みんなの議会

訓子府町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月8日

菊池町政の4期の成果と課題は

2022年6月8日、訓子府町議会の一般質問で、山田日出夫議員が「菊池町政の4期の成果と課題は」について質問し、町長 菊池一春が答弁しました。

質問者
山田日出夫 議員
答弁者
町長 菊池一春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 山田日出夫

3番、山田です。通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。菊池町政4期の成果と課題は。菊池町長は4期目の最終年度をお務め中であり、この間、本町政史に「菊池町政時代」のページを重ねてきました。私は一部意見の違いこそあっても、ご努力と実績へ敬意を表したいと率直に思います。町民の一人、町議会議員として、これまでの菊池町政の歩みについて、現時点における町長ご自身の思いや将来への課題などをお聞きします。来年以降、ご本人をはじめ、どなたが町長に就任されようとも「菊池町政16年間」が基盤となるので、公の町議会に正式な議事録も残すべきと考えます。答弁ですべてに触れることは困難ですが、町長が考える主な事項に絞って答弁をお願いをいたします。1、町政の執行にあたり特に重視された主な点は。2、特に苦労されたこととその解決方法は。3、主な事業の成果と課題は。また4期を通した公約の達成度は。4、現状における未着手の町政課題は。以上、4点、お願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「菊池町政の4期の成果と課題は」について4点のお尋ねがありましたので、お答えをいたします。1点目に「町政の執行にあたり特に重視された主な点は」についてお尋ねがありました。平成19年5月に「みんなで創る『訓子府の元気』~できるところからすぐ実行~」「9つの緊急提言と2つの約束」を掲げ、私の町政1期目がスタートし「訓子府の元気、新しい『7つの約束』」を掲げた2期目、「すべての町民にやさしいまちづくり『子どもたちの笑顔が輝く町』」を掲げた3期目、そして4期目は「すべての町民にやさしい町づくり最終章」として与えられる多くの課題に粉骨砕身、身体を張って取り組み、現在もまい進中でございます。私は、町政を担うにあたりまして、多くの施策を掲げ、そのすべてが重要な施策であると認識しておりますが、議員から特に重視された主な点というお尋ねでしたので、就任以来一貫して柱として掲げてきた5点に絞って申し上げます。まず、一つ目が「住民自治の推進」であります。「町民こそが主役」を基本理念として町政を推進してまいりましたが、地方自治の根幹である住民自治は、住民の意思と責任に基づくものであり、またある意味でお任せ民主主義からの脱却への試みでもあり、この推進のため、さまざまな実践を行ってまいりました。二つ目に「財政健全化」であります。就任当時、国はいわゆる「三位一体改革」により、地方に対する財政の締め付けを強め地方財政は大変厳しい環境にありました。訓子府町も例外ではなく、置戸町との小さな合併を目指していた本町は、平成21年には基金が枯渇し財政破綻が叫ばれ、厳しい財政状況にありましたが、町民と行政の信頼関係をどのようにして取り戻すのか、自立の道を歩み続けるため財政健全化に取り組みました。三つ目は、産業の振興でございます。農家の皆さんが誇りを持ち、安心して生産に励むことへの支援や地域を支える商工業の振興・発展によるまちづくりを目指しました。四つ目が、教育、子育て環境の充実です。教育の町訓子府にふさわしい、子育て世帯が子どもを安心して生み育てることができるまちづくりの推進です。そして、五つ目が、高齢者や障がい者が安心して暮らせる地域医療、介護、そして保健福祉の充実と推進です。2点目に「特に苦労されたこととその解決方法について」のお尋ねがございました。課題解決には苦労はつきものですが、苦労というよりも特に取り組んだ実績のうち「印象」が深かったことをいくつか申し上げますと、私自身の給料の減額をはじめ、副町長を置かないことや職員給与の4%削減などの財政健全化の取り組み、まちづくり推進会議やまちづくり町民参加条例などの町民参加の仕組みづくり、認定こども園の設置、スポーツセンターの建て替え、消防庁舎の建て替え、アート・タウン・プロジェクト、光ファイバ網の確立、そして地域担当職員制度の導入です。いずれも、多くの町民、関係者の方々から多様なご意見をいただきながら進めてきた事業です。住民説明会や各関係者との貴重な意見交換などの広聴活動や議会での活発な議論を経て実現させていただいたものですが、これは「解決法」というよりも、すべての方々が民主主義、そして地方自治の原点を理解され、共に歩んでいただいた結果だと私は思っております。3点目に「主な事業の成果と課題は。また4期を通した公約の達成過度は」についてお尋ねがございました。まず、公約の達成度を申し上げますと「おおむね達成できた」と認識しております。最初に申し上げました五つの重視した点を中心に申し上げますと、住民自治の推進では、10年に及ぶ時間をかけた「訓子府町まちづくり住民参加条例」住民発議も可能となる「まちづくり推進会議条例」を制定するなど自治への参加、参画の制度の条例化ができました。財政の健全化につきましては、人件費削減をはじめ、町民の皆さまにも多くのご理解とご協力をいただきながら進めさせていただいた財政健全化戦略プランの取り組みを実施しました。就任当時の平成19年度末の地方債残高は68億6,400万円、基金保有額は19億7,400万円、実質公債費率が18.8%であったのに対し、令和2年度末の地方債残高は48億9,100万円、基金保有額は38億6,900万円、実質公債費比率は6.2%と改善しております。産業の振興では、基幹産業の農業で昭和40年代から続く農業基盤整備事業に平成19年度以降、最盛期で9地区、現在5地区と積極的に取り組み、令和3年度の農業粗生産額が177億円に達するなど、農業の安定化と農業経営力の向上に貢献できたのではないかと考えております。また、後継者の育成、確保、新規就農者対策など農業の持続性確保にも取り組んでまいりました。また、商工業振興のため、住環境リフォーム促進事業、新店舗新築、空き店舗活用等を目的とした店舗出店等支援事業や店舗改修事業の実施。そのほかに町民税1%を活用した町民提案型の地域活性化チャレンジ事業を始めとする各種事業の実施やコロナ禍における数々の経済支援を行ってまいりました。教育環境の充実や子育て環境では、認定こども園、児童センター、スポーツセンターの建て替え、子育て支援センターの開園、中学生までの医療費無料化、不妊治療費助成、こども園や各学校に支援員等の配置の充実、訓子府高等学校存続に向けた数多くの支援策の実施のほか、コロナ禍における教育環境の整備を実施してまいりました。高齢者や障がい者への福祉等につきましては、住み慣れた地域で安心して住み続けられるよう、きらきら本舗や障がい者グループホーム森の風への支援、静寿園に対する運営にかかる支援、移動確保のための高齢者ハイヤーやバスの運賃補助の実施。地域医療では、ペットCTなど各種受診費用の助成や町内の医療機関への存置対策、北見赤十字病院との連携強化による地域医療体制の確保などが挙げられます。また、当然のことながら医療機関と協力し新型コロナウイルスワクチン接種など万全を期して現在も継続し町民の命を守るため取り組んでいるところです。しかしながら、課題もございます。住民自治の推進では、住民のまちづくり参加を目的とした「まちづくり委員会」設置からはじまり、「住民参画ビジョン検討会議」を経て現在の「まちづくり推進会議」において、多くの意見が交わされてきましたが、行政側の説明に偏る傾向がありました。そのため委員間の対話が増える改善に向け、ようやく方向性が見え始めたところでございます。また、特別養護老人ホーム静寿園の事業運営も国の介護報酬制度の問題など含め支援のあり方を模索しているところです。人口減少対策に向けて、移住・定住施策を推進しているところでありますが、町内の住宅施策もあわせて必要になっております。ほかにも老朽化した公共施設やインフラの維持補修の対応、高齢化の進展に伴う高齢者福祉対策などが課題になってございます。4点目に「現状における未着手の町政課題は」とのお尋ねがございました。大きなものを申し上げますと訓子府町中小企業・小規模企業条例に基づく町ぐるみの商店街振興、住民投票条例の制定、そして図書館の建設がございます。訓子府町中小企業・小規模企業条例に基づく町ぐるみの商店街振興では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、その支援に注力し、条例に基づく具体的な振興が図れませんでした。住民投票条例につきましては、住民参画ビジョン検討会議において、条例制定を急ぐのではなくて、住民投票に至るまでの問題解決の必要性や制定する場合でも制定過程が大事であるといった意見が出されたことを尊重し条例の制定を見送ってきたところです。老朽化した図書館の建設は、町民の命を守る防災・災害対策につながる施設や教育の町訓子府、安心して子育てができるまちを目指し、消防庁舎やスポーツセンターの建て替え、認定こども園の建設、児童生活館の建て替え、青少年研修館の建て替えを優先させたことから建設までは至りませんでした。この他、高校生までの医療費無料化、大学進学希望者の低所得者家庭を対象とした無償の奨学金制度の創設などがございます。また、在任期間中に一般質問でも出されました性の多様性にかかるパートナー制度の検討、外国人労働者の権利、脱炭素への取り組みといった新たな課題も現れるなど、今日、環境の変化が早く、社会的な課題が複雑さや困難さの度合いを増していることから課題も山積している状況でございます。現実の社会は常に変化することをあらためて意識し、町民の皆さまの声に耳を傾けると同時に、これまで以上に政策を機動的かつ柔軟に実行していくことの努力と理解が求められていると思っております。これらの課題に向き合うにあたっては、時には十分に時間をかけ、また、時には迅速性が求められることから非常に厳しい舵取りになるかと思いますが、残された任期中、地方自治の本旨のもと、町政の執行にあたってまいりたいと思います。以上、お尋ねのありました4点につきましてお答えさせていただきましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

再質問 3番 山田日出夫

丁寧な答弁いただきましたのですけども、それを受けて再質問させていただきたいと思います。4期目の最終年というある意味節目の時期でありますので、菊池町政16年の主な歩みに加え、町長の職務遂行上、孤高の立場としての特異性やご苦労などについても再質問をさせていただきます。町長しか語れない、ご自身のお言葉でお聞きすることに大変な意義があろうかと思います。この答弁にもありましたように、非常にまとめていただいたけれども、この量があります。だからご答弁にあたっては、特徴的なものについて、絞っていただいて、簡潔にご答弁いただければ大変ありがたいと思います。この4期はですね、一言で言えば、私は強い信念で頑張ってきたと思います。私的には多少強引にも見えた点もあったことはありましたけども、それは裏を返せば、やり抜く力が人一倍強いお方だなと。そういう印象を持っておりました。さて、町長は答弁にもありましたように、就任以来、総じて町民主役のまちづくりをメインに掲げてこられたと答弁でもありましたし、私もそうだなと思ってきました。特に象徴的なものが町民意見を聞く広聴活動だったのかなと思います。代表的な施策が触れられていましたが、町民、まちづくり参加条例制定やまちづくり推進委員会の設置だとか、夜間町長室、車座トークなどの取り組みがあり、確かに時代の要請もあったかと思いますけども、これほど広聴に積極姿勢を見せた町長は私が知っている間ではいなかったような気もします。これらの取り組みで、菊池町政は町民の声をどのように聞いて、開いてますけどもね、どのように聞いてそれをどのように事業につなげていくようにご努力されたか、町長が思い入れの深い事業を一つ挙げてお願いしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

一つは、町長は町民に選ばれたんだ。だから自分の思い通りにやれと。こういう意見もありました。確かにそういう一面もありますけども、選ばれたものがすべてかということは、そうではない。町民は白紙委任をした訳ではないと。しかし、町民が負託をするというのは選挙しかないということもありましたので、従来の行われてきた大先輩たちの町政と踏まえて反省してですね、私は最初にスタートしたと思っています。その一つは、訓子府の未来は町民が決めるもんだということです。山田議員も課長時代に大変なご苦労をされたと思いますけども、町民の意思と、あるいは議会の意思とは別に置戸町との合併を当時の町政は突き進みました。西尾試案なる人口1万人以下の町は受付業務しかないんだと。こういう中で平成の合併は突き進んでいった経緯があります。その間、置戸町と事務協定やいろんなことをやってきましたけど、しかし、結果として、訓子府の多くの町民は合併はまかりならないという決断をしました。このギャップ。行政や町長が進めていこうとしていることと町民の意識との乖離か い り、もっと言うと町長や職員に対する不信感。これをどうやって払しょくするかということが私はまずやらなきゃならないことだと思いました。だから町民と向き合う、そしてできるだけ広聴活動を重視しながら町民の声に耳を傾けていくということが最優先課題だというふうに思いました。その時に、平成21年に1年度をもって基金は枯渇して訓子府町は破綻するという、こういうキャッチフレーズのもとに合併が進められました。そのように職員は資料を作ったはずです。私は前町長にまだ一国一城の主を諦めてはならないということを直訴しました。しかしそれは受け入れてもらえませんでした。しかし、やっぱり財政を町民のものであるということを原理原則に戻すために職員だけが財政を知っているという状況を克服しなければならない。それは財政健全化プラン、財政再建計画と言った方がいいんでしょうか。本当に21年で破綻するのかと。今の訓子府の財政状況を町民に知ってもらうと。そのために、大和田一紘という財政学の専門家を招いて3年間町民と職員と議会の皆さんを対象として財政分析講座をしていただきました。このことによって、財政が町民の皆さんが理解できたかどうかというのは分かりませんけども、しかし、姿勢として、本来あるべき論を現実的に示した。これは大変な苦労をしました。それから、地域担当職員制度です。私は職員が住民に寄り添う。このことがなくして、広聴の原則はないというふうに思っておりましたので、地域担当職員制度を提案しました。多くの職員の人はあまり受け入れれるような状態ではありませんでした。わずかな声だったと思いますけども、呼ばれたら葬式に出なきゃいけないのかと。結婚式出なきゃいけないのかと。時間外は出るのかということが私の方にも耳に入ってまいりました。福島の矢祭町、地域の住んでいるとこで住民票を発行したり、さまざまな展開が当時、小さくても輝く自治体の実践として報告がありました。なぜ、ほかの町にできて、うちの町が職員ができないのかと。こういったことも含めて職員にも元の佐藤町長にも言われました。俺ですらやったことがない職員の身を切ることを君はやるのかと。しかし、私は町民が倒れて職員だけが生き残るような自治というのは、あり得ないということも含めてやってまいりました。それは今までの町政とは異なる私の、山田議員がおっしゃるように、ある意味では強い信念と確信と、そして突き進んでいく。その背後には大勢の町民の世論が私の背中を押してくれたと思ってなりません。まだまだ不本意なこともたくさんあると思いますけども、そんなことがスタートから大変悩みました。

再質問 3番 山田日出夫

質問者にとっても非常に懐かしいテーマに触れられたなと思って今、お聞きしておりました。町長がそのように町民の意思と言いますかね、非常に重視されて町政にあたられた。それを今も再確認するように強調されている訳であります。広聴活動というのは非常に難しいものでありまして、十分徹底したと思っても、なかなか浸透するものではないことは私も経験して知っております。チラシを全戸配布したとしても目にする人は一部、さらに理解してくれる人は一部、理解の程度はさまざま。会合を持って、答弁でもありましたけども、一部説明に偏ったというような反省もおありのようですけども、集めてくる人も一部、先ほどのチラシと同じようなことが起きる訳です。ただ、会合を持つと生の声が聞けるという点では非常に大事になってきます。一番僕は大事だと思うのは、何かをやろうとするときには、早く起動してさまざまな手法を使って広聴、広報をしていただくということが大事だと思うんですよね。これ口では簡単です。でもなかなか、この絞り込む時点でかなり時間がかかります。でもそこも事業の着手までの取り組みこそが町長が盛んに気にされている意を払ってきたという町民主役という民主主義ということだと思うんですよね。それで、町長は一生懸命やってきたということで、私はそれはもう認めておりますけども、いろいろな事業の中においてはですね、これがなかなかやったけども、なかなか浸透しないで今に尾を引いているような事業は果たしてないのでしょうかね。町長、反省のところで何点か述べられてましたけども、事業のそのものについての将来に向けた課題ということについては、言及なかったように私お聞きしたんですけども、大きないろいろな事業の中で将来に課題を残してませんか。ちょっとその認識だけをお聞きしておきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

非常に悩んだことがあります。われわれが町民に「どうしたらいいですか」という問いかけが本当にいいのかどうかと。「僕はこうしたいから、皆さんの意見を聞きたい」というふうに私は、そういう提案の仕方を心がけてきました。最終的に多数決とる訳じゃないんですけども、町民がこれが良いよと言ったことが果たして正しいかどうか。私はある意味ではポピュリズムの限界ということを世界的ないろんな運動の中でも見てみましたけれども、私自身が何を考えて何をしようとしているかということをどれだけ多く町民の方に理解してもらうかということを大事にしてきました。性格的に気持ち的にも例えば自転車に乗って、1軒、1軒を尋ねた時代もあります。しかし、それは物理的にも無理になってきました。と考えて、それともう一つですね、悩むのは私を応援してくれた人、応援してくれなかった人を一つにしていくということはもちろんです。しかし、応援してくれた人が離れていく。これは政治家として大変嫌なことであります。友情が失われていく。しかしこれは最善の努力しながらも耐えなければなりませんでした。こういったことが16年間の中には多々あります。しかし、私からその人を切り離すとか拒絶するということはしませんでした。そんなことを一般の職員時代と政治家としての町長の立場の厳しさということを体験することができました。さて、将来に課題として、もうおそらくこれから私がやるにしても次の人がやるにしても課題はその時代、時代に次から次へと起きてくると思います。人口減少社会に対するうんぬん、これは全国的な傾向です。私は高知県の大川村に行った話もちょっとさせていただきました。議員の余湖議員や谷口議員も一緒に、仁木議員も3人で行ってきました。三百数十人の村がここまで覚悟を決めてやるのかということを考えてみるとわれわれは町長も議会も町を残しながらもどうやって可能性をさらに広げていくのかということを鋭意努力していかなければならないと思います。学校、居武士小学校からも厳しく統合の意見があがってまいりました。私は「私が町長のうちは統合はしません」と。教育のスタート地点である居武士の学校を私の手で統合するということは耐えられないということもありましたけれども、しかし、令和10年には子どもが激減する状況です。この時に私は、言ってませんけど、居武士小学校の将来、訓子府小学校の小学校教育や中学校の未来を提案しなきゃならない時がくるというふうに自覚していますので、学校の建て替えの問題もそうです。そしてまた、今日、大変厳しい、昨日、今日と道教育委員会のむかわ町の穂別高校の募集停止や、あるいは留辺蘂高校のうんぬんから考えると訓子府高校の未来も非常に暗雲を極めてると。こういうことをあげていくと私が体を張って町民の皆さまとともにやっていかなきゃならない課題というのは、その時代、時代、必ずまた大きな課題として起きてくるんではないかなというふうに思っております。

再質問 3番 山田日出夫

そのとおりだと思いますけども、私が聞いたのは、町長がされてきた事業の中で将来に課題を残している事業はないのかって聞いたつもりなんですけども、質問の仕方がへたなのか、町長の答弁が巧みなのか分かりませんけども、後でまた触れたいと思います。ちょっと視点を変えまして、町長と議会というのは、もうくどくど言うまでもなく、二元性の中で公職選挙を経た11人が、町長1人と議員10人です。このほかにいません。地方自治制度上。提案者と審議する側ということで向かい合っておりますが、町長は町民への広報公聴に力を入れるあまりと私は理解していますけども、政策を作る過程において、町民やいろいろ各種委員会の意見を聞くことは大変結構なことだと思います。いったん成案ができた時点で議会に説明したりする前に、これらの機関というかステップに先に説明したりですね、議員が知らないことがもう歩き出してるということはなかったでしょうかね。私は何かちょっと気になった時もあったし、町民の方でそういう意見を言われている人がいました。これらの方はかなり行政に対して注目されている方々だと思って、私も感心しましたけども、もしそういうようなことが過去にあったとしたら、これからは議会軽視ともとられるような、このようなことがないように努めていただけますか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

山田議員がおっしゃったように、まさに議会、立法府と執行部の二元性というのは地方自治の要であります。同時にまた憲法で言っている90条から93条までの位置付けからしてもまったくそのとおりです。私はその点いくと議会というのは最終的に意思決定をする場だというふうに思っています。その間に、例えば、まちづくり推進会議で来年度はどんな事業をやろうとしているかということも含めて説明をし、意見を求めて、それを確かなものにして議員協議会やいろんなところに説明をして、そして本会議に提案するということをかなり自分に言い聞かせながらやってきたように思います。ただもう1点あります。例えば医療費の無料化を私はしたいと思います。これはまだ議会にも提案していないのにどうなんだというのがあります。マスコミに先に言うのがいいのか、でも私は違います。議会に提案するのは、物事を決める時です。それ以前の私自身の発議というのはマスコミに対しても住民に対しても積極的に展開するという指針を持っています。岸田内閣が新しい資本主義、議会のまったく許可も得ないで、そして防衛費を2%に広げるとかって執行者はそういうことやる訳です。それがすべてだと私は思いませんけども、少なくても住民にはできるだけ早く本当のことを町長の考え方を思い伝えるということが大事な一面だというふうに執行者としての責任だというふうに思っていますから、議会軽視というふうに思われるかもしれませんけども、私はそうではないと。そこに執行部の町長と議会の立場の違いというのは明確だというふうに思っています。

再質問 3番 山田日出夫

考えはよく分かったし、そういうことだろうと思って質問をしています。ちょっと私の意見と違うのは、ここにこだわることはないんですけども、成案ができるまでは町長の言うとおりだと思います。町長1人が決めて職員に指示してということではなくて、町民のあらゆる方に機会を捉えて意見を聞く。成案ができてからのことを言っているんですよ。原案が、もうこれでいくというのが決まったときに議会が知らないで、ほかの方が知ってるというのおかしいでしょこれは。そういう意味です。少なくても同時、同時にお知らせいただいたり説明をしていただきたい。議会の直前にですね、議員協議会を開かれて説明された時点では遅いんでないですかという意味で、なぜかと言うとわれわれはそれを見て勉強して検討しなきゃならん訳ですよね。ただ賛成する機関ではありませんからね議会は。だからそういう余裕も含めて、各種委員に遅れることはないでしょうということです。ぜひ、これはほぼ一緒のこと言っているんですよね。ちょっと違うだけで。私の主張は私は正しいと思ってますけども、今後の執行にあたってはご配慮いただければありがたいなということで、これはとどめておきたいと思います。それでは、もう時間がどんどんいっちゃうんだけど、苦労されたことはないと。町長は苦労でないと。これは町長の職務の中で乗り越えなきゃならないんだという決心で仕事に当たってこられたということで、それは立派なことだと思います。そのような町長でなかったら困ると思います。それで町長、私、町長筋金入りの革新町長だと思っているんですよね。過去にこの問いをしても、町長はそうだとも違うとも否定されないから、私はそうなんだなと今でも思ってますけども、その町長が国や道、政権与党に類する方々と向き合ってですね、補助を引き出したり特殊な起債を充ててもらったりと実績上げておられました。町長の政治信条とどのようにご自身のお心の中で整合をとって頑張ってこられたのかなと。これ非常に私は個人的にも興味あるし、後進の町長論と言いますかね、大げさに言うと町長のありようというか、非常に参考になると思いますんで、また長い答弁されるとちょっと困るんですけども、手短に答弁していただければありがたいなと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

政治信条、革新町政かどうかと。私は基本は町民党と言った方がいいんでしょう。町民に寄り添うということです。しかも町長というのは、私の考えでは一党一派。何々党員だとか党与だとかに属するべきではないと。個人的に入っているのはいいんですよ。しかし行いはすべての政党に、あるいは政府官省機関に開かれたものでなければならないと。批判もどの町長にも負けないぐらいあります。しかし一方でお願いもどの町長にも負けないぐらいお願いをするという、それは何のことかと言うと町民の幸せを実現する。それが町長の仕事だと思っています。

再質問 3番 山田日出夫

なかなかちょっと感動的な話があったかなと思います。そうですよね、地方自治体の首長、一党一派に偏りしてたら仕事ができないということを肝に銘じてされたということで、格好良い言葉で言うと全方位外交とかよく言われますような、そういうようなことでないかと思います。非常に私個人も勉強になりましたし、後に続かれるような方、それと職員の皆さん、今の言葉はなかなか含蓄がある言葉だったかなと私も受け止めました。ありがとうございました。三つ目のですね、主な事業の成果と課題、達成度というところに入ります。町長は答弁の中で達成度のことを先に配置されて答弁されました。おおむね達成されたのかなということであります。私はいつだったか、3期目の終わりだったかな、ちょっと曖昧ですけども、確か数字で言われたような記憶あるんですけども、ちょっと記憶定かじゃないですけども、数字で言われたらそれどうやって計算したのと聞こうと思ったんだけれども、おおむね達成ということでありますから、ちょっと肩透かし食って、今この場で困ってますけども、いずれにしても、その達成度というのは、なんで達成したとかしないとか、どうやって、確認はいちいちはしないでしょうけども、どのような感触をもって、おおむねと言われているのか、これこそ手短にお願いします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ざっくばらんに言いましたらマニフェスト、政策ですね。それと総合計画にもられた実際の計画です。これがどの程度達成できているかということが一つのバロメーターだと思っています。

再質問 3番 山田日出夫

ありがとうございます。そのとおりです。マニフェスト、計画は一種のお約束ですよね、町民とか有権者に対する。項目があり、おおむねの概要が載ってますんで、それに照らしてやってこられたということだと思います。そこで、それは町長がおおむねやれたということであります。私がちょっと思うのは、そのとおりなんですよ。それはそのとおり。私が将来に向かってちょっと思うことは、達成度というか何か言葉は分かりません。別として、成果でもいいです。何でもいいんですけど、やったことに対しての判断は町民に預けませんかということなんですよね。これやってる首長はいるかな。ちょっと不勉強で分かりませんけども、これをやったら画期的なことであります。任期ごとに、もちろん任期ごとですから、4年ごとということですけども、折を捉えてというか、節目を捉えて町民にアンケートと言ってもいいですけども、簡単なものをお示しして、ご意見を聞くと。ご意見を聞いて、それが即、達成率かどうかは別として、町長が言われる町民主役のまちづくり。ここで完結するんでないですかねこれで。完結とは言わんけど、かなりのレベルが達成できると思うんですよね。行政がやったことを町民に素直に聞いて町民の意見を聞く。こういうことはできないものでしょうか。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

これもご存じのとおり、ものすごい労力と集計から含めてですね、分析、あとかかります。だから総合計画は10年ごとの計画でアンケートをとって、行政に対する評価を確実にしている訳です。私自身はそれぞれの歴代の町長がやってきた評価を歴史が評価するというふうに思っています。これからの町民の方が菊池町政をどう判断するか。100%素晴らしいなんて思ってもいませんけども、批判も含めて、そういう時期がもう来ているんではないかなというふうに思います。

再質問 3番 山田日出夫

歴史が証明するっていうの、これは何の歴史でもそうであります。後世の人が振り返って、いろいろな意見を言う。その意見も一様ではないと。さまざまな意見があると思います。それは黙っててもそうなりますから。積極的にですね、町長、行政とは言いません。町長が積極的に10年のですね、総合計画というのは、総合計画を作る一つの課程のステップでもありますし、重要でないとは言いませんよもちろん。私は節目、節目、当選したから、あるいは当選したからとか、再選されたとかっていう、そういうことではなくて、実際にやった事業に対しての町民の意見をすぐ聞くと。すぐというのは4年ですけども、なるべく早く聞くという仕組みもすごい画期的なことだなと思っておりますので、意見の表示にしかならないようですから、申し述べておきたいなと思いました。次はですね、公約達成度に絡んだアンケートの話は今、意見も述べさせてもらいましたけども、課題ですね、さっき事業で将来にわたる課題はと聞いたけども、ちょっと答弁とすれ違った感が私はありますので、具体的に聞きたいと思います。二つあります。町長、非常にいろんな、答弁でもありましたように、本当にこれはもう否定するものでもないし、このようにたくさんの実績を上げられてきました。私が羅列する必要はまったくありませんのでしませんけども、実績は枚挙にいとまがないというぐらいあります。半面ですね、これらの個々の事業の個々の効果、これがリンクとかパッキングしてですね、全体を俯瞰ふ か んするような、総合的な事業展開ということで、私は過去に2度ほど質問しております。それを内外に向けて発信をして終ついの棲家す み かの訓子府づくりといいますか、パッキングして連携させて効果がもっと上がるようなことをということで訴えてきたつもりですけども、そこがまだされていないと私は思っております。答弁でもちょっとそれに近いようなこともありましたけども、このことが一つ。もう一つはね、スポーツセンターなんですね。スポーツセンターこれ非常に斬新なものができて、利用者もいて結構なことだし、全体をどうこう言う気はまったくないんですけど、将来にわたって課題がある代表的な事業でないかなと私は思っているんですよね。それは先ほど言ったパッキングの総合的な事業の展開と絡みますけども、人口の問題、この問題がスポセンに象徴されるところにずっしりとかかっていくんでないかなと。こども園はですね、施設も斬新だし非常に受けもいいし、先生や職員の親身な愛情が、ソフトな愛情が加わってますからねガッツリと。何ら心配はないと私個人は思ってます。消防庁舎も全町民がいつ受けるかもしれない災害等に対して平等にサービスする防災機能ですからね、そして古かったという点でも私はちょっと個人は心配まったくしてないし、これらの施設はますます適正な運用に努めていただいて、町民のために機能を発揮してもらいたいと思います。それと比べて先ほどのスポーツセンターの心配が私はあるんですけども、この将来に向けた課題、心配、スポセン、それと先ほど言った事業の総合的なパッケージ、この2点について、ご認識をお願いしたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

山田議員が私が3期目に終わるころに定例議会で同じような質問をしていただきました。私は議事録を全部読ませてもらいましたあらためて。果たして私が今質問あった一つの点で言うとパッキングしながら進めることがどうだったのかということで言うとまちづくりっていうか地域自治の要請というのは、まさにパッキング行政です。総務、産業、教育、文化、福祉含めて総体としての政策であり、仕事の進め方です。その点で言うと私は今、訓子府町が人口減少でいっても他の町村からしてみると非常に極めて鈍化しているという状況。こういったことを一つだけ例を挙げたとしても、この総体として、それぞれのセクションで頑張ってくれている職員の成果の表れだっていうふうに私は思っていますから、パッキングはおおせのとおりですけれども、それが行政ですということでいうとお答えになっているかどうか分かりませんけれども、連携の結果として今の今日の訓子府町があるんではないかなというのが1点目です。2点目です。こども園から見るとスポーツセンターがどうなのかと言われてたのは建設の時もさまざまなご意見を議会の皆さんからもいただきました。震度5強の地震がきたら、あの施設は倒壊するという考え方のもとで、そこを利用する子どもの命、利用者の命にもし万が一のことがあってはならないということで、私はスポーツセンターの建て替えを決断して提案しました。今、新しい流れの中に広域行政と圏域行政が横たわってきています。一つの町にスポーツセンターや図書館がいるのかどうか。北見市にあればいいのではないかという考え方です。その点でいくと訓子府にスポーツセンターはいるのかいらないのかという、これ将来的なことからいったら、それはね、私はうちの町の子どもたちが訓子府の図書館ではなくて、北見の図書館に借りに行くということが現実的な問題なのかというと一自治体の最低の施設建設というのがあってはいいんではないかと。その中にスポーツをする権利、あるいはスポーツ、さまざまな活動の拠点としてスポーツセンター、それが多くの人に利用されていくような状況を担当者含めてどうやって作っていくか。それはかつてのスポーツセンターが1万前後だった利用者が、コロナの状況もありましたけども、5万を超えるいろんな形の人が広がってきているということも含めて、その期待に私は応えているというふうに確信してお答えしたいと思います。

再質問 3番 山田日出夫

行政がパッケージだというのは、それは当たり前だし、古くからそのとおりだと。私が言っているのは手法として、仕事の仕方として、もう少しリンクさせて密度も圧縮してという意味でありますんで、町長は分かってらっしゃると思いますけども、なかなか難しいことも事実なんですよね。私が言っていることは。だけど効果も大きいはずだと私は確信持ってますから、そのような行政を今後も期待したいし見守っていきたい。スポーツセンターで言っているのは少子高齢化がこれほど進み、利用者が昔のスポーツセンターより増えるのは当然当たり前です。素晴らしいんですから。私が言っているのはこの先少子高齢化が進みますよ絶対ね、残念なことに。そのためのパッケージ展開でもあるんですけど、それは置いといて。その認識をですね、今から持っておかないと駄目でないかなということであります。持ってない訳がないんでね行政が。余計なことを心配しているのかもしれませんけども、町長が今言われたように、町民のため、ここに生まれた子どもたちのためにスポーツセンターを有効利用していく。これはもうそのとおりだと思いますけども。ぜひですね、人口減少とにらみ合わせながらの、少しスパンをですね、中長期的に持ちながら引き続きお願いをしたいと思います。時間的に最後になろうかと思います。町長は先ほど答弁の中で課題として図書館も例に挙げられておりました。整備の順番が事情によって変わってしまったんだという言及もありました。それはそのとおり。順番決めるの町長ですから。そういうことなんでしょう。図書館にこだわらないですけど、私はこれからのいろいろな仕事、行政の仕事は多機能、一つのことに限定したんではなくて、多機能の働きを持った、効果を持ったものを追求するべきだと思います。別に新築という意味ではないんですけども追求すべきだ。そして先ほどスポセンのとこで言ったやはりまあまあ長いスパンの費用対効果であります。昨日のパークゴルフの質問ではありませんけども、費用対効果を外して事業をやるということはありませんので、まだまだあります要素は。特に私が気になるのはこの2点。多機能と費用対効果。この将来の、近い将来の事業展開について、認識を最後に聞いて終わりたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

こども園を建てる時も関係省庁、道庁からBbyC、すなわち費用対効果が望めないというふうに言われました。そして津野町から持ってくるヒノキも地域材ではないという批判がありました。私は自身が歩く情報公開だからということも含めて、そんなことはないということで、その成果は必ずや確信を持ってということを言ってまいりましたし、そういう点で言うと立てられた計画を町民参加、そして議員、いろんな意見を集約しながら一つの達成度に持っていくというのは、これ私が16年間やってきたすべてそういう轍てつを踏みながらやってきています。出来上がったものは最善の努力をしながら私はその期待に応えていくと。これが従来から言っている施設がいいのか、あるいは多機能をもった山田議員が主張している図書館にいろんな機能を持たせるべきだということは、それは今後の町政とそしてまた町民の意見を集約して決めていくことだなと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 3番 山田日出夫

最後にちょっと触れられたことも含めて、今後の課題だということで受け止めたしお願いをしたいと思います。終わります。

出典:訓子府町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月8日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる