栗山町議会 平成28年第2回定例会 2016年3月9日
(1)栗山町の障害者雇用率について/(2)町長の海外視察について
2016年3月9日、栗山町議会の一般質問で、千葉清己議員が「栗山町の障害者雇用率について」「町長の海外視察について」について質問し、町長 椿原紀昭、総務課長 片山伸治、産業総括兼ブランド推進課長 山本信二が答弁しました。
- 質問者
- 千葉清己 議員
- 答弁者
- 町長 椿原紀昭、総務課長 片山伸治、産業総括兼ブランド推進課長 山本信二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 8番 千葉清己
それでは、通告に従って、2点について伺わせていただきます。まず、1点目は、栗山町の障害者雇用率についてでございます。栗山町は、福祉のまち宣言をし、そのキャッチフレーズも「くりやまなら大丈夫」となっています。障害者福祉の観点からご質問をいたします。共生社会実現の理念のもと、障害者がごく普通に地域で暮らし、地域の一員として自立してともに生活できる社会の実現のため、障害者の職業安定を図ることを目的とした障害者の雇用の促進等に関する法律の一部が平成25年に改正されました。このことにより、障害者の法定雇用率が民間企業は1.8%から2%へ、国及び地方公共団体等は2.1%から2.3%へ、都道府県等の教育委員会は2.0%から2.2%へ引き上げられました。そこで、以下の2点について伺います。①、本町の職員は143名なので、3名を雇用しなければならないと考えますが、現状はどうなっているでしょうか。②、町内の現在の50人以上の事業所の現状はどうなっているでしょうか。大綱2番目、町長の海外視察について伺います。町長は、毎年のように海外視察を行っていますが、次の2点について伺います。①、町長が就任して現在までに実施した海外視察について、視察した国と町長や随行職員の旅費、通訳などの諸経費を含めた総額について、各年度別に伺います。②、町長は、海外視察の実施について、第6次総合計画に生かすためと述べられておりましたが、第6次総合計画も策定され、スタートして2年目を迎えようとしています。現在は、計画実施の推進に力を注ぐ段階であり、もう海外視察を行う必要性はないものと考えますが、見解を伺います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
1点目の栗山町の障害者雇用率についてのご質問でありますが、平成25年4月1日から障害者の法定雇用率は国、地方自治体につきましては2.1%から2.3%に、民間につきましては1.8%から2%にそれぞれ引き上げられているところであります。①の本町役場の雇用の現状についてでありますが、平成27年6月1日現在、町長部局及び教育委員会部局において、正職員、嘱託職員及び短期時間勤務以外の臨時職員数の合計が178名、臨時職員で短時間勤務職員数が13名であります。したがいまして、法定雇用障害者数の基準となる対象職員数につきましては184.5名となり、地方公共団体における障害者法定雇用率2.3%を乗じますと、本町の場合4名の障害者雇用義務があります。現在本町役場では、2名の障害者が勤務しております。ともに重度の身体障害者であります。障害者雇用率制度によりまして、重度の障害者につきましては1名を雇用しても2名を雇用しているものとみなされることから、本町役場においては4名を雇用していることになり、法定雇用障害者数を満たしている状況にありますので、ご理解をいただきたいと思います。②の50人以上の事業所の現状についてでありますが、障害者の雇用の促進等に関する法律等に基づき、身体障害者または知的障害者の雇用義務がある従業員が50名以上の事業主等から、毎年6月1日現在の障害者の雇用状況についてハローワークへの報告が求められております。平成27年度障害者雇用状況集計結果が昨年11月に発表されております。市町村別の公表はされておりませんが、本町を所管するハローワーク千歳管内では、89の企業のうち法定雇用率達成企業は60で、達成割合は67.4%となっております。この数字は、全国の達成割合47.2%、全道の達成割合49.9%を上回っております。未達成企業のうち実雇用率の低い事業主等に対しては、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づき、ハローワークにおきまして適切な指導が行われているところであります。本町におきましては、障害者雇用率の向上に向け、ハローワークと連携を図りながら広報での周知、啓発も行っているところでありますので、ご理解をいただきたいと思います。2点目の町長の海外視察についてのご質問でありますが、①の年度別の海外事業の内容についてでありますが、私が町長に就任して以来これまでに3回海外視察を行ってきております。まず、平成24年度につきましては、循環型社会の形成、町並みや農村景観などを目的としてドイツ及びスイスを職員2名とともに視察し、経費の総額につきましては約175万円であります。平成25年度につきましては、産業や観光振興の展開による地域活性化と地域コミュニティーの再生などを目的としてフランスを職員2名とともに視察をし、経費の総額につきましては約220万円であります。平成26年度につきましては、海外視察には渡航しておりません。平成27年度につきましては、市民活動、環境活動、地産地消の活動による戦略的な地域づくりや、雇用創出による地域創生の取り組みなどを目的としてカナダ、アメリカへ職員2名とともに視察し、経費の総額につきましては約480万円であります。②の第6次総合計画策定後の海外視察の必要性についてでありますが、人口減少、少子高齢化の急速な進行により、本町を取り巻く社会環境は厳しい状況に直面しており、多くの地域課題も抱えているところであります。ご質問に第6次総合計画における計画実施の推進に力を注ぐ段階とありますが、この海外視察につきましては当初から総合計画を策定する目的で実施しているものではありません。諸外国の先進都市の行政実情を直接見聞するなど、既に情報を収集するとともに、見識を広め、目まぐるしく変化する社会環境や本町が抱える懸案事項、さらには課題解決に対し速やかに対応することが必要であります。町民総意でつくり上げた総合計画を確実に推進し、より実効性を高めるためにも国内外を含め、先進的な都市への行政視察につきましては、今後も継続して進める必要があると考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 8番 千葉清己
1点目の障害者の雇用率ですけれども、常用職員と短期、臨時、嘱託なども含めて178名ということでしたけれども、短期も入れて184.5名という、その計算式が大変複雑です。私もちょっと理解ができませんでした。それで、4名ということで、2名が重度ということで満たしているというご答弁でしたけれども、重度の判断というのはどういうものになっているのでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
事務的な内容でありますので、担当課長のほうからお答えを申し上げたいと思います。
答弁 総務課長 片山伸治
ただいまのご質問の重度の判断ということでございますけれども、身体障害者につきましては1級から5級、6級ぐらいまでそれぞれの級がございますけれども、また例えば上半身の障害であるとか、下半身の障害、それから知的な障害とか、それぞれの区分がございまして、今回のうちの例でいいますと、上半身、それから下半身ともに障害があるということで、ともに2級の重度の障害を得ているところでございます。以上です。
質問 8番 千葉清己
重度というのは、1級から何級まで。
答弁 総務課長 片山伸治
重度というのは、1級から3級までのことでございます。
質問 8番 千葉清己
今の町の障害者の実態ですけれども、1名が来年の3月で定年を迎えます。その後再任用とか、そういうことがあるかと思いますけれども、これは退職した場合については速やかに採用するということでよろしいのでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
千葉議員の再質問にお答え申し上げますが、確かにそういうような現状になっておりますから、当然それは再雇用等の問題もありますので、これから内容的に精査をした上で先ほどご説明したある程度の障害者の職員数については確保するべく努力をしていきたいなと、こう思います。
質問 8番 千葉清己
②の町内の50人以上の現状ということで、千歳管内のハローワークで67.4%ということで、その町内での内容というのはわからないということでよろしいのですか。
答弁 産業総括兼ブランド推進課長 山本信二
この関係、ハローワーク夕張にも確認しましたが、これについては市町村の個別の公表はしていないということで、確かに本町にも商工会議所の調査だとかで大体12以上の企業が50名以上いると。そのほかにも、例えば商工会議所の範疇以外では、農協ですとか福祉施設等も当然50人以上の規模の企業があるというふうには押さえております。ただ、その個別については、先ほども町長から答弁ありましたように、短期の雇用だとかいろいろ数値を持って基準数値を出していることから、本町の細かな数字については町は押さえていないということでございます。
質問 8番 千葉清己
今町長の答弁で広報でも周知をしているということでしたので、今後も継続して広報での障害者の雇用について町内事業者、町民に啓蒙するようにぜひともお願いしたいというふうに思います。それでは、2点目の町長の海外視察について行います。まず、最初に伺いたいのですけれども、この「知っておきたいまちの予算」、平成27年予算説明書の中に町長の海外視察の説明がどこに記載されているのでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
具体的な数字の問題になりますので、担当のほうからご説明を申し上げたいと思います。
答弁 総務課長 片山伸治
ただいまのご質問でございますけれども、主要な事業とかそういう主なものにつきましては掲載をして、皆さんにお知らせをしているところでございますけれども、その内容の中には記載はされておりません。
質問 8番 千葉清己
カナダ、アメリカなどの外国に行って480万円もかかったというようなことが主要な事業でないということでよろしいのでしょうか。
答弁 総務課長 片山伸治
決してそういう意味ではご答弁申し上げたわけではございませんけれども、町の中にはたくさん事業もございますので、全てを載せるということではなくて、主に町民にお知らせをしたほうがいい、それから重要なものについては優先的に載せているということでございます。以上です。
質問 8番 千葉清己
栗山町自治基本条例第12条第2項に、行政は、町政に関する情報を公開し、町民に対し説明責任を果たしますというふうに載っています。それがこの説明書に記載していないというのは、この自治基本条例違反ということになります。それで、もう一つ聞きます。他の類似市町村との比較というのは、これはどういうふうになされているのでしょうか。
答弁 総務課長 片山伸治
ただいまの他の市町村との比較ということでございますけれども、最初に町長からも答弁を申し上げましたとおり、町によっては抱えている課題、問題それぞれ違うと考えます。私どもといたしましては、本町の課題を解決するべく、またこれからそういう問題が、いろいろな課題、問題が起きるかもしれませんので、そういうものをあらかじめ広く見識を広めて、課題が出たときに対応しようと思っても、そのときには既に遅い場合もございますので、今からそういうものを広めていきたいということで行っておりますので、単純に他の市町村とどうこうということにはならないかなというふうに思っております。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
それぞれの市町村との比較はしてございませんけれども、情報、新聞等々、今はいろんな管内の市町村はそれぞれの海外にある程度視察等々を含めて出かけている回数が年に数回出ているところもあれば、これはいろいろなケースがありますので、比較にはならないと思いますし、今課長が申し上げたとおり、課題、懸案たくさんございますから、その都度そういったものを絞りながら、その先進地を選定して、職員とやはり複数の人数でそういったものを視察、学んでくることが今後の事業展開にも生かされていくだろうと。それと、ある程度のものは5年、10年と先を見ながら構想も立てておりますから、そういう意味ではこれからはどんどんそういったものが出てくるのかなというふうに考えておりますし、各海外との交流、これもこれから出てまいりますし、輸入だけでなく輸出の関係もいろいろ今出てきておりますので、今後ともそういった回数はふえてくるのかなと、そんな感じをしております。
質問 8番 千葉清己
今度は、栗山町議会基本条例第6条第3項で、町長は、議会に計画、政策等を提案するときは、政策等の水準を高めるために次に掲げる政策等の決定過程を説明をするよう努めなければならないと。3項に他の自治体の類似する政策等の比較検討というのがあります。これについてしていないということで、これについても非常に問題があるというふうに思います。いかがでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
基本条例にはるる書いてはございますし、私どもといたしましては、あらゆる会議等々を含めて、もちろん議会だけでなく町民に対してもそういった内容についても、関連事業等もございますから、その都度いろいろお話をさせていただいておりますから、違反をしているというような考え方には思っておりませんので、ご理解いただきたいと思います。
質問 8番 千葉清己
自治基本条例も議会基本条例も栗山町の条例の最高規範というふうにうたわれています。それについて軽視をしているというのは、やはり問題があるというふうに私は考えるのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
基本条例を制定して10年になりますけれども、これは議会だけではなく、行政とともにある程度論議もしている経過もございますから、議会を軽視しているなんていうことはさらさら私どもも思っておりませんし、ここ10年もそのような考え方はないわけでありまして、できるだけこの基本条例に沿ったいろんな事業計画も、組み立て方法も逐一相当の数の議会に説明をして、恐らく他町村では我が町ほど行政に対して全体会議等々を含めてシビアにお話ししているところは僕は少ないのではないかなと、そう思っておりますから、軽視というその言葉自体非常に私も理解できないわけであります。それと、千葉議員も相当海外にも行かれておりますから、ヨーロッパから2週間ほどかけて長期間行っている。あるいはソ連にも行ってきておりますよね。その都度そういった内容等についてどういう周知をしたのか、お聞かせ願えればと思いますが。
質問 8番 千葉清己
私は、平成4年でしたか、2週間町の研修視察でヨーロッパのほうに行かせていただきました。大変勉強になりまして、ヨーロッパの農業の実態、福祉の実態等を2週間かけて4カ国か5カ国ぐらいを研修させていただきました。それについては、非常に有意義だったというふうに思っています。私も職員が行くのは、積極的に行くことがいいというふうに今でも思っています。町長がこのように連続して通訳を連れていくというのが、やはり町民の理解が得られないのではないかということが一番の根本でございまして、それについて今質問したのはちょっと町長も誤解がありましたけれども、議会を、基本条例を軽視しているというふうに言ったのではなくて、自治基本条例と議会基本条例にのっとっていないということを言っているのであって、議会を軽視しているというふうに私が言ったというふうなのは大きな誤解でありますので、そこのところは誤解は訂正していただきたいというふうに思います。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
恐らくもう一度議事録を調べていただければわかると思いますけれども、そういうようなことのお話をお聞きしたので、お話を申し上げたということでありますので、町の基本条例も議会の基本条例も私はそういう考えはないですから、ここ10年しっかりとその条例に沿った地方行政を推進してきておりますし、いろんな打った事業が芽生えてきておりますから、当然それはある程度の成果を上げなければならないという意味でも今後どんどん出てくるのではないか。それと、職員ならいいけれども、町長なら云々、これもまた本末転倒ではないかなと思うのです。やはり長たる者も職員と同時にそういった視察等もしながら、自分の町の現状を把握して、果たして栗山バージョンたるものはどういうものかというような論議もできるわけです。ですから、職員のいろんな組織も町内にもありますから、そういったところで職員ともどもお話をさせていただきながら、産業別の問題も相当論議をしてきておりますから、それは千葉議員が昨年の2月まで町職員でおられたので、理解しているのかなと思いましたけれども、そうでもないような感じでありますので、非常に残念であります。
質問 8番 千葉清己
私は、町長が連続して行くのは、町長と随行する通訳の経費がやっぱりかかり過ぎるということで問題にしているわけでございまして、他の市町村でもこのように連続に海外に視察に行っている首長というのを私は聞いたことがないので、率直に町民もやっぱり思っているのではないかというふうに思っていますから、こういう質問をしました。予算委員会のときに改めて議論させていただきますけれども、そのときにこの経費がかかっている部分については私も修正を提案させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくご審議をお願いしたいというふうに思っております。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
予算委員会になりますと、具体的に私のほうからお話しする場が少ないのかなと思いますので、首長が行くということは訪問先というか視察先、これの受け方も相当違いますし、通訳がいるということは、私どもの抱えている懸案事項というのは専門的なものが多いですから、ただ単に片言ができるという状態では、これは当然通じないですし、逆に訪問先のほうに、視察先のほうにそれなりの現地に熟知した、あるいは日本人が活躍しておりますから、そういうプログラムに参加もしておりますし、また現地の方々の住民参加で相当事業もやっているということですから、かなりの専門性も出てくるという意味では、私もう少し英語が相当達者であれば1人で行って云々ということになるのかもしれませんけれども、僕は職員の研修に重点を置いておりますから、ともに学んでくるということは非常にこれからは大事なことかなと、こう思っておりますので、ご理解をいただきたいなと思います。
質問 8番 千葉清己
私は、質問を終わろうと思ったのですけれども、町長が答弁をされたので、また再質問させていただきますけれども、私は全くそうは思いません。町民の感覚として、先ほども言ったとおりやっぱり経費がかかり過ぎているというのが実態で、職員が行けば通訳は必要ないわけですから、この部分については再考をお願いしたいということで質問を終えさせていただきたいと思いますが、いかがでしょう。
答弁 町長 椿原紀昭(町長は2018年3月まで)
これ通訳なしでは、なかなか視察の効果が出ない。ある程度の予算をかけて行くということですから、物見遊山に行くわけではないですから、他のいろんな団体に入っていくケースはあります。着いて一緒に動向すれば、その研修が終わるというのもありますけれども、私たちは目的を持って、そこの訪問先の一番力を入れているような取り組んでいる事業の関係等を視察させてもらって、それまでには、行くまでにはいろんなことも調査した結果を取りまとめていただいて、そこの町の代表する方とも論議をさせていただいて、もちろん行政サイドの事業もあれば、議会にもいろいろとお話を聞く場もありますから、そういう意味では幅が違うのかなと思いますので、ただ単に行って見て帰るというような内容であれば、千葉議員が言ったように他の一行に加わって帰ってくるということありますけれども、私の3回の視察はそういう内容でございませんので、誤解のないようにしていただきたいなと思います。
質問 8番 千葉清己
ですから、もう町長はそういう必要はないというのが私の見解ですので、これは町長との見解の相違ということで改めて予算委員会でやらせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。