支援を図る目的で平成31年4月に導入された。この支援期間は近隣の動向を踏まえ3年間としているが、利用者から支援期間の延長など意見や要望が寄せられている。そこで、利用者や家族含めてアンケートなどで町民の声を聞き、改善に向け事業見直しを図っては。2点目は、命の源である食料を安心、安全にです。コロナ禍やウクライナ危機などにより世界の人口を賄う食料は不足し、日本国内においても農作物の増産が緊急の課題となっているが、日本は食料だけでなく種子、飼料、肥料、資材を海外に依存し、異常な円安も加わり農業経営の存続の危機と食料供給の脆弱性が浮き彫りになっている。東京大学大学院農学生命科学研究科、鈴木宣弘特任教授は、日本の食料自給率は肥料、飼料などの海外依存を考慮すると10%に満たないと試算し、海外からの物流が停止すると世界で最も餓死者が出る国と予測している。5月29日、可決された食料・農業・農村基本法の改定では輸入自由化を進め、食料自給率向上の目標さえなく、輸入をさらに増やすため輸入相手国への投資と支援を促進するやり方である。栗山町の農業経営者の平均年齢は57.9歳と全国平均と比べて低いが、担い手のいる農家数は2020年現在332経営体のうち72経営体、約22%と後継者不足である。また、本町の有機農業に取り組んでいる農家は27経営体あり、昨年度環境保全型農業直接支払交付金の実績は17件、約100ヘクタールと平成23年当初の6ヘクタールから約16倍に増えている。鈴木教授は、耕地の99.4%を占める慣行農家と0.6%の有機農家は対立構造ではなく、安全でおいしい食料生産への思いは同じであり、肥料、飼料の価格が2倍になっても踏ん張ってくれている農家全体を支援し、かつ国内資源を最大限に活用する循環農業の方向性を取り入れた安全保障政策の再構築が求められていると言う。このことから栗山町の基幹産業である農業を守り、さらに発展させ、また栗山の未来を担う子供たちにこそ安心、安全な学校給食の提供について以下2点伺う。1、農民の共同の労苦でつくられた多様で豊かな生態系を将来に引き継ぐため、生態系を生かした持続可能な農業、アグロエコロジーの取組を進めては。2、医食同源という言葉にあるように土が健康であることと体が健康であることは密接につながっている。有機農産物の活用を増やしつつ、オーガニック給食の実現を目指しては。以上です。

答弁 町長 佐々木学

1点目の運転免許証自主返納支援事業の拡充をについてのご質問でありますが、高齢化の進行に伴い65歳以上の運転免許証保有者数が増加する中で高齢ドライバーによる交通事故が社会問題化しております。そのような中、本町においては平成31年4月に栗山町高齢者運転免許証自主返納支援事業を制定し、有効期間内にある運転免許証を自主的に返納した方にハイヤー利用料金など3年間の支援を行っており、令和5年度までの5年間で337人の方に利用いただいております。事業制定から5年が経過いたしましたが、議員のご指摘もありますように利用者の方から支援期間などの見直しについてご意見等が寄せられているところであり、現在事業内容の見直しの協議を行っているところであります。今後アンケート調査の実施によるニーズ把握や他自治体の事例も踏まえた上で事業内容の改善に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。2点目の命の源である食料を安心、安全にについてのご質問でありますが、基幹産業を農業とする本町において農業の振興発展は重要な政策の柱であります。安全で安心なおいしい農産物を生産することが生産地としての使命でもあります。ご質問①の生態系を生かしたアグロエコロジーの取組を進めてはについてでありますが、アグロエコロジーとは単に化学肥料や化学農薬を使わないだけではなく、土壌微生物やカバークロップの活用など生態系に配慮した持続可能な農業の実践であり、自然や食の在り方を見直し、気候変動や貧困問題などの社会的問題の解決を目指すものであります。近年地球温暖化を主因とした気候変動は、農作物の生育に大きく影響を及ぼしております。また、連作障害や化学肥料、化学農薬の多用により土壌の健全性が低下し、農作物の収量や品質に影響を及ぼしております。土壌は農業の基本であります。健全な土壌は農作物の本来の力を発揮し、栄養吸収を促進し、病害虫に対する抵抗力や気候変動に対する対応力を高め、生産性の向上につながります。このように土づくりを中心とした農業生産を行うため、JAそらち南が中心となり土壌分析に対する支援や施肥設計、土づくりに関する勉強会などを行っております。さらに、栗山町農業振興公社による振興事業として、地力増進のための緑肥作物作付に対する助成や畑地の輪作体系確立のため、子実トウモロコシの導入に対する助成など、土づくりに対する支援を行っております。また、町では国の制度を活用し、化学肥料や化学農薬の使用量を2分の1にするなど環境に配慮した農業者を支援する環境保全型農業直接支払交付金事業に取り組んでおり、徐々にではありますが、農業者の関心も高まりを見せております。本町の基幹産業である農業を将来にわたってさらに発展させ、安全、安心な農作物を生産するために農業関係団体と連携し、土づくりを中心としながら環境に配慮した農業を推進してまいります。ご質問②のオーガニック給食の実現を目指してはにつきましては、教育委員会より答弁いたします。

答弁 教育長 吉田政和

ご質問②のオーガニック給食の実現を目指してはについてでありますが、教育委員会におきましては分譲有機農産物を学校給食の食材として活用することは、環境への負荷低減や食料生産における自然環境の保全の重要性などへの理解を深めるために有効であると認識しているところであります。なお、現在学校給食で使用しておりますお米につきましては、全量北海道独自の栽培基準で化学農薬、それから化学肥料を減らして栽培するイエスクリーン米となっておるところです。一方、有機農産物は①に高価格のため献立の品数が少なくなるなど1食当たり必要な栄養やカロリー摂取に影響が現在あること。②、生産者が少ないため国や道で推進されている地元食材の利用率が下がる可能性があること。③、調理の際の検品作業、下処理に時間を要することなどが懸念されています。また、栗山町の学校給食は1日約800食を作っておりますが、有機農産物の安定的な調達が困難であることから現在のところ導入は考えておりませんが、国、道の動向を注視し、産業振興課とも連携を図りながらオーガニック給食について研究を引き続き進めてまいりたいと考えているところです。以上です。

質問 3番 重山雅世

まず、1点目です。団体の方からも、老人クラブ連合会からも10年間程度に延長してほしいとかという要望を出されていて、それに回答されているようですけれども、今答弁にありましたようにこれから見直しにかけて協議していくよと。もう今やっているところだと思うのですけれども、これアンケート調査の実施という点も含めてということで答弁いただきましたが、いつぐらいからアンケートをしていこうと、今後ということですけれども。それから、アンケートをする範囲です。65歳以上の人が対象ですけれども、やはり免許証を返納したいなと思っても、その後どうなるのだという不安なんかからちゅうちょしている方もおられると思いますので、そういう点でまずいつからかと。アンケートを取るにしても範囲というか、その点ではどのように考えておられるのか答弁求めたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

このアンケートの関係については、これからその制度設計をやっていくわけでありますけれども、方法論として検討していることは、まず今自動車学校のほうで高齢者の方々の免許更新事業手続等々やっておりますので、そこでのアンケートであったり、あとは65歳以上の方がこの制度の対象ということでありますので、全員にということにはならないかもしれませんが、抽出をしてアンケートを実施するとか、様々な方法を取りながら多様な意見を吸い上げて今回5年が経過し、いろいろと意見も出てきていると。さらに、その一番利用が多いハイヤーの利用料の関係とかいろいろあるわけでありますけれども、この利用率が60%程度にとどまっているということがあります。これらは、やはりその制度上の何かしらの課題があるというふうに押さえているところでありますので、いろんな意見を聞きたいと思っております。

質問 3番 重山雅世

これ事業管理シート、ナンバー14であって、ハイヤー利用する場合の1年間の利用期間という形で印刷全部かけていますよね。結構それ費用的にいうとそれほどの金額ではないですけれども、ですからそれを1年ごとに申請というか、ハイヤーがいいか、「くるりん号」のあれがいいか、それから両方交ぜたほうがいいか、1年ごとに申請をするのだよという流れ的なことは承知していますけれども、どうせならもうハイヤー券、チケット見ただけで細かくいつまでの使用期間って書いてあるから、その印刷の手間とか、そういうので1か月ぐらい前から申請の取るということですけれども、申請時に去年はこうだったけれども、今年はこれぐらいにしてくださいって選べるようになっていますから。でも、その期間は何も印刷なんかしなくてもいいのではないかとか、そういう手間がかかって交付する時間に手間取って時間を要するのでないかだとか、何かやっぱり免許返納したらすぐ使えるような状況にする上では、一番の手間というのは「くるりん号」の場合は何も期間がないですけれども、ハイヤーの場合は印刷するためにきっと時間がかかっているのでないかなと、1年ごとのですから、その人によってみんな違いますから、そういう点ではその手間とか、料金的には12万円ぐらいですか。印刷料金というのは金額的にはあれでないかもしれませんけれども、そういうハイヤー券については利用期間を印刷しなくてもという点では若干交付が早まるのでないかなと思うわけですけれども、その辺はどうでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

今ご指摘をいただきましたハイヤー利用券の有効期限の関係、これ今1年という設定であります。事業を開始した当時、制度設計をするに当たり他自治体の事例なんかも参考にしながらこの1年間ということで設定をさせていただきました。この関係につきましても町民の皆様からご意見がありますので、見直し検討の項目の一つとして今考えているところでありますので、今後この内容についても検討してまいりたいと考えております。

質問 3番 重山雅世

町民の声を聞く手段、アンケートのほかに何かまた別にも考えていらっしゃるのですか。それと、ちょっと私最初に聞いたかと思いますけれども、免許更新のときにやるよということが一つと、そのほかにもアンケートをやるよと。免許更新時っていったらそれぞれみんな違いますから、すぐ今度の免許証更新時にはもう自動車学校のほうに照会して今度いつですか、そこにアンケート用紙受講者の人に渡すというような形でやられるのですか。もうこれ事業始まって5年たっていますから、やはり時期的には少しでも早いほうが住民の意向を反映したやり方を、それをまとめてやっていくという点でもまた時間かかりますから、そういう点では免許証の更新時と、それからアンケートとか、ほかにも何か考えていらっしゃるのでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

今我々考えているのは、先ほど申し上げた更新時と抽出のアンケートということで考えております。いろいろと広く意見を聞くことも必要ではありますけれども、統計的にしっかりと取ればある程度の意見も掌握できるというふうに思います。さらに、この関係についてはまちづくり懇談会であったり、様々な町民の皆様に問いかける機会もあろうかと思いますので、アンケート自体はその程度にして、そのほかしっかりと効果が上がるような事業に組み立てていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 重山雅世

はい、了解しました。次、2点目のほうへ行きます。最初に、答弁いただいた中で、これ今国の制度で、国の制度というのはみどりの食料システム戦略だと思うのですけれども、この国の制度を活用しということで化学肥料や化学農薬の使用量を2分の1にすると、そういう形で答弁されていますけれども、もうこの化学農薬とかという点でいうと、このみどりの食料システム戦略そのものが2050年までにCO2排出ゼロを実現するために、先ほど言ったような化学農薬50%削減するよ、化学肥料30%削減するよ、有機農業面積を100万ヘクタール、全農地の25%に拡大するよというのを掲げていますよね。そして、もうちょっと突っ込んで言いますと、これもう既に、この内容的な部分で言いますと遺伝子操作によるスーパー品種というのですか、種子、種の部分です。それとか遺伝子操作農薬、RNA農薬とか、それからもう既に欧米で禁止しているネオニコチノイド系農薬、これは2040年まで続けるよという、そういう中身かと思うのです。そして、有機農業面積を100万ヘクタール、今の約4分の1しか拡大しないよと。これでいいのですかということにつながっているのです。本町だけでも当初から見たら、私最初の通告で示しましたように有機の面積が10倍増えているよと。そして、やはり若い人中心に、特にこの新規就農者も有機農業にこだわって農業をやるという方も出てきているやに聞いておりますので、そもそもこの国の制度そのもの、もう化学肥料とか農薬2分の1にしているから環境に配慮して安全なのですかって。私は、逆に言うとここを問いたいと思うのです。それでもって大丈夫なのだろうかと。そこを思うのです。ですから、生態系生かすとか、そういう部分の本質的な部分でいうと肯定的に捉えていますけれども、今の国の制度のこのみどりの食料システム戦略そのものがこれだけの農薬しか使っていない、国の基準どおりこれだけで抑えているのだから大丈夫なのですよって、それに乗っかっていっていいのかって。もうよその国では、先ほど言ったようにネオニコの部分は禁止しているわけですから。日本はそれまだされていませんよね。それで安全守れるのですかと。そういう点での認識はどうなのでしょうか。

答弁 町長 佐々木学

国の環境分野に特化する持続可能な食料システムの関係、みどりの食料システム戦略の関係で今再質問があったわけであります。その中で議員からご指摘のとおり国の最終的なというか、2050年までに目指す姿ということで化学農薬の使用量を50%低減すること。また、化学肥料の使用量を30%低減する。さらに、ありました有機農業の取組面積、これは全体の25%を目標とすると。そのようなところを目指す姿として掲げられているわけであります。その中で各都道府県がこれに基づいて具体的な目標値を設定していく、その実情がございますので、そのようなことになっているわけでございます。北海道につきましては、この化学農薬の使用量、これを中間の目標ではありますけれども、2030年までに10%低減する。さらに、化学肥料は20%低減すると。さらに、この有機農業の取組面積、これは1.0%、これを目標にするというようなことでございます。この中で今諸外国のお話がありましたけれども、それによってこの農業の農産物の安全が確保されるのかというようなところのご指摘があったわけでありますけれども、国が国全体の目標として定めていることに対して、これは全体的なところを踏まえた上での目標設定でありますから、そこに対して私どもが物を申すということはいたしませんけれども、この安全、安心が確保できるかという話ではありますけれども、やはりここについては徐々に、一気にそこまで行けるということではありませんから、環境への配慮するその考え方も持ち合わせながらこれからの持続的な農業を進めていくということでありますので、そこに言及するものではないかなというふうに思っているところであります。やはり日本農業の全体、また農家経済全体を考えた場合には、この安全確保の問題と経済というか、農業者の生活、生産基盤、こういったものをしっかり維持していくと。どちらに重点を置いていくかというところがまだ大事なところではないかなというふうに思っております。しかしながら、今回改正された食料・農業・農村基本法の中でやはりこの一つの重点項目として環境の部分も触れられているわけでありますから、そこが今いろんな気象変動だとか、社会的問題にもつながっていく、そういったところもありますので、一つの項目として挙げられておりますから、私ども一自治体としてもそこの一つの北海道が掲げる目標に向かって少しずつ進めていくと。これはあくまでも行政なりJAが先導を切るということではなくて、農業者の方々が自らその取組に推進をし、いろんな制度を活用していくと、そのようなことかなというふうに考えております。

質問 3番 重山雅世

これ農業者の経営を守るという、それから環境を守る。離農が進んでいく背景、高齢化の部分も、ともすれば高齢化だから離農が進んでいるような言い方もされる方もいるのですけれども、本町の場合は平均年齢が全国平均よりもまだお若い方が経営に携わっておられます。そして、実際に有機農業に取り組んでいる方が増えていると、面積的にも。やっぱり流れとしてはそういう状況になってきているわけです。ですから、これは生産者だけでなくてよその自治体もそうですけれども、消費者自身も農業委員会なんかの力も借りながら耕作放棄地を一緒に、消費者も農家の方の力を借りながらお手伝いに行くだとか、それから有機で作ったものを消費するだとか、後で出てきますけれども、何よりも公共調達という点では学校給食が一番消費がなければ作る人も増えていきませんから、そういう形で今全国的にもやっぱりオーガニック給食というのは増えてきているのです。そういう点で農家の経営を守る、それから環境を配慮するという点では国がやっていることだから、北海道は若干国のやり方よりも進んだような言い方もされていましたけれども、地域の現状分かっているのは地域ですから、今の2050年までにとか、それから2040年まではネオニコ使うよなんていうような形に対しては、やっぱり言うべきことを言っていくというか、そういうことも、一番地域のこと分かるのは地元ですから、そういう姿勢が問われるのではないでしょうか。その点で再度答弁求めたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

今国に対していろんな制度の関係で物を申していく必要があるだろうということでありますけれども、そこは当然のことかなというふうに思っておりますので、私もその町村会であったり、そういった中にやはりこの環境へ配慮した持続可能な農業生産の仕組みづくり、これは項目としてあるわけでありますので、そこについては改正法にもありますけれども、一自治体の責務としてそこは取り組んでいくと、そんな姿勢に変わりはないということでございます。そして、先ほど来からのお話にありますけれども、経営と環境と、これが両立していくことが望ましいわけでありますけれども、やはり私としては農業経営、ここをしっかりしなければならないというふうに考えておりまして、これがあってこそのまずは環境問題かなというふうには考えております。ですから、今栗山町が332の農業経営体があるわけでありますが、これが将来的にはやはりさらに40%、その先もまだ減少が見込まれていると、そんなような状況であります。このような中で今栗山町にある5,500ヘクタールの農地、これをいかにして守っていくかということがやはり基幹産業を農業に持つ栗山町としてまずは第一義的に果たすべき役割ではないかなというふうに考えているところであります。ですから、そのための農業基盤整備であったり、ICTなり担い手の育成確保、こういった基本的にその農地を守る農地の集積を図っていくための農業政策をまず一番に考えながら、これからの栗山町の農業政策を進めていきたいと考えているところであります。決して環境の部分についておろそかにするとか、その経営を進めていく中で取り組める部分についてはそこに配慮した環境保全型農業の仕組みもあるわけでありますから、そこについても進めていくと、そのようなことでございます。

質問 3番 重山雅世

私通告にありますように日本の農政の部分でいうと、異常な円安も加わって、それで農業経営が存続の危機にあるよと。そして、食料も今はお金を出せば食料が入ってくる時代ではなくなってきていますから。みんな自分の国の食料は自分の国で作るというのがもう本当に、前に懇談会のときにちょっと担当課長も話していましたけれども、基本中の基本だというような形で自分の国の食料は自分の国で賄うのが、今そういう方向性にむしろ逆行するような、はっきり言えば改定案だったのです。食料自給率向上ということもうたわなくなってしまいましたから。それで、町長のというか、第7次総合計画の重点政策の中にこの農地を守り、持続可能な農業を推進するよと。そして、94番にいろんな地球温暖化対策の問題とか、それから担い手育成だとか、そういう部分では86とか99という点ではしっかりと重点政策でうたわれているわけですから、農家の経営を守るということ、本当に今食料供給の脆弱性が浮き彫りになっているのだよと、そういう状況で作りたくても作れなくなってきている。ミニマム・アクセスとか、そうやってお米を77万トンも外国から輸入しながら、そこは高く買って、日本で取れた新米を安く売るような、そういうような仕組みになっているわけですから、作りたくても作れない。そこまで追い込まれているから脆弱性というか、それって輸入頼みでは駄目だよって言われているにもかかわらず有機農産物も輸出のことも考えているような、そういう形まで出されているわけですから、本当にそういう点では私ははっきり言って亡国農政だなというのを常日頃思っているわけです、率直に言って。ですから、これをしっかりと正していかなかったら農家の経営も守っていけれないということです。どうせ自分の身内含めて跡取ってくれよと。そうやって担い手が育っていくような状況がどんどんと奪われていっているのではないかなと、そう思って危惧しているわけです。ですから、そういう点では管理シートや何かにはちゃんとしっかりとうたわれていますから、この方向でさらに国に対しても問題点を指摘しながら農家の経営をしっかり守るという点で、今の国の政策どおりやっていたのでは農家の経営も守れないし、それから食の持続可能な土づくりというか、土が基本ですから、そういう点でも化学肥料だとか、そういうものを使っている中で土の力もやっぱりどうなのかと、そういう点ですごく問題がある。国の言うとおりやったのではちょっと問題があるのでないかなということを私危惧して、あえてこの問題を質問させていただきました。2点目の土づくりと、それからオーガニック給食の部分です。その部分はすごく関連性があるので、引き続き質問させていただきます。教育委員会でもう既に全国でこのオーガニック給食に向けてはどういう状況になっているかつかめているかと思います。オーガニック給食協議会というのがもう既に立ち上がって、子供たちにこそ安心、安全なということで答弁の中にありますけれども、現実に有機農産物は高価格のためって答弁に出てきているのです。現実にはそうではないです。私栗山の有機農家の方の買っています。安いしおいしいです。この認識がまず違うなと、率直に。なぜかというと、外国から入ってくる化学肥料だとか飼料を使わないわけですから。地元にある自分たちで手作りした、ですから外国から入ってくる化学農薬とか肥料、そういう部分はみんな円安で高くなってきています。ですから、逆に言うと高くはないです。私それを食べていますから、現実に。そして、これオーガニック給食取り組んでいるところは、この800食全部一遍にやってしまうよってやっているところあんまりないです。最初は1件から始まっています。北海道でも有機農業って、先ほどの国の制度、みどりの食料システム戦略推進交付金のうち有機農業農産地づくり推進という形で農林水産省がオーガニックビレッジ宣言をして農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの農業の取組を進める市町村に対して支援して生産から流通、加工、消費の各段階で行う取組の一例として学校給食などの導入への取組への支援をしますよということ、ご存じかと思いますけれども。そういうの実際に取り組んでいて、そして広がってきているのです。それで、北海道でいうと安平町です。ここは去年の4月3日にオーガニックビレッジ宣言というのをして、これ人口7,000人ぐらいです。北海道初めてです。そして、有機農業の実施計画もつくって、これ新規就農者が有機農業のきっかけになったのは1991年に新規就農で有機農業を始めた方を皮切りにどんどんと増えていったよと。北海道の支援も受けたり、それから有機農産物の提供をして、そして今ではオーガニック給食などにも取り組んでいますよね。ですから、オーガニック給食協議会というのも立ち上げて全国にあります。だんだんと流れ的にはそういう方向性に、高いよ、それからもう量が少ないから供給間に合わないよというのではなくて、最初から全部やるわけではないのです。1週間のうち全部のものが有機でなくても、その一部は有機使ってくれることによって有機農家も増えている。全部が最初は慣行農法で今までどおりのやり方であっても、その一部、この部分は有機でやろうって言ったら、その食材を学校給食で使うと。さっきもう既にお米の部分はっておっしゃっていましたよね。お米から始まっているところもあるし、野菜からやっているところもあるし、最初からもう全部給食の間中やっているというところはあんまりないです。最初の1件から始まっているのです。だから、そういう方向にやっぱり、子供たちにこそ安心、安全という点ではほかのいろんな自治体も取組していますけれども、それによって移住者が。オーガニック給食の協議会のトップの方は千葉県いすみ市の市長です。そして、そこは日本で一番移住したい町に指定されています。その中で若い人たちが、子育て世代が移住者が増加しているよと。そして、食育の部分でもやっぱりすごくこの生産者の顔を見ながらというか、子供たちにもそこの農家のほうに行ったりなんかして、そして顔の見えるような、人的結びつきも強化しながらやっているような実践例があちこちで生まれていますので、ですからもう最初から800食なんかとても用意できないよではなくて、だから私目指してはどうかという質問をしているのです。今すぐではなくて、少しずつでもそれを増やして生産者も勇気づけると。そういう農家が増えていくことをすごくこれからのやっぱり未来という点では大事なことでないかなと思うわけですが、どうでしょうか。

答弁 教育長 吉田政和

今重山議員のおっしゃった理想に向けての取組については私も同感なのです。私も今回この質問において各地の話等々も調べさせていただいたり、勉強させていただいたりさせていただきました。教育委員会が独自に行っている地域はないのです。ここだけは理解していただきたいなと。それから、市、町、村、その中で政策の一つとして学校給食というのが出てきているというのが現状かなというふうに考えているところです。この学校教育として今できることについては、あくまでも教育の中身、範囲での中での教育に携わった子供たちとの関係ということでは、今重山議員がおっしゃった中身については3年生では地元の農業について単元がございます。それから、4年生においては北海道と地元の絡み、北海道全体の農業の単元がございます。5年生では、日本と諸外国の農業の単元がございます。それから、保健体育のほうでは心と体の健康というところで食育に携わる話が出てきますし、家庭科教育の中にも出てきます。本地域では給食センターがございますので、管理栄養士がいますので、食育という観点で各学校を回り、その食育の中でそういった自然栽培ですか、に関わる話とか等々もされているというふうに聞いております。ですから、教育の理想論の部分と政策の部分とということで我々教育委員会が関われる部分という部分についてご理解いただければというふうに思います。以上です。

質問 3番 重山雅世

全国の先進的な取組の点では、やはり保護者が声を上げた。まず、お母さん方が子供たちに安全なものを食べさせたいというようなことから声を上げてやったというところもありますし、そして今は農業協同組合、それから生協だとか、そういうところも一緒になって。公共的な調達という点で学校給食を有機にしたと。もう既に韓国ではやっています。韓国は既にオーガニック給食を無料で提供しています。フランスなんかでもそうですし、世界的な流れというのは安全、安心というの当然のことながら、やっぱり子供の命に関わることですし、私ももう本当にこの間国の基準がどんどんと規制緩和されて、よその国では厳しくしているのに日本は緩いと。ある新聞の声の欄に、農協の職員の方がこんな緩くして大丈夫ですかって衝撃的な読者の声の欄に実名で載っていたのです。ここまで基準を甘くして大丈夫ですかと。その結果が今の子供たち、脳や何かの部分に、結構脳科学者なんかの、私そういう映画も見ましたから、すごくそういう点では農薬の入ったようなものを食べ続けることで子供の多動性だとか、そういう障害に関わるような状況というのは脳科学者もやっぱり指摘しているのです。支援が必要な子供たち結構増えているというのは、すぐぷつんと切れてしまうというか、そういう状況というのは食べ物の影響というのも今関連づけられて研究者たちは声上げてきていますので、ですから進んだ取組をいかに我が町へ取り入れるためにどうするかという、それは教育現場だけではなくて消費者含めて、それから農協さんとか、そういう消費者団体とかも含めてやはり食の安全のことですから、教育委員会任せではなくてそういう点の取組というのはこれからもやっぱり進めていかないと未来に対するというか、理想論を言っているわけではないのです。よそのところでやっていて、身近でやっているところがあって何で栗山でできないかなと。いろんなできない条件いろいろ並べたら切りないですよ、はっきり言えば。でも、そちらに向かって進むという姿勢というのがそれは子供たちのためであり、持続可能な農業のためであり、そういうことを理想ではなくて希望に向かってというか、安心、そういう方向でやっぱりやっていく必要があるのではないかなと。その点で町長の考えも含めて再度答弁求めたいと思います。

答弁 町長 佐々木学

今再度のご質問ですが、食の安全、安心、ここを子供たちを含めて私も非常に重要なことであるというふうに思っているところであります。そんな中で今有機栽培、有機食材に特化したようなお話が出ておりますけれども、現在も減農薬米の関係でそれぞれ生産組合の方々、農協さん、JAさんからも子供たちのためにということで寄贈を受けてそれが給食に使われていると、そんなようなこともありますので、栗山町としてその環境に配慮した部分の取組というのは、やはりほかの町に引けを取らず、しっかりと町ぐるみで行われているというふうに私も認識しているところでありますので、有機食材を含めた環境に配慮したそういう農産物の普及だとか、推進についてはこれまでと同様引き続き行っていくということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

答弁 教育長 吉田政和

私も今町長がおっしゃったとおりかなというふうには思いますし、先ほど言いました教育でできることということで、未来を担う子供たちの部分の教育にとっては十二分に今のご意見も含めて大切なことというふうに考えています。あと、私自身も、先ほど議員が今買っていると話しました。私も買っています。よく不ぞろいの何とかとか。〔何事か言う人あり〕

答弁 教育長 吉田政和

はい。買っていますが、学校給食の場合先ほど言いました決められた時間というのがございまして、それなりの規格以上のものが入らないとなかなか厳しいということもご理解いただきたい。その中で今町長が言ったとおり、地元の農家の方々も有機農栽培という部分についてはしっかりと研究されているという話を私も聞かせていただいているところです。教育委員会といたしましては、そういった形の中で一部とはいえ必ず全員がその一部を食べられる環境がそろうことを願っているところという形の答弁で終わらせていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

質問 3番 重山雅世

町民の協力もとても、消費者としての協力というか、すごく大事だと思って、これオーガニック給食に取り組んでいる自治体では、お母さん方がその給食センターに行って泥ついた野菜なんかを何か手間がかかると。武蔵野市だったかな、そうやって保護者の方も自分たちの子供たちのために安全なものを食べさせたいということで何か学校給食センターにだったらみんな泥つきのなんかあんまり運ばれてこないと思いますけれども、有機の場合は泥つきで来たら洗う手間が大変だとか、そういう調理員さんたちの声も聞いて、お母さん方の安全なものを食べさせたいという気持ちをあれして、お母さん方が洗うぐらいは私たちで洗うからという形で関わったというような形も出ているのです。活動ですから、いかにそういう住民の力も活用するという点ではできないことではないので、私もそのぐらいだったらお手伝いできるかなとかいろいろ思いますけれども、そういう点でいうと本当にこういう農家がどんどん増えていって環境に優しい、何よりもやっぱり離農しなくても済むような、そういう農業というか、農政にしたいなと思っていますので、一応終わります。ありがとうございました。

出典:栗山町議会 令和6年6月会議 2024年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる