訓子府町議会 平成21年第1回定例会 2009年3月13日
男女共同参画計画策定の考え方
2009年3月13日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「男女共同参画計画策定の考え方」について質問し、町長 菊池一春が答弁しました。
- 質問者
- 河端芳惠 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 河端芳惠
次に、男女共同参画計画策定の考えについて伺います。本町では、まだ町行政に、女性の声を届けたくてもそのような場が少なく、相変わらず審議会、委員会に女性の委員が少ないのが現状です。国は男女が互いにその人権を尊重しつつ、責任も分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮できる社会をめざすとして、平成12年「男女共同参画基本法」を策定し、市町村にも「男女共同参画計画」を定めるように努めるよう規定しています。本町では、どのように取り組んでいるのか伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、「男女共同参画計画策定の考え方」についてのお尋ねがございましたので、最初にお尋ねの前段部分について少し私のほうから説明をさせていただきます。この件につきましては、平成20年の第1回定例町議会の一般質問でも議員からお尋ねをいただき、各審議会や委員会などの女性の方の選任については配慮をしている旨、お答えしているところでございます。前回は予算書ベースで26の各種委員などにおける男女比率などにつきましてご説明させていただきましたけれども、その後調査いたしましたところ予算書に記載されているものも含め現在把握している数だけで64団体742名の委員等がおります。その内女性の方の数が172名でございまして、率にして23.2%になり、団体の中で女性の委員がいない団体は23団体でございます。このように町で選出し委嘱などを行う段階では、従前より女性の方の選任については必ず配慮をするようにしておりますけれども、下部団体等からの推薦やあて職といった面で必ずしも女性の方が多いとは言えない現状であります。今後も、町での選出にあたっては十分配慮をしてまいりますけれども、各団体からの推薦等にあたり、女性の方の推薦選出が増えていただければと思うところでございます。次に、「男女共同参画計画」の取り組みについてですが、道内における現状として「男女平等参画等・女性に関する条例」を制定している市町村数は全道の180団体中13市町で町村では5町村、また、「男女共同参画計画」策定団体は、条例制定団体含めて34市町村、内町村は8町村となっているところでございます。さらに網走管内においては、4市町で、うち町村では1団体という状況になってございます。ご存じのようにこの計画は、男女共同参画社会基本法におきまして都道府県は計画が義務化されておりますけれども、市町村は努力規定となっております。しかし、第9条では国の施策に準じた施策等の策定、実施義務は課せられており、仮に計画が策定されない場合でも男女共同参画社会の形成の促進を図ることは義務づけられているところでございます。計画策定にあたり、都道府県は国の計画を勘案し、市町村は国及び都道府県の計画を勘案することになり、それに加えて地域特性に応じた施策を策定し実施することが必要になります。この計画は策定にあたり全町民、団体、さらには企業などにおいてもこの理念を理解して実行することが求められております。このように、町民全体で調整を図る必要があり、さらに男女差別や男女格差といった問題や精神的な部分の払 拭ふっしょくをも含めて、実効性を高めるためには非常に難しい部分がございます。現状では基本法第9条にあるように男女共同参画計画が無くても国及び都道府県の理念を遵守することが求められておりますから、町村の策定率が低い、こうしたことが町村の策定率が低い一因になっているものと思われます。いずれにいたしましても行政が計画策定を進めることを優先させるのではなくて、住民自身による計画策定の必要性や気運をもりあげていく運動が必要であり、これらの管内の状況など計画策定の推移を見ながら、今後検討してまいりますのでご理解をいただきたいと思います。
質問 4番 河端芳惠
とかく男女共同参画という言葉を聞くと特に、男性の方は昔のウーマンリブだとか、そういうことをすぐ思い浮かべるのか、何となく拒否反応を示されると思います。私が議員になったというのも、やはり女性が自分たちの声を出す場がない。自分たちの思いがなかなか届かない。そのような長年の思いが、私を支持してくださったと思います。男性も女性も性別に関係なくお互いを認めあえれば、本当に男性にとっても、この男女共同参画社会というのは男性にとってもいいことだと思います。それで今、町長は住民の基本的な合意でということでありましたが、やはりいろいろな委員会に出たり、いろいろな場に女性が出ることによって、最初は「女に何わかる」「女に何ができる」という目があるのかと思いますが、やはりいろいろな場でいろいろなことを見聞きし、それが訓練となり、女性もいろいろな力を発揮できると思いますので、女性が参加できる場を今後とも増やしていただきたいと思います。町長のお考えを伺います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
議員がご指摘のように確かに我が国というとらえ方をしてみると、女性の社会進出やあるいは様々な公的な場での活用というのは非常に少ない。あるいはまた女性という性別によって、就職や様々な状況の中で男性社会中心の弊害があるという現状は、私自身も認識しているところでございます。その点で申しますと各委員に女性の登用を積極的にして欲しい。これは私自身は、男だから女だからという意味で登用しているつもりもございませんし、むしろこの人であれば町民にとって町政にとってまちづくりにとって、欠かせない人だという人を男女問わず、選出あるいは推薦し決定をさせているところでございます。職場ひとつをみましても、ぜひ女性の管理職を登用したい。あるいは素晴らしい能力をもっている女性職員も沢山、私どもの職場におります。しかし残念ながら、途中退職者の中に女性が多いのであります。私はある意味では、行政の長として、そのような理解ももちろん大事ですけれども、職場、地域、様々な活動の分野で、女性自身がさらに意識を変えて一歩踏み出すという努力こそがさらに必要だというように考えているものでございます。そして、行政が女性参画条例やそのようなことをつくることは大切なことだと思いますけども、もっと大事なのは住民自らがそういう気運をつくりあげる。女性自身も含めてもっと努力をしていくということを抜きにして、条例を先につくることが本当にいいのだろうかということで、私自身も現状では、悩んでいるところでございますので、議員も何度かご指摘のように行政も含めて共に努力しながら、女性参画の機会をより拡充してまいるようにお約束申し上げまして、ご理解を賜りたいと思います。