訓子府町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月14日
人事評価制度について
2016年6月14日、訓子府町議会の一般質問で、山田日出夫議員が「人事評価制度について」質問し、町長 菊池一春、総務課長 森谷清和が答弁しました。
- 質問者
- 山田日出夫 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、総務課長 森谷清和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 山田日出夫
4番、山田日出夫です。通告書に従いまして2点にわたりご質問をしたいと思います。まず最初に人事評価制度についてお伺いをいたします。今年度から実施しております役場職員に対する人事評価制度について、職員は町民福祉の増進を直接担う重要な存在であります。本制度の目的および運用について伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「人事評価制度について」、制度の目的および運用についてお尋ねがございましたので、お答えをいたします。平成26年5月に地方公務員法が改正されまして、改正の柱の一つとして、人事評価制度の導入が法律上義務付けられることになり、本年4月から人事評価制度の導入に至ったところでございます。本制度は能力・実績に基づく人事管理を行い、より高い能力を持った人材の育成と、組織全体の士気高揚や公務能率の向上を図り、ご質問にもございましたが、最終的に住民福祉の増進につなげることを主な目的としております。本制度の運用につきましては、能力評価と業績評価の2本立てで評価を行うこととし、評価の対象は給料表の適用を受ける職員、評価方式は数値化方式、評価期間は4月から翌年3月までの年1回としております。評価結果につきましては、地方公務員法において、任用、給与、分限、その他の人事管理の基礎として活用することとしておりますが、制度導入後間もないため、階段を踏んで制度の定着化と評価結果の反映方法などを今後具体化してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 4番 山田日出夫
ありがとうございます。私も法の改正によって人事評価が導入されるということは承知しております。要はどのようなことが行われて、どのような結果をどう反映していくかということが一番重要だと思っております。まだスタートしたばかりだから段階的にという説明がございましたけれども、ある意味それはうなずけることかなと思っております。それで公務というのは民間の仕事と違いましてですね、なかなか目標を数値化できませんよね、例えば製造会社でいえば1日に何台つくるだとか、何台修理するとか、また生命保険会社で働かれている方でいえば1日何件入ってもらうだとか、月何件という目標を具体的にデジタルで表示しますけれども、この目標管理型といわれている目標と管理について、どのように行われるのでしょうか、端的に教えていただきたいと思います。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
ご質問にもございましたが、公務につきましては、民間と異なりましてなかなか数値化しにくいというものもございます。数値化しやすいものについては、定量的な目標も立てると。例えば観光部門であれば、そういう観客数を何人集めるだとかですね、そういうような量的なものと、それからいついつまでに、例えばこういった計画を立てるという定性的といいますか、そういった大きく二つの目標の立て方があると思いますが、それらをその部門、部門に応じた、その係、係に応じたかたちで目標の方を設定させていただいておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 4番 山田日出夫
私がいたときには、この制度はありませんでしたから、なかなか聞いていてもぴんとこないですけれども、答弁にありましたように何ていうんですか、点数というか数値化して、数値化方式で評価をする。しかも能力評価と業績評価の2本立てだとはっきりお答えがありましたけれども、私がなぜこういう質問をするかというとですね、職員はただでさえ業務が多様化して、しかももうすごく人数が減っているわけですよね。その中で日々頑張って奮闘されているという、そういうことがあるものですから、いくら法でされていても、運用面で血の通ったといいますか、仕事だとか精神にマイナスの影響が出るようなことだけは避けてほしいと。これが思い、願いであり、質問の趣旨なわけですよ。だけど先ほどはっきり答弁されています。ああやっぱりかと。能力評価と業績評価、数値化、もう少し詳しくお願いします。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
先ほどお答えしました数値化の部分でございますけれども、評価の仕方としまして、評語付与方式といいますか、ABCDとかSとかSABCDとか、Sはスーパーという部分で、そういったランク付けをする方式とそれから私どもで今回導入していますのは、能力評価であれば標準が50点ということで、なお企画力だとかそういったところでは加点する部分がございますけれども、そういった部分については減点するなら、なぜ減点するのか、評価結果について本人と面談することにしておりますので、例えば50点が45点になったら、その5点がマイナスになったのは、こういうことでマイナスになっていますよということでお互いに評価者と被評価者とで面談することにしています。それから目標管理の方ですけれども、こちらについても標準が大体50点になるんですけれども、その目標が難易度が高いもの低いものがあると思うんですけれども、それと期間、目標達成までの期間というのが、それをマトリックスみたいなかたちでですね、合わせまして、その点数を出していくということにしております。普通の難易度が普通で、期間についても平均的な、そんなにかからないというようなものであればですね、大体50点ぐらいになるということになります。能力評価と業績評価と合わせて大体100点が標準になるというようなことになっております。先ほど申し上げましたようにお互いに目標を立てる段階でも評価者である課長と係、係長が面談をやって、このぐらいのウエートをかけたらいいんじゃないかとか、このぐらいの難易度じゃないかとか、終わってからも、結果を出したときにもお互いに、その点については、これが達成できたね、達成できなかったねという面談をやることにして、お互いコミュニケーションを図るというようなことで進めております。
質問 4番 山田日出夫
技術的なというか、仕組みは大体イメージできたし、職員と話をしながら最終的に評価の姿になっていくということで理解をしました。それは仕組みの話であります。それでこれを進めると、もうスタートしているようですけれども、スタートにあたって一番影響力のあるというか、ストレートにくる職員と十分協議とか説明とか尽くされましたか。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
この評価制度につきましては、平成26年ぐらいから大体本格的に調査・研究を始めたのですが、昨年ですね、6月にまず1回目の職員研修を行いまして、その後10月に職員からアンケートをとりました。アンケート集計結果のその後は皆さんに公表して、その後は職員各年代、それから各職種から職員の代表の方に集まってもらいまして、ワーキンググループを開催しました。その後は人事評価制度検討委員会という、これにつきましては副町長を頭にですね、課長職、現業業務を持っているだとか、消防だとか、そういったところも、一般職の課長だけではなくて、そういうところをちょっとピックアップしまして、それと職員組合から4名に出席いただきまして、計10名で人事評価制度検討委員会を年度内に3回ほど繰り返しました。それから研修につきましても2月にも行っておりますし、また4月に入ってからもまた研修をやらせていただいております。研修の際に本町の評価制度についても職員の皆さんにご説明するというようなことで職員の理解を図ってまいりましたのでご理解願いたいと思います。
質問 4番 山田日出夫
仕組みのことは大体わかったし、職員に可能な範囲で説明、意見聴取もされたのかなとお聞きしました。町長にお聞きしたいんですけれども、近年サービスを提供する側の人間、例えば役場の職員とか教職員とか、この人たちの中に労働条件が厳しいとか、またはサービスを受ける側とのコミュニケーションの中で心身を痛めて大きな問題になっているということはご存じだと思いますけれども、うちの人事評価とそのあたりへの心配について、町長の所見を伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
私の年代は勤評なんていうことがありまして、格差を生み出したり、不平等を生み出したりして、そして給料に差をつけたり、役職等に差をつけるというようなことを職員時代も随分心配したり気にしながら、ある意味ではときには激しく闘ってもきました。そういう状況とは違って、今回平成26年度の人事評価制度というのは、ちょっと意味合いが違うんだろうなという関係で私はこれらについて自ら全体の流れをみたり考えたりしています。今日の新聞だったでしょうか、雄武町の職員の自殺の問題で一般職の方が亡くなられたということで、議員が質問すると。ある意味では全道的にもこの近隣町村をみても役場職員や教職員に心の病で職を離れていく、あるいは入院するという状況というのは、もうこの田舎町であっても日常茶飯事という状況になっていることは事実です。ですからこの評価が職場の中で差別を生んだり、そういったお互いが信頼関係を破壊していくような、そういうものであってはならないというのは、私自身は自分にも言い聞かせていますし、これからもそうありたいと思っています。今、第一段階で上がってきた書類を見ていますと、課題別組織目標一覧表というのが出てきましてね、17課70目標をそれぞれの課長を中心に総務課から消防、こども園も含めて目標設定して、そして標題をあれしてみんなでこれでまず組織的に努力しようということと、それから今後は個人で一人一人の職員が自分自身の目標を掲げながら、それに向かって努力していこうということをこの評価制度はすごく大事にしているようでありますので、近隣町村も含めて推移を見ながら議員が心配されているようなことは決してあってはならないというふうに思いますので、この評価制度が町民の福祉の向上に少しでも前進できるように町長としても努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。
質問 4番 山田日出夫
私が一番心配して、職員の皆さんへの影響をすごく気にしていることに今、町長が答えられましたので、ぜひそこの点に十分ご留意いただいて、この制度をやっていただくということが大事かなと思います。それでこの件は最後になりますけれども、誰が評価をするのでしょうか。課の中に例えば課員というんですか、係長も含めてですけれども職員がいて、誰が評価をするのか、最後は当然責任者である町長がお目通しされて決裁印を押されることかと思いますけれども、誰がされるのか。それとこの成果をもって人事異動、配置、最後は給与に格差が出るところまで予定があるのか、最後にお聞きします。
答弁 総務課長 森谷清和(総務課長は2019年3月まで)
評価者の関係でございますけれども、一次評価者につきましては課長、二次評価者につきましては副町長または教育長が行うこととしており、重層的に評価の方を行うことにしています。最終的に町長がその評価を確認するということとしております。それからこの評価制度の目標でございますけれども、これにつきましては、まず今回地方公務員法が改正になったことは当然なんですが、やはり組織の何ていうんでしょう、人材育成といいますか、職員のモチベーションを高めていく、それにつながっていくような評価制度になればいいなというように思っています。それからもう一つは先ほどお話しましたけれども、評価段階で評価者と被評価者が面談を行うことによって、普段思っていることなんかが評価者に伝わりますし、評価者として研修的に、OJTにつながりますけれども、そういった指導なんかも行われると。そういうことで職場の一体化が図られるように努めたいと。それと今おっしゃいました任用、それから給料、分限、これらにつきましても今後具体的にどういうふうに反映させるかどうかということは考えてまいりたいと思います。当然、職員の皆さんには最終的にはそういう任用、給料、分限につながりますよということで、この制度を導入した経緯がございます。
質問 4番 山田日出夫
わかりました。わかりましたといって全部理解して賛同しましたという意味ではないんですけれども、心配は依然として私なりに残っておりまして、十分時間をかけて段階を経てとおっしゃっていますから、特に町長も先ほど言及されたように慎重に心配な点を排除しながらやっていくということですので、経過を見させていただいて次の質問に移っていきたいと思います。