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小清水町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月19日

役場嘱託職員の処遇改善について

2018年6月19日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「役場嘱託職員の処遇改善について」質問し、町長 久保弘志が答弁しました。

質問者
工藤孝一 議員
答弁者
町長 久保弘志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 工藤孝一

はい、5番。さきに通告してあります役場嘱託職員の処遇改善について質問いたします。町民に保障されるべき公共サービスはどうあるべきか、それを誰が担うか、行政にとって大きな問題であります。また、人口当たりの公務員数が日本は少ないという現状を踏まえても、正規公務員の数をふやすことが必要であると考えます。そして安定した雇用や適正な賃金・処遇が準備されるべきであり、嘱託職員の現状はそこからかけ離れていると考えるものでありますが、町長の御所見を伺います。

答弁 町長 久保弘志

お答えいたします。町民に必要な行政サービスを行うことは、町の責務であり、これを担う職員について必要な人員を確保するということは、大変重要なことと認識をしております。町の職員数は現在、正職員82名、嘱託職員23名、計105名となっており、それぞれが大きな役割を担っておりますが、町の業務につきましては、少子高齢化社会の到来や地方分権の推進などを背景に、さまざまな分野で業務量の増加が見込まれております。しかし、これからの本町における人口の減少など社会情勢の変化や財政状況を考えますと、正職員、嘱託職員とも単に職員を増加させることにはなりませんことから、このような動向に十分留意して事務事業の見直しを行いつつ、長期的な視点で適正な定員管理を考える必要があります。そのためには、民間の力によってサービスの向上が期待できるものには業務の外部委託や指定管理者制度を活用し、適切な事務事業を推進するためにも、職員の任用や配置の見直しなどを常に検証し、効率的な行政運営に努めていくことが重要でございます。御指摘の嘱託職員の待遇につきましては、これまでも改善を進めておりまして、給与の見直しはもとより、期末手当、住居手当、通勤手当の支給のほか、退職手当を支給するなどの処遇改善を図ってきております。また、国においても、増大する臨時職員、非常勤職員の待遇を改善することを目的に、昨年、地方公務員法を改正し、新たに会計年度任用職員の規定を定めたところでありまして、町でもこの規定に基づき嘱託職員など非常勤職員の立場や待遇などを規定する条例を作成し、31年度中に御提案したいと考えているところでございます。この制度は、32年4月から実施されるものでございますが、この中で非常勤職員の処遇改善など検討していきたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 5番 工藤孝一

ただいま町長のほうから業務量、町役場全体の業務量の増加する中で、今後工夫をされて、民間の企業のそういったことも勘案しながら検討してまいりたいと。あわせて、来年、再来年32年の4月から実施される会計年度任用職員制度についての御説明がありましたが、その後段の中で、確かに本町の嘱託職員の待遇については、いわゆる普通の臨時さんと比べても号俸給が適用されて、勤続経験年数が賃金にも反映されているということ、そして、一時金についてもきちんと支給されているという点では、本当に先ほど言いましたように単なる臨時ではなくて、勤続を評価しない、そういう自治体と比べたら、まだ現状は評価されるべき給与水準にあるのではないかなというふうにも思います。しかしながら、現在、昨年の本町の正職員と嘱託職員の給与水準ですね、これを試算をいたしました。仮に短大卒業の正職員の方が20年勤続された場合と、嘱託職員の保育士さんが20年勤務された場合の年間の給与の額の比較は、保育士さん、嘱託職員の方は正職の方と比べて64.5%の年間の給与の額になります。あわせて、手当についても、期末、通勤、時間外、住居手当それぞれ現在では支給されておりますが、寒冷地手当、そして扶養手当等については正職の職員の方と比べてこの2点については支給されていないという状況がございます。加えて、近隣の町村で今の保育所のこども園を設立しました、あるいは2年後に認定こども園にしようとする女満別幼稚園の園長さんにお聞きしましたところ、3歳から5歳までの子供のクラス、それぞれ1学年2クラスずつ、合計6クラスの体制の中で、正職員は担任の方、担任の職員が6名正職員として雇用されている。そしてまた、2年前に認定こども園を建設しました、訓子府町の園長さんにもお聞きしました。訓子府町のこども園では、ゼロ歳から5歳まで11クラスで構成されていまして、2年前に正職員募集、4名の追加募集をしたということで、現在は12名の正職員の方が勤務されているということで、2年前になぜ正職員募集を公募したのか。これは臨時職の職員も含めて募集をかけたということは、やっぱり労働時間が、保育時間が11時間ということで極めて長い、保育時間と合わせて11時間を超える勤務時間が、クラス担任の勤務時間は極めて重たいものがあるということで、園長さんいわく、学校長会の会長さんにも職員の公募に携わっていただいて、面接等も公平にやって公募をして、4名の正職の方の増員を図って、合計12名にしたということでございます。決して、こども園にしたことで民間に委ねるとか、そういう方向を女満別のこども園にする方向も町営で考えているということでおっしゃっていました。こういった流れも見ながら、ぜひとも本町の保育行政がどうあるべきかということについて、再度御答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 久保弘志

お答えいたします。まず、本町の嘱託職員、先ほど申し上げました23名の内訳でございますが、保育所、これはへき地保育所を含みますけれども、保育所保育士さんが18名、役場事務職員が2名、「はなやか」の加工補助が1名、本年度採用いたしました地域おこし協力隊が2名ということでございます。以前から比べますと、嘱託職員というのはかなり激減をしているかなというふうに考えてございまして、嘱託職員といいますのは、いわゆる12カ月、1年以内の任用ということでございますが、実態としては常用化しているというのが、これがいいのかどうかということでございますが、私としては決していいとは思ってはございません。そのようなことから、総合戦略にも掲げておりますけれども、保育所につきましては、もう民営化に向けて検討を行うという方向は出しております。ただし、これができるのかどうなのかということでございます。このような小さな町にどこかの事業者さんが保育所を受けてくれるのかどうなのかと。今町立保育所、へき地保育所、幼稚園ありますけれども、小清水町の保育行政として、そのままでいいのか、1つにすればいいのかと、そういうようなことも、民営化もそうなんでありますが、それぞれ検討しなければいけないかなというふうに考えてございます。総合戦略27年10月に策定をいたしまして、もう30年であります。その中での検討がなかなか進んでいなかったということでございまして、そのような方向性もあることから、ついつい嘱託職員に頼ってきている部分があるのかなというふうに考えているところでございます。工藤議員のほうから近隣町の状況もそれぞれお聞きをさせていただきましたが、私としましては、やはりその方向性をまず決めさせていただきたいというふうに考えてございます。そのようなことから、民営化に行けるんであれば、その事業者さんの中で正規職員化ができるだろうというふうに思っておりますし、それができないんであれば、これは今も随時、保育所保育士さんにつきましては、嘱託職員でありますけれども、募集をかけております。ただ、なかなかこれは来ていただけません。それは何かといいますと、やはり嘱託職員だからということだと思います。それを正職員で募集をすればそれは来てくれるんだろうなというふうに思っておりますが、ほかの技術職を含めてなかなかこういう田舎の町にはそういう方たちは来てくれない状況がございますので、その辺やはりトータル的なことを考えていく中で、まず、そこを決めた中で次の段階に移りたいというふうに考えてございます。当然直営となった場合につきましては、今の状態では保育行政はやっていけないというふうに思っておりますので、やはりそれは正規職員を多数応募するなり、放課後児童クラブ、放課後子ども教室等々も含めて、そこ民営化も考えていかなきゃいけないと思いますけれども、そのようなトータル的なことをまず考えた中で、どうあるべきか、それを考えさせていただいて、嘱託職員については、随時改善をしていきたいというふうに考えてございます。先ほどの答弁の中でも、やはり会計年度任用職員というのが32年4月から始まるわけでありますので、でき得ればこれまでにはその方向性を出しつつ、本町の保育行政はどうあるべきか、嘱託職員の処遇をどうしていくかというのは考えていきたいというふうに考えてございますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 5番 工藤孝一

はい、5番。今、町長からも今後嘱託職員のあり方について、突っ込んだ検討をされていかれるということ、答弁でありましたが、今話が出ましたが、会計年度任用職員制度の導入でありますが、今回の、昨年の法改正ですが、任期の定めのない常勤職員を中心とする公務運営の原則が崩されている実態を、そういう実態を追認して固定化してしまう、そういう中身が包含されるところであります。そして、特に会計年度任用職員、聞きなれない本当に名称でありますが、これはこの制度の中では一般職地方公務員とされることによりまして、地方公務員法で規定されております公務上の義務、規律、人事評価が適用されることになります。労働面で正規職員との差額を残したまま義務や規律、処罰を決めただけで正規職員並みということは、極めて問題を残す内容というふうに感じます。継続性、専門性、そして地域性が求められる町村職員の働き方が大きく変わろうとしている内容があるというふうに思います。今、必要なのは嘱託職員の正規雇用の転換を極力図っていくこと、そして、それは地域における、小清水における雇用の安定とともに、労働条件や待遇改善が地域消費、小清水の経済を押し上げる効果が発揮されるものと思います。地域の波及効果、そして投資、そして雇用促進に資する循環関係の構築にもつながっていくと思います。不安定就業を余儀なくされてきました嘱託職員の方自身の自己実現や日常業務に対するモチベーションの向上にもつながるという、そういう点も評価すべきであることだというふうに思います。小清水の行政全体で子育て応援、町民みんなでそういう子育て支援する、そういう体制をぜひ今後の条例づくりの中にも位置づけていただきたいというふうに思います。答弁をお願いします。

答弁 町長 久保弘志

はい、お答えいたします。昨年の法改正の関係でありますが、適正な任用等の確保というのがやはり一番大きいことなのかなというふうに考えてございます。地方公務員法の改正、地方自治法の改正等々ございますけれども、これはあくまでも正職員とは違う位置づけかなというふうに思ってございます。保育所につきましては、本年度末に2名の正職員が退職をするということになってございます。これからお話をさせていただきたいと思いますが、再任用制度を使った中で、また働いていただけないだろうかとか、いろいろな組織機構を見直した中で、やはり保育士を集中的に保育所のほうにいっていただくだとか、そのようなことを考えて当面はいきたいと思いますけれども、先ほど申し上げましたとおり、やはり全体像を出した中で、基本的にはやはり正職員化していくという流れかなというふうに思っています。そうじゃないと人は集まらないというふうに思っていますので、今18名の保育士さんが嘱託職員という立場で、それぞれ御努力をいただいて、子供たちの保育に当たっていただいていますが、やはり不平不満等々あるというふうにはお聞きしております。全部が全部ということにはなかなかいかないのかもしれませんけれども、この辺はトータル的なものを見た中で、私としてはやはり嘱託職員全てでありますけれども、正規職員にしていくというのが本来の形であるというふうに考えてございますので、時間はかかるかもしれませんけれども、そのような形で地域経済のお話も先ほどありましたけれども、そのような形で一応取り組んでいきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 5番 工藤孝一

はい、わかりました。

出典:小清水町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月19日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる