みんなの議会

訓子府町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日

町の未来づくりの施策について

2013年3月7日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「町の未来づくりの施策について」質問し、町長 菊池一春、教育長 林秀貴が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 菊池一春、教育長 林秀貴

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 上原豊茂

10番、上原です。心の準備ができていませんでしたので、私の一般質問通告書に従いまして質問を進めてまいりたいと思います。1点目であります。「町の未来づくり」の施策についてであります。近年の自然的・人為的災害による生活環境への不安に加え、国政においては、TPP参加、福祉政策の後退、憲法改正への表明など、国民にとって、将来を見通せないことによる不安感が増大していると思います。このような不安要素を自治体の政策が払拭できるとは思いませんが、今回の提示された町政執行方針に町の未来づくりに3つの基本姿勢を揚げ、町行政として、その継続性を重点に施策を示したものと受け止めております。平成の大合併の混乱が止まぬ中で、自治体再編への動きもあり、少子高齢化に加え、都市中心の政策は、さらなる地方の疲弊につながると思っています。町の存亡をも念頭において、生き残りを目指す施策への取り組みが必要との考えから「町の未来づくり」について、町長の所信を伺いたいと思います。1点目は、町民にやさしいまちづくり。2点目は、少子高齢化の中で人口の維持対策と生産人口の拡大について。3点目は、町の施策と町民コンセンサスについてであります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま「町の未来づくりの施策について」のお尋ねがありましたのでお答えをさせていただきます。1点目の「町民にやさしいまちづくり」についてでありますが、議員が前段で触れられている国政が揚げる各種施策の表明は、町民にも将来への不安感が増大していることは議員の言われるとおりと思っておりますが、町民の身近な生活を守り、支えることが地方自治体の最も重要な役割の1つであり、そういう中では小さいながらも議会とも連携し、町村会など関係団体を通じ、声をあげていきたいと考えているところであります。特に本町の基幹産業である農業への壊滅的な影響が予想されるTPP・環太平洋連携協定への参加を早い段階で決断する表明に関しては「聖域なき関税撤廃」が前提ではないとしても、すべての重要品目が関税撤廃から除外されるなどの情報がないことやアメリカ以外の参加国の意向が見えない中で、TPP協定への参加交渉については、断固反対すべきことを関係機関に要請したところであります。また、道州制基本法案が今国会に提出される方針との報道もなされているところであり、法案骨子では、道州制の導入について具体的な検討に着手するため、検討の基本的方向及び手続を定め必要な法整備について定めることを目的とし、基礎自治体を市町村の区域を基礎として設置し、従来の市町村の事務及び都道府県から承継した事務を処理する基礎的な地方公共団体と定義されています。平成の大合併の際にも言われておりました基礎的自治体を大規模化することが本当に地域にとって幸せなのか、地勢や地域を無視し協議と合意を得ない法整備が民主的な立法政策と言えるのか疑問が残るところでございます。私は町民の顔が見え、小さくともキラリと輝き町民にやさしいまちづくりを目指して各種施策を進めておりますので、各種の機会を通じて意見表明してまいりたいと考えております。こうした時代の大きな変革期にある中ではございますが、いかなる時であっても安定的な地方自治とぶれない町政運営が求められており、町の未来づくりを町政執行方針でお示しした「1.果敢な挑戦と町民本位の町政推進」「2.まちづくり目標実現に向けた実行力の発揮」「3.戦略的な予算執行と財源の有効活用」の3本の矢を持ち、町民みんなで進めてまいるところでございますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。2点目の「少子高齢化の中で人口の維持対策と生産人口の拡大」についてでございますが、本町の少子高齢化は平成25年1月現在で高齢化率が32.5パーセント、年少人口は12.4パーセントとなっており、全国的な傾向と同様に推移しています。人口減少につきましては、国勢調査では、昭和55年からの30年間で2,141人、27.5パーセントの人口減少があり、道内の市を除く町村と比較すると減少率は緩和しており、管内町村の比較では減少率が大きい状況となっているところでございます。また、平成19年から平成25年までの人口減少につきましては、平成24年までは70人から160人の間で人口減少が進んでいましたが、平成25年1月現在では、人口減少が前年と比較し31人と大幅に緩和されています。原因としては、社会的現象である転出者が170人、転入者が190人で20人が増加したことが考えられ、特に0歳から9歳の増加が23人と突出していることが挙げられます。この現象が一過性のものか継続するかは今後の推移を注視していく必要があると考えているところであります。一方、生産年齢区分の減少率は、毎年100人程度減少しており、平成25年1月現在で前年と比較し49人の減少と緩和しています。主な要因では、社会現象である15歳から19歳の年齢区分が転出入で13人の減少と緩和されたことや25歳から34歳の年齢区分で17人増加し、生産年齢区分では8名増加したことなどが挙げられますが、団塊の世代が老年人口区分に編入していく現象にはどの地域も同様であり、本町においても60歳から64歳の人口は480人と突出しており、今後も生産年齢人口の減少は続くことは予想されます。このような中で、就任以来、子どもを産み育てたいと思う施策や子どもの成長にあわせた福祉、医療、教育施策を実施し、さらに幼保一体化施設整備に向け具体的な準備を進めるなど、総合的な子育て施策を進めてまいります。また、本町の基幹産業は農業であり、基盤整備等をはじめとした農業振興、関連する産業の発展、商業との連携、さらには、後継者対策を含めて確かな未来につながるまちづくりを進めてまいるところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。3点目の「町の政策と町民コンセンサス」についてでありますが、町の政策は、長期的な大きな方向としては、議決いただいている第5次訓子府町総合計画により進めるものと考えていますが、中期的な各種計画、施策につきましては、私の政策としてマニフェストで掲げさせていただいた項目を中心に関係各課や庁内組織、場合によっては専門家を交えた町民組織で検討、議論していただくとともに「まちづくり推進会議」、「夜間町長室」、「ふるさと懇談会」、「町ホームページ『町長室』」や本年度から実施する「車座くるまざトーク」などの広聴機会や各種団体の会合等、あらゆる機会を通じ提案し合意形成に努め、議会提案させていただいているところでありますので、ご理解を賜りたいと思います。以上、ご質問のありました3点について、お答えをいたしましたので、ご理解賜りますようよろしくお願いをいたします。

質問 10番 上原豊茂

それでは、午前中に引き続きまして、ご回答いただきました私の質問に対する再質問を進めていきたいというふうに思います。まず、1点目、町民にやさしい町づくりの件であります。最近は、お金で大きな価値が評価されるという状況にありますが、国家権力から国民の権利を守る憲法の原則に立脚し、地方自治の本旨に基づいた自治体運営の努力、これは高く評価するところであります。また、これからは町民にやさしいまちづくりの原点だと私は信じております。そこで、先ほど回答いただきました中でもありますが、幅広い世代にそれぞれの施策の実践をしてきたというのが実態であります。今、これからの施策を世代ごとにするということから一歩踏み出しまして、この施策をつないでいく、連結するという作業が行政に求められているのではないかというふうに感じているところであります。世代間の連携ですとか、社会における役割分担、また、情報も含めた世代をわたった共有、それらを行政が一歩踏み込んで実践に移していくということが大切でないかと思う訳であります。これらについての考えを伺いたい訳でありますが、例えば、今、いたるところに公園があります。どの公園にも子どもたちが遊ぶ遊具が並んでいる。まさに公園は子どもの遊ぶところというイメージが強い訳でありますが、この高齢化社会の中では、年寄りが憩う場という発想の転換、そこで世代の交流が行われたり、さまざまな知恵の伝承等が行われるというような、そういう場所になっていくという発想転換が必要でないかというふうに私は考えますが、これらも含めて行政として、何か考えがあれば伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

非常に難しい質問というふうに考えています。いつも私がお話をさせていただくように、町民にやさしいまちづくりというのは、私ども地方自治体がもっとも求められているのは、1つは、憲法25条でいう生存権、これは行政としての責任ではないのか。同時に憲法26条でいっている教育に対する責任と義務を果たすという、これは私どもが行政が憲法上では、守らなければならない。やらなければならない最優先とする課題ではないのかと思いますから、その点でいいますと町民にやさしいまちづくりは、すべての人にとってやさしいまちづくりというものをどういうふうに具体的にしていくのかということではないか。福祉、教育はもちろんでございますが、そこを底支えする産業政策等含めて、豊かな町をつくっていくということが、そういうトータルとしては、そういう考え方ではないのかというふうに思います。議員もある意味では心配されているように、政策がある意味では、子どもなら子どもという点での分断、あるいは青年、そして一般の成人の方、高齢世帯というふうに、それぞれの領域ごとの政策があったとしても一元的にトータルとして、町としてとらえる。あるいは、家庭としてとらえる場合も1つの政策として、共有しあえるような、そういったことが必要なのではないのかというのは、まったく同感でございます。その点で言うと私が今、町民にやさしいまちづくりの1つの典型でいいますとすべての子どもの医療費を無料にします。そして、児童センターに見られるようにすべての小学生たちが、そこで生活して放課後の生活を安心して過ごせるような遊びを中心とした生活をします等々の政策というのは、乳児とか、幼児とか、小学生とかというだけではなくて、子ども全体をとらえていくということを私は意識しているものでございますので、それらを含めて、まちづくりが、あるいは地域づくりが、それぞれの領域部分を網羅したトータルとしての政策をつくっていく必要性というのは、私自身も強く感じておりますが、まずは、子どもたちからということで行っているところですが、これはすべての領域にわたって、今後、具体化していく状況にきているのではないかと思えてなりません。

質問 10番 上原豊茂

今、町長が言われたように非常に難しい課題かとは私自身も思っております。まずは、やはり自然体で町民が知恵の伝承ですとか、今どきの情報交換ですとか、そういうことができる状況をつくらなければならないんだという認識に立った行政運営が必要でないかというふうに強く感じているところでございます。もう1つ、視点を変えて考えてみたのですが、とかく高齢になっていくですとか、いろいろな情報が人を介さないで取得できる。そういう社会現象の中で、世代がそれぞれ孤立していく。前段の提案と発言とかぶってくるのですが、世代が孤立するのではないか。していくのではないかというふうに思う訳であります。そういう意味では、さまざまな立場を超えた仲間づくりというのが求められてくるだろう。ここで何ができるのだろうというふうに考えました。私はやはり全町的に全町民的な視点でこれらのことを考えたら、やはり社会教育というエリアの中で、町民交流のプランニングをしていくということが、一番いいのではないかというふうに思いますが、この辺についての考えがあればお聞かせをいただきたい。

答弁 教育長 林秀貴(教育長は2024年3月まで)

確かに今議員が言われるように今いろいろな意味での社会が多様化して、また人々が孤立していく中で、さまざまな立場を離れた中での人との交流が重要だということは、私自身も認識しているところでございます。さらに言えば、議員言われるように社会教育、人は一生学びの人間だというか、動物だという部分でございますので、そのことをとらえた中でいけば、社会教育の重要性というのは、ますますこれから大切なものとだというふうに思っております。1つだけ例をとらせていただきますとうちの中で訓子府青年協議会というのがございます。それはまさしくそれぞれの立場は離れて交流を図っている1つのかたまりの1つとしはそうで、世代間ではないけど1つの立場を離れた交流の場は、脈々とうちの伝統として続いているということで言えば、この辺も含めて、青年連絡協議会が例えば、町の公民館でやっている若がえり学級などとの高齢者との交流などを今後含めながら、その辺の世代間を超えた交流を図っていくようなことも方策を考えていきたいと思っております。

質問 10番 上原豊茂

どこの町もおそらくは町民に受け入れられる町民にやさしいということを頭の中に入れながら、まちづくりを進めているというふうに思います。私はやはり「訓子府ならでは」と言えるような、他の自治体とはっきり差別化できるような、そういう政策を取り込んでいってほしいということを考え、期待をしたいというふうに思います。次の2点目であります。人口維持対策と生産人口の拡大の関係であります。まず、人口を増やすという前提に仕事を確保するという課題がある訳でありますが、以前もそういう提案に対して非常に難しいという回答をいただいたことがございます。仕事をつくるということはさておきまして、まず、大事なのは、先ほど回答いただきましたが、若い世代がしっかりと根付いていくということが大切だと思う訳であります。そういう意味では、急ぐべき対策として、町における独身者の出会いの場をどう確保するのか。産業ですとか、職壁等の区分でなくして、町全体としての対策を打つ必要があるだろうというふうに思う訳であります。まず、大事なのは、うちの町をどうPRするかということだと思う訳でありますが、私のようにここで生れ育った人間にとって、何が他の自治体と違うのかと言ってもなかなか思い浮かばないということがありますが、先に常任委員会でクノールの現社長さんらと会話した時に、訓子府はすばらしいということで、いくつもの例をあげていただきました。これはやはり他で生活して訓子府に入ってきた人でなければ感じられないということがたくさんあるんだなというふうに思う訳であります。訓子府の魅力をどう発見し、どうPRするのか。うちの町をPRするのかという点では、こういううちの町に移り住んでくれた人たち、そういう人たちの評価、意見をしっかりとまとめていく。それをもってうちの町をPRし、独身者にさらなる出会いのチャンスをつくるきっかけにしてもらうという、そういう作業が必要でないかというふうに思う訳ですが、これらに対してのもし取り組み等の案があれば出していただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

先ほどの質問にも関連して、例えば、町として、訓子府ならではの差別化できるようなまちづくり、トータルとしてのまちづくりを考えてはどうかということも関連してなのですが、例えば、社会教育、私が担当していた社会教育時代も少年教育、青年教育、成人教育、芸術、文化という、そういう対象別の領域で割り切って、事業を組んでいたということがございますし、今は私も不勉強で分かりませんが、しかし、基本的には、そういう対象年齢別の社会教育実践というのが、行政の教育のプログラムの中でもそういうのが優先されてきたのではないのか。それは改めて町とか、地域の町民とか、男女を超えて、夫婦を超えたそういう全体として学んでいくという、そういうものをどうつくっていくかということが、ものすごく大事なのではないかと思っておりますので、これは、私どものまちづくりというか、一般行政においても、これらは意図していかなければならないのではないか。例えば、最近、担い手、今日は谷本会長が来ていませんが、中心になりまして、家族協定の話を風連の方とか、農業試験場、それから普及所の普及員などを招いていく人かが家族協定を結んでいく。かつては、自分の子どもを若い夫婦が子育て、自分の手で育てることができないという不満、しかしまた、年寄りは遊んでばかり、ゲートボールばかりやって、子どもを見てくれないという不満、農協の組織も、例えば実践会と青年部、フレッシュミズ、婦人部というふうに分かれる。それが1つになってなかなかできないという、それで両方が出ていくことができない。夫人とフレッシュミズが一緒に出ていくと家の中が空になるとか、いろいろなさまざまな年齢構成の中での困難と思える部分というのは、私はたくさんあるのではないのか。そういう中で、単に農業経営を移譲したから、自分たちはゲートボールやパークゴルフをやるというだけではなくて、それぞれの家庭における役割、あるいは分担を若い人も一線を退いた高齢者も家庭の中で役割を担っていくという、そういう協定づくりを今、国を含めて普及所も何とかしていこうということが訓子府を1つのモデルとして、先ほどの普及センターからも私のほうに話がきていますが、そういう動きというのは、やはり時代がある意味では分断されてきた状況が1つは地域とか、家庭とかということで求められてきているのではないのか。そこはきちんと見極めながら、難しい問題がたくさんありますが、一緒になって地域の問題を地域ぐるみで、あるいは夫婦で一緒になって考えていくというような環境醸成をこれは行政も教育行政もしていかなければならないんだろうなということが、最初の質問の中で私が感じているところです。それから2点目の若い人たちの出会いの場を町全体として考えていくということをもっと訓子府自体をPRしていく必要があるのではないのか。私もよそから来た人間ですので、訓子府が好きで好きでたまらなくて、この町に一生骨を埋めるという覚悟をした1人ですから、言われるまでもなく、本当にこの町って素敵な町だなと思っている1人ですので、これは広報を含めて、町のパンフレットも含めて、今まではそういう点では、町の行政情報とか統計情報を中心のところがありましたが、改めて訓子府の良さをアピールしていくということをやっていきたいというふうに思います。それから、もう1つは、我々とか上原議員の世代というのは、結婚問題に対して、行政がとやかくやるというのは、余計なお世話だというような考え方だったのがやはりあったと思うのです。それは、結婚はあくまでもプライベートなことだと。行政が嫁探しやあるいは何と言うのでしょうか、いろいろなお節介みたいなことをすることが、本当にいいのかという議論はずっとありましたが、佐藤町政の時から、青少年の人生相談、結婚相談等々の行政的に立ち上げてから、ずっと今、行政あるいは農業委員会が中心になってやってきていますので、これらも含めて、やはり町をPRする。若者が自信を持って、この町の良さを受け止めて、農業やあるいは生産、そして、すべての領域において、頑張れるような状況づくりをするということは当然のことだと思いますので、これからも努力してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 10番 上原豊茂

ぜひ、そういう意味では、この件についての一歩を踏み出していただきたいというふうに思います。先ほどの回答の中にもありました生産人口の減と言う実態だということであります。確かに年齢がどんどん高くなっていく。いわゆる社会的な生産年齢の概念からすると生産人口が減っていく状況になるということがいえると思う訳であります。しかし、その概念を取っ払って実質的な生産人口、要するに所得を得るために働く、働ける人たちを働いてもらえる働ける環境をつくるということが、いわゆる私の思っている生産人口を増やすというところな訳であります。そういう意味では、私はあまり広いいろいろな職種についての知識はありません。例えば、自分が農民でありますから、農業という職業に限定して話せば、第一線を退いていく人たちがどんどん増えてくる訳です。当然、団塊の世代がまさにそこにいる訳ですから、そういう人たちの持っている知恵と技術というのは、はっきり申し上げて科学的な対応では太刀打ちできないすばらしいものがある訳であります。私はやはり、うちの町がさらに一歩前進するために、このパワーを使わない手はないだろう。元気な、これを言うと年寄りに叱られるでしょうが、元気な年寄りには、頑張って働いてもらう。そして、その見返りとして、孫に何かを買ってやれるような、そういう利益、所得を得られる。そういう状況をつくっていく。そういう発想から何ができるかという取り組みが必要でないかというふうに思う訳であります。ぜひ、これらについても行政がひとつそのきっかけをつくっていく。なかなか先ほども町長からありましたように、農業をやっていても第一線を退く。そうなればじゃまにならない程度に食べていける、楽しんでいくというところに視点が行きがちな訳ですが、そこのところをもう1つ方向転換するためには、具体的な作業といいますか、力が必要でないかというふうに思う訳であります。そういう意味で、ぜひ行政がそのきっかけづくりをしていく必要があるのではないかというふうに思う訳でありますが、その点について、そういう取り組み発想があるのかどうか。お聞かせをいただければと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

絶えずいつも頭の中にその辺のことが頭にこびりついて離れないというのが実態でございます。これは農協が合併して間もなく10年がたとうとしています。その中での生産額等をみても訓子府というのは、過去の歴史をさかのぼってもかんたる生産者のご努力と力によって、ここまできているという状況ですが、一方でやはり今、6次産業化の問題がなっていますが、そういう余剰の力を、余剰というのは失礼かもしませんが、どういうふうに発揮させるのか。例えば、津野町でありますが、今回「満点の星」というのをスタートしました。津野町で生産した高齢者の生産物、これはかなり品質の高いものを求めているようですが、これらが高知市場に出回るような仕組みをつくっていきました。これを何度か見させていただいて、うちの町が北見でこれでやれるかどうかということだったら、やはりもう一歩自信が持てない。それはやはり北海道の場合は、圧倒的多数の生産者がもう農協と一体化の中で進めている。是非はともかくとして。それらの高齢の方たちが、手間暇でやった、ある意味での孫にこずかいをやれるような状況でそれを発展させていけるような仕組みというのは、何とかつくれないかというのは、私自身も非常に感じているところでございますので、もう少しお時間をいただきながら、何とかこれらが具体化されるような努力を私自身も努めていきたいというふうに考えております。それからもう1点、ちょっと総体としての関連なのですが、参考のために、私はこの質問を受けて企画財政課長に人口の推移を含めて、ちょっと細かな推移を推計をしてくれないかということで調べてもらっています。例えば、これは質問には直接関係あるかどうか分かりませんが、合併前と合併後であります。人口の減少率で申しますと例えば、本町でいいますと平成19年、5,994人だったのが5,491人なっていますが、減少率でいうと訓子府町は5.82%でありますが、しかし、北見に合併した町村でいきますとどうなのかというと留辺蘂が実に11.7%、1割強が減少しておりますし、常呂町が8.52%ですから、これもまたけっこうな減少率がこの6、7年の間に続いてきている。さらにまた、端野町でいいますとこれは5.05%ですから、私どもの町の減少率より少ない。それから、置戸町も7.06%の減少率です。しかし、人数的に言いますと一定の人口を超えた、少なくなって例えば4千という数なり、3,500という数があると減少は500とか、そんなかたちではいかないということが分かりますので、その点でいうと本町が合併しないで何とかここまで努力しているということの皆さんのがんばりが1つはこの数字に出ているのではないか。それからもう1つ特徴的なことでいいますと例えば、幼児、年少人口の10歳までの0歳から10歳までの転出者、例えば平成24年中ということですが、10人の子どもたちが出ていっている訳です。しかし、逆に転入者は33名なのです。それから生産人口でいっている11歳から65歳まででいくと転出が142名な訳です。入ってきているのが154名なのです。それから66歳以上の高齢人口でいいますと出ていった方は22名の入ってきた方は7名ですから、こういうのを見ていますとこれは1年限りのことかもしれませんが、着実にわずかとは言いながら、この子どもたちの人口、そして生産人口が増えてきている。同時に66歳を越した方々の減少率というのはやはりかなり強い。すなわち、本町においては、退職した後に北見やあるいは息子夫婦のところに行くというケースがやはり多いのではないのか。それから生産人口でいいますとかなり農家の若者が北見やいろいろなところから戻ってきたり、それから一緒に住むようだということが、統計的には見えてきているし、それに子どもがついてきている。こういったことが地味な政策ですが、非常に子育てのしやすい環境をつくっていこうということでやってきたことが、まだまだはっきり断定はできませんが、ある意味では、いろいろな可能性を私は今、出てきているのではないかと思いますので、これらも善意にとらえながら、さらにこの数が安定し発展していくような、先ほどいいました行政がそのきっかけづくりをつくっていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 10番 上原豊茂

今の示された数字に満足することなく、さらにしっかりとした体制づくりをしていただきたいと思います。同時に先ほどの回答の中にありましたが、さまざまな環境の中で、訓子府の町を評価し、ここに住んでいただけるような人たちをしっかりと受け止める体制づくり、気構えも必要だと思いますので、ぜひ、そういう状況環境もつくっていただきたいと思います。時間が非常にありませんが、3点目の町の政策と町民コンセンサスの関係であります。まちづくりの未来づくりというのに町民の参加というのは、欠くことができないというふうに考えておりますが、今、まちづくり推進会議、町長の諮問機関として、動いております。いろいろなことを町民からの声、また、行政としての発信ということも行っている訳ですが、やはり未来に向かって、しっかりとした町民の理解を得ながら、政策を選択していくという点では、住民の願いと執行者の思いというのが、どういうふうに一致できるのか。それこそが未来発展の原点となるだろうと思いますので、私はまちづくり推進会議がさらに発展し、町民発想のプロジェクトチームというのが設立されていくというようなかたちにもっていってはどうか。そういう方向に進めるべく努力をしていく必要があるのではないかというふうに思います。同時にいろいろな意味で町民が行政に直接きちんと参加していくという意識を持っていただくためにも、かねてより町長が提唱しております自治基本条例の制定ということに向けても一歩を踏み出す必要があるだろうというふうに思います。また、同時に今、盛んにここに説明員の方々、町職員の給与の問題というのがとりださされておりますが、確かに国の政策というのは何たるものだというふうに私は思います。思いますが必ずしも私が思っている考えと同じ人たちばかりではありませんし、当然そこに歩調をあわすべきだという発想もあって当然かとも思います。そういう中で非常に職員としてモチベーションが落ちるということもあろうかと思いますが、ここでひと踏ん張りして何で給与を下げなければならないんだ。町民からそういう声をもらえるような、そういう頑張りをしていただきたいと期待するところであります。そういう意味で、先ほど前段で言いましたまちづくり推進会議のさらなる発展といいますか、町民発想のプロジェクトチームができるような方向付けにという考えについて、何かあればお示しをいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

まちづくり推進会議もさることながら、私はこの施政方針といいましょうか、執行方針の中でも申し上げましたように、まちづくりの要は職員だというふうに思っています。町長がいくら吠えても職員がその気にならなかったら、私は良いまちづくりはできない。この間、中学校の3年生に税の学習をしていただいて、私どもの職員が講師で国の税、町の税、北海道の税はどんな状況なのか。すばらしい資料をつくっていただきました。冒頭に私は子どもたちの前で2クラス、1学級ずつやったのですが、言いましたが、今言ったようにこの町が素敵な町かどうか、良い町かどうかというのは、町長もさることながら、それ以上に職員の質が問われていると言いました。これによって違う。今日のこの資料はすばらしい資料を職員がつくってくれました。あなた方が分からないこと。税の分からないことがあったら、たくさん質問してください。この質問に答えられないような職員はうちの町にはおりませんと子どもたちの前で言いました。私はそれは胸を張って言ったつもりでおりますので、これは単に税の職員だけではなくて、町職員90数名の全体が今のそのことではないかなと思っています。もちろんその責任者である私自身の質も問われていることは申し上げるまでもございませんが、私は職員に期待するところは大変多いというのが1点目であります。もう1点ですが、まちづくり推進会議は、いろいろな経過を経て、議論を経て、一昨年からスタートをさせていただきました。その点で言いますと私がマニフェストであげた町の将来は町民の総意で決めるんだということは、すなわちそれは、自治基本条例なり、まちづくり推進条例なりの条例を投票条例も含めて頭の中に入っておりました。しかし、答申の中で、それは時期尚早だということもございまして、この2年間、まちづくり推進会議は行政の情報提供、これを中心にしながら、予算もさることながら、行政の課題を提供しながら議論していただいて意見をいただく。それから、参加している29名のまちづくり推進委員の皆さん方からも意見をいただいて、予算やまちづくりに反映させるという仕組みをとってまいりました。この次、25年度からは、1つは、住民基本条例といいましょうか、少なくても投票条例を頭に入れます。そして、皆さんにご努力いただくということが1点。それともう1点は、行政が情報を提供するというか、課題を提供するだけではなくて、それぞれの地域でもっている何としてもさまざまな例えば限界集落の問題を1つあげても、それから、見守りの体制を含めても、それぞれの実践会や地域で抱えている課題を全体の中で議論していく。そういう中で1つの方向性を町民とともにつくっていくということを私はこの2年間は大事なまちづくり推進会議ではないかなというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 10番 上原豊茂

実際には、まだまだこれから深く入りたいという思いもありますが、時間がございませんので、2つ目の一般質問のほうに移らせていただきます。

出典:訓子府町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月7日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる