みんなの議会

訓子府町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月12日

これまでの町民と向き合う施策の総括と今後のまちづくりの考え方について

2019年3月12日、訓子府町議会の一般質問で、西山由美子議員が「これまでの町民と向き合う施策の総括と今後のまちづくりの考え方について」質問し、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、企画財政課長 伊田彰が答弁しました。

質問者
西山由美子 議員
答弁者
町長 菊池一春、総務課長 森谷清和、企画財政課長 伊田彰

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 西山由美子

これまでの町民と向き合う施策の総括と今後のまちづくりの考え方について、町長に伺います。「みんなで創る訓子府の元気」からスタートして「すべての町民にやさしい町づくり」まで12年間の菊池町政の基本は町民と向き合う施策の積み重ねだったのではないでしょうか。気になるのは2期、3期の8年間は無投票当選ですから、批判の声が見えません。そこで町民との意見交換の場として継続されてきた施策への町長ご自身の評価を伺い、今後のまちづくりへどう生かしていくのか、その考え方を伺います。1点目、夜間町長室、ふるさと懇談会、今は車座トークとなっていますけれども、その評価は。2点目、まちづくり委員会からまちづくり推進会議へと組織の形状は変化したが、その評価は。3点目、「まちづくり町民参加条例」制定後は町民から見て、今までとどこがどのように変わるのか。4点目、町民がいつでもまちづくりに参加できるためにも専用の窓口が必要と感じますが、その考えは。4点、伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「これまでの町民と向き合う施策の総括と今後のまちづくりの考え方について」4点のお尋ねがありましたので、お答えをさせていただきます。1点目に「夜間町長室、ふるさと懇談会、車座トークの評価」についてのお尋ねがございました。私は12年前の町長立起にあたり、町民の総意で町の将来を決めるシステムの確立のため、地方自治の本旨である「町民の、町民による、町民のための行政を行う」ことの実現を掲げ、その実践を積み重ねています。夜間町長室は毎月1回、必ず私が在席し、どなたでも来られた方の話を丁寧に聴くという姿勢で実施しているもので、これまでに137回開催し、248名の方の訪問があり、多くの意見、提言や要望をいただいています。また「ふるさと懇談会」は19回開催、326名、平成25年5月からは「車座トーク」として27回開催、486名、合わせますと46回を開催し、812名の方の参加をいただき、その時々の町政課題の説明、意見交換や地域課題の解決に向けた検討などを実施しています。そのほか、各種団体の総会や各種行事等に参加するなど多くの広聴活動の推進は、言うなれば私の政治姿勢であります。次に、2点目に「まちづくり委員会からまちづくり推進会議へと組織の形状は変化したが、その評価」についてのお尋ねがございました。私の公約であった「自治基本条例」の制定について議論を深めていただきたく、平成20年6月に38名の委員で設立した「まちづくり委員会」は、さまざまな議論を経た中で「住みやすいまち」「住民参画のまちづくり」を中心に、2年の月日で18回の会議を開催し、無報酬にも関わらず、延べ294名の参加をいただき、学習と議論を重ねられ提言と報告をいただいています。また、まちづくり推進会議につきましては、平成23年6月に町長の政策決定過程において自由に意見を述べることができる「まちづくり推進会議」が町内会、実践会に推薦をいただき、29名で組織され、今まで21回、延べ484名の参加をいただきました。行政主導ではなく主権者としての住民が行政に参画する重要な位置付けにある組織であり、行政の仕組みの説明や毎年度の政策予算の意見交換、意見をいただいた地域課題に対する新規施策の実施のほか、時々の町政の課題などについて意見をいただいたところであり、さらには住民参画部会を設置し、今定例会で提案している「訓子府町まちづくり町民参加条例」「訓子府町まちづくり推進会議条例」の素案の策定など協議したことは、これからのまちづくりの大きな示唆になると確信しております。次に、3点目に「『まちづくり町民参加条例』制定後は町民から見て今までとどこがどのように変わるか」とのお尋ねがございました。まちづくり町民参加条例は、町民の権利、町民の役割、町長等の責務を明確にし、宣言した初めての条例となります。町長は町民の意見を把握し、町政の運営に反映させるため情報を積極的にわかりやすく提供し、説明すること、または町民は町政に関する情報を知る権利について規定しました。町民参加に最も重要なことは、情報の共有にあります。町民説明会でも「行政側の都合の悪い情報を隠さないように」との厳しいご意見も出され、現在図書館内に「まちづくり情報コーナー」を設置し運営しているところですが、条例制定後はさらにわかりやすく、町民に伝わる工夫をしてまいりたいと思います。それを受けて町民の参加機会を拡充させるため、定められたさまざまな町民参加手続を実施していくことになります。また、いただいた意見のほか、町民参加手続を経ない提案、要望等は、検討経過や結果の公表をすることを規定し、情報の共有を図ることとしています。時間はかかりますが、この12年間のさまざまな住民参画につながる活動の実践をさらに確固たるものにし、町民自らの手による真のまちづくりの実現につながるものと確信しています。次に、4点目に「町民がいつまでもまちづくりに参加できるためにも専用の窓口が必要に感じますがその考えは」とのお尋ねでございました。行政分野はさまざまな部署があり100名あまりの職員でさまざまな業務を行っているところですが、条例運用にあたりましては、企画財政課が窓口となり進めることになります。以上、お尋ねのありました4点につきましてお答えいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 5番 西山由美子

自治体の首長というのは本当にさまざまなお仕事があると思いますが、その中で自分のプライベート時間を割いて、夜間、町民と向き合って対話するという、この夜間町長室、これを12年間継続された137回の開催で248名の方が訪問したということは、これは、その間、町長も健康でいらしたということと、やはり町民にとっても本当は敷居の高い、一番入りづらいお部屋だったんではないかと思うんですが、段々年数が経つごとに、やっぱり町長室で夜間町長室でこのようなことが話されましたよという、きちんと広報で報告していただいてますので、問題を抱えたり、やっぱり悩み抱えた人が実際に行ってお話した、この対話型というのが効果があったのかなと思います。実際この夜間町長室、あるいは車座トークで町民との意見交換の中でですね、実際に施策に結び付いた事案はどのようなものがありましたか。

答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)

夜間町長室を中心に申し上げますと、例えば畑作物のですね、生産振興を図っていきたいというような生産者グループですとか、あるいは乳製品ですとか、そういったものの加工に取り組んでいきたいというような、そういったさまざまな要望がございます。その時にいろいろ町長が相談にのるという形とるんですけども、その後、例えば麦作振興会の活動に対する支援に結び付いたものですとか、それから例えば地域活性化チャレンジ事業、町民税の1%を活用した、そういった事業の紹介をして、そうした事業の立ち上げを支援する。あるいは担い手対策などについてもですね、町民の方から提案があったものについてですね、婚活イベントを具現化するですとか、そういったものに具体的に結び付いているものもございます。以上でございます。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

私の方からは主に車座トークの部分で、車座トーク、定例的に開催していただいている町内会ございまして、そこの中では率直にですね、高齢者ハイヤーの利用について、さまざまな、聞けない要望もございましたけども、特に相乗りの関係でいきますと、夫婦で二人持たれている方とですね、単身の方の違いというのは公平じゃないんでないかとかですね、そういった部分で相乗りを認めた。逆に言うとタクシーの台数が少ないということもありましたけども、認めて、今の状況になっているということ。枚数の関係もですね、特に日出はローソンがなくなった後、JAの買い物の交通環境も含めてですね、さまざまなご意見いただいて、現状でいくと120枚まで増えてきているというような、それも町長の政策決定の一因の中で出てきている部分かなっていうふうに思っております。

質問 5番 西山由美子

そうですね、先ほど言ったように、何かあって夜間町長室に行こうかというのも、なかなか全ての人が行けるかといったら、なかなか敷居高いんですけれども、この車座トークは車を持たないおばあちゃんたちも日出の場合はですね、年に1回の年中行事といいますか、町内会の行事の中に組み込んでいますので、町長や課長さんたちと出会える、地域担当職員とも話し合えるということで、皆さんとっても楽しみにしています。これがまだ本当に一部の地域にしか実行されていないということで、もう少しその辺の効果とかも含めて宣伝したらどうかなと思います。この夜間町長室と車座トーク、これはこの参加条例で皆さんの、町民のさまざまな声をいろんな形で取り上げる、これ今後取り上げていくという一つのルールができました時には、その後ですね、この町長独自の町長室や車座トークも継続される考えなのでしょうか。その考え方を伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

この二つもさることながら、私が町長になってから、町長室のドアは開けるようにしています。あそこで通路で通ってくる町民の方が手を振ったり、中には町長いたのかって入ってきます。まずここから始まりました。だからドアを閉めないということが私の町民に寄り添う一つのスタートでありますし、それから夜間町長室はこれはまちづくり参加条例ができたとしても必ず実施します。それは来るが来ないが、よく議会でその成果はとか、いろいろ問われますけども、委員会なんかで、私は成果というよりも私の基本姿勢として町民と向き合うと。そしてどなたでも来てほしいと。この時だけは私がいますという、そういう姿勢を貫くために実施しているということでございますので、これからも続けていきたいと思います。在任中は必ず月に1回はこの夜間町長室はやりたいと思っています。それから三つ目の車座トークですけども、これもいろんな形、古くは青空町長室とかってことをやりましたけど、いずれにしても各町内会、実践会単位で呼ばれた段階でいくという姿勢はもう変わりありませんけども、今度のまちづくり参加条例の中で状況によっては町内2か所で3回ほどの全体の説明やあるいは意見を聞くとかですね、より積極的に町民の前に向いていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 5番 西山由美子

まちづくり推進会議、今現在のですね、それがまちづくり委員会から推進会議へと組織が変わりました。そしてこの説明の中で町長が本当に最初の19年の公約で自治基本条例の制定ということで公約を掲げておりました。でもそのまちづくり委員会および推進会議のメンバーの方々が何回も話し合った中で、やっぱりよくわからないと。そしてやっぱり自分たちの町にあった、そういう条例がいいんじゃないかとさまざまな意見が出されたとおよび聞いております。その中でこの今回提出されるまちづくり参加条例、町民が自主的に参加できる条例なんだと。その工程を辛抱強く、今まで時間をかけてやってきたということはすごく無駄なことではないし、いいことだったんではないかと思います。それで新年度からは新たなまちづくり推進会議がスタートいたします。そのように聞いております。そのメンバーの中に今までとは違って、今までですと町内会、実践会から各1名ずつ参加していましたけれども、行政区の代表の方とか有識者の方がいらっしゃると。そして公募するということがありました。ぜひですね、その公募を重要視していただきたいなと思っています。というのは、このまちづくり推進会議で延べ484名の方の参加をいただいたということで、その町内会、実践会によっては、毎年変わっている人もいますし、毎年じゃない、2年に1回か、それでやっぱりさまざまな方々がこの推進会議を経験していらっしゃいますから、また新たな気持ちでいろんな方の意見ができるように、その公募の部分をぜひ呼びかけていただきたいなと思います。いかがでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

河端議員からも女性の登用を含めてですね、意識ある者たちが積極的に参加できる仕組みを作ったらいいんではないのかというご意見もいただきながら、これは役職ではなくて、逆に言うと公募してこられた方が積極的にこういう会議に参加できるような仕組みをちゃんと位置付けていきたいと思います。

質問 5番 西山由美子

それから3点目の制定後は町民からみて、今までとどこがどのように変わるのか。これですね、日出の説明会の時に町長も多分記憶にあると思うんですが、高齢の女性の方たちが結構参加してくれました。町長から意見を求められた時に一人の方が今日は勉強しに来ましたと言うと、他の方もつながるように今日は勉強のために来ました。でも勉強のために来たという意見はすごく重要なポイントじゃないかなと私は思います。やはり行政が提案してきたことというのは、とてもわかりずらく、何が変わるんだろうって、それが参加したらわかるのかなと思って皆さん来たと思うんですが、結局長い説明の中では掴み取れなかったのかなと思いますので、おそらくもしこの参加条例が議決されまして、広報の中で町民に向けて説明があると思うんですけど、本当に誰にでもわかるように、どこがポイントなのか、何がどう変わるのかということをわかりやすく説明していただけたらなと思います。それと4点目の専用の窓口、これは2階の企画財政課が窓口ということは、なかなか一般の町民の方が庁舎に来庁して、あっと思いついて、このことちょっと言ってみようかなと思った時に2階はなかなか行きづらいのかなと思うので、できれば何か専用の窓口が下の方にあったらいいなと思ったんですが、その2点について伺います。

答弁 企画財政課長 伊田彰(企画財政課長は2019年6月まで)

ただいま、3点目と4点目で2点のご質問いただきました。まず1点目の説明の部分、これは非常にですね、町長からも、もっとわかりやすく、もっとわかりやすくって非常に努力した結果だったんですけども、捉え方ということで反省をしながら次の広報等々の説明に向かいたいなというふうに思いますけども、実際とすると、これ町民のための条例でございますので、実践も説明の一つということも捉えておりますので、可決していただいた後については、そういったものも合わせてですね、対応していきたいかなというふうに思っております。それと専用窓口の部分でございます。ちょっとまだ条例の制定がなされていないということで、庁内的な部分が少しちょっと遅れている部分もございますけども、実態とすると企画財政課が窓口ということでございますけども、最終的にはどこの課に行こうが、そういうような対応をできるようなという思いも含めてですね、ありますので、今までと変わらず、例えば窓口で言ってもらったことも、窓口わからなければ担当が来るとかですね、従来あった町民の声をきく課ですか、そういった部分も含めてですね、あわせて対応していきたいというふうに思いますので、ご理解ください。

質問 5番 西山由美子

それではそのことも含めて、広報にぜひ大きく書いていただきたいと思います。最後にですね、今年の新年度に挨拶文の中で訓子府町を離れた方から、こんなことが書いてありました。「合理性のない少数意見によって、まちづくりが進められることには一種の危うさを感じています。全町民の合意形成によって将来のまちづくりが適切に進められることを期待しています」とありました。ぜひこのまちづくり参加条例が町民とともに住み良い、ちょっといいね!がある町をさらに充実したまちづくりに進めていけるように、今後の皆さんの仕事ぶりに期待したいと思いますので、これで私の質問を終わります。

質問 5番 西山由美子

すいません、これで終わっちゃいけないんですね、すいません最後に。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

町民の町民による町民のための政治というのは、ご存じのとおりアメリカのリンカーンが民主主義の基本として世界に発信した言葉であります。この考え方は今も鮮明に生きている世界の共通の民主主義の称号だと私は思っています。4期目、もし携わることがというよりも、担当することになりましたら、それらを肝に銘じながら町民参加のまちづくりをこれからも一層推進していく決意でございますので、議員各位の皆さま方もお力添え賜りますようにお願いを申し上げまして、答弁にさせていただきます。

質問 5番 西山由美子

これで私の一般質問を終わります。

出典:訓子府町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月12日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる