みんなの議会

訓子府町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月20日

銀河線跡地利用と基金の運用について

2007年9月20日、訓子府町議会の一般質問で、河端芳惠議員が「銀河線跡地利用と基金の運用について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課長 佐藤正好、水道課長 竹村治実が答弁しました。

質問者
河端芳惠 議員
答弁者
町長 菊池一春、企画財政課長 佐藤正好、水道課長 竹村治実

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 河端芳惠

一般質問通告書に従いまして、大きく2点のことをお伺いします。まず、1点目といたしまして、銀河線跡地利用と基金の運用について伺いいたします。北海道ちほく高原鉄道株式会社の清算により、銀河線の跡地が10月1日で町に譲渡されます。跡地の利用は新たな街並み整備事業とも言える大きな事業だと思います。跡地利用についてどのように考えているのか、次の点について伺います。基金をバスの永続的な安定運行に充てることになっていますが、どの程度財源として確保していくのか。町民から樹木・果樹・花などを植えるというアイデアが出されていますが、路床・線路下の状況はどのようになっているのか。町民個人でレール・枕木等を購入することはできないのか。現在、ちほく高原鉄道株式会社と畑などとして個別に賃貸契約をしているのは何件ぐらいあり、契約金額はいくらぐらいあるのか。また、来年度からの契約をどのように進めていくのか。買取希望者にはどのように対応していくのか。8月31日に、広く町民の声を聞くというために「ふるさと銀河線跡地利用等検討協議会」が開催されましたが、提供された資料があまりにも少なかったと思います。もっと多くの資料・情報を出すべきだったと思います。9月21日、明日ですが、協議会が予定されていますが、こういう協議会は議会の前に開催したほうが有意義だったのではないかと思いますが。以上。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

おはようございます。ただいま、ふるさと銀河線の跡地利用と基金の運用につきまして、ご質問がございました。5点でございますけれども、その中身についてお答えさせていただきます。まず、1点目で「鉄道跡地整備利用等基金条例に基づくバスの永続的運行に充てる財源の規模」についてのご質問をいただきました。この基金につきましては、今回補正いたします有価物の売却益と8月の臨時議会でご決定をいただきましたレール等の撤去分にかかる補償費を積み立てることが確定しているところでございます。跡地利用やバスの永続的な運行に係るものにつきましては、現時点では決まっておりませんので、今後の課題とさせていただくことになります。現在、協議中の「ふるさと銀河線跡地利用検討委員会」でのご意見などを参考にしながら、跡地にかかる整備費あるいはバスに関する事業費を積み上げて、今後提案してまいりたいと考えているところでございます。なお、これとは別に跡地利用やバスの永続的運行のための基金積立の原資として、北見市が管理しております「北海道ちほく高原鉄道経営安定化基金」からの交付金を受けるための計画書を本年10月、すなわち来月以降に北海道へ提出することになっておりますけれども、この中では一定の金額を明示することとしております。ただし、この額は基本的には計画の額でございまして、実施に際しては、あらためて議会ともご相談させていただくことになりますので、この点につきましてもご理解を賜りたいと存じます。次に、2点目の「道床等の状態」についてでございます。鉄道施設につきましては100年近い歴史のあるものでございまして、ある意味では掘ってみないとわからないというところが正直なところでございます。近々に着工されます踏切部分の交通安全対策工事によりまして、状況が明らかになるものと考えておりますので、この点につきましてもご理解をいただきたいと思います。次に、3点目で「レールや枕木の個人への売却」についてでございますけれども、この件に関しましては、多くの皆様方から売却してほしいという要望を受けているところでございます。ただ、枕木そのものの品物が均一でないために、町が斡旋することがある意味では近隣と言いますよりは、道内・全国状況を考察いたしますと大きなトラブルに発展するといったことの事例も多々聞いておりますので、現時点では個人への売却については困難であるというふうに考えてございます。しかし、町といたしましては、希望される方が直接落札された業者から購入できるように、ある意味では落札業者にその点ではお願いはしたいというふうに考えております。次に、4点目の「鉄道跡地に係る賃貸契約の扱い」についてでございますけれども、現在、会社が企業や個人と賃貸契約をしている土地につきましては30件でございます。総額で96万400円となってございます。このほか、北海道電力やあるいはNTTの電柱などの分として11件、金額にいたしまして4万3,070円が金額として計上されております。来年度以降につきましては、町の条例に基づく算定を行った上で、新たに賃貸契約を締結していきたいと考えているところでございます。なお、土地の買取希望者への対応につきましては、現在、協議中のふるさと銀河線跡地利用等検討協議会でのご意見を参考にするほか、一定のルールも決めていかなければなりませんので、あらためて議員の皆様ともご協議させていただきたいというふうに考えているところでございます。最後に、先に開催した協議会への資料提供が不十分とのご指摘をいただきました。これも広く多くの町民の皆様のご意見を聞きたいというところから、可能な限り早く開催すべきという判断で、先般開催したところでございますけれども、準備不足もございましたので、次回協議会、すなわち明日の夜開催予定の第2回の協議会におきましては、ご指摘のとおり、金額的なことも含めた可能な限りの追加資料を添付する考えにしておりますので、引き続き、積極的な情報提供に努めてまいりたいと考えているところでございます。また、開催時期につきましては、特に跡地利用につきましては、これから時間をかけて一定の方向性を決めていく考えでございますので、開催時期についてはいろいろなご意見もあろうかと思いますけれども、私どものご意見として、ご助言として賜りたいと考えるところでございます。以上でございます。

質問 4番 河端芳惠

今の答弁の中で、一番目の基金に関することで言いましたら、レール・枕木・砂利の撤去費用がどのぐらいかかるのかわからない。それによって基金の積み立ても、それは今の段階では難しいとは思うのですが、また、一方で原資があって一定額をバスの積み立てに回せるということがあるのです。今の段階で、レール・枕木・砂利の撤去にどのぐらい経費がかかるのか。大まかな目途をお願いいたします。それともう1点、路床下については掘ってみなければわからないということで、これから工事がはじまるそれを見てということですが、町民の方のアンケートの中に、かなり多くの樹木を植えるとかそういうことがありますので、これからそういう方向性を決めなければいけないとは思うのですが、ここの部分については樹木を植えれるそういうような図面、何かも後ほど必要になるのではないかと思います。レール・枕木を個人に売却するのは難しいというお話ですが、これは業者に窓口になってというのではなく、あらかじめ希望者がいましたら町民の希望を取りまとめて、それで業者と町のほうで購入するとか、そういうような面は考えられないのでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま、3点のお尋ねをいただきました。まず、1点目の道床、レールの下の砂利の部分です。そうしたものの撤去費用はいくらぐらいかかるのかというお尋ねをいただきました。これにつきましては、あくまでも会社で積算した概算額ということでございます。仮に全部取った場合には、会社としてどのぐらいの費用がかかるかというものを整理したものでありますけれども、まず、道床との撤去なのですけれども、全線をもしやるとした場合につきましては、概ね1,490万円ほどかかるというふうに言われております。この砂利だけの分です。ただ、実際にこのすべてを取るかどうかということも、これから今開催しておりますふるさと銀河線跡地利用等協議会のほうのご意見も参考にしながら、また決めていかなければならないと。そういう意味では、まだどこまでやるかということをまだ決めている段階ではございません。またさらにこの事業費につきましては、あくまでのJR等の単価費用で計算しておりますので、まだこれから圧縮できる要素もあると言えるかと思います。それと、2点目の道床のレール・枕木下の状況ということで、樹木の植栽の関係でお尋ねをいただきました。これにつきましても、今やっております協議会の中で、実際に植樹することがいいのかどうか、落ち葉の関係とか、いろんなご意見もございましたので、これからそれぞれのご意見を聞きながら、仮に植樹するとすれば今の現在の状況で言いますと除草剤がかなり効いているというような状況もございます。ですから、そのまま植えてもたぶん枯れてしまいますから、そういう意味では一定程度除去して土砂を戻していかなければならない可能性もあろうかと思います。これについても、こちらのほうで植える場所がどこら辺があるかという提示をする前に、将来的にこういう使い方をしたいという町民の皆さんの意向に沿った中でいろいろ検討をしてまいりたいというふうに考えております。それと、3点目の特に枕木の売却のお尋ねでございます。あらかじめ取りまとめしたりすることはできないかというお尋ねでございました。私どもとしましても、多くの方から要望を受けておりましたので、何とかそれに応えることができないかということで、いろいろ方策・検討をしてまいりました。関係自治体、近隣の自治体ですとか、あるいは先に撤去した自治体の状況等を聞いていますと、枕木1本1本が均一でないと、先ほど町長から申し上げましたけれども。そして、実際に撤去した枕木については、いいもの悪いもの関係なくきれいに集積してまいります。そして、そのまま運べばいいようにする状態になっています。それで基本的には、一旦、業者に売却しますので、契約した時点で枕木・レール等については業者のものということになります。あらかじめ取りまとめしたらということなのですけれども、これもいろいろ5社、6社ほど業者、営業に来られていろいろ情報交換させていただいているのですけれども、「町が取りまとめることによって大変なことになります」というような助言もいただいております。要するに、「町がとりまとめたのだから町の責任で初めに取りに来た方にはいい物ばかり売っている」とか、そういった不満も出てきたりすると。そういった意味では、「町のほうではもう対応しきれない状態になります」と。そして、「1本1本の値段が異なります」と、「いいものもあれば悪いものもある」と。場合によってはただで持って行っていただいたほうがいい物もあるらしいです。そうした1本1本の対応が違う中で、あらかじめ例えば斡旋価格を決めるなんていうことも当然不可能なことでございますので、業者によっては「町民に直接売ることも勘弁してください」とおっしゃっている方もいらっしゃいます。ただ、私の方としては、いずれにしてもこの皆さんの思いのある銀河線の枕木ですから、極力、落札業者に直接でも買えるようなことでお話をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

質問 4番 河端芳惠

先ほどの答弁の中で、レールの枕木の販売についてはわかりました。私、以前にどこかで見たことがあるのですが、レールを小さく切断して文鎮のようにして売っているのを見たことがあるのですが、そういうことで自分の思い出として残せるようなこともあるのかなという思いもありまして伺いました。先ほどの賃貸契約のところで、件数及び金額はわかりましたが、来年度から購入を希望するのか、それともこのまま賃貸希望するのか、そういうことを意向調査するようには考えてはいないのでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

今賃貸している土地につきまして、次年度以降、購入希望される方の意向調査する考えはないかというお尋ねでございます。これも今協議会で跡地利用の関係でいろいろご意見をいただいておりますので、その中での状況と言うか、私どもの受けた印象を申し上げますと、特に農地の隣接している地域については、印象としてはなるべく早く地元の方に売却すべきでないかというご意見が多かったように思っております。そして、ただ駅構内につきましては、いろんなご意見がありますので、これからのものになろうかと思いますけれども、いずれにしましても特に農地の区域のところ、あるいは駅構内から外れた部分ですか、そういったところもどれだけ購入される方がいるのか、意向調査は今回の協議会のあとを受けてのことになりますけれども、意向調査ができれば実施してまいりたいなというふうに思っております。

質問 4番 河端芳惠

意向調査の中で、購入希望を今すでに何件かあるような話もありますが、この議案書の中で明細があります。その中を見ますと、1筆で大小面積がかなり違っておりまして、小さいところで26㎡、大きいところで1万9,356㎡あります。この1筆の中には路床部分と、それから南北に分かれている側溝部分がありますけど、それはどういうふうな区分になっているのでしょうか。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

この大きい土地、小さい土地いろいろあるのですけれども、基本的に鉄道用地というのは号線単位の地番が付いているというふうにご理解をいただいてもよろしいかと思います。ただ、駅の構内のほうに行きますと、いろんな河川で分断されていたりとかということで、今まで売買した経過だとかでいろいろ筆数は小さいものもあるということでございます。それで特に面積の小さいところにつきましては、現況が号線用地と交差している部分。それで道路になってない部分については、ちほく高原鉄道の最優良地ということになっていまして、小さいですけれども地番が付いているという状況になっています。そういった意味では、軌道の部分あるいはその横の草が生えている部分だとか、そういったものが分かれているということでなくて、あくまでも大きいスパンで号線単位だとか、そういう単位で筆が分かれているということでご理解をいただきたいと思います。

質問 4番 河端芳惠

路床部分と両側の南北の側溝部分が1筆になっているということですね。そうしましたら、これから購入希望者の方で言いますと、「必ず自分は路床部分までほしい」。南北に土地を持っている方は、一括して購入できるかも知れませんが、かなり線路の南側と北側では希望する面積と言うのですか、ここまでという違いがあると思います。それで、売却をする場合はどのような方法で考えていますか。今のまま号線のまま1筆ごとということになりますと、かなり購入者の負担が多くなりますが、分筆などにかなりの経費がかかると思いますが、具体的に現実的に土地を購入したいという希望がある方には、これからどのように対応していくのかお伺いします。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

今、具体的に売却の方法についてのお尋ねだったのですけれども、基本的には売却は決定していないということで、これからの協議会の経過等も見ながらその上での判断だということで、まず1点押さえていただきたいと思います。仮に売却するとしましても、今おっしゃいましたように、当然分筆をする必要が出てくると思います。私のほうで聞いている範囲でも、「もし隣の人が全部買われるのだったら困りますから半分までください」とかと、いろんな個別のケースでいろいろこれから出てくるかと思います。ただ、それはあくまでもまず買う意思があるかどうかと。そして、あと実際に売却をする方針を決めましても、値段によってはそれだったらいらないという方も中にはいらっしゃるでしょうし、これからのいろんな部分が出てくるのですけれども、ただ言えることは、モザイク状に部分的に町有地が残ってしまうということは、基本的に避けるべきだというふうな理解をしておりますので、もし売却という場合であっても、その区間の全隣接したと言うか、関係者が購入していただけるというような一定程度の条件が必要でなかろうかと思います。これにつきましては、最終的に売却の方針が決まった段階で一定のルールづくりも必要ですし、また議員の皆さんとも協議をさせていただきたいと思います。

質問 4番 河端芳惠

早急に解決できる問題ではないとは思いますが、やはり今まで線路があることによって不便な思いをされている方もいらっしゃいますので、なるべく希望に沿うような形をとっていただきたいと思います。それと、今まで線路で南北が分断されておりました。特に、町道相内線から町道西23号線までは約700mあるのですが、その間は南北に通り抜けできる道路がなかったのです。それでバスに乗るにも、病院へ行くにも、かなり遠回りをしなければいけなかったので、特に高齢者の方たちにとっては大変不便でした。それでこれからの課題なのですが、せめてその間に南北に通り抜けできる自転車あるいは歩行者専用でもよろしいので、道路を付けるということも希望がありますので、そういうことも考えていただきたいと思います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

銀河線の跡地利用、それから線路も含めて、私がこの協議会の中で、河端議員もおられましたけれども、イエスかノーかというだけの問題ではなくて、非常に感情的で、しかも100年の思い出というふうにとらえていきますと、ある意味では感傷的な部分もあるので非常にメンタルなものごとの進め方、あるいは判断をしていかなければならないというお話をさせていただきました。例えばレールにつきましては、これも会議の中でも広く多くの町民の皆様のご意見を聞きながらできるだけ早く意見をまとめていきたいということもございまして、先般会議をさせていただきました。結果としては、全線のレールを残すということについては、どなたも賛成する方はいませんでしたし、全部撤去をするという方が17名、1部残すという方が13名という、これもまたきっ抗した状況の中で会議が開催されて、非常に難しさをあの会議の中で出たのではないかと。しかし、何度もお話していますように、今様々な状況の中から線路を可能な限り早く撤去したほうがいいと言うのは、大体今の近隣も含めた状況でございますので、できるだけ早く部分的に残すとすれば、それはこの間のお話ではどんなに長くても町道相内線から町道西23号までだろうと。短ければ、本当に歩行部分のところを残すという程度のことになるのかもしれない。あるいは、河端議員からもご提案ありましたように、JRでやっています線路を輪切りにして販売する。あるいは、歴史館に残すということも含めて、残すという考え方を参考にしていきながら、今月中に私はできればレールの問題については、結論を出したいというふうに考えておりますのでご理解をいただきたい。その上で、昨日住民の方からいろんなご意見がございますけれども、駅構内の跡地利用をどうするかということにつきましては、農閑期等の時間もいただきながら最終的にどのような方向で行くかということを決めなければいけない。それは街路樹なのか、またジャムなどの製品にする加工も配慮した方がいいのか、あるいはまた老人福祉施設的なことの用地も考えていかなければならないのかということも含めたことを構内の中で、一定の図面や方向を年度の中で、あるいは遅くても来年度早々には跡地のことについては、近隣町村の状況も見ながらご提案をしていかなければならないだろうというふうに考えてございます。ただ、そこではっきりさせておかなければならないのは、議員がご指摘のとおり、第一義的に隣接する土地所有者の意向は、何らかの方向で確認をしなければならないだろうと。畑地として使いたい、あるいは資材置き場にしたいとか、いろんなことが出てきますけども、私どもとしては今企画財政課長から申しましたように、ノミが食ったような形で部分的な購入だけにしていきますと、あとの管理が大変なことになりますから、その辺ではちょっと心配な面もありますけども、いずれにしても、沿線の地権者の皆様の意向を何らかの形で把握するということをまず優先していかなければならない。さらに、はっきりしておりますのは、今議員がご指摘のとおり、南北が鉄道用地によって分断されているということも事実でございますから、これも今町道相内線と道道北見白糠線等がありますけども、その間とか、あるいは穂波の駅までの間が非常に遠いという意見も私たちのほうにも寄せられておりますので、どこからどこを南北に縦断する道路を設定すべきかということも、あらためてこれは第一義的にご提案をしていかなければならないことだろうということで、企画財政課を中心に内部検討しているところでございますけれども、議員のご指摘のとおり、町民の皆様のご意見をいただきながら、可能な限り皆さんのご期待に応えるような跡地利用に応えていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

質問 4番 河端芳惠

これはとても難しい問題で、早急に結論は難しいですが、やはり大きな街並みを整備するという観点に立って、これからいろんな意見が出てくると思いますが、あとの世代に「あんなことをして」と言うことがないように、「自分たちはこういうことをそのとき精いっぱい考えて、こういうふうにしたのだ」と説明ができるような形でやっていけたらいいなと思います。それと、先ほどの情報公開のことなのですが、今回、今までこのような会議はなかったと思いますので、今回の協議会は大変いいことだと思います。ただ、本当に町民の声を聞く姿勢があるのなら、もっと時期的なことだとか、情報量をきちんと伝えていくということを、情報公開を進めて町民の皆さんに判断材料をきちんと提供すべきだと思いますので、今後に向けてよろしくお願いいたします。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

最初の答弁でも申し上げましたとおり、可能な限り個人の守秘義務を除く、可能な限りの資料を提供しながら町民の皆様と議論を重ねて、悔いの残さない跡地利用を定めていきたいと、進めていきたいと考えておりますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 4番 河端芳惠

次に、水道水の安定供給について伺います。大雨による常呂川の濁水が原因で、北見で三度にわたる断水騒ぎがありました。市民に多大な影響を与え、今まだ多くの問題を残しております。訓子府町の水道水供給は大丈夫なのか、次の点についてお伺いします。主水源の水量は十分なのか。万一、災害などで主水源が使用不能となった場合、代替水源はあるのか。異常濁水など、緊急事態があった場合の対応システムはどのようになっているのか、伺います。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

水道の安定供給につきましてのご質問を3点にわたっていただきました。まず、1点目の「主水源の水量というのは十分なのか」ということでございますけれども、本町の上水道の水源は、ご存知のとおり、オロムシ川沿いの湧水1ヵ所、常呂川沿いの浅井戸2ヵ所、開盛、駒里、弥生の深井戸3ヵ所の計6ヵ所から取水しているところでございます。昨年度の年間総配水量は、101万2,767? 、対前年度比で申しますと3.04%の減少であり、有収水量、すなわちお金になっているという部分でご理解いただきたいと思うのですけれども、69万2,839? となってございます。昭和49年に開設しました本町の給水人口の7割は大谷水源地。そして、町民の皆様に安定した水道水を供給するために、下水道普及を契機に大谷浄水場の増築、配水池の増設、ポケットパーク配水池の整備など、大規模な機能増強を本町の水道につきましては図ってまいったところでございます。また、漏水防止対策として昨年度配水の流量計を設置し、本年漏水検索業務を実施いたしておりますし、11月にはこの市街地を含めた調査を行う予定でございます。今後は、漏水箇所の改善を図りながら、限りある水資源の有効活用に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。2点目の「災害時等の代替水源の確保」についてでございますけれども、大谷水源地は昭和49年開設以来、30数年間にわたり水資源を供給してきてございます。冬の期間でも絶え間なくオーバーフロー現象が続き、整備された配水池のデータ等からは余裕があるというふうに考えられるところでございますけども、近年各地で多発する地震等によりまして異常事態を想定した場合、今後、施設の耐震化や代替水源の確保など研究をする必要があるというふうに考えておりますのでご理解を賜りたい。次に、3点目の「緊急事態の対応システム」についてでございますけれども、本町では大谷浄水場をはじめとする各浄水場と配水池の管理データをNTT専用回線で役場庁舎に設置しております集中監視装置と接続いたしまして、日常の設備保全、事故対策、災害時の緊急対応のために24時間の体制で監視するシステムを運用しているところでございます。異常発生時には、職員所有の携帯電話に警報メールと電話によって、まず第一義的に通報されることとなってございます。もちろん、委託業者にも通報されることになります。また、大谷浄水場では、原水濁度5度で警報送信、50度を超えますと流入弁を機械的に遮断し浄水場への原水流入が停止するシステムになってございます。今後におきましても、緊急事態発生に備えた体制、施設整備を検討しますとともに各施設の保守改善を図りながら、町民の皆様に水を安定してお届けする所存でございますのでご理解を賜りたいと思います。以上でございます。

質問 4番 河端芳惠

オロムシ川の水源地が約70%というお話でしたが、先日水源の湧水、湧き出るところを見てきましたが、辺りは道有林で訓子府石灰工業株式会社の採石場がすぐ近くでした。地震などでよく温泉の湯脈が絶たれて今まで出なくなったとか、そういうことがありますのでどうかなと思って伺いました。道有林の中にありますので、道有林の伐採だとか、訓子府石灰工業株式会社の採掘だとか、そういう関係機関の協力も水源確保に不可欠だと思いますが、どのような形で連携を取っているのか。それと、もしオロムシ川、大谷の水源地が使用不能な場合、ほかにある水源地とのバイパス的なことはできるのかということです。あと、職員に集中管理24時間体制で、緊急時はメールが来るということですが、その職員がきちんと水を停止するとか、取水制限をするとか、そういう権限なり、そういうことができるようになっているのか。以上を伺います。

答弁 水道課長 竹村治実

ただいま、3点にわたるご質問をいただきました。まず、道有林または訓子府石灰工業株式会社の採石に伴って、その連携等についてはどうなっているかということのご質問ですが、訓子府石灰工業株式会社につきましては、採石場を広げた場合について、町の水道課と協議を行っております。水道課としましても、今の地盤と言うか、川の底よりも下げない、それよりも掘削しないようにということで申し入れております。それと、道有林内の伐採については、特に協議した経過はございません。それと、2点目の大谷の今の水源地が地震等によって、何らかの形で水が取れなくなった場合のバイパス的なことについてのご質問でございますが、これについては先ほど町長からも説明しましたとおり、今の段階ではオーバーフローして、量的にも問題がないという形の説明はいたしましたが、現在ではこれに伴っての対策としてのバイパス的なというのは、特に施設的にはございません。これにつきましては、今後の推移等も注視しながら、どういうふうな形で水が例えば地震等のことも含めて、今後考えていかなければならないというふうに思いますので、この点については、今後含めたことでの検討をしてきたというふうに考えます。それと、職員に対しての警報があってのメール送信、そして、緊急事態があった場合については職員から管理職に対して連絡を受けることになっております。連絡を受けて、あとは町長を含めて、大きな問題になればその対応について協議してという形になります。以上でございます。

質問 4番 河端芳惠

水はライフラインの中で最も大切なものですので、今後とも安全な水を安定供給できるようにお願いいたします。以上で、質問を終わります。

答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)

北見の水道水の安定的な供給の問題で、議員も大変関心を持たれて、本町は大丈夫かという趣旨でのご質問だったというふうに、これを読ませていただきました。今、建設課長からお話のあったとおりでございますけども、1つは木の伐採については、これは道の申請等が必要でございますので、事前に地元町と協議が義務付けられておりますから、その段にあたっては私が水道課長時代に現地を農林商工課長も含めて、あの山林を会社の幹部職員と一緒に歩きながら説明を聞いたことが1つでありますし、その上で約定の中で川底からは下げて、それよりも低く掘って石灰岩を掘削しない。こういう約束になっておりますし、さらにもう1点申しますと、木を切りっ放しではなくて復元をすると。木は、もう今第7鉱までございますけれども、すでに古いところは植林を進めていると言うことでございますから、先般50周年を迎えた訓子府石灰工業株式会社の地域に共に歩む会社の経営方針として、地元に迷惑をかけてはいけないということももちろんでございますけども、会社としてもそういう努力を行っているということでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。同時に、町にある道有林を無断でばさばさ切っていくということにはなりませんので、含めて樹木の安定的な確保と管理によりまして、水の確保は最大限努力していかなければならないというふうに考えてございます。もちろん議員がご指摘のとおり、地震等があった場合についての対応でございますけども、幸いにして本町はそういう地震がなかったというふうに理解していただければいいのではないかと。しかも、北見の川の水で取水して浄化して、水を安定的に供給している地域ではございません。自然的な条件の中で湧水でございますから湧き水であり、しかもそういう災害がなかったということですから、この地域はそういう点で言いますと、非常に自然災害で申しますと安定的な地域ですから今まではなかったと。しかし、万が一のライフラインと言いましょうか、そういったことについては、水の確保等を含めて課長が申したように注意して、さらには対応を将来的な課題として検討していかなければならないというのが、私どもの共通した認識でございます。いずれにいたしましても、北見市が不幸にして起きた集中豪雨等を含めて、川の汚れが2万何千度ということだったようでございますけれども、私どもは5度で警報が入り、50度で遮断するという状況ということを、職員を含めて24時間体制で努力しているところでございますので、今後も引き続きそれらについては町民生活に被害がないように、最優先の最前課題ということで私たちの仕事というふうに理解しておりますので、あらためてご理解を賜りたいと思います。

出典:訓子府町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月20日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる