みんなの議会

訓子府町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月10日

議事録に件名の記載なし

2011年3月10日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が質問し、町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和が答弁しました。

質問者
工藤弘喜 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 工藤弘喜

7番、工藤です。それでは、この度の一般質問をただいまからはじめたいと思います。私の一般質問は、質問の件名でいけば「1期4年間の町政をどう見るか」ということのこの1点であります。それでは、町長に質問いたします。町長は、平成19年4月から今日まで4年間町政を担ってきたところですが、就任以来、終始一貫「みんなで創る訓子府の元気」を考え「訓子府の底力でふるさとの未来をひらく」ために憲法や地方自治法の本旨に基づく「町民こそが主役」「町民福祉の増進を図る」ことを基本理念として、町政執行にあたってきたことは、本町の重要課題である財政健全化へ向けた着実な取り組みが求められてきたことも併せて考えると評価できることと思います。同時に、この4年間で町長の町政執行に対する思いが、どれだけ町民の方々や役場職員の中で理解され、共感を呼ぶことになっているのか、今一度確認することも必要かと考えるところであります。以下、次の事項について、町長の見解を伺います。まず1つ目です。この4年間を振り返って、町長の町政執行に対する思いが、町民や職員にどれだけ伝わり、理解されたととらえているのか伺います。2つ目、平成20年度から始まった「財政健全化プラン」の現時点での到達点はどうなっているのか伺います。3つ目、このプランは、平成22年度までを「集中対策期間」と位置付け、平成26年度までの7年計画となっているが、これからの事業執行をしていく上で、どのような方針で残りの期間取り組んでいくのがいいのかお伺いいたします。4つ目、「財政健全化プラン」とも関係するものでありますが、これまで実施してきた次の事業についての見解を伺います。イ、町内会・実践会の活動補助金の効果と今後のあり方について。ロ、「元気なまちづくり総合補助金」の評価について。ハ、「まちづくり委員会」、「住民参画ビジョン策定委員会」そして「まちづくり推進会議」につながる一連の住民参加の仕組みづくりが、町民の理解をどこまで得たと認識しているか伺います。以上であります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

おはようございます。ただいま、工藤議員から1期4年間の町政をどう見るかについて、大きく4点のお尋ねをいただきましたので答弁をさせていただきます。まず1点目の「この4年間を振り返って、町長の町政執行に対する思いが、町民の皆さんや職員にどれだけ伝わり理解されたととらえているのか」とのお尋ねでございます。4期16年まちづくりを行ってきました深見町政を引き継ぎ、平成19年5月1日から「みんなで創る訓子府の元気」を考え「訓子府の底力でふるさとの未来をひらく」ために「町民こそが主役」、「町民福祉の増進を図る」を基本理念として町政を推進してまいりましたが、早いものでもう4年がたとうとしているところでございます。平成19年の就任当時は、地方財政が毎年のように悪化し、町の大きな財源である地方交付税も先行きが見えないなど地方にとっては、非常に厳しい混とんとした状況になっている時期でもございました。さらに、平成18年4月で廃止となった「ふるさと銀河線」の後処理を始め、就任間もない頃の大雨被害と降 雹こうひょう、常呂川汚濁と北見市の断水問題、阪神や新潟の地震による耐震構造の見直し、長年の懸案でありました実郷・清住・西富地区を中心とする常呂川廃川敷地払下げ、一昨年の政権交代に伴う農業基盤整備、土地改良事業、戸別所得補償等々、その対応と新たな施策の構築など全力で走り続けてきた4年間でもございました。そんな時代背景の中にあって、マニフェストで掲げた「9つの提言」に基づき町民が主役となるべき様々な施策を展開してまいりました。まだまだ道半ばというものもございますが、町の責任、すなわち行政の責任、地域の責任、町民の責任、ともに背負う責任を考える時に、施策の進め方などでは当然のように町民はもとより職員についてもこの進め方に一時の困惑があったと思えてなりません。それは、従来までの施策の多くは、ある意味では、行政主導で進めてきたことでもあり、町民主導に対する意識を持つことへの戸惑いだったと私自身は認識しているところでございます。しかし、この4年を見てみますと町民の方々が自ら積極的にまちづくりに参加する意識は着実に高まってきていると感じておりますし、職員についてもまちづくりや町民生活に向き合い、町民と同じ目線に立って町民の福祉の増進に対する重要な役割を担うべく責任と意識改革は以前に増して高まってきていると感じているところでございます。2点目に財政健全化戦略プランの現時点での到達点についてのお尋ねでございます。このプランは、平成20年度からスタートし、プランの大きな目標として、一般財源ベースで平成20年度当初予算と比較し、収支2億円の改善を図ることとしてきました。これまでの実績では、各年度目標額に対し、平成20年度で約300万円下回り、平成21年度では約7千万円ほど上回り、2カ年合わせて到達度136%という状況でございます。この中には、投資的事業に充当予定の一般財源の一部を国から交付された地域活性化臨時交付金に振り替えたことと銀河線用地や高速道路用地として、町有林の売却など財産処分による臨時的収入があったことなど特殊要因分も含んでいるところでございます。このため、これら特殊要因を除けば、到達度は110%程度となっているところです。平成22年度については、予算執行中ですが、国民健康保険特別会計への財源補てんの額が伸びるなどマイナス要因もありますが、目標を若干超えるものと予想しております。3点目の平成23年度以降、残りの計画期間における取り組みについてでありますが、人口減少、医療・介護関係経費の伸び、景気低迷、不安定な農業情勢などを勘案しますと引き続き、このプラン推進を基本に財政健全化に取り組んでまいりたいと考えるところでございます。ただし、計画当初、補助奨励事業については、集中対策期間である平成22年度をもって、ゼロベースで見直すこととしておりましたが、国の経済対策で地域活性化臨時交付金などを活用した事業を展開している中で、補助奨励事業のみ抜本的見直しを行うことは適当ではないと判断し、現在、一旦保留させていただいております。また一方で、プラン推進の一環として昨年2月に「当面の基金管理運用方針」を策定し、実態に合った基金の組み換え、地域活性化基金の新設、管理運用の計画化など子育てや教育の充実、高齢社会への対応、医療費抑制に向けた保健事業の充実などに取り組むための財源確保に努め、さらに本年度からソフト事業に対する過疎債借入が可能となりましたが、償還額の3割は町の負担となりますので、減債基金に積み立てるなど将来にわたって持続可能なまちづくりを目指し、財政健全化に努めてまいります。最後に4点目として、これまで実施してきた3つの事業に対する見解についてであります。1つ目の「町内会・実践会活動費補助金の効果と今後の在り方について」ですが、住民自治活動の推進、運営・活動経費の町民負担の軽減、さらに町広報配付や連絡事項の伝達など町との連携協力関係の構築、親睦交流などを通じた地域住民の連帯感やコンセンサスづくりなどを助長する手立てとして効果があるものと考えているところでございます。財政健全化戦略プランとの関係で申し上げますと平成21年度に町から補助金の見直し案を提示させていただき、町内会連絡協議会が中心となって検討され、実践会連絡協議会にもご理解いただいた上で、町側に町内会連協等から独自案が提案された経過がございます。町としても、各連絡協議会が真剣にご検討されたことを尊重し、この提案内容どおり見直しを行ったところでございます。今後の補助金の在り方としましては、通常の活動支援あるいは広報配付や町からの連絡の伝達協力などへの支援だけでなく、各単位会とも高齢化が進む中で、例えば、旧小学校区や複数の単位会が連携して、地域における福祉活動や子育て、防犯防災、環境保全など、地域住民がより暮らしやすい環境づくりを進める新たな取り組みを促すような、事業推進型補助金などの制度設計も必要ではないかと考えているところでございます。2つ目として「元気なまちづくり総合補助金の評価について」でありますが、これまで、地元食材を使った食品加工、TMR方式による酪農経営への取り組み、特産品販路拡大、葬儀サポート事業、ファーマーズマーケット事業の立ち上げに対し支援を行い、旧訓子府駅舎及び周辺の有効活用、経営効率化による酪農振興、地産地消、農業者と消費者との交流促進など、人、モノなど、町の元気づくりに貢献できたのではないかと評価しております。3つ目として、「住民参加の仕組みづくりについて、町民の理解をどこまで得たと認識しているか」とのお尋ねでございます。平成20年度に立ち上げた「まちづくり委員会」において、住民参画によるまちづくりについての議論や学習を重ね、本年度「住民参画ビジョン策定委員会」の検討結果も踏まえ、住民参画の仕組みの1つとして「まちづくり推進会議」を設けることに至ったところであります。この会議は、町内会・実践会のご協力によりご推薦いただいた「まちづくり推進委員」の方たちで構成し、全町的視点で総合計画の推進などまちづくりに参画いただくものであります。先月25日に委員の役割などの事前説明と酪農学園大学の河合教授を招いて研修会を開催したところであります。委員のご紹介やまちづくり推進会議の中味につきましては、あらためて広報などにより町民の皆様にお知らせするとともに、会議の内容につきましても、その都度公表してまいります。ようやく立ち上がったばかりで、町民の皆様の理解は十分とはいえないかもしれませんが、より住みやすい訓子府づくりに向けた取り組みでございます。以上、お尋ねのありました4点につきまして、お答えいたしましたので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

再質問 7番 工藤弘喜

それでは、今、お答えいただいた訳ですが、何点かについて再質問をしていきたいと思います。まず、はじめに、第1点目の4年間を振り返って、町長の執行に対する思いがどれだけ、町民の中あるいは職員も含めて理解されていると考えているのかということに関しましての質問になります。実は、前段にこの質問をすることになるのですが、今回の本会議の初日に町長からマニフェストの実績報告があったところであります。これについて、報告を受けて考えてみたところ、やはりマニフェストの1から9まであった訳でありますが、報告の中からも感じた訳ですが、このマニフェストに沿ったこの取り組みの経過を見てみると総じて先ほども言いましたが、財政の再建を図りながら、マニフェストの1から9までの項目をみてみると非常に評価のできるものということには間違いはないと思っています。これは、いわゆる自立したまちづくりをどうしていくのかという観点。それから、住民の福祉と暮らしをどう守っていくのかという視点として、基本的な理念に立った中でのマニフェストと感じていましたし、これを実際、この4年間の中でどこまでできるのかとの思いも実際あったところでありますが、一昨日の報告も含め、この資料も見ながら考えたところ、やはり評価できると考えているところであります。しかし、一方で、これは私の考えよりも町民の方々から、このような点がなかったかということで、ぜひ町長に伝えてほしい、あるいは聞いてほしいとの思いで、これから質問をするととらえていただきたい訳でありますが、このような声も一方ではあるのもやはり確認というのか、とどめておく必要があるのではないかということで質問をさせていただきます。決して少なくない数ではあります。その中身は何かと言いますとまず1つ言われているのが、今のこのマニフェストの評価とはまったく真逆のような形であるかもしれませんが、町長がこの4年間で何をやってきたのかがまったく見えてこない。その思いが4年間あり、いわゆる当初は期待をしていたが、なかなか私の期待に応えるような施策が見えてこなかったという思いの方もいます。そのような意見があります。少し意見を羅列するような形になりますが、また、町長の言う町民参加、町民が主役、これはもちろんいいです。賛成できます。しかし、今、町民の生活がどうなっているのか、もっともっと私たちの足元をみて町政をやってきたのかどうか、これについても聞いてもらえないかという方も複数いらっしゃいました。1人や2人ではありませんでした。そのような声がまず1つあったということであります。さらには、本当にやっとの思いで生きているが、どうもこの4年間、何とか委員会、何とか懇談会、あるいは研修会、勉強会など確かにその重要性もわかるし、必要なのだと思いますが、それもいいのですが、もう少し安心して生活がしていけるような施策が本当にとれなかったのかどうか、これについて、本当に真剣に町長は考えて、我々の思いを感じているのかどうか。これも聞いてほしいということであります。これも決して少なくない人たちであります。もっと言えば、基本的に町長の考え方も価値観もまったく違う人たちが言っている訳ではなく、大方はやはり期待をし、何とかそこで変わっていくと思っていた人たちが、やはりこう思わざるを得ないような状況に追いやられている。これは何も一面的に町政がすべて悪いからこうなっているのではなく、今の国政も含め、政治に対する失望も含めての思いになっているとは思うのですが、やはり、そのような声が現実としてある以上、それをどう受け止めるかもやはり町長が言う、町民が主役であり、地方自治法のいわゆる福祉の増進、これがもっぱらのいわゆる地方自治の仕事、役割である以上、もっともっと真剣に正面から向き合わなければいけないと思っていますので、このような思いに対し、町長はどう思われるのか、まず伺っていきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

3点にわたって、再質問をいただきました。大きくまずとらえていただきたいということを最初に申し上げたいと思います。国政も地方自治も100年を越える従来の政治や行政の進め方の中で、改めて民主導の住民主権を中心とする住民から発議する仕組みをどうつくるかということは、いっちょういちえいにしてできるものではない。すなわちそれは、町政の主人公である町民自身が主役として、全面に出てくる町政は、非常に一歩一歩やっていかなければならない重大な根幹に関わる流れの中で、私はそのことのご理解をまず1ついただきたいことが1点です。2点目は、従来の箱物中心である、すなわち物を建てる、道路を直す、造るなどのことが優れた町政のリーダーという考え方は、いまだにやはりございます。そのこと自体、私は否定する何ものもありません。むしろいつの時代もその箱物行政は必要と思いますが、しかし、マイナス部分として、このことによって、国をあげてその公共事業を優先とした行政の進め方が前段、一昨日も申し上げましたが、地方財政にとって、交付税の削減、俗に言う、三位一体改革等に伴う、公債比率の増大に伴って、しかも合わせてある意味では強制的な平成の合併という状況の論戦の中で、私たちは、まず財政をどのように立て直すのかをそれぞれの自治体がしっかりとした考え方を持って、財政運営、町政運営を進めていかなければいけない。この課題を2点目として、どのように乗り越えていくのかが、この4年間、私は非常に重要な部分であったことは事実でございます。その中でも今、工藤議員から指摘されたように、私自身が憲法の15条で保障されている国民は最低限度の生活を保障されるべきであり、福祉優先、そして自治法の本旨にあります地方自治の役割は、福祉が大事なのだということをいつも己の胸に置き換えながら、この4年間、町政を担ってきたものでございます。その点で申しますと今、ご指摘のあった3点をこの4年間で、そのような福祉が庶民の暮らしなどへ本当に激励のメッセージとして届いていたかどうかは、私自身も反省するところはたくさんございますし、さらに、2点目の住民参加、参画のものごとに対しても、今、まさに4年間かかって始まろうとしていることではないかと思います。それから、懇談会や研修会うんぬんですが、町民の皆様とこれは丁寧に議論してきた考えでございますし、これからもその考え方をむしろ優先していきたい。これは次の質問にもきっと出るでしょうが、私自身が財政を引き継いだ時の町の基金の残額は19年4月、17億円でございました。今、町の基金は28億円まで達しました。すなわち標準財政規模を上回る状況まで、平成23年度では見通すことができましたので、これからは、ある意味、人々の町民の暮らしや生活を優先する。そのような施策にもし私が2期目担当するのであればやっていかなければならない。これは、1つの経過の中である意味では当然のことではないのかと私の与えられた使命ではないかと感じているところでございます。さらに、町民の方がどこまで理解をしているかということです。これは、広報で出している。あるいは私自身が説明しているといってもこれは限界がございますが、情報の公開と町民に伝えていくことは、これからも積極的にやっていきたい。願わくば、もう1点、あとの議論にもなりますが、地方自治は二元性の仕組みでございます。すなわち行政は、町長を中心とするまちづくりと町民の代表である議会の二元性が我々の行政、この地方自治の仕組みであります。その二元性が単純化してきているとご指摘が専門家の中からも出てきております。すなわちイエスかノーか賛成か反対かの議論だけではなくて、やはりそこをグレーも含め、積み上げていくことが、議会と私どものこれからの関係であり、もちろん議会が地域に対し、町政の課題や状況を的確に議員として説明していく責任も問われている。これは私自身の責任と同時に議会の皆さんとともにこの4年間してきた結果として、不足であればともに私はこれから地域に対しての説明責任と理解を積極的に行い、2期目やることになりましたら、果たしていかなければならないと感じているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

今、答弁いただいたのですが、確かに私も町民が先ほど言ったような思いが町長なり職員の方々の責任として、すべて出てきている問題ではないことは十分わかっているつもりであります。今、町長が言われたような思いをする、もう一方にはやはり議会として、果たさなければならない役割、町民に対してやっていかなければいけないことがやれていなかった、やれていない、そのようなものに対する不満も含め、込められていることを十分思っているところであります。ただ今回、この場で言いたいのは、やはりそのようにして、いろいろな思い、やはりまちづくりより、まず自分の生活がどうなるのか、明日の生活をどうするのかとの思いに立っている人たちに、どのように町長が寄り添っていくのか、向かい合い、共感していくかの姿勢、いわゆる政治姿勢がやはり町長も必要になる。これから、もし可能であれば、今後4年間、新たな役割として、そのような場が出てくれば、当然、その思いでされるとは思うのですが、やはりそこが問われているのではないかと思っています。決して先ほど言ったようなことを私に申した人たちが、明日から手のひらを返したように生活がよくなったり、環境がよくなるとは思ってもいない。ただ、困った時、本当にそのものがお互いに共感し合えるところで生きていく自信、元気などのものが生まれてくるところにどう気が付くかが本当の意味での町民参加のまちづくりに結びつく方向になっていくと思っています。その意味からいってもぜひそのような観点での行政、もし仮にその状況になった時には考えていただきたいと思っています。その点であれば、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

工藤議員のご指摘は、町政を担う町長として、基本的な姿勢のありようを絶えず問われていることは認識しておりますので、私は今までもこれからも今まで以上に職員とともにその姿勢を裏切ることなく町政を進めるべきと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

ぜひ、そのような形で、いわゆる声なき声をどのように拾っていくのかというところに目を向けなければ、やはり本当の意味での町長の言う町民参加、町民主役にはならないということを心していただきたいと思います。この点に関して、もう1点だけ職員との関係で町民の中からも出ていることを質問していきたいと思います。今言われたように町民参加、協働のまちづくりを常々言っておられる訳でありますが、町民にとって、職員と町長とはやはり一体のものとしてみていることがあると思います。町長の思いは、職員も同じなんだ。また同じでなければ困る訳でありますが、その点から町民が主役とは言いながら、あるいは協働のまちづくりと言いながら、どうも疑問を感じるとのお話があります。これはどのようなことかと聞きますと別に職員の方々の仕事のことを言っている訳ではないのです。職員の方々の仕事がまずい、どうも不満ということではなくて、これは本当に大変なことと思います。これは、職員の方々が仕事を離れた時点で、どうも町民と垣根を感じている町民の方が結構いらっしゃるのです。確かに職員の方々にもプライベートがあり、家庭の問題があり、誰もが自分の休日を含め、あるいは町内会等々の行事も含め、常に参加できることは、難しいかもしれないが、でもどう見てもやはり少ない。そして、どうも、何ていうのか、親近感などの部分が少ないのではないかとの思いをしている町民の方々がたくさんいらっしゃるのです。やはり、本当に大変です。職員は大変だと思うのですが、でも協働のまちづくり、町民が主役と町長が言えば言うほど、そのものが浮き上がってきては、そのような事態になってはやはりまずいのではないかと思います。やはり一体のものとして、できる限り町民の方々と一緒に楽しんだり、あるいは悲しみをともにしてみたり、そのような場をやはり大事にするような気持ちがなければ、なかなか仕事だけでの町民本位のまちづくりは難しいと思いますが、この点について、町長の考え方を伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

何度か一般質問でもご答弁させていただいております。公務員は法律に基づいて身分を保証されています。それを勘違いをされたら困るのですが、親方日の丸で何をしても、悪いことをしなければくびにならないという誤った考え方であります。身分保証は、法律で定められた国民や町民に対しての生活を守る。そのために命を懸けて主義、主張は異なっても町政あるいは町長によき仕事を行うのが身分保証の考え方でありますから、ここの点は、私どもの職員は、理解しているものと感じているものでございます。そして、私は平成20年度から職員の地域担当職員を創設しました。ここでも何度もいろいろな議論がございました。時間を経過しながらやっと地域の中で少しずつ会議、あるいは集りに出席し、ともに行動する。そして、今年からは独り暮らしや高齢の二人世帯を職員が自ら訪ねる状況も少しずつ生れてきています。そして、何人かの方からも具体的なことがあったことの報告も受けたりしているところでございますから、それをさらに日常的、一般的な会議に出る。あるいは集いに出ると役場職員の批判やいろいろなことがあり、とてもつらい。これは隠せない事実と思いますが、しかし、そこを乗り越えて町民の人とともに日常生活に触れる、学ぶ、同じ目線に立ちながら、人々がどんな生活をしているのかをきちんとつかまえる、把握するアンテナを張り巡らすことは、当然、職員、公務労働として、大事な姿勢と考えておりますので、私はその点についても職員に強く求めておりますし、これからも少しずつではございますが、町民の理解を得られるような職員の意識改革をさらに進めていきたいと考えているところでございます。もう1つは、役場の敷居が高いということも事実でございます。現に町長室へ入ってきたのが初めての人も本当に多くございます。夜間町長室では、100人以上の方がこの4年間で来られましたが、はじめてとお答えの人が多い。その点で言うと住民参画を何度かお話していますが、遠慮しないで役場の職員に声をかける。あるいは町長に直接、夜間町長室などに来ていただくことや、広報、広聴にも力を入れながら、そのような役場づくりに変えていかなければならないと考えているところでございますので、その点では、決して敷居は高くない。高いとすれば、ぜひ言っていただきたいということを申し上げているところでございますので、ここはこれからも努力をしてまいりたいと感じているところでございますので、ご理解を賜りますようお願いをいたします。

再質問 7番 工藤弘喜

ぜひそういった方向でお願いをしたい訳でありますが、いずれにしても職員の方々は、特に今のこのような時代、公務員バッシングといいますか、非常に大変な思いをしながら仕事されているということもわかります。ただ、先ほど町長が言葉の端に出た親方日の丸ということから考えてみると親方は日の丸ではなくて、親方は町民という感覚にぜひ立っていただきたい。やはり憲法15条でいけば、公務員は全体の奉仕者であり、全町民のためにがんばるということになっています。これをすべてのプライベートの部分まで含め、考えてがちがちにしてしまうと逆に職員の方々の本来、犯してはいけないところまで犯すようなことにもなってもいけませんが、やはり1人の町民として、同じ目線に立って、共に生きる、生活していくところをぜひこれからも追及してほしいと思っています。時間がありませんので、次の財政関係に入っていきたいと思います。「財政健全化プラン」の現時点での到達については、先ほど答弁の中であります。この財政については、2番、3番、4番等も含め、まとめて再質問をしていきたいと思います。まず、到達点の関わりになりますが、第5次総合計画にありますが、私もみていて、この度、一昨年来の地域活性化臨時交付金というものもあり、ほぼ達成されているのではないかと思っていますが、達成の状況と21年から23年度のローリング方式でやっていますから、この実施計画が出ていますが、この実施計画の中以外で、前倒しで達成できた部分がどのぐらいあるのか、もしわかればお答えをいただきたいと思います。

答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)

国の地域活性化交付金等で総合計画、実施計画にないようなもので、どの程度できているのかということですが、例えば、先般、補正で上げさせてもらった事業でいいますと例えば、季節労働者雇用対策で662万円、高齢者・障がい者等地域見守りシステム構築事業で252万円、訓子府町住環境リフォーム促進事業で500万円、農業交流センター加工室の冷房設備の整備219万5千円、町営住宅フェンス改修で190万円、大きいものでいいますと東幸町に建設しました定住促進空き家活用で3,780万円、訓小、訓中屋外運動場整備を合わせまして、約4,200万円、居武士小学校通路整備事業で730万円、プレミアム付商品券発行事業で3回発行しておりまして、1回目が200万円、2回目が850万円、3回目が200万円、主だったものでいいますと以上のような内容になっています。

再質問 7番 工藤弘喜

これから第5次総合計画が28年度まである訳でして、これからまたローリング方式で順次3年間ぐらいずつ実施計画を策定していくと思うのですが、今お答えいただいたように相当、交付金の関係で前倒しで事業が進んでいることも含め、もう1つ、数字的なことで聞きたいのですが、19年から町長就任以後、21年度にかけて、おそらく22年度はまだ出てないのかと思いますが、経常収支比率のことです。これはいわゆる財政の弾力性、余裕度を計る物差しになるのですが、この経常収支比率と実質公債費率の推移を簡単にお答えいただきたいと思います。19年、20年、21年とお願いします。

答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)

ただいま、経常収支比率と実質公債費率の推移について、お尋ねがございましたのでお答えいたします。平成19年度で申し上げますと経常収支比率88.2、平成20年度が83.7、平成21年度が79.7。実質公債費率で申し上げますと平成19年が18.8、平成20年度が17.8、平成21年度が16.6であり、経常収支比率で申し上げますと19から21年度までで8.5ポイント、実質公債費率で申し上げますと2.2ポイント下がっています。

再質問 7番 工藤弘喜

経常収支比率に関心がある訳なのですが、いわゆる財政の弾力性といって、基本的には70から80%程度が町村財政、自治体財政では望ましいといわれているそうです。いわゆる義務的経費として、どれぐらい経常経費として必要なものが割合としてあるのか。残った20%から30%が余裕分として、いわゆる投資的な事業にまわせることになる数字でありますので、その観点からいっても19年から21年にかけて8.数%はやっと少し余裕が出て、財政に対する余裕が出てくる形になったと思っていますが、ただただ、まだまだやはり油断はできないとの思いをするところであります。これから投資的事業も含めて、おそらく総合計画の中で、いろいろな形で示されてはくると思うのですが、ぜひ、この経常収支比率を十分注意されながら、総合計画を立てていただきたいと思っております。これを踏まえて、1、2点町長に質問というのか、確認をしたいのですが、1つは、これも仮定の話になるかもしれませんが、町長の本俸、いわゆる給与が自ら政策的判断で50万円にしてきた。それから副町長を置かないという問題、それから教育長については10%削減の形で今日こんにちまできていますが、仮の話になりますが、町長が現時点で話してもおかしくはないと思うのでありますが、今後、副町長をどうするのか、自分の報酬をどうするのか、給料をどうするのか。それから、教育長の10%の問題をどうするのかについて、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ここは非常に答弁が苦しいと言いましょうか、選挙違反になりかねないことでございますので、少しご理解をいただかなければなりませんが、明日、明後日の審議で1つは原則に戻す。すわわち、地方自治法の160何条かの条文の細かいことは忘れましたが、副町長は置かなければならない設置義務がございます。しかし、市町村長は、状況によっては置かないこともできることがございます。これは何度もご答弁させていただきましたように、私どもの現状の先ほど工藤議員からもありましたように経常収支比率や実質公債費率の状況から見て、財政的には、非常に借金財政であり、すなわち財政状況の中で、借金の返済が非常に多い状況をどのように克服するかとの中での1つは、副町長を置かない。それと私の給料を50万円以下に下げることをお約束してまいりました。今、今後の明日、明後日で提案しているのは、それを1回原則に戻すことであります。すなわち副町長を置くことは当然のことであり、それから本則で決められております給料を73万円にまずは1回戻します。その上で新しい町長が政策的に報酬審議会等の意見を踏まえながら、どのように設定していくかを新たな体制の中で、提案する項目と思いますので、これ以上のことは、私自身では、ただ、副町長については、これは私が続投することになりましたら、置かせていただきたいという考え方です。原則に戻したいという考え方を持っておりますが、それ以上のことは控えさせていただきますので、お許しをいただきたいと思います。

再質問 7番 工藤弘喜

おそらくそのような答弁になるとは思っていたのですが、私の考え方としましては、やはり、財政の問題等々はありますが、まず副町長の問題なのですが、やはりこれは財政的にいろいろ余裕がないとはいえ、やはり副町長は置かなければまずいのではないのかと思っています。町民のことを考えるとなおさら副町長の配置は必要になるのではないかと考えています。これは先ほども言ったように町民とどう町長が向き合っていくのか、その観点から考えた時にも、やはり当然出てくる答えになっていくのではないかというのが私の思いであります。それともう1つ、これは町長が誰になるかわかりませんが、政策的な判断でしかできない町長の給与の問題等々については、職員の給与との問題もありますので、そのことを十分考えていただきながら、少なくても減額する立場に立たなければ、やはり今の町民の実態、いわゆる共感を得るような中ではやはり行政を進めていけないと思っているのが、個人的な考えであります。これの率についてはわかりませんが、やはり思い切ったものをまだまだ必要としているのが、本町の今の状態からして間違いはないのではないかと思っているところであります。ぜひ、これは、本当に仮定の話になりまして、なかなか議論は、かみ合うようなことにはなりませんが、そのような方向で、ぜひ心していただきたいと思っているところであります。それから次の質問になりますが、最後になりますが、先ほども答えの中にありましたが、活動補助金あるいはまちづくり総合補助金の関係に触れたいと思います。実践会、町内会における助成、補助の問題なのですが、これは先ほど最初のお答えでいただいているので、いわゆる21年に役員会、町内会、実践会の連協の中での答申、意見などの中で留保してきたということは、やはり尊重すべきと思っています。それで、町内会あるいは実践会の果たす役割は、やはり先ほど町長が答弁されたように、非常に今後のまちづくりにおいても大きな役割を担っていかなざるを得ない。これは、本町独自の歴史的な経過もあるのではないかと思っています。特に、実践会の問題でいきますと例えば、これは私の実践会の関係で、昨年100周年もあり、いろいろと勉強もさせてもらったのですが、やはりこの実践会というものを昭和30年に町が実践会としての形を作っていったのが、昭和33年ということなのですが、私たちの部落では、やはり30年に当時の部落会長を中心として、やはりこの地域における自治制度を何とかしていかなければならないとの思いで立ち上げた、やはり歴史的な経過がある訳なのです。その中には、いわゆる今、先ほどから町長が言う、町民が主人公であり、住民が参画しながら自治を行っていかなければいけない。そしてその中で自分たちの暮らしやあるいは当時の農業経営も含め、改善していこうというような発想の中で、実践会ができてきているのは紛れもない歴史的な経過ではないかと思います。やはりそういったところにいろいろ状況、世の中は変わってみてもやはり本町の特色として、自治活動の特色として、やはり第一にそこは評価をしながら、さらにそれを新しい世代に向け、どのように伝えて、そして新たな展開にしていくかが、やはり町政のやるべき大きな仕事の1つになると思っていますので、ぜひ、その点でもし考えておられることがあればお聞きしたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

時間がありませんので、簡単に申し上げます。1つは、人口減に伴う各地域の限界集落化が、すなわちその地域、実践会に占める65歳以上の人たちが非常に増えてきている。そのことをどのようにするのかも我々の与えられた課題と思っていますので、それは行政が先導してどうするのかということも大事ですが、住民自身、地域の皆さんの声をきちんと尊重しながら、機能的で一人ひとりの町民の皆さんの生活を支えきれる実践会活動に対しての支援をしていきたい。もう1つは、長年の中で町内会、実践会の連協が、それぞれの活動をしていますが、しかし、合同で活動することがない。町内会長は比較的任期が長く、5年ぐらいやっていますが、実践会長は毎年変わる状況がありますから全町的な課題について、議論がなかなかできない。その点で今回、まちづくり推進会議で1つ乗り越えていくきかっけとして推進会議を進めようとしておりますので、議員の言われることも受けながら鋭意努力してまいりたいと考えているところでございます。

再質問 7番 工藤弘喜

最後になりますが、もう1つ、まちづくり総合補助金の取り扱いなのですが、これも政策的な予算になることで、本当に町長が誰になるかで大きく変わる問題であり、現実、今答えをいただくのは難しいかもしれませんが、もし、仮の話になりますが、やはりこのまちづくり総合補助金の果たしてきた役割は、大きいものがあったと思っております。確かに実際それに携わっている人たちにすると、大変な苦労をしながら、補助金をもらったことによっての苦労もあったのかもしれませんが、やはりでも、これは今までにない自主的な活動を支えてきた。あるいは発想を生んできたものになっているのではないかと思っています。もしこういったものが、仮の話でありますが、失くすようなものではまずいと思っています。本町においてみても例えば、これは私にも言われていることなのですが、酪農、畜産、特に、酪農をやっている方々からは、酪農製品を使った何かを考えていきたい。そのような中で、何とか行政が応援してもらえるようなことがないかというのを言われております。その意味においても、やはり新たなものが生まれつつある中で、そのものをぜひサポートしていく、いわゆる支援していくような施策も必要になってくると思いますので、その意味では、このまちづくり総合補助金の果たす役割は、非常に大きなものがあると思っていますので、この点について、これまでの評価も含めて、もう一度お答えをいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

まちづくり総合補助金については、審査会を設けており、審査委員長は、農業試験場の場長にあたってもらっていただきながら、できるだけ客観的な評価のもとで、この補助金を支出する仕組みをつくってまいりました。ご存じのとおり最大限で、1事業50万円の金額でございます。そのことが実際には、どれほどお役に立っているか私にはわかりませんが、しかし、受けた人たちの話を総合的にとらえてみても非常に励まされている。行政が50万円とはいえども貴重な税金を私たちの活動に振り向けてくれていることに対する感謝と評価に対する意見が大変多くございます。この点については、継続してまいりたいと考えているところでございます。昨日の夜間町長室でも、20代の若い酪農後継者が来て、私自身もいろいろな思いを聞かせていただくことができました。願わくば、この人たちを積極的に励ます仕組みづくり、新たな住民活動に対して、使いやすい町民税の1%を活用した住民補助も視野に入れておりますので、もし町政を担うことになりましたら、現在の総合補助金の継続とさらには新たな仕組みも作っていくことを考えてまいりたいと感じているところでございます。

再質問 7番 工藤弘喜

それではこれで質問を閉じたいと思いますが、いずれにしましても本当に閉塞感の漂う今の政治状況あるいは社会状況の中で、同じようなことがこの町内の中でもそのような思いをしている人がたくさんいることもまた実際ある訳ですから、そのことを決して、そこから目を離すことなく、我々議員も含め、やっていかなければならないことと同時に、もう1つ、やはり5年後、10年後、あるいは20年後にこの町がどうなっていけばいいのか、どうあればいいのかということに立ったやはり議論が、これからますます必要になってくると思っています。そのことも含め、もし仮に町政を担うことになるならば、そのことも視野に入れ、心に強く受け止めてやっていただきたいと思っております。そのことを申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、議長のお許しをいただきましたので、工藤議員の質問に対して、私の過ちを訂正をさせていただきます。私は工藤議員の質問に対して、地方自治の本旨、すなわち憲法の規定する憲法15条の話をさせていただきました。この規定は「公務員を選定し及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。」、「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」の条文でございますが、私は、この部分よりも答弁の中では、15条と申し上げましたが、言いたかったのは、第25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」という生存権のことを申し上げたかったことですので、15条ではなくて、第25条ということで訂正をさせていただきます。大変失礼いたしました。

出典:訓子府町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月10日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる