みんなの議会

訓子府町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月15日

今後の町政運営

2010年12月15日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「今後の町政運営」について質問し、町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和が答弁しました。

質問者
上原豊茂 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 上原豊茂

9番、上原です。通告書に従いまして、私の一般質問を始めさせていただきます。1点目は、今後の町政運営についてであります。世界と我が国の係わりも多くの難問を抱えている訳ですが、国内における政治的不安定さは、当町の基幹産業はもとより、すべての事業についても将来展望を持てない状況を生んでいると感じております。町の財政も多少安定はしてきたとはいえ、明るい見通しまではいかないと思っています。しかし、このような情勢のなかで町民が奮起し「まちづくり」に結集する仕掛けを町行政は行うべきと考えております。その意味においても首長は自らの姿勢を明確にし、これからのまちづくりの方向を示しさまざまな施策を提示した中で、町民の是非を問うべきと考え、次の点について、町長の所信を伺いたいと思います。1点目は、次期町長選挙への思いであります。2点目は、まちづくり推進会議の位置付けと町民の理解についてであります。この推進会議は、町長の諮問機関なのか。また、この仕組みの町民への説明について、さらに必要と考えているのか否か。3点目は、財政健全化推進と行政課題解決に向けての施策についてであります。以上、3点について町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

ただいま、今後の町政運営に関して3点のお尋ねをいただきましたので、答弁をさせていただきます。まず、1点目の「次期町長選挙への思い」についてのご質問をいただきました。本定例会開催のご挨拶とともに先の定例会で小林議員からご質問がございました「次期町長選挙出馬の考え方」につきまして、私の立起表明、所信表明を昨日させていただきました。「住み慣れた訓子府に住み続けられる町づくり」への道半ばの思いは「すべての町民へのやさしい町づくり」へ継続し発展させなければなりません。基幹産業である農業だけをみてもTPP参加問題や戸別所得補償、農村農業基盤整備事業など課題は山積みであります。21世紀を担う子どもたちを励まし続ける施策、総人口30%を超えた高齢化率、きめ細かな各種高齢者福祉施策など、リーダーとしての町長の責任の重さと確かな町政運営、かじ取りの難しさを痛切に感じているところでございます。大好きな訓子府の将来に思いをはせ、自らを奮い立たせ町民の期待に応えるために粉骨砕身、今後も邁進まいしんする決意でございますので、ご理解賜りますようお願いを申し上げるものでございます。2点目に「まちづくり推進会議」に関するお尋ねでございます。このまちづくり推進会議は、今年の4月から10月まで、まちづくり委員会委員も経験された8名の方で構成する「住民参画ビジョン検討会議」において検討された結果も踏まえ、町が住民参画の仕組みとして設けるものでございます。位置付けとしましては、私の諮問機関ではなく、主権者である町民の皆様が、まちづくりに参加、あるいは参画いただく機会を提供するとともに、町の施策などに町民の意見を反映し、地域が抱える共通の課題などを町内会・実践会の枠を超えて全町的視点の立場からオープンに話し合い、一緒に考える場として位置付けております。その意味で、議員から冒頭ご指摘のありました「町民が奮起し、まちづくりに集結する仕掛け」の一つとも言えます。また、町民の皆様への説明につきましては、一般の町民の方々の参加を募ったほか、町内会・実践会役員、各種団体の方々にも別途ご案内をして「まちづくり懇談会」を先月下旬に開催し、まちづくり推進会議も含め住民参画の仕組みについて説明させていただきました。さらに、町内会長・実践会長会議での説明、ご希望があれば個別にも対応させていただき、この仕組みに対するご理解とご協力を求めていくこととしているところでございます。なお、この仕組みの正式なスタートは来年の4月以降となりますが、まちづくり推進委員が出そろいましたら、まちづくり推進会議の役割や住民参画の仕組みなどについてご理解を深めていただくため、年度内に説明の場を設けるなど、準備を進めてまいりますので、ご理解賜りたく存じます。最後に3点目の「財政健全化推進と行政課題解決に向けての施策」に関するお尋ねでございます。財政健全化につきましては、町政運営の大きな柱でございますし、財政健全化戦略プランを中心に引き続き推進してまいります。また、財政健全化に努める一方で、地域を支える人材の育成、産業振興、コミュニティの活性化、生活環境の整備など、社会経済の変化などにも対応でき、将来にわたって町を持続可能なものにする地域の基礎・基盤強化に努める必要があります。さらに、誰もが暮らしやすく、住んでみたくなるような地域環境づくりなどにも努める必要があると考えているところでございます。こうした行政課題の解決のためには、町民の皆さんが本当に何を望んでいるのか、ニーズの把握や町民がまちづくりに参加・参画する仕組みづくりと実践などを通じ、多くの町民が共感できるまちづくりに向けた施策を実行することが重要であると考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。

質問 9番 上原豊茂

ただいま、町長の回答を得た訳でありますが、1期目のマニフェストの道半ばという思いを次期町長選に継続するということであります。そこで、1期目のマニフェスト達成率を先日80%と本人は評価をされた訳であります。逆に言いますと20%の未達成となる訳ですが、例えば、これはくまでも菊池町長が次期町長として、継続していることを前提にして伺う訳であります。この未達成の20%について、今後どのように対応するのか。一定の整理をしていくのか、それとも新たにマニフェストを提示する中で、1期目の分については節目として、そこで終わりという形になるのか。先ほど言いましたように思い半ばということがありますから、継続するものもあるのでしょうが、その辺について、どの辺をどのように展開しようとするのか伺いたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

昨日の冒頭の私の所信表明の中でも、道半ばの思いを説明させていただきました。1つは、私が4年前にこのようなマニフェストを町民の皆様にご提示をさせていただいて、その実行の到達点について80%というお話をさせていただきました。ご存じのとおり非常に厳しい財政状況と地方自治を巡る情勢が非常に厳しい中、私たちは確かな行財政運営をこの4年間の中で第一義的に達成していかなければならないことを自分に言い聞かせてまいりました。その点でいいますと立ち遅れているさまざまな施策について、いよいよ2期目は、実践の年と思っております。1つは、この9項目を現実に町長となってみて課題として残っているもの等は継続することは当然していかなければならない。さらに、改めて見直しもしなければいけないことも当然ございますので、私は昨日お話しましたように今度は町民が安心して住み続ける町づくりを2期目のマニフェスト2という言い方をしましたが、新しい政策をつくりながら、そして町民に提案し審判をいただく考え方に立っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

ここで、第1期目立起の時、全面に掲げた自治基本条例の関係でありますが、この自治基本条例制定について、まちづくり委員会の時期尚早との意見を受け、先送りしていると私はとらえておりますが、前日の所信表明の中でも、これらについて町長は一定の考え方を示したと受け止めております。そこで、この12月3日に総務省の地方行財政検討会議において、住民投票制度導入の検討がされ、通常国会で改正に向け検討するとの報道がございました。これらの点を踏まえ、考えてみますと確かに当町における町民、議会、職員の行政改革意識、醸成が不十分だったといえますが、基本的な考え方、柱となっていた点からしますと町長としての取り組み姿勢にも大きな課題があったのではないかと私は感じている訳ですが、この辺についての町長自身のとらえ方はいかがなものかお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

町政運営の中には、強いリーダーシップに基づいて、住民へ提案し、そして、どんどん行政運営を推進していく物事の決め方。さらに、2つ目としては、住民がまさに主権者として参加し、それをまちづくりの基本にする。すなわち、住民自治を底辺の基本に据えて、行政運営をしていく考え方は当然ございます。私は、その点で言いますと住民基本条例につきましては、行政が条文化を急ぐあまり、他でも多くみられますように形骸化け い が い かし、ただ作ったものにすることは、私は避けなければならない。これは、昨日の河端議員にも大変厳しい言い方をさせていただきましたが、婦人行動参画計画についても同様でございまして、私は主権者たる住民がその環境醸成のために、全力で投球する環境をつくりながら、私は、本来、この住民基本条例に立ち入っていかなければいけないことが、原則と考えているところでございます。その点で申しますと2年少々に渡って、住民の代表の方が、とりわけ今年に入り、参画のメンバーでございます8名の方々が慎重審議を重ねていただいたこの結果は、行政としてきちんと受け止めなければいけないのが、まず、1点目でございます。しかし、一緒にパートナーとして組んでおりました企画財政課の職員がその参画委員とともに学習をしながら、今回私に答申をいただいたことと政治家たる菊池が、このまちづくり基本条例をどのようにしていきたいかということとは、また別の次元であり、さらに一歩飛躍した考え方と言いましょうか、私は必要だと考えておりますので、これは受け止めながらも、この新たな参画委員の皆さんとともにまちづくり推進会議のメンバーとともにできれば、まちづくり基本条例の原理、原則、ここまで発展していけたら大変いいと思っております。その一つは、住民の投票条例であります。これは、今、総務大臣になられた方は、地方自治の専門家で鳥取県知事をやられた方ですので、彼は以前から、この住民投票条例を制定する考えをもっているようでございます。それとともにというよりは、地方自治体の基本として、住民が重要な施策に対して、イエスかノーかを決定する投票条例は、当然のことと考えておりますので、それを一つの課題としていきたい。それから、基本条例の大事なところは住民の責任、議会の責任、町長の責任、この3つの責任を明確にしていくことの点でいきますとそれを法制化、条例化していくことが当然でございますので、ここのところもさらに本来あるべきことも含め、議論しながら、皆さんの意見をいただいてやっていかなければならない。当然、議員の皆様にも協議をしていただかなければならない。例えば、栗山町の議会基本条例は、皆さんご存じのとおりでございますが、議員の皆様が各地域に対して、町政に訴えてきたことやあるいは議論してきたことと今進めようとすることを自分の後援会だけではなく、きちんと説明責任を負うかどうかも含めた住民基本条例になりますと当然、議会の皆さんとの同意形成もしていかなければならないこともございますので、この是非をめぐっても質の高い地方自治の議論を私は2期目にしていかなければならないと考えているところでございます。

質問 9番 上原豊茂

次期町長選をクリアしたことを前提としての話なので、あまり深く入るといろいろな支障も出てくるかと思います。あくまでこれも前提でありますが、2期目に向けて、町長の行政運営の思いと町民の期待との距離感、これは今でも現実にある訳でありますが、これを細やかに分析しつつも関係する情報の収集とこれを踏まえた町の方向性を大胆に提示する必要があるのではないかと思います。先ほど町長からありましたように、重要なことについては、町民の判断をあおぐことでありますが、その前段で当然、首長としての方向性、思いを前に出す必要性があると私は思いますが、この辺についての基本的な考え、先ほども多少触れていると思いますが、さらにその辺についての基本的な考えをお聞かせいただきたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

上原議員は、公職選挙法の難しい状況に今立っていることも含め、前提としてと気をつかっていただいていると思いますが、私自身もその前提としてお許しをいただきたいと思います。1つは、これは昨日の川村議員の一般質問のやりとりの中でも、私は行政が最善の努力をする。住民が何を考え、何を求めているのか。しかし、これも100%というのは非常に厳しい状況であるのは、どなたが町長になっても同じことがあるのではないかと思います。しかし、私は基本的には町民の皆様の声を真摯・誠実に向き合うことについては、2期目にもし私が町長になったとしても可能な限り職員とともに努力をしていきたいと感じているところでございます。1つ大事なことは、住民が、難しいこともきちんと責任を持つことは、私は自治の基本と考えております。町の主人公は町民でございますので、その点では、これからは、その具体化に向けて、もっと現実の施策を展開していかなければならない。とりわけ私はいつも町政施行方針の冒頭に掲げておりますように憲法と地方自治の精神をきちんと全面に据えながら、生活者を支えていく、励ましていく姿勢を貫きたい。特に、これから、昨日も若干述べましたが、今までは極力建物などのハード事業については、ある意味ではセーブし、借金をできるだけ少なくしていくことを考えながら、産業、教育、福祉を後退させないと言ってまいりましたが、いよいよ次の段階では、あまた多い、例えば、学童の放課後の問題、幼児の一元化の問題、さらには、医療費の問題等々とソフト事業を含めて、一人ひとりにやさしいきめ細かなまちづくりを2期目の現実的に提案していく時期ではないかと考えているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

それでは、2点目のまちづくり推進会議の位置付けと町民の理解の関係であります。この件については、先ほどの回答の中で、諮問機関ではない。あくまでも住民の参画を求めるといいますか、参画の場をつくる機関であるということであります。それで、まちづくり推進会議の立ち上げがされる訳ですが、先の懇談会を踏まえて、その対策等々いろいろ考えておられると思います。この中で説明を私も2回ほど聞かさせていただきました。職員からまちづくり推進委員は、地域からの選出でありますが、実質的に委員個々の意見をいただくという説明でございました。ここで、考えてみますと地域からの選出を受けながら、個人としてだけの発言という点からすると矛盾が出てくるということであります。当然、あの説明の場所でもいろいろと戸惑いを口にした住民の方々、町民の方々がいらっしゃいました。それらを含めて、逆に言いますと私のほうは、本来の狙いがどこにあるのかという疑問さえ持つ訳ですが、この辺についてのとらえ方、感じ方をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

いろいろありますが、大局的に大きく見て、ともすると町長と議員に任せておけば、まちづくりは事足りるという考え方を少しずつ改善していきたい。すなわち、お任せ民主主義から住民が中心となるような発想や意見を行政の中に取り入れていきたいという願いがそこにはございます。2点目に先ほども申し上げましたように、長い間、まちづくり委員会のメンバーの人たちが苦労してつくり上げてきた。最初から過度な期待をその委員にするとなり手がいないのではないのか。まずは、個人の発言に責任を重んじて、そこからスタートすべきという意見を私は受け止めます。しかし、狙いどころはといいましょうか、私自身が感じているところでは、それでとどまっていてはいけないと思っています。もちろん全町的な立場もそうですが、地域でのさまざまないろいろな問題点、課題が各実践会や町内会にもあります。そのようなことを地域の声として、そのまちづくり推進会議で発言することも当然求められるのではないかと思います。しかし、非常にどのような対応をしたらいいのかという意味での受ける側の迷いも実践会長会議を見ていてもありますので、そこは、まずは入りやすいところから入ってくださいという中で、私が今頭の中であるのは、職員が積み上げて予算書を作成し、3月議会に提案し、そして、議決をいただくというやり方の一歩手前に住民の代表の皆さんに予算の議論をしていただく。そして、地域のさまざまな声や全町的な立場になり、これはぜひ意見を問いたいと考えているところでございます。等々含めていくとその中で議論していかなければならない課題は山積さんせきでございますので、ここは、確かに議員指摘のとおり私自身も私が求めることが本当にその推進会議で耐えられるかどうかということもあります。この辺のつらさもございまして、まずは、個々の責任においてというところから、スタートすることをご理解願いたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

段階を踏んでということでありますから、それはそれとして、とりあえず、進めていくべきだろうと思っております。先ほど質問の中で言いましたが、町民への説明が今後必要なのかどうかという点であります。この点からしますと非常に先ほども申し上げましたように不安を隠しきれない懇談会参加者の状況をみま すともう少し、しっかりとしたと言いますか、今、町長が言われたような段階があることも含め、住民に十分な説明をするべきでないかということともう1つは、その目的といいますか、目標を持っている中では、それに沿う適任者の選出が当然あるべきだと思う訳であります。選出する側と町民の皆さんがしっかりとした理解をしていなければ、とりあえずあて職的な対応をしてしまうのではないかと思うことが1点。また、前段でありましたが、昨日の河端議員から男女共同参画の問題の中でもありました。この懇談会の説明の中で地域の選出委員と公募による委員という提示されております。私は基本的に男女がどうというよりも先ほども申し上げましたように 、この目的に沿う、地域が信頼して送り出せる。住民が信頼して託せる。そのような適任者を選出すべきと思う訳であります。そこであえて注文しておきますが、この男女の委員比率に終始することによって、行政側が公募の枠について別途いろいろな動きをすることは不適切と思う訳であります。その点で、これを企画している町として、その辺についてどのように考え、対応していくのかお聞かせをいただきたい。

答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)

まず、町民の方への説明の関係でございますが、先ほど回答の中でも申し上げましたが、まちづくり懇談会の中で一般町民の方にまず参加、出席を募ったこととそれから別途町内会、実践会、それから各種、福祉ですとか教育団体の方々にもご案内して、懇談会を開催し町民の方にご説明させていただいております。先日、実践会長会議の中でもご説明しまして、また戸別に、もし何かあれば相談に応じることで、ご理解、ご協力を求めているところでございます。それから、各地域からのまちづくり推進委員の選任についてでございますが、その中で、一例としまして、チラシをお配りし、その中でどんな人を推薦したらいいのか、女性の方も積極的に参加できることなどについても地域の中でご配慮くださいとお話をしておりますし、それから、公職や地域役員などを経験した方やボランティアなどに活動されている方、それから、地域内でもちろん信望のある方など具体的にこのような方を選出のポイントとして、お示ししながら委員の方の選出をいただくことで今、準備を進めているところです。それから、公募による委員に関しましては、まずは各地域から選出いただいた委員の方たちで会議を組織しまして、その中でそのようなご意見も出てくれば、また考えることもあり得るかと思いますが、まずは各地域で選出いただいた方で組織し、進めてまいりたいと考えております。

質問 9番 上原豊茂

いずれにしましても選出をする側、要するに一般の町民の方々が、十分この趣旨、方向性を理解した中で地域から選出できるような状況づくりをしていただきたいと思います。最後にこの件について、前段でも出しましたが、この組織において、自治基本条例に向けての検討も折り込んでいくととらえていいのかどうか。その1点だけお聞かせいただきたい。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

会議の1つのテーマとして、私はそれを肝に銘じているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 9番 上原豊茂

ずいぶん時間が少なくなってまいりましたが、3点目の財政健全化推進と行政課題解決に向けての施策の件でありますが、来年3月をもってくみあい飼料工場が撤退することになっております。このことによって、下村運送も含めた人口の移動が起きる。その中で税収及び町内消費への影響が出てくると思います。それらについて、どのように受け止めているのかということとクリーンエネルギーの実証実験を行った訳でありますが、これらを踏まえて、今後の見通しをどのように持っているのか。また、財政縮減を柱とした財政健全化の推進を行っている訳でありますが、その中で行政サービスを今後どのように図ろうとするのか。例えば、6月議会だったと思いますが、住民証明書の発行について、検討していくというような回答をいただいております。また、先ほどもありました医療費補助の問題、これの財源等の問題等があります。今年度、敬老祭を新たな取り組みとして、対象者の制限をしたといいますか、そのように敬老祭を実施した中で、高齢者の方々から80歳を越えるといつ迎えが来るかわからない。その意味では、もう少し我々の参加の機会を増やしてほしいものだと言う声もあります。これらについてもどのように高齢者のサービスを図っていくことになるのかと思います。また、町長も先日の所信表明の中でも出しておりましたが、これから公共施設の更新、改修、また道路の補修、改修等々出てくる訳ですが、2期目にこれらをクリアしていく中で、財源をどのように考えているのか、この辺についてのお考えを示していただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

これなかなか厳しい問題がございます。それは、我が町だけではなくて北海道、あるいは我が国にとっても今の財政運営状況の中で、どのように切り盛りをしていくかは大変厳しい。しかし、限られた予算の中で一般会計ベースでいくと35億円、あるいは多くても40億円の状況の中で、入りが決まってきている訳です。今、一括交付金がどの方向性にいくのかは少しみえません。しかし、地方自治体が自由に裁量できるという中で、何を優先にすべきかを私は先ほど言いましたように住民参画会議の中で、大事な主要テーマとしても議論していかなければならないと考えておりますので、その限られた財政の中であまた多い課題の着実な実行を進めていかなければならないのではないかと思います。今、何点かご指摘のありましたようにクリーンエネルギーの例えば見通し等については、これは従来100%の補助金をもらいながら今までやってきている訳です。いよいよそれの燃料化するといった時にRDFに対する燃料の助成や補助金は、ほとんど皆無に等しいというほど後退してまいりました。そういう中で初期投資も含め、およそ2億円かかることになっていますし、公共施設のボイラー等の入れ替え等に、このクリーンエネルギーが本当に大丈夫なのか。それからたまねぎ農家のハウスの断熱、暖房などにぜひ使えないかという問い合わせもきていると聞いておりますので、それらを総合的に判断し、新しいエネルギーとして、化学燃料が非常に高騰する状況が今出てきておりますから、ある意味では、これらのことを町民的な取り組みをしていく中で、解決していきたいというのが1点目です。それから、住民証明書の例えば、高齢の方が来た時に顔と名前を証明するもので免許がなくなっている。これは内部協議をさせていただきましたが、そのことを例えば免許がなくなった人にカードを与えることが本当に平等なのかという議論も含め、内部的には相当激しい議論をしています。今の段階では具体的にどうするかというところはしておりませんが、これも1つの証明をするのであれば何歳以上の全員の方ということが基本と私は思っておりますので、そのことが、例えば免許証もない、忘れてきた、証明するものがない。そのカードを忘れてきた人をどうするのかも含め、議論しているところですので、これもまた1つの課題として、検討していかなければならないと思っております。それから、医療費の助成です。私は、義務教育の中学校までと考えておりますが、職員の中で内部検討をしているところです。これは、財源的には今の状況のベースからいきますと1,500万円かかっていく。1,500万円を経常経費の中で、経常的に積算していくことが可能なのかは、少し今の入りの問題で危険性がありますから、まずは、就学前からスタートさせるべきでないのかというのが、今、職員との議論の中で、このように検討を進めていることでございます。それから、高齢者の参加機会については、言われるまでもなく、そのとおりでございます。そして、あまた多いいろいろな施設の改修や道路の改修等、それから施設の建設、国が戸別所得補償強化策を打ち出している中で、基盤整備事業を着実にやっていく。このことも今、来週早々に北海道庁の幹部と打ち合わせをする手はずになっておりますので、着実に国や北海道と連携しながら、農業経営が安定的な経営に向かうように町長として、私がもし2期目のその場につきましたら、最善の努力をしていきたいというのが、今の状況でございます。

質問 9番 上原豊茂

それでは、町長への質問はこの辺で打ち切りまして、次の2点目の質問に入りたいと思います。2点目は、子どもの育ちの環境についてであります。最近のニュース報道の中に、子どもたちの事件・事故が多く報道され、大変残念に思うと同時に怒りを感じています。子どもの誕生に昔も今も大きな変化はないと思います。生まれた時代による育ちの環境が大きく変わってきていると思います。少子高齢化や人口の都市への集中など含め、人と人の関わりは大きく変化し、また、生活は自然から遠のき、文化的生活と称される合理的・経済的な点を重視する方向へと転換されてきました。これらの環境変化が他人からの干渉を嫌い、密室で子どもを育てる孤立の「孤育て」を生み、過保護・過干渉をつくり上げる要因になっていると思います。さらにこのことが、子どもの自発的発想が芽生えず、対人関係の経験不足、集団の中でのふるまいがわからない「育ちそびれ」を生んでいると考えるところです。これらのことが、さまざまな事象の原因の1つになっているのではないでしょうか。当町は「子育て支援センター」の開設や相談体制の強化などに取り組んでいますが、子どもの育ちの環境についての考察と十分な配慮が必要と考えています。

出典:訓子府町議会 平成22年第4回定例会 2010年12月15日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる