訓子府町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月23日
有害鳥獣に対する本町の対策について
2015年6月23日、訓子府町議会の一般質問で、川村進議員が「有害鳥獣に対する本町の対策について」質問し、町長 菊池一春、農林商工課長 村口鉄哉が答弁しました。
- 質問者
- 川村進 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、農林商工課長 村口鉄哉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 川村進
二つ目の有害鳥獣に対する本町の対策について、これについて町長にお尋ねします。鹿害は北海道全域で大きな問題となっています。本町での状況は。これはタイムリーに北海道が13万頭の鹿を駆除して、そのうちの2万頭が食肉用に北海道自体がやって、今後、長距離輸送をしながらでも鹿をいろいろ活用したいということが道新に出ていました。それで本町は13万頭のうちのどれだけの頭数を駆除しているのかわかりませんが、わな、狩猟による本町の効果は。二つ目、これまで実施してきた電気牧柵設置補助の実績とその効果について。この二つについてお尋ねします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「有害鳥獣に対する本町の対策について」2点のお尋ねをいただきましたのでお答えをさせていただきます。まず、1点目の「わな、狩猟による効果は」とのお尋ねでありますけれども、本町の有害鳥獣駆除の対策の一つとして、猟友会会員の高齢化による人員減少も懸念される中で、今後の担い手育成を推進すべく、狩猟免許取得者の拡大を図ることを目的に、猟銃をはじめとする各種狩猟免許取得に係る個人費用に対する助成制度を設けているところであります。各種助成事業の内容につきましては、第1種、これは猟銃ですけれども、新規狩猟免許取得に係る経費としまして年間2名分の20万円。わな狩猟免許取得に係る経費としまして年間5名分の5万1千円。また、貸出用くくりわなの経費としまして、年間20基購入の32万円を予算計上しているところであります。このことによりまして、平成23年度から現在にかけ、猟銃免許取得者は4名の新規登録、わな免許取得登録者は17名という状況になっているところでございます。しかしながら、エゾシカによる農作物被害は平成23年度をピークに減少してはおりますけれども、これまでに出没が確認されていなかった地域にもエゾシカが出没するようになったという情報が寄せられ、また、出没時間についても、発砲できない、鉄砲で撃てない日没後等、シカの警戒心が強く、猟銃による捕獲も限界が出てきておりますことから、くくりわなによる捕獲が今後重要になってくると考えられます。また、現在、本町につきましては被害防止対策のため、農作物被害に直結した畑等への駆除対処には、わな猟が適しているのではということから、平成23年に有志により「くくりわなの会」が立ち上がりまして、猟銃によらない捕獲に着手しているところであります。町内で使用しているくくりわなにつきましては、町が254基を所有し、今年度は会員に150基の貸し出しをしている状況であり、個々におきましても、自分の畑は自分で守るという意識をもって取り組んでいただくため、会員を対象に講師を招き「くくりわな講習会」を鳥獣被害防止対策協議会主催のもとで開催しているところでございます。今後につきましても、エゾシカの出没情報をいただくなど、地域の皆さまの協力や、猟友会の協力を得ながら、より効率的な捕獲に生かす成果をあげていきたいと考えております。次に、2点目の「これまで実施してきた電気牧柵設置補助の実績とその効果は」とのお尋ねでありますが、鹿の食害に関して実践会長会議やまちづくり推進会議での協議結果を受けて、鹿の駆除に主眼を置き、それらを補完する意味合いで平成24年度から26年度までの3か年で鹿電気牧柵設置事業を復活実施した経過にあります。事業内容は、設置資材費の3分の1を補助するものであって、補助金ベースで申し上げますと24年度で111万1千円、25年度で101万1千円、26年度で68万円の実績となり事業を終えているところでございます。また、その効果につきましては、事業実施者にアンケートを実施し、食害防止の効果は認められると回答された方が大半ですけれども、設置しても傾斜地等の場合は鹿が飛び越えて侵入し必ずしも被害がなくなるわけではなく、一方で電気柵を設置していない畑で被害が出るようになるなど、その効果は絶対的なものではありません。電気牧柵設置事業終了後は、現在、各実践会で取り組みが行われている多面的機能支払交付金事業の中で、地域内での要望があればその交付金を利用して電気柵等の設置および補修ができるようになっております。以上、お尋ねのありました2点についてお答えをしましたので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 7番 川村進
今回、私がこの質問、猟友会の方々ともいろいろ会ったり、いろいろする機会があります。それで本町の補助とか、このやり方、そして、聞きましたら、佐呂間町はものすごい効果を上げているというお話で、本町は他町村とどのような連携をされているのか、佐呂間はものすごい効果を上げて、私は中湧別に姉が嫁いでいる関係で佐呂間をよく通って、また佐呂間に私の趣味の囲碁仲間がいるから聞きますけども「ほとんど見えないぞ鹿」というような言い方です。そして今回いろいろ、このわな、電気牧柵、本町も効果を上げているようですが、はっきり申し上げて牧草を売っている方がいるんですね、私はあまり何軒も知りませんが、2軒ばかり牧草を売っている。その方が本町では被害があるのは東栄地区、東栄地区って元訓子府常盤第二地区ですね。今の置戸町です。あそこら辺がものすごい鹿が集まっているというんで、私ら山菜を採りながらとか、いろいろ行きます。確かにいます。8頭、9頭の固まりが二つ、三つ必ずあそこ行くと会うんです。今年まだ行っていません。はっきり言いますけども、置戸町の東栄地区の鹿を駆除するには、やはり置戸町と連携してもらわなきゃいけないと思います。置戸町のやり方はどのようなことをやっているのか。それで電気牧柵、今度は町が補助でなくて、実践会に補助が出た中から実践会が認めて、実践会でお金を出すかたちになっているということですけども、それ間違いないんですか、どうですか町長。
答弁 農林商工課長 村口鉄哉(農林商工課長は2016年3月まで)
質問が5点くらいあったかと思います。それ一つずつ説明させていただきます。まず、佐呂間町の捕獲頭数が本町よりもかなり多い、その要因を含めてどのような話ということでありますけども、佐呂間町におきましては、捕獲に関わる助成金が本町よりも2倍、本町の場合は道の補助金8千円とそれから町単独補助が2千円ということで1万円を補助しております。そういうことでどちらかと言えば、それを目的とした狩猟を営みとは100%言いませんけども、それを目的とされる方がかなり多いということで成果が出ているというふうに聞いております。ただ、管内で言いますと佐呂間の金額を出しているというようなところは、なかなかやはり財政的にも難しいということで、本町みたいなかたちで道の補助プラス町の単独補助というかたちで金額を出されていると。また、低い部分では1頭に関わる助成が5千円というところもありますので、そういうものも含めて頭数のとり方も変わっているということであります。あと2点目の置戸も含めて他町との連携ということであります。基本的にこの駆除に関わる区域については、議員おっしゃられるとおり町村単位ということで指定をされていますので、駆除に関わる部分については、単純に他町にいったときに駆除として捕ることはできない。それは許可制の問題でありますので、そういうようなかたちになっております。あと牧草の関係で被害が多い、この場所についても置戸、近隣の部分でありますので、東栄地区というようなお話もありましたけども、置戸と連携して実際に駆除できるかとなりますと、置戸のほうの地区でありますので、置戸町が本町に対して支援をしてほしいというような要請があった場合については可能だというふうにとらえております。ただ他町の地域でありますので、本町が勝手にいって駆除するかたちにはならない。ただご意見がありましたので置戸と連携をとりながら今後進めることは可能ということで検討はさせていただきたいというふうに思います。あと5点目の電気牧柵の関連でありますけども、町長の答弁で申しましたとおり電気牧柵については、誠に申し訳ないですけれども、時限立法ということで3年間の補助制度で3分の1というようなかたちで実施をさせていただきました。ということで26年度で事業は終了しましたけども、26年度から本町において全域に関わる部分の区域として、この事業については多面的機能支払交付金事業によって、草刈、土砂上げ、それと今回の有害鳥獣に関わります駆除対策としての電気牧柵についても助成の対象であるということの事業でありますので、補助の対象として認められます。お金の支払いについてのご質問がありましたので、それぞれこの交付金については地域の面積によってそれぞれお金が配分されていますので、その中で電気牧柵を設置する場合についてはお金が出るということですので、地域のお金で出るということであります。ただし自治区組織で区分されているというように単純に農地をわけることができませんので、設置した場合については、例えば1個の部分が設置された場合については、そこだけで、電気牧柵ですので、そこは守られるけども隣の畑に今度は鹿が行くとか、そういうような影響がありますので、今後は関連する自治組織、実践会でありますけども、連携をしながら今後、多面的機能支払交付金のお金を利用していただければということであります。その部分についてよろしくお願いしたいと思います。
質問 7番 川村進
今の村口課長の説明だともう終わってからそんなこと言っているようだけれども、それは当然始まったときにやることじゃないかなと思いますね私は。その隣の畑が被害を被るという、これは実際本年私がお会いした方がビートの植え付けをしていたら鹿がぼんぼん入ってきて、それでその後、補植、補植と、この方は2回でしたけどもやったということがありまして、そして、今度そこにわなを掛けた。町と一緒になってわなを掛けたら今度は下の畑へ移っちゃったと。今度、下は玉ねぎ畑だけれども鹿が出てきて困るという、いろいろ問題、有害鳥獣、これ問題があります。そして、今回いろいろ話をしたら猟友会の方がものすごい面倒臭くなっているんだと言って、猟友会、簡単に鉄砲の弾買って、ぼんぼん打てばいいと感じるかもしれないけど、そうではないんだと。値段が上がって実弾は一発が500円に値段が上がったと。そして50箱を使い終わると、今度は警察に申請に行って、どこで何をして、どんなことでやったかと。それで50発を使ったかと。ものすごい面倒臭くなって、町が鹿対策、駆除といっても、そう簡単には協力できないんだということを言っています。ですから今、村口課長が説明した本町は道の8千円に2千円プラスして1万円、佐呂間町は2万円と言ったけども、本来の姿は猟友会のメンバーからいうと、ものすごい手間暇がかかる有害鳥獣の駆除、それに協力するんであれば2万円が3万円でもいいんでないかという感覚があります。財政が厳しいとは言うけれども、より一層厳しいのは狩猟に協力し有害鳥獣を駆除してくれる人だと私は感じます。今後の対策はどのようにされるかわかりませんけども、美園のほうで草を売っている方はとにかく値段が変わりすぎると。鹿にどんどん踏み込まれた草地で刈り取って1ロール1万円するものが5千円以下に下がってしまうんだとはっきり言います。ですからこれは、すごい被害ですよね僕らが考えるには。1反でどれだけのものをとって、どう売っているかということも問題ですし、それで本町は弥生のカラス、これはひどい問題になっていましたけど、これは町長がやって、そして埋めて、もうカラス、キジバトの被害は出ていないようです。それで町内でこの市街地は生ごみの処理がきちんとなって、まずカラスを見ることがないところまできています。それで穂波の牛屋さんのところに何十羽がいるよなんていう人はいますけれども、だから有害鳥獣の駆除対策というのは、シカ1本になるかと思います。ですからこの佐呂間町のように2万円にするか3万円にするかは別にして猟友会ときちんと話し合い、猟友会のメンバー、高齢化していろいろしていると。そしたら猟友会に入ってもらって狩猟免許を町内の若い人にとってもらうという努力、これが非常に大切だと思います。今後の町政のあり方の中で町長は有害鳥獣についてもきちんと書いておりますから、今後の訓子府町の有害鳥獣の結果、これは了とする、良しという判断がされるところまでいってほしいと思います。それではこれで、腹が立ってしょうがないけど、はらわたが煮えくり返った気分の私の質問は終わります。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
大変建設的な質問をいただいて、どうすれば効果を上げることができるか、これは佐呂間、陸別も含めて、高額な1頭の撃ったときの処理料があって、それも一つの原因ではないかと先ほど課長のほうから申し上げました。もうご存じだと思いますけれども、猟友会につきましては、ここ数年、高齢化がやはり現状の問題でして、ここ数年の間に若い方が10名近く、私どもも先ほど言いましたように狩猟の免許に対する支援だとか行っていまして、今、現状では16名の方が猟友会でメンバーとして銃を持っておられるということでございますので、今後こういったことも一層進めていかなきゃならないだろうというふうに思っています。ご存じのとおり被害額でいいますと、平成22年度はおよそ四千二、三百万円の被害額がありました。特に、大谷、緑丘、豊坂、それから北栄、駒里、福野といった山側のところを中心としながらの農作物の被害があって、平成24年度で3,300万円、25年度で2,500万円、26年度で3千万円の被害があるということですから、生産者というか農家の方にしてみると、やはり深刻な問題だということで私どももとらえています。かつて津別や置戸が牧柵を鹿の柵をつくって張りめぐらせました。私どもの町は大変遅れてしまったという経緯がありますけども、結局、鹿柵を設けることによって、鹿柵のない自治体に、町に鹿が来るんではないのかという心配もありまして、私の前の町長の時代に判断をした中でちょっと遅れましたけれども、平成16、7年でなかったかと思うんですけれども鹿柵の牧柵を実施したという経緯があります。そのときにかつて電気牧柵、川村議員からもご質問あったように電気牧柵も支援したりしていましたけれども、それを契機にやめた経緯がございます。それでまちづくり推進会議の中で、ぜひ、これは大谷の方でしたけれども、電気牧柵の支援をすべきだという提案がありまして、24年度から3年間、私の記憶では3年間だと思いますけれども、24、25、26年度と3分の1補助で期限限定的ということで電気牧柵を張りめぐらせたところでございます。実績的には先ほどお話したとおりですし、さらに一方ではくくりわなも、鹿というのは大変難しい問題がありまして、鉄砲で撃つ、畑の中で撃つと非常に重たい鹿を撃った人が運ぶことには、なかなかならないし、運ぶと今度は玉ねぎの苗やビートの苗を倒したり、痛めたりするということがあって非常に難しい。だから結局はそこの生産者、農家の方と猟友会が一緒になって片づけも含めてやろうということで今、今日こんにちまできているという状況ですから、そして、鹿というのは大変利口でございまして、一度鉄砲を持った人の顔をみたらもう寄ってこないし、現れないという習性を持っているようでございますので、これは全道的にも非常に難儀しながら、くくりわなや電気牧柵、あるいは猟友会というような柱の中で、何とか鹿害を防ごうというのが状況でありますので、これらを総合的に判断しながら猟友会とも常時相談しながらこの施策をやっている経緯がございますので、猟友会とも相談しながら一層くくりわなの資格を持った人を増やしていく。うちの台数も増やしながら適切に鹿道にわなを掛けられるようなことつくる。それから猟友会のメンバーの人たちが安心して鹿を撃てるような状況を地域とともにつくっていくというのが解決策ではないかなと思いますので、即、効果が出るということにはなりませんけども、一層、提案も受け止めながら前へ進めていきたいと考えているところでございますので、ご理解賜りたいと思います。
質問 7番 川村進
それでは、私の質問は終わります。