清里町議会 平成24年第2回定例会 2012年3月6日
商工業の振興について
2012年3月6日、清里町議会の一般質問で、加藤健次議員が「商工業の振興について」質問し、町長 櫛引政明が答弁しました。
- 質問者
- 加藤健次 議員
- 答弁者
- 町長 櫛引政明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 加藤健次
先に通告しておりました、商工業の現状と振興策について、町長にお尋ねをいたします。昨年の統一選挙で多くの町民に期待され、誕生した櫛引町長であります。ぜひ、櫛引町長の目指す、「みんなで創る明日のふるさと。町に活力と賑わいのあるまちづくり」のために、その手腕を遺憾なく発揮していただきたいと思います。また、今年度は櫛引町政の重要施策、政策予算のスタートの年でもあります。経済は今、ユーロ圏の信用不安や東日本大震災、原発事故など、経済活動に深刻な影響をもたらしております。清里町も人口の減少、少子高齢化、さらには、震災後の自粛ムード等による購買力の低下は、地域経済そのものの衰退につながっております。その中でも商工業、特に商店街の厳しさは大変厳しい環境になっていると思います。町長は町政執行方針で、庭園のまちづくり構想を推進していくと掲げております。そのまちづくりの基本は、地域産業基盤が豊かで活力のある農業、林業、そして商工業でなければない。これは誰しもが思っていることだと思います。そこで、第1点目として商工会、中央商店街組合と連携しながらのプレミアム商品券、あるいは空き店舗での新たな事業展開をする店舗出店等支援交付金事業、または住宅リフォーム促進補助事業などの事業を展開されてきましたが、簡単にこれらの成果、そして、今後にどのように捉えて推し進めようとしているのか、簡潔にお伺いをいたします。2点目として、清里町における各商工業、各業種がおかれている現状について、どのように把握をされているのか、お伺いをしたいと思います。商工会会員、商店街会員個々の事業者の年齢は。また、後継者がいるのか。あるいは、この激動の数年間の売上高の推移はどのようになっているのか。また、現在、営業を営んでいる店舗、工場、あるいはそれらの改修、または器具の更新計画というものは、個々が持っておられるのかどうなのか。そしてまた、今後数年間の事業の計画は、それぞれどのように思っているのか。さらには、商工会会員以外の事業所、あるいはお店等もあると思いますが、何軒ぐらいあるのか。そして、同じようにそれらの事業者の年齢、後継者、売上げ、店舗の改修計画、今後の事業計画など、どのように把握されているのか、お伺いいたします。3点目として、それらの経営環境や動向から、商工業の中長期的な見通し、そして、どのような対策、対応、あるいは支援策が必要になってくるのか。この3点について、町長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今、ご質問がありました、商工業の振興についてお答えをしたいと思います。ご質問の商工業の振興でありますが、背景といたしまして、国内経済は総人口の減少、そして少子高齢化の進展、また、社会構造の急激な変化や国際的な超円高基調、生産拠点の海外移転に伴う空洞化、さらには東日本大震災の影響、そして、長期化する地域経済の低迷と、大変に厳しく深刻な状況が続いているのは、ご指摘のとおりであります。また、こうした国内外の厳しい状況下の中において、本町の商業関係につきましても、車社会の急速な進展や消費者ニーズが多様化する中で、近隣の市や町への大型店の進出による消費購買力の流出、そして、人口の減少や大震災後の自粛ムードの広がりによりまして、極めて厳しい深刻な環境下にあると判断をいたしております。こうした長期化する地域経済の低迷の影響によりまして、平成19年度頃から飲食店、小売店を中心に、閉店するお店が相次いでおりまして、今年に入ってからも、札弦地域で小売店が閉店するなど、既存商店街の衰退が著しく、活気と魅力のある商店街を取り戻すことが、喫緊の課題となっていると認識をいたしております。ご質問の1点目の関係でございます。本店舗出店等支援交付金事業の関係でありますが、本件につきましては、地域の優れた資源を活用した新製品の開発、店舗の新築、空き店舗の活用による新たな営業を開始し、それらに伴う雇用の創出などの取り組みを行う事業に対しまして、限度額を300万円で事業をスタートさせていただきました。地域経済の活性化及び地域振興に寄与することを目的とした事業でありまして、平成23年度にスタートいたしております。その年度中に3件の申込みがございました。3件ともに交付を決定させていただいたところでございます。ご承知のとおり、1事業者につきましては、昨年の12月に空き店舗になっておりました、旧かどや寿司店を改装し、新装オープンをいたしたところでございます。また、間もなく旧富林の店舗におきましても、焼肉ラーメン店として新装開店の動きが出ておりまして、空き店舗の活用が進められ、商店街の活力と賑わいが少しずつ高まっていくものと期待をいたしているところでございます。また、3件目の関係につきましては、水元町の旧自動車整備工場の関係でありますが、これにつきましても、間もなく営業を開始する運びとなっているとお聞きをしております。こうした事業が、確実に地域経済の活性化と地域の振興のために寄与できればと、期待をいたしている次第でございます。次に、2点目のご質問であります、商工会会員の経営環境について、現状をどのように把握しているのか。それと中長期的な見通しについてでございます。まず、現状についての把握について申し上げたいと思います。平成24年3月現在の商工会の会員数につきましては、114店舗とお聞きをいたしております。業種別では小売業が29店、飲食宿泊業が17店、サービス業が32店、建設業が14店、製造業・林業などが22店でありまして、その内、一般的に小売店と称されている店舗につきましては、46店舗とお聞きをいたしております。また、小売店の地域別の分布の関係でありますが、清里市街地には38店、札弦が6店、みどりが2店となっております。次に、地域経済の現状でございます。基本的には、商業統計及び月例の地域経済動向により、現状の把握に努めているところです。しかし、商業統計調査につきましては、平成19年の調査が最近の調査でありまして、直近の調査といたしましては、この2月調査が基準日として今、実施されております。この集計の公表は、さらに、国において平成25年となっておりますので、調査結果としての商店の数、または小売業の数、また、従業員年間の売上額、1店あたりの販売額、これらについては、現時点では平成19年の資料しか持ち得ておりません。現在の商店数、商工会会員の部分で114店となっておりまして、商工会に加入されていないお店もございますので、清里町全体では、概ね130店舗ぐらいに実質的にはなるのかなと、推計をいたしている次第でございます。ただ、商工会の調べによりますと、会員としての登録の基準からいくと、該当するというのは44件あるそうであります。これが未加入ということでありますから、この中には農業法人とかそういう部分も含まれておりますので、実質、小売だとか飲食だとかということになれば、半分以下になるのかなと。先ほどの130店舗ぐらいになってくると理解をいたしてございます。次に、地域の景況判断でございますが、町としては景況判断などの調査を行っておりませんが、金融機関が調査公表している管内企業の業績調査というのがございますので、それを参考までに申し上げたいと思います。平成23年3月における業績判断、DIの数値となりますが、このDIと言うのは、経済指数の景気の拡大を示す割合を示したものでありまして、景気が良いか悪いかの判断は、このDIがプラスマイナスゼロがちょうど平均となっており、プラスになれば景気が良くなってくる、マイナスになれば悪くなってくると判断として、このDIの数値を使っているそうであります。斜里地区においては、ウトロ地区を除いた斜里町、小清水町、清里町の3つでありますが、3月におきましては、マイナス43.6。これは、平成23年3月であります。6月はマイナス17.9。9月はプラス5.1。12月はマイナス5.1。そして、この平成24年3月の見込みにおいてはマイナス23.1となっております。こうした数値からも、本町における景気は、長引く景気の低迷と人口の減少、少子の率、さらには昨年3月の東日本大震災の影響などにより、相当程度悪化していることは明らかでありまして、極めて厳しい深刻な状態が続いているものと認識をしているところでございます。次に、中長期的な見通しについてであります。総人口の減少、近隣の市や町への流出、インターネットを通じたネット販売、さらには地域経済の低迷による影響と、今後も相当程度続き、さらに拡大をしていくものと予測をいたしております。こうした社会構造や少子行動の変化は、将来の商店街における商業環境も含め、市街地域商店街の影響にも、極めて大きな影を落としてくるものと認識をしている次第でございます。先ほどありました、商店街の現状における経営者の年齢等の関係であります。これの関係につきましても、直近のものはございませんが、平成21年8月に商工会と中央商店街協同組合によりまして、清里町のまちづくりと商店街の活性化に向けた、まちなか賑わい再生創生事業として、商工会会員及び一般住民を対象としたアンケート調査の結果から申し上げたいと思います。まず、経営者の年齢でありますが、3年前の数値になります。60歳以上の方が52.6パーセントという数字でありまして、経営者の半数が60歳以上を超えているということでございます。そして、その中で後継者がいる経営者は35.3パーセントであります。さらに子供、後継者がいても継ぐ意思が無い、さらに継がせたくないという方々が6割を占めてございます。それから、このまま事業を継続するかどうかについては、50パーセントの方が継続をしたいと。但し、分からないと答えた方も44パーセントいるということであります。それから、商店街の問題として、経営者としては人口の減、空き屋店舗の増加、大型店との競合、後継者の不足を大きな課題として捉えているとのことであります。そして、商店街の将来性についても、アンケートがされております。努力次第で良くなるとしたのが38.9パーセント、今後とも見込みが薄いと判断されているのが33.2パーセントでありまして、努力次第で良くなると積極的に評価をされている経営者が、見込みが薄いよりも多くなってございます。そして、最も心配される不安材料についてもアンケートがございます。市街、近隣市町への消費の流出が、大きな不安材料として答えておられます。そういうようなことから、調査の結果といたしましては、経営者の多くは高齢化が進展する中で、近隣市町村への大型店の出店による消費の流出に不安を感じて、将来を見据えた期待は極めて低いと。今後の経営方針については、厳しい判断をされている現状が伺える内容になっております。先ほども申し上げましたように、具体的な数字として、個別の数字の売上げ等については、一切把握はできませんので、商業統計等になりますが、平成19年という古い数字でございますので、今はそれ以降、かなり厳しくなりましたので、比較をしても大して意味が無いかなということでございまして、誠に申し訳ありませんが、これらの関係については説明を省かせていただきたいと思います。1回目の答弁を終わらせていただきます。
質問 4番 加藤健次
19年のデータで、今置かれている、特にこの商店街の環境の厳しさを踏まえた時に、どうしていくかという現状の中で、商工振興が計画をされていて、一番最初にお尋ねしましたが、今年度も商工振興事業に、環境整備から特認事業まで7事業の実施計画をされて、これらを商工会、あるいは中央商店街の振興に充てようとしている訳ですが、これらの技術開発、サービス開発、市場開発、地域活性化を並べて予算化していますが、これが商店街個々の経営の実態の明るい展望、明日の展望、現在にプラスなる振興策につながっているのかどうなのか。この辺について、町長がどのように認識をされているのか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今のご質問でございます。基本的には商業環境の改善を図る。そして、活性化を図っていきたいということで、町もいろんな事業の展開をさせていただきました。また、商工会においても抜本的には、平成20年に地元商店の購買力を高めるため、それまでのスタンプ事業をポイントカード事業に一元化をして、どのお店でもそのカードが使える制度として、新たに商工会が事業を興しました。また、町と一体の中で、商店街の賑わいづくりのイルミネーションの導入、またガーデニング、新商品の開発、各種イベントの開催、さらには経営指導事業の強化ということを通じながら、足腰の強い商業環境の整備のため、そして、発展のために取り組んできたところでございます。町もそれにいろんな部分でご支援を申し上げながら進めてきておりましたが、全体としてはそういうようなことでの事業でありますから、具体的な個々の商店というのは業種がそれぞれに違います。違いますから、一律的にそのお金がいったから、全ての業種に広くそれがいくのかということになると、なかなか対応としては難しいというのが実態でございまして、業種が商工会の場合、建設業から林業から小売店から、いろんな業種に分かれているので、なかなか同一の対応を取りにくいのが現実ではないかと考えておりまして、今、議員の方からもありましたように、個々の部分にきっちりと入っているかとなると、なかなか難しいところもあると認識しております。
質問 4番 加藤健次
町長の言わんとすることも分かるのですが、清里町商工振興事業という言葉で始まったこの施策の7事業に対する助成の中で、一番最初の環境整備事業と言ったら花緑です。前任の議員が一般質問でも先に述べられておりますが、花に50パーセント助成しますよと。これが確かにきれいだと寄ってくれるかも知れません。私は必要無いとは言いませんが、これを永遠に続けていくために、可能なのかどうなのか。大変厳しくなっていく中で、本当に可能なのかどうなのか。次にあるこの技術開発。ここに掲げられている事業は確かにいろんな業種があります。ただ、中央商店街一つだけを見たとしても、この事業の中で花緑ぐらいか、あとの他の部分はどこが地域振興に、商工事業の振興につながっていくのだろうか。本当に全体で、商工会の中、小売業の中、地域全体の中で、もう少しお客さんが寄ってくれるための施策は、もうちょっと方向を変える必要があるような気がする訳です。この辺についての捉え方、考え方について、お伺いをしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ご指摘の中で花緑の事業、商店街でガーデニングも含めて取り組んでもらった訳でありますが、これも、商店街の近代化事業によってセットバックをして、そこで空き店舗も出たり、空きの土地が出たと。寂しさが出てきた部分に何とか賑わいを持たせようと、そこに花を植えて、また、それを見てもらうお客さんを少しでも引きずり込もうと、極端に言えばそういう思いを込めながら実施をしてきた事業でございます。本当に一生懸命に取り組んでいただきました。そういう面において、いろんな部分で効果が発現されてきているんだろうとは思っておりますが、これらの関係についても、決して前のめりになることなく、しっかりと商工会の会員の皆さんとも連携を取りながら、進めていければと思っているところでございます。また、基本的にはそれぞれの対応については、今までもいろんな対応をさせていただいております。例えば、先ほども言いました店舗の出店だとか、リフォームの事業だとか、商業振興の中の事業でも様々な事業の実施をさせていただいておりますが、先ほど言ったように、どうしても対処療法的な方法しか、今の段階ではなかなか出てこない。抜本的に全員が良くなる、それを目指さなければならないと思っておりまして、基本的には恒久的な部分がしっかりできなければ、対処療法はその時その時の話でありますから、なかなか将来性につながっていかないと思っております。この恒久的な対策というのは、ここでいかに消費をしてもらうかということでありまして、定住交流人口を増やすのが第一になると思いますし、地元の消費購買力を町外に逃がさない方策が一番重要になってくる。これがメインの事業になるような気がいたしております。但し、それらの事業は、なかなかそう簡単に対策が効果を表してくるということにはなりません。その対策としても今進めております、定住移住対策の中でも、少しでも人がこれ以上減らない。逆に増えてもらうような施策を併せて打っていこうとしておりますけれども、これも、今年言ったから来年すぐにということにも、なかなかつながってこないということがありますので、どうしてもそれをしのぐ対処療法と併せて、それらの恒久対策もやっていかなければならないと考えているところでございまして、町としましても先ほど言いました、プレミアム商品券を少し増量しながら、全体の購買力を、地元購買力を上げるような施策を中身として考えておりますし、また、町の単独事業として、交付金なり補助金という部分についても、ポイントカードでの交付。そうなれば地元で使っていただける。このようなことで少しでも町外流出を食い止めるような対策を併せて商工会とも、また中央商店街とも相談をしながら、最も効果が発現できるような形での対処療法についても考えていきたいと思っているところでもございます。対策についても、何としても商業を取り戻すような環境に。現状は厳しい訳でありますが、それを支えていくのは消費者の立場でもございます。消費者の皆様には広く広報しながら、地元での購買をお願いすると。こういう大きな運動も、町民を挙げて取り組んでいく必要があると考えておりますので、この点についてもご理解を賜りたいと思います。以上、答弁を終わります。
質問 4番 加藤健次
町長、言葉はすごくきれいなんです。でも、大変なことなんです。方向をちょっと変えて質問したいと思います。確かにその空き店舗が大変で、この交付金事業が始まりました。でも、町長も先ほど言いましたとおり、現状として、既存の経営をやっている人を本当は大事にしないとならないのではないですか。空き店舗に来てもらうことも大切です。でも、今、既存としている経営者や店舗が無くなっていったら、後手後手で、繰り返し繰り返し、やっていかなければならないんですよ。先ほど私は質問の中でお尋ねしました。既存の経営者が今、店舗の増改築、あるいは変わった手法をするための器具などの購入の計画は無いんですかと。それについてのお答えは無い訳です。現状としてこういう物さえあればやりたいんだけどもという話は。例えば、空き店舗で300万もらうことで事業展開できる人は良いけども、俺は今、一生懸命やってるんだけど、実はトントンなので、お客さんのために、サービスの向上のためにこうしたい。これを入れたい。これを入れることによって、あるいはこの壁を直すことによってというような、要望についてお伺いをし、そのデータはお持ちなんですか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今のご質問でありますけども、私も基本的には、今いる方が経営をきっちり継続していっていただきたいという気持ちは持っております。そうした中で、これからの経営のあり方だとかいろんな部分について、今現在の経営者の方が考えられていることと思います。これらについても、具体的に個々のお店の対応というのは承知し得ておりませんが、これらについては、商工会なり、または中央商店街ともいろいろ話をさせていただきながら、そういうところにまでいくような施策を、今後、近々のうちに考えていきたいという思いでおりますので、それらについても、今後所管の委員会とも、どういう手法が良いのかという部分も含めて、勉強させていただければと考えている次第でございます。いろんなやり方があります。その中で今、中小企業融資制度もありますが、この融資制度の枠をどうするかということも、一つの手法になってくるのかなということも考えております。できる限り、今の現状を何とか打破して、クリアしていかなければならない。そうしなければ、本当にお店がどんどん減っていくということもあります。抜本対策は、やはり一番良いのは、地元で全て消費してもらうこと。こうなれば、町がいちいち支援だ何だと言わなくても、その中での取引としての形での成果が出てまいりますが、そこにいくまでに、ややしばらく時間が必要かなと考えておりますので、そこを支える施策を、対処療法にしかなりませんけれども、やっていきたいと考えておりますので、これらについてもご理解いただきたいと思っております。
質問 4番 加藤健次
早急にというお話ですのでよろしいのですが、基本的には施策ですから良いですけども、そういうものは、町長が言われている、住み続けていて良かったと思える町のためには、すべきことの順番が違いませんか。もう一度、1から洗い直してみるという施策が必要でないかなと思います。特に、商工振興の関係については、私は300万円やれとか200万円やれとかという話ではないと思います。少なくても事業展開して一生懸命にやってくれている人で、例えばリフォームの関係があって、店舗をちょっと改装したいが50万かかると。それなら今やってくれている人には2分の1の助成で良いじゃないかと。でも、上限は幾らにするかは、町長の手腕で決めていただければ良いことですけども、そういう形ででも、早急にそういう対策はきちっと取るべきだと思います。それともう一つは、この農商工の事業が始まって、今回の空き店舗の事業までの間に、これらの事業は使わないで、個人的に事業を展開した業種や人、事業所があると思うのですが、この辺について、業種はともかくとして、どのぐらいの件数があるのか。それを把握をされているのか。ちょっとお伺いします。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今の現状の関係でありますけれども、既存の商業に対して、いろんな部分での支援策を検討されたら、ということでありますから、これらについては、そういうような方向で進めてまいりたいと思います。それから後段にありました、農商工振興の関係でありますけれども、この事業は、基本的には商工会に加入をしていただくという条件で、事業を進めております。ほとんどの方は、この事業で該当する部分については、商工会または産業課の中で、該当できるものは該当させてきたと理解をしておりますが、ただ1件だけ、この事業で該当になっていないのがございます。これは、商工会にも現在も入られていないみたいですから、それから、町の方からも、商工会の方からもですね、こういう制度がありますからどうですかという話をしたと認識をいたしております。その中で、どうしても使えなかったということで、お聞きをいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 4番 加藤健次
その辺の捉え方なんです。というのは、清里で事業を興して、一生懸命やっているというのが、基本的には一番大切な、清里のまちづくりの原点なんですよ。確かに町の施策を使うには、商工会がありますので、加入してもらうというのは前提です。でも、入らなくても、一生懸命努力をしてやっている業種が、私はこの農商工以外でも、事業を興したところはあると思います。そこを聞いているんです。例えば、塾を始めただとか、修理業とか、いろんな形の中で事業所を実際に興している。農工商とかそういうパターンじゃなくて、清里で営業を始めて、清里の中で頑張ろうとしているところが、何件かあると思うんですが、その辺について何件ぐらいあるのか。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
まず、ただ今の商工会に加入しないで新たな形で事業を興された方の関係でありますけれども、従来からずっと商工会に入らない方もおりますし、また、商工会から抜けられた方もいるようでございます。そういう方々で、先ほど言いましたけれども、商工会として加入する基準は持っているという方々は44件。ただ、この中には農業関係を営んで、法人を組んでいる方々も入っておりますので、飲食だとか小売だとか、そういうようなお店を開いているという部分でいけば、20件前後なのかなと、この中では押さえているところでございます。基本的には、いろんな事業は商工会を通じての振興策になってございます。と言いますのは、それぞれの細かい事業は興しておりませんけれども、商業振興事業ということで、大きくつかまえた事業を個々ではちょっとやりにくいので、個々の補助事業は出ませんので、やっぱり商工会に一括補助をして、その中で、中身のピックアップをしながら運用していただくというやり方もしておりますから、商工会なり、中央商店街に入られて、活用していただければありがたいと思っております。個人補助となりますと、使い方とかいろんな部分で、整合性がうまく取れないという問題がありますので、そういう部分も含めてできる限り、そういう組織化された中に入っていただく方が、全体の運用としてもスムーズに流れるだろうと理解をしております。
質問 4番 加藤健次
原則は確かにそうです。しかも、商工会という団体がある中では、それがベターだと思いますが、ただ、方向を変えて見ますと、例えば、リフォームの事業は個人に交付なんですよ。だから、清里でそういう事業をしている底辺の人達をきちっと助けていく、支えていくことが、まちづくりの基本じゃないですかということなんです。例えば、その人がなぜ商工会に入らないのか。商工会に入ってメリットは無いのか。あるいはメリットがあることをお知らせしていないのか。あるいは商工会に入ることによる負担が大きすぎるのか。そういういろんなことがあるかと思いますが、ここではこの論議はちょっと置いておきまして、清里で実際に営業している人達が、元気で将来もやってくれる。このことがまちづくりの商工業の基本だと思うんです。そういう人達が、改築をしたい。増築をしたい。あるいは農商工ぐらいからこの短期間の間に新しい事業を興してやっていただいた事業所等に関しては、私は少なくても固定資産の助成だとか、次のステップで元気でやってもらう何かの支援策を考えていくべきだと思います。私は、空き店舗を無くしていくことが駄目だと言っているのではありません。大切なことです。でも、そういう既存の商店や、一生懸命頑張っている個人業者などの既存のところをきちっと守っていく努力をしていかないと、空き店舗ばかりになってしまう。負の話はあまりしたくないのですが、前回の委員会でお伺いしましたら、空き店舗の助成をして、その店舗が何かの都合で辞めることになった。その後、その店舗で次の人がやる時には、また同じように助成しますと。制度的には確かに合っているんです。だけど、そんなことを既存の一生懸命やっている人達から見たら、どういう印象になるんでしょうか。この辺の考え方や認識。本当に大変だ、大変だと言ってやっています。その振興策の7事業に欠けているものは無いのか。技術開発も、日々どうやってやろうかと思っているのに、技術開発どころではないです。市場開拓も、清里で営業していて、今は逆に仕入れを安く買う方法はどうするんだという方が先です。こう考えていったら、先ほども言いましたけども、この商工会への振興策というのが本当に商店街や、あるいは商工業全体のバランスの中で、トータルとして振興施策になっているのか。今やっている事業が駄目だと言っているのではありませんからね。この辺の捉え方について、町長の見解をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ご質問の関係であります。新たな事業として、新しい商店を求めていくと。これも一つの活性化方策であり、雇用を広げるという意味もあると思っておりますし、また、既存の方々の経営をしっかりサポートしていくということも、当然のことだと理解をいたしております。たまたま全体の事業の仕組みとして、商工会なり、そういう組織の部分での商工振興事業だとか、経営指導事業だとか、そういう部分での支援も当然している訳でありまして、全体としてはそれが現在では多い訳であります。個々のそれぞれの支援対策も、先ほども言いましたように、業種が違うだけに、いろんな対応の仕方が出てくると理解しておりますので、できれば商工会の中に入っていただいて、全体の横の連携をその中で取っていただければ、非常にありがたいと理解をしているところでございます。全体として、商工会に入っていない人はどうでも良いという話ではありません。あくまでも、今言ったのは一般論の話でございまして、商工会に入られていない部分においても、これから、いろんな部分で想定されるものが出てくるかと思っておりますので、慎重に検討をさせていただきたいと考えております。
質問 4番 加藤健次
商工会に入っていないとできないという表現ではなくて、だとしたら、行政として町を元気にしていくための基本の中に、誰でもが商工会に加入して、その恩恵を受けられる努力、そういうことを今まで取り組んできたんですか。あるいは、先ほど商工会に入っていたけども辞められた方もいると話がありましたが、それはなぜ辞められたのか。そういうものの検証をきちっとされて、本当にこれから清里の町に住んで良かったと思える、今後も続けることができる環境のための施策。商工会に入っていただければできます、できますと言いますが、入っても、このぐらいの振興策なら何も恩恵は無いですよ、小売業なら。基本的には商工業の問題だけではないと思います。町長が目指す、この町に住んでいて良かったと思える町。これは言い換えれば、住み続けることのできるまちづくりをしていかなければならないということなんですよ。花と緑できれいな庭園のまちづくり構想。町長の先ほどの答弁を聞いていますと、斜里と清里の境界から裏摩周の境界まで庭園ですよと。でも、その庭園の素晴らしい自然環境の中に、住んでいる人がいなくて、交流人口だけならどうするんですか。それと私は、あえて一番最初に言いましたが、清里も人口減少、少子高齢化が本当に迫っている訳です。商店街のこの問題についても、高齢化が進むと、生活必需品を町内で調達できないという事態が起きる可能性もある訳です。行政として守っていく最低限の商工業はどうあるべきなのか。ましてや、今も大変な福祉、保険、上下水道などの特会。行政がやっていかなければならないところの負担増。これも大変なものがあります。高齢化になって、65歳以上の人口が4割を超えていく可能性が近い将来来ます。そんな中で、年金生活になった時に、住みたいけどこの負担に耐えきれない。そんな町になっては大変なんです。それを踏まえた時に、どこまでの負担でとどめるまちづくりをしていくのか。これが、第5次総合計画の大きな柱であるはずです。そのために、町長が言っている町民皆の協働。町民皆さんの協力をいただかないと、もうまちづくりはできないんですと、言葉を返したらこう言っているんです。もう一つ裏を返したら、「行政はここまではしっかりとやります。ここまではやらなければならないことですが、これ以上はできません。でも、共にまちづくりをしましょう。」これが、全ての業種に問われていることだと思います。特に、商工業のこの問題というのは、私は一番先に大きくなってくるような気がするんです。こういう中で、焼酎工場の質問、そして第5次の質問もありましたが、トータルとして、本当にこのまちづくりの基本的な考え方について、最後にお伺いをします。言葉でなく気持ちでお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
ただ今のご質問でございます。気持ちとしては全く同じでございます。基本的にこの町に住み続けていくためには、社会保障がしっかりしていなければなりません。医療もしっかりしていなければなりません。また教育も、そして子育てもしっかりしていかなければなりません。但し、そこには暮らしがある訳ですから、暮らしていけないと、そういうものが充実してこないということであります。暮らしをするということは、それなりの所得が上がらないと、生産が上がらないと、住み続ける訳にはならない訳ですから、そういう中で、しっかりそこら辺についても、支えながらいければと思っております。いろんな面でいきますと、どうしても行政でありますから、行政として対応できるもの、また、民間でなければできないものとか、いろんなものがありますし、当然、財政力がどうなっていくかということも、きっちりと踏まえていかなければなりません。そこら辺もしっかりと踏まえながら、今回の第5次総合計画の清里町のあるべき姿と、そして、第4次行財政改革大綱に基づく健全財政の堅持とを、しっかりと調和させながら、これからのまちづくりに望んでいきたいと考えている次第ですので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 4番 加藤健次
私の悪い癖で、すぐしゃべりたくなってしまうのですが、そういうことの意気込みは十分に理解します。そんな中で、本当に庭園の町というのは、結果として皆が努力して、そこに住んでいる人が自主的に自発的にできて、初めてそれは成功するんだと思うんです。どうぞ、もう一度1から真剣に、職員も議員も町民も、皆で考えられる、そういう場を設けながら、前に進んでいただきたいと思います。終わります。
答弁 町長 櫛引政明(町長は2023年3月まで)
気持ちとしては、先ほども言いました、全く同じような気持ちでございます。本当にこの町が、本当に住んでいて良かったと実感のできる、そんなまちづくりを何としても進めていきたい。そのためには、町民の皆さんと一緒に、気持ちも力も合わせて進めていける、そんな対応と研究を重ねていきたい。また、所管の委員会ともいろんな面でご相談を申し上げていきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。