みんなの議会

訓子府町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月13日

ふるさと銀河線を継承する会社の誘致

2005年9月13日、訓子府町議会の一般質問で、小林一甫議員が「ふるさと銀河線を継承する会社の誘致」について質問し、町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好が答弁しました。

質問者
小林一甫 議員
答弁者
町長 深見定雄、企画財政課長 佐藤正好

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 小林一甫

通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。今回は1点につきまして、お伺いをしたいと思います。ふるさと銀河線を継承する会社の誘致についてであります。バス転換に向けての協議が進んでいる中で、別な方向に向けての質問が私の内容でありますけれども、住民の方があくまでも銀河線を残してほしいという、そういう意思がある以上、また、そういう方向に現在進めている部分がある以上、私は質問を続けたいと思います。つい最近、ふるさと銀河線の運行を続けてほしいと願う、沿線住民を代表する「ふるさと銀河線再生ネットワーク」は、遠い岡山市まで出向いて鉄路に歴史と実績のある「岡山電気軌道株式会社」の重役である専務さんに、銀河線を継承してほしいとお願いをされたと訓子府新報に掲載されておりましたが、町長はこの住民の方々の運動に対してどのように理解し、また、どのような対応を考えたのかお伺いをいたしたいと思います。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

ただいま、ふるさと銀河線を継承する会社の誘致について、お尋ねをいただきました。このことにつきましては、新聞等で報道されておりますし、沿線の議員の皆様にも、鉄道の存続運動を展開している「ふるさと銀河線再生ネットワーク」という団体から支援の要請があるようにも聞いておりますが、沿線の市・町にも同様の要請がきております。この問題につきましては、北海道と沿線市・町を代表し、北見市から和歌山県の貴志川線を継承する軌道会社に事実関係の確認を行うことになっており、次回の協議の際には正式な報告があるものと思いますが、私どもとしては、貴志川線とは営業距離、運行本数、利用者数とも全く異なる中で、いかほどの財政支援を想定しているのかわかりませんが、貴志川線のような継承は極めて困難であると考えております。存続したい等気持ちは私どもも同じでありますし、また、その熱意と行動力には感服いたしますが、現時点では要請のあった会社を誘致する考えはございません。ただ、今後なされる北見市からの報告の内容によっては、先方のお話を聞くことは必要と考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 12番 小林一甫

ただいま答弁をいただきましたので、若干、再質問をさせていただきたいと思います。ただいま町長は、現時点では困難であるし、考え方は今までと変わらないというようなことであったと思いますけれども、バス転換に向けての協議に入った時点では、まだ具体的な会社名まで出ていない。代表の方も、そちら方のコンタクトはまだ取っていなかったということでありますけれども、つい最近、岡山まで出向いていろいろとこちらの事情を伝えたところで、会社の専務さんの方から新聞の報道にもありますように、4つの条件さえ揃えば継承も可能であるというような言葉をいただいてきたということであります。私どもも、あくまでも銀河線を残してほしいという気持ちもありますし、住民の方もそういう気持ちの結集が今回の岡山市の訪問になったと私は思います。いずれにしろ、少しでも可能性の部分が見えたならば、自治体の首長としてはやはり自ら銀河線を残すために会社に出向いていろいろとお話を聞くのも一つの方向ではないかなというような気がいたします。今回、岡山には5名ほど住民の代表という形で行かれましたし、訓子府の方も中に1名ほど行かれたということも聞いております。そうした住民の方が自費で行って、いろいろと対策をと言いますか、銀河線を残すためにやられているということに対しても、やはり町長としては、今まで銀河線を経営してきたそういう立場の中で、今一度、訓子府自らでもよろしいです。ほかの陸別町、置戸町ともお話をされても結構でございますけれども、独自で行って、やはり会社と交渉する気がないないのかどうか、先ほどの答弁ではそういう考えはないということでありましたけれども、もう一度その辺をお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま再質問いただきましたけれども、町長の回答の中で、今北海道と沿線を代表して先方の会社の方に事実関係というか、詳細の確認をしているんだということで、その返事を聞いた中で、また必要に応じて相手のお話を聞くことも必要だというようなお答えをいただいておりますけれども、実は先ほどの休憩のときにメールが入ってございまして、その内容につきましては、岡山電気軌道株式会社から北見市長宛てに出されたもので、まだ今来たばかりなものですから町長にも実は見せてございません。これはあくまでも担当者間の情報、今度幹事会があるものですから、そのときの資料として早急にメールで送っていただいたというものなのですけれども、その中で、今回公式に文書でのふるさと銀河線に対する弊社の見解についてというお答えをいただいております。いろいろ2ページにわたって書かれているのですけれども、その一部の中で「これまでの北海道及び沿線自治体首長の協議経過から勘案いたしますと、現段階で北海道ちほく高原鉄道株式会社を弊社が継承することは、大変困難なものだと考えております」という内容のご返事をいただいております。今後の対応につきましては、これを受けて、協議会の中でまたお話は出るかと思いますけれども、先ほど言いましたように、例えば運行距離で言いますと、岡山電気軌道株式会社でやっております貴志川線につきましては運行距離14キロです。ですから、ちほく線の10分の1しかないということがございます。運輸実績も年間200万人と。ふるさと銀河線が50万人切りましたので、約4倍の利用人数があると。周辺の人口、沿線人口が41万3,00人ということで、ふるさと銀河線が15万1,000人ですから2.7倍の人口があると。当然、毎朝の出勤時間でみますと、向こうの方は朝は1,000人からの利用が毎日あるというような状況になっています。運行本数についても98本と。これはインターネットで調べたものですから、たぶん最近の数字でなかろうかと思いますけれども、98本という。場所によっては15分に1本とか、30分に1本走っている状況の線でございます。現在、貴志川線は約5億円という赤字が出ていると。それを今回この会社が継承することによって、運賃改定あるいは社員の削減等によりまして、1億円程度には圧縮できるのではないかというようなことが可能性として言われております。そのうち、このネットワークの方からご提言がありますけれども、10年間で8億円ですから、1年あたり8,000万円を沿線自治体で補助していくというようなことでございます。ですから、この条件をこのふるさと銀河線にあてはめたときには、非常に会社の方の回答のとおりの、ある意味予測していた範囲だと思うのですけれども、こうした回答が来たということでご理解をいただきたいと思います。

再質問 12番 小林一甫

ただいま岡山市の方からメールが入ったということでありまして、内容の説明を受けたわけであります。会社自体が困難であるということでありますので、今さら私が岡山市まで出向いたわけではありませんので、どうのこうの言えることではありませんけれども、今後、またこういう形で新たな会社が出てきて、また岡山電気軌道株式会社がやってみようということが出てきた場合には、その可能性は残されていると理解してよろしいでしょうか。お伺いいたしたいと思います。

答弁 企画財政課長 佐藤正好(企画財政課長は2009年3月まで)

ただいま将来岡山電気軌道株式会社が、あるいはその他の会社がもし会社を承継したいというような場合が出たらどうかというようなお尋ねでございました。実は今代替バスの関係を、いかに利便性高めていくかという協議をしているところなのですけれども、遅くてもと言うか、北海道運輸局のスケジュールで言いますと、11月には次の業者さん、たぶん既存のバス会社になろうかと思いますけれども、そこを指定してバスの製作と言うのですか、手配などをしていく、あるいは当然運転手ですとか、各種施設関係の整備が必要になってくるかと思います。そうしますと、一方ではバスの段取りをどんどん進めていかなければ4月からのものに間に合わないという状況の中で、仮にこれが12月、1月というときに、また新たな会社が手を仮にあげて本当に現実的なものでしたら、実現性のあるものであれば、まだ検討の余地はそれでもなおかつあろうかと思いますけれども、今お話したように、ふるさと銀河線の経営実態だとか、そういったもの考えると非常に厳しいということが言えるのかなと思います。ということでよろしいですか。以上でございます。

再質問 12番 小林一甫

ふるさと銀河線の関係につきましては、行政報告なり一般質問を何回もさせていただいた中で、町長の考え方は聞きましたし、理解はしているつもりであります。前回も申し上げましたけれども、それでも何とか残せるのであれば残してほしいと言うのが、未だにまだ私の頭にありますので、これからの協議の中で、少しでも前向きな考え方が出たときには協議会の中でまた検討していただきたいと考えております。可能性があれば、まだまだ質問をさせていただきたいのですけれども、岡山電気軌道株式会社から困難であるというようなメールが入ったということでありますので、質問はこれで閉じさせていただきたいと思いますけれども、これからバス転換に向けての協議会が何回もされると思いますけれども、住民の足が不便のないようなそういう進め方をしていただきたいし、また、町長がバス転換に向けてのどういうような考え方、決意を持っているのか最後にお聞かせしていただいて、質問を終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 深見定雄(町長は2007年3月まで)

私もこの銀河線の存続問題につきましては、今ご質問いただいております小林議員と全く同じ考えを持っているわけでございまして、本当にできれば何とか残したものだということで、これまで努力もしてまいりましたけれども、しかし、まず利用客一つ見ましても、開業当初100万人ほどのあった利用者が今45万人程度まで減っているという現実、それから、それでも年間4億円程度の当初の赤字。今もそれも維持、その4億円ぐらいの赤字幅に年間抑えているわけです。それだけ経営努力はしてきていると会社はですね。そのように見ているわけですが、今度のこのままこの銀河線を運行継続をするということになりますと車両の更新であるとか、あるいはレールの交換、車両1台更新するだけでも9,300万円ほどかかると聞いておりますので、そうしたことを考えますと車両更新だけでも約10億円近くかかると。さらに、またレールの交換、橋梁の架け替え。そうしたことでいうと、何十億円ものやはりこれからまた投資をしていかなければならないというような状況がございまして、大変厳しい環境にあるわけです。ただ、そうしたことを考えますと、この銀河線の廃線も私は残念ではありますけれども、やむを得ないのかなと思いますが、ただ、そうなったときにじゃあどうやって一般住民の足を守るのかと。これは公共交通機関として、何かを存続させなければなりませんので、今北海道と、また運輸局とも話し合いながらバスの運行について、努力をしているところでございまして、本当に銀河線がなくなるということは本当に残念なのですけれども、今そういう厳しい状況にありますので、一つご理解を賜りたいと思います。

再質問 12番 小林一甫

最後に弱者と言いますか、小さい子供、また高齢者が切捨てにならないように、さらにお役所的発想で物事を解決しないように、最後にお願いして終わりにしたいと思います。どうも、ありがとうございました。

出典:訓子府町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月13日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる